JP7462706B2 - 玩具 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1の態様の玩具1について、図を参照して説明する。なお、以下の説明において、向きについて説明する場合は、前後、左右、上下、等の記載をするが、これは、玩具の第2形態における向きを基準として記載する。また、各図には、前、後、左、右、上、下、を矢印にて明示する。
図1、及び図2に示すような第1形態1F(カプセル形態)と、第2形態2F(図4及び図5に示す展示形態)と、をとり得る形態変化可能な玩具1である。
玩具1は、第1形態1Fにおいては、その外殻の外表面10sを構成する部材としては、例えば、第1主体部11、及び第2主体部12からなる主体部10と、第1主体部11に接する第1副体部21、及び第3副体部23の副体部20とから構成され、外観的には若干の凹凸10unはあるものの略球形を成している。
ここで言う副体部20は、第1形態1Fにおいて外表面10sの一部を構成するように、図2において上側の第1副体部21、及び下側の第3副体部23と、第2形態2F(図5参照)において取付パーツを構成する第2副体部22と、を含む。
図2に示すように、第1副体部21は、第1主体部11の後方寄りの外表面10sを切り欠くようにして設けられた凹部17(図3参照)を覆う上蓋部材である。一方、第3副体部23は、第2主体部12の下部に設けられた平面部19(図3参照)を覆うように構成された下蓋部材である。このように、主体部10は、凹部17、及び平面部19が設けられているが、この凹部17を覆う第1副体部21と平面部19を覆う第3副体部23により、第1形態1Fがより球形に構成されている。また、第1形態1Fにおいては、外殻を構成する各部材は、例えば、ラッピングフィルム80によって包まれている。
図3に示すように、第1形態1Fの状態の玩具1から内部に収容されていた第2副体部22を取り出す。この第2副体部22は、第2形態2Fにおいて、例えば大型魚類(サメやシャチなど)を模した潜水可能なキャラクター(図4参照)を演出する取付パーツも含むものである。例えば、第2副体部22は、潜望鏡を模した第1パーツ221、背ビレを模した第2パーツ222、胸ビレを模した第3パーツ223、尾ビレを模した第4パーツ224、推進ノズル(スラスター)を模した左右一対の第5パーツ225を有する。
また、前述の第1~第5パーツ221、222、223、224、225は、主体部10の外表面10sから突出するように取付け可能に構成されている(図4参照)。なお、これらの取付パーツの取り付けについては、例えば、主体部10の外表面10sの球面形状に対応するように湾曲した接触面を、当該外表面10sに接触させるように設けるが、特に、図示の如く係合構造を有しない場合には、接着剤等を介して設けることができる。なお、取付パーツの取り付け構造については、特に制限するものではなく、接着によらず、外表面10sとの間の凹凸嵌合、例えば、第1主体部11と第2主体部12との連結部分を利用した凹凸構造などによって取り付けるようにしても良い。
なお、第1~第5パーツ221、222、223、224、225は、人形体Cを載置する凹部17(台座部18及び内周面17aを含む)、及び玩具1の設置底面(図6に示す玩具載置部60と接する面)として機能する平面部19に取り付ける構造とはなっていない。
以下、本発明の他の態様の玩具1について、図7~図13を参照して説明する。なお、以下の説明においても、向きについて説明する場合は、前後、左右、上下、等の記載をするが、これは、玩具の第2形態における向きを基準として記載する。また、各図には、第1の態様と同様に矢印にて向きを明示する。
本態様の玩具1は、図7に示す第1形態1F(カプセル形態)と、第2形態2F(図9に示す展示形態)と、をとり得る形態変化可能な玩具1である。
玩具1は、第1形態1Fにおいては、外殻の外表面10sを構成する部材としては、主体部10、及び副体部20により構成されている。より詳細には、例えば、第1主体部11、及び第2主体部12からなる主体部10と、両主体部11,12に接する上側の上蓋部材の第1副体部21(20)、及び両主体部11,12に接する下側の下蓋部材の第3副体部23(20)と、第1主体部11に接する前方側の前蓋部材の第6副体部26(20)、及び第2主体部12に接する後方側の後蓋部材の第7副体部27(20)と、から構成されている。そして、その外観形状は、完全な球形とは言えないものの球形に近似した形状となっている。また、外殻を構成する各部材は、例えば、ラッピングフィルム80によって包まれている。
図8に示すように、第1主体部11、及び第2主体部12は、前後に並ぶように連結されていることで内部空間SPを構成している。また、人形体Cの載置部分として機能する台座部18は、第1主体部11と第2主体部12とによって按分された取付開口10hに設けられる。
台座部18は、例えば円形の平坦な底面18aを有し、底面18aから外周縁部分が立ち上がるように段差を有して上端が円周外側に向って大径となる鍔部18bを有している。このように構成された台座部18は、取付開口10hに対して上方側からはめ込むようにして取り付ける。
なお、台座部18は、第1形態1Fにおいて、前掲のように取付開口10hに嵌合した状態で取り付けられるが、これとは異なり、取付開口10hに取り付けないで内部空間SPに収容するようにしても良い。
第1形態1Fにおいて内部空間SPに収容されていた第2副体部22は、台座部18を除く主体部10の外表面10sに取り付ける構成となっている。これにより、図9に示すキャラクターは、例えば、主体部10の前部に嘴を模した第6パーツ226を、後部に脚部を模した第7パーツ227を、左右に羽根(羽根の位置に無限軌道を有する構造)を模した第8パーツ228を取り付け、無限軌道にて移動する戦車のような戦闘キャラクターを表した第2形態2Fとなる。
載置プレート24aは、図10に示すように、台座部18の底面18a上に置かれる。このとき、底面18aの内径W2に対して載置プレート24aの外径W1が嵌合するサイズに構成されている。この嵌合によって、第4副体部24は、台座部18上に確りと支持される。また、載置プレート24aは、この嵌合状態において回転可能に構成されている。
第6パーツ226は、キャラクターの頭部を表す部材である。第6パーツ226は、図10に示すように、例えば、外面に目や鼻を模した突起を有し前方側に向って嘴が開くような形状となった略円筒形の部材であり、後方端に、嵌合突部226dが設けられている。一方、第1主体部11には、第1形態1Fにおいて第6副体部26の取り付けに利用した前面孔11gが設けられている。したがって、この前面孔11gに嵌合突部226dを嵌めることで、第6パーツ226が第1主体部11の平面部である平坦外面10f(10s)に取り付けられる(図9参照)。
第7パーツ227は、キャラクターの脚部を表す部材である。したがって、左右一対の対称な形状となっている。この場合、第2主体部12に直接取り付けるのではなく、例えば、連結パーツの第9パーツ229を介して連結する。第9パーツ229は、キャラクターの股関節付近を模した構造である。第9パーツ229は、例えば、前方側の壁面(第2副体部22側)には、前方に向って突出した上下一対の嵌入突部229fが設けられており、また、左右両側には、一対の左右方向に突出する嵌入突部229dが設けられている。一方、第7パーツ227には、左右方向の一端面側に、嵌合孔を有する嵌合部227gが一対設けられている。
主体部10の組み立ては、第1主体部11の開口縁部11eと、第2主体部12の開口縁部12eとを合わせるようにして組み立てられる。この組み立てに際しては、左右対称の一対の第8パーツ228が、両主体部11,12の左右の曲面部10cの双方に跨るように取り付けられる。また、第8パーツ228、及び両主体部11,12の取付けは、連結パーツの第10パーツ230を用いて連結が行われる。
また、台座部18は、人形体Cを支持可能な第4副体部24を載置可能に構成されているので、人形体Cを、直接置かずに支持することができ、人形体Cの形状に関わらず当該人形体Cをあらゆる形状の人形体を載置することを可能にしている。
また、第4副体部24は、載置プレート24aが台座部18に嵌合可能に構成されていることで、人形体Cを確実に保持することができる。さらに、第4副体部24は、載置プレート24aが台座部18に嵌合されている状態において、回転可能に構成されているので、確実に保持されると共に人形体Cの向きを自由に変えることができる。
第1形態、及び第2形態をとり得る形態変化可能な玩具であって、
主体部と、
上記主体部の内部に収容可能な第1副体部と、を備え、
上記主体部は、内部に上記第1副体部を収容している上記第1形態において、転動可能な形態を成し、外表面に上記第1副体部を取り付けている上記第2形態において、上記外表面の一部が台座部を成している、
玩具。
(1)に記載の玩具であって、
上記主体部は、上記第2形態において、上記台座部を除く上記外表面に、上記第1副体部を取付可能に構成されている、
玩具。
(1)又は(2)に記載の玩具であって、
上記主体部は、上記第1副体部を取り付けている上記第2形態において、転動不能な形態を成している、
玩具。
(1)~(3)のいずれかに記載の玩具であって、
上記台座部は、人形体を載置可能に構成され、
上記主体部は、上記第2形態において、上記台座部に上記人形体を載置した状態で、転動不能に構成されている、
玩具。
(4)に記載の玩具であって、
上記台座部は、上記第1形態において、上記人形体を載置不能に構成されている、
玩具。
(1)~(5)のいずれかに記載の玩具であって、
上記主体部は、上記第2形態よりも上記第1形態において球体に近い形態を成すように構成されている、
玩具。
(1)~(6)の何れかに記載の玩具であって、
上記台座部は、上面視において円形型に形成されている、
玩具。
(1)~(7)の何れかに記載の玩具であって、
上記主体部は、互いに連結可能な第1主体部と第2主体部とから構成され、
上記台座部は、上記第1主体部及び上記第2主体部に形成されている、
玩具。
(8)に記載の玩具であって、
上記第1副体部は、上記第1主体部にのみ取り付け可能な第2副体部、上記第2主体部にのみ取り付け可能な第3副体部、上記第1主体部及び上記第2主体部の双方に取り付け可能な第4副体部を含んでいる、
玩具。
(9)に記載の玩具であって、
上記第4副体部は、上記第2形態において、上記第1主体部及び上記第2主体部を支持可能に構成されている、
玩具。
(8)に記載の玩具であって、
上記第1主体部、及び上記第2主体部は、各々の外表面が曲面部と平面部とから構成され、
上記第1副体部は、上記平面部に取り付け可能なものと、上記曲面部に取り付け可能なものとを含む、
玩具。
(1)~(11)の何れかに記載の玩具であって、
人形体を支持可能な第5副体部をさらに備え、
上記台座部は、上記第5副体部を載置可能に構成されている、
玩具。
(12)に記載の玩具であって、
上記第5副体部は、その一部が上記台座部に嵌合可能に構成されている、
玩具。
(13)に記載の玩具であって、
上記第5副体部は、その一部が上記台座部に嵌合されている状態において、回転可能に構成されている、
玩具。
(1)~(14)の何れかに記載の玩具であって、
上記主体部は、上記外表面において凹凸が形成され、
上記凹凸は、キャラクターの一部を形成している、
玩具。
(15)に記載の玩具であって、
上記第1副体部と、上記主体部の上記凹凸は、一体として、キャラクターを形成している、
玩具。
1F 第1形態
2F 第2形態
10 主体部
10s 外表面
10un 凹凸
17 凹部
17a 内周面
17e 開口端
18 台座部
11 第1主体部
12 第2主体部
20 副体部
21 上蓋部材(第1副体部)
22 第2副体部
23 下蓋部材(第3副体部)
24 第4副体部(人形体支持副体部)
60 玩具載置部
221 第1パーツ(第2副体部)
222 第2パーツ(第2副体部)
223 第3パーツ(第2副体部)
224 第4パーツ(第2副体部)
225 第5パーツ(第2副体部)
226 第6パーツ(第2副体部)
227 第7パーツ(第2副体部)
228 第8パーツ(第2副体部)
229 第9パーツ(第2副体部)
C 人形体
SP 内部空間
VL 鉛直線
Claims (15)
- 第1形態、及び第2形態をとり得る形態変化可能な玩具であって、
互いに連結可能な第1主体部と第2主体部とから構成されている主体部と、
前記主体部の内部に収容可能な第1副体部と、を備え、
前記主体部は、互いに連結された前記第1主体部と前記第2主体部とにより内部に一つの第1空間を形成し、前記第1主体部の外表面に前記第1空間よりもサイズの小さい凹部としての第2空間を形成し、前記第1空間と前記第2空間とに前記第1副体部を収容可能な前記第1形態において、転動可能な形態を成し、前記外表面に前記第1副体部を取り付けている前記第2形態において、前記第1主体部の外表面の前記凹部が台座部を成し、前記第2主体部の外表面の一部が前記玩具の設置底面を成している、
玩具。 - 請求項1に記載の玩具であって、
前記主体部は、前記第2形態において、前記台座部を除く前記外表面に、前記第1副体部を取付可能に構成されている、
玩具。 - 請求項2に記載の玩具であって、
前記主体部は、前記第1副体部を取り付けている前記第2形態において、転動不能な形態を成している、
玩具。 - 請求項3に記載の玩具であって、
前記台座部は、人形体を載置可能に構成され、
前記主体部は、前記第2形態において、前記台座部に前記人形体を載置した状態で、転動不能に構成されている、
玩具。 - 請求項4に記載の玩具であって、
前記台座部は、前記第1形態において、前記人形体を載置不能に構成されている、
玩具。 - 請求項1に記載の玩具であって、
前記主体部は、前記第2形態よりも前記第1形態において球体に近い形態を成すように構成されている、
玩具。 - 請求項1に記載の玩具であって、
前記台座部は、上面視において円形型に形成されている、
玩具。 - 請求項1に記載の玩具であって、
前記第1副体部は、前記第1主体部にのみ取り付け可能な第2副体部、前記第2主体部にのみ取り付け可能な第3副体部、前記第1主体部及び前記第2主体部の双方に取り付け可能な第4副体部を含んでいる、
玩具。 - 請求項8に記載の玩具であって、
前記第4副体部は、前記第2形態において、前記第1主体部及び前記第2主体部を支持可能に構成されている、
玩具。 - 請求項1に記載の玩具であって、
前記第1主体部、及び前記第2主体部は、各々の外表面が曲面部と平面部とから構成され、
前記第1副体部は、前記平面部に取り付け可能なものと、前記曲面部に取り付け可能なものとを含む、
玩具。 - 請求項8に記載の玩具であって、
人形体を支持可能な第5副体部をさらに備え、
前記台座部は、前記第5副体部を載置可能に構成されている、
玩具。 - 請求項11に記載の玩具であって、
前記第5副体部は、その一部が前記台座部に嵌合可能に構成されている、
玩具。 - 請求項12に記載の玩具であって、
前記第5副体部は、その一部が前記台座部に嵌合されている状態において、回転可能に構成されている、
玩具。 - 請求項1に記載の玩具であって、
前記主体部は、前記外表面において凹凸が形成され、
前記凹凸は、キャラクターの一部を形成している、
玩具。 - 請求項14に記載の玩具であって、
前記第1副体部と、前記主体部の前記凹凸は、一体として、キャラクターを形成している、
玩具。
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