JP3127210U - 昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 机の表面に蓋体と同じサイズの開口を設ることができる昇降装置を提供する。
【解決手段】収納部を具えた本体と、昇降装置と、ベースと、両側に側面板を具えた蓋体と、連動反転手段とを含み、連動反転手段は収納部の両側に設けて対向する側面にそれぞれ設けた凸板と、本体の内部に設けて両端がガイド溝に挿設された横桿と、一端が該横桿に接続し、中央にフックを設けた第一接続桿と、収納部の上方の側面にそれぞれ設けて蓋体をガイドする移動溝を具えたガイド板と、一端が蓋体の側面板に回動自在に接続して移動溝に挿設され、蓋体が移動溝の動きに合わせて反転して移動する第二接続桿と、一端が第一接続桿に回動自在に接続し、他端が第二接続桿に回動自在に接続した中間部材と、第一接続桿と中間部材との間に設けられ、一端がフックに回動自在に接続し、他端が中間部材に回動自在に接続して横桿を上方に移動させる弾性部材とを含んでなる。
【選択図】図2

Description

この考案は、昇降装置に関し、特にデスクトップ型のモニタを上下に昇降させることができる昇降装置に関する。
オフィスや家庭のほとんどはコンピュータの使用する場合、机の上にモニタを設けてコンピュータのデータを表示している。技術の進歩に伴い、卓上の限られた空間を有効に利用するため、机の下にコンピュータのモニタを上下に昇降させる装置を設けて、コンピュータを使用する場合にのみ該モニタを上方に移動させて、コンピュータを使用しない場合には下降させる方法がとられるようになった。従来のデスクトップモニタの昇降装置を図1に開示する。
図面によれば、従来の昇降装置100は、箱体101と、駆動モータ102と、昇降装置103と、蓋体104とを含んでなる。
該箱体101は机表面200の下方に設けられ、内部に中空の収納部101aと、机表面200に接触する上面に開口101bとを設けてなる。該駆動モータ102は収納部101aの内部に回動自在に設けられ、時計回り、或いは反時計回りに回転する。該昇降装置103は箱体101の内部に固定して設けられ、該駆動モータ102と電気的に接続して上下にモニタを移動させるとともに、ベース103aを具えてなる。該ベース103aはコンピュータのモニタ300を固定する。該蓋体104は箱体101の開口101bに蓋をするように設けられ、コンピュータのモニタ300の昇降に合わせて蓋を開閉する。
上述の昇降装置は、コンピュータのモニタを収納すると同時に卓上の空間を有効に利用するという目的を達成するが、改良しなけれならない点もあった。机の板が厚さを具え、モニタを上昇させる場合に、机との間に距離が生じることを防ぐため、該昇降装置を組み立てる場合、机の上に箱体のサイズに合わせた孔を形成しなければならない。しかしながら、机の上の孔が大くなるため、机の美観を損なうだけでなく、昇降装置の設置にも不便である。
この考案は、机の表面に設ける孔が大きすぎることがない昇降装置を提供することを課題とする。
そこで本考案者は、従来の技術に鑑み鋭意研究を重ねた結果、収納部を具えた本体と、昇降装置と、ベースと、両側に側面板を具えた蓋体と、連動反転手段とを含んでなり、
該連動反転手段は、収納部の両側に設けられ、長手方向に垂直な対向する側面にそれぞれ設けられた凸板と、本体の内部に長手方向に設けられ、両端がガイド溝に挿設された横桿と、
一端が該横桿に接続し、中央にフックを設けてなる第一接続桿と、
収納部の上方の長手方向に垂直な側面にそれぞれ設けられ、蓋体の移動をガイドする移動溝を具えてなるガイド板と、
一端が蓋体の側面板に回動自在に接続されるとともに、移動溝に挿設され、蓋体が移動溝の動きに合わせて反転して移動する第二接続桿と、
一端に第一接続桿を回動自在に接続し、他端に第二接続桿を回動自在に接続してシーソーのように移動する中間部材と、
第一接続桿と中間部材との間に設けられ、一端がフックに回動自在に接続し、他端が中間部材に回動自在に接続して横桿を上方に移動させる力を発生させる弾性部材とを含んでなり、
蓋体を閉じる場合、先に反転させてから垂直に上昇させて蓋を合わせるか、もしくは蓋体を開く場合、先に垂直に降ろしてから反転させるため、机の表面に大きな孔を設ける必要がなく、机の美観を損ねることがない構造からなる昇降装置の構造によって課題を解決できる点に着眼し、係る知見に基づき本考案を完成させた。
以下、この考案について具体的に説明する。
請求項1に記載する昇降装置は、収納部を具えた本体と、昇降装置と、ベースと、両側に側面板を具えた蓋体と、連動反転手段とを含んでなり、
該連動反転手段は、収納部の両側に設けられ、長手方向に垂直な対向する側面にそれぞれ設けられた凸板と、本体の内部に長手方向に設けられ、両端がガイド溝に挿設された横桿と、
一端が該横桿に接続し、中央にフックを設けてなる第一接続桿と、
収納部の上方の長手方向に垂直な側面にそれぞれ設けられ、蓋体の移動をガイドする移動溝を具えてなるガイド板と、
一端が蓋体の側面板に回動自在に接続されるとともに、移動溝に挿設され、蓋体が移動溝の動きに合わせて反転して移動する第二接続桿と、
一端に第一接続桿を回動自在に接続し、他端に第二接続桿を回動自在に接続してシーソーのように移動する中間部材と、
第一接続桿と中間部材との間に設けられ、一端がフックに回動自在に接続し、他端が中間部材に回動自在に接続して横桿を上方に移動させる力を発生させる弾性部材とを含んでなり、
蓋体を閉じる場合、先に反転させてから垂直に上昇させて蓋を合わせるか、もしくは蓋体を開く場合、先に垂直に降ろしてから反転させるため、机の表面に大きな孔を設ける必要がなく、机の美観を損ねることがない構造からなる。
請求項2に記載の昇降装置は、請求項1における移動溝が蓋を反転させる反転曲線を具えてなる。
この考案の昇降装置は、机の表面に蓋体と同じサイズの開口を設けるため、机の美観を損ねることがないという効果を有する。
この考案は、机の表面に設ける孔が大きすぎることがない昇降装置であって、収納部を具えた本体と、昇降装置と、ベースと、両側に側面板を具えた蓋体と、連動反転手段とを含んでなり、
該連動反転手段は、収納部の両側に設けられ、長手方向に垂直な対向する側面にそれぞれ設けられた凸板と、本体の内部に長手方向に設けられ、両端がガイド溝に挿設された横桿と、
一端が該横桿に接続し、中央にフックを設けてなる第一接続桿と、
収納部の上方の長手方向に垂直な側面にそれぞれ設けられ、蓋体の移動をガイドする移動溝を具えてなるガイド板と、
一端が蓋体の側面板に回動自在に接続されるとともに、移動溝に挿設され、蓋体が移動溝の動きに合わせて反転して移動する第二接続桿と、
一端に第一接続桿を回動自在に接続し、他端に第二接続桿を回動自在に接続してシーソーのように移動する中間部材と、
第一接続桿と中間部材との間に設けられ、一端がフックに回動自在に接続し、他端が中間部材に回動自在に接続して横桿を上方に移動させる力を発生させる弾性部材とを含んでなり、
蓋体を閉じる場合、先に反転させてから垂直に上昇させて蓋を合わせるか、もしくは蓋体を開く場合、先に垂直に降ろしてから反転させるため、机の表面に大きな孔を設ける必要がなく、机の美観を損ねることがない構造からなる。
係る構成の昇降装置について、その構造と特徴を詳述するために具体的な実施例を挙げ、以下に説明する。
図2は、この考案の斜視図を示したものであり、図3は、この考案の説明図を示したものである。図面によれば、この考案の昇降装置は、本体1と、昇降装置2と、ベース3と、蓋体4と、連動反転手段5とを含んでなる。
該本体1は、机10の下に設けられ、中空の収納部11と、該机10の表面に接触する上面に形成された開口12とを具えてなる。該昇降装置2は本体1の内部に設けられ、昇降させる主軸部21と、該主軸部21を駆動して昇降させる駆動モータ22とを組み合わせてなる。該ベース3は、主軸部21上に固定して設けられ、且つコンピュータのモニタ20を固定して設けて主軸部21が上下に昇降する動作に合わせて移動する。該蓋体4は、両側に垂直に側面板41を設けてなるとともに、本体1が机10の表面板の底面に接触する上面よりも高い位置に設けられるため、机10に形成された孔110と同じ高さで本体1に蓋をすることができる。この考案の昇降装置におけるその他の基本的な構造と各部材間の接続関係は従来の昇降装置と同じであるため、ここでは詳述せず、改善した部分のみを以下に説明する。
該連動反転手段5は、収納部11の両側に設けられ、長手方向に垂直な対向する側面にそれぞれ設けられた凸板51と、横桿52と、第一接続桿53と、ガイド板54と、第二接続桿55と、中間部材56と、弾性部材57とを含んでなる。
該凸板51は、収納部11の下方に設けられ、横桿52を上下に移動するようにガイドするガイド溝511を具えてなる。該横桿52は、本体1の内部に長手方向に設けられ、両端がガイド溝511に挿設される。該第一接続桿53は一端が該横桿52に接続し、中央にフック531を設けてなる。該ガイド板54は収納部11の上方の長手方向に垂直な側面にそれぞれ設けられ、蓋体4の移動をガイドする移動溝541を具えてなる。該移動溝541は蓋体4を反転させる反転曲線5411を具えてなる。該第二接続桿55は一端が蓋体4の側面板41に回動自在に接続されるとともに、移動溝541に挿設され、蓋体4が移動溝541の動きに合わせて反転して移動する。該中間部材56は一端に第一接続桿53を回動自在に接続し、他端に第二接続桿55を回動自在に接続してシーソーのように移動する。該弾性部材57は、第一接続桿53と中間部材56との間に設けられ、一端がフック531に回動自在に接続し、他端が中間部材56に回動自在に接続して横桿52を上方に移動させる力を発生させる。
よって、この考案は蓋体4を閉じる場合、先に反転させてから垂直に上昇させて蓋を合わせるか、もしくは蓋体4を開く場合、先に垂直に降ろしてから反転させるため、机の表面に大きな開口を設ける必要がなく、机の美観を損ねることがない。
図2から4に開示するように、コンピュータのモニタ20を下降させて、モニタ20が予め設定した高さに達すると、ベース3が下方に押し圧されて本体の横桿52に横方向に設けられる。この時、横桿52がガイド溝511に沿って移動するとともに、第一接続桿53が下方向に移動する。
該第一接続桿53が下方向に移動すると、中間部材56の第一接続桿53に接続する一端が本体1の側面の下方向に移動する。また、該中間部材56はシーソーのように動くため、中間部材56の第二接続桿55に回動自在に接続した他端が移動溝541に沿って本体1の側面の上方に移動する。この時、該第二接続桿55と回動自在に接続した蓋体4も移動溝541に沿って移動して反転され、垂直に上昇して机10上の孔110の中で蓋が閉じられる。
図2から図5に開示するように、コンピュータのモニタ20を上昇させると、ベース3が横桿52から離れるに従って、横桿52を下方向に押し圧する力がなくなり、第一接続桿53と中間部材56との間の弾性部材57の回復力で第一接続桿53と横桿52がガイド溝511に沿って本体1の上方に移動する。
該第一接続桿53が上方に移動すると、中間部材56の一端も上方に移動する。同時に中間部材がシーソーの原理を利用しているため、中間部材56の第二接続桿55に回動自在に接続した他端が第二接続桿55が移動溝541に沿って移動するとともに、下方向に移動する。よって、第二接続桿55に回動自在に接続する蓋体4も移動溝541に沿って移動し、垂直に下降した後、反転して本体1の内部に収納される。このため、この考案では机10の表面に蓋体4と同じサイズの開口を設けるだけでよく、従来の昇降装置のように蓋体よりも大きい開口を設けて机の美観が損なわれる、という問題を解決することができる。
以上は、この考案の好ましい実施例であって、この考案の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この考案の精神の下においてなされ、この考案に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの考案の実用新案請求の範囲に属するものとする。
従来の昇降装置の構造を示した説明図である。 この考案の昇降装置の構造を示した斜視図である。 この考案の昇降装置を設けた状態を示した説明図である。 この考案の昇降装置の作動する状態を示した説明図である。 この考案の昇降装置の作動する状態を示した説明図である。
符号の説明
1 本体
10 机
100 昇降装置
101 箱体
101a 収納部
101b 開口
102 駆動モータ
103 昇降装置
103a ベース
104 蓋体
11 収納部
110 孔
12 開口
2 昇降装置
20 モニタ
200 机表面
21 主軸部
22 駆動モータ
3 ベース
300 モニタ
4 蓋体
41 側面板
5 連動反転機構
51 凸板
511 ガイド溝
52 横桿
53 第一接続桿
531 フック
54 ガイド板
541 移動溝
5411 反転曲線
55 第二接続桿
56 中間部材
57 弾性部材

Claims (2)

  1. 収納部を具えた本体と、昇降装置と、ベースと、両側に側面板を具えた蓋体と、連動反転手段とを含んでなり、
    該連動反転手段は、収納部の両側に設けられ、長手方向に垂直な対向する側面にそれぞれ設けられた凸板と、本体の内部に長手方向に設けられ、両端がガイド溝に挿設された横桿と、
    一端が該横桿に接続し、中央にフックを設けてなる第一接続桿と、
    収納部の上方の長手方向に垂直な側面にそれぞれ設けられ、蓋体の移動をガイドする移動溝を具えてなるガイド板と、
    一端が蓋体の側面板に回動自在に接続されるとともに、移動溝に挿設され、蓋体が移動溝の動きに合わせて反転して移動する第二接続桿と、
    一端に第一接続桿を回動自在に接続し、他端に第二接続桿を回動自在に接続してシーソーのように移動する中間部材と、
    第一接続桿と中間部材との間に設けられ、一端がフックに回動自在に接続し、他端が中間部材に回動自在に接続して横桿を上方に移動させる力を発生させる弾性部材とを含んでなり、
    蓋体を閉じる場合、先に反転させてから垂直に上昇させて蓋を合わせるか、もしくは蓋体を開く場合、先に垂直に降ろしてから反転させるため、机の表面に大きな孔を設ける必要がなく、机の美観を損ねることがない構造からなることを特徴とする昇降装置。
  2. 前記移動溝が蓋を反転させる反転曲線を具えてなることを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。
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