JP3129622U - Usb接続型idカード及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】求職者にとって、修得した科目、成績、資格や職歴等のキャリアに関する本人情報を、USBを介してコンピュータ上の所定システムから書き込んだり書き換えられ、不足しているキャリア等を確認でき、且つUSB接続が容易で、嵩ばらずに安全に携行できるUSB接続型IDカードを提供する。
【解決手段】薄いカード状の筐体の内部に収納自在なUSBコネクタ20を介して、コンピュータ8の間で本人情報sに関するデータのやり取りが自在な身分証明用IDカードAであり、USBコネクタ20は、筐体内のフラッシュメモリとコントロールICが実装されたプリント回路基板に接続され、USBコネクタ20が筐体の外周から突出又は外周に収納自在に構成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、履歴書や学生証、社員証、会員証、診察券といった本人確認を行う必要がある場面で、本人情報を記録したり最新のデータに書き換えて使用する各種身分証明用のカード(以下、IDカードともいう)に関し、例えば求職者にとっては、学習履歴、職歴、取得資格等のキャリアに関する本人情報を、USBを介してパソコン上の所定システムから書き込んだり新たなデータに書き換えられ、企業の採用担当者にとっては、前記IDカードに書き込まれている本人情報を、USBを介してパソコン上で見て人物評価を行うUSB接続型のIDカード及びシステムの技術分野に関する。
就職するに際しては、本人が手書きで紙製の履歴書を作成し、その履歴書を採用担当者が見て、就職希望者の採用の可否を判断しているのが一般である。
例えば、実用新案登録第30457525号公報には、少なくとも応募の動機、応募の目的の欄を有するものであって、各欄には複数の選択事項が印刷してあり、この各選択事項に選択マークが加入できるようになっている履歴書が開示されている。
また、学生証や社員証、会員証、診察券といった本人を確認する身分証明用としては、本人の名前や所属部署等を記載したカードが広く使用されている。その中には、この種のカードとして用紙ではなく、ICカードを使う場合もある。
実用新案登録第30457525号公報
履歴書は、企業の採用担当者にとっては、面識のない人物を評価する判断材料として必要不可欠なものである。そのため、履歴書の記載内容は正確である必要があるが、就職希望者が自分で書いたものであるため、記載内容が過大であったり不実記載もあり、実務に入るまで本人の評価がはっきりとは分らないのが実情である。そのため、別途行う適性検査で判断せざるを得ず、企業側の負担増となっている。
一方、就職希望者としても、履歴書という用紙に最大限の自己PRをしなくてはならないというプレッシャーの下で書く上、用紙の枚数や記載内容が多すぎたり少なすぎたりしても印象が悪くなり、就職希望者側の負担増にもなっている。
この点、前記従来例の実用新案登録第30457525号公報記載の履歴書は、応募の動機、応募の目的の欄を有し、各欄には複数の選択事項が印刷してあり、この各選択事項に選択マークが加入できるようになっているため、簡単に履歴書を完成でき、内容も比較的正確で、応募者、募集側の双方にとって便利ではある。しかし、予め設定された所定事項の選択以外に自己のキャリア等を適切かつ確実にPRすることは容易ではなく、就職希望者にとっての万全な履歴書には程遠い。
また、学生証や社員証、会員証、診察券といった身分証明用の従来の紙のカードや、本人情報を一度記録したら書き換えが不可能で記録情報量も少ないICカードは、身分証明用のカードとして必要最小限の機能しか発揮しておらず、カード発行後の本人情報の書き換えや多くのデータ記憶が可能で携行できる身分証明カードはない。
ここで、コンピュータの外部記憶装置として、例えば「Memory Stick」(メモリースティック)(登録商標)等のUSB(ユニバーサル・シリアル・バス,Universal Serial Bus)フラッシュメモリ装置が近年普及しているが、このUSB接続タイプのフラッシュメモリを前記履歴書や身分証明のIDカードとして利用できないかが解決すべき課題とされている。
したがって、本考案が解決しようとする課題は、まず第一に、求職者にとっては、学習履歴として自分が修得した授業科目、試験成績、取得資格や職歴等のキャリアに関する本人情報を、USBを介してコンピュータ上の所定のシステムから書き込んだり最新データに書き換えることができる上、自分が不足しているキャリア等を確認することができ、しかも、前記USB接続が容易で、不使用時には安全かつ嵩ばらずに携行できて便利なUSB接続型IDカードを提供することにある。
そして、そのことは企業の採用担当者にとって、前記信用ある本人情報を、履歴書に代わる前記IDカードによりUSBを介してパソコン上で見ることができ、例えば希望するキャリアを充当しているか否かも容易に確認でき、公平で正確な人物評価を迅速に行うことができ、人材のミスマッチを防げるIDカードシステムを提供することを目的とする。
次に、そのようなIDカードを学生証や会員証といった各種の身分証明カードとして利用し、USBを介してコンピュータ上で本人確認と本人情報を即座に確認・判断でき、各種場面でのニーズに対応するIDカードシステムを提供することにある。
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の考案のUSB接続型IDカードA、B、Cは、薄いカード状の筐体1の内部に収納自在なUSBコネクタ20を介して、コンピュータ8の間で本人情報sに関するデータのやり取りが自在な身分証明用IDカードであって、前記USBコネクタ20は、筐体1内のフラッシュメモリ21とコントロールIC22が実装されたプリント回路基板23に接続され、当該USBコネクタ20が前記筐体1の外周から突出又は外周に収納自在に構成されていることを特徴とする。
請求項2記載の考案のUSB接続型IDカードAは、前記USBコネクタ20と同USBコネクタ20に接続されたベース板部25とより成るUSBスライド体2を収納可能で、一端部に開口29を有する筒状の薄型収納体28が、筐体1の上部12内に設けられ、筐体1の一側面13に形成される嵌挿口15の近傍に前記薄型収納体28の端部開口29が配置され、且つ薄型収納体28の直上に位置する筐体1の表面10の一部分が窓孔5に形成されており、前記窓孔5に現出されたUSBスライド体2のベース板部25の押し出し又は引き戻しにより、USBコネクタ20が薄型収納体26内でスライド移動して嵌挿口15から突出又は嵌挿口15へ収納自在に構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の考案のUSB接続型IDカードBは、前記USBコネクタ20と同USBコネクタ20に接続されたベース板部25とより成るUSBスライド体2を収納可能で、表面10に細長い開口60と一側面13に嵌挿口16を有するあり溝状の溝部6が、筐体1の上部12に形成され、当該溝部6の中にUSBスライド体2が嵌挿されており、前記表面開口60に現出されたUSBスライド体2のベース板部25の押し出し又は引き戻しにより、USBコネクタ20が溝部6内でスライド移動して筐体1の嵌挿口16から突出又は嵌挿口16に収納自在に構成されていることを特徴とする。
請求項4記載の考案のUSB接続型IDカードCは、前記USBコネクタ20と同USBコネクタ20に接続されたベース板部25とより成るUSB回転体3が、筐体1の上部12でピン連結されていると共に、筐体1の上部12が一部切欠された切欠部7に形成されており、前記USB回転体3のベース板部25の回転により、USBコネクタ20が筐体1の上方で回転して筐体1の切欠部7から突出又は切欠部7に収納自在に構成されていることを特徴とする。
請求項5記載の考案のUSB接続型IDカードは、前記IDカードA、B、Cの筐体1の内部にRFID4が取り付けられており、特定の部屋等への入退室時に本人確認自在に構成されていることを特徴とする。
請求項6記載の考案のUSB接続型IDカードシステムは、
a) 身分証明用のUSB接続型IDカードA、B、Cは、薄いカード状の筐体1の内部に収納自在なUSBコネクタ20が、筐体1内のフラッシュメモリ21とコントロールIC22が実装されたプリント回路基板23に接続され、当該USBコネクタ20が前記筐体1の外周から突出又は外周に収納自在であること、
b) 前記IDカードA、B、Cの筐体1の外周から突出されたUSBコネクタ20が、コンピュータ8のUSB接続ポート80に挿し込まれ、コンピュータ8上に起動した所望のシステムから学習履歴等の所望の本人情報sが当該IDカードA、B、Cのフラッシュメモリ21に記録自在であること、
c) 前記本人情報sが記録されたIDカードA、B、CのUSBコネクタ20が、異なるコンピュータ8のUSB接続ポート80に挿し込まれ、当該本人情報sが閲覧可能であることを特徴とする。
請求項7記載の考案のUSB接続型IDカードシステムは、前記IDカードA、B、CのUSBコネクタ20がコンピュータ8のUSB接続ポート80に挿し込まれ、暗証番号の入力や生体認識システム等の本人確認手段により本人確認された後、前記コンピュータ8上で当該IDカードA、B、Cに記録された本人情報sが閲覧可能に構成されていることを特徴とする。
請求項1〜4記載の本考案のUSB接続型IDカードは、薄いカード状の筐体の内部に収納自在なUSBコネクタを介して、コンピュータとの間で本人情報に関するデータのやり取りが自在な身分証明用IDカードであって、前記USBコネクタは、筐体内のフラッシュメモリとコントロールICが実装されたプリント回路基板に接続され、当該USBコネクタが前記筐体の外周から突出又は外周に収納自在であるので、USB接続に際しては、通常、筐体内に収納されているUSBスライド体又はUSB回転体を手指で動かすだけで、同USBスライド体等の先端のUSBコネクタが突出され、コンピュータのUSB接続ポートに簡単かつ確実に接続でき、履歴書や学生証、社員証、会員証、診察券といった本人確認を行う必要がある場面で、コンピュータを利用して、本人情報を記録したり最新のデータに書き換えて使用することができる。
一方、USB接続が終了したら、当該IDカード(USBコネクタ)をコンピュータのUSB接続ポートから引き抜き、USBスライド体又はUSB回転体を手指で逆に動かすだけで、同USBスライド体やUSB回転体の先端のUSBコネクタが薄いカード状の筐体の内部に収納されるので、USBコネクタ及びインターフェースピンを傷付けないで安全に取り扱える。その上、この薄いカード状のIDカードは嵩ばらずに携行できて便利である。
請求項5記載の本考案のUSB接続型IDカードは、筐体の内部にRFIDが取り付けられているので、特定の部屋等への入退室時に本人確認を簡便かつ確実に行える副次的効果をも有する。この入退出管理により、講座の受講状況を把握したり、企業の社員証として利用することもでき、IDカードの偽造防止にも貢献する。
請求項6記載の本考案のUSB接続型IDカードシステムは、IDカードの筐体の外周から突出されたUSBコネクタが、コンピュータのUSB接続ポートに挿し込まれ、主としてインターネットを介しコンピュータ上に起動した所望のシステムから学習履歴等の所望の本人情報が当該IDカードのフラッシュメモリに記録自在であるので、例えば求職者は、学習履歴として自分が修得した授業科目、試験成績、取得資格や職歴等のキャリアに関する本人情報を、前記起動させたシステムから当該IDカードに書き込んだり最新データに書き換えて最新の履歴書として使用でき、更には自分が不足しているキャリア等を、いつでも何処でも確認することができる利便性に優れている。
また、企業の採用担当者にとっては、前記信用ある本人情報が含まれた履歴書と同等の当該IDカードをUSBを介してパソコン上で表示し、希望するキャリアを充当しているか否か等を容易に確認できる。よって、公平で正確な人物評価を迅速に行え、人材のミスマッチの事前防止に大きく貢献する。
さらに、本IDカードシステムによれば、前記IDカードを学生証や会員証といった各種の身分証明カードとして用い、USBを介してコンピュータ上で本人確認と本人情報を即座に確認・判断できるため、身分確認が必要な各種シーンにも対応する利便性を兼ね備えている。
請求項7記載の本考案のUSB接続型IDカードシステムは、IDカードのUSBコネクタがコンピュータのUSB接続ポートに挿し込まれ、暗証番号の入力や生体認識システム等の本人確認手段により本人確認された後、前記コンピュータ上で当該IDカードに記録された本人情報が閲覧可能に構成されているので、セキュリティーチェックに万全が期されている。
請求項1〜7に係るUSB接続型IDカード及び同IDカードシステムの好適な実施形態を、以下図面にしたがって説明する。本実施形態のUSB接続型IDカードは、窓孔タイプ(図中、符号Aで図示)、溝部タイプ(符号Bで図示)、回転タイプ(符号Cで図示)の3つに大別される。
図1は、本USB接続型IDカードシステムの全体構成を示し、図2〜図5は前記窓孔タイプのUSB接続型IDカードA、図6〜図9は溝部タイプのUSB接続型IDカードB、図10〜図14は回転タイプCのUSB接続型IDカードを示している。当該USB接続型IDカードA、B、Cは、名刺サイズで薄いカード状の筐体1の内部に収納自在なUSBコネクタ20を使用し、主としてインターネット等のネットワーク92を介してコンピュータ(通常、パソコン)8との間で本人情報sに関するデータのやり取りを行う身分証明用(ID)カードである。
図2〜図5に示した窓孔タイプのUSB接続型IDカードAについて説明する。
このIDカードAに組み込まれたUSBコネクタ20は、厚さが約2.5mmの薄型に形成され、インターフェースピン(回路接点)26を備えており、コンピュータ8のUSB接続ポート80に挿し込まれて接続自在に構成されている。インターフェースピン26は、当該USBコネクタ20の表裏両面又はいずれか片面に備え付けられている。
また、当該USBコネクタ20は、図2に示したように、フラッシュメモリ21とコントロールIC22(詳細は省略)が実装されたプリント回路基板23、及びそれらを保護する長さ約85mmで薄い細長形状のベース板部25に接続されている。このUSBコネクタ20が前記筐体1の一側面13から突出又は収納自在となっている。なお、前記一側面13は、図示例の如く左方の一側面に限定される訳ではなく、右方の一側面でも好適に実施可能である。
筐体1は、たて×よこ×厚さが、54mm×85mm×3mmで、従来の学生証のようにカード入れや胸ポケットに楽に収納できる薄い長方形状のアルミニウム製で形成されている。当該薄型の筐体1の上部12内に、左端部に開口29を有する筒状の薄型収納体28が設けられている(図3、図4参照)。この薄型収納体28は、前記USBコネクタ20と同USBコネクタ20に接続されたベース板部25とより成るUSBスライド体2がスライド移動して収納するに必要かつ十分な大きさに形成されている。そして、筐体1の左方側面13に形成された嵌挿口15の近傍に前記薄型収納体28の端部開口29が配置されている。また、薄型収納体28の直上に位置する筐体1の表面10の一部分が横長の窓孔5(たて×よこ=10mm×30mm)に形成されている。
したがって、前記窓孔5に現出されたUSBスライド体2のベース板部25を左方に押し出してやると、USBコネクタ20が薄型収納体26内で左方にスライド移動して嵌挿口15から突出して使用可能状態となる(図2)。使用が終了し、持ち歩く際には、窓孔5に臨むUSBスライド体2のベース板部25を右方へ引き戻し、嵌挿口15へ収納しUSBスライド体2を筐体1内に完全に収納させる(図5)。その収納状態で、USBコネクタ20が窓孔5に現れることなく、筐体1の左方コーナー部14に隠れて保護されるように、前記窓孔5の位置を設定して実施する形態が好ましい。
なお、前記窓孔5に現出されたUSBスライド体2のベース板部25に、突起状のストッパー24を設けた形態で実施することにより、このストッパー24に手指を係止させて滑らずにUSBスライド体2を左右に移動させ、USBコネクタ20の突出と収納をスムーズに行うことができる。
また、このUSB接続型IDカードAの筐体1の内部には、図2に示したようなRFID(Radio frequency identification)4が取り付けられており、図20に示したような特定の部屋41の入口にリーダ40を設置し、同リーダ40に当該IDカードAを読み取らせ、前記部屋41内への入室時に本人確認自在に構成されている。リーダ40でIDカードAの本人情報sがコンピュータ8で読み取られることにより、受講出欠管理等を自動的に行うことができる。
さらに、前記した窓孔タイプのUSB接続型IDカードAの筐体1の表面10には、本人の写真pを設けた形態で好適に実施される(以下の溝部タイプ及び回転タイプのIDカードB、Cにおいて同じ)。
次に、図6〜図9に示した溝部タイプのUSB接続型IDカードBについて説明する。当該溝部タイプのUSB接続型IDカードBの基本構造は、上述した窓孔タイプのUSB接続型IDカードAと同じであり、重複部分の説明は省略する。
このIDカードBにおいて異なる点は、IDカードAの薄型収納体28と窓孔5が、細長い溝部6と開口60で構成されている点である。すなわち、筐体1の表面10の上部12に、筐体1の巾寸より僅かに短く横に細長い開口60(たて×よこ=10mm×84mm)と、左方側面13に嵌挿口16を有し、横断面形状が前記開口60の部分で若干狭小のあり溝状の溝部6(図8参照)が形成され、当該溝部6の中にUSBスライド体2が開口60から抜け落ちることなく嵌挿されている。よって、前記筐体1の表面10の開口60に現出されたUSBスライド体2のベース板部25の押し出し又は引き戻しにより、USBコネクタ20が溝部6内で左右にスライド移動して筐体1の嵌挿口16から突出又は嵌挿口16に収納自在となっている。
このIDカードBの開口60は、同IDカードBの上部12で細長く形成されているため、USBスライド体2のベース板部25を手指で係止できる範囲が広く、上記IDカードAの窓孔5と比べ、USBコネクタ20の左右方向のスライド移動を楽に行える。
つづいて、図10〜図14に示した回転タイプのUSB接続型IDカードCについて説明する。当該回転タイプのUSB接続型IDカードCの基本構造も、上述した窓孔タイプのUSB接続型IDカードAと同じであり、重複部分の説明は省略する。
このIDカードCの特徴は、USBコネクタ20及びベース板部25が、上記窓孔タイプのIDカードAや溝部タイプのIDカードBのように、薄型収納体28や溝部6内でスライド移動するのではなく、筐体1の上方で回転することにより筐体1の切欠部7から突出したり、切欠部7に収納されることである。
すなわち、本実施形態のUSB接続型IDカードCは、USBコネクタ20と同USBコネクタ20に接続されたベース板部25(たて×よこ=12mm×48mm)とより成るUSB回転体3が、筐体1の上部12でピン30により回動自在に連結されている。加えて、筐体1の表面10の上部12の左方コーナー部14が、たて14mm、よこ30mmに切欠された切欠部7に形成されている。よって、図12に例示したように、前記USB回転体3のベース板部25の回転により、USBコネクタ20が筐体1の上方において、約150度の範囲内で回転して、筐体1の上方に形成された切欠部7から突出又は切欠部7に収納自在に構成されている。
したがって、この回転タイプのIDカードCによれば、コンピュータ8の空いているUSB接続ポート80の位置等、USBコネクタ20を接続できる場所に制約がある場合に、当該IDカードCのUSBコネクタ20及びベース板部25を所望の角度に回転させて、向きを変えつつUSB接続できて好都合である。しかし、通常このIDカードCは、図10に示したように、USBコネクタ20及びベース板部25が筐体1に対し直角に配置された状態(図中、上向き)で使用される。
また、この回転タイプのIDカードCにおいては、図10に示したようにインターフェースピン26をUSBコネクタ20の裏面にのみ設けることにより(同図10B参照)、不使用時にUSB回転体3(ベース板部25)を回転させ切欠部7に収納させた際に、インターフェースピン26が筐体1のコーナー部14内に隠れて不意に傷付けられる虞れがなくてよい(図13参照)。
なお、当該回転タイプのIDカードCにおいては、図10Aに示したように、コントロールIC22を筐体1内部に設ける形態で実施してもよい。
さらに、上記回転タイプのIDカードCの異なるバリエーションを図14に示した。この図14のIDカードCでは、筐体1の左方上部12のコーナー部14から約12mm右方の内側部位の表面10及び裏面11が、たて12mm、よこ12mmに切欠された切欠部7’に形成されている。そのため、前記USB回転体3を筐体1内に収納すると、USBコネクタ20のインターフェースピン26(全長約10mm)が、筐体1の前記コーナー部14に隠れて保護される。一方、ベース板部25は、筐体1を貫通する形の切欠部7’に収まるので、USB接続するときは、当該ベース板部25を手指でつまむ形で上方に楽に回転移動させて使用することができるのである。
次に、前記身分証明用のIDカードA、B、Cを利用したUSB接続型IDカードシステムについて説明する。図1は当該IDカードシステムの概略図を示している。
前記IDカードA(IDカードB、Cについても同様、以下省略)の筐体1の外周から突出されたUSBコネクタ20が、図1に示したコンピュータ8の空いているUSB接続ポート80に挿し込まれる。そうすると、コンピュータ8上に起動した所望のシステム(後述)から、データベース90に格納されている学習履歴等の所望の本人情報s(図15参照)がサーバ9を通じインターネット等のネットワーク92を介して当該IDカードAのフラッシュメモリ21に記録自在となっているものである。
また、前記本人情報sが記録されたIDカードA(USBコネクタ20)は、インターネット92を介して異なるコンピュータ8・・・のUSB接続ポート80に挿し込んで接続でき、当該本人情報sをいつでも何処でも閲覧可能になっている。
なお、上記USB接続型IDカードシステムは、前記IDカードAのUSBコネクタ20がコンピュータ8のUSB接続ポート80に挿し込まれ、暗証番号の入力や生体認識システム等の本人確認手段(図示は省略)により本人確認された後、前記コンピュータ8上で当該IDカードAに記録された本人情報sが閲覧可能に構成されている。
上記USB接続型IDカードシステムに好適な実施形態として、学生や求職者が“産業人材育成支援システム”を利用して各種本人情報sから学習履歴を閲覧する場合を図15〜図19に示した。以下説明する。
図15は産業人材育成支援システムの概要、図16は産業人材育成支援システムの接続要領を示している。なお、図15中、右側の図示例は企業の担当者がIDカードAを利用する場合を示しているが、学生や求職者と同様の手順で利用できるため説明は省略する。
まず前記図1のように、IDカードAのUSBコネクタ20を、コンピュータ8のUSB接続ポート80に挿し込んで接続する。WWWブラウザを起動してインターネット92に接続し、産業人材育成支援システムのホームページにアクセスし、同育成支援システムのログイン画面で、IDカードAに予め登録されているIDを取得する。すると、図17に示したようなメインメニュー画面が表示される。
図17における符号1は「スキルマトリックス」と称する項目で、ここをクリックして選択すると、目指す職種に応じたスキルから講座情報を取得することができる。符号2は「講座情報照会」の項目で、ここを選択すると、職種/スキル/講座期間等あらゆる角度から講座情報を取得できる。符号3は「個人履修情報」の項目で、ここをクリックすると、現在の自分のスキルがどのレベルか確認することができる。また、目指す職種に応じた研修ロードマップや、受講した講座の内容・成果等を照会できる(図19参照)。本人の個人情報sは、図18に示した如くディスプレイ表示される。同図18中符号1は、基礎情報を示しており、本人の氏名、性別、住所等が表示される。符号2は、職種情報として、部署、役職、職種等が表示される。また、符号3は学歴を表示し、符号4は職歴を表示してる。
かくして、前記閲覧した本人情報sは、IDカードAのフラッシュメモリ21に記録することができ、随時データ更新を行える。必要に応じこのIDカードAを履歴書等として使用することができるのである。
USB接続型IDカード及びシステムの概略図である。
窓孔タイプのUSB接続型IDカードの使用状態を示した一部切欠正面図である。
窓孔タイプのUSB接続型IDカードを示した左側面図である。
窓孔タイプのUSB接続型IDカードを示した拡大部分断面図である。
窓孔タイプのUSB接続型IDカードを示した正面図である。
溝部タイプのUSB接続型IDカードの使用状態を示した正面図である。
溝部タイプのUSB接続型IDカードを示した左側面図である。
溝部タイプのUSB接続型IDカードを示した拡大部分断面図である。
溝部タイプのUSB接続型IDカードを示した正面図である。
A、Bは、回転タイプのUSB接続型IDカードの使用状態を示した一部切欠正面図と裏面図である。
回転タイプのUSB接続型IDカードを示した左側面図である。
A、Bは、回転タイプのUSB接続型IDカードのUSB回転体の回転要領を示した正面図と裏面図である。
回転タイプのUSB接続型IDカードを示した正面図である。
異なる回転タイプのUSB接続型IDカードを示した正面図である。
USB接続型IDカードシステムのデータベースを中心に示した説明図である。
USB接続型IDカードシステムを利用した産業人材育成支援システムの起動要領を示した説明図である。
USB接続型IDカードシステムを利用した産業人材育成支援システムのメインメニュー画面を示した説明図である。
USB接続型IDカードシステムを利用した産業人材育成支援システムの本人情報が表示された画面を示した説明図である。
USB接続型IDカードシステムを利用した産業人材育成支援システムの異なる本人情報が表示された画面を示した説明図である。
USB接続型IDカードのRFIDの使用例を示した説明図である。
符号の説明
A IDカード(窓孔タイプ)
B IDカード(溝部タイプ)
C IDカード(回転タイプ)
1 筐体
10 表面
12 上部
13 一側面(左方側面)
14 コーナー部
15 嵌挿口
16 嵌挿口
2 USBスライド体
20 USB接続コネクタ
21 フラッシュメモリ
22 コントロールIC
23 プリント回路基板
25 ベース板部
26 インターフェースピン
3 USB回転体
4 RFID
5 窓孔
6 溝部
60 開口
7 切欠部
8 コンピュータ
80 USB接続ポート
9 サーバ
90 データベース
92 インターネット(ネットワーク)

Claims (7)

  1. 薄いカード状の筐体の内部に収納自在なUSBコネクタを介して、コンピュータとの間で本人情報に関するデータのやり取りが自在な身分証明用IDカードであって、前記USBコネクタは、筐体内のフラッシュメモリとコントロールICが実装されたプリント回路基板に接続され、当該USBコネクタが前記筐体の外周から突出又は外周に収納自在に構成されていることを特徴とする、USB接続型IDカード。
  2. USBコネクタと同USBコネクタに接続されたベース板部とより成るUSBスライド体を収納可能で、一端部に開口を有する筒状の薄型収納体が、筐体の上部内に設けられ、筐体の一側面に形成される嵌挿口の近傍に前記薄型収納体の端部開口が配置され、且つ薄型収納体の直上に位置する筐体の表面の一部分が窓孔に形成されており、前記窓孔に現出されたUSBスライド体のベース板部の押し出し又は引き戻しにより、USBコネクタが薄型収納体内でスライド移動して嵌挿口から突出又は嵌挿口へ収納自在に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載したUSB接続型IDカード。
  3. USBコネクタと同USBコネクタに接続されたベース板部とより成るUSBスライド体を収納可能で、表面に細長い開口と一側面に嵌挿口を有するあり溝状の溝部が、筐体の上部に形成され、当該溝部の中にUSBスライド体が嵌挿されており、前記表面開口に現出されたUSBスライド体のベース板部の押し出し又は引き戻しにより、USBコネクタが溝部内でスライド移動して筐体の嵌挿口から突出又は嵌挿口に収納自在に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載したUSB接続型IDカード。
  4. USBコネクタと同USBコネクタに接続されたベース板部とより成るUSB回転体が、筐体の上部でピン連結されていると共に、筐体の上部が一部切欠された切欠部に形成されており、前記USB回転体のベース板部の回転により、USBコネクタが筐体の上方で回転して筐体の切欠部から突出又は切欠部に収納自在に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載したUSB接続型IDカード。
  5. IDカードの筐体の内部にRFIDが取り付けられており、特定の部屋等への入退室時に本人確認自在に構成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載したUSB接続型IDカード。
  6. a) 身分証明用のUSB接続型IDカードは、薄いカード状の筐体の内部に収納自在なUSBコネクタが、筐体内のフラッシュメモリとコントロールICが実装されたプリント回路基板に接続され、当該USBコネクタが前記筐体の外周から突出又は外周に収納自在であること、
    b) 前記IDカードの筐体の外周から突出されたUSBコネクタが、コンピュータのUSB接続ポートに挿し込まれ、コンピュータ上に起動した所望のシステムから学習履歴等の所望の本人情報が当該IDカードのフラッシュメモリに記録自在であること、
    c) 前記本人情報が記録されたIDカードのUSBコネクタが、異なるコンピュータのUSB接続ポートに挿し込まれ、当該本人情報が閲覧可能であること、
    を特徴とするUSB接続型IDカードシステム。
  7. IDカードのUSBコネクタがコンピュータのUSB接続ポートに挿し込まれ、暗証番号の入力や生体認識システム等の本人確認手段により本人確認された後、前記コンピュータ上で当該IDカードに記録された本人情報が閲覧可能に構成されていることを特徴とする、請求項6に記載したUSB接続型IDカードシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008129814A1 (ja) * 2007-04-06 2008-10-30 Nakagawa Insatsujyo Inc. Usbキー
JP2009187164A (ja) * 2008-02-05 2009-08-20 I-O Data Device Inc カード型記憶媒体

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