JP3129510U - Rキャリパー - Google Patents

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Abstract

本発明は、広範囲の曲率半径を測定することが可能であって、かつ小型の曲率半径測定器を提供することを目的とするものであり、好ましくは作業着の胸ポケットに収まるような大きさの曲率半径測定器を提供することを目的とするものである。本発明によるRキャリパーは、長尺状本体の一端に突設された固定片と、本体にスライド可能に支持された可動台と、可動台と一体的に突設形成された可動片とを有し、固定片と可動片の対向面が角度θで拡開していることを特徴とし、被測定物の円弧状部を固定片と長尺状本体と可動片の三箇所に当接させ、そのときの可動台の原点からの移動量に基づいて被測定物の円弧状部分における曲率半径を測定するものである。

Description

考案は、被測定物における円弧状部分の曲率半径を測定するための測定機器に関するものである。
例えば、板金の分野において板材の曲げ加工を行う場合や、木工分野において板材の角部をR加工する場合など、多くの分野において、被加工物における円弧状部分の曲率半径を測定することがある。
このような場合に用いられる曲率半径測定器(以下、Rキャリパーという)としては、一般に、ラジアスゲージが用いられている。
ラジアスゲージは、所定の曲率半径でR加工した角部および凹部を有する金属薄板の小片からなるゲージ片を複数枚束ねたものであり、種々の大きさのゲージの中から被測定物の円弧状部分の曲率に合ったゲージ片を目分量で選び、被測定部に当接して円弧が合致するか否かを判断し、合致したゲージ片の曲率半径を測定値とするものである。
ラジアスゲージは、小型・軽量で携帯性に優れているものの、一致するゲージ片の選択が面倒であり、作業性が悪い。
また、例えば、曲率差を0.5mmとし、10枚のゲージ片を束ねたラジアスゲージでは、最大5mmの曲率半径差までしか測定できない。
したがって、種々の曲率半径の円弧状部を測定するためには、多数のラジアスゲージを準備しなければならなかった。
特許文献1(特開平7−234101号)には、パルプの製造に使用されるリファイナの刃の摩耗量を検査する曲率半径測定器が開示されている。
この曲率半径測定器は、ある角度で拡開した2辺を有する当接部材に被測定部材を当接させ、前記当接部材の中央から伸びだすプローブが被測定部材に当接するまでの押込長から被測定物の曲率半径を測定するものである。
なお、この測定器においては、プローブの押込長をノギスのスライド機構で読み取るか、マイクロメータと同様な繰出機構を設けて測定を行うことが開示されている。
上記特許文献1に記載された曲率半径測定器は、従来のラジアスゲージに比べて、測定が容易であり、また測定精度も高いという利点がある。
しかしながら、この曲率半径測定機は、刃先の摩耗量という極めて小さな曲率半径の変化量を測定する場合には適しているものの、小さな曲率半径から大きな曲率半径まで広範囲の曲率半径を測定することはできない。
すなわち、大きな曲率半径の被測定物を測定するためには、拡開した2辺を有する当接部材が測定対象の曲率半径に対応した大きなものでなければならないため、実用性が乏しくなる。
特開平7−234101号
考案は、広範囲の曲率半径を測定することが可能であって、かつ小型の曲率半径測定器を提供することを目的とするものであり、好ましくは作業着の胸ポケットに収まるような大きさの曲率半径測定器を提供することを目的とするものである。
考案によるRキャリパーは、長尺状本体の一端に突設された固定片と、本体にスライド可能に支持された可動台と、可動台と一体的に突設形成された可動片とを有し、固定片と可動片の対向面が角度θで拡開しており、本体上をスライドする可動台の移動量が被測定物のR値の変化量の2倍になるように、角度θが123.855°であり、胸ポケットに収納して携帯することが可能なように、本体の長さが200mm以下、固定片および可動片の、本体からの突出高さが40mm以下であることを特徴とする。
考案によるRキャリパーは、被測定物の円弧状部を固定片と長尺状本体と可動片の三箇所に当接させ、そのときの可動台の原点からの移動量に基づいて被測定物の円弧状部分における曲率半径を測定するものである。
なお、本考案によるRキャリパーは、被測定物の曲率半径を測定することができるので、当然、円柱やパイプなどの半径を求めることが可能であり、必要に応じて直径値として求めることも可能である。
考案によるRキャリパーは、被測定物の半径が小径から大径まで容易に測定することができる。
また、小型に形成できるため、作業時に携帯することができ作業性に優れる。
以下、本考案によるRキャリパーについて、実施例に基づいて説明するが、本考案はこれに限定されるものではない。
図1は本考案によるRキャリパーを説明するための概略構成図である。
1は長尺状の本体である。
本体1の一端には固定片2が、本体と一体的に突設して形成されている。
3は本体にスライド可能に支持された可動台であり、可動台3には可動片4が一体的に突設して形成されている。
対向する固定片2の面2Aと可動片4の面4Aとは、角度θで拡開するように形成してある。
また、測尺手段として、本体1には主尺が一定間隔で形成され、可動台3には副尺が形成されている。
なお、本考案によるRキャリパーにおける測尺手段としては、前記主尺・副尺の構成に限定されるものではなく、デジタル式の測尺手段など、ノギス(キャリパー)において公知の測尺手段を用いることができる。
なお、図において、LはRキャリパーの全長、Hは固定片および可動片の突出高さを示す。
上記かかる構成の本考案によるRキャリパーの測定原理について説明する。
図2は測定原理の説明図であり、被測定物の円弧状部分を本体1の面1A、固定片2の面2A、可動片4の面4Aの三箇所に当接させた状態を示しており、各面との当接位置をacとする。
また、被測定物の円弧状部分の曲率中心位置をo、固定片と可動片の開き角をθ°、その頂点をp、∠aocをk°とする。
面1Aおよび面2A並びに面4Aは、被測定物の円弧状部分の接線面であるから、直線oaと固定片2の面2A、直線obと本体1の面1A、直線ocと可動片4の面4Aは、それぞれ直交する。
したがって、∠aobの二等分線は、面2Aと面1Aの交点dを通り、ΔaodとΔbodとは同一三角形である。
また、線分oaおよび線分ob並びに線分ocは、いずれも被測定物6の円弧状部分の曲率半径rに等しい。
ここで、線分deの長さは、可動片4の原点(図示せず)からの移動量Xに相当する。
以上のことから、rとXとの関係は、次の数式1で示される。
数式1において、k+θ=180°であるから、k=180°−θを代入すると、数式2が導き出される。
考案において、固定片と可動片のがなす拡開角度θは、可動片の位置にかかわらず一定である。
したがって、1/2tan(45―θ/4)は定数であるから、可動片の位置Xを測定することにより測定対象円弧の曲率半径rを導き出すことができる。
数式1
tan(k/4)=(X/2)/r
数式2
r=X/2tan(45−θ/4)
実施例において、可動片と固定片のなす角度θは、測定対象とする曲率半径の範囲から任意に定めることができるが、曲率半径rと可動片の移動距離Xとが整数比の関係となる角度とすることが好ましい。
実施例において、可動片の移動距離Xの読取は、図2に示すような目盛式に限らず、デジタル式であっても良く、また、使用目的に合わせて半径または直径を示すものとすればよい。
実施例によるRキャリパーは、可動片を移動させることにより、測定点を3点固定とするものであるから、固定片および可動片の突出高さHがそれほど大きなものでなくても、曲率半径が小さなものから曲率半径が比較的大きな被測定物まで、広範囲の曲率半径または直径を測定することが可能である。
図1に示すような構成のRキャリパーであって、全長Lが170mm(即ち、200mm以内)、固定片および可動片の高さHが22mm(即ち、40mm以内)なお、本体を含めた全体の高さは、本実施例では36mmである。)で、固定片と可動片の対抗する面のなす拡開角度を123.855°としたものを作成した。
このサイズであれば、通常の作業服などの胸ポケットに収納して常に携帯でき、必要に応じて即、取り出して使えるので、便利である。
本実施例において拡開角度を上記の値としたのは、上記の数式2において、曲率半径rの変化量と可動片の移動距離の変化量を2:1になるようにしたものである。
すなわち、rが2のとき、Xが1となる角度θを求めるために、それぞれの値を代入すると、次の数式3から、θ=123.855°となる。
数式3
1/2tan(45−θ/4)=2
本実施例では、この拡開角度123.855°を採用したものである。
また、このように曲率半径と可動片の移動量との関係を正確に整数倍(2倍)とすることにより、ノギス(キャリパー)で常用される測尺手段、すなわち、本体にはmm単位の主尺を形成し、可動台には副尺を設けることにより、1/10mmの精度で読み取りが可能な測尺手段を採用することができる利点がある。
また、この場合、主尺の目盛は、標準品のmm目盛1mmを0.5mmと読み替えるだけでよく、新規な目盛を刻む必要が無く、また換算に伴う端数による累積誤差の恐れがない。
また、固定片および可動片の高さHと測定可能な最大半径Rとの関係は、上記の数式から、H=r(1−sin(θ/2))であるので、H=22mmの本実施例の場合、r=154mm(直径308mm)程度まで測ることができる。
これに対して、通常のノギスは、本体1の面1Aに対して固定片2の面2A及び可動片4の面4Aがなす角がいずれも直角である場合に相当し、即ち拡開角度θ=0°であるから、H=rとなり、ポケットに差し込める寸法であるH=20mmの場合、半径rも20mm程度のものしか測ることができず、半径r=150mmクラスを対象とするためには、H=150mm程度を要し、到底ポケットに差し込めなくなる。
本実施例によるRキャリパーを使用して、直径20mmの円柱、直径150mmおよび直径300mmのパイプを測定したところ、それぞれ誤差0.2mm以下の精度で測定することができた。
比較例
特許文献1に記載されたような構成であって、拡開角度が118°、拡開した2辺のなすVの交点までの高さ(深さ)が45mm、押し込み長さをダイヤルゲージで読み取る形式の曲率半径測定器を使用して、上記実施例と同様に直径20mmの円柱、直径150mmおよび直径300mmのパイプを測定した。
直径20mmの円柱については精度良く測定できた。直径150mmのパイプについても精度良く測定はできたが、ダイヤルゲージの読み取り範囲の再調整などが必要であるなどの手間がかかった。
また、直径300mmのパイプの場合には、拡開した2辺の先端部に当接してはみだし、2辺が被測定物の円弧に対して直交しない関係になるため、測定ができなかった。
以上の説明から明らかなように、本考案では、可動片を被測定物の半径に合わせて移動するので、小径から大径まで、広範囲の曲率半径を測定することが可能である。
また、可動片および固定片の突出高さは一定であるが、可動片を移動することで見かけ上、突出高さを変化させたことになり、大径の被測定物であっても3点を固定することができるので、正確な測定が可能であり、小形・軽量の曲率半径測定器を実現することができる。
したがって、作業着の胸ポケットに収納できるような測定器が実現可能であり、家具等の木材加工分野、板金加工分野、その他多くの分野において使用することができる効果がある。
考案によるRキャリパーの概略構成図 考案によるRキャリパーの測定原理説明図
符号の説明
1 本体
2 固定片
3 可動台
4 可動片
5 測尺手段
6 被測定物

Claims (5)

  1. 長尺状本体の一端に突設された固定片と、本体にスライド可能に支持された可動台と、可動台と一体的に突設形成された可動片とを有し、固定片と可動片の対向面が角度θで拡開していることを特徴とするRキャリパー。
  2. 本体上をスライドする可動台の移動量が、被測定物のR値の変化量の略整数倍であることを特徴とする請求項1記載のRキャリパー。
  3. 角度θが123.856°であることを特徴とする請求項1記載のRキャリパー。
  4. 本体の長さが200mm以下、固定片および可動片の突出高さが40mm以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のRキャリパー。
  5. 本体上に一定間隔で主尺目盛が付され、可動台に副尺目盛が付されていることを特徴とする請求項1乃至4記載のRキャリパー。
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