JP3129507U - 携帯型音楽プレーヤー保持帽子及びこれに用いられる帯体セット - Google Patents

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Abstract

【課題】安価で、自分のお気に入りの帽子によって携帯型音楽プレーヤーを保持できる携帯型音楽プレーヤー保持帽子及びこれに用いられる帯体セットことを提供する。
【解決手段】帯体7は、帽子1のつば3の上で前頭部11から両側頭部13に相当する部分に配置され、布製で中央15が広く両端17が狭い略山形を有する。この帯体7の裏側に形成されるスペース19に携帯型音楽プレーヤー5を収納する。このスペース周囲及び前記略山形の下部縁に設けられるマジックテープ(登録商標)9により、帯体7は、帽子1に貼り付けられる。スペース19には、携帯型音楽プレーヤー5を更にしっかりと保持するために布製の筒状のポケット21が横向きに設けられている。帽子1に設けられるマジックテープ(登録商標)9は、両面テープ、又はアイロンで硬化する熱硬化性樹脂接着剤で設けられている。
【選択図】図1

Description

この考案は、携帯型音楽プレーヤーを保持することができる帽子、及びこの帽子の製造に用いられる帯体セットの構造に関する。
携帯型音楽プレーヤーは、年々コンパクトになり、携帯型のカセットプレーヤーやCDプレーヤーの他にも、メモリカードや不揮発メモリ、小型ハードディスクなどを内蔵し、音楽を記録・再生できる小さな携帯機器が存在する。また、ダウンロードした音楽を再生できる携帯電話も携帯型音楽プレーヤーに含む。
このような携帯型音楽プレーヤーは、年々コンパクト化し、シャツの胸のポケットに入れ、接続したイヤホンにより、日常の生活活動の中で音楽を聴くことができる。
また、特許文献1にはキャップ型の帽子にメモリーカードを用いた音楽プレーヤを組み込んだものが記載される。また、特許文献2には、ハット型の帽子に音響機器を組み込みイヤホーンが耳の部分に支持されたものが記載される。
特開2002-291084 実開平7-21735
しかしながら、シャツの胸のポケットに携帯型音楽プレーヤーを入れた状態では、接続したイヤホンは、胸から首にかけてつながり、首を動かすたびにイヤホンが耳から抜け落ちそうになるなど、日常の生活活動に不便をきたす。
これに対し、特許文献1、2の技術は、帽子に音楽機器が設けられるので、首の動きにもイヤホンが邪魔になることがない。
ところが、特許文献1、2の技術は、帽子と音響機器が一体になっており、装置が高価になってしまう。また、自分のお気に入りの帽子で携帯型音楽プレーヤーを保持することはできない。
この考案は、以上の問題点を解決するために、安価で、自分のお気に入りの帽子によって携帯型音楽プレーヤーを保持することができる携帯型音楽プレーヤー保持帽子及びこれに用いられる帯体セットことを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、第一考案は、帽子のつばの上で前頭部から両側頭部に相当する部分に配置され、布製で中央が広く両端が狭い略山形の帯体と、この帯体の裏側に形成され携帯型音楽プレーヤーを収納するスペースと、このスペース周囲及び前記略山形の下部縁に設けられる雄タイプ又は雌タイプのマジックテープ(登録商標)と、これら雄タイプ又は雌タイプのマジックテープ(登録商標)に対応する位置で前記帽子に設けられる雌タイプ又は雄タイプのマジックテープ(登録商標)と、を有することを特徴とする携帯型音楽プレーヤー保持帽子である。
第二考案は、前記スペースには、携帯型音楽プレーヤーを更にしっかりと保持するために布製の筒状のポケットが横向きに設けられていることを携帯型音楽プレーヤー保持帽子である。
第三考案は、前記帽子に設けられる雌タイプ又は雄タイプのマジックテープ(登録商標)は、両面テープ、又はアイロンで硬化する熱硬化性樹脂接着剤で設けられていることを特徴とする携帯型音楽プレーヤー保持帽子である。
第四考案は、第一、第二、又は第三考案の携帯型音楽プレーヤー保持帽子に用いられる帯体セットであって、布製で中央が広く両端が狭い略山形の帯体と、この帯体の裏側に形成され携帯型音楽プレーヤーを収納するスペースと、このスペース周囲及び前記略山形の下部縁に設けられる雄タイプ又は雌タイプのマジックテープ(登録商標)と、これら雄タイプ又は雌タイプのマジックテープ(登録商標)に対応する形状であって、両面テープ、又はアイロンで硬化する熱硬化性樹脂接着剤によって帽子に設けられ得る雌タイプ又は雄タイプのマジックテープ(登録商標)と、を有することを特徴とする帯体セットである。
第一、第二、第三、又は第四考案によれば、帽子に設けられる布製の帯体で携帯型音楽プレーヤーを保持するので 安価で済む。
また、中央が広く両端が狭い略山形の帯体が、帽子のつばの上で前頭部から両側頭部に相当する部分に配置されるので、携帯型音楽プレーヤーは帽子のつばの上で前頭部で保持されることになり、頭の他の部分で保持されるよりも、安定して保持がなされる。
また、帯体は略山形であることから、頭や帽子が半球であるにもかかわらず、配置した形状が帽子になじみやすい。更に、スペース周囲はマジックテープで取り付けられるので、スペースにどこからでも携帯型音楽プレーヤーを収納しやすい。また、スペース周囲にマジックテープ(登録商標)が存在するので、スペースに収納された携帯型音楽プレーヤーに接続されたイヤホンのコードは、このマジックテープ(登録商標)の任意の位置に挟んで、イヤホンの位置を自由に設定できる。特に、イヤホンのコードの余った部分を、このマジックテープ(登録商標)に挟むことで、コードの長さの調節が自由にできる。
第二、第三、又は第四考案によれば、更に、スペースに設けられた布製の筒状のポケットにより、携帯型音楽プレーヤーを更にしっかりと保持できる。また、ポケットが横向きに設けられていることから、携帯型音楽プレーヤーに接続したイヤホンを左右の耳に向かって伸ばし易い。
第三、又は第四考案によれば、更に、帽子に設けられる雌タイプ又は雄タイプのマジックテープ(登録商標)は、両面テープ、又はアイロンで硬化する熱硬化性樹脂接着剤で設けられているので、お気に入りの帽子に対して、後付で帯体を設けることができる。このため、自分のお気に入りの帽子によって携帯型音楽プレーヤーを保持することができる。
この考案の実施形態を、図1から図3に示す。
この実施形態に係る帽子1は、いわゆるキャップと呼ばれるもので、つば3が前方にのみ設けられる。この帽子1に対して、携帯型音楽プレーヤー5を保持する帯体7が設けられる。帯体7は、この帽子1に対して後付されるものであり、帯体セットとして用意される。帯体セットは、帯体7と、帽子1に設けられ得るマジックテープ(登録商標)9Bとがセットになったものである。
帯体7は、帽子1のつば3の上で前頭部11から両側頭部13に相当する部分に配置される。布製で中央15が広く、両端17が狭い、略山形の形状を有する。この帯体7の裏側には、携帯型音楽プレーヤー5を収納するスペース19が形成される。更に、スペース19には、携帯型音楽プレーヤー5を更にしっかりと保持するために、伸縮性の高い布製の筒状のポケット21が横向きに設けられている。このスペース19の周囲及び略山形の下部縁には、雄タイプのマジックテープ(登録商標)9Aが設けられる。
この雄タイプのマジックテープ(登録商標)9Aに対応する雌タイプのマジックテープ(登録商標)9Bが用意され、裏面には、両面テープ、又はアイロンで硬化する熱硬化性樹脂接着剤(図示せず)が設けられる。
(使用方法)
まず、帯体セットのうち、雌タイプのマジックテープ(登録商標)9Bを、帽子1のつば3の上で前頭部11から両側頭部13に相当する部分に、両面テープで、あるいは熱硬化性樹脂接着剤の上からアイロンで加熱し硬化させることで、貼り付ける。次に、帯体7のスペース19に設けられた筒状のポケット21に、携帯型音楽プレーヤー5を収納する。そして、帯体7にあらかじめ設けられている雄タイプのマジックテープ(登録商標)9Aを、雌タイプのマジックテープ(登録商標)9に貼り付けることで、帯体7を、帽子1のつば3の上で前頭部11から両側頭部13に相当する部分に配置する。その後に、携帯型音楽プレーヤー5に接続されたイヤホン23のコード25を挟んでいる部分のマジックテープ(登録商標)9A,9Bを一度剥がし、コード25の位置や長さを調節し、再び、その部分のマジックテープ(登録商標)9A,9Bを貼り付ける。
この状態で帽子1を被れば、イヤホン23は、耳のところに正しく位置することができる。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、帽子1に設けられる布製の帯体7で携帯型音楽プレーヤー5を保持するので、従来の特許文献1、2の技術に比べ、安価で済む。
また、携帯型音楽プレーヤー5は、帯体7により、帽子1のつば3の上で前頭部11で保持されるので、頭の他の部分で保持されるよりも、安定して保持がなされる。
また、帯体7は略山形であることから、頭や帽子1が半球であるにもかかわらず、配置した形状が帽子1になじみやすい。すなわち、帯体7を四角形にする場合に比べ、帯体7の一部が帽子1の表面から分離してしまう傾向を少なくできる。
更に、スペース周囲はマジックテープで取り付けられるので、スペース19にどこからでも携帯型音楽プレーヤー5を収納しやすい。
更に、スペース19に設けられた伸縮性の高い布製の筒状のポケット21により、携帯型音楽プレーヤー5を更にしっかりと保持できる。特に、この布を伸縮性の高いものとすることで、携帯型音楽プレーヤー5が抜け落ちにくくできる。
また、ポケット21が横向きに設けられていることから、携帯型音楽プレーヤー5に接続したイヤホン23のコード25を横方向へ左右の耳に向かって伸ばし易い。
更に、帽子1に設けられる雌タイプのマジックテープ(登録商標)9Bは、両面テープ、又はアイロンで硬化する熱硬化性樹脂接着剤で設けられているので、お気に入りの帽子1に対して、後付でマジックテープ(登録商標)9Bを設けることができ、よって後付で帯体7を設けることができる。このため、自分のお気に入りの帽子1によって携帯型音楽プレーヤー5を保持することができる。
「他の実施形態」
以上の実施形態では、スペース19のポケット21に携帯型音楽プレーヤー5を収納するものであったが、他の実施形態では、スペース19にポケット21を設けずに、スペース19自体に携帯型音楽プレーヤー5を収納することもできる。この場合には、スペース19にどこからでも携帯型音楽プレーヤー5を収納しやすい自由度は最大になる。
以上の実施形態では、マジックテープ(登録商標)9の雄タイプが帯体7側で、雌タイプが帽子1側であったが、他の実施形態では、もちろん、この関係を逆にできる。
以上の実施形態では、帽子1に設けられるマジックテープ(登録商標)9Bは、両面テープ、又はアイロンで硬化する熱硬化性樹脂接着剤で設けられるとすることで、後付を可能にしたが、他の実施形態では、縫い付けにより設けてもよい。
この考案の携帯型音楽プレーヤーには、携帯型のカセットプレーヤー、CDプレーヤー、その他、メモリカードや不揮発メモリ、小型ハードディスクなどを内蔵し、音楽を記録・再生できる携帯機器のみならず、更には、ダウンロードした音楽を再生できる携帯電話にも、応用できる。
この考案の一実施形態を示す携帯型音楽プレーヤー保持帽子の斜視図である。 図1の分解図である。 図1の帯体の裏面を示す図である。
符号の説明
1…帽子、3…つば、5…携帯型音楽プレーヤー、7…帯体、9…マジックテープ(登録商標)、11…前頭部、13…両側頭部、15…中央、17…両端、19…スペース、21…ポケット、23・・・イヤホン、25・・・コード。

Claims (4)

  1. 帽子のつばの上で前頭部から両側頭部に相当する部分に配置され、布製で中央が広く両端が狭い略山形の帯体と、この帯体の裏側に形成され携帯型音楽プレーヤーを収納するスペースと、このスペース周囲及び前記略山形の下部縁に設けられる雄タイプ又は雌タイプのマジックテープ(登録商標)と、これら雄タイプ又は雌タイプのマジックテープ(登録商標)に対応する位置で前記帽子に設けられる雌タイプ又は雄タイプのマジックテープ(登録商標)と、を有することを特徴とする携帯型音楽プレーヤー保持帽子。
  2. 前記スペースには、携帯型音楽プレーヤーを更にしっかりと保持するために布製の筒状のポケットが横向きに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の携帯型音楽プレーヤー保持帽子。
  3. 前記帽子に設けられる雌タイプ又は雄タイプのマジックテープ(登録商標)は、両面テープ、又はアイロンで硬化する熱硬化性樹脂接着剤で設けられていることを特徴とする請求項1、又は2に記載の携帯型音楽プレーヤー保持帽子。
  4. 請求項1、2、又は3に記載の携帯型音楽プレーヤー保持帽子に用いられる帯体セットであって、布製で中央が広く両端が狭い略山形の帯体と、この帯体の裏側に形成され携帯型音楽プレーヤーを収納するスペースと、このスペース周囲及び前記略山形の下部縁に設けられる雄タイプ又は雌タイプのマジックテープ(登録商標)と、これら雄タイプ又は雌タイプのマジックテープ(登録商標)に対応する形状であって、両面テープ、又はアイロンで硬化する熱硬化性樹脂接着剤によって帽子に設けられ得る雌タイプ又は雄タイプのマジックテープ(登録商標)と、を有することを特徴とする帯体セット。
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