JP3127630U - チューナ判別機能を有するレコーダ - Google Patents

チューナ判別機能を有するレコーダ Download PDF

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Abstract

【課題】受信した信号を映像及び音声として録画するレコーダにおいて、レコーダの構成を変更することなく容易に実装するチューナの種類を判別し、マイコンの外部発注後に発生したチューナの機種変更に、迅速に対応できるものとする。
【解決手段】チューナは、マイコンから送信されたスレーブアドレスが正しければマイコンに対してACK信号を送信し(S105でYes)、マイコンは、送信したスレーブアドレスに基づいてチューナの種類を判別する(S106)。記憶部がレコーダに実装されているチューナに対応するスレーブアドレスを記憶してないとき(S108でNo)、記憶部に新たなスレーブアドレスを記憶させることで(S109でYes)、様々なチューナ種別を判別すること可能となる。また、マイコンのマスクを外部発注した後、チューナの機種変更が発生した場合であっても、迅速に対応することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、実装しているチューナの種類を判別することができるレコーダに関する。
従来のビデオデッキまたはテレビなどの電子機器においては、マイコンに設けられた入力ポートにプルアップ抵抗またはプルダウン抵抗を接続することによって、マイコンに外部回路が接続されているか否かを検出していた。しかし、マイコンに設けられた入力ポートにプルアップ抵抗またはプルダウン抵抗を接続させる構成では、部品点数が増加するとともに、配線作業の負担が大きいという問題が生じていた。そこで、例えば、特許文献1及び特許文献2に示されるように、マイコンと外部回路とがI2C通信を利用して通信を行うことにより、マイコンの入力ポートにプルアップ抵抗またはプルダウン抵抗を接続することなく、マイコンに外部回路が接続されているか否かを検出することができる電子機器が知られている。
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に示される技術においては、電子機器の出荷時に予め外部回路に関する情報が設定されている必要があり、この外部回路に関する情報に基づいて、マイコンに外部回路が接続されているか否かを検出していたため、出荷時に外部回路に関する情報が設定されていない外部回路を検出することはできなかった。また、マイコンに接続されている外部回路の種類まで判別することができなかった。また、チューナ実装のレコーダを製造する現場において、チューナの機種が変わったとき、それに対応して、従来では、マイコンのソフトウェアも変更しなければならなかったが、マイコンのマスクを新たに外部に発注する場合、日数を要するため、量産ラインにおいて速やかな機種変更が困難となっていた。
特開平11−126178号公報 特開2005−258494号公報
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、レコーダの出荷時に予め設定されたチューナに関する情報に基づいて、レコーダに実装されているチューナの種類を判別することができ、また、レコーダの出荷時に、チューナに関する情報が設定されていないチューナであっても、レコーダに対して新たにチューナに関する情報を設定可能として、チューナの種類を判別できるようにし、チューナ機種変更に対しても迅速な対応が可能となるレコーダを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、受信した信号を映像及び音声としてハードディスク、DVDメディア、またはビデオテープに録画するレコーダであって、アナログ信号またはデジタル信号の少なくともいずれか一方を受信するチューナと、チューナを制御するマイコンと、レコーダ全体を制御するメインマイコンと、を備え、チューナは、マイコンを介してメインマイコンと接続され、マイコンは、I2C(Inter Integrated Circuit)通信を利用してチューナと通信を行い、メインマイコンは、チューナのスレーブアドレスを記憶する書き換え可能な記憶部をさらに備え、記憶部は、複数のスレーブアドレスを記憶し、レコーダに電源が投入されると、メインマイコンは、記憶部が記憶している複数のスレーブアドレスの中からスレーブアドレスを1つ選択してマイコンに送信し、マイコンは、I2C通信を利用してメインマイコンから受信したスレーブアドレスをチューナに送信し、チューナは、マイコンから受信したスレーブアドレスが正しくなければマイコンに対して何ら応答を返さず、受信したスレーブアドレスが正しければACK信号をマイコンに送信し、メインマイコンは、所定の時間が経過してもマイコンがACK信号を受信しないときは、送信したスレーブアドレスが正しくなかったと判断して、記憶部が記憶している複数のスレーブアドレスの中から、未だ送信していないスレーブアドレスを1つ選択してマイコンに送信し、マイコンがACK信号を受信すると、最後に送信したスレーブアドレスに基づいてチューナの種類を判別し、記憶部が記憶するいずれのスレーブアドレスについても、所定の時間内にマイコンがACK信号を受信しないとき、記憶部が既に記憶しているスレーブアドレスに替えて新たなスレーブアドレスを記憶し、または既に記憶しているスレーブアドレスに追加して新たなスレーブアドレスを記憶することにより、新たなスレーブアドレスを用いてしチューナの種類を判別するようにしたものである。
また、請求項2の発明は、受信した信号を映像及び音声として記憶媒体に録画するレコーダであって、アナログ信号またはデジタル信号の少なくともいずれか一方を受信するチューナと、チューナを制御するマイコンと、レコーダ全体を制御するメインマイコンと、を備え、チューナは、マイコンを介してメインマイコンと接続され、マイコンは、I2C通信を利用してチューナと通信を行い、メインマイコンは、チューナのスレーブアドレスを記憶する書き換え可能な記憶部をさらに備え、記憶部は、チューナのスレーブアドレスを記憶し、レコーダに電源が投入されると、メインマイコンは、スレーブアドレスをマイコンに送信し、マイコンは、I2C通信を利用してスレーブアドレスをチューナに送信し、チューナは、受信したスレーブアドレスが正しければACK信号をマイコンに送信し、メインマイコンは、マイコンがACK信号を受信すると、送信したスレーブアドレスに基づいて、チューナの種類を判別するようにしたものである。
また、請求項3の発明は、請求項2のレコーダにおいて、記憶部が、既に記憶しているスレーブアドレスに替えて新たなスレーブアドレスを記憶し、または既に記憶しているスレーブアドレスに追加して新たなスレーブアドレスを記憶することによって、メインマイコンは、新たなスレーブアドレスを用いてチューナの種類を判別するようにしたものである。
請求項1の発明によれば、マイコンは、記憶部が予め記憶する複数のスレーブアドレスを、順次、チューナに送信し、当該スレーブアドレスに対してチューナからACK信号が返信されるか否かによって、レコーダに実装されているチューナの種類を判別することができる。また、記憶部が予め記憶するスレーブアドレスに基づいてレコーダに実装されているチューナの種類を判別することができない場合、記憶部に新たなスレーブアドレスを追加し、または記憶部が記憶するスレーブアドレスを新たなスレーブアドレスに書き換える。マイコンは、記憶部が新たに記憶したスレーブアドレスをチューナに送信し、チューナが当該スレーブアドレスに対してACK信号を返信することにより、チューナの種類を判別することが可能となる。これにより、チューナを実装するレコーダを製造する現場において、チューナの機種が特定されていない段階であってもマイコンの製造に着手することが可能となる。さらには、マイコンのマスクを外部に発注した後に、チューナの機種変更が発生した場合であっても、新たにマイコンのマスクを外部に発注する必要がないため、機種変更に速やかに対応することができる。
請求項2の発明によれば、マイコンは、記憶部が予め記憶するスレーブアドレスをチューナに送信し、チューナは、受信したスレーブアドレスが正しければACK信号を前記マイコンに送信する。これにより、マイコンは、送信したスレーブアドレスに対してチューナからACK信号が返信されるか否かによって、レコーダに実装されているチューナの種類を判別することができる。また、マイコンのマスクを外部に発注した後に、チューナの機種変更が発生した場合であっても、新たにマイコンのマスクを外部に発注する必要がないため、機種変更に速やかに対応することができる。
請求項3の発明によれば、マイコンが記憶部に記憶されている全てのスレーブアドレスをチューナに送信しても、チューナがACK信号をマイコンに送信しない場合、書き換え可能な記憶部は、新たなスレーブアドレスを追加され、または既に記憶しているスレーブアドレスを新たなスレーブアドレスに書き換えられる。マイコンは、記憶部が新たに記憶したスレーブアドレスをチューナに送信し、チューナが当該スレーブアドレスに対してACK信号を返信することにより、チューナの種類を判別することが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係るレコーダについて、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るレコーダの概略構成を示す。レコーダ1は、レコーダ1全体を制御するメインマイコン2と、映像及び音声からなるコンテンツが録画されるハードディスク3と、ハードディスク3及びDVDメディア4にコンテンツを録画し、または、ハードディスク3及びDVDメディア4が既に記憶しているコンテンツを再生する録画再生手段5と、アンテナ6を介してアナログ信号またはデジタル信号を受信するチューナ7と、メインマイコン2に接続されI2C通信バス8を介してチューナ7と通信を行うマイコン9と、ユーザから操作パネル10またはリモコン10Rからの命令に応じて、レコーダ1に電源を供給する電源11とを備える。
メインマイコン2は、チューナ7の種類を判別するために用いられるスレーブアドレス12を記憶する記憶部13を備える。ここで、スレーブアドレス12とは、チューナ7の規格及び仕様に応じて各種チューナ7に割り当てられる8ビットの情報である。チューナ7は、チューナ7に割り当てられた正しいスレーブアドレス12のみを認識することができる。記憶部13は、記憶する情報を書き換えることのできる不揮発性のメモリであって、例えば、FRAM(Ferroelectric Randam Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリなどである。ここで、記憶部13は、3つのスレーブアドレス12a、スレーブアドレス12b、及びスレーブアドレス12cを記憶しているものとする。
I2C通信バス8は、シリアルデータ通信用の規格化されたバスであり、シリアルクロック線であるSCL(Serial Clock Line)と、シリアルデータ線であるSDL(Serial Data Line)とで構成されている。I2C通信バス8においては、スレーブアドレス12やACK信号などのデータがSDLによって1ビットずつ送受信される。このように、記憶部13が複数のスレーブアドレス12を記憶することにより、レコーダ1の製造現場において、マイコン9のマスクを外部に発注した後に、チューナ7の機種変更が発生した場合であっても、変更されたチューナ7が記憶部13に記憶されているスレーブアドレス12に対応していれば、新たにマイコン9のマスクを外部に発注する必要がないため、量産ラインにおいて機種変更に速やかに対応することが可能となる。
図2は、I2C通信バス8におけるマイコン9側の通信データの状態を示す。マイコン9は、I2C通信バス8を介してチューナ7と通信を開始するとき、スタートコンディション14を出力する。スタートコンディション14は、SCLが「High」の状態のときにSDLを「High」から「Low」へと変化させることで表現される。マイコン9は、スタートコンディション14を出力すると、続いてスレーブアドレス12を送信する。SCLは、「Low」から「High」に変化し、再び「Low」に戻るクロック信号を繰り返し出力する。ここで、マイコン9がスタートコンディション14を出力した後のはじめてのクロック信号を0bitクロック信号とし、以後、1bitクロック信号、2bitクロック信号、・・・9bitクロック信号とする。マイコン9は、SCLがクロック信号を1つ出力するときに、スレーブアドレス12を1ビット送信する。よって、SCLが0bitクロック信号から7bitクロック信号を出力すると、マイコン9は、8ビットからなるスレーブアドレス12の送信を完了することとなる。
チューナ7は、マイコン9から送信されたスレーブアドレス12が正しければスレーブアドレス12を認識することができるため、認識したことを示すACK信号をマイコン9に送信する。チューナ7がACK信号を送信しSDLがACK信号を受信すると、SCLが9bitクロック信号を出力するときに、SDLは「High」の状態となる。一方、チューナ7がACK信号を送信しなかった場合、SCLが9bitクロック信号を出力するときに、SDLは「Low」の状態となる。このように、マイコン9は、SCLが9bitクロック信号を出力するときに、SDLが「High」または「Low」のいずれの状態であるかによって、チューナ7がACK信号を送信したかを判断することが可能となる。ここで、図2では、SCLが9bitクロック信号を出力したとき、SDLは「High」の状態にあるため、チューナ7がACK信号を送信したことが分る。
チューナ7がACK信号を送信しないとき、マイコン9は、記憶部13が記憶するスレーブアドレス12であって、未だチューナ7に送信されていない他のスレーブアドレス12を選択し、再度、チューナ7へ送信する。一方、チューナ7がACK信号を送信したとき、マイコン9は、チューナ7がACK信号を送信したスレーブアドレス12からチューナ7の種類を判別する。チューナ7の種類を判別すると、マイコン9は、続いてチューナ7の仕様に合わせた通信を行う。マイコン9は、チューナ7との通信を終了するとき、ストップコンディション15を出力する。ストップコンディション15は、SCLが「High」のときにSDLを「Low」から「High」へと変化させることで表現される。
図3は、レコーダ1におけるチューナの種類を判別する処理フローを示す。電源11は、ユーザから操作パネル10またはリモコン10Rを介して電源を投入する命令が入力されると、レコーダ1に電源を供給する。レコーダ1に電源が供給されると、メインマイコン2は、記憶部13が記憶する3つのスレーブアドレス12の中から1つを選択する(S101)。ここでは、先ず、「0xC0」からなるスレーブアドレス12aが選択されるものとする。メインマイコン2は、選択したスレーブアドレス12aをマイコン9へ送信する(S102)。マイコン9は、I2C通信バス8を介してチューナ7と通信を開始するために、スタートコンディション14を出力する(S103)。続いて、マイコン9は、I2C通信バス8を介してSCLが出力するクロック信号に合わせてスレーブアドレス12aを1ビットずつチューナ7へ送信する(S104)。
チューナ7は、マイコン9から送信されたスレーブアドレス12aが正しければ、マイコン9に対してACK信号を送信し(S105でYes)、正しくなければACK信号を送信しない(S105でNo)。チューナ7がACK信号をマイコン9に送信すると(S105でYes)、マイコン9は、送信したスレーブアドレス12aに基づいてチューナ7の種類を判別して(S106)、チューナ7の種類の判別処理を終了する。これにより、レコーダ1は、容易に実装されているチューナ7の種類を判別することができる。以後、マイコン9は、I2C通信バス8を介して種類を判別したチューナ7の仕様に合わせた通信を行う。
ステップS105において、チューナ7がマイコン9にACK信号を送信しないとき(S105でNo)、マイコン9は、チューナ7と通信を終了するためにストップコンディション15を出力する(S107)。マイコン9とチューナ7との通信が終了すると、メインマイコン2は、記憶部13が既にチューナ7に送信されたスレーブアドレス12a以外に未だ送信されていないスレーブアドレス12を記憶しているかを確認する(S108)。記憶部13が未だ送信されていないスレーブアドレス12を記憶しているとき(S108でYes)、ステップS101に戻って、メインマイコン2は、記憶部13が記憶しているスレーブアドレス12の中から、チューナ7に未だ送信されていないスレーブアドレス12を1つ選択する(S101)。ここで、スレーブアドレス12aは既にチューナ7に送信されているため、メインマイコン2は、チューナ7に未だ送信されていないスレーブアドレス12bを選択する。
ステップS108において、記憶部13が記憶している全てのスレーブアドレス12a乃至スレーブアドレス12cをチューナ7に送信し終えていると(S108でNo)、記憶部13はレコーダ1に実装されているチューナ7に対応するスレーブアドレス12を記憶してないこととなる。このとき、記憶部13に新たなスレーブアドレス12が追加され、または既に記憶されているスレーブアドレス12a乃至スレーブアドレス12cが新たなスレーブアドレス12に書き換えられることによって、記憶部13が新たなスレーブアドレス12を記憶すると(S109でYes)、ステップS101に戻って、メインマイコン2は、記憶部13が新たに記憶したスレーブアドレス12の中から、チューナ7に送信するスレーブアドレス12を1つ選択する(S101)。
ステップS109において、記憶部13に新たなスレーブアドレス12が記憶させられないとき(S109でNo)、メインマイコン2は、レコーダ1が実装するチューナ7の種類を判別することができないため、メインマイコン2は、チューナ7を使用せずにレコーダ1を動作させるモードに設定して(S110)、チューナ7の種類の判別処理を終了する。
このように、記憶部13が予め複数のスレーブアドレス12を記憶することによって、レコーダ1は、仕様の異なるチューナ7の種類を判別することができる。これにより、例えば、マイコン9がマスク発注され後に、レコーダ1に実装されるチューナ7が決定された場合であっても、記憶部13が当該チューナ7のスレーブアドレスを記憶していれば、レコーダ1の構成を変更することなく当該チューナ7を使用することが可能となる。
また、例えば、レコーダ1がアナログ対応チューナ7を実装して出荷された後に、アナログ対応チューナ7がアナログ及びデジタル対応チューナ7に取り替えられた場合であっても、記憶部13にアナログ及びデジタル対応チューナ7のスレーブアドレス12を新たに記憶させることによって、レコーダ1の構成を変更することなく容易にチューナ7を交換することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能であり、例えば、
記憶部13は、メインマイコン2に設けられる構成でなく、メインマイコン2の外部に設けられる構成であっても構わない。
本発明の実施形態に係るレコーダの概略を示す構成図。 本発明の実施形態に係るI2C通信バスにおけるマイコン側の通信データの状態を示す図。 同レコーダにおけるチューナの種類を判別する処理フロー。
符号の説明
1 レコーダ
2 メインマイコン
3 ハードディスク
4 DVDメディア
5 録画再生手段
7 チューナ
8 I2C通信バス
9 マイコン
12 スレーブアドレス
12a〜12c スレーブアドレス
13 記憶部


Claims (3)

  1. 受信した信号を映像及び音声としてハードディスク、DVDメディア、またはビデオテープに録画するレコーダであって、
    アナログ信号またはデジタル信号の少なくともいずれか一方を受信するチューナと、
    前記チューナを制御するマイコンと、
    前記レコーダ全体を制御するメインマイコンと、を備え、
    前記チューナは、前記マイコンを介して前記メインマイコンと接続され、
    前記マイコンは、I2C(Inter Integrated Circuit)通信を利用して前記チューナと通信を行い、
    前記メインマイコンは、前記チューナのスレーブアドレスを記憶する書き換え可能な記憶部をさらに備え、
    前記記憶部は、複数の前記スレーブアドレスを記憶し、
    前記レコーダに電源が投入されると、前記メインマイコンは、前記記憶部が記憶している複数の前記スレーブアドレスの中から前記スレーブアドレスを1つ選択して前記マイコンに送信し、
    前記マイコンは、I2C通信を利用して前記メインマイコンから受信した前記スレーブアドレスを前記チューナに送信し、
    前記チューナは、前記マイコンから受信した前記スレーブアドレスが正しくなければ前記マイコンに対して何ら応答を返さず、受信した前記スレーブアドレスが正しければACK信号を前記マイコンに送信し、
    前記メインマイコンは、所定の時間が経過しても前記マイコンが前記ACK信号を受信しないときは、送信した前記スレーブアドレスが正しくなかったと判断して、前記記憶部が記憶している複数の前記スレーブアドレスの中から、未だ送信していない前記スレーブアドレスを1つ選択して前記マイコンに送信し、
    前記マイコンが前記ACK信号を受信すると、最後に送信した前記スレーブアドレスに基づいて前記チューナの種類を判別し、
    前記記憶部が記憶するいずれの前記スレーブアドレスについても、前記所定の時間内に前記マイコンが前記ACK信号を受信しないとき、前記記憶部が既に記憶している前記スレーブアドレスに替えて新たな前記スレーブアドレスを記憶し、または既に記憶している前記スレーブアドレスに追加して新たな前記スレーブアドレスを記憶することにより、新たな前記スレーブアドレスを用いて前記しチューナの種類を判別することを特徴とするレコーダ。
  2. 受信した信号を映像及び音声として記憶媒体に録画するレコーダであって、
    アナログ信号またはデジタル信号の少なくともいずれか一方を受信する前記チューナと、
    前記チューナを制御するマイコンと、
    前記レコーダ全体を制御するメインマイコンと、を備え、
    前記チューナは、前記マイコンを介して前記メインマイコンと接続され、
    前記マイコンは、I2C通信を利用して前記チューナと通信を行い、
    前記メインマイコンは、前記チューナのスレーブアドレスを記憶する書き換え可能な記憶部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記チューナのスレーブアドレスを記憶し、
    前記レコーダに電源が投入されると、前記メインマイコンは、前記スレーブアドレスを前記マイコンに送信し、
    前記マイコンは、I2C通信を利用して前記スレーブアドレスを前記チューナに送信し、
    前記チューナは、受信した前記スレーブアドレスが正しければACK信号を前記マイコンに送信し、
    前記メインマイコンは、前記マイコンが前記ACK信号を受信すると、送信した前記スレーブアドレスに基づいて、前記チューナの種類を判別することを特徴とするレコーダ。
  3. 前記記憶部が、既に記憶している前記スレーブアドレスに替えて新たな前記スレーブアドレスを記憶し、または既に記憶している前記スレーブアドレスに追加して新たな前記スレーブアドレスを記憶することによって、
    前記メインマイコンは、新たな前記スレーブアドレスを用いて前記チューナの種類を判別することを特徴とする請求項2に記載のレコーダ。





































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