JP3130432B2 - 磁気テープドロップアウト検出装置 - Google Patents

磁気テープドロップアウト検出装置

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JP3130432B2 JP06262989A JP26298994A JP3130432B2 JP 3130432 B2 JP3130432 B2 JP 3130432B2 JP 06262989 A JP06262989 A JP 06262989A JP 26298994 A JP26298994 A JP 26298994A JP 3130432 B2 JP3130432 B2 JP 3130432B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録テープ上に存
在するキズやドロップアウトを評価する検査装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気記録テープが記録再生を異
常なく行うことのできるドロップアウトのないテープで
あるかどうかを確かめるための検査装置として、図4に
示すような方式を有する装置が用いられる。図4におい
て、41は磁気テープ、42はテープ送り方向、43は
VTR記録のヘリカルトラック、44はヘリカルトラッ
ク43上のヘリカルスキャン速度、45は記録・同時再
生を行うドロップアウト検出用の固定ヘッドで、テープ
幅方向に複数個配置されている。46はVTRによるヘ
リカル傷、47はテープ上の傷、48はテープ長手傷で
ある。
【0003】このように、ヘリカル記録・再生時に生じ
たヘリカル傷46、テープ上の傷47、テープ長手傷4
8の傷を検出する手段として、磁気テープ41を記録再
生装置での送り速度vO のN2 倍で走行させ、テープ幅
方向に複数個配置した記録同時再生の固定ヘッド45を
用い、テープ上の傷を検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
検出装置では、ドロップアウトの検出は固定ヘッド45
を用いて行うが、通常、テープ幅に対して配置できる固
定ヘッド45の配置数は、数個程度であり、個々のヘッ
ド幅は数百μm程度であるから、検出できる幅は、テー
プ全幅のせいぜい数%(1インチテープ幅でその2〜3
%)であり、検出のための有効区間が極めて狭いという
欠点があった。
【0005】また、VTRでは、ヘリカル記録再生を行
う目的で、ヘリカルトラック上をテープ送り速度vO
比べて、数十倍〜数百倍のヘリカルスキャン速度で記録
再生している。仮りに、テープ送り速度を通常のテープ
送り速度vO のN2 倍で送っても、固定ヘッド45で行
われる記録再生の波長とは、数十倍以上の差があり、記
録再生の行われる検出信号の性質は、全く異質であると
いう問題を持っている。また、複数の固定ヘッド45は
走行調整、メンテナンスの点で困難をともなうものであ
った。
【0006】また、他の従来例として、図5に示すよう
に、VTRとドロップアウト検出ユニットを組み合わ
せ、VTRの1倍速に合わせて、ドロップアウト検出を
行う方式がある。この装置は、VTR1倍速記録同時再
生装置51と別のドロップアウトを計測するドロップア
ウト検出装置52からなり、別々の装置を連結して、V
TRのテープ送り速度vO の1倍速でドロップアウト検
出を行う組合わせの例である。この場合は、1倍速であ
り、確認にVTRと同じ記録時間を要する欠点があっ
た。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を解消
するものであり、簡単な構成で、従来装置に比べ、はる
かに精度が高く、高速でテープの評価を行なうことので
きる磁気テープドロップアウト検出装置を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の磁気テープドロップアウト検出装置は、ヘリ
カルスキャンにより磁気テープ上のドロップアウトを高
速で検出する装置であって、VTRのシリンダの回転速
度とほぼ同じ回転速度で回転するシリンダと、前記VT
Rの記録再生での磁気テープ送り速度のN倍(Nは2な
いし20)の速度で磁気テープを送る機構と、前記シリ
ンダ上に配置した記録ヘッドおよび同時再生ヘッドと、
前記N倍の速度で磁気テープを送りながら前記記録ヘッ
ドおよび同時再生ヘッドで単一信号を記録および同時再
生する手段と、この同時再生した信号からヘリカルトラ
ックの長さのほぼ1/Nの長さのドロップアウトを検出
するドロップアウト検出回路とを備え、前記ヘリカルト
ラックをその1/Nの長さだけ斜交することによりこの
区間の異常検出を可能として、前記ドロップアウト検出
回路の検出出力の有無により、前記磁気テープ上のヘリ
カルスチル傷の有無を評価するものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】N倍テープ送りによって、ドロップアウト検出
を行うにあたって、送り速度はN倍であっても、シリン
ダとテープの相対速度は、シリンダの回転速度が高いた
め、N=2〜20倍では、1倍速時での相対速度とほぼ
同等の1〜0.8倍となるので、VTRでの相対速度と
N倍速ドロップアウト検出装置での相対速度は同一であ
ると見倣して、ドロップアウトを評価できる。また、N
倍速でのドロップアウト計測では、ドロップアウト検出
用ヘリカルスキャンによる軌跡がVTR記録のヘリカル
スキャンによる軌跡を約1/Nの区間で斜交するため、
ヘリカルトラックの長さのほぼ1/Nの長さのドロップ
アウトを検出することにより、VTRによる大きなヘリ
カル傷を評価できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例の磁気テー
プドロップアウト検出装置による検出方式を説明する図
である。図1において、1は磁気テープ、2はテープ送
り方向で、VTRの通常の記録再生時の磁気テープ送り
速度のN1倍の速度で磁気テープを送る機構(図示せ
ず)を有している。3はVTRにおけるヘリカルスキャ
ンによる記録および再生のヘリカルトラック軌跡、4は
VTRのヘリカルトラック3上のテープとのヘリカルス
キャン速度、5,6は本実施例でN1倍速でのドロップ
アウト検出を行うときの記録および同時再生のヘリカル
スキャンによるヘリカルトラック軌跡、7はドロップア
ウト検出におけるヘリカルトラック5上のテープとのヘ
リカルスキャン速度である。このとき再生は、記録の数
%〜数十%幅広で行うことができる軌跡を有している。
8はVTRによって付けられたヘリカルスチル傷、9は
テープ上の傷である。
【0013】図2は本発明の一実施例のドロップアウト
検出装置における要部構成図である。図2において、1
1は磁気テープ、12はテープ送り方向、13はシリン
ダ、14,14bは単一信号の記録ヘッド、15,15
bは記録ヘッド14に隣接する同時再生のドロップアウ
ト検出ヘッド、16は前置きのフルイレースヘッド(全
幅消去機構)、17は後置きのフルイレースヘッド(全
幅消去機構)である。
【0014】図3は本発明の一実施例のドロップアウト
検出装置を全体構成図である。図3において、21は記
録ヘッド、22は同時再生ヘッド、23は10〜40M
Hzの単一信号記録装置、24はドロップアウト検出回
路、25はドロップアウトを時間長さ毎に同時に数種類
(1〜10種)に分類し弁別するドロップアウト時間長
さ弁別回路、26は単位時間毎の発生数を知るために単
位時間当り(0.1sec〜60sec)の発生数を計
測する単位時間毎計数回路、27は検出したデータを表
示処理する表示処理回路、28はソフトウエア表示を行
う回路である。
【0015】以上のように構成されたドロップアウト検
出装置について、以下その動作を説明する。まず、図1
において示すように、N倍速ドロップアウト検出装置で
は、VTRのヘリカルトラック3の軌跡に対して、N=
1の間隔でテープ1上のドロップアウトやキズを検出
することができる。シリンダの回転速度はVTRのシリ
ンダの回転速度とほぼ同一である。したがって、テープ
送り速度v0がN=N1倍(2〜20倍)となったときで
もシリンダ回転によるヘリカルトラック7上でのヘリカ
ルスキャン速度v3は、v3≒v2≫v0であるため、VT
Rでのヘリカルトラック3上のヘリカルスキャン速度v
2は、ほぼ数%〜数十%以内で、近似同一であり、した
がって、ドロップアウトの長さ検出の時間長さや記録・
同時再生として扱う信号の性質は、VTRとほぼ同一と
して扱うことができる。このため、図4に示す従来方式
による方法に比べて、VTRの信号検出方式に近似し精
度もはるかに優れた検出ができる。
【0016】また、N=N1 倍速のとき、一様分布でラ
ンダム性のドロップアウトは、その比率と同等の発生比
をあてることができ、特に有効である。また、機械的な
傷は、通常、スクラッチ傷以外では、テープとの機械的
接触によって発生する傷であり、これは数百μm単位以
上のはるかに大きな傷となることが普通であり、実テー
プの送り速度のN=N1 倍(N1 =2〜20倍)程度の
ドロップアウト検出間隔N・a(aはヘリカルトラック
3のトラック幅10)で充分、検出が可能となるもので
ある。したがって、VTRからのRF検出による1倍速
検出のドロップアウト検出を行う従来の方式に比較し高
速でかつ高い精度でドロップアウトの評価が可能とな
る。
【0017】次に、図1において、VTRのヘリカルト
ラック3に対しN倍速ドロップアウト検出装置でのヘリ
カルトラック5は、VTRのトラック軌跡の「入り」側
でドロップアウト検出のトラック軌跡の入りと同一であ
るとき、ドロップアウト検出のトラック軌跡の「出」側
のところでは、ヘリカルトラック3のN1倍のトラック
を斜交したところで抜けるヘリカルトラック5の軌跡を
とる。このことは、VTRでのヘリカルトラック3が示
すように、VTRでのヘリカルトラック3の1/N1
ヘリカルトラック長区間で交差する。これはVTRでの
ヘリカルトラック3により生じたヘリカルスチル傷8で
は、図1に示すように、ほぼその1/N1の長さ区間だ
けヘリカルトラック3を斜交し、この区間の異常検出が
できる。このようにして、ヘリカルトラック長のほぼ1
/N1の長さのドロップアウトを検出することにより、
ヘリカルスチル傷の検出が出来る。
【0018】次に、テープ1にあらかじめ別のVTR信
号が記録されている場合でも図2のように、前置きのフ
ルイレースヘッド16を配置することにより、ドロップ
アウト検出のための同時再生信号の検出信号における誤
信号レベル検出を避けるようにすることができる。ま
た、図2に示すように、後置きのフルイレースヘッド1
7を配置することにより、記録ヘッドによる単一信号の
残留記録が残らないようにすることができる。
【0019】また、前置きのフルイレースヘッド16の
代りに、シリンダ13の記録・同時再生を行う前の位置
にフライングイレースヘッド18を設けることによっ
て、前消去を行うようにすることや、後置きのフルイレ
ースヘッド17の代わりに、シリンダ13の記録・同時
再生を行った後の位置にフライングイレースヘッド19
を配置することもできる。
【0020】また、記録・同時再生において、同時再生
を固定ヘッドではなく、オートトラッキングヘッドで行
うようにすれば、変倍速の可能なドロップアウト検出装
置を提供することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、N倍テー
プ送りによって、ドロップアウト検出を行うにあたっ
て、送り速度はN倍であっても、シリンダの回転速度が
高いため、N=2〜20倍では1倍速時での相対速度と
ほぼ同等となるので、VTRの相対速度とN倍速ドロッ
プアウト検出装置での相対速度は同一であると見倣すこ
とができる。そのため、ランダム性のドロップアウトか
ら大きな傷まで、高速でかつ高い精度でそのドロップア
ウトを評価することができ、ヘリカルトラックをその1
/Nの長さを斜交するだけで、磁気テープ上のヘリカル
スチル傷の有無を正確に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の磁気テープドロップアウト
検出装置による検出方式を説明する図
【図2】本発明の一実施例の磁気テープドロップアウト
検出装置における要部構成図
【図3】本発明の一実施例の磁気テープドロップアウト
検出装置の全体構成図
【図4】従来のドロップアウト検出装置による検出方式
を説明する図
【図5】従来のドロップアウト検出装置による他の検出
方式を説明する図
【符号の説明】
1 テープ 2 テープ送り方向 3 VTR記録のヘリカルトラック 4 VTR記録のヘリカルスキャン速度 5,6 ドロップアウト検出用ヘリカルトラック 7 ドロップアウト検出用のヘリカルスキャン速
度 8 ヘリカルスチル傷 9 テープ上の傷 14 記録ヘッド 15 同時再生ヘッド 16,17 フルイレースヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 5/00 G11B 23/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリカルスキャンにより磁気テープ上の
    ドロップアウトを高速で検出する装置であって、VTR
    のシリンダの回転速度とほぼ同じ回転速度で回転するシ
    リンダと、前記VTRの記録再生での磁気テープ送り速
    度のN倍(Nは2ないし20)の速度で磁気テープを送
    る機構と、前記シリンダ上に配置した記録ヘッドおよび
    同時再生ヘッドと、前記N倍の速度で磁気テープを送り
    ながら前記記録ヘッドおよび同時再生ヘッドで単一信号
    を記録および同時再生する手段と、この同時再生した信
    号からヘリカルトラックの長さのほぼ1/Nの長さのド
    ロップアウトを検出するドロップアウト検出回路とを備
    え、前記ヘリカルトラックをその1/Nの長さだけ斜交
    することによりこの区間の異常検出を可能として、前記
    ドロップアウト検出回路の検出出力の有無により、前記
    磁気テープ上のヘリカルスチル傷の有無を評価すること
    を特徴とする磁気テープドロップアウト検出装置。
JP06262989A 1994-10-27 1994-10-27 磁気テープドロップアウト検出装置 Expired - Fee Related JP3130432B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101615860B1 (ko) * 2015-10-07 2016-04-26 송경준 쓰레기통

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KR101615860B1 (ko) * 2015-10-07 2016-04-26 송경준 쓰레기통

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