JP3129616U

JP3129616U - マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター

Info

Publication number: JP3129616U
Application number: JP2006009943U
Authority: JP
Inventors: 立白陳; 明達陳; 祥安謝; 如彬花
Original assignee: 威剛科技股▲ふん▼有限公司
Priority date: 2006-05-08
Filing date: 2006-12-07
Publication date: 2007-03-01
Anticipated expiration: 2016-12-07
Also published as: TWM312047U; CN201118053Y; US20070259567A1; DE202006018408U1

Abstract

【課題】MMCmicroメモリー・カード，microSDメモリー・カード，及びMMCmicroメモリー・カードとmicroSDメモリー・カードを結合する新規なマイクロ・メモリー・カードのフォーマットに互換できるマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクターを提供する。
【解決手段】このコネクター２００は、ケーシング２０５と、ケーシングの中に形成され一つのマイクロ・メモリー・カードを受信するように用いられるキャビティ２１０とを含む。キャビティは、その形状が一つの第１の設備接続標準に合致し第１の設備接続標準に準拠するマイクロ・メモリー・カードを受信するように用いられる一つの第１の端２１２と、第１の端と相対する一端に形成されその形状が一つの第２の設備接続標準に合致し第２の設備接続標準に準拠するマイクロ・メモリー・カードを受信するように用いられる一つの第２の端２１４とを含む。
【選択図】図８

Description

本考案は、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクターに関し、特に多種なタイプのマイクロ・メモリー・カードを受信するように用いられるマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクターを指す。

個人の電子機器が小さくなるのに伴って小型のメモリー・カードの構造はますます複雑になるが、小型のメモリー・カードに対する需要はますます大きくなっている。既にマイクロ・フラッシュ・メモリー・カードが市場に参入し、脱着可能な（swappable）メモリー・カードを必要とする小型の電子機器に用いられている。

図１及び図２を参照すると、図1は従来技術のMMCmicro^TMメモリー・カード１０の正面図である。図2は従来技術のmicroSD^TMメモリー・カード２０の正面図である。MMCmicro^TMメモリー・カード１０及びmicroSD^TMメモリー・カード２０は何れもマイクロ・フラッシュ・メモリー・カードに属する。但し、MMCmicroメモリー・カード１０は、MMCmicroコネクターを通して読み取る必要があり、microSDコネクターを通して読み取ることができない。microSDメモリー・カード２０も同様の問題が存在し、MMCmicroコネクターによって識別できない。

従って、MMCmicroメモリー・カード１０の大きさは、microSDメモリー・カード２０に類似するが、両者の間における非互換性がユーザーに沢山の問題を及ぼし、ユーザーは、メモリー・カードとコネクターとの相互マッチング性を確保する必要がある。

本考案の目的は、MMCmicroメモリー・カード，microSDメモリー・カード，及びMMCmicroメモリー・カードとmicroSDメモリー・カードを結合する新規なマイクロ・メモリー・カードのフォーマットに互換できるマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクターを提供するもので、これにより前記の問題を解決する。

本考案は、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクターを掲示する。本考案のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクターは、一つのケーシングと、ケーシングの内部に形成されマイクロ・メモリー・カードを受信する（受け入れる）ように用いられる一つのキャビティとを含む。当該キャビティは、その形状が第１の設備接続標準（換言すれば、第１の機器接続標準）に合致し当該第１の設備接続標準に準拠する（互換性のある）マイクロ・メモリー・カードを受信する（受け入れる）ように用いられる一つの第１の端と、当該キャビティの前記第１の端との相対する一端に形成されその形状が第２の設備接続標準（第２の機器接続標準）に合致し当該第２の設備接続標準に準拠する（互換性のある）マイクロ・メモリー・カードを受信する（受け入れる）ように用いられる一つの第２の端とを含む。

以下、本考案の特徴および技術内容をより理解するために、添付の図面を参照しながら本考案に関する詳細な説明を行うが、添付の図面は参考用と説明用にだけ供されるものであって、本考案をより限定するように用いられるものではない。

図３はマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００の正面図である。マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００は、一つの第１のケーシング１１０と一つの第２のケーシング１２０を含み、両者が一体に結合されて両者を完備した一つのケーシングが形成される。第１のケーシング１１０はマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００の第１の端に形成され、且つMMCmicroメモリー・カード標準に合致し、そして第２のケーシング１２０はマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００の第２の端に形成され、且つmicroSDメモリー・カード標準に合致する。さらに、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００には、第１のケーシング１１０を利用でき且つ第２のケーシング１２０も利用できることによりデータの読取り及び書込みを行う新規のメモリー・カード標準が形成される。従って、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００は３種類の異なるマイクロ・メモリー・カードの仕様：MMCmicroメモリー・カード標準，microSDメモリー・カード標準，および新規なマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００の仕様に互換性がある。

図４と図５を参照すると、図４はマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００の正面斜視図である。図に示すように、第１のケーシング１１０は、第２のケーシング１２０よりも厚さが厚く、且つ幅も広い。これは、MMCmicroメモリー・カードとmicroSDメモリー・カードの仕様の寸法の違いにより引き起こされるものである。図５はマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００の背面斜視図である。第１のケーシング１１０は１０個１組の第１の接触ガスケット組１１２を含有し、第２のケーシング１２０は８個１組の第２の接触ガスケット組１２２を含有し、これらは、それぞれMMCmicroメモリー・カード標準およびmicroSDメモリー・カード標準に合致（準拠）する。

図６と図７を参照すると、図６はマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００の背面図で、第１の接触ガスケット組１１２と第２の接触ガスケット組１２２の各ガスケット番号を示している。第１の接触ガスケット組１１２の番号は１から１０で、第２の接触ガスケット組１２２の番号は１１から１８である。図７はマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カードが異なるモードにより動作する際のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード上における各接触ガスケットの機能を示す表である。マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００がMMCmicroメモリー・カード標準またはmicroSDメモリー・カード標準に基づいて動作する際は、合計四つのデータ用の接触ガスケット（DAT0−DAT3）を使用してデータの読取り及び書込みを行う。また、第１の接触ガスケット組１１２と第２の接触ガスケット組１２２の両方を使用する際は、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００はMMC 4.0標準に合致しながら、且つ８個のデータ用の接触ガスケット（DAT0−DAT7）を使用する。従って、第１の接触ガスケット１１２と第２の接触ガスケット１２２を同時に使用してデータを読み取り或いは入力することで、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００は双倍（２倍）のデータ・トランスファー量の能力を提供できる。

図８を参照すると、図８は本考案に基づくマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００の正面斜視図である。このマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００は、ケーシング２０５と、ケーシング２０５の内部に形成されたキャビティ２１０とを含む。キャビティ２１０は、第１の端２１２と、第１の端２１２に相対する第２の端２１４とを含む。第１の端２１２は１０個の接触端子を含む第１の接触端子組２２０を含有し、第２の端２１４は８個の接触端子を含む第２の接触端子組２３０を含有する。第１の端２１２はMMCmicroメモリー・カード標準に基づいて形成され、MMCmicroメモリー・カードを受信する（受け入れる）ように用いられ、第１の接触端子組２２０とMMCmicroメモリー・カードとを使用して通信する。同様に第２の端２１４はmicroSDメモリー・カード標準に基づいて形成され、microSDメモリー・カードを受信する（受け入れる）ように用いられ、第２の接触端子組２３０とmicroSDメモリー・カードとを使用して通信する。さらに、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００はまた、図３乃至図６の中に示すマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００を受信できる（受け入れることができる）。この場合、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００は第１の接触端子組２２０と第２の接触端子組２３０の両者を利用してマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００と通信する。

従って、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００は、３種類の異なる仕様を具するマイクロ・メモリー・カード：MMCmicroメモリー・カード標準，microSDメモリー・カード標準、およびマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００の仕様を読み取ることが出来る。例えば図６と図７に示すように、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００は、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００を読み取る際には、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００の８個の接触端子を使用してマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００からデータを読み取り、或いはデータをマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００に記録する。一方で、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００の４個の接触端子のみを使用してMMCmicroメモリー・カード又はmicroSDメモリー・カードからデータを読み取り、或いはデータをMMCmicroメモリー・カード又はmicroSDメモリー・カードに記録する。

図９乃至図１４を参照すると、図９及び図１０は、それぞれマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００の正面図と背面図である。図１１は図９に示すマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００の上エッジ図（図９の上側面図）で、且つ図１２は図９に示すマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００の下エッジ図（図９の下側面図）である。図１３及び図１４は、それぞれ図９に示すマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００の左側面図と右側面図である。

マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００は、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００の上部からマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００のキャビティ２１０の内に挿し込むのが好ましいが、側面から挿し込むことが出来るようにしてもよい（図示せず）。マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００は、あるカバー（cover、図示せず）を利用してマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００のキャビティ２１０の内に設置されて固定され、且つ当該カバーが錠閂機構（図示せず）を形成するように設置することにより、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００に閂を掛ける。或いは類似の方法としては、ユーザー識別モジュール（ＳＩＭ）カードを携帯電話の中に固定するように用いられるスライド・カバーを具有することもできる。前記のカバーは厚さが均一でないマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００を収納できるように構成される。

上記のように、本考案のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００は、MMCmicroメモリー・カード標準に準拠（互換）することができ、更にmicroSDメモリー・カード標準に準拠（互換）することもでき、さらにマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００は、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード１００を受信するように用いられることも出来る。従って、マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター２００は、３種類の異なるタイプのメモリー・カードを受信でき、非常に大きい汎用性を具する。

以上の叙述は、ただ本考案のより好ましい実行可能な実施例のみであり、これにより本考案の登録請求の範囲を限定するわけではなく、従って、いかなる当該技術をよく分かる者が、本考案の領域内において実施した変化または潤色は、何れも本考案の登録請求の範囲に属すべきである。

従来技術のMMCmicro^TMメモリー・カードの正面図である。従来技術のmicroSD^TMメモリー・カードの正面図である。本考案のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カードの正面図である。

本考案のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カードの正面斜視図である。本考案のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カードの背面斜視図である。本考案のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カードが第１の接触ガスケット組と第２の接触ガスケット組のガスケット番号を表示する背面図である。本考案のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カードが異なるモードにより動作する時にマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード上における各接触ガスケットの機能を示す表である。本考案のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクターの正面斜視図である。図８のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクターの正面図である。図８のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクターの背面図である。図９に示すマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクターの上エッジ図である。図９に示すマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクターの下エッジ図である。図９に示すマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクターの左側面図である。図９に示すマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクターの右側面図である。

符号の説明

１０ MMCmicro^ＴＭメモリー・カード
２０ microSD^TMメモリー・カード
１００マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード
１１０第１のケーシング
１１２第１の接触ガスケット組
１２０第２のケーシング
１２２第２の接触ガスケット組
２００マルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター
２０５ケーシング
２１０キャビティ
２１２第１の端
２１４第２の端
２２０第１の接触端子組
２３０第２の接触端子組

Claims

一つのケーシングと、当該ケーシングの中に形成され一つのマイクロ・メモリー・カードを受信するように用いられる一つのキャビティとを含み、当該キャビティは、その形状が一つの第１の設備接続標準に合致し当該第１の設備接続標準に準拠するマイクロ・メモリー・カードを受信するように用いられる一つの第１の端と、キャビティの前記第１の端との相対する一端に形成されその形状が一つの第２の設備接続標準に合致し当該第２の設備接続標準に準拠するマイクロ・メモリー・カードを受信するように用いられる一つの第２の端とを含むことを特徴とするマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター。
前記第１の端は、第１の接触端子組を一つ含み、且つ前記第２の端は、第２の接触端子組を一つ含むことを特徴とする請求項１に記載のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター。
前記第１の接触端子組は、１０個の接触端子を含み、且つ前記第２の接触端子組は、８個の接触端子を含むことを特徴とする請求項２に記載のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター。
前記第１の設備接続標準は、MMCmicro標準で、且つ前記第２の設備接続標準は、microSD標準であることを特徴とする請求項１に記載のマルチプレックス・マイクロ・メモリー・カード・エンベッド・コネクター。