JP3126547B2 - レトルト包装材料の製造方法 - Google Patents

レトルト包装材料の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、インスタン
トカレーや調理材料を封入するための包装袋に用いられ
るレトルト包装材料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】耐熱性および酸素や水蒸気の透過の少な
いハイバリヤー性容器として、レトルト食品容器が知ら
れている。このレトルト食品容器は、気密性や遮光性が
要求されるために、アルミニウムやその他の金属の箔を
有するラミネートフイルムで作られている。このラミネ
ートフイルムのフイルム同士を接着する接着剤は主とし
てイソシアネート系接着剤である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フイルム同士を接着剤
により接合したラミネートフイルムで包装袋を成形した
場合、包装袋に封入される内容物に接着剤からでる溶剤
や臭いがつき、内容物の味覚や臭いに影響がでてしま
う。
【0004】そこで、ラミネートフイルムを、押出しラ
ミネート装置を用いてTダイスからの溶融樹脂フイルム
を基材フイルムへ接触させた後、直ちに、冷却ロールで
冷却固化することで仮接着し、この仮接着した接合フイ
ルムを、その後、別工程で加熱溶融し、冷却ロールで冷
却固化することで作るラミネートフイルムの製造方法が
提案された。
【0005】しかし、このラミネートフイルムの製造方
法は、仮接着、加熱溶融、冷却固化の工程を必要とし、
工程が複雑になる上に、仮接着した中間品を巻き取った
り巻き出すことことで、各フイルムがずれてしわが発生
して不良品が発生し、ポリプロピレンフイルムを用いて
ラミネートフイルムを作る場合には、冷却から加熱溶融
までの経時的な品質制御が難しいという問題点がある。
【0006】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、熱接着樹脂層の加工性の欠陥をオレフィン系樹脂層
により補正し、ラミネート時に各フイルムの位置がずれ
てしわが発生することのないレトルト包装材料の製造方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のレトルト包装材
料の製造方法は、耐熱性フイルムとアルミニウム箔を樹
脂層を介して接合したラミネートフイルムとオレフィン
系フイルムを設け、アルミニウム箔を内側にしたラミネ
ートフイルムとオレフィン系フイルムの間に熱接着樹脂
層とオレフィン系樹脂層の共押出し樹脂層をアルミニウ
ム箔に熱接着樹脂層が位置するように溶融押出しし、こ
の共押出し樹脂層を温度160〜200℃で0.5〜
1.0秒加熱状態に保ち、ついで、この共押出し樹脂層
を冷却固化してラミネートフイルムとオレフィン系フイ
ルムを接合することで構成される。
【0008】
【作用】本発明のレトルト包装材料の製造方法は、アル
ミニウム箔を内側にしたラミネートフイルムとオレフィ
ン系フイルムの接合を、熱接着樹脂層とオレフィン系樹
脂層の共押出し樹脂層を温度160〜200℃で0.5
〜1.0秒加熱状態に保った後冷却固化することで、ラ
ミネート工程の連続化を可能とし、工程を短縮すること
で生産性を高めることができ、ラミネート工程でフイル
ムがずれてしわが発生することがない。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面につき説明す
る。図1は、インスタントカレーや調理材料を封入する
ための包装袋に適したレトルト包装材料の断面図を示す
ものであり、このレトルト包装材料1は、厚さ12ミク
ロンの耐熱性フイルム(ポリエステルフイルム)2、厚
さ5ミクロンの接着樹脂層3、厚さ9ミクロンのアルミ
ニウム箔4、共押出し樹脂層5、厚さ50ミクロンのオ
レフィン系フイルム(キャストポリフロピレンフイル
ム)6をラミネートすることで作られている。すなわ
ち、このレトルト包装材料1は、オレフィン系フイルム
2とアルミニウム箔4を接着樹脂層3を介して接合した
ラミネートフイルム7とオレフィン系フイルム6を共押
出し樹脂層5を介して接合することで形成される。この
共押出し樹脂層5は、熱接着樹脂層8とオレフィン系樹
脂層9から構成されている。
【0010】しかして、レトルト包装材料1を作るに
は、まず、耐熱性フイルム2とアルミニウム箔4を接着
樹脂層3を介して接合したラミネートフイルム7とオレ
フィン系フイルム6を用意する。つぎに、図2に示すよ
うに、ラミネートフイルム7とオレフィン系フイルム6
を、別個の送り装置(図示せず)を介して共押出し装置
10の下側に設けた加熱ロール13およびゴムロール1
2に、加熱ロール13にオレフィン系フイルム6が位置
し、ゴムロール12にラミネートフイルム7が位置する
ように送り込む。この場合、ラミネートフイルム7はゴ
ムロール12に接する面に耐熱性フイルム2が位置して
いる。これと同時に、共押出し装置10から共押出し樹
脂層5(温度190℃〜300℃)を、熱接着樹脂層8
がラミネートフイルム7のアルミニウム箔4に、オレフ
ィン系樹脂層9がオレフィン系フイルム6に位置するよ
うに共押出する。これにより、ラミネートフイルム7と
オレフィン系フイルム6は、加熱ロール13とゴムロー
ル12の間を通る際に共押出し樹脂層5を介して接合さ
れる。この加熱ロール13は、接合されたラミネートフ
イルム7とオレフィン系フイルム6を加熱状態(温度1
60℃〜200℃で0.5秒から1.0秒)を維持す
る。この加熱ロール13の下流側に設けた冷却ロール1
1は、接合されたラミネートフイルム7とオレフィン系
フイルム6を冷却固化(温度10℃〜40℃)すること
で行う。
【0011】レトルト包装材料1を用いて包装袋14を
作るには、図3に示すように、レトルト包装材料1、1
を重ね合わせ、両側部15、15および下端部16を通
常のヒートシール手段によりヒートシールすることで行
う。内容物は、包装袋14の上方開口部17から入れら
れ、その後開口端はヒートシールされる。
【0012】レトルト包装材料で作られた包装袋は、1
30℃で30分のレトルト殺菌処理においても破損する
ことがなく、内容物充填による落下試験においても、優
れた落下強度特性を示した。また、130℃、30分の
溶出テストでも、溶出成分は一般の接着剤を用いた場合
の1/10と減少した。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、アル
ミニウム箔を内側にしたラミネートフイルムとオレフィ
ン系フイルムの間に溶融押出しされる熱接着樹脂層とオ
レフィン系樹脂層の共押出し樹脂層を、温度160〜2
00℃で0.5〜1.0秒加熱状態に保った後、冷却固
化してラミネートフイルムとオレフィン系フイルムを接
合することで、ラミネート工程の連続化を可能とし、工
程を短縮することで生産性を高めることができ、ラミネ
ート工程でフイルムがずれてしわが発生することがな
く、熱接着樹脂層の成形加工性の欠陥をオレフィン系樹
脂層により補佐し接着強度が安定するという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレトルト包装材料の一部断面図。
【図2】本発明によるレトルト包装材料の製造方法の要
部を示す図。
【図3】本発明によるレトルト包装材料をレトルト食品
用包装袋に適用した例を示す図。
【符号の説明】
1 レトルト包装材料 2 耐熱性フイルム 5 共押出し樹脂層 6 オレフィン系フイルム 7 ラミネートフイルム 8 熱接着樹脂層 9 オレフィン系樹脂層 13 加熱ロール 12 ゴムロール 14 包装袋1
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 15/08 B65B 29/08 B65D 30/02 B65D 81/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱性フイルムとアルミニウム箔を樹脂層
    を介して接合したラミネートフイルムとオレフィン系フ
    イルムを設け、アルミニウム箔を内側にしたラミネート
    フイルムとオレフィン系フイルムの間に熱接着樹脂層と
    オレフィン系樹脂層の共押出し樹脂層をアルミニウム箔
    に熱接着樹脂層が位置するように溶融押出しし、この共
    押出し樹脂層を温度160〜200℃で0.5〜1.0
    秒加熱状態に保ち、ついで、この共押出し樹脂層を冷却
    固化してラミネートフイルムとオレフィン系フイルムを
    接合することを特徴とするレトルト包装材料の製造方
    法。
JP05102933A 1992-12-22 1993-04-28 レトルト包装材料の製造方法 Expired - Fee Related JP3126547B2 (ja)

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ES93310421T ES2139636T3 (es) 1992-12-22 1993-12-22 Pelicula de capas multiples y metodo para producirla.
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ITRM940249A IT1272221B (it) 1993-04-28 1994-04-28 Film laminato e metodo per produrre il medesimo
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