JP3128071U - カプセル状商品小出し装置 - Google Patents

カプセル状商品小出し装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3128071U
JP3128071U JP2006008314U JP2006008314U JP3128071U JP 3128071 U JP3128071 U JP 3128071U JP 2006008314 U JP2006008314 U JP 2006008314U JP 2006008314 U JP2006008314 U JP 2006008314U JP 3128071 U JP3128071 U JP 3128071U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capsule
bottom plate
main body
discharge port
dispensing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2006008314U
Other languages
English (en)
Inventor
雅樹 辻
Original Assignee
株式会社サンリオ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サンリオ filed Critical 株式会社サンリオ
Priority to JP2006008314U priority Critical patent/JP3128071U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3128071U publication Critical patent/JP3128071U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Abstract

【課題】比較的簡単な構造でしかもカプセル状商品を多数個収容しつつ、円滑に1個づつ取り出すことができ、ディスプレイプレー効果の高いカプセル状商品の小出し装置を提供する。
【解決手段】内部にグッズを装填したカプセルを収容し、適宜取り出すための装置であり、カプセルの収納室を画成する本体の前側下部に排出口を設けるとともに、排出口の前方を囲むガードを設け、前記本体にはカプセルを受支する底板をこれの両側を軸として前後傾動可能に支架させ、かつ、前記底板の前側縁部には、前記排出口を貫いてガード内に位置する受け皿を突設し、底板の後側縁部には底板を常態において後傾させるための付勢された制御部を設けた。
【選択図】図7

Description

本考案はカプセル状商品の小出し装置に関する。
コンビニエンスストアなどの店舗やイベント会場などにおいて、ディスプレイを兼ねて配置し、内部に多数個収容した景品や商品(以下商品という)を顧客が操作することにより取り出せるようにした装置が知られている。
かかる装置においては、商品本体は人気キャラクターをかたどった人形、玩具、フィギアなどのグッズが多く、通常、外部から内容物が視認しにくいカプセルに装填されており、何のグッズが収容されているかわからない状態で取り出すのでゲーム的な要素が加味され、それにより購買者に興趣を抱かせ、集客の向上につながる効果を期待できる。
しかし、従来のこの種の装置は、直方体状の箱体の前面に常時開放された繰り出し口を設けるとともに、箱体内には繰り出し口に向かって前傾した底板を設け、常に商品が繰り出し口内に存するようにしていた。
このため、第1に装置の形態がありきたりで人目を向かせる効果が乏しく、第2に箱体内に数多くの商品を収容したときに詰りが生じやすく、円滑に取り出せないことがあり、第3に繰り出し口が常時開放されているため、複数個のカプセルが一度に出てしまい、ゲーム的な面白さが乏しく、また、選択したもの以外をいちいち箱内に戻すわずらわしさが付きまとっていた。
特開2003−16505号公報
本考案は前記のような問題点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、グッズを収納したカプセルを多数個収容しつつ、円滑に1個づつ取り出すことができ、ディスプレイプレー効果の高い、比較的簡単な構造のカプセル状商品の小出し装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本考案は、内部にグッズを装填したカプセルを収容し、適宜取り出すための装置において、カプセルの収納室を画成する本体の前側下部に排出口を設けるとともに、排出口の前方を囲むガードを設け、前記本体にはカプセルを受支する底板をこれの両側を軸として前後傾動可能に支架させ、かつ、前記底板の前側縁部には、前記排出口を貫いてガード内に位置する受け皿を突設し、底板の後側縁部には底板を常態において後傾させるための付勢された制御部を設けたことを特徴としている。
本考案によるときには、カプセルの取り出し操作を行わないときには、制御部に対する付勢力で底板が後傾し、前側の受け皿が持ち上がって排出口のほとんどを塞ぐので、カプセルを確実に収容室内に留めておくことができる。
受け皿が前傾すれば底板が前傾して受け皿が排出口を開くので、カプセルが受け皿に受け止められ、同時に制御部の復元力で底板が後傾姿勢に戻る。このため、カプセルが1個づつ取り出されるという興趣を引くゲーム的購買を行え、購買意欲を高めることができる。
また、底板は常態において後傾し、カプセルの取り出し時に前傾し、取り出しが終わると再び後傾し、後傾位置に停止したときに衝撃が生ずるので、収容されているカプセルに効果的に刺激を与えることができ、重なりや重みによる詰りの発生を防止することができる。
制御部が本体の後側下部に設けたガイド穴から外方に突出する片からなり、本体に留められた弾性部材により下方に牽引されている。
これによれば、底板を簡単かつ確実に常態において後傾させ、操作片兼受け皿で排出口をほぼ閉じておくことができるとともに、操作片兼受け皿への押圧を解除したときに排出口を瞬時に塞いで余分なカプセルの排出を抑制することができ、しかも構造を簡易なものとなしえる。
底板がカプセルの排出口への誘導手段を有している。
これによれば、底板の前後の傾動による刺激作用に加えて、移動経路が決められるので、カプセルが数段に重なっても詰りが防止され、スムーズに排出口に導くことが可能になる。
前記誘導手段は、底板上に固定され、排出口近傍の左または右部位で本体内壁に近い位置のストッパ用の突起と、排出口近傍の右または左部位で前記ストッパ用の突起との距離がカプセルの大きさよりも適度に大きく本体内壁間との距離がカプセルと同程度の誘導用の突起からなる。
これによれば、簡単で安価な構造により誘導作用を得ることができる。
前記誘導手段は、底板に左側と右側で高さにレベル差を形成し、排出口近傍の高位側で本体内壁に近い位置から内方に障壁を設けたものでもよい。
これによれば、底板が前後に傾動した際に左右にも傾動した状態が得られるので、詰り防止効果が高く、また、カプセルが螺旋状に一方向に移動し、障壁に当接して排出口の背後に到るので、確実な誘導作用を得ることができる。
前記誘導手段は、底板に左側と右側で高さにレベル差を形成し、かつ、底板上に、排出口近傍の左または右部位で本体内壁に近い位置のストッパ用の突起と、排出口近傍の右または左部位で前記ストッパ用の突起との距離がカプセルの大きさよりも適度に大きく本体内壁間との距離がカプセルと同程度の誘導用の突起を設けた構造でもよい。
これによれば、底板の前後方向の傾動に加え、レベル差により左右方向でも傾動されるため、揺り動かし効果が高くなり、多数のカプセルを収容しても、詰りが確実に防止され、かつ、カプセルを螺旋状に一方向に移動させて排出口に導くことができる。
カプセルが球体であり、本体が横断面において曲率をもつ形状をなし、キャラクターなどの特徴を平面的または立体的に表す装飾部を周囲に有している。
これによれば、グッズを装填したカプセルを収容する部屋の外観形状がキャラクターなどの特徴を端的に表したユニークなものとなるので、非常に目立つディスプレイとすることができる。また、カプセルが球体で、本体が筒状といった曲率形状を有しているので、カプセルの移動がスムーズで、確実に1個ずつ取出しを行える。
底板の左右に突部が形成されており、本体には、前記突部を貫挿するスリットを有している。
これによれば、簡単な構造で傾動用の支軸機構を得ることができる。
本体が帯体からなり、両端に筒形状に固定するための接続部を有するとともに、中間域には、底板の受け皿を貫通させる排出口と、底板の制御片を貫通させるガイド穴と、突部を貫通させるスリットを配設している。
これによれば、底板を内在させつつ帯体を巻いて筒にすることで簡単に傾動自在な底板を内蔵した本体を組立てることができ、コストも安く、使用後の廃棄も容易である。
以下添付図面を参照して本考案の実施例を説明する。
図1ないし図8は本考案によるカプセル状商品小出し装置の第1実施例を示しており、図1ないし図3において、Aは本考案の小出し装置、Bはこれに装填して取り出されるカプセルである。
前記小出し装置Aは、基本的には、本体1と、これの内部所要レベルに配された盤状の底板(台座)2と、前記本体1の正面側に位置したガード3とを備えている。
前記カプセルBはこの例では球体の形状をなし、図5のように、嵌合あるいはねじによって結合・分離可能な合成樹脂製の2つの中空半球体4,4からなり、内部には、キャラクターをかたどった人形、玩具、フィギアなど所望のグッズCを装填している。グッズCは幾つかの相違した種類であることがゲーム性を高める意味から好ましい。
前記本体1は、正面側下部に排出口6を有しており、該排出口6は前記カプセルBのスムーズな通過を許すように、カプセルBよりも大きな幅と高さを有しており、この実施例では、本体1の下端から所要高さでアーチ形状を欠設することにより構成されている。
前記ガード3は前記排出口6の前方を平面U状に囲むように位置し、この例では、図6のように、両端部分が排出口6の両側面から本体1内に挿入され、本体内面に定着されている。ガード3は、図3のように前面部位にカプセルBの取り出しを容易にするための凹入部30を形成している。なお、実施例では取り出し用ガード3と輪郭を同じくする座片を下面に設けているが、これは必ずしも要さない。
前記本体1は、前記排出口6とほぼ90度変位した両側位置に、図6と図8のように、前記底板2を支持し傾動軸を構成するための横スリット7、7を有している。また、前記本体1の後側には、排出口6とほぼ180度対称位置に、前記底板2を常態において後傾状態に支持させておき、要時に所要角度の前傾を許すために窓穴状のガイド穴8が形成されている。ガイド穴8の下端面は前記横スリット7、7の高さレベルよりも低位に位置している。そして、ガイド穴8よりも下方の本体部位には、図8と9のように、底板2の後傾を得るための弾性部材5の留め部9が横穴として形成されている。
前記本体1はその外周に装飾部10を有している。この装飾部は任意であるが、この例では、動画や漫画の主人公を含むキャラクターなどの頭部、胴部、手足などの特徴的形状を表す手法が採用されている。
詳しくは、本体1の外周面に目、鼻、口などの特徴的絵柄10aが印刷的手法で施され、その下部に胴部を現すための帯10bが巻着され、その帯10bの領域には、手を模した片10cの後部が本体に形成したスリットに差し込まれることで固定され、帯10bの下方でガード3の側方には、脚を模した片10dが同様に本体に形成したスリットに差し込まれている。したがって、本体1は全体として立体的なあるキャラクターなどの形状が創成されている。
前記底板2は本体1の内寸法と同程度の外寸法を有しており、周縁の一箇所には、操作片を兼ねた受け皿11が半径方向に延設されている。該受け皿11は前記排出口6を貫いて前記ガード3の先端付近まで突出する舌状形状となっており、表面にはPUSHなどの表示が付されている。受け皿11は平面が直線状であってもよいし、カプセルBの形状に対応した凹部を有していてもよい。
前記底板2の縁部には、図6と図8のごとく、前記受け皿11とほぼ90度位相をずらせた位置に、一対の支軸形成用の突起12、12が設けられている。それら突起12、12は前記本体1の横スリット7、7を貫挿しており、それにより底板2が本体1内で前後方向に傾転可能に支架され、底板2の上方にカプセルBの収容室が構成されている。
さらに前記底板2の前記受け皿11とほぼ180度対称位置の縁部には、前記本体1のガイド穴8を貫いて突出する制御片13が半径方向に延設されている。制御片13はガイド穴8の内幅とほぼ一致する形状をなしており、この例では、同時にキャラクターの尻尾を模す装飾要素も兼ねている。
前記制御片13にはこれを常態において押下げ方向に付勢する弾性部材5が取り付けられており、制御片13とガイド穴8とこの弾性部材5により制御部が構成される。
弾性部材5の限定はないが、この例では輪ゴムが用いられ、前記本体1のガイド穴8よりも下方に設けられた穴からなる留め部9を通して半分が内部に導かれ、図6のように、端のリング部分50が制御片13の付け根部上面側に掛け回され,残る半分の端のリング部分51が本体外に位置する部位上面に掛け回され、これらで強制的に制御片13を下方に牽引し、それにより、底板2を図7の実線のように後傾させるようになっている。
もちろん制御片13は必ずしも本体外に突出しなくてもよく、この場合は、弾性部材5本体の内面に端部が固定され、他端部が制御片13に固定されればよい。
前記底板2は単純な平坦面からなっていてもよいが、カプセルBが所要数たとえば20〜30個収容室に入れられた場合、重なりあいなどによってカプセルBの移動が円滑に行かなくなる可能性がある。そこで、底板2にはカプセルBの排出口6への誘導手段を設けることが好ましい。
第1態様においては、図4,6,7のように、排出口6の近傍の左(または右)部位に、本体内壁との間の距離がカプセルBの直径よりも小さいストッパ用の突起14aを設け、排出口6の近傍の右(または左)部位には、前記ストッパ用の突起14aとの距離がカプセルBの大きさよりも適度に大きく、かつ、本体内壁間との距離がカプセルBの大きさと同程度の誘導用の突起14bを配設している。実施例では、さらに、前記突起と間隔をおいて、非対称位置に少なくとも1個づつの分散用の突起14c、14cを配設している。これらは障害物として機能し、カプセルB間に接触を抑制する隙間をあける作用がある。
前記突起14A〜14Cは合成樹脂製の小球を半断したものやウレタン類を半球状にしたものを用いることができ、これらの場合には下面を底板に接着すればよい。あるいはまた半球状の頭部を持つハトメ金具も用いることができ、この場合には下面から伸びる脚を底板に貫通させて折り曲げ固定すればよい。
前記本体1、底板2、ガード3などは合成樹脂の成形体で構成されていてもよいが、コストを下げ、使用済みとなったときの廃棄も容易にするため、好ましくは、底板2を含めた全体を紙質で構成する。
そして、底板2を内装支架させての組み立てを容易にするため、図9のように展開状の帯体100を使用し、この帯体100の両端域に筒形状固定のための接続部として、突片100aとこれを挿し込み固定するスリット100bが形成され、これらの配設部位内の領域に前記横スリット7、7、排出口6、ガイド穴8、留め部としての穴9を形成している。
また、ガード3も展開状の帯片300で構成され、両端に本体に固定するための突片300aを連設している。また、底板2も紙質で構成されることが好ましく、円盤状に主部200に、兼受け皿11、支軸用突起12、12及び制御片13が一体に形成されるか、または別体に作ったそれらパーツを接着して構成される。
図10と図11は本考案の第2実施例を示している。
この実施例においては、底板2のカプセルの排出口6への誘導手段として、底板2の全体の高さを一様とせず、左側半部(または右側半部)に高位レベル面15を形成し、右側半部(または左右側半部)に低位レベル面16を形成し、それら両レベル面を滑らかに連続させ、全体として螺旋面を創成させている。そして、排出口近傍側方の高位レベル側領域に、本体1の内壁に近い位置から内方に延びる障壁18を設け、高位レベル面15からダイレクトに排出口6へカプセルBが移動しないようにしている。
前記低位レベル面16は、これを転動したカプセルBが排出口6の手前の部分で本体内壁に偏りを起こさず、排出口6へと確実に導かれるようにするため、障壁面ないし高位レベル面15と対向する縁部領域に、外縁から内方に適度に下傾した最終誘導面17を形成している。
図示するものでは、左側を高位レベル面15とし、右側を低位レベル面16としており、これらと前記最終誘導面17を得るために、底板2を平坦な下板2aとこれにウレタンなどの高さ調整部材2cを介して上板2bを張設している。
その他の構成は第1実施例と同様であるから説明は援用することとし、同じ部分に同じ符号を付し、説明は省略する。
なお、図示するものはあくまでも本考案の数例であり、これに限定されるものではない。
1)本考案において「カプセル」とは、グッズを装填して封入した容器の総称であり、実施例のような真円状の球体、あるいは長円状、楕円状、ラブビーボール状の球体や異形状の球体を主とするが、筒状体、カップ状体,錐形状体などを含む。しかし、本体1からの排出を容易にする点から、曲率部分が少なくとも一部にあるなど転動性を備えた形状をなしていることが好ましい。
2)本体1は、カプセル形状との関係から、横断面において曲率を有する形状、たとえば真円状、楕円形、長円形の筒であることが好ましいが、多角形の角筒ないしこれに類する形状であってもよい。底板は本体の断面形状に即した形状が採用される。
3)本体1は蓋をかぶせるようにしてもよい。
4)底板2は摩擦係数の小さな表面を有していてもよい。
5)受け皿11は底板2を傾動させる操作手段を兼ねているが、場合によっては、底板2を押圧して傾動力を付与する操作手段を別途設けてもよい。
6)底板2の排出口6への誘導手段は、第1実施例と第2次実施例を組合せてもよい。すなわち、たとえば、左側半部(または右側半部)に高位レベル面を形成し、右側半部(または左右側半部)に低位レベル面を形成し、前記高位レベル面と対向する縁部領域に、外縁から内方に適度に下傾した最終誘導面を形成し、これらからなる螺旋状面に、第1実施例のようにストッパ用の突起と誘導用の突起などを配してもよい。
こうすれば、底板2は、前後方向の傾動に加え、レベル差により左右方向でも傾動されることになり、揺り動かし効果が高くなるので、多数のカプセルを収容しても、詰りを起こさせることなく円滑に排出口へと導くことができる。
実施例の使用法と作用を説明すると、本体1を使用場所たとえばコンビニエンスストアなどの棚に配し、本体1内にカプセルBを所要数収容しておく。図2はこの状態である。
本体1が円筒状である上に、装飾部10によって全体としてキャラクターなどの固有の形態をなしているので、それによりかもし出されるユニークさや愛らしさにより、人目を引くディスプレイ効果を発現できる。
配置状態においては、底板2の後部にある制御片13が弾性部材5により下方に牽引されているため、底板2は図7のように後傾状態とされ、それに伴い、先端側の受け皿11が図1のように排出口6の高い位置にある。このため、カプセルBが外部からほとんど見えず、体裁がよいものとなり、また、収容室内のカプセルBは、本体1の後側に向かって移動気味となるので、排出口6から不用意に排出されるおそれがない。
顧客が購買するときには、ガード3内にある前記受け皿11を、底板2の制御片13を下方に牽引している弾性部材5の弾性に抗して手指で下方に押圧するものであり、こうすれば、底板2は本体1の左右の横スリット7,7に嵌まっている支軸用突片12、12が支点となって図7の仮想線のように前傾し、受け皿11が下がって排出口6を開放する。
前記傾動作用により収容室内のカプセルBは底板2の前傾により転動し、任意のひとつのカプセルBが排出口6を潜って転がり出てくる。受け皿11のまわりをガード3が囲んでいるので、カプセルBは外部に転がり出ることがなく受け皿11に受支される。したがって、カプセルBの取り出しを楽に行える。
上記のようにカプセルBが受け皿11に受支されたときには、カプセルBが大きな面積を占め、受け皿11をもはや押圧できなくなるので、弾性部材5の復元力により瞬間的に制御片13が下方に牽引され、底板2が再び後傾する。
この動作により、カプセルBが後方に向けて転動、移動するとともに受け皿11が排出口を塞ぐので、他の状カプセルが排出されることがなく、受け皿11の押圧のたびに、カプセルは正確に1個づつ取り出される。したがってゲーム的に面白みのある購買形態を実現できる。
前記のように、底板2がカプセルBの取り出しをしないときとするときでシーソー運動を行うので、収容室のカプセルBは位置が固定されず、よく動かされ、かつ、制御片13が牽引されてガイド穴8に当たって移動がストップしたときに衝撃が発生し、それによりカプセルBが適度に上方に跳ね上げられる。したがってカプセルBは詰りにくくなる。
しかも、第1実施例では、底板2上に、本体内壁との間の距離がカプセルよりも小さいストッパ用の突起14aと、排出口6の近傍の右(または左)部位にあって、前記ストッパ用の突起14aとの距離がカプセルBよりも適度に大きく、かつ、本体内壁間との距離がカプセルBの大きさと同程度の誘導用の突起14bを配設しているので、カプセルBはランダムに排出口6に向かわず、決められた経路で排出口6に向かうことになり、円滑な取り出しを行うことができる。
第2実施例では、底板2の前後の傾動に加えて、底板2が、左側と右側で高さレベル差のある面15,16、17を形成し、排出口近傍の高位側で本体内壁に近い位置から内方に障壁18を設けているので、カプセルBは左右にも転動され、詰りをよく防止できるとともに、受け皿11の押圧による底板前傾時にカプセルBは螺旋状に転動し排出口6に向かう。したがって、詰りが防止されるとともに確実、円滑な取り出しを行うことができる。
図9のような紙質の展開材料を用いた場合、帯体100を丸めながら底板200(2)を内部に配して、横スリット7、7に支軸用突起12、12を貫挿し、排出口内に操作片兼受け皿11を嵌め、ガイド穴8に制御片13を貫挿し、帯体端部の突片100aをスリット100bに差し込めば底板2を傾動自在に内蔵した筒状の本体1が得られ、あとはガード3の両端を本体1に貼り付け、装飾部材を取り付けることで、短時間で簡単に組立てることができる。
本考案は店舗等に配置して販売手段として使用されるほか、カプセルと装置をキットとし、ホームパーティーなどにおけるくじ引き的アトラクション手段としても利用できる。
本考案によるカプセル状商品小出し装置の一実施例を示す斜視図である。 本考案装置を上方から見た斜視図である。 カプセルを取り出した状態を示す斜視図である。 本体内の状態を覗いた斜視図である。 本考案で用いられるカプセルを例示した縦断面図である。 本考案装置の横断面図である。 図6のX−X線に沿う断面図である。 図6のY−Y線に沿う断面図である。 本考案装置の用材の例を示す平面図である。 本考案の第2実施例を示す平面的斜視図である。 第2実施例における底板の斜視図である。
符号の説明
A 本考案装置
B カプセル(カプセル状商品)
C グッズ
1 本体
2 底板
3 ガード
5 弾性部材
6 排出口
7 スリット
8 ガイド穴
10 装飾部
11 受け皿
12 支軸用突起
13 制御片
14a、14b、14c 突起
15 高位レベル面
16 低位レベル面
18 障壁

Claims (9)

  1. 内部にグッズを装填したカプセルを収容し、適宜取り出すための装置において、前記カプセルの収納室を画成する本体の前側下部に排出口を設けるとともに、排出口の前方を囲むガードを設け、前記本体にはカプセルを受支する底板をこれの両側を軸として前後傾動可能に支架させ、かつ、前記底板の前側縁部には、前記排出口を貫いてガード内に位置する受け皿を突設し、底板の後側縁部には底板を常態において後傾させるための付勢された制御部を設けたことを特徴とするカプセル状商品小出し装置。
  2. 制御部が本体の後側下部に設けたガイド穴から外方に突出する片からなり、本体に留められた弾性部材により下方に牽引されている請求項1に記載のカプセル状商品小出し装置。
  3. 底板がカプセルの排出口への誘導手段を有している請求項1に記載のカプセル状商品小出し装置。
  4. 前記誘導手段は、底板上に固定され、排出口近傍の左または右部位で本体内壁に近い位置のストッパ用の突起と、排出口近傍の右または左部位で前記ストッパ用の突起との距離がカプセルの大きさよりも適度に大きく本体内壁間との距離がカプセルと同程度の誘導用の突起からなる請求項3に記載のカプセル状商品小出し装置。
  5. 前記誘導手段は、底板に左側と右側で高さにレベル差を形成し、排出口近傍の高位側で本体内壁に近い位置から内方に障壁を設けたものである請求項3に記載のカプセル状商品小出し装置。
  6. 前記誘導手段は、底板に左側と右側で高さにレベル差を形成し、かつ、底板上に、排出口近傍の左または右部位で本体内壁に近い位置のストッパ用の突起と、排出口近傍の右または左部位で前記ストッパ用の突起との距離がカプセルの大きさよりも適度に大きく本体内壁間との距離がカプセルと同程度の誘導用の突起を設けたものである請求項3に記載のカプセル状商品小出し装置。
  7. カプセルが球体であり、本体が横断面において曲率をもつ形状をなし、キャラクターなどの特徴を平面的または立体的に表す装飾部を周囲に有している請求項1ないし6のいずれかに記載のカプセル状商品小出し装置。
  8. 底板の左右に突部が形成されており、本体には、前記突部を貫挿するスリットを有している請求項1ないし7のいずれかに記載のカプセル状商品小出し装置。
  9. 本体が帯体からなり、両端に筒形状に固定するための接続部を有するとともに、中間域には、底板の受け皿を貫通させる排出口と、底板の制御片を貫通させるガイド穴と、突部を貫通させるスリットを配設している請求項1ないし8のいずれかに記載のカプセル状商品小出し装置。
JP2006008314U 2006-10-12 2006-10-12 カプセル状商品小出し装置 Expired - Lifetime JP3128071U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006008314U JP3128071U (ja) 2006-10-12 2006-10-12 カプセル状商品小出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006008314U JP3128071U (ja) 2006-10-12 2006-10-12 カプセル状商品小出し装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3128071U true JP3128071U (ja) 2006-12-21

Family

ID=43477750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006008314U Expired - Lifetime JP3128071U (ja) 2006-10-12 2006-10-12 カプセル状商品小出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3128071U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7237113B2 (ja) 人形型玩具
US5836803A (en) Figurine with movable limb
CA2687252C (en) Novelty candy device
US6004597A (en) Combination edible product holding dispenser and writing accessory device
US20220088471A1 (en) System including dice holder and corresponding dice
KR102048628B1 (ko) 연출 출력 완구
JP3128071U (ja) カプセル状商品小出し装置
JP7478890B1 (ja) 玩具
US6540580B1 (en) Yo yo having removable toy figures and container playset
KR200435887Y1 (ko) 완구 딱지장치
US5277646A (en) Animated toy
US6089402A (en) Puzzle candy dispenser
JP4150773B2 (ja) 立体的な着脱附属品を備えた独楽玩具
JP7305688B2 (ja) 演出出力玩具
JP2002248277A (ja) カプセル人形玩具
US6644497B1 (en) Candy dispenser including a translucent tube with an internal spring
JP6400169B1 (ja) 収容物取出装置
JP7466041B1 (ja) 玩具
JP7462706B2 (ja) 玩具
US7156256B2 (en) Item taking-out container
JP7411842B1 (ja) 玩具
US6966451B2 (en) Spinning eye and mouth character candy dispenser
JP4303694B2 (ja) 可動型ポンプボトル
JP2024014145A (ja) 玩具
US6319085B1 (en) Rocket pop

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101129

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111129

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121129

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131129

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term