JP3126990U - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】趣あるカバーを容易確実に備えさせて効果的に用い得る照明装置。
【解決手段】光源20を備えるボックス状体10の下面開口11に組み付けられるカバー30が、並設されている化粧角材31の両端部の段部31aに幅側の一方側を載せかけ止着されて該化粧角材31を連結する一対の細長状板材32、32を備える複数個のカバー構成単体30’で構成してあり、その細長状板材32の一方端が化粧角材31の側面31dと同面とし、他方端部が化粧角材31の側面31dから各化粧角材31間の間隙幅に相当する突き出し幅で突き出す間隔保持部32’としてあり、ボックス状体10の開口縁の内鍔14上に該細長状板材32の幅側の他方側を載せかけ、細長状板材32の端面32d’と、細長状板材32の端面32d”とを突き当ててボックス状体10に組み付けて構成する。
【選択図】図1
【解決手段】光源20を備えるボックス状体10の下面開口11に組み付けられるカバー30が、並設されている化粧角材31の両端部の段部31aに幅側の一方側を載せかけ止着されて該化粧角材31を連結する一対の細長状板材32、32を備える複数個のカバー構成単体30’で構成してあり、その細長状板材32の一方端が化粧角材31の側面31dと同面とし、他方端部が化粧角材31の側面31dから各化粧角材31間の間隙幅に相当する突き出し幅で突き出す間隔保持部32’としてあり、ボックス状体10の開口縁の内鍔14上に該細長状板材32の幅側の他方側を載せかけ、細長状板材32の端面32d’と、細長状板材32の端面32d”とを突き当ててボックス状体10に組み付けて構成する。
【選択図】図1
Description
この考案は、和風の趣のある照明装置によって柔らかい照明効果を居住空間等にもたらし得るようにした照明装置を簡易に構成提供するものである。
天井に備え付けの各種の照明装置類は、照明対象空間の大きさに対応した照度を備えるものとして用意され、照明対象空間で要請される各種の意匠的特性を備えるように構成される。
一般に、天井面に固有の広がりをもたらすように、蛍光灯などの光源を扁平なアクリル製のグローブ等で覆って天井照明装置を構成することが汎用的になされている。
かかるアクリル製グローブを用いた照明装置にあっては、天井面に面的な広がりをもって備えられている各種光源を当該アクリル製グローブによって面的に覆って、光源が直視されるのを避けると共に、当該光源に生じた光線を効率良く照明対象空間にもたらすことができる。
しかしながら、住空間における照明の質は、住空間の快適性を維持する上で極めて重要であって、照明空間に、必要とされる照度がもたらされ、かつ、その、もたらされる照明光が居住者に都合の良いものであることが要請されている。
かかる点から、光源とこの光源を覆う笠とを備える照明器具であって、互いに平行で、間隔を隔てて一列に配列された複数の柱状部材が、互いに略同一寸法で、長手方向に対して直交する断面輪郭形状を正三角形に形成してあり、隣接する柱状部材の斜辺が隙間を隔てて互いに対向し、かつ、その正三角形の一辺を配列ピッチとして等間隔に配列してある格子構造を前記笠が備える照明器具が提案されている(例えば、特許文献1)。
かかる特許文献1に示される照明器具は、光源を覆う笠によって当該光源からの光が、隣接する柱状部材の対向する斜辺によって反射されながら、笠の外側へ導かれるため、広い範囲を対象として照明でき、しかも、隣接する柱状部材の対向する斜辺の隙間による通風効果によって、光源からの放熱が期待できると共に、柱状部材の遮蔽効果によって、光源が直接目に入らない旨、記載されている。
しかしながら、係る照明器具における笠の格子構造は、この格子構造に対面した際に、縦向き、あるいは横向きの縞文様として眼に写り、格子構造に特有の奥行き感を生ずることがなく、平板な意匠的外観を呈する傾向にある。
また、かかる照明器具にあっては、備え付けられる照明器具の大きさに対応して柱状部材を逐一増設することが煩わしく、多くの作業手間が必要とされる。
この考案に係る照明装置は、照明装置を構成するボックス状体の下面開口に備えられるカバーにおける化粧角材によって光源との間に特有の奥行き感を備え、しかも、設置される照明装置の大きさに対して容易に追随して化粧角材を備えるカバーを構成し得る構成の照明装置の提供を目的としている。
前記課題を達成するために、下面開口のボックス状体と、このボックス状体内に備えられる光源と、このボックス状体の矩形をなす開口に組み込まれるカバーとを備える照明装置であって、
前記ボックス状体が、開口縁に内鍔を備えており、
前記カバーが、両端部の上部側に切り欠き状載せかけ段部を備えて、等間隔毎に並設されている化粧角材と、 この並設されている化粧角材における両端部の各載せかけ段部に対して、それぞれ幅側の一方側を載せかけるように止着されて該化粧角材を連結している一対の細長状板材とを備える複数個のカバー構成単体で構成してあり、
このカバー構成単体における細長状板材の一方端が該カバー構成単体の一方側にある化粧角材の側面と同面としてあり、かつ、他方端部が当該カバー構成単体の他方側にある化粧角材の側面から各化粧角材間の間隙幅に相当する突き出し幅で突き出す間隔保持部としてあって、
当該カバー構成単体を、前記ボックス状体の開口縁の内鍔上に該細長状板材の幅側の他方側を載せかけ、かつ、該一つのカバー構成単体の細長状板材における化粧角材の側面と同面をなす端面と、該カバー構成単体に隣り合う他のカバー構成単体の細長状板材における間隔保持部の端面とを突き当ててボックス状体に組み付けてあることを特徴とする照明装置としてある。
前記ボックス状体が、開口縁に内鍔を備えており、
前記カバーが、両端部の上部側に切り欠き状載せかけ段部を備えて、等間隔毎に並設されている化粧角材と、 この並設されている化粧角材における両端部の各載せかけ段部に対して、それぞれ幅側の一方側を載せかけるように止着されて該化粧角材を連結している一対の細長状板材とを備える複数個のカバー構成単体で構成してあり、
このカバー構成単体における細長状板材の一方端が該カバー構成単体の一方側にある化粧角材の側面と同面としてあり、かつ、他方端部が当該カバー構成単体の他方側にある化粧角材の側面から各化粧角材間の間隙幅に相当する突き出し幅で突き出す間隔保持部としてあって、
当該カバー構成単体を、前記ボックス状体の開口縁の内鍔上に該細長状板材の幅側の他方側を載せかけ、かつ、該一つのカバー構成単体の細長状板材における化粧角材の側面と同面をなす端面と、該カバー構成単体に隣り合う他のカバー構成単体の細長状板材における間隔保持部の端面とを突き当ててボックス状体に組み付けてあることを特徴とする照明装置としてある。
このように構成される照明装置にあっては、この化粧角材の厚さに相当する重厚さをカバーにもたらし、この重厚なカバーの内奥に光源を備えるボックス状体を構成することで奥行き感の強調された照明装置を構成することができる。
また、照明装置に備え付けられる光源の光りは、前記化粧角材間から直射される一部の照射光を除いて、その殆どが当該化粧角材やボックス状体内において一旦反射された後に、当該化粧角材間から住空間側に照射され、この反射照射光と前記直射光とが、当該それぞれの化粧角材間から住空間側に向けて一定の照射角範囲内で、照射され、複数の化粧角材間からの当該照射光が重なり合って照射面を照射するように機能する。
また、ボックス状体の開口縁の内鍔上に、各カバー構成単体の細長状板材端相互を突き合わせるように、該細長状板材における幅側の他方側、すなわち、化粧角材の載せかけ段部に載せ掛けられていない側を載せ掛けることで、ボックス状体にカバー構成単体を連続するように構成することができ、照明装置を容易かつ確実に構成することができる。
また、カバー構成単体を連続させてボックス状体に組み付け、当該ボックス状体の下面開口を塞ぐカバーとする際に、この各カバー構成単体における細長状板材の各突き合わせを化粧角材における側面でなす構成としあり、下方から当該細長状板材の突き合わせ縁を識別し難い構成としてある。
また、前記構成に係る照明装置にあって、前記光源を前記化粧角材に直交する向きに備えられている長尺状光源とした照明装置にあっては、前記特長に併せて、重厚な厚みを備えるカバーの内側に、奥行き感のある光源空間を、より確実に作り出すことができる。
また、前記構成に係る照明装置にあって、化粧角材の断面形状を直角四辺形とした照明装置にあっては、前記特長に併せて、更に、重厚な厚み感を有し、しかも、均一な柔らかい照明を住空間にもたらすことができる。
また、前記構成に係る照明装置にあって、前記化粧角材の断面形状が正四角形としてあり、この化粧角材の幅と隣り合う前記化粧角材間の間隙幅とを等幅にした照明装置にあっては、前記特長に併せて、更に、重厚な厚み感を備える整然としたカバーとされ、しかも、均一な柔らかい照明を住空間にもたらすことができる。
この考案にかかる照明装置は、直接照明と間接照明とにより各種行動に都合のよい照明空間を作り出し得る利点を有し、また、装置におけるカバーを重厚感に溢れたものとし、しかも、このカバーの内側に奥行き感のある光源空間を構成できる利点を有している。
以下、図1〜図5に基づいて、この考案を実施するための最良の形態に係る照明装置Aについて説明する。
なお、ここで図1〜図5は当該考案を実施するための最良の形態に係る典型的な照明装置Aを示しており、図1では、当該照明装置Aを構成するボックス状体10とカバー30とを分離して、これを斜め下側から見て、また、図2では、この照明装置Aを天井部分に組み付け、これを短幅側で切断して、側方から見て、図3では、更に、これを長手側で切断して他の側から見て示している。図4では、この照明装置Aに用いられるカバー30を下方から見て、図5では、当該カバー30を構成する各カバー構成単体30’の組み付け部分を拡大して斜め上方から見て示している。
この考案を実施するための最良の形態に係る照明装置Aは、下面開口11のボックス状体10と、このボックス状体10内に備えられる光源20と、このボックス状体10の矩形をなす開口11に組み込まれるカバー30とを備える照明装置Aであって、
前記ボックス状体10が、開口縁に内鍔14を備えており、
前記カバー30が、両端部の上部側に切り欠き状載せかけ段部31aを備えて、等間隔毎に並設されている化粧角材31と、 この並設されている化粧角材31における両端部の各載せかけ段部31aに対して、それぞれ幅側の一方側を載せかけるように止着されて該化粧角材31を連結している一対の細長状板材32、32とを備える複数個のカバー構成単体30’で構成してあり、
このカバー構成単体30’における細長状板材32の一方端が該カバー構成単体30’の一方側にある化粧角材31の側面31dと同面としてあり、かつ、他方端部が当該カバー構成単体30’の他方側にある化粧角材31の側面31dから各化粧角材31間の間隙幅に相当する突き出し幅で突き出す間隔保持部32’としてあって、
当該カバー構成単体30’を、前記ボックス状体10の開口縁の内鍔14上に該細長状板材32の幅側の他方側を載せかけ、かつ、該一つのカバー構成単体30’の細長状板材32における化粧角材31の側面31dと同面をなす端面32d’と、該カバー構成単体30’に隣り合う他のカバー構成単体30’の細長状板材32における間隔保持部32’の端面32d”とを突き当ててボックス状体10に組み付けて構成してある。
前記ボックス状体10が、開口縁に内鍔14を備えており、
前記カバー30が、両端部の上部側に切り欠き状載せかけ段部31aを備えて、等間隔毎に並設されている化粧角材31と、 この並設されている化粧角材31における両端部の各載せかけ段部31aに対して、それぞれ幅側の一方側を載せかけるように止着されて該化粧角材31を連結している一対の細長状板材32、32とを備える複数個のカバー構成単体30’で構成してあり、
このカバー構成単体30’における細長状板材32の一方端が該カバー構成単体30’の一方側にある化粧角材31の側面31dと同面としてあり、かつ、他方端部が当該カバー構成単体30’の他方側にある化粧角材31の側面31dから各化粧角材31間の間隙幅に相当する突き出し幅で突き出す間隔保持部32’としてあって、
当該カバー構成単体30’を、前記ボックス状体10の開口縁の内鍔14上に該細長状板材32の幅側の他方側を載せかけ、かつ、該一つのカバー構成単体30’の細長状板材32における化粧角材31の側面31dと同面をなす端面32d’と、該カバー構成単体30’に隣り合う他のカバー構成単体30’の細長状板材32における間隔保持部32’の端面32d”とを突き当ててボックス状体10に組み付けて構成してある。
なお、前記照明装置Aを構成する下面開口11のボックス状体10は、当該ボックス状体10内に光源20を配設し、かつ、下面開口11に矩形のカバー30を組み付けて照明機能を備えるものであれば、いかなる形態に構成してあっても、また、いかなる素材によって構成してあってもよい。
また、かかる下面開口11のボックス状体10は、これを、プラスチック成形等によって一体のものとして構成してあっても、また、複数部材を組み付けて構成してあっても、更に、現場において組み付け構成するようにしてあってもよい。
また、この照明装置Aにおけるボックス状体10内に組み付けられる光源20は、照明対象物に求められる照明効果を生ずるものであれば、いかなる種類の光源であっても、また、いかなる形状の光源であってもよい。
また、カバー30を構成する複数個のカバー構成単体30’は、前記ボックス状体10の矩形をなす下面開口11に納め入れの状態で、当該開口11を塞ぐ形態を整えておれば、いかなる素材によって構成してあっても、また、いかなる形状に構成してあってもよい。
かかるカバー構成単体30’は、両サイドに一対の細長状板材32、32を備え、この平行に備えられている細長状板材32、32間にわたるように複数の化粧角材31、31、31…を組み付けて、いわゆる格子状の枠体として構成してある。
かかるカバー構成単体30’は、より具体的には、等間隔かつ平行に並設されている複数本の化粧角材31と、この化粧角材31の両端部の上部側に切り欠き状態に設けられている載せかけ段部31aに対して上側から載せ掛け、止着されて当該各化粧角材31を一体的に連結する一対の平行な細長状板材32とで構成してあれば、いかなる材であっても、また、いかなる形状の材であってもよい。
また、かかるカバー構成単体30’の化粧角材31は、等間隔で、平行に設置されており、その両側部の上部側に切り欠き状態の載せかけ段部31aを備えるものであれば、いかなる素材によって構成してあっても、また、いかなる態様に構成してあってもよい。
また、この複数の化粧角材31を並設状態に組み付ける細長状板材32は、その幅側における一方側を前記載せかけ段部31aに載せ掛けた状態で化粧角材31に止着されており、かつ、当該幅側の他方側を側方に向けて鍔状に突き出す構成としてあって、この側方に突き出された鍔状部分を、前記ボックス状体10の開口縁に備えられている内鍔14上に載せ掛け得る構成としてあれば、いかなる素材によって構成してあっても、また、いかなる態様に構成してあってもよい。
このように構成される照明装置Aにあっては、この化粧角材31の厚さに相当する重厚さをカバー30にもたらし、この重厚なカバー30の内奥に光源20を備えるボックス状体10を構成することで奥行き感の強調された照明装置Aを構成することができる。
また、照明装置Aに備え付けられる光源20の光りは、前記化粧角材31、31間から直射される一部の照射光を除いて、その殆どが当該化粧角材31やボックス状体10内において一旦反射された後に、当該化粧角材31、31間から住空間側に照射されており、この反射照射光と前記直射光とが、当該それぞれの化粧角材31間から住空間側に向けて一定の照射角範囲内で、照射され、複数の化粧角材31間からの当該照射光が重なり合って照射面を照射するように機能する。
また、ボックス状体10の開口縁の内鍔14上に、各カバー構成単体30’の細長状板材32の側端面32d相互を突き合わせるように、該細長状板材32における幅側の他方側、すなわち、化粧角材31の載せかけ段部31aに載せ掛けられていない側を載せ掛けることで、ボックス状体10にカバー構成単体30’を連続させるように設けてカバー30を構成することができ、照明装置Aを容易かつ確実に構成することができる。
また、カバー構成単体30’を連続させてボックス状体10に組み付け、当該ボックス状体10の下面開口11を塞ぐカバー30とする際に、この各カバー構成単体30’における細長状板材32の各側端面32dの突き合わせを、化粧角材31における側面31dと同一の仮想の面においてなすように構成しある。かかる構成から当該細長状板材32の各側端面32dの突き合わせ縁が、細長状板材32,32相互の突き合わせ縁として認識し難く、細長状板材32に組み付けられている化粧角材31の側面31dと認識され、細長状板材32が途中で接続されているとの違和感をもたらすことがない。
また、前記構成に係る照明装置Aにあって、前記光源20を前記化粧角材31に直交する向きに備えられている長尺状光源20とした照明装置Aでは、重厚な厚みを備えるカバー30の内側に、奥行き感のある光源空間を、より確実に作り出すことができる。
また、前記構成に係る照明装置Aにあって、化粧角材31の断面形状を直角四辺形とした照明装置Aでは、更に、重厚な厚み感を有し、しかも、均一な柔らかい照明を住空間にもたらすことができる。
また、前記構成に係る照明装置Aにあって、化粧角材31の断面形状を正四角形とし、この化粧角材31の幅と隣り合う前記化粧角材31,31間の間隙幅、すなわち、隣り合う化粧角材31、31の各側面31d間の間隔とを同一寸法に構成した照明装置Aでは、更に、重厚な厚み感を備える整然としたカバー30とし、しかも、更に、均一な柔らかい照明を住空間にもたらすことができる。
ついで、図1〜図5に示される典型的な照明装置Aを具体的に説明する。
この図1〜図5に示される照明装置Aは、下面開口11のボックス状体10と、このボックス状体10内に備えられる光源20と、このボックス状体10の矩形をなす開口11に組み込まれるカバー30とを備える照明装置Aであって、
前記ボックス状体10が、開口縁に内鍔14を備えており、
前記カバー30が、両端部の上部側に切り欠き状載せかけ段部31aを備えて、等間隔毎に並設されている化粧角材31と、 この並設されている化粧角材31における両端部の各載せかけ段部31aに対して、それぞれ幅側の一方側を載せかけるように止着されて該化粧角材31を連結している一対の細長状板材32、32とを備える複数個のカバー構成単体30’で構成してあり、
このカバー構成単体30’における細長状板材32の一方端が該カバー構成単体30’の一方側にある化粧角材31の側面31dと同面としてあり、かつ、他方端部が当該カバー構成単体30’の他方側にある化粧角材31の側面31dから各化粧角材31間の間隙幅に相当する突き出し幅で突き出す間隔保持部32’としてあって、
当該カバー構成単体30’を、前記ボックス状体10の開口縁の内鍔14上に該細長状板材32の幅側の他方側を載せかけ、かつ、該一つのカバー構成単体30’の細長状板材32における化粧角材31の側面31dと同面をなす端面32d’と、該カバー構成単体30’に隣り合う他のカバー構成単体30’の細長状板材32における間隔保持部32’の端面32d”とを突き当ててボックス状体10に組み付けて構成してある。
前記ボックス状体10が、開口縁に内鍔14を備えており、
前記カバー30が、両端部の上部側に切り欠き状載せかけ段部31aを備えて、等間隔毎に並設されている化粧角材31と、 この並設されている化粧角材31における両端部の各載せかけ段部31aに対して、それぞれ幅側の一方側を載せかけるように止着されて該化粧角材31を連結している一対の細長状板材32、32とを備える複数個のカバー構成単体30’で構成してあり、
このカバー構成単体30’における細長状板材32の一方端が該カバー構成単体30’の一方側にある化粧角材31の側面31dと同面としてあり、かつ、他方端部が当該カバー構成単体30’の他方側にある化粧角材31の側面31dから各化粧角材31間の間隙幅に相当する突き出し幅で突き出す間隔保持部32’としてあって、
当該カバー構成単体30’を、前記ボックス状体10の開口縁の内鍔14上に該細長状板材32の幅側の他方側を載せかけ、かつ、該一つのカバー構成単体30’の細長状板材32における化粧角材31の側面31dと同面をなす端面32d’と、該カバー構成単体30’に隣り合う他のカバー構成単体30’の細長状板材32における間隔保持部32’の端面32d”とを突き当ててボックス状体10に組み付けて構成してある。
ここで天井に組み付けられるボックス状体10は、鋼板、アルミ板等の金属製、プラスチック製、木製、これらの複合素材等、適宜の素材で構成してあり、この図示例にあっては、平面視で長方形状をなし、かつ、下面開口11のボックス状としてある。例えば、当該ボックス状体10を、真樺などの樺材、楓材、桂材、ぶな材、楢材、楡材等の広葉樹材で構成することで、柔らかい反射光をもたらすボックス状体10とすることができる。
すなわち、長方形状をなす上板13と、当該上板13の各縁から下方に垂設するように一連に連続して備えられている互いに向きあっている2組の側板12、すなわち向き合っている一対の長手側面板12a、12aと短手側面板12b、12bとで、直方体形状の、しかも、下面開口11のボックス状体10が構成してある。
かかるボックス状体10における長手側面板12aに平行に照明装置Aにおける光源20をなす蛍光灯21の管21aを備え付け得るように長手方向の両側部にソケット21bを、該ボックス状体10の短手側に所定間隔を離して並設し、この各ソケット21bに蛍光灯21の管21aを装脱可能に装着し得るようにしてある。なお、この図示例にあっては、対をなすソケット21bを連結板21b’で一連に連続したソケットとして構成してあるが、いかなる形態のソケットであってもよい。
また、このボックス状体10の下面開口11には、カバー30を取り付けるための内鍔14が設けてある。この内鍔14は、典型的には、ボックス状体10における長手側面板12aの下端縁から内側に向けて水平に突き出す態様に設けてあり、この互いに向き合っている各長手側面板12aから突設されている一対の内鍔14上に、カバー構成単体30’における細長状板材32の突き出し載せ掛け面を載せ掛けて、組み付け得るようにしてあり、外観体裁を整える趣旨と、カバー構成単体30’の両端部をボックス状体10内にすっきりとした態様で納め入れる趣旨から、このボックス状体10における短手側面板12b、12bの下端縁からも前記内鍔14に一連に連続するように内鍔14を設けてあり、カバー構成単体30’における細長状板材32の側端部分を納め入れ得る構成としてある。
かかるボックス状体10の下面開口11に備えられるカバー30は、化粧角材31を細長状板材32で連結したカバー構成単体30’の組み付けによって、概ね格子枠状に構成してある。
このカバー構成単体30’を構成する化粧角材31は、各種の天然木材、集成材、各種複合材等の適宜の素材で構成されており、いわゆる角材によって構成されている。この図示例にあっては、かかる角材のうちにあって、特に、外観体裁のよい断面形状が正四角形の角材が用いられており、各種の材にあって、例えば、反射光の柔らかい、真樺などの樺材、楓材、かつら材、ぶな材、なら材、にれ材などの広葉樹材を用いて構成する。
ここで用いられる化粧角材31は、その両側端部の上部側に切り欠き状態で載せかけ段部31aを設けてある。この化粧角材31に備えられる載せかけ段部31aは、化粧角材31の上面31bから直角に下面31c側に向けて垂設状態に備えられる垂直面31a’と、この垂直面31a’の下端から化粧角材31の側端面31eに到る前記上面31bと下面31cとに平行な平坦面31a”とを備えて構成してあり、この載せかけ段部31aの先端面をなす化粧角材31の側端面31eが当該化粧角材31における上面31b、下面31c、側面31dに直交する向きの面として構成してある。
また、このカバー構成単体30’を構成する化粧角材31にあって、当該カバー構成単体30’の両側に位置する化粧角材31には、前記垂直面31a’から平坦面31a”に平行で、かつ、前記側端面31eを含む仮想の面を先端面とするほぞ31fが突設してある。この図示例にあっては、前記垂直面31a’の横幅の全幅にわたる横幅で、かつ、載せかけ段部31aの当該垂直面31a’からの出寸法と同寸の出寸法をなす厚板状のほぞ31fとしてあり、該垂直面31a’の中間よりやや高い位置から突き出し状に設けてある。
このように等間隔毎に平行に備えられている照明装置Aの化粧角材31は、典型的には、その両側部の載せかけ段部31aに細長状板材32を載せ掛け、かつ、これに止着してあって、この細長状板材32、32を両側部に備えて各化粧角材31が連結されて一体のカバー構成単体30’を構成するようにしてある。また、この図示例に係る細長状板材32は、カバー構成単体30’の両側に備えられる化粧角材31におけるほぞ31fに対応する位置にほぞ穴32eと、ほぞ溝32fとを備えており、このほぞ穴32e、ほぞ溝32fにほぞ31fを差し入れた状態で当該細長状板材32を載せかけ段部31aに載せかけてあり、当該細長状板材32に対して各化粧角材31が止着してある。
この化粧角材31に止着される細長状板材32は、その幅側の一方側を該化粧角材31の載せかけ段部31aに載せ掛けられて接着等適宜の手段で一体とされており、この化粧角材31に載せかけられている側を除いて、当該載せかけ段部31aから側方に突き出している細長板材部分を、前記内鍔14に対する引っ掛け面としてある。
この図示例にあっては、前記化粧角材31が、正方形断面の角材としてあり、上下方向の二分の一位置に前記載せかけ段部31aの平坦面31a”が位置づけられ、しかも、この載せかけ段部31aにおける平坦面31a”の奥行き幅が当該載せかけ段部31aの上面からの落ち込み寸法に等しい寸法、すなわち、当該化粧角材31の各面における面幅の二分の一となるようにしてある。
また、この図示例にあっては、細長状板材32が、その幅寸法を化粧角材31における各面の面幅と等しく構成してあると共に、その板厚を前記載せかけ段部31aにおける垂直面31a’の上下幅と等しい寸法、すなわち、化粧角材31における各面の面幅の二分の一の寸法に構成してある。かかる細長状板材32は、木材や木材以外の各種の材で構成することができ、例えば、反射光の柔らかい、真樺などの樺材、楓材、かつら材、ぶな材、なら材、にれ材などの広葉樹材で構成する。
また、この図示例にあっては、両端に細長状板材32、32を備えて並設される各化粧角材31間の間隔を、当該化粧角材31の各面の幅寸法に等しい寸法としてある。
また、この細長状板材32の一方端の端面32d’を該カバー構成単体30’の一方側にある化粧角材31の側面31dと同面としてあり、かつ、他方端部が当該カバー構成単体30’の他方側にある化粧角材31の側面31dから各化粧角材31間の間隙幅に相当する突き出し幅で突き出す間隔保持部32’としてある。
かかる細長状板材32における端面32d’から、当該細長状板材32における全幅にわたり、しかも、前記ほぞ31fの幅に相当する深さのほぞ溝32fが当該ほぞ31fを密に受け入れ得るように設けてあり、また、当該細長状板材32の間隔保持部32’に連続する細長状板材32部分に当該細長状板材32を幅方向に貫通するほぞ穴32eを設けてあり、このほぞ穴32eにほぞ31fを密に嵌め入れ得るように当該ほぞ穴32eを前記ほぞ31fの横幅に相当する幅で、かつ、当該ほぞ31fの厚さに相当する高さを備える構成としてある。
より具体的には、前記化粧角材31を断面が30mm×30mmの角材とし、細長状板材32を断面が30mm×15mmとし、化粧角材31の側端部に備えられる載せかけ段部31aを化粧角材31の上面31bから幅30mmで、15mm下がる垂直面31a’と、これに連続して当該載せかけ段部31aを構成する幅30mmで、側端面31eから15mm入り込む平坦面31a”として構成してあると共に、この載せかけ段部31aに幅寸法が30mmで15mm厚の細長状板材32を、その幅方向から載せ掛けて、該細長状板材32の側面32cを前記垂直面31a’に密着させるように平坦面31a”に該細長状板材32の下面32bにおける幅方向の15mm相当の面を密着させて、両者を接着してある。
なお、カバー構成単体30’の両側に備えられる化粧角材31に対する細長状板材32の載せかけに際して、この両側にある化粧角材31におけるほぞ31fを当該細長状板材32のほぞ穴32e及びほぞ溝32fに受け入れるようにして
載せかけるようになし、この載せかけた細長状板材32で各化粧角材31を連結するように止着してある。
載せかけるようになし、この載せかけた細長状板材32で各化粧角材31を連結するように止着してある。
このようにして構成されるカバー構成単体30’にあっては、平行に並設されている化粧角材31の各長手側端部を連絡するように細長状板材32が備えられ、しかも、この細長状板材32の上面32aと化粧角材31の上面31bとが面一とされた状態で、各化粧角材31の側端面31eから細長状板材32が、その幅側部分を15mmほど突き出させ、かつ、この細長状板材32の下面32bと化粧角材31の下面31cとの間を15mmとして、前記内鍔14を備えて構成されるカバー30の取付部を受け入れ得る凹部を構成してある。
このように構成されるカバー構成単体30’は、前記ボックス状体10内において都合良くカバー30を構成し得るように、前記化粧角材31に備えられる細長状板材32の一方端部を前記載せかけ段部31aに載せかけた状態で当該細長状板材32の端面32d’が化粧角材31の側面31dと同面をなすように構成してあり、また、他方端部を化粧角材31の側面31dから側方に向けて当該化粧角材31、31間の間隙幅、すなわち、この図示例にあっては、化粧角材31の各面の面幅に相当する突き出し幅、例えば、前記具体例にあっては、30mmの突き出し寸法の間隔保持部32’としてある。
かかる構成からなるカバー構成単体30’を、前記ボックス状体10に納め入れた状態でカバー構成単体30’相互の細長状板材32における端面32d’、32d”が突き付けとなるように組み入れてあり、各カバー構成単体30’の互いに向き合う化粧角材31間に、当該化粧角材31、31間における間隙と同一の間隙、この図示例にあっては、当該化粧角材31の面幅に相当する空間を構成することができる。
なお、この図示例にあっては、ボックス状体10における内鍔14の出寸法を開口11の各辺においてほぼ均一に設けたことから、ボックス状体10における内鍔14に載せかけられるカバー構成単体30’における間隔保持部32’を、当該内鍔14の張出寸法に見合うように、例えば、当該内鍔14に載せかけられる間隔保持部32’の出寸法を内鍔14に載せかけられる細長状板材32における幅側の載せかけ面の載せかけ幅に相当する寸法となるように図4におけるY−Y位置でカットして用いるようにしてある。
このように構成されるカバー構成単体30’における化粧角材31の側端面31eが、前記ボックス状体10の内鍔14の内側に都合良く納まり、かつ、細長状板材32の外側の側面32cがボックス状体10の互いに向き合う長手側面板12a、12a間に都合良く納まるように構成してある。また、この図示例にあっては、ボックス状体10に組み入れられたカバー構成単体30’における化粧角材31の側面31dが内鍔14に都合よく接するように組み込まれている。
更に、この、図示例にあっては、ボックス状体10の内鍔14と当該内鍔14の取付用下地材41及び天井板42とのなす厚さ寸法を、前記カバー構成単体30’の細長状板材32の下面32bと化粧角材31の下面31cとの間に、これらが都合良く納まり得るように15mmとしてあり、カバー30における化粧角材31の下面31cが天井板42に面一状態で組み付け得るように構成してある。
このように構成されるボックス状体10を適宜の手法、例えば、野縁40等を用いて天井部分に組み付けるようになすと共に、内鍔14の下方に下地材41を介して天井板42を張り込んで、開口11を構成し、このボックス状体10内に、当該開口11を用いて前記ソケット21bに蛍光灯21の管21aを取り付け、ついで、前記カバー構成単体30’を、例えば、このカバー構成単体30’における細長状板材32の長手側の側部をボックス状体10の内鍔14上に載せかけるように組み入れ、当該開口11を塞ぎ切るまで、先のカバー構成単体30’における細長状板材32の側端面32dに、次のカバー構成単体30’における細長状板材32の側端面32dを突き合わせるように順次にカバー構成単体30’を組み入れて開口11を塞ぎ、照明装置として用いるようになす。
このように構成される照明装置Aにあっては、光源20が化粧角材31、特に、矩形断面、更に典型的には、正方形断面をなす化粧角材31によって覆われることとなり、この化粧角材31間に構成される矩形断面、更に典型的には正方形断面の空間を介して照明装置Aの光源20の光線が照明空間に導かれる。この結果、照明空間には、間接照明効果に伴う柔らかい光線と直射光とが適度にもたらされ、快適な照明空間を構成することができる。
また、かかる照明装置Aにあっては、カバー構成単体30’のボックス状体10に対する組み入れによって、容易かつ円滑にカバー30で下面開口11を塞ぐように備え付けることができる。また、この各カバー構成単体30’の細長状板材32相互の接合部分が化粧角材31の側面31dと同一の仮想面で突き合わされることから、この細長状板材32相互の突き付け縁が目立たず、一連に連続する細長状板材32を備えた意匠のカバー30を備える照明装置Aとすることができる。
A 照明装置
10 ボックス状体
11 下面開口
14 内鍔
20 光源
30 カバー
30’ カバー構成単体
31 化粧角材
31a 載せかけ段部
32 細長状板材
10 ボックス状体
11 下面開口
14 内鍔
20 光源
30 カバー
30’ カバー構成単体
31 化粧角材
31a 載せかけ段部
32 細長状板材
Claims (4)
- 下面開口のボックス状体と、このボックス状体内に備えられる光源と、このボックス状体の矩形をなす開口に組み込まれるカバーとを備える照明装置であって、
前記ボックス状体が、開口縁に内鍔を備えており、
前記カバーが、両端部の上部側に切り欠き状載せかけ段部を備えて、等間隔毎に並設されている化粧角材と、 この並設されている化粧角材における両端部の各載せかけ段部に対して、それぞれ幅側の一方側を載せかけるように止着されて該化粧角材を連結している一対の細長状板材とを備える複数個のカバー構成単体で構成してあり、
このカバー構成単体における細長状板材の一方端が該カバー構成単体の一方側にある化粧角材の側面と同面としてあり、かつ、他方端部が当該カバー構成単体の他方側にある化粧角材の側面から各化粧角材間の間隙幅に相当する突き出し幅で突き出す間隔保持部としてあって、
当該カバー構成単体を、前記ボックス状体の開口縁の内鍔上に該細長状板材の幅側の他方側を載せかけ、かつ、該一つのカバー構成単体の細長状板材における化粧角材の側面と同面をなす端面と、該カバー構成単体に隣り合う他のカバー構成単体の細長状板材における間隔保持部の端面とを突き当ててボックス状体に組み付けてあることを特徴とする照明装置。 - 前記光源が前記化粧角材に直交する向きに備えられている長尺状光源であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記化粧角材の断面形状が直角四辺形であることを特徴とする請求1又は請求項2に記載の照明装置。
- 前記化粧角材の断面形状が正四角形としてあり、この化粧角材の幅と隣り合う前記化粧角材間の間隙幅とを等幅にしてあることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の照明装置。
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- 2006-09-04 JP JP2006007162U patent/JP3126990U/ja not_active Expired - Fee Related
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