JP3128339B2 - 符号化/復号化方式 - Google Patents

符号化/復号化方式

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JP3128339B2
JP3128339B2 JP04198465A JP19846592A JP3128339B2 JP 3128339 B2 JP3128339 B2 JP 3128339B2 JP 04198465 A JP04198465 A JP 04198465A JP 19846592 A JP19846592 A JP 19846592A JP 3128339 B2 JP3128339 B2 JP 3128339B2
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伸明 平井
和仁 遠藤
学 塚本
雅之 石田
禎宣 石田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声/音楽信号 等の
情報信号の帯域圧縮技術に関し、特に圧縮した情報を伝
送する場合に主情報の他に補助情報を併せて伝送するこ
とを必要とする符号化/復号化技術に関する。
【0002】
【従来の技術】限られた伝送容量の回線を使用して、音
声/音楽信号に含まれる情報量を効率よく伝送するため
に、その情報量を減少させることを高能率符号化とい
い、主として帯域分割符号化(SBC)、適応変換符号
化(ATC)が知られている。SBCを用いた符号化方
式の代表的なものとして、AES The 89th Convention ■
Bitrate Reduction of High Quality Audio Signals by
Modeling the Ears Masking■に開示されたMUSIC
AM(Masking-pattern Universal Subband Integrated
Coding And Multiplexing)方式がある。以下に、MU
SICAM方式の概要を簡単に説明する。
【0003】図6は、MUSICAM方式による従来
の符号化/復号化装置の一構成例を示すブロック回路図
である。図において、1は入力端子、2は帯域分解フィ
ルタバンク、3は量子化回路、4はスケールファクタ決
定回路、5は高速フーリエ変換回路、6はマスキングス
レッショルド決定回路、7は適応ビット配分回路、9は
符号化回路、10は多重化回路、11は伝送路、12は
分離回路、13は逆量子化回路、14は帯域合成フィル
タバンク、15は復号化回路、16は出力端子である。
また、図において、1〜10で符号化器50を構成し、
12〜16で復号化器60を構成している。
【0004】まず図6に沿ってMUSICAM方式の符
号化及び復号化の動作について説明する。符号化器50
の入力端子1に供給された離散的な広帯域の音声信号
は、帯域分解フィルタバンク2に供給される。帯域分解
フィルタバンク2では、入力信号は32個の帯域(サブ
バンド)に分割され、これらのサブバンド信号は、スケ
ールファクタ決定回路4に供給される。このスケールフ
ァクタ決定回路4では、時間的に連続する12個のサブ
バンド信号から最大値を検出し、その値をスケールファ
クタとして出力する。
【0005】他方、入力サンプルは高速フーリエ変換回
路5にも供給され、ここで高速フーリエ変換により周波
数スペクトルへと変換される。この周波数スペクトルに
基づいて、マスキングスレッショルド決定回路6では人
間の耳に聴こえる音圧レベルのしきい値(マスキングス
レッショルド)を計算する。適応ビット配分回路7で
は、このマスキングスレッショルドに基づいて後述する
ビット配分情報を発生する。スケールファクタとビット
配分情報は量子化回路3に供給され、量子化回路3はこ
れらの情報に基づきサブバンド信号を量子化する。量子
化されたサブバンド信号は、符号化回路9によって符号
化されたスケールファクタおよびビット配分情報と多重
化回路10において多重化され、伝送路11に送出され
る。
【0006】復号化器60では、伝送路11からの多重
化信号が分離回路12で分離され、量子化されたサブバ
ンド信号は逆量子化回路13に、符号化されたスケール
ファクタおよびビット配分情報は復号化回路15に供給
される。復号化回路15では、スケールファクタとビッ
ト配分情報が復号化され、逆量子化回路13ではこれら
の情報に基づいてサブバンド信号を逆量子化する。逆量
子化された32個のサブバンド信号は合成フィルタバン
ク14で離散的な広帯域の音声信号に合成され、出力端
子16へと供給される。
【0007】ここで、MUSICAM方式では、サブバ
ンド信号を量子化して伝送するときに、図7に示すデー
タ伝送形式を用いる。伝送されるデータの1フレーム
は、補助情報であるビット配分情報およびスケールファ
クタと、主情報であるサブバンド信号から構成される。
ビット配分情報とは、各サブバンド信号の量子化ビット
数を表す情報で、例えばMUSICAM方式では、この
情報を符号化するために各サブバンドに対して一様に4
ビットずつ与えられ、1フレーム中でビット配分情報の
符号化に使用されるビット数は計128ビットになる。
したがって、データを1フレーム伝送するために与えら
れるビット数をbfrとすると、スケールファクタの符
号化およびサブバンド信号の量子化に使用することので
きるビット数は、bfr−128ビットになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】伝送すべき1フレーム
のデータの中で、主情報であるサブバンド信号の量子化
に使用されるビット数が多いほど量子化の分解能は高く
なり、圧縮音の音質は向上する。他方、各サブバンドの
ビット配分情報は、各サブバンドの量子化ビット数が少
ない場合でも一様に4ビットで符号化される。したがっ
て、ビットレートが低い場合には、1フレーム中で補助
情報の占める割合が高くなり、主情報であるサブバンド
信号の量子化に使用されるビット数が少なくなるため、
圧縮音の音質が著しく低下するという問題があった。
【0009】この発明は、係る問題点を解決するために
なされたものであり、 情報信号を帯域圧縮し伝送する
方法において、ビットレートが低い場合においても音質
のよい音声圧縮を行うことができ る符号化/復号化方
式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係 る符号化
/復号化方式は、主情報を量子化および逆量子化すると
きに用いる補助情報の情報量に基づいて、補助情報及び
主情報をそれぞれ符号化及び量子化するための情報量を
適応的に選択するための選択手段を備えたものである。
【0011】また、この発明に係 る符号化/復号化方
式は、適応的に選択された補助情報を符号化するための
情報量に関する情報を、補助情報として符号化し伝送す
るためのデータ符号化手段と、その符号化された補助情
報を復号化するためのデータ復号化手段とを備えたもの
である。
【0012】
【作用】この発明におけ る符号化/復号化方式は、主
情報を量子化する場合に、まずある定められた情報量で
量子化ビット数の配分を行い、前記主情報を逆量子化す
るときに用いる補助情報がある定められた情報量以下で
符号化できる場合には、前記補助情報を符号化するため
の情報量を削減して主情報の量子化ビット数を増加さ
せ、改めて量子化ビット数の配分を行い、主情報の量子
化を行うと共に、選択した前記補助情報を符号化するた
めの情報量に関する情報および前記補助情報を符号化し
て前記主情報と多重化し、伝送する。
【0013】また、この発明におけ る符号化/復号化
方式は、主情報を量子化する場合に、まずある定められ
た情報量で量子化ビット数の配分を行い、前記主情報を
逆量子化するときに用いる補助情報がある定められた情
報量以下で符号化できる場合には、前記補助情報を符号
化するための情報量を削減して主情報の量子化ビット数
を増加させ、量子化ビット数の増加分の配分を行い、こ
れとすでにある定められた情報量にて配分された量子化
ビット数と併せて主情報の量子化を行うと共に、選択し
た前記補助情報を符号化するための情報量に関する情報
および前記補助情報を符号化して前記主情報と多重化
し、伝送する。
【0014】また、この発明におけ る符号化/復号化
方式は、主情報を量子化および逆量子化するときに用い
る補助情報の情報量により、前記補助情報を符号化する
ための情報量を適応的に選択し、その選択した情報量に
基づいて主情報の量子化ビット数を決定し、前記量子化
ビット数に基づいて主情報の量子化を行うと共に、選択
した前記補助情報を符号化するための情報量に関する情
報および前記補助情報を符号化して前記主情報と多重化
し、伝送する。
【0015】また、この発明におけ る符号化/復号化
方式は、前記多重化した信号を前記主情報、前記補助情
報および前記補助情報を符号化するための情報量に関す
る情報に分離し、前記補助情報および前記補助情報を符
号化するための情報量に関する情報を復号化し、その復
号化された情報に基づいて前記主情報を逆量子化する。
【0016】
【実施例】実施例1.次に図面を参照して本発明につい
て詳細に説明する。図1は、本発明の実施例1を示すブ
ロック回路図である。同図において、図6と同一の符号
を付与した機能ブロックはそれぞれ同一の機能を有する
ものとする。符号化器50において、図1の実施例1と
図6の従来例の動作の相違点は、各サブバンドの補助情
報の情報量により補助情報を符号化するためのデータ伝
送形式(以下、「伝送パターン」という)を適応的に選
択する点にある。これに伴って、伝送パターン選択回路
8が付加されている。
【0017】次に、図1の実施例1の動作について説明
する。入力端子1に供給された信号は帯域分割フィルタ
バンク2および高速フーリエ変換器5に供給される。以
下、サブバンド信号に基づいてスケールファクタが決定
され、周波数スペクトルに基づいてマスキングスレッシ
ョルドが決定されるまでは、図6を参照して既に説明し
た通りである。本実施例1の特徴は、適応ビット配分の
方法にある。
【0018】マスキングスレッショルド決定回路6で決
定されたマスキングスレッショルドに基づいて、適応ビ
ット配分回路7では、図6に基づいて説明したMUSI
CAM方式と同様のビット配分情報が発生され、伝送パ
ターン選択回路8に供給される。この伝送パターン選択
回路8では、図2(I)に示した、図7のMUSICA
M方式と同様の伝送パターン(以下、「パターンI」と
いう)と、図2(II)に示したビット配分情報符号化の
ためのビット数を削減した伝送パターン(以下、「パタ
ーンII」という)を、フレームごとに適応的に選択す
る。
【0019】例えば、32個のサブバンドを低域から順
にNo.0,No.1,...No.30,No.31
とすると、サブバンド信号の量子化ビット数が、サブバ
ンドNo.2〜5は8ビット以下、サブバンドNo.6
〜15は4ビット以下、サブバンドNo.16〜No.
31は2ビットであった場合は、表1の「パターンI」
に示すように、各サブバンドのビット配分情報を一様に
4ビットで符号化するのではなく、例えば表1の「パタ
ーンII」に示すように、サブバンドNo.0およびN
o.1は4ビット、サブバンドNo.2〜No.5は3
ビット、サブバンドNo.6〜No.15は2ビット、
サブバンドNo.16〜No.31は1ビットで符号化
する。
【0020】
【表1】
【0021】その結果、パターンIIでは図2(II)のよ
うに1フレーム当りのビット配分情報は56ビットにな
り、図2(I)に示すパターンIのように各サブバンド
のビット配分情報を一様に4ビットで符号化した場合に
比べて、補助情報を72ビット削減し、スケールファク
タの符号化およびサブバンド信号の量子化に用いる情報
量を72ビット増加させることが出来る。
【0022】伝送パターンを選択する手順としては、ま
ず、適応ビット配分回路7でパターンIに基づく1回目
の適応ビット配分を行い、ビット配分情報を発生して伝
送パターン選択回路8に伝送する。ここで、全てのサブ
バンドにおいて表1の「パターンII」に示した各サブバ
ンドの最大量子化ビット数以下のビット配分がなされて
いれば、伝送パターン選択回路8ではパターンIIを選択
し、伝送パターン選択回路8からパターンIIに基づく2
回目の適応ビット配分を行うための信号が適応ビット配
分回路7に送られる。適応ビット配分回路7では、パタ
ーンIIに基づいて2回目の適応ビット配分を行い、新た
にビット配分情報を発生し、量子化回路3に伝送する。
この2回目の適応ビット配分では、表1の「パターンI
I」に示した各サブバンドの最大量子化ビット数で制限
がかかる。
【0023】また、1回目の適応ビット配分で、表1の
「パターンII」に示した各サブバンドの最大量子化ビッ
ト数以上のビット配分が行われたサブバンドが32個の
うち1個でも存在すれば、伝送パターン選択回路8では
パターンIが選択され、1回目の適応ビット配分に基づ
くビット配分情報が量子化回路3に送られる。
【0024】伝送パターン選択回路8からは、さらに選
択した伝送パターンを表す伝送パターン選択情報が符号
化回路9に送られ、符号化されて、スケールファクタお
よびビット配分情報と共に、補助情報として多重化回路
10へ送られる。多重化回路10では、図6に基づいて
説明したMUSICAM方式と同様に、補助情報と主情
報である量子化されたサブバンド信号とが多重化され、
伝送路11に圧縮信号として出力される。
【0025】復号化器60において、実施例1の図6を
用いて説明した従来例と異なる点は、伝送パターン選択
情報に基づきサブバンド信号を逆量子化していることで
ある。伝送路11からの多重化信号が分離回路12で分
離され、量子化されたサブバンド信号は逆量子化回路1
3に、符号化されたスケールファクタ、ビット配分情報
および伝送パターン選択情報は復号化回路15に供給さ
れる。復号化回路15では、スケールファクタ、ビット
配分情報および伝送パターン選択情報が復号化され、逆
量子化回路13ではこれらの情報に基づいてサブバンド
信号を逆量子化する。この伝送パターン選択情報は、符
号化器において選択した伝送パターンを表している。以
下、図6に基づいて説明したMUSICAM方式と同様
の過程を経て、出力端子16から、合成した広帯域の離
散的な音声信号が出力される。
【0026】実施例2.実施例1では、パターンIに基
づく適応ビット配分を行い、その結果によりパターンII
の選択を決定した後に、改めてパターンIIに基づく適応
ビット配分を行ったが、パターンIIに基づく適応ビット
配分を行う場合に、まずパターンIに基づく適応ビット
配分を行い、その結果パターンIIが選択出来る場合に
は、パターンIIを選択したために増加する量子化ビット
数に基づいて適応ビット配分を行い、その結果をパター
ンIに基づく適応ビット配分の結果に付加しても構わな
い。
【0027】実施例2のハードウェアの構成および伝送
パターンを選択するまでの動作については、実施例1と
同様であるので省略する。本実施例2の伝送パターンを
選択する手順としては、まず、適応ビット配分回路7で
パターンIに基づく1回目の適応ビット配分を行い、ビ
ット配分情報を発生して伝送パターン選択回路8に伝送
する。ここで、全てのサブバンドにおいて表1の「パタ
ーンII」に示した各サブバンドの最大量子化ビット数以
下のビット配分がなされていれば、伝送パターン選択回
路8ではパターンIIを選択し、伝送パターン選択回路8
からパターンIIに基づく2回目の適応ビット配分を行う
ための信号が適応ビット配分回路7に送られる。
【0028】適応ビット配分回路7では、ビット配分情
報を削減した結果増加した量子化ビット数、すなわち上
述した例では72ビットをスケールファクタの符号化お
よびサブバンド信号の量子化に割り当てて、この72ビ
ットについてのみ2回目の適応ビット配分を行う。この
2回目の適応ビット配分により発生したビット配分情報
は、すでに発生したパターンIに基づくビット配分情報
に加えて量子化回路3に伝送される。この2回目の適応
ビット配分では、表1の「パターンII」に示した各サブ
バンドの最大量子化ビット数で制限がかかる。以下、出
力端子16から合成された広帯域の離散的な音声信号が
出力されるまでの過程は、すでに実施例1で説明した通
りである。
【0029】実施例3.実施例1では、パターンIIの選
択を決定した後にパターンIIに基づく適応ビット配分を
行ったが、パターンIとパターンIIに基づく適応ビット
配分をそれぞれ行いビット配分情報を発生した後に、パ
ターンIとパターンIIのいずれを選択するか決定しても
構わない。図3は、この実施例3を示したブロック回路
図である。図において、1〜16は実施例1と同様であ
るので説明は省略する。17は第1の適応ビット配分回
路、18は第2の適応ビット配分回路、19は伝送パタ
ーン決定回路、20は選択回路である。
【0030】次に動作を説明する。入力端子1に供給さ
れた信号は帯域分割フィルタバンク2および高速フーリ
エ変換器5に供給される。以下、サブバンド信号に基づ
いてスケールファクタが決定され、周波数スペクトルに
基づいてマスキングスレッショルドが決定されるまで
は、図1を参照して実施例1で説明した通りである。実
施例1と実施例3との相違点は、伝送パターンを選択す
る過程にある。
【0031】マスキングスレッショルド決定回路6で決
定されたマスキングスレッショルドは、第1の適応ビッ
ト配分回路17および第2の適応ビット配分回路18に
供給される。第1の適応ビット配分回路17では、パタ
ーンIに基づいたビット配分情報を発生し、また、第2
の適応ビット配分回路18ではパターンIIに基づいたビ
ット配分情報を発生し、2種類のビット配分情報は伝送
パターン決定回路19および選択回路20に供給され
る。伝送パターン決定回路19では、常に表1に示した
最大量子化ビット数を超えないようなパターンが選択さ
れる。すなわち、第2の適応ビット配分回路18の発生
したビット配分情報が表1の「パターンII」の最大量子
化ビット数を超えない場合のみパターンIIを選択し、そ
の他の場合はすべてパターンIを選択する。したがっ
て、実施例1のように、パターンIIを選択したためにサ
ブバンド信号の量子化ビット配分が制限されることは起
こり得ない。
【0032】伝送パターン決定回路19では、上述の過
程を経て決定した伝送パターンを選択するための信号を
選択回路20に送るとともに、決定した伝送パターンを
表す補助情報を符号化回路9に送る。選択回路20で
は、伝送パターン決定回路19より送られてきた信号に
基づきビット配分情報を選択し、量子化回路3と符号化
回路19へと送る。以下、実施例1と同様の過程を経
て、出力端子16から合成された広帯域の離散的な音声
信号が出力される。
【0033】実施例4.実施例1〜3までは、2種類の
伝送パターンを選択する場合について説明してきたが、
選択する伝送パターンの種類を3種類以上に増やしても
構わない。図4は、図3に基づいて説明した実施例3
を、選択する伝送パターンの種類を3種類に増やしたも
のであり、これにともなって第3の適応ビット配分回路
21が付加されている。この実施例では、図5(I)に
示すパターンIおよび図5(II)に示すパターンIIに加
えて、図5(III)に示すような、ビット配分情報を1フ
レームあたり72ビットとした伝送パターン(以下、
「パターンIII 」という)を選択する。パターンIII で
は、表2の「パターンIII 」に示すように、各サブバン
ドのビット配分情報を、サブバンドNo.0およびN
o.1は4ビット、サブバンドNo.2〜No.5は3
ビット、サブバンドNo.6〜No.31は2ビットで
符号化し、1フレーム当りのビット配分情報を72ビッ
トとする。パターンIII はパターンIに比べて、補助情
報を56ビット削減し、スケールファクタの符号化およ
びサブバンド信号の量子化に用いる情報量を56ビット
増加させることが出来る。
【0034】
【表2】
【0035】第3の適応ビット配分回路21は、パター
ンIII に基づくビット配分情報を発生し、このパターン
III に基づくビット配分情報は、第1の適応ビット配分
回路17から発生したパターンIに基づくビット配分情
報および第2の適応ビット配分回路18から発生したパ
ターンIIに基づくビット配分情報と共に、伝送パターン
決定回路19および選択回路20に供給される。伝送パ
ターン決定回路19では、常に表2に示した最大量子化
ビット数を超えないような伝送パターンが選択される。
すなわち、第2の適応ビット配分回路18の発生したビ
ット配分情報が表2の「パターンII」の最大量子化ビッ
ト数を超えない場合のみパターンIIを選択する。また、
第2の適応ビット配分回路18の発生したビット配分情
報が表2の「パターンII」の最大量子化ビット数を超え
かつ第3の適応ビット配分回路21の発生したビット配
分情報が表2の「パターンIII 」の最大量子化ビット数
を超えない場合のみパターンIII を選択する。その他の
場合では、パターンIを選択する。
【0036】伝送パターン決定回路19では、上述の過
程を経て決定した伝送パターンを選択するための信号を
選択回路20に送るとともに、決定した伝送パターンを
表す補助情報を符号化回路9に送る。選択回路20で
は、伝送パターン決定回路19から送られてきた信号に
基づきビット配分情報を選択し、量子化回路3と符号化
回路19へと送る。以下、実施例1と同様の過程を経
て、出力端子16から、合成された広帯域の離散的な音
声信号が出力される。
【0037】なお、上記の説明では、ビット配分情報を
削減してスケールファクタの符号化及びサブバンド信号
の量子化に用いる情報量を増加させるよう構成したが、
これをスケールファクタとビット配分情報の両方あるい
はスケールファクタのみを削減して、主情報であるサブ
バンド信号の量子化に用いる情報を増加させるよう構成
しても構わない。
【0038】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、圧縮する 情報信号の情報量により、補
助情報の情報量を削減したデータ伝送形式を適応的に選
択しデータの伝送を行うので、主情報の量子化ビット数
を増加させることが出来、特にビットレートが低い場合
において補助情報に対する主情報の割合を増大させるこ
とが出来るので、高品質の 情報圧縮を実現することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1および2による 符号化
/復号化装置のブロック回路図である。
【図2】 この発明の実施例1および2によるデータ伝
送形式を表す模式図である。
【図3】 この発明の実施例3による 符号化/復号化
装置のブロック回路図である。
【図4】 この発明の実施例4による 符号化/復号化
装置のブロック回路図である。
【図5】 この発明の実施例4によるデータ伝送形式を
表す模式図である。
【図6】 従来例による 符号化/復号化装置のブロッ
ク回路図である。
【図7】 従来例によるデータ伝送形式を表す模式図で
ある。
【符号の説明】
2 分解フィルタバンク 3 量子化回路 4 スケールファクタ決定回路 5 高速フーリェ変換回路 6 マスキングスレッショルド決定回路 7 適応ビット配分回路 8 伝送パターン選択回路 9 符号化回路 10 多重化回路 11 伝送路 12 分離回路 13 逆量子化回路 14 合成フィルタバンク 15 復号化回路 17 第1の適応ビット配分回路 18 第2の適応ビット配分回路 19 伝送パターン決定回路 20 選択回路 21 第3の適応ビット配分回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 雅之 長岡京市馬場図所1番地 三菱電機株式 会社 電子商品開発研究所内 (72)発明者 石田 禎宣 長岡京市馬場図所1番地 三菱電機株式 会社 電子商品開発研究所内 (56)参考文献 特開 平3−256411(JP,A) 特開 平4−123535(JP,A) 特開 昭63−285032(JP,A) 特開 平2−183630(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号を圧縮して伝送する高能率符号
    化方式であって、ある定められたデータ伝送形式に基づ
    いて前記情報信号を圧縮する場合に必要な補助情報を決
    定し、前記補助情報が予め割り当てられた情報量以下で
    符号化できる場合には、補助情報を符号化するための情
    報量を削減して主情報である前記情報信号を量子化する
    ための情報量を増加させたデータ伝送形式に基づいて再
    び補助情報を決定し、該補助情報に基づき前記主情報を
    量子化して、前記補助情報を符号化するための情報量を
    削減したデータ伝送形式により伝送することを特徴とす
    る符号化方式。
  2. 【請求項2】 情報信号を圧縮して伝送する高能率符号
    化方式であって、ある定められたデータ伝送形式に基づ
    いて前記情報信号を圧縮する場合に必要な補助情報を決
    定し、前記補助情報が予め割り当てられた情報量以下で
    符号化できる場合には、前記補助情報を符号化するため
    の情報量を削減し、主情報である前記情報信号を量子化
    するための情報量の増加分のみについて新たに補助情報
    を決定し、前記ある定められたデータ伝送形式に基づく
    補助情報と、情報量の増加分のみについて新たに決定さ
    れた補助情報の両方に基づき前記主情報を量子化して、
    前記補助情報を符号化するための情報量を削減したデー
    タ伝送形式により伝送することを特徴とする符号化方
    式。
  3. 【請求項3】 情報信号を圧縮して伝送する高能率符号
    化方式であって、前記情報信号を圧縮する場合に必要な
    補助情報を決定する場合に、前記補助情報の情報量を複
    数の情報量の中から選択することにより、複数のデータ
    伝送形式の中から最適なデータ伝送形式を選択し、主情
    報である前記情報を量子化して前記選択したデータ伝送
    形式により伝送することを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の符号化方式。
  4. 【請求項4】 情報信号を圧縮して伝送する高能率符号
    化復号化に用いられる復号化方式であって、ある定めら
    れたデータ伝送形式に基づいて前記情報信号を圧縮する
    場合に必要な補助情報を決定し、前記補助情報が予め割
    り当てられた情報量以下で符号化できる場合には、前記
    補助情報を符号化するための情報量を削減したデータ伝
    送形式を選択し、前記データ伝送形式に基づいて前記情
    報信号を符号化した符号化信号を受け、前記符号化信号
    を主情報とデータ伝送形式に関する情報を含む補助情報
    に分離し、符号化された前記補助情報を復号化し、これ
    に基づいて前記主情報を逆量子化することを特徴とする
    復号化方式。
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