JP3125755U - 湯葉を使用した皮膚パック材 - Google Patents
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Abstract
【課題】この考案は、大豆イソフラボンを主成分とし、その他、サポニン、大豆油脂、大豆レシチン、アミノ酸、マグネシウム等を含有する豆乳と全く同じ有効成分を含有する皮膚パック材を簡便に製造することを目的とする。
【解決手段】大豆イソフラボンを主成分とし、その他、サポニン、大豆油脂、大豆レシチン、アミノ酸、マグネシウム等を含有する豆乳と全く同じ有効成分を含有する湯葉を使用することにより、顔面その他の目的とする皮膚面に貼り付けるだけで、簡単容易に豆乳の持つ優れた効用を得られるパックを実施することができる皮膚パック材を簡便に製造することが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】大豆イソフラボンを主成分とし、その他、サポニン、大豆油脂、大豆レシチン、アミノ酸、マグネシウム等を含有する豆乳と全く同じ有効成分を含有する湯葉を使用することにより、顔面その他の目的とする皮膚面に貼り付けるだけで、簡単容易に豆乳の持つ優れた効用を得られるパックを実施することができる皮膚パック材を簡便に製造することが可能となる。
【選択図】図1
Description
この考案は、食品としての湯葉を使用した、主としてエステティック用のために使用される皮膚パック材である。
近来、豆乳を使用した豆乳ローション、豆乳石鹸、豆乳パック、豆乳ボディーソープ、豆乳シャンプー等豆乳の持つ優れた効用に着目した化粧品類が多数開発されている。
しかしながら、豆乳の液面に皮膜として形成され高濃度の豆乳が凝縮された湯葉そのものを使用した皮膚パック材はなかった。
しかしながら、豆乳の液面に皮膜として形成され高濃度の豆乳が凝縮された湯葉そのものを使用した皮膚パック材はなかった。
このような豆乳の優れた効用については、学術的にも研究がなされており、次のような報告がされている。
(1)成分:豆乳は、大豆イソフラボンを主成分としており、その他、サポニン、大豆油脂、大豆レシチン、アミノ酸、マグネシウム等が含有されている。
(2)ムダ毛の脱毛効果:体毛の発生・成長は、男性ホルモンが毛根の毛乳頭細胞を刺激して毛を太くする毛母細胞を増殖させることにより促進される。これに対して、女性ホルモンは、体毛の発生・成長を抑制する働きがある。
この点に関して、大豆のイソフラボンは、化学構造が女性ホルモンのエストロゲンと類似しており、女性ホルモンに類似した働きをするので、皮膚にイソフラボンを補えば、体毛の発生・成長を抑制することができる。
臨床的には、イソフラボンは、毛母細胞と毛乳頭細胞の働きをおさえ萎縮させる効果が確認されており、従って、皮膚にイソフラボンを補うと、毛の成長が遅くなり毛が細くなり、その結果、毛根の張りが弱くなり、毛が抜けやすくなる。
豆乳をスキンローションとして使用したとき、サポニンが天然石鹸成分として働き、皮膚の汚れや毛穴の皮脂を溶かすので、イソフラボンが毛穴の奥の毛乳頭細胞まで速やかに浸入することを助け、イソフラボンの前述の効果を発揮する。
脱毛後、豆乳スキンローションの使用を止めても再び毛が生えてこないという報告も多々あり、これは萎縮した毛母細胞や毛乳頭は、元に回復するのが困難なためであると考えられている。
(3)美白効果:毛穴の周囲にはメラニン色素がドーナツ状に沈着しているが、豆乳スキンローションによるムダ毛処理の刺激で色素沈着が起こり、毛穴の黒ずみが消えるので、肌に透明感が出てくる。これが美白効果の主たる要因である。
その他、日焼け、ホクロ、ひざの黒ずみが解消したという報告もなされている。その原理は未だ十分に解明されていないが、サポニン、イソフラボン等の有効成分が総合的に作用することによりメラニン色素を抑制するものと推察されている。
(4)乾燥肌の湿潤効果:豆乳には、肌を潤わせるサポニン、大豆油脂、大豆レシチン、アミノ酸、マグネシウム等が含まれているから、豆乳スキンローションの使用により乾燥肌が湿潤化する。
サポニンは、肌の下層まで潤いを行き渡らせ、大豆油脂は、低分子状態で含まれているのでベタつかず、適度に皮膚の表面を覆って保湿し、スベスベの肌を作る。
(5)その他:上記の他、理論的には解明されていないが、バストの張り・膨らみアップに効果がある旨の報告がなされている。
月刊誌「ゆほびか」2004年2月号(株式会社マキノ出版)77頁の記事「豆乳ローション」
(1)成分:豆乳は、大豆イソフラボンを主成分としており、その他、サポニン、大豆油脂、大豆レシチン、アミノ酸、マグネシウム等が含有されている。
(2)ムダ毛の脱毛効果:体毛の発生・成長は、男性ホルモンが毛根の毛乳頭細胞を刺激して毛を太くする毛母細胞を増殖させることにより促進される。これに対して、女性ホルモンは、体毛の発生・成長を抑制する働きがある。
この点に関して、大豆のイソフラボンは、化学構造が女性ホルモンのエストロゲンと類似しており、女性ホルモンに類似した働きをするので、皮膚にイソフラボンを補えば、体毛の発生・成長を抑制することができる。
臨床的には、イソフラボンは、毛母細胞と毛乳頭細胞の働きをおさえ萎縮させる効果が確認されており、従って、皮膚にイソフラボンを補うと、毛の成長が遅くなり毛が細くなり、その結果、毛根の張りが弱くなり、毛が抜けやすくなる。
豆乳をスキンローションとして使用したとき、サポニンが天然石鹸成分として働き、皮膚の汚れや毛穴の皮脂を溶かすので、イソフラボンが毛穴の奥の毛乳頭細胞まで速やかに浸入することを助け、イソフラボンの前述の効果を発揮する。
脱毛後、豆乳スキンローションの使用を止めても再び毛が生えてこないという報告も多々あり、これは萎縮した毛母細胞や毛乳頭は、元に回復するのが困難なためであると考えられている。
(3)美白効果:毛穴の周囲にはメラニン色素がドーナツ状に沈着しているが、豆乳スキンローションによるムダ毛処理の刺激で色素沈着が起こり、毛穴の黒ずみが消えるので、肌に透明感が出てくる。これが美白効果の主たる要因である。
その他、日焼け、ホクロ、ひざの黒ずみが解消したという報告もなされている。その原理は未だ十分に解明されていないが、サポニン、イソフラボン等の有効成分が総合的に作用することによりメラニン色素を抑制するものと推察されている。
(4)乾燥肌の湿潤効果:豆乳には、肌を潤わせるサポニン、大豆油脂、大豆レシチン、アミノ酸、マグネシウム等が含まれているから、豆乳スキンローションの使用により乾燥肌が湿潤化する。
サポニンは、肌の下層まで潤いを行き渡らせ、大豆油脂は、低分子状態で含まれているのでベタつかず、適度に皮膚の表面を覆って保湿し、スベスベの肌を作る。
(5)その他:上記の他、理論的には解明されていないが、バストの張り・膨らみアップに効果がある旨の報告がなされている。
月刊誌「ゆほびか」2004年2月号(株式会社マキノ出版)77頁の記事「豆乳ローション」
このように優れた効用を有する豆乳は水の含有量が85%以上の溶液であり、従って、これをそのままパックとして使用することはできない。
そこで、従来より使用されているようなエステクリームに豆乳を混入し、混練することにより粘液状の物質とすれば、パックとして使用可能なクリーム状のパック剤を提供できると考えられるが、前述の通り、豆乳の効用は、その含有成分(大豆イソフラボン、サポニン、大豆油脂、大豆レシチン、アミノ酸、マグネシウム等)に基づくものであるから、エステクリームに豆乳を混練する場合は、豆乳の有効成分がクリームにより希釈化され、本来の効用が損なわれてしまう。
ところで、一方において、豆乳を濃縮することによりクリームを形成すれば、パック剤を提供できると考えられるが、豆乳は水の含有量が85%以上の溶液であるから、クリーム状とするためには、豆乳を摂氏100度以上に加熱し、長時間、沸騰させることにより水分を蒸発することが必要であり、この場合、高温の熱により前述の有効成分が化学的に変化ないし劣化してしまい、本来の効用を期待できなくなるおそれがある。また、このような沸騰工程を必要とする製造方法は、生産性にも問題がある。
この考案の目的は、大豆イソフラボンを主成分とし、その他、サポニン、大豆油脂、大豆レシチン、アミノ酸、マグネシウム等を含有する豆乳と全く同じ有効成分を含有する皮膚パック材を提供するためのものである。
このような目的は、下記(1)〜(4)の本考案により達成される。
尚、本考案の用語を定義すると、湯葉は豆乳を加熱した際に液面に形成される皮膜をすくい上げたものが生湯葉、水分を減少させたものが半乾燥湯葉、乾燥させたものが乾燥湯葉である。本考案で用いる湯葉は、上記の何れの湯葉であってもよく、更にそれらの形状加工をしたもの、細片、破砕片などであってもよい。
尚、本考案の用語を定義すると、湯葉は豆乳を加熱した際に液面に形成される皮膜をすくい上げたものが生湯葉、水分を減少させたものが半乾燥湯葉、乾燥させたものが乾燥湯葉である。本考案で用いる湯葉は、上記の何れの湯葉であってもよく、更にそれらの形状加工をしたもの、細片、破砕片などであってもよい。
(1)湯葉を、目、鼻、口等に合わせてくり抜いた顔面用皮膚パック材の製造。
(2)湯葉を、人体の形状に合わせて成型した皮膚パック材の製造。
(3)湯葉の細片、破砕片による皮膚パック材の製造。
(4)上記(1)、(2)又は(3)を豆乳に浸した皮膚パック材の製造。
以上述べたように、本考案により、大豆イソフラボンを主成分とし、その他、サポニン、大豆油脂、大豆レシチン、アミノ酸、マグネシウム等を含有する豆乳と全く同じ有効成分を含有する湯葉による皮膚パック材を、顔面その他の目的とする皮膚面に貼り付けるだけで、簡単容易にパックを実施することができる。
以下、実施例により本考案の実施様態を具体的に説明する。ただし、本考案はこれらの実施例にその技術範囲が限定されるものではない。
湯葉を、目、鼻、口等に合わせてくり抜いた顔面用皮膚パック材を製造する。図1に本実施例を示す。
湯葉を、目許の形状に合わせて成型した皮膚パック材を製造する。図2に本実施例を示す。
大豆イソフラボンを主成分とし、その他、サポニン、大豆油脂、大豆レシチン、アミノ酸、マグネシウム等を含有する豆乳と全く同じ有効成分を含有する湯葉を使用することにより、顔面その他の目的とする皮膚面に貼り付けるだけで、簡単容易に豆乳の持つ優れた効用を得られるパックを実施することができる皮膚パック材を簡便に製造することが可能となる。
1 湯葉
Claims (4)
- 湯葉を、目、鼻、口等に合わせてくり抜いたことを特徴とする顔面用皮膚パック材の製造。
- 湯葉を、人体の形状に合わせて成型したことを特徴とする皮膚パック材の製造。
- 湯葉の細片、破砕片による皮膚パック材の製造。
- 請求項1、請求項2又は請求項3を豆乳に浸したことを特徴とする皮膚パック材の製造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006001738U JP3125755U (ja) | 2006-02-14 | 2006-02-14 | 湯葉を使用した皮膚パック材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006001738U JP3125755U (ja) | 2006-02-14 | 2006-02-14 | 湯葉を使用した皮膚パック材 |
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JP3125755U true JP3125755U (ja) | 2006-10-05 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008132855A1 (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | I-On Co., Ltd. | 皮膚パック用湯葉シートおよびその製造方法 |
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2006
- 2006-02-14 JP JP2006001738U patent/JP3125755U/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2008132855A1 (ja) * | 2007-04-19 | 2008-11-06 | I-On Co., Ltd. | 皮膚パック用湯葉シートおよびその製造方法 |
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