JP3128280U - 水冷エンジンの冷却水浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】定期交換を行わず長年使用した冷却水には、錆、油などの異物が混入し茶色に濁り、各冷却循環路の詰まり、洩れ、磨耗などの故障原因になる為、これらを除去してやらなければならないが、時間・経費・環境汚染などの課題がある。
【解決手段】本装置は縦置きとし、コック▲A▼より濁った冷却水が入る。油分は上へ浮いてオイル吸着マット16で吸着し、錆などの異物は、フィルター18、フィルター19で浄化する。金属製微粒物質は、永久磁石4と一体となるフィルターガイド5で吸着する。浄化された冷却水は、コック▲B▼よりエンジンなどに戻される。内部フィルター類の清掃はまず、コックA・Bを閉め、上蓋8を外し、フィルターガイド11を上へ取り出すことにより短時間で行える。
【選択図】図3
【解決手段】本装置は縦置きとし、コック▲A▼より濁った冷却水が入る。油分は上へ浮いてオイル吸着マット16で吸着し、錆などの異物は、フィルター18、フィルター19で浄化する。金属製微粒物質は、永久磁石4と一体となるフィルターガイド5で吸着する。浄化された冷却水は、コック▲B▼よりエンジンなどに戻される。内部フィルター類の清掃はまず、コックA・Bを閉め、上蓋8を外し、フィルターガイド11を上へ取り出すことにより短時間で行える。
【選択図】図3
Description
本考案は水冷エンジンの冷却水の浄化装置に係わるものである。
従来水冷式エンジンのほとんどが、冷却水を浄化する装置などは備えておらず、定期的な交換が必要であるが、大型トラックやバスなどは長年実施されないことが多く、エンジンなどに悪影響を及ぼす。
従って水冷エンジン冷却系の故障原因の多くが錆などの異物によるものである。
しかし定期的な交換は、時間や経費の負担が多く、長期間の使用が一般的であり、使用中冷却水に錆などの異物、ヘッドガスケットや0リングの劣化等による微量のエンジンオイル等が混入し、茶色に濁り、冷却循環系の詰まり・付着・腐食や磨耗による洩れなど各部故障の原因ともなる。
また冷却水に用いる30%濃度前後のLLCは、有害なエチレングリコールが主成分で、そのまま廃棄すると環境汚染などの問題が発生する。
これらの対策として冷却水流路に浄化装置を配設し、浄化再生し、異物を除去することを目的とする。
上記目的を達成するため、冷却水流路の一部に直接または分水流路を形成して、接続ホースにて本装置と接続し、冷却水を浄化再生することにした。
冷却循環系の異物は、高温・高回転・高水流時が一番多く浮遊して循環している。
従って上記条件での浄化が最も効率がよく行える為、本装置を搭載式とした。
また本装置内部フィルターの分解清掃を短時間で容易に行えるよう、上蓋をハンドル付ボルトで締付け式として、フィルターガイドを上に取り出せる構造とし、フィルターを一体で取り出す。
同じく分解清掃時エンジンなどから冷却水の流入がある為、入り口と出口に開閉コックを設け、冷却水の漏洩を防ぐ。
本装置は冷却水量の多い大型バスやトラック、建設機械、船舶など大型エンジンへの使用が望ましく、本装置の容量は冷却水量の1/15程度が好ましい。
本考案装置を、大型バスに搭載した実施例を図面などに示して説明する。
図1は冷却循環系の構成図であり、内径9m/mのバイパスホース5はサーモスタットケース4より常にサブタンク3へ冷却水を循環している。
図1は冷却循環系の構成図であり、内径9m/mのバイパスホース5はサーモスタットケース4より常にサブタンク3へ冷却水を循環している。
そこで本装置を図2で示すバイパスホース5の流路に設置することとしたが、ヒーターホース6にも分水流を形成して取り付け可能である。
図3は本装置の断面図であり構造について説明する。
本体ハウジング部7は円柱形状に形成されている。かかるハウジング部に、上蓋8を耐熱耐油パッキン9で密閉する為、中央部をハンドル付きボルト10にて押さえる構造にして、フィルター清掃時などに工具なしで、分解作業を容易に行える。
本体ハウジング部7は円柱形状に形成されている。かかるハウジング部に、上蓋8を耐熱耐油パッキン9で密閉する為、中央部をハンドル付きボルト10にて押さえる構造にして、フィルター清掃時などに工具なしで、分解作業を容易に行える。
また本体ハウジング上部側方に冷却水流入口を、下部に出口を設け、双方に開、閉コックA・Bを取り付け、上記作業中冷却水の流入を防いで漏洩するのを極力減らすようにした。
なお開閉コックの内径は6mm程度が効果的である。
なお開閉コックの内径は6mm程度が効果的である。
次に内部構成についての説明である。16はオイル吸着マットであり、コックAより流入した冷却水中に含まれる油分は上へ浮き上がり、オイル吸着マット16で吸着し、他の異物はまず、ステンレス鋼17で大きめの異物を濾す、次にポリエステルウールフィルター18、ウレタンマットフィルター19にて浄化吸着し、最後に金属製微粒物質を永久磁石12と一体となるフィルターガイド11が吸着する。
図4はフィルターガイド11の図面である。
フィルターガイド11にバイパスポートPを設け、フィルター目詰まり時のバイパス通路とした。このフィルターガイド11は上部へ持ち上げて取り出せる構造で、上蓋を外せばフィルターと一体で取り出すことができ、分解・清掃・組付け作業が短時間で容易に行うことができる。
フィルターガイド11にバイパスポートPを設け、フィルター目詰まり時のバイパス通路とした。このフィルターガイド11は上部へ持ち上げて取り出せる構造で、上蓋を外せばフィルターと一体で取り出すことができ、分解・清掃・組付け作業が短時間で容易に行うことができる。
本考案装置を大型バスに搭載した結果、茶色の濁りが数日で消え、10日目に分解清掃を行い大量の異物を除去しうる優れた効果を発揮した。
1ヶ月後本装置を外し他の車両へ移設可能であり、数台にローテーションできる。
なお分解・清掃・組付作業は30分以内で可能である。
1ヶ月後本装置を外し他の車両へ移設可能であり、数台にローテーションできる。
なお分解・清掃・組付作業は30分以内で可能である。
また錆などで濁った冷却水は、洗浄や交換などでは完全に除去できない為、再び濁りが発生する。
本装置は濁りの度合いによって設置期間を調整することで完全に除去することが出来る。
本装置は濁りの度合いによって設置期間を調整することで完全に除去することが出来る。
本考案は冷却水の浄化はもとより、本体取り付け・分解清掃組付が短時間に効率よく行える他、冷却水も廃棄することなく経済的である。そのうえ環境の保護にも役立ち優れた効果を奉するものである。
1.エンジン
2.ラジエター
3.サブタンク
4.サーモスタットケース
5.バイパスホース
6.ヒーターホース
7.本体ハウジング
8.上蓋
9.耐熱・耐油パッキン
10.上蓋締付けボルト
11.フィルターガイド
12.永久磁石
16.オイル吸着マット
17.ステンレス網
18.ポリエステルウールフィルター
19.ウレタンマットフィルター
A 入り口開閉コック
B 出口開閉コック
P バイパスポート
2.ラジエター
3.サブタンク
4.サーモスタットケース
5.バイパスホース
6.ヒーターホース
7.本体ハウジング
8.上蓋
9.耐熱・耐油パッキン
10.上蓋締付けボルト
11.フィルターガイド
12.永久磁石
16.オイル吸着マット
17.ステンレス網
18.ポリエステルウールフィルター
19.ウレタンマットフィルター
A 入り口開閉コック
B 出口開閉コック
P バイパスポート
Claims (2)
- 水冷エンジン冷却水の浄化装置であって、上蓋を有する円柱形状のハウジングケースと、その上側部及び底部に開閉コックを取り付けて、ケース内部に設けられたオイル吸着マット、ステンレス網、ウールフィルター、ウレタンフィルター、永久磁石と一体となるフィルターガイドからなり、冷却水循環流路配管の適所にホースにて接続され、上部入り口コックより濁った冷却水が流入し、浄化吸着されて、サビ、油、微粒性金属粉等の異物が取り除かれた冷却水が、前記ハウジングケースの出口コックより、循環流路に排出されることを特徴とする水冷エンジン冷却水の浄化装置。
- ハウジングケース内部のフィルターガイドは、上蓋を取り外すことにより、上部へ、フィルター類と一体で取り出せる構造である請求項1記載の水冷エンジン冷却水の浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007752U JP3128280U (ja) | 2006-08-25 | 2006-08-25 | 水冷エンジンの冷却水浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007752U JP3128280U (ja) | 2006-08-25 | 2006-08-25 | 水冷エンジンの冷却水浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3128280U true JP3128280U (ja) | 2007-01-11 |
Family
ID=43279328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006007752U Expired - Fee Related JP3128280U (ja) | 2006-08-25 | 2006-08-25 | 水冷エンジンの冷却水浄化装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3128280U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014513762A (ja) * | 2011-04-19 | 2014-06-05 | チタノ エッセ・エレ・エレ | 内燃機関の最適化方法 |
-
2006
- 2006-08-25 JP JP2006007752U patent/JP3128280U/ja not_active Expired - Fee Related
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