JP3128855U - 吸水式磁紛探傷装置 - Google Patents

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日本工業検査株式会社
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Abstract

【課題】磁紛探傷検査で使用する検査液を流す工程において、検査液が流れるべき場所で滞留することがあり、この滞留が発生すると検査液の流れが阻害され、磁束が漏洩している場所に検査液中の微粒磁紛が泳動できなくなり、磁紛の吸着・集積が起こらなくなるため適切な検査ができなくなってしまう。
【解決手段】本考案は、磁紛探傷検査において検査液が滞留してしまうことを防ぐために、検査装置に吸水器を組み合わせ、自動的に検査液を排水・除去することにより、円滑に検査液の流動を確保する装置である。検査液を、使用する液量に合わせて緩やかな流れにするため、吸水器による吸引は急激なものとならないように、吸水口の断面積と吸引力は調整可能な機能を有している。一定の検査範囲ごとに移動しながら連続的に検査を行うので、吸水口は適宜固定及び移動ができるよう、磁石や吸盤により設置する構造とした。
【選択図】図1

Description

本考案は、磁紛探傷において検査液の円滑な流動を確保する磁紛探傷装置に関する。
鋼板の検査で行われている磁紛探傷検査は、鉄心コアに巻かれたコイルに電流を流して磁束を発生する磁化器によって鋼板を磁化し、目に見えない微細なきずにより漏洩する磁束に微粒な鉄粉を懸濁させた検査液を少しずつ流すことで鉄粉を吸着・集積させ目視で観察する。特許文献1及び特許文献2に記載されているように、工場内で円滑に検査できる検査装置はあるが、屋外などで行う場合において検査の精度や運用を容易にするため、吸水装置を組み合わせた磁紛探傷装置は存在しなかった。
特許公開公報 平11-223610号公報 特許公開公報2001-281226号公報
磁紛探傷検査で使用する検査液を流す工程において、検査液が流れるべき場所で滞留することがあり、この滞留が発生すると検査液の流れが阻害され、磁束が漏洩している場所に検査液中の微粒磁紛が泳動できなくなり、磁紛の吸着・集積が起こらなくなるため適切な検査ができなくなってしまう。
そこで、滞留した検査液をスポンジや布きれなどで拭き取り、新しい検査液の流れを確保するように検査作業を行う。しかし、連続的な検査作業においては、拭き取り作業は大変煩雑な作業であり、拭き取り作業に失敗すると検査液の流動を妨げ、適切な検査結果が得られなくなる問題があった。
本考案は、上記の問題点を解決することを目的としている。
本考案は、磁紛探傷検査において検査液が滞留してしまうことを防ぐために、検査装置に吸水器を組み合わせ、自動的に検査液を排水・除去することにより、円滑に検査液の流動を確保する装置である。検査液を、使用する液量に合わせて緩やかな流れにするため、吸水器による吸引は急激なものとならないように、吸水口の断面積と吸引力は調整可能な機能を有している。一定の検査範囲ごとに移動しながら連続的に検査を行うので、吸水口は適宜固定及び移動ができるよう、磁石や吸盤により設置する構造とした。
本考案により、検査液の吸引を行えるようになることで、検査液の流動が円滑に発生し、きずの検出精度が向上した。さらに、検査終了後に不要となった検査液をスポンジ等で除去する作業が必要であったが、吸引器により除去作業が無くなり、作業効率が向上した。
図を用いて考案の詳細な説明を行う。図1に検査装置の全体を示す。溶接線付近を検査するので、溶接線にそって検査液を流す。コイル106が巻かれている磁化器105を検査範囲に沿ってAの場所からB及びCへ移動させる。このとき検査液が滞留してしまうと検査がうまくいかないので、検査液が滞留しないようにするため不要な検査液を吸引して取り除く必要がある。吸引には吸水器104を用いるが、検査液を吸引する吸水口101を磁化器105から適切な距離に設置する必要があるため、吸水口101を設置する吸水口台座102を吸着装置によって固定する。吸着装置はマグネット又は吸盤を用いるのが適切である。吸水口101から吸水機104の間はホース103で接続する。吸水口101と吸水口台座102の間は吸水口101の設置において調整可能なようにフレキシブルで位置を固定できるように螺旋管を用いている。吸水機104は検査液などが入ると重量があり、連続的に検査を行うためには移動しなければならないので、車輪がつけられている。
検査中に検査液が滞留せずに流動するようにすることにより、図2に示すように磁極間に生じる鋼中磁束111が、図3に示すようにきず部で漏洩するので、検査液に含まれている磁紛が吸着および集積する。
上記に示すように磁紛探傷検査装置に不要な検査液を連続的に取り除く吸水システムを組み合わせることによって、従来の磁紛探傷を行う上での欠点をみごとに解消させ、安定した磁紛探傷検査を実施することができるようになった。
磁紛探傷検査装置の実施全体図 検査部での検査液の流れる様子を示す図 平板突合せ溶接部においての鋼中磁束漏洩を示す図
符号の説明
101吸水口
102吸水口台座
103ホース
104吸水機
105磁化器
106磁化器に巻かれたコイル
107不要な検査液の流れ
108溶接線
109検査範囲
110磁極
111鋼中磁束を示す
112検査液の流れ
113磁場への磁紛吸着及び集積の説明

Claims (3)

  1. 磁紛探傷検査において、検査面で検査液の円滑な流動を確保するため、吸水装置を組み合わせた吸水式磁紛探傷装置。
  2. 請求項1に記載の吸水装置が、吸水機と吸水ホースと吸水口と吸水口を固定する吸水口固定台座により構成されている吸水式磁紛探傷装置。
  3. 請求項2に記載の吸水口固定台座が、検査液の吸水を容易になるよう適当な位置に固定するため、磁石又は吸盤により構成されている吸水式磁紛探傷装置。
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