JP3127767U - ネジ蓋容器型自動浸透給水器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本考案は、リサイクル目的も考慮し、ペットボトルなどのネジ蓋式液体用容器のネジ蓋、液体用容器本体すべてを植栽用自動調節給水器具として利活用する方法を提供するものである。
【解決手段】 本考案は、ネジ蓋式の液体用容器について、ネジ蓋をねじ込むがそれを止水状態とせず緩めた状態とし、容器とネジ内側に生ずる間隙に親水性を有し毛管水分移動できる給水層と必要とされる強度を有する基盤層の2層をもつ給水用テープを、ねじ山部を介し、挟み込む構成とし、給水対象の媒質にも接触することにより最適な水供給を実現する給水器具であり、負圧差灌漑法の原理を応用した給水量自動調整も可能な給水器具とすることができる。
【選択図】図1

Description

この考案は、給水源としてペットボトルなどネジ蓋式液体用容器と親水性を持つ布状のシートを組み合わせた毛管水分移動現象を応用した植栽に対する簡易型給水装置に関するものである。
従来、ネジ蓋式液体用容器を利用した給水器具には、ネジ蓋自体までをそのまま活用しようとするものはなく、専用の有孔ノズルを利用したネジキャップ交換式、あるいは毛管水分移動性を持つ特殊なチューブを差し込んだだけの利用であった。
そのため、毛管作用による給水量の自動調節効果が十分活用できず、水源の水面高さの変化により給水量が変化し、過剰給水や過乾燥を起こしやすかった。
ネジ蓋式液体用容器に、水を充填しネジ蓋を緩めた状態で倒立させると、マリオット瓶の効果により、容器内部は負圧となり、容器外に水が流れ去ることなくネジ蓋内面の狭い間隙に一定の水面が形成される。これに親水性と毛管伝達性を持つ薄い素材を給水テープとして一部を接触浸漬し、水分が毛管連結し給水できるように土壌などの媒質に対して接触し配置する。
給水テープが薄くできることにより、容易にネジ蓋式の容器口に挟み込みができ、注水後倒立し一定水圧の水源をもつ給水器として利用できるようになる。さらに、給水テープ基盤層はネジ蓋の開け閉め操作時、ネジ蓋内側の回転による摩擦から親水層を保護し安定した給水性能を維持する。
給水テープの毛管水分移動可能な親水性の層は、可撓性と親水性を有する不織布、織布、解放多孔質性スポンジ、高分子保水剤等により形成することができる。給水テープの基盤層は、プラスティックフィルム、高密度不織布など可撓性を持ち、ネジ蓋の締め付けに耐え親水層の破断を抑止できるだけの引張強度、摩擦強度をもつ材質により形成することができる。なお、この2層構造の給水テープは緩めたネジ蓋内側と容器本体の間隙に挟み込める厚さとすることを特徴とする。なお、親水性層と基盤層は、接着、溶着など既存の方法で2層構造に加工成形できる。この給水テープは給水源に一端を接触浸漬することにより接続し、他の部分を土壌などの媒質に親水性層を介して接触することにより、媒質が乾燥している場合は給水量が毛管張力により増加し、湿潤であると給水量は低下するきわめて自動的な給水の効果が得られる。また、ネジ蓋を回転しネジ蓋内の水面高さを調節することにより、負圧差灌漑法の効果としても知られる負圧調整による給水強度調整をすることができ、それによっても給水量を増減させることができる。
以下添付図面により一実施例を説明する。
1の給水テープは、1aに示す親水性の不織布など適宜素材を表面側毛管水分移動層とし、1bに示す切断に対して適当な強度を持つ高密度不織布などの適宜素材を裏面側基盤層とした2層構造を持つ給水テープである。なお、基盤層も十分な強度を確保できる場合親水性を有していることが実用上有利となる。ペットボトルなど3に示すネジ蓋式液体用容器に水、液肥、薬剤液等を注入し給水テープ1を、表面側を内側に折り曲げ、液体容器口の内側から外側にまたがるように挟み込み、2のネジ蓋を止水しない程度緩くねじ込むと、3aの外側ねじ山と、2aの内側ねじ山の間に挟まることにより給水テープ1は容易に固定される。また、基盤層1bによりネジ蓋ねじ込み時のすべり摩擦などによる給水テープ1の破断が防がれる。
給水テープ1とネジ蓋2とネジ蓋式液体用容器3の注水と組み立ての後、容器を倒立させるとネジ蓋2の内側にマリオット瓶の効果により4に示す一定高さの水位面が形成され、給水テープ1は5の給水用水に浸かった状態となる。給水テープ表面側1aを7の土壌など給水対象となる媒質に接触させると毛管水分移動効果により給水が開始される。
それにより5の給水用水は減少し水位面4が低下し、6に示す外部から流入する給水用水の減少分を置換する気泡が容器内に6aのように置換貯留され水位面4は一定に維持される。給水強度は、毛管張力作用により媒質の乾湿に対応した自動調節効果とともに、ネジ蓋2のねじ込み量を加減することにより、ネジ蓋内水位面4の高さを変更することによっても調整できる。この水位面4の高さ、すなわち、ネジ蓋内の水深を変化させることによる給水調節は、地中連続灌漑法の1例である負圧差灌漑法の原理を応用したものである。
本考案の一実施例は上述のごとき構成からなるが、給水テープ1の片方端だけでなく、もう一方端を回りこませ、同様にネジ蓋2とネジ蓋式液体用容器3の間に挟み込むことにより、二枚の給水テープを使用した場合に近い給水性能の増大なども可能である。
本考案のネジ蓋式給水容器型自動給水器の斜視図である。 本考案の自動給水器の断面図である。
符号の説明
1 給水テープ
2 ネジ蓋
3 ネジ蓋式液体用容器
4 水位面
5 給水用水
6 給水用水の減少分を置換する気泡
7 土壌など給水対象となる媒質

Claims (2)

  1. 給水源に接触し給水対象となる媒質に対しても接触するように配置される可撓性を有する薄いシート状の給水器具であり、給水源より毛細管水分移動により浸透給水を行う親水性を有する給水層と破断に対する強度を高めた基盤層を2層に組み合わせた重層構造をもつ給水器具。
  2. ねじ蓋式液体用容器を倒立させネジ蓋を緩めることにより通水断面を確保し、ネジ蓋内側に一定高さの水面を維持する給水源とし、そのネジ蓋内側と容器との間隙を通し、請求項1に記載の給水器具を配置することにより給水源と浸透給水部が一体化した給水器具。
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