JP3127302U6 - 陶磁製薬剤服用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数種の薬剤でも確実に服用することができると共に、使用者が薬剤服用具であることを意識することなく日常の生活の中で違和感なく自然に、かつ極めて簡単に使用できる陶磁製薬剤服用具を提供する。
【解決手段】本考案の陶磁製薬剤服用具1は、外縁部2付近が上方または斜め上方に向かって延出し上端が開口した有底陶磁器であって、有底陶磁器の内面には、凸条部3によって区画された複数の薬剤配置部4と、薬剤配置部4に隣接して設けられた隆起部5が形成されている。このため、複数設けられた薬剤配置部4に、種類の異なる薬剤を配して簡単かつ確実に服用することができる。
【選択図】図1
【解決手段】本考案の陶磁製薬剤服用具1は、外縁部2付近が上方または斜め上方に向かって延出し上端が開口した有底陶磁器であって、有底陶磁器の内面には、凸条部3によって区画された複数の薬剤配置部4と、薬剤配置部4に隣接して設けられた隆起部5が形成されている。このため、複数設けられた薬剤配置部4に、種類の異なる薬剤を配して簡単かつ確実に服用することができる。
【選択図】図1
Description
本考案は、処方された薬剤などを服用する際に使用して好適な陶磁製薬剤服用具に関するものである。
従来より、病院等で処方される薬剤が複数種類に渡ることがあり、日々の服用に際して飲み忘れが生じることがある。
このような薬剤の飲み忘れを防止するもの、または服用を補助するものとして、実開平6−58949号公報、実用新案登録第3035809号公報、または特開2006−42910号公報などの各種薬剤の飲み忘れ防止具または装置が提案されている。
このような薬剤の飲み忘れを防止するもの、または服用を補助するものとして、実開平6−58949号公報、実用新案登録第3035809号公報、または特開2006−42910号公報などの各種薬剤の飲み忘れ防止具または装置が提案されている。
しかし、これらのものは、いずれも一見して明らかに薬剤服用具であると共に、使用方法が煩雑で、使用者が違和感なく日常の生活の中で自然に使用できるものではなかった。
実開平6−58949号公報
実用新案登録第3035809号公報
特開2006−42910号公報
そこで、本考案の課題は、複数種の薬剤でも確実に服用することができると共に、使用者が薬剤服用具であることを意識することなく日常の生活の中で違和感なく自然に、かつ極めて簡単に使用できる陶磁製薬剤服用具を提供することにある。
上記課題を解決するものは、外縁部付近が上方または斜め上方に向かって延出し上端が開口した有底陶磁器であって、該有底陶磁器の内面には、凸条部によって区画された複数の薬剤配置部と、該薬剤配置部に隣接して設けられた隆起部が形成されていることを特徴とする陶磁製薬剤服用具である。
前記薬剤配置部の数が異なる複数の前記陶磁製薬剤服用具からなることが好ましい。前記陶磁製服用具は、上端が開口した有底筒状陶磁器であって側壁の中央部付近が下方部に比して環状に細く形成された陶磁製薬剤服用具との組み合わせからなるものであってもよい。
請求項1に記載した考案によれば、複数種の薬剤でも確実に服用することができると共に、使用者が薬剤服用具であることを意識することなく、日常の生活の中で違和感なく自然に、かつ極めて簡単に使用できる陶磁製服用具となる。
請求項2に記載した考案によれば、上記請求項1に記載された効果に加え、処方された薬剤の種類数に応じた薬剤配置部を備えた陶磁製薬剤服用具を選択して使用できる。
請求項3に記載した考案によれば、上記請求項1または2に記載された効果に加え、一度で十分に飲み込めなかった薬剤を、陶磁製薬剤服用具に残留した水で飲み込むことができる。
請求項2に記載した考案によれば、上記請求項1に記載された効果に加え、処方された薬剤の種類数に応じた薬剤配置部を備えた陶磁製薬剤服用具を選択して使用できる。
請求項3に記載した考案によれば、上記請求項1または2に記載された効果に加え、一度で十分に飲み込めなかった薬剤を、陶磁製薬剤服用具に残留した水で飲み込むことができる。
本考案では、複数の薬剤配置部を備えた陶磁器からなる陶磁製薬剤服用具を提供することで、使用者が薬剤服用具であることを意識することなく日常の生活の中で違和感なく自然に、かつ極めて簡単に使用できる陶磁製薬剤服用具を実現した。
図1は本考案の陶磁製薬剤服用具の一実施例の平面図であり、図2は図1のA−A線断面図であり、図3は図1のB−B線断面図であり、図4は図1に示した陶磁製薬剤服用具の使用状態を示した斜視概略図である。
この実施例の陶磁製薬剤服用具1は、外縁部2付近が上方または斜め上方に向かって延出し上端が開口した有底陶磁器であって、有底陶磁器の内面には、凸条部3によって区画された複数の薬剤配置部4と、薬剤配置部4に隣接して設けられた隆起部5が形成されている。以下、各構成について順次詳述する。
この陶磁製薬剤服用具1は、図1に示すように、外縁部2が連結された5本の曲線からなり、平面視で雲型の外観形状に構成されたものである。この外縁部2付近は、図2に示すように、斜め上方に向かって延出しており、さらに上端が開口しているため、一見して小皿を想起させる有底陶磁器にて構成されている。
この有底陶磁器の内面には、外縁部2からそれぞれ中央部に向かって延在する5本の凸条部3が形成されており、これら凸条部3によって、区画された5つの薬剤配置部4が設けられている。なお、この実施例の陶磁製薬剤服用具1は、凸条部3が外縁部2を基点として延在しているが、凸条部3は有底陶磁器の内面を複数に区画するものであればどのようなものでよく、外縁部2とは離間した位置から延在するものも本考案の範疇に包含される。
薬剤配置部5は、図4に示すように、異なる種類の薬剤をそれぞれ配置する部位であり、服用に先立って異なる種類の薬剤を異なる薬剤配置部5に配置して服用すれば、飲み忘れや飲み過ぎを防止でき必要な薬剤を確実に服用できる。このように、本考案の陶磁製薬剤服用具1は、異なる種類の薬剤を薬剤配置部5にそれぞれ配置するのみで極めて簡単に使用できる。
有底陶磁器の内面中央部付近には、図1ないし図3に示すように、5つの薬剤配置部4に隣接して隆起部5が形成されており、これによって、有底陶磁器の内面において、薬剤配置部5が凹部となるため、薬剤をより安定して配置することができる。なお、この実施例の隆起部5は、図2または図3に示すように、底部の一部が他の部位と略同一肉厚に形成され、かつ、上方に向かって山型となるように形成されて構成されているが、底部の一部が他の部位に比して肉厚に形成されることにより隆起、構成されたものも本考案の範疇に包含される。また、この実施例の隆起部5は、なだらかな湾曲面にて形成されているが、角部を有する隆起部を有するものも本考案の範疇に包含される。さらに、この実施例の底部の下方にはハマが形成されているが、ハマが形成されていないものも本考案の範疇に包含される。
そして、陶磁製薬剤服用具1は陶磁器にて形成され、一見して食器の様相を呈しているため、使用者が特に薬剤服用具と意識することもなく、日常の生活の中で違和感なく自然に使用できる。
つぎに、図5ないし図7に示した本考案の他の実施例の陶磁製薬剤服用具10について説明する。
この実施例の陶磁製薬剤服用具10と陶磁製薬剤服用具1との基本的な相違は、外観形状と薬剤配置部の数のみであり、他は同様である。同一構成部分には同一符号を付し説明を省略する。
この実施例の陶磁製薬剤服用具10と陶磁製薬剤服用具1との基本的な相違は、外観形状と薬剤配置部の数のみであり、他は同様である。同一構成部分には同一符号を付し説明を省略する。
具体的には、この実施例の陶磁製薬剤服用具10は、図5に示すように、平面視が銀杏の葉型となる外観形状に形成されており、3本の凸条部3が葉の先端から基端付近に設けられた隆起部5に向かって設けられることにより4つの薬剤配置部4が構成されたものであって、4種類以内の薬剤を服用する際に使用して好適なものである。
さらに、図8ないし図10に示した本考案の他の実施例の陶磁製薬剤服用具20について説明する。
この実施例の陶磁製薬剤服用具20と陶磁製薬剤服用具1との基本的な相違もまた、外観形状と薬剤配置部の数のみであり他は同様である。同一構成部分には同一符号を付し説明を省略する。
この実施例の陶磁製薬剤服用具20と陶磁製薬剤服用具1との基本的な相違もまた、外観形状と薬剤配置部の数のみであり他は同様である。同一構成部分には同一符号を付し説明を省略する。
具体的には、この実施例の陶磁製薬剤服用具20は、図8に示すように、平面視が松型となる外観形状に形成されており、2本の凸条部3が隆起部5に向かって設けられることにより、3つの薬剤配置部4が構成されたものであって、3種類以内の薬剤を服用する際に使用して好適なものである。
これら本考案の陶磁製薬剤服用具は単体でもよいが、薬剤配置部の数が異なる複数の陶磁製薬剤服用具(例えば、上記陶磁製薬剤服用具1,10,20)の組み合わせからなるものであることが好ましい。これにより、処方された薬剤の種類数に応じた薬剤配置部を備えた陶磁製薬剤服用具を選択して使用できる。
さらに、本考案の陶磁製薬剤服用具は、図11に示したような、上端が開口した有底筒状陶磁器であって側壁31の中央部32付近が下方部33に比して環状に細く形成された陶磁製薬剤服用具30との組み合わせからなるものであってもよい。すなわち、この陶磁製薬剤服用具30は、側壁31の中央部32付近が下方部33に比して環状に細く形成されているため、一度傾倒させて水を飲んでも下方部33内に水が残り易く、図12に示すように、一度で十分に飲み込めなかった薬剤を陶磁製薬剤服用具30の下方部33内に残留した水で飲み込むことができる。このように、陶磁製薬剤服用具30は、薬剤配置部を備えた陶磁製薬剤服用具1,10,20などと組み合わせることにより、一連の薬剤服用を快適に行うことができ薬剤服用補助具として好適である。なお、この実施例の陶磁製薬剤服用具30は有底円筒状陶磁器であるが、有底多角筒状陶磁器も本考案の範疇に包含される。また、この実施例の陶磁製薬剤服用具30は上方部が中央部に比して拡径しているが、中央部の形状がそのまま上方部を構成した陶磁製薬剤服用具も本考案の範疇に包含される。さらに、この実施例の陶磁製薬剤服用具30の底部下方にはハマが形成されているが、ハマが形成されていないものも本考案の範疇に包含される。
1 陶磁製薬剤服用具
2 外縁部
3 凹条部
4 薬剤配置部
5 隆起部
2 外縁部
3 凹条部
4 薬剤配置部
5 隆起部
Claims (3)
- 外縁部付近が上方または斜め上方に向かって延出し上端が開口した有底陶磁器であって、該有底陶磁器の内面には、凸条部によって区画された複数の薬剤配置部と、該薬剤配置部に隣接して設けられた隆起部が形成されていることを特徴とする陶磁製薬剤服用具。
- 前記薬剤配置部の数が異なる複数の前記陶磁製薬剤服用具からなる請求項1に記載の陶磁製薬剤服用具。
- 前記陶磁製服用具は、上端が開口した有底筒状陶磁器であって側壁の中央部付近が下方部に比して環状に細く形成された陶磁製薬剤服用具との組み合わせからなる請求項1または2に記載の陶磁製薬剤服用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007486U JP3127302U6 (ja) | 2006-09-15 | 陶磁製薬剤服用具 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006007486U JP3127302U6 (ja) | 2006-09-15 | 陶磁製薬剤服用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3127302U JP3127302U (ja) | 2006-11-30 |
JP3127302U6 true JP3127302U6 (ja) | 2007-03-01 |
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