JP3129422U - 遮熱シートおよびこれを用いた網戸 - Google Patents

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英俊 中沢
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有限会社ナカザワ・コーポレーション
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Abstract

【課題】熱反射も確保しながら、視界、通気性も確保できる遮熱シートを提供する。
【解決手段】遮熱シート10は、多数の開口12を有する格子状のシート材14の片面もしくは両面に断熱塗料16を塗布して成るものである。遮熱シート10によれば、ガラス窓の外方にカーテン状に吊るして用いることにより、夏場の日差しを有効に遮断し、また、断熱塗料16によって熱が遮断あるいは反射されることによって、室内の温度上昇を有効に抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本考案は遮熱シートおよびこれを用いた網戸等に関する。
各種の遮熱シートが開発されている。例えば、特開2001−107480には、アクリルやエポキシ等の樹脂塗料中に酸化チタン、アルミナ、酸化ケイ素等の熱反射機能を持つセラミックス粉や無機化合物を混入してなる熱反射型塗料(断熱塗料)を塗布した遮熱シートが開示されている。
特開2001−107480
しかし、従来の遮熱シートを窓などの日よけシートとして用いた場合、熱反射の効果はあるが視界が遮られ、また通風も遮られてしまうという課題があった。
そこで、本考案は、熱反射も確保しながら、視界、通気性も確保できる遮熱シートを提供する。
すなわち、本考案に係る遮熱シートは、多数の開口を有する格子状のシート材の片面もしくは両面に断熱塗料を塗布して成るものである。
前記開口の大きさは、通風性、あるいは遮光性等の点で1mm四方〜5mm四方が好適である。
また、遮熱のため、ある程度の面積が必要であるので、前記シート材は、1mm〜3mmの幅の材料により格子状に形成すると好適である。
また、前記シート材を、可撓性を有する樹脂材料で形成すると、巻き取り可能となり、好適である。
また、前記シート材の格子中に糸材を骨格として配置すると強度が補填でき、好適である。
前記断熱塗料に、樹脂エマルジョンに中空ビーズ構造の断熱材が混入されたものを用いると好適である。
遮熱シートに係止用の引掛部を形成することにより、容易に吊り下げて使用することができる。
上記遮熱シートを、繰り出し、巻き込み可能に取付けたロールカーテン装置、あるいは、網目材に、上記遮熱シートを用いた網戸として好適に構築できる。
本考案に係る遮熱シートによれば、ガラス窓の外方にカーテン状に吊るして用いることにより、夏場の日差しを有効に遮断し、また、断熱塗料によって熱が遮断あるいは反射されることによって、室内の温度上昇を有効に抑えることができる。
また、遮熱シートは開口を有することから、室内から屋外は透けて見え、窓の外の風景が見えることによって圧迫感が少なく、逆に、日中は、屋外から室内はほとんど見えないので好適である。さらに、窓を開けた場合に、通風が妨げられず、快適な室内環境を得ることができる。
以下本考案の好適な実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は遮熱シート10の部分説明図である。
遮熱シート10は、多数の開口12を有する格子状のシート材14の片面もしくは両面に断熱塗料16を塗布して形成されている。
開口12の大きさは特に限定されるものではないが、通気性、透過性、遮光性の点から1mm四方〜5mm四方の大きさが好適である。
また、シート材14の幅も特に限定されるものではないが、塗布されている断熱塗料の遮熱性を十分発揮させるために、ある程度の幅が必要であり、1mm〜3mm程度の幅が好適である。
シート材14の材料は、可撓性を有する、例えば塩化ビニル等の樹脂材料を用いるとよい。また、このシート材14の強度を補填するために、図2に示すように、シート材14の格子中にナイロン等の強度のある糸材18を骨格として配置するようにすると好適である。これにより、遮熱シート10を、ロール状に繰り返し巻き取っても強度が維持される。
断熱塗料16は、特開2002−105385号に示されるような断熱塗料を用いるとよい。この断熱塗料は、アルミノ珪酸ソーダガラスからなる、粒径が10μm〜50μm程度の大きさの中空ビーズ構造の断熱材を樹脂エマルジョン中に10〜20wt%配合されたものが好適である。樹脂エマルジョンは、アクリルエマルジョン、ウレタンエマルジョン、エポキシエマルジョンなどを用いることができる。断熱塗料16は、さらに、酸化チタンなどの顔料、溶剤を適宜量混入するとよい。
実施例では、断熱塗料16として、市販されている断熱塗料「GAINA/ガイナ(登録商標)」(株式会社日進産業製)を用いた。
シート材14との密着性を向上させるために、シート材14にプライマーを塗布し、このプライマー層上に断熱塗料を塗布し、乾燥させるようにするとよい。塗膜の厚さは、乾燥時の厚さで0.2mm〜0.8mm程度がよい。
あるいは、断熱材として、上記の中空ビーズ以外に、Al、TiO、Si0、ZrO、CuO、MgO等の熱反射性を有するセラミックス粉等を用いて、これら断熱材を樹脂塗料中に混入した断熱塗料16を用いることもできる。
また、断熱塗料16中に、ハロゲン化フェノール類、ニトロフェノール類、イソチオシアネート類などの抗菌材を混入させてもよい。
上記のように、格子状のシート材14上に断熱塗料16を塗布して形成した遮熱シート10は、例えば、図3に示すように、窓20の外側に、治具22によりカーテン状に吊るして用いるとよい。そのために、遮熱シート10に鳩目(引掛部)24を形成して、この鳩目24を利用して、鳩目24に治具22を挿通して係止し、吊るすようにするとよい。なお、引掛部としては、鳩目以外にフック治具(図示せず)等を遮熱シート10に取付けてもよい。
遮熱シート10を、ガラス窓20の外方10cmのところに吊るしたところ、夏場の日差しを有効に遮断し、断熱塗料16によって熱が遮断あるいは反射されることによって、部屋の中の温度上昇を有効に抑えることができた。
実施例では、外気温が31.2℃で、遮熱シート10を取付けない状態での、室内温度(窓から10cm内側の温度)が33℃であったとき、遮熱シート10を窓の外側10cmの位置に吊るした際に、室内温度(窓から10cm内側の温度)が25.3℃となり、7.7℃もの温度上昇を防げた。
なお、遮熱シート10の開口12の大きさを前記の大きさ程度にすることによって、日中、外部から室内はほとんど見ることができない。逆に、室内から屋外は透けて見え、窓の外の風景が見えることによって圧迫感が少ない。この点、「すだれ」などより便利である。
また、開口12を有することから、窓を開けた場合に、通風が妨げられず、快適な室内環境を得ることができる。
また、断熱塗料16が塗布されていることによって、耐候性に優れ、屋外での長期の使用にも耐える。
さらに、抗菌剤入りの断熱塗料を用いることによって、カビの発生なども防止できる。
上記の例では、遮熱シート10をカーテン状にして窓20の外側に吊るすようにして用いたが、図4に示すような、公知の繰り出し、巻き取り機構によりカーテン材を繰り出し、巻取り自在に設けたロールカーテン装置26のカーテン材に遮熱シート10を用いることもできる。
また、多数のブラインド片を回動自在に並べた公知のブラインド装置におけるブラインド片に遮熱シート10を用いることもできる。
あるいは、遮熱シート10を網目材として用いて網戸(図示せず)のようにして用いることもできる。この場合には、窓枠に容易に脱着できて便利である。
また、冬場には、窓20からの放熱を遮断し、窓20の内外の温度差を少なくできるので、窓ガラスへの結露を有効に防止できることも確認された。
上記の例では、窓20の遮熱シートとして用いる例を示したが、壁面に貼付して断熱材として用いるようにしてもよいことはもちろんである。
遮熱シートの部分正面図である。 遮熱シートの部分拡大図である。 遮熱シートを窓の外にカーテン状に取付けた状態を示す説明図である。 ロールカーテン装置の説明図である。
符号の説明
10 遮熱シート
12 開口
14 シート材
16 断熱塗料
18 糸材
20 窓
22 治具
24 鳩目
26 ロールカーテン装置

Claims (9)

  1. 多数の開口を有する格子状のシート材の片面もしくは両面に断熱塗料を塗布して成る遮熱シート。
  2. 前記開口の大きさが1mm四方〜5mm四方であることを特徴とする請求項1記載の遮熱シート。
  3. 前記シート材が、1mm〜3mmの幅の材料により格子状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の遮熱シート。
  4. 前記シート材の材料が、可撓性を有する樹脂材料であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の遮熱シート。
  5. 前記シート材の格子中に糸材が骨格として配置されていることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の遮熱シート。
  6. 前記断熱塗料が、樹脂エマルジョンに中空ビーズ構造の断熱材が混入されたものであることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の遮熱シート。
  7. 係止用の引掛部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の遮熱シート。
  8. 請求項1〜6いずれか1項記載の遮熱シートが繰り出し、巻き込み可能に取付けられていることを特徴とするロールカーテン装置。
  9. 網目材に、請求項1〜6いずれか1項記載の遮熱シートが用いられていることを特徴とする網戸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009197428A (ja) * 2008-02-20 2009-09-03 Nitomuzu:Kk 日よけシート
JP2010169259A (ja) * 2008-12-28 2010-08-05 Ishimic:Kk 柔軟性熱絶縁体

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