JP3129872U - 複合耕耘装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一工程で圃場を攪土、砕土混和、均平鎮圧できる複合耕耘装置を提供する。
【解決手段】トラクタにクロスシャフト12で前端部を着脱自在に連結する方形フレーム2の前端部下方を横断し、前進方向と直交にカルチベータ17を高低調節可能に設け、このカルチベータの後方に、前記方形フレーム2を横断し順次前部ディスクハロー18および後部ディスクハロー19を配設する。前、後部のディスクハロー18、19は、各ディスク50、51を個々にディスク軸受146に軸支する。方形フレーム2の左右後半部にプレート27、28を左右対向に立設し、方形フレーム2の後端部の左右に上下動制限板30、31を左右対向に立設する。へ字形アーム33、34の先端部を前記プレート27、28に枢着し、前半直線部を上下動制限板30、31に挿通し、後半の斜め下向き部を後方に延設し、その端末部にケージローラ20を左右対称に横設する。
【選択図】図2

Description

本考案は、トラクタの油圧三点リンクヒッチに連結し、一工程で攪土、砕土、均平鎮圧を行い、播種床を形成することができる複合耕耘装置に関するものである。
複合耕耘装置は、各種関連作業機を組み合わせて一体にし、何回もトラクタを圃場に入れることなく播種床を形成するものであり、従来から多くの提案がある。例えば、特開2003−225003号公報には、図22、図23に示す直装形複合作業機が開示されている。すなわち、方形フレーム2Aを、トラクタの油圧三点リンクヒッチに連結する左右の連結ブラケット9A、10Aを前端部に備えたものに形成し、この方形フレーム2Aの前端部下方を横断し、前部ディスクハロー3Aを前進方向に対し横設している。
さらに、方形フレーム2Aの中間部を横断し、前記前部ディスクハロー2Aの後方にカルチベータ4Aを横設し、その後方に後部ディスクハロー5Aを横設している。
また、方形フレーム2Aの後半部の左右に立設したヒンジ6Aに前端部を枢着したL形アーム7Aを、方形フレーム2Aの後端部に左右対向に立設した上下動制限枠12Aを挿通し、後部ディスクハロー5Aの後方に突出する後端末部にケージローラ8Aを横設している。図22における11Aは、トラクタの油圧三点リンクヒッチのロワーリンクに連結するヒッチピンである。
前部ディスクハロー3Aおよび後部ディスクハロー5Aは、それぞれアーバーボルト13Aおよび14Aでディスクを串刺しに所定ピッチ間隔で配設している。図23における、Tはトラクタ、TLはトップリンク、LLはロワーリンクの例示である。
上述の複合作業機は、前部のディスクハローで土壌の砕土と混和を行い、カルチベータで攪土し、さらに後部ディスクハローで砕土と混和を行い、ケージローラで均平、鎮圧を行い、一工程で播種床を形成することができるものである。
特開2003−225003号公報
前記特許公開公報の複合作業機におけるカルチベータは、スプリングタインの先端部に中耕爪を装着した攪土深が比較的浅いものである。本考案が解決しようとする課題は、圃場における水分浸透を良好にするために、攪土深を深くできるカルチベータタインの先端部に中耕爪を装着したカルチベータを、高低調節可能に設けることである。また、耕耘深を大きくすることに伴うけん引抵抗の増大を押える手段を講ずることも解決しようとする課題である。
従来のディスクハローは、複数のディスクをアーバーボルトで串刺しに配列し、各ディスクの間隔を、アーバーボルトに外嵌するディスクスプールやベアリングスプールで保持している。ディスクスプールやベアリングスプールは、ディスク間のスペースを広くし土壌の混和を良好にするには、障害になるものである。したがって、本考案では、ディスクをアーバーボルト、ディスクスプールやべヤリングスプールを用いないで配設し、土壌の砕土と混和を良好にすることを解決しようとする課題である。
前述のアーバーボルトを用いないことにより、従来のディスクハローにおけるギャングに代わるディスク配列の手段を提供することも、解決しようとする課題である。
また、作業機をトラクタの油圧三点リンクヒッチのロワーリンクに連結するには、作業機側に設けたヒッチピンをロワーリンクの端末に着脱自在に連結するのが一般的である。しかし、この方式では、トラクタを作業機の前方に後退させ、ロワーリンクをヒッチピンに位置合わせすることが、簡単でないことが経験されていた。そこで、作業機にロワーリンクを連結するヒッチピンに代わる連結手段を提供し、複合耕耘装置をトラクタに容易に連結できるようにすることも、解決しようとする課題である。
ディスクハローに関しては、前述したようにアーバーボルトを用いずにディスクを装着することに伴い、ギャングを構成しないでディスクを取付けるディスクハローフレームの構造、このフレームを方形フレ−ムに容易に取付ける手段を求めることが解決しようとする課題である。
本考案の複合耕耘装置は、トラクタの油圧三点リンクヒッチに連結する方形フレームに、
カルチベータ、前、後部のディスクハローおよびケージローラを、前方から順次後方に配設した。カルチベータには、攪土深を大きくできる強度の大きなカルチベータ支杆の下端部に中耕爪を取付けたものに形成した。そして、前記方形フレ−ムの前端部下方に高低調節可能に形成するとともに、前進方向に対し直交に配設した。
上記の方形フレ−ムは、中空角形鋼で左右の縦桁、前部横桁、中間部横桁、後部横桁で方形に構成するとともに、左右の横桁の前端部には、油圧三点リンクヒッチのロワーリンクに連結する連結ブラケットを突設したものに形成した。また、前端連結ブラケットを、外側ブラケットと内側ブラケットを併設し、両者の間にロワーリンク端末の連結ボールが挿入できるようにした。
前、後部のディスクハローは、ディスクハローフレームを中空角形鋼で長方形棒状に形成し、このディスクハローフレームの下面に当接させディスクの配設ピッチにディスク取付板を取付けた。そして、このディスク取付け板の下面中央から同長の長方形支杆を垂下に設けるとともに、各支杆を左右に併設し、各支杆の下端部に支杆と直交に軸受けを設け、各軸受けにそれぞれディスクを軸支した。すなわち、アーバーボルトを用いない構成にしたものである。
ディスクハローの方形フレ−ムへの取付けを容易にするために、方形フレ−ムの左右縦桁の外側面に前方ブラケットおよび後方ブラケットを水平に突設し、このブラケットにディスクハローのフレームを取付けるようにした。また、ディスクハローのフレームを方形フレ−ムに取付け角度を変えて取付ける際に、取付を容易にするために、方形フレ−ムの左右縦桁の内側面にフレーム一時保持枠を設けた。
トラクタの油圧三点リンクヒッチのロワーリンクに連結するヒッチピンを設けずに、複合耕耘装置をロワーリンクに連結する手段として、クロスシャフトをロワーリンクに連結しておき、このクロスシャフトを方形フレ−ムの前端連結ブラケットに刻設したクロスシャフト連結溝穴に下方から挿入し、クロスシャフトを前記連結溝穴に解除可能に保持するようにした。
カルチベータに関しては、前記カルチベータ支杆の前方に前進方向に沿って回転円板コールタを設け、これによって土壌を切断し、カルチベータ支杆にかかるけん引抵抗を減少するようにした。
上述の様に、本考案の複合耕耘装置は、トラクタの油圧三点リンクヒッチに連結する方形フレ−ムの前部下方に、カルチベータを前進方向に対し直交かつ高低調節自在に設け、その後方に順次前部ディスクハローおよび後部ディスクハローを横設し、後部ディスクハローの後方に上下動を制限したケージローラを横設したので、カルチベータによる攪土作用、ディスクハローによる土壌の砕土混和作用、ケージローラによる土壌の均平鎮圧作用を、一工程で行い播種床を形成することができる。
そして、強度が大きなカルチベータ支杆の下端部に中耕爪を取付けたものにしたので、攪土深を大きくすることができ、圃場の水分浸透を良好にし、作物の生育によい結果をもたらすことができる。また、カルチベータのけん引抵抗に関しては、カルチベータ支杆の前方に前進方向に沿って回転円板コールタを設けたことにより、カルチベータ支杆前方の土壌に切れ目を入れ、けん引抵抗を減少することができる。
ディスクハローに関しては、ディスクハローのフレームに、ディスクの配設ピッチで取付けるディスク取付板に、長方形支柱を垂下に設け、その下端に取付けた軸受けにディスクを軸支した。したがって、アーバーボルトやディスクスプールを用いないので、隣接するディスク間のスペースが広くなり、土壌混和の良好な砕土状態を得ることができる。また、長方形支柱の前進方向に対する向きによってディスクに円板角を与えることができる。周知のように、ディスクは、円板角によって砕土深が変化するので、円板角の選択によって、好適な砕土深を得ることができる。
また、方形フレームの左縦桁の外側面に左前方ブラケット、左後方ブラケットを水平に突設し、右縦桁の外側面に右前方ブラケット、右後方ブラケットを水平に突設するとともに、左右の前方および後方のブラケットの横方向中心線を一線上に揃えたものにしたので、
左右のブラケットを介しディスクハローのフレ−ムを容易に方形フレームに横設することができる。また、方形フレームの左右内側面に前記左右のブラケットの位置に合せて、フレ−ム一時保持枠を設けたので、左右のブラケットからディスクハローのフレームを取り外し、取付け角度を変更し再び取付ける場合、フレームを一時的に保持することができるので、取付け角度の変更を容易に行うことができる。
トラクタの油圧三点リンクヒッチのロワーリンクに複合耕耘装置を連結する手段を、ロワーリンクにクロスシャフトを連結しておき、方形フレーム左右前端部の連結ブラケットに刻設したクロスシャフト連結溝穴に連結するものにした。したがって、軽量で取扱いが簡単なクロスシャフトをロワーリンクに連結することは、簡単に行うことができ、従来のように、トラクタを後退させヒッチピンにロワーリンク端末を位置合わせすると云う面倒を解消することができる。
トラクタの油圧三点リンクヒッチに着脱自在に連結する方形フレームの左右前端部に連結ブラケットを突設し、この方形フレームの前部下方に前進方向に対し直交かつ高低調節可能にカルチベータを横設する。そして、このカルチベータの後方に順次後方に前記方形フレームの中間部を横断し、前進方向に対し直交および斜設可能に前部および後部のディスクハローを配設する。
また、前記方形フレームの両側中間部に左右対向に立設したプレートに前端部を枢着し、その前半直線部が方形フレームの後端部両側にそれぞれ左右対向に立設した上下動制限板の間を挿通し、後方にヘ字形アームを突設する。前記上下動制限板を貫通に横断し、前記左右のヘ字形アームの前半直線部の上面および下面と間隙を隔てて接するピンを設ける。そして、ヘ字形アームの後端末部に前記後部ディスクハローより広幅にしたケージローラを、前進方向に対し直交かつ水平に横設する。
次に、添付図面を参照し実施例を説明する。説明において、左右は複合耕耘装置を正面から見ての表示であり、Fは前進方向である。図1は本考案の複合耕耘装置の全体平面図、図2は同じく左側面図、図3は右側面図、図4は方形フレームの斜視図である。図1において、1は複合耕耘装置、2は方形フレームである。方形フレーム2は、左縦桁3と右縦桁4を左右に併設し、前端部に左連結ブラケット10と右連結ブラケット11を前方斜め下向きに突設する。左右の連結ブラケット10、11は同形であり、上縁面と下縁面を平行させた略菱形に形成する(図4参照)。連結ブラケット10、11における連結の意味は、トラクタの油圧三点リンクヒッチのロワーリンクLLに連結する意味である。
方形フレーム2は、高さ125mm、幅75mm.厚さ3.5mmの中空角形鋼を使用し、左右の縦桁3、4は、長さが2,000mm、内側間隔が750mmであり、左右の縦桁3、4の前端部から順次後方に、前部横桁5、中間部横桁6、後部横桁7を固設している、図1、図2において、8は、油圧三点リンクヒッチのトップリンクTLに連結するマストフレーム、9はトップリンクピンである。12はクロスシャフトであり、ロワーリンクLLに両端部を連結しておいて、左右の前端連結ブラケット10、11に連結するものである。
13および15は、左縦桁3の中間部外側面にそれぞれ水平に突設した前方左ブラケットおよび後方左ブラケット、14および16は、右縦桁の中間部外側面にそれぞれ水平に突設した前方右ブラケットおよび後方右ブラケットであり、前部および後部ディスクハローフレーム22および23を方形フレーム2を横断し取付けるためのものである。
図1〜図3において、17はカルチベータであり、方形フレーム2の前部下方に前進方向に対し直交にカルチベータフレーム21を取付けるとともに、後述のように高低調節可能に設けている。18は前部ディスクハロー、19は後部ディスクハローであり、順次カルチベータ17の後方に方形フレーム2を横断して配設する。カルチベータフレーム21、前部ディスクハローフレーム22、後部ディスクハローフレーム23は、何れも中空角形鋼(100mm角、厚さ3.5mm)を使用している。カルチベータフレーム21と前部ディスクハローフレーム22の中心前後間隔は780mm、前部ディスクハローフレーム22と後部ディスクハローフレーム23との中心前後間隔は880mmである。
図1において、左右の縦桁3、4の中間部にそれぞれ左右対向にプレート27と28を立設し、方形フレーム2の左右後端部に、それぞれ30、31を左右対向に立設している。プレート27、28および上下動制限板30、31の左右対向間隔は、左側ヘ字形アーム33および右側ヘ字形アーム34が挿通する間隔である。
図2を参照し説明すると、左側ヘ字形アーム33は、前半直線部をプレート27、28の間に挿入し前端部を連結ピン29で枢着するとともに、上下動制限板30と31の間を挿通させ、下向き屈折部を後方に延設している。同様に、図3のように、右側ヘ字形アーム34も前端部をプレート27、28の間に挿入し連結ピン29で枢着し、前半直線部を上下動制限板30、31の間を挿通させ、下向き屈曲部を後方に延設している。上下動制限板30、31には、前記の前半直線部の上面および下面と間隙をおいて対向する上下のピン32、32(図2参照)を横向きに貫通させる符号省略のピン孔を前後列に設け、ヘ字形アーム33、34の上下動を制限するようになっている。前記のピン孔はピゥチが同一であるが、前列と後列のものが上下に偏位しており、上下動を細かく制限するようになっている。
24は、ケージローラ20のアッパーフレームであり、左右のヘ字形アーム33、34の後端末部に水平に固着したプレート57、57に、Uボルト・ナット58を介し水平に取付けている。アッパーフレーム24は、断面が四角形の中空角形鋼である。アッパーフレーム24の両端部には、ケージローラ左軸受け板25とケージローラ右軸受け板26を直角に垂下している。53および54は、それぞれケージローラ左端円板およびケージローラ右端円板であり、円板中心を一致させ、前進方向に沿って左右に併設している。ケージローラ右軸受け左軸受け板25とケージローラ右軸受け板26の下端部に設けた軸受171(図21参照)に、ケージローラ左端円板53および右端円板54の中心部に突設した図示省略の回転軸を軸支しておき、軸受171を左右の軸受け板25、26の間に挿入し、ケージローラ20を構成している。
図1において、55はケージローラ中間リングであり、左端および右端の円板53および54と同径にし、5枚を等間隔に併設し、前記の左端および右端の円板53および54との間に、複数本(実施例は9本)のケージローラロッド56を右から左に斜め横向きに貫通させ固定している。ケージローラロッド56は、接地回転時に土壌を右から左に移動させながら砕土するようになっている。59は四角形ゴム板の均平板であり、左右のローラ軸受け板25および26の下端部に上下位置を調節可能に取付けた均平板取付け板174(図21参照)から外方に適当な長さに突設し、耕耘継ぎ目を均すものである。ケージローラ20は、長さを後部ディスクハロー19の耕幅よりも長くしている。
次に、図4、図5、図6も参照し、カルチベータ17を高低調節可能にする構成を説明すると、60は上下面を開口した角筒、61は角柱であり、角筒60に下方から上下摺動自在に内嵌し、角筒60と角柱61を連通する高低調節ピン80によって、角柱61を角筒60に対し上下位置を調節できるようになっている。図4に示す79は、角筒60の前面と後面の中心線上に連通に設けた高低調節ピン孔である。角柱61には、図7に示すように、前面と後面の中心線上を貫通する複数の高低調節孔95を等ピッチ(p=5cm)に設けている。角筒60の高低調節孔79の上下ピッチは角柱61の高低調節孔95の上下ピッチの2倍、P=10cmになっている。
角筒60は長さが25cm、図7の状態のとき、角柱61は角筒60から上方に20cm突出し全長が50cmである。図7において、角柱61の最上位置の高低調節孔95が、角筒60の最下位置の高低調節ピン80の位置になったとき、角柱61が角筒60に対し30cm下降する。すなわち、カルチベータ17は、ピッチ5cmで最大30cmまで攪土深を調節できるようになっている。
図4、図5において、12はクロスシャフトであり、左前端連結ブラケット10と右前端連結ブラケット11に両端部を連結するようになっている。図4における62は、マストフレーム8を前部横桁5上に支持する支柱である。図4、図5において、左前端連結ブラケット10は、左前端外側ブラケット100と左前端内側ブラケット101を併設し(図9参照)、右前端連結ブラケット11は右前端外側ブラケット117と右前端内側ブラケット118を併設している(図11参照)。クロスシャフト12は、両端部がそれぞれ左前端の外側および内側のブラケット100と101との間、および右前端の外側および内側のブラケット117と118との間に挿入されるようになっている。図4の87は、クロスシャフト12外端部のロワーリンク連結軸、78はパイプ軸、77は輪付き止めピンである。
図6において、81はカルチベータ取付け前金具、82はカルチベータ取付け後金具であり、角柱61の下底部に固着した角柱底板93(図7参照)の前方および後方に同形に固着し、ボルト・ナット83、83によりカルチベータ取付け板92を連結するようになっている。カルチベータ取付け板92は、カルチベータフレーム21に直交に固着している。94は三角形のフランジであり、カルチベータ取付け前金具81、カルチベータ後金具82の側面に固着した補強片である。図8は、カルチベータの高低調節ピン80の斜視図であり、96は頭部フランジ、97は引き手リング、98は輪付き止めピン、99は止めピン孔である。図5における8はマストフレーム、90はトップリンクピン、91は止めピンである。
次に、図9は図4の左前端連結ブラケットの拡大斜視図、図10はクロスシャフト12を左前端連結ブラケット10に連結する作動を説明する斜視図、図11は右前端連結ブラケット11の拡大分解斜視図である。これらの図によって、左右の前端連結ブラケット10、11にクロスシャフト12を連結する構成を説明する。図9、図10において、前述のように左右に併設された左前端外側ブラケット100と左前端内側ブラケット101の前端部に、閉塞上端部108と下部開口部を形成するクロスシャフト連結溝穴(以下、連結溝穴と略す)109を上下方向に刻設するとともに、下端部に下部前方拡開部106と下部後方拡開部107を備えたものにする。下部前方拡開部106と下部後方拡開部107は、ロワーリンクLLに両端部を連結したクロスシャフト12を下方から上昇させ、連結溝穴109に連結するときのガイドである。
63はクロスシャフト保持片であり、図9のように、前方突出三角形アーム104の上縁部112および下縁部113に、それぞれ後部連接直線部111および前部連接直線部110が接続し、後部連接直線部111の下部が前方に湾曲して突出し、前部連接直線部110の下方が前方に凹弧状に突出し、両者が前方で結合して凹弧状アーム部105になっている。
そして、クロスシャフト保持片63は、前部連接直線部110と後部連接直線部111とが対向する部分を、図9に示す下向き連接部105Aに形成し、凹弧状アーム部105を下向き連接部105Aの下部に連接し、ピストル状に形成している。右前端連結ブラケット11にも、図11に示すように、、右前端外側ブラケット117および右前端内側ブラケット118に、閉塞上端部108、120およびクロスシャフト連結溝穴109、121を、左前端部連結ブラケット10と同様に刻設している。クロスシャフト連結溝穴121の下端部に、下部前方拡開部122、下部後方拡開部123を、前述の図9に示す下部前方拡開部106、下部後方拡開部107と同様に形成している。
クロスシャフト保持片63は、図9、図10に示すように、前述した前部連接直線部110を連結溝穴109の後側の直線部に沿わせ、下向き連接部105Aの中間部を貫通するボルト軸84の先端部を、左前端外側ブラケット100に螺着し、ボルト軸84周りに回動自在に取付け(図10中の矢印ab参照)、さらに、ボルト軸84に圧縮コイルスプリング85、その端末に丸座金86を外嵌し、圧縮スプリング85の弾力で左前端外側ブラケット100に弾接状態に取付けている。そして、クロスシャフト保持片63は、圧縮コイルスプリング85の弾力に抗し、手動で左前端外側ブラケット100の外方に開くことができる。
図9の102は保持片固定孔、103は保持片固定突起であり、図9のように、凹弧状アーム105が連結溝穴109の下端部に位置したとき、保持片固定孔102に保持片固定突起103が嵌入し、クロスシャフト保持片63が左前端外側ブラケット100に対し固定されるようになっている。
図11は、右前端連結ブラケット11の拡大分解斜視図である。図中、63は、図9で説明したのと同じクロスシャフト保持片である。115は、ボルト軸84が貫通するボルト孔であり、右前端外側ブラケット117に設けたネジ孔116に、ボルト軸84の先端ネジ部114を螺着させ、その貫通端末部にナット119(図9、図10においても同じ)を螺着し、ボルト軸84を右前端外側ブラケット117に固定している。左前端連結ブラケット10と同様に右前端連結ブラケット11においても、クロスシャフト保持片63がボルト軸84周りに回動自在に取付けられている。図中の85および86は、それぞれ前述した圧縮コイルスプリングおよび丸座金であり、102および103は、それぞれ保持片固定孔および保持片固定突起である。
図12において、12はトラクタのロワーリンクに連結するクロスシャフトである。図中、LLはロワーリンク、100は左前端外側ブラケット、101は左前端内側ブラケット、117は右側前端外側ブラケット、118は右前端内側ブラケットである。図13も参照し、124はパイプ中間軸であり、外径48.6mm、厚さ3.5mmのガス管(A)40を使用している。パイプ中間軸124の両端部には、大径部87Aの基部をそれぞれ内嵌固着している。127は大径部87Aの溶着部である。
図12における89、89は、突弧状ガイドであり、突弧面が左前端内側ブラケット101と右前端内側ブラケット118の外面に摺接するように、両側の大径部87Aの中間部に垂直に中心部を溶着している(図13参照)。突弧状ガイド89、89は、ロワーリンクLLに両端部が連結されたクロスシャフト12を、トラクタの油圧でロワーリンクLLとともに上昇させたとき、左右の前端連結ブラケット10および11に連結されるようにガイドするためのものである。
87はロワーリンク連結軸であり、大径部87A先端の段部88から先端部に、図12に示すロワーリンクLL端末のボール連結部76に内嵌するように形成されている。ロワーリンク連結軸87は、油圧三点リンクヒッチのISO、JIS等の規格に準じ、直径が最小27.79mm、最大28mmであり、図12中のNは、前記規格における下部ヒッチ点間隔825±1.5mmである。Jは下部ヒッチボール連結部76のボール幅45mm(最大)である。
78はパイプ軸であり、ロワーリンク連結軸87の端末部に着脱自在に外嵌している。 ロワーリンク連結軸87の端末部には、ピン孔125を設け、パイプ軸78の端末部には、前記ピン孔125から先端部に長溝孔126を設けている。ピン孔125、長溝孔126には、輪付き止めピン77を挿入し(図4参照)、端末パイプ軸78を前端左連結ブラケット10に対し抜け止めしている。右前端連結ブラケット11に対しても右側のロワーリンク連結軸87の端末部が同様に抜け止めされている。図12におけるHは、大径部87Aの段部88とパイプ軸78の内端面との寸法70mmであり、ロワーリンクのボール連結部76が挿入できる寸法である。
図14は、カルチベータ17の中央から左半分の正面図であり、右半分は左半分と対称形である。図中、21はカルチベータフレームであり、100mm×100mm角、厚さ3.5mmの中空角形鋼で、長さ2,440mmの棒状体に形成する。そして、前述したように方形フレーム2前端部の左右外側面に左右対向に固設した左右の角筒60に、上下摺動自在に内嵌した角柱61の下端部底面を、カルチベータフレーム取付け板92に結合し、前進方向に対し直交に設けたものである。カルチベータ取付け板92は、カルチベータフレーム21に直交に固着され、図15に示すように、カルチベータフレーム21に前後等分に突出している。
図14において、38および39は、それぞれ支杆取付け前部板および支杆取付け後部板であり、カルチベータフレーム21を前後に挟み、上縁部と下縁部にクランプボルト40を2本ずつ貫通させ、ナットで緊締している。37は、支杆取付け後部板39の背面中央部に垂直に固着した支杆取付け板である。35はカルチベータ支杆であり、図16のように、上端部を支杆取付け板37に上下2本の支杆取付けボルト・ナット35Aで取付け、カルチベータフレームの後方に垂下に設けている。カルチベータ支杆35は、前方突出に湾曲させた下端部に、中耕爪36を2本の皿根角ボルト138を適当ピッチに貫通させ、ナットで固定している。カルチベータ支杆35は、横方向の配設ピッチが450mmである。また、図6のように、角柱61が角筒60に最も上方位置に固定されているとき、カルチベータフレーム21の下面から中耕爪36の先端までの寸法を590mmにしている。
図14、図15において、41はクランプ金具であり、回転円板コールタ42をカルチベータフレーム21に取付けるものである。クランプ金具41は、後部が開放し前部と上部、下部がカルチべータフレム21に接するように折り曲げられ、後部の開放部を上下に連通するボルト133の下端部にナッを螺着し、カルチベータフレーム21に締付けて固定している。
図16において、129は円板コールタブラケットであり、上端面をクランプ金具41の下部底面に固着し、斜め前方へ垂直に突設した長方形板である。円板コールタブラケット129は、下縁部に円弧状溝孔139を刻設している。130は円板コールタアームであり、上端部を円板コールタブラケット129の正面視左側の上部に、ボルト131で枢着している。円板コールタアーム130を円板コールタブラケット129の正面視左側に取付けたのは、円板コールタ42をカルチベータ支杆35の縦方向中心線の延長上に位置させるためである。132は円板高低調節ボルトであり、円弧状溝孔139に嵌入し円板コールタアーム130に螺着している。図14を参照し説明すると、134は円板コールタ回転軸であり、軸受け135に軸支され、136は回転円板コールタ42の押えプレート、137は円板コールタ取付けボルト・ナットである。
次に 図1、図17を参照し、前部ディスクハロー18を説明する。図17において、前述したように、左縦桁3の外側面に前方左ブラケット13が水平に突設され、図1のように、右縦桁4の外側面には、前方右ブラケット14が水平に突設されている。前部ディスクハローフレーム22は、上面が前方左ブラケット13と前方右ブラケット14の下面に接して取付けられ、方形フレーム2を横断して設けられている。
前部ディスクハロー18は、ディスクハローフレーム22を、断面10cm角の中空角形鋼で、長さ2,490mm.の長方形棒体に形成し、その下部に凹面を右方に向け直径50.8cmの花形ディスク10枚をピッチ26cmで横一線上に配設している。図17は、前部ディスクハロー18の左端部を示し、前部ディスクハローフレーム22に、ディスク取付板43を花形ディスク50の配列ピッチ26cmの間隔で、ディスクハローフレーム22の下面に当接し、10個をそれぞれ2本のU形クランプボルト49で取付け、ナットで固定している。
44はスクレーパバー取付け板であり、図1では中央に1個、左右端末部にそれぞれ1個、計3個をディスクハローフレーム22に、U形クランプボルト49で取付け、その後端部にスクレーパバー45をディスクハローフレーム22と平行に取付ける(図1、図19参照)。47はスクレーパ固定板であり、スクレーパバー45にスクレーパ48を花形ディスク50の凹面の後半部中央に先端部を接触させて取付けている。
図17において、140はディスクハロー取付けU形枠であり、上端部に前部フランジ141、後部フランジ142をそれぞれ外方に突出している。ディスクハロー取付けU形枠140を下方からディスクハローフレーム22に嵌めこみ、前部フランジ141、後部フランジ142を前方左ブラケット13の下底面に接し、ディスクハロー取付けボルト144、145をディスクハロー取付けU形枠140と前方左ブラケット13に貫通させナットで固定し、左縦桁3にディスクハローフレーム22を固定している。143は硬質ゴムのパッキンで、ディスクハローフレーム22の上面と前方左ブラケット13の下面との間に設けるすべり止めである。図1において、前方右ブラケット14にもディスクハロー取付けU形枠140で、ディスクハローフレーム22を右縦桁14に取付け固定している。
図17において、68は長方形鋼板に形成したディスク支柱であり、上端面をディスク取付板43の裏面中央部に溶着し下方へ垂直に設けている。70は、ディスク支柱68の外側面に固着した支柱補強板である。146はディスク軸受けであり、ディスク支柱68の下端部右側面にディスク支柱68と直交に固定している。154はナットであり、ディスク支柱68に軸受け146を固定している。
ディスク支柱68をディスク取付板43に上端面を溶着する際、図19に示すように、ディスク支柱68を前進方向に対し右向きに溶着している。すなわち、図17、図19に示すように、花形ディスク50には前進方向Fに対し円板角αを与えている。実施例では、前部ディスクハロー18を前進方向に対し直交に配設したとき、前進方向Fに対する円板角αを右向き10度にしている。図19における164は、前方左ブラケット13に設けたディスクハロー取付角度調節孔であり、左列、右列に複数個を設けている。後方右ブラケット16にも、角度調節孔を設けている。
次に、図1に示す後部ディスクハロー19は、前部ディスクハロー18と同じくディスクハローフレーム23を10cm角の中空角形鋼で長さ2,940mmの長方形棒体に形成し、凹面を左方に向け直径50.8cmの完全円周ディスク51を横一線上に、ピッチ26cmで11枚を配設している。11枚のうち右端のディスクは完全円周小径ディスク52であり、完全円周ディスク51より直径で3cm小さなディスクである。完全円周小径ディスク52は直径を小さくすることにより、砕土時における土壌の放擲量を少なくすうためであるが、完全円周ディスク51にしてもよい。
後部ディスクハロー19の完全円周ディスク51は、前部ディスクハロー18の2枚の花形ディスク50の略中間に位置させ、円板凹面を左方に向けて配設している。つまり、円板凹面が右方向きの花形ディスク50で放擲した土壌を反対方向に放擲し、土壌混和が良好に行われるようにしている。後部ディスクハロー19は、ディスク取付け板43、スクレーパバー46、スクレーパ固定板47、スクレーパ48、クランプUボルト49、ディスク支柱69(図3参照)は、前部ディスクハロー18と同じ構成である。
図18は、前部ディスクハロー18におけるディスク軸受け146の縦断面図であり、ディスク支柱68下端部の左側にディスク軸受け146を取付けている。後部ディスクハロー19の場合は、ディスク支柱69下端部の右側にディスク軸受け146を取付けるものである。また、図中、50は前部ディスクハロ18の花形ディスク、51、52は後部ディスクハロー19の完全円周円板である。図中、147はベアリングケース、148、149はベアリングケースに内嵌しているベアリングである。150,151はスナップリングであり、外径がベアリングケース147の内径に嵌入し、内径がシャフト155に外嵌し、ベアリング149をベアリングケース147に対し左右の移動を止めている。152はダストプレートで、ディスク支柱68、69とスナップリング150、151との間に設けられている。
153はスプリングワッシャ、154はナット(M30)であり、ベアリング148、149に内嵌するシャフト155に螺着している。156はグリースニップルであり、シャフト155の中心部に穿設したグリース注入孔にグリースを注入するためのものである。157はシャフト155に刻設したネジ部であり、ディスク支柱68又は69の下端部に螺着している。50は前述した前部ディスクハロー18の花形ディスク、51は後部ディスクハロー19の完全円周ディスクである。
158は押え板であり、花形ディスク50、完全円周ディスク51の凹弧中心部に中心を合わせて各ディスクに設け、ディスク中心部の角孔を貫通する角シャフト160が貫通している。159は押え板158の外面に接する丸座金であり、角シャフト160に螺着するナット161の下面が接している。162は六角穴付止ネジであり、ナット161の緩み止めである。163は、角シャフト160をベアリングケース147中心部に固定する溶着部である。この構成によって前部ディスクハロー18および後部ディスクハロー19の各ディスクがシャフト155周りに回動できるようになっている。
図20は、前部ディスクハロー18および後部ディスクハロー19を方形フレーム2に対し取付け角度を変更した一例を示す平面図である。前述した図1の場合は、前部ディスクハロー18、後部ディスクハロー19は、前進方向と直交に方形フレーム2に取付けられ、前部ディスクハロー18は円板凹面が右向きに、後部ディスクハロー19は円板凹面が左向きに配設され、前進方向に対する円板角が右向き10度に設定されている。
前部ディスクハロー18を左縦桁3、右縦桁4に対し取付け角度を変えるには、図20に示す、前方左ブラケット13に固定するための前方ボルト・ナット144と後方ボルト・ナット145を緩め、また前方右ブラケット14に固定するための右前方ボルト・ナット165、右後方ボルト・ナット166を緩め、前部ディスクハロー18を左右の縦桁3、4への取付け位置を変更し、前記の緩めたボルト・ナットを締付け、取付け角度を変更する。
同様に、後部ディスクハロー19を左縦桁3、右縦桁4に対し取付け角度を変えるには、後方左ブラケット15に固定するための前方ボルト・ナット167と後方ボルト・ナット168を緩め、また後方右ブラケット16に固定するための前方ボルト・ナット169と後方ボルト・ナット170を緩め、後部ディスクハロー19を左右の縦桁3、4への取付け位置を変更する。
図20においては、前部ディスクハロー18のディスクハローフレーム22の長手方向中心線が、最初は方形フレームに直交する水平線HLの状態であり、後部ディスクハロー19のディスクハローフレーム23の長手方向中心線が、最初は方形フレームに直交する水平線HLの状態である。
上述の状態からディスクハローフレーム22を長手方向中心線C−Cのように前記HL水平線に対し前方右ブラケット14を中心に右回りに角度γだけ位置を変え、前方左ブラケット13に前記の前方ボルト・ナット144、後方ボルト・ナット145の取付け位置を変えて固定し、同じく緩めた前方右ブラケット14の前方ボルト・ナット165および後方ボルト・ナット166を緊締する。前方右ブラケット14に対しては、ディスクハローフレーム22の位置移動が僅かなので、前述で緩めた前方ボルト・ナット165および後方ボルト・ナット166を締め直せばよい。
同様に、後部ディスクハロー19のディスクハローフレーム23を長手方向中心線C1−C1のように、前記水平線HLに対し後方左ブラケット15を中心に左回りに角度γ1だけ位置を変え、後方右ブラケット16の前方ボルト・ナット169、後方ボルト・ナット170の位置を変えて緊締し、後方左ブラケット15の前方ボルト・ナット167、後方ボルト・ナット168を締め直すのである。
前述したように、ディスクハローフレームの取付け角度変更前は、前部ディスクハロー18は花形ディスク50が前進方向に対し凹面が右向きに円板角が10度、同じく後部ディスクハロー19は完全円周ディスク51が前進方向に対し凹面が左向きに円板角10度である。ディスクハローフレームの取付け角度変更後は、前部ディスクハロー18は水平線HLに対し右回りに角度γだけ変位させている。例えば、γが5度の場合、花形ディスク50は凹面直径線a−bが左向きに位置が5度だけ変位し、最初の円板角10度から5度変位して円板角βが5度になる。すなわち、ディスクの円板角を減少させることができる。
同様に、後部ディスクハロー19の場合は、後部ディスクハローフレーム23が水平線HLに対し後方左ブラケット15を中心に角度γ1だけ左周りに角度が変化している。それによって、完全円周ディスク50は右向きに変位するので、角度γ1を5度とすれば、最初10度であった円板角が5度増加しβ1が15度になる。以上に説明したように、
本考案の複合耕耘装置は、以上のようにしてディスの円板角の増減ができるのである。
以上に説明したように、円板角の変更にはディスクハローフレーム22,23を左右の縦桁3、4に対し緩めることが必要である。本考案は、ディスクハローフレーム22、23を縦桁3、4に対し緩める際に、ディスクハローフレーム22、23が落下することを止める手段を講じ、取付け角度の変更を容易にしている。図20において、左縦桁3の内側に前部ディスクハロー左一時保持枠64、後部ディスクハロー左一時保持枠65を設け、また右縦桁4の内側に前部ディスクハロー右一時保持枠66、後部ディスクハロー右一時保持枠67を設けている。
前部ディスクハロー左一時保持枠64、後部ディスクハロー左一時保持枠65は図2にも示し、前部ディスクハロー右一時保持枠66、後部ディスクハロー一時保持枠67は図3にも示している。これらは、各ディスクハローフレーム22,23を下方から上方に包み込む側面視U形の形態に形成している。
上述の一時保持枠の設置に関し、図4において、方形フレーム2の内側に前部ディスクハロー左一時保持枠64を前方左ブラケット13の左側に設けるように、ブラケット71、72を左縦桁3の内側面に突設し、前部ディスクハロー左一時保持枠64をブラケット71、72にボルト・ナット75で取付けている。後部ディスクハロー左一時保持枠65は、後方左ブラケット15と同じ位置の左縦桁3の内側面にブラケット71、72を突設し、同様にボルト・ナット75で取付けている。
前部ディスクハロー右一時保持枠66は、右縦桁4の右前方ブラケット14と同じ位置の右縦桁4の内側に突設したブラケット73、74に、ボルト・ナット75で取付けている。同様に、後部ディスクハロー右一時保持枠67は、右後方ブラケット16と同じ位置の右縦桁4の内側に突設したブラケット73、74にボルト・ナット75で取付けている。
次に、図21はケージローラ20の右端要部の斜視図であり、断面正方形パイプ製のアッパーフレーム24の右端部にケージローラ右軸受板26が下方へ垂直に固設され、ケージローラ右端円板54の中心部に突設した図示省略の回転軸が右軸受板26に取り付けられた軸受け171に軸支されている。ケージローラ右端円板54は、外周縁部に等ピッチに9個のケージローラロッド56の取付孔が設けられ、図1に示すケージローラ左端円板53は、ケージローラ右端円板54と同径であり、外周縁部に右端円板54と同心円の円周縁部に9個のケージローラロッド56の取付孔を等ピッチに設けている。
ケージローラロッド56は直径18mmの丸鋼棒であり、左、右端の円板53と54の外周縁部に等ピッチに設けたケージローラロッド56の取付孔に、1ピッチ位相をずらし、右から左に中間リング55を貫通させ、端末部をそれぞれ左、右端の円板53と54に溶着172している。173は、軸受け取付けボルト・ナットである。174は均平板取付け板であり、後部の軸受け取付けボルト・ナット173を共用し、ケージローラ右軸受板26の後縁部に取付けている。175は、ボルト・ナット173が嵌入している縦溝穴であり、後部の軸受け取付けボルト・ナット173を緩めると、均平板取付け板174の高低を調節することができる。
176は均平板取付け前部プレートであり、均平板取付け板174の下端部から右方に直角に突設し、177は均平板取付け後部プレートであり、均平板取付け板174の後端面に固着し直角に右方に突設し、均平板59を均平板取付け前部プレート176と均平板取付け後部プレート177で挟み右方へ約25cm突設している。178は、均平板取付用のボルト・ナットである。179は、ケージローラ20に後隋するケージローラを連結するために、ケージローラ右軸受け板26に設けたボルト孔である。
本考案の複合耕耘装置は、前列に配設するカルチベータを支杆の前方に回転円板コールタを設け、高低調節可能にしたことにより、けん引抵抗の増大を抑え攪土深を大きくできるので、圃場の水分浸透をよくし、作物生育に良い効果をもたらすことができる。カルチベータの後方に順次配設する前部および後部のディスクハローは、ディスク個々を軸受けに軸支する構成にしたので、ディスク間のスペースが広くなり、砕土混和を良好に行うことができる。また、後部ディスクハローの後方に横設するケージローラを、後部ディスクハローより広幅にしたので、前、後部部のディスクハローにより砕土混和された土壌を完全に均平鎮圧することができる。したがって、一工程で播種床を形成することができるので、営農上における利用性が高い。とくに、前年、秋耕しを行った圃場では良好な播種床形成に利用性が大きい。
本考案の複合耕耘装置の全体平面図である。 同じく左側面図である。 同じく右側面図である。 同じく方形フレ−ムの斜視図である。 トラクタへの連結部の要部平面図である。 図5の一部縦断の要部右側面図である。 図6B−B線矢視の縦断面図である。 カルチベータの高低調節ピンの斜視図である。 図4の左前端連結ブラケットの拡大斜視図である。 クロスシャフト連結時の作動を説明する左前端連結ブラケットの斜視図である。 右前端連結ブラケットの拡大分解斜視図である。 トラクタのロワーリンクに連結するクロスシャフトの平面図である。 両端部品を分離した一部破断のクロスシャフトの平面図である。 カルチベータの中央から左半分の正面図である。 同じく平面図である。 A−A線矢視の縦断面図である。 前部ディスクハロー左端要部の前方斜視図である。 ディスク軸受の縦断面図である。 前部ディスクハローの左端部を一部破断した平面図である。 前部と後部のディスクハローの取付け角度を変更した一例を示す平面図である。。 ケージローラの右端要部の斜視図である。 従来の複合作業機の一例を示す平面図である。 同じく左側面図である。
符号の説明
1 複合耕耘装置
2 方形フレーム
3 左縦桁
4 右縦桁
8 マストフレーム
10 左前端連結ブラケット
11 右前端連結ブラケット
12 クロスシャフト
13 前方左ブラケット
14 前方右ブラケット
15 後方左ブラケット
16 後方右ブラケット
17 カルチベータ
18 前部ディスクハロー
19 後部ディスクハロー
20 ケージローラ
21 カルチベータフレーム
22 前部ディスクハローフレーム
23 後部ディスクハローフレーム
27 プレート
28 プレート

30 上下動制限板
31 上下動制限板
32 ピン
33 左ヘ字形アーム
34 右ヘ字形アーム
35 カルチベータ支杆
36 中耕爪
42 回転円板コールタ
43 ディスク取付け板
44 スクレーパバー取付け板
45 スクレーパバー
46 スクレーパバー
48 スクレーパ
49 U形クランプボルト・ナット
50 花形ディスク
51 完全円周ディスク
60 角筒
61 角柱
63 クロスシャフト保持片
64 前部ディスクハロー左一時保持枠
65 後部ディスクハロー左一時保持枠
66 前部ディスクハロー右一時保持枠
67 後部ディスクハロー右一時保持枠
68 ディスク支柱
69 ディスク支柱
71 ブラケット
72 ブラケット
73 ブラケット
74 ブラケット
76 ボール連結部
78 パイプ軸
80 高低調節ピン
84 ボルト軸
85 圧縮コイルスプリング
87 ロワーリンク連桔軸
87A 大径部
88 段部
89 突弧状ガイド
100 左前端外側ブラケット
101 左前端内側ブラケット
102 保持片固定孔
103 保持片固定突起
104 前方突出三角形アーム
105 凹弧状アーム
105A 下向き連接部
106 下部前方拡開部
107 下部後方拡開部
108 閉塞上端部
109 クロスシャフト連結溝穴
124 パイプ中間軸
146 ディスク軸受
F 前進方向
α 円板角
TL トップリンク
LL ロワーリンク














Claims (10)

  1. 左右の前端部に突設した連結ブラケットをトラクタの油圧三点リンクヒッチに着脱自在に連結する方形フレームと、この方形フレームの前部下方に前進方向に対し直交かつ高低調節可能に配設したカルチベータと、このカルチベータの後方に順次後方に前記方形フレームの中間部を横断し、前進方向に対し直交および斜設可能に配設した前部および後部のディスクハローと、前記方形フレームの両側中間部に左右対向に立設したプレートの間に前端部を枢着し、前半直線部が前記方形フレームの後端部両側にそれぞれ左右対向に立設した上下動制限板の間を挿通し、後方に突設する左右のヘ字形アームと、このヘ字形アームの上下面と間隙をおいて前記左右の上下動制限板を貫通に横断する上下のピンと、前記左右のヘ字形アームの後端末部に取り付け、前進方向に対し直交かつ水平に横設する前記後部ディスクハローより広幅に形成したケージローラとを備えた複合耕耘装置。
  2. 前記方形フレ−ムが、左右に併設した左縦桁と右縦桁の前端部に、それぞれ前端連結ブラケットを前方に突設し、左縦桁及び右縦桁の外側面の中間部と後半部に、それぞれ前方左ブラケットと後方左ブラケットおよび前方右ブラケットと後方右ブラケットを水平に突設するとともに、左右の前方および後方のブラケットの横方向中心線をそれぞれ横一線上に揃え、前部上面中央部に前方斜め上方に突設したマストフレームと、左右の縦桁の中間部にそれぞれ左右対向に立設した前記へ字形アームの前端部を枢着するプレートと、後端部の両側に左右対向に立設した上下動制限板を備えたものである請求項1記載の複合耕耘装置。
  3. 前記カルチベータが、前記方形フレームの前部両外側に、それぞれ垂直に固着するとともに左右対向に設けた角筒に下方から角柱を上下摺動自在に挿通し、前記角筒と角柱に複数の高低調節ピンを連通し、前記角柱の下端面に上面を連結する中空角形鋼で棒状に形成したカルチベータフレームを、前記方形フレームにその縦方向中心線に対し左右対称に設け、このフレームに中耕爪を下端部に取付けた複数のカルチベータ支杆を等間隔に垂下し、各カルチベータ支杆の前方に前進方向に沿って回転円板コールタを設けたものである請求項1記載の複合耕耘装置。
  4. 前記左右の前端連結ブラケットが、油圧三点リンクの下部リンク端末部のボール連結部をその間に挿入する外側及び内側ブラケットを左右対向に併設し、前記下部リンク端末部のボール連結部にその両端部を連結したクロスシャフトを、前記内、外側のブラケットに刻設したクロスシャフト連結溝穴に着脱可能に連結するものである請求項1記載の複合耕耘装置。
  5. 前記クロスシャフトが、パイプ中間軸の左右両端部にそれぞれ突設した大径部と、この大径部の先端部に段部を介し小径にしたロワーリンク連結軸と、前記大径部に垂直にその中心部を外嵌固着し、前記左右の前端連結ブラケットの外側ブラケットに摺接する突弧状ガイドと、前記左右のロワーリンク連結軸の外端部に着脱可能に外嵌する前記大径部と同径のパイプ軸とを備えた請求項4記載の複合耕耘装置。
  6. 前記クロスシャフト連結溝穴が、閉塞上端部と開放下端部を備え、前記前端連結ブラケットの内側ブラケットにクロスシャフトの大径部が挿入し、前記前端連結ブラケットの外側ブラケットにクロスシャフト外端のパイプ軸がそれぞれ挿入する溝穴に、前記左右の前端連結ブラケットの前端部に上下方向に同形に刻設するとともに、前記開放下端部を下部前方拡開部と下部後方拡開部に形成したものである請求項4記載の複合耕耘装置。
  7. 前記左右の前端連結ブラケットが、前方突出三角形アームの下方に連接に形成する下向き連接部の下部を前方突出の凹弧状アームに形成したクロスシャフト保持片を、前記クロスシャフト連結溝穴の中間部後方で、前記左右の外側ブラケットに先端部を螺着したボルト軸周りに回動自在に取付けるとともに、前記クロスシャフト保持片を前記外側ブラケットに押圧する圧縮コイルスプリングを前記ボルト軸に外嵌し、クロスシャフト保持片の左周り回転により凹弧状アームがクロスシャフト連結溝穴の開放下端部に位置したとき、前記三角形アームに設けた保持片固定孔に前記外側ブラケットに突設した保持片固定突起が嵌入するものに構成した請求項1又は4記載の複合耕耘装置。
  8. 前記前部ディスクハローが、中空角形鋼で長方形棒状に形成したディスクハローフレームを、前記方形フレームの中間部を横断し、前進方向と直交に前記左縦桁の前方左ブラケットと、右縦桁の前方右ブラケットとに取付け、このディスクハローフレームの下面にディスク取付け板をディスクの配設ピッチ間隔に当接し、ディスクハローフレームに上方から外嵌するU形クランプボルトを前記ディスク取付け板の前後縁部に貫通させナットで固定し、この各ディスク取付板の中央部下面に上端を固着するとともに、前進方向に対し側面を左向きにして垂下する長方形支柱の下端部に、前記長方形支柱の左側面と直交に設ける軸受にディスクを軸支し、前記ディスクハローフレームに適当数のスクレーパバー取付板を取付け、その後端部に前記ディスクハローフレームと平行に取付けたスクレーパバーに、先端がディスク凹面の後半部中央に当接するスクレーパを取付けているものである請求項1記載の複合耕耘装置。、
  9. 前記後部ディスクハローが、中空角形鋼で長方形棒状に形成したディスクハローフレームを、前記方形フレームを横断し、前進方向と直交に前記左縦桁の後方左ブラケットと、右縦桁の後方右ブラケットとに取付け、このディスクハローフレームの下面にディスク取付板をディスクの配設ピッチ間隔に当接し、ディスクハローフレームに上方から外嵌するU形クランプボルトを前記ディスク取付け板の前後縁部に貫通させナットで固定し、この各ディスク取付板の中央部下面に上端を固着するとともに、前進方向に対し側面を左向きにして垂下する長方形支柱の下端部に、前記長方形支柱の
    の右側面の外向きにして垂下する長方形支柱の下端部に、長方形支柱の右側面と直交に設ける軸受にディスクを軸支し、前記フレームに適当数のスクレーパバー取付板を取付け、その後端部に前記ディスクハローフレームと平行に取付けたスクレーパバーに、先端部がディスク凹面の後半部中央に当接するスクレーパを取付けているものである請求項1記載の複合耕耘装置。、
  10. 前記方形フレームが、左右外側面にそれぞれ水平に突設した前記左右の前方および後方ブラケットと同じ位置において、左右の縦桁の内側面に突設するブラケットを前後に併設し、前部および後部のディスクハローのフレームを一時保持するU形枠金の上端部を、前記前後のブラケットに取付けた前部および後部のディスクハロー一時保持枠を設けたものである請求項1記載の複合耕耘装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011000044A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Iseki & Co Ltd 作業機
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KR20200126083A (ko) * 2019-04-29 2020-11-06 박기혁 해로우를 갖는 경작장치
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