JP3127594U - 鑑識用転写シートキットおよび鑑識用転写シート - Google Patents

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Abstract

【課題】コストが高くならず、また、証拠能力の高い鑑識用転写シートキットを得ることを目的としている。
【解決手段】本考案に係る鑑識用転写シートキットは、片面に粘着剤層7を備えた粘着シート9と粘着剤層7に再貼付可能に貼り合わせられた台紙11とからなる鑑識用転写シート本体3と、粘着シート層7と台紙11とを貼り合わせた状態で両者の縁部に沿って両面に亘って貼着可能で、かつ捺印可能な貼着部材5を備えたことを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、指紋や足跡、タイヤ跡等の採取に使用する鑑識用転写シートキットおよび鑑識用転写シートに関する。
指紋・足跡採取用の粘着シートとして、例えば透明支持フィルムの片面にウレタン系粘着剤を塗布した鑑識用粘着シートが特開2001−40299号公報(特許文献1参照)に開示されている。
特許文献1に開示された鑑識用粘着シートは、透明な支持フィルムの片面にウレタン系粘着剤を塗布したウレタン粘着シートを、表面が離型性プラスチックフィルムからなる台紙に貼着して構成される。
このような鑑識用粘着シートを用いて指紋を採取する手順は、特許文献1にも記載されているように、以下の通りである。まず、採取対象面に粉末を刷毛などで少しずつ塗布し、穂先で軽く払うようにして指紋隆線の部分だけに粉末を付着させて指紋を浮き上がらせる。次いで、粘着シートの一端から剥離紙を兼ねた台紙を剥離して粘着面を採取対象面に当接し、浮き上がらせた指紋を粘着面に完全に転写させ、その後台紙を再び粘着面に貼り合わせる。そして、台紙に採取時、採取場所等の必要事項を記入して、指紋採取を完了する。
しかしながら、台紙は粘着シートから容易に剥離、再貼付できるものであり、保管時に粘着シートあるいは台紙を意図的に貼り替えることができる。また、台紙が粘着シートから自然に剥離し、粘着シートと台紙とが入り乱れる可能性もあった。
このような問題点を解決するため、指紋・足跡等を採取した後に、再度台紙が剥離され貼り替えられたことを直ちに判別可能にすることにより、鑑識用粘着シートの証拠能力を高めることを目的とする鑑識用粘着シートが提案されている。
この鑑識用粘着シートは、支持体の片面に粘着剤層を備えた粘着シート層と前記粘着剤層に再貼付可能に貼り合わせられた台紙層とからなる鑑識用粘着シート本体と、前記粘着シート層と前記台紙層とを貼り合わせた状態で両者を貼着固定する剥離判別用粘着テープとを備えたことを特徴とするものである(特許文献2参照)。
特開2001−40299号公報 特開2003−89776号公報
しかしながら、上記の特許文献2の方法においては、粘着シートと台紙を剥がすと痕跡が残るテープである剥離判別用粘着テープという特殊なテープを用いている。このためにコストが高くなるし、また、痕跡が残るテープを上手に貼り替えると、貼り替えの事実がわかりにくくなるという問題もある。
本考案は係る問題点を解決するためになされたものであり、コストが高くならず、また、証拠能力の高い鑑識用転写シートキットおよび鑑識用転写シートを得ることを目的としている。
上記問題点を解決するために、発明者は、互いに連続していることを証するために2枚の書面にまたがるように1個の印を押す割印に着目した。
割印の制度は、社会的にも長年に亘って証明力があるものと受け入れられており、これを鑑識用転写シートの貼替え防止に応用することで、簡易な手段で高い証明力を与えることができるとの着想に基づいて本考案はなされたものであり、具体的には以下の構成からなるものである。
(1)本考案に係る鑑識用転写シートキットは、片面に粘着剤層を備えた粘着シートと前記粘着剤層に再貼付可能に貼り合わせられた台紙とからなる鑑識用転写シート本体と、前記粘着シート層と前記台紙とを貼り合わせた状態で両者の縁部に沿って両面に亘って貼着可能で、かつ捺印可能な貼着部材を備えたことを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載の貼着部材が、複数の片部を剥離シートに剥離可能に貼着したラベル、または、テープ状部材であることを特徴とするものである。
(3)また、上記(1)または(2)に記載のものにおいて、貼着部材および粘着シートに捺印可能なインクを含浸した朱肉を備えたことを特徴とするものである。
(4)本考案に係る鑑識用転写シートは、片面に粘着剤層を備えた粘着シートと前記粘着剤層に再貼付可能に貼り合わせられた台紙とからなる鑑識用転写シート本体と、前記粘着シート層と前記台紙とを貼り合わせた状態で両者の縁部に沿って両面に亘って貼着した捺印可能な貼着部材と、を備えたことを特徴とする特徴とするものである。
本考案に係る鑑識用転写シートキットは、片面に粘着剤層を備えた粘着シートと前記粘着剤層に再貼付可能に貼り合わせられた台紙とからなる鑑識用転写シート本体と、前記粘着シート層と前記台紙とを貼り合わせた状態で両者の縁部に沿って両面に亘って貼着可能で、かつ捺印可能な貼着部材を備えてなるので、指紋等を採取後、貼着部材を粘着シート層と前記台紙とを貼り合わせた状態で両者の縁部に亘って両者に貼着し、貼着部材と粘着シートの表面との間に跨るように、および貼着部材と台紙の裏面との間に跨るように、例えば、立会人の割印をすることにより、コストが高くならず、鑑識用転写シートの証拠能力を高めることができる。
本実施の形態においては鑑識用転写シートキットの例として、指紋を採取するための指紋転写シートキットを例に挙げて説明する。
図1は本実施の形態にかかる指紋転写シートキット1の説明図である。本実施の形態にかかる指紋転写シートキット1は、指紋転写シート本体と、指紋転写シート本体の縁部に沿って両面に亘って貼着可能で、かつ捺印可能な貼着部材とを備えてなる。なお、販売に際しては、図1に示すように、指紋転写シート本体と貼着部材を並べて一つの箱に詰めるようにすればよい。
以下、各構成を詳細に説明する。
<指紋転写シート本体>
図2は指紋転写シート本体の断面図である。指紋転写シート本体は、図2に示すように、片面に粘着剤層を備えた粘着シート9と前記粘着剤層に再貼付可能に貼り合わせられた台紙11とからなる。
台紙11の裏面には、図3に示すように、採取日時、事件名、採取者、立会人等の一まとまりの記載事項を記載できる枠が6個印刷されている。
なお、本実施の形態の指紋転写シート本体では、一まとまりの記載事項の枠が6個印刷された場合が示されているが、その数は特に限定されない。ただ、一まとまりの記載事項の枠を複数印刷しておくことで、指紋転写シート本体を指紋採取対象の大きさに合わせて切断して使用する際にも、切断した各片に一まとまりの記載事項の枠が少なくとも一つ存在するようにできるので、便宜である。
<貼着部材>
貼着部材5は、図4に示すように、剥離シートに貼着された複数のラベル13から構成される。各ラベル13は裏面が粘着面となっており、剥離シートから剥がして指紋転写シート本体に貼着できるようになっている。そして、貼着部材5の表面は捺印が可能な、例えば紙などから形成されている。
図5〜図7は指紋転写シートキット1の使用方法の説明図である。以下、指紋転写シートキット1の使用方法を、図5〜図7に基づいて説明する。
指紋の採取現場において、指紋の採取対象物の表面に刷毛などで粉末を少しずつ塗布し、穂先で軽く払うようにして指紋隆線の部分だけに粉末を付着させて指紋を浮き上がらせる。次に、図5(a)に示すように、指紋転写シート本体3を指紋採取面積に応じて鋏などで切断する。ことのとき、切り取った指紋転写シート本体3の裏面を示す図5(b)のように、指紋転写シート本体3の裏面には、一まとまりの必要事項記載欄を含む枠が少なくとも一つ含まれるようにする。
次に、所定の大きさに切断した指紋転写シート本体3の一端から台紙11を一部剥離して粘着シート9の粘着面を採取対象面に当接する。そして、さらに台紙11を剥離しながら浮き上がらせた指紋の全形を粘着面に転写させる。その後、台紙11を再び粘着面に貼り合わせる。そして、台紙11の裏面に採取時、採取場所等の必要事項の記入と捺印をする。この例では、採取年月日:平成18年8月31日、採取NO:51、採取場所:×××方、事件名:○○○、採取物件:玄関ドア、立会人:鈴木次郎、採取者:清水太郎、を記入し、採取者と立会人の捺印を行う。
その後、ラベル13の一片を剥離シートから剥がし、図6に示すように、二つ折りにして、指紋転写シート本体3の一辺を挟むようにその表面及び裏面に貼り付ける。そして、ラベル13と粘着シート9の表面との間に跨るように(図7(a)参照)、およびラベル13と台紙11の裏面との間に跨るように(図7(b)参照)、立会人である鈴木の割印をする。
上記のようにして指紋を採取した場合において、仮に悪意ある第三者が貼り替えをしようとした場合、指紋を転写した粘着シート9を付け替えようとした場合であっても、また、台紙11を付け替えようとした場合であっても、割印があることからそのような行為を抑止し、また実際に行われた場合にはそのことが判る。その結果、指紋転写シートの証拠能力を高めることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、簡易な手段によって、証拠能力の高い鑑識用転写シートキットを得ることができる。しかも、コストが高くなることもない。
また、指紋転写シート本体3を指紋採取対象面積に対応した大きさに切断して使用した場合にも適用できるので、極めて経済的である。
なお、割印をする際に用いる朱肉に含浸させるインクは指紋転写シート本体3の表面、ラベル13、および指紋転写シート本体3の裏面に捺印できるものを用いる。その意味で、プラスチックやガラスなどの表面が平滑な部材にも捺印できるものを用いるのが好ましい。
本実施の形態においては、指紋転写シート本体3と貼着部材の組み合わせからなるキットについて説明したが、予め指紋転写シート本体3の一辺にラベル13を貼着しておくようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、割印をするためにラベル13を用いる例を示したが、ラベル13に代えてテープ状の部材であってもよい。
さらに、特許文献2に示した剥離判別用粘着テープと併用するようにしてもよい。すなわち、剥離判別粘着テープと指紋転写シート本体3の表面との間に割印をする。このようにすれば、証拠能力をさらに高めることができる。
なお、上記の実施の形態においては、指紋転写シートキット1を構成するものとして、指紋転写シート本体3と貼着部材5であるラベル13からなる例を挙げたが、さらに指紋転写シート本体3の表面の捺印に適したインクを含ませた朱肉をキットを構成するものとして加えてもよい。
上記の実施の形態においては、指紋採取について説明したが、本考案は指紋の他足跡、タイヤ跡等の採取にも適用できることはいうまでもない。
上記の実施の形態においては、本考案を販売可能な指紋転写シートキットとして説明したが、本考案の技術思想は以下に述べるような指紋採取方法としてとらえることもできる。
すなわち、指紋の採取現場において、指紋の採取対象物の表面に粉末などの薬品を塗布して、指紋を浮き上がらせ、指紋転写シート本体の一端から台紙を剥離して粘着シートの粘着面を採取対象面に当接して指紋を採取し、台紙を再び粘着面に貼り合わせ、貼着部材であるラベルの一片を剥離シートから剥がし、指紋転写シート本体の一辺に両面に亘って貼り付け、ラベルと粘着シートの表面との間に跨るように、およびラベルと台紙の裏面との間に跨るように、立会人の割印をする指紋採取方法。
本考案の一実施の形態に係る指紋転写シートキットの説明図である。 本考案の一実施の形態に係る指紋転写シート本体の断面図である。 本考案の一実施の形態に係る指紋転写シート本体を構成する台紙の裏面を示す図である。 本考案の一実施の形態に係る貼着部材の一例を示す図である。 本考案の一実施の形態に係る指紋転写シートキットを用いて指紋採取を行う方法の説明図である。 本考案の一実施の形態に係る指紋転写シートキットを用いて指紋採取を行う方法の説明図である。 本考案の一実施の形態に係る指紋転写シートキットを用いて指紋採取を行う方法の説明図である。
符号の説明
1 指紋転写シートキット
3 指紋転写シート本体
5 貼着部材
7 粘着剤層
9 粘着シート
11 台紙
13 ラベル

Claims (4)

  1. 片面に粘着剤層を備えた粘着シートと前記粘着剤層に再貼付可能に貼り合わせられた台紙とからなる鑑識用転写シート本体と、前記粘着シート層と前記台紙とを貼り合わせた状態で両者の縁部に沿って両面に亘って貼着可能で、かつ捺印可能な貼着部材を備えたことを特徴とする鑑識用転写シートキット。
  2. 貼着部材は複数の片部を剥離シートに剥離可能に貼着したラベル、または、テープ状部材であることを特徴とする請求項1に記載の鑑識用転写シートキット。
  3. 貼着部材および粘着シートに捺印可能なインクを含浸した朱肉を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の鑑識用転写シートキット。
  4. 片面に粘着剤層を備えた粘着シートと前記粘着剤層に再貼付可能に貼り合わせられた台紙とからなる鑑識用転写シート本体と、前記粘着シート層と前記台紙とを貼り合わせた状態で両者の縁部に沿って両面に亘って貼着した捺印可能な貼着部材と、を備えたことを特徴とする鑑識用転写シート。
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