JP3125727B2 - コンピュータシステムの構築方法,コンピュータシステム及び記録媒体 - Google Patents

コンピュータシステムの構築方法,コンピュータシステム及び記録媒体

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JP3125727B2 JP09253521A JP25352197A JP3125727B2 JP 3125727 B2 JP3125727 B2 JP 3125727B2 JP 09253521 A JP09253521 A JP 09253521A JP 25352197 A JP25352197 A JP 25352197A JP 3125727 B2 JP3125727 B2 JP 3125727B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電話機やフ
ァクシミリ装置による商品購買システムや会員制のサー
ビス情報提供システムのように、多種多様の機能を実現
するコンピュータシステムを効率的に構築する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、タックスサービス、占いサービ
ス、クイズ投票システム、商品に関する資料請求サービ
スのように、電話機やファクシミリ装置(FAX)のよ
うな通信機器を介してサービス情報のオンラインによる
提供を行うコンピュータシステムの需要が高まってい
る。このようなコンピュータシステムを構築する場合
は、まず、扱うサービス情報の提供手順、ないし各手順
において必要となる処理機能やその組合せ態様を明確に
した後、個々の処理機能を実現するためのコンピュータ
プログラム(以下、単にプログラムと称する)を所定言
語を用いて設計し、必要に応じて動作中のプログラムの
内容を修正する、という手法が採用されるのが一般的で
ある。例えば、資料請求サービスを実現するコンピュー
タシステムの場合、まず通信機器との間の通信制御、当
該システムにアクセスしてきた者の認証チェック、正当
アクセスの場合のサービス情報の検索等を実行した後、
検索結果を加工して通信機器に送る、という一連の手順
を経る。従来は、上記各手順に対応する処理機能を実現
するためのプログラムを個別的に開発した後、それを1
または複数のコンピュータにロードして稼働させ、異常
が確認された場合は当該異常に関わるプログラムを削除
ないし修正することにより一つのコンピュータシステム
を完成させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンピュータシステムの構築手法では、個々の処理機能
を実現するプログラムやそれらの組合せ態様が当該シス
テム用に特化されているので、共通の処理機能のプログ
ラムであってもそれをそのまま他のシステムに利用する
ことができない。そのため、構築すべきコンピュータシ
ステムの種類が多岐にわたる場合、すなわち提供するサ
ービスの種類が複数になる場合は、ソフトウエア資産を
有効に活用することができず、設計、開発に要する時間
がそれだけ余分にかかるという問題があった。また、コ
ンピュータシステムないし個々のプログラムの設計及び
開発は、担当する設計者のスキルに依存しているので、
システム構成やプログラム表現形態が設計者によって異
なったり、設計及び開発に要する時間がまちまちになっ
たりする場合がある。そのため、複数の設計者によって
大規模なシステムを構築する場合は各設計者のスキル合
わせが必要になるという問題もあった。さらに従来のコ
ンピュータシステムは、コンピュータシステムとこのコ
ンピュータシステム上で所定の処理機能を実現するある
単位のプログラムとが一体化された状態で動作するのが
通常なので、システム稼働中にプログラムやデータ等の
メンテナンスを行う際に、それが実行部分のものである
場合には当該システムが暴走して復帰不能になる可能性
がある。そのため、従来手法によって構築されたコンピ
ュータシステムをメンテナンスする場合は、その都度シ
ステムダウンさせる必要があり、稼働率が著しく低下す
るという問題もあった。
【0004】そこで本発明の課題は、ソフトウエア資産
を有効に活用してプログラムを効率的に開発するととも
に、スキル合わせやメンテナンス時の問題をも同時に解
消することができる、改良されたコンピュータシステム
の構築技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、プログラム実行環境及び後続処理を定め
る制御パラメータが埋め込まれた場合にそれぞれ前記オ
ブジェクトプログラムとして機能する複数のオブジェク
トモジュールを形成する処理と、前記オブジェクトモジ
ュールへの埋め込み対象となる制御パラメータをインタ
ラクティブに生成する処理と、生成された各制御パラメ
ータを対応するオブジェクトモジュールに埋め込み可能
な形態で実体化する処理と、実体化された複数の前記制
御プログラムを取得してそれぞれ該当オブジェクトモジ
ュールの該当領域に埋め込む処理と、をコンピュータに
実行させることでコンピュータシステムを構築すること
を特徴とする。
【0006】上記方法において、好ましくは、前記制御
パラメータの内容を特定するための入力指定画像を前記
オブジェクトモジュールの種類毎に保持しておき、各入
力指定画像を所定の表示装置に切換表示させるととも
に、該表示に基づいて入力された前記制御パラメータの
内容を特定してコンピュータ可読の形態で実体化する過
程をも含むようにする。実体化された制御パラメータ
は、対応するオブジェクトモジュールと分離して存在さ
せておく。
【0007】なお、個々のオブジェクトモジュールは、
例えば、オブジェクト単位の処理を実行するための少な
くとも1つの関数によって形成する。この場合の前記制
御パラメータは、当該オブジェクトモジュールにおける
前記関数の実行条件及び当該関数による処理を引き継が
せる次の関数の指定を含む動作情報である。
【0008】本発明は、上記方法の実施に適したコンピ
ュータシステムをも提供する。第1構成のコンピュータ
システムは、予め用意された複数種類のオブジェクトモ
ジュールの各々の所定領域に埋め込まれてプログラム実
行環境及び後続処理を定めることにより当該オブジェク
トモジュールをオブジェクトプログラムとして機能させ
るための制御パラメータを、複数種類のオブジェクトモ
ジュールの使用手順に従ってインタラクティブに生成す
るパラメータ生成手段と、このパラメータ生成手段によ
り生成された各制御パラメータをコンピュータ可読の形
態で実体化するパラメータ実体化手段とを備え、更に、
前記オブジェクトプログラムを切換実行する中央処理部
と、前記制御パラメータが該当領域に埋め込まれた場合
にそれぞれ前記中央処理部に於いて前記オブジェクトプ
ログラムとして認識される複数種類のオブジェクトモジ
ュールと、前記制御プログラムを保持する制御プログラ
ム保持手段と、前記制御プログラム保持手段で保持され
ている制御プログラムを所定順序で読み出してそれぞれ
該当オブジェクトモジュールの該当箇所に埋め込むモジ
ュール制御手段と、を有し、個々のオブジェクトモジュ
ールと実体化された前記制御パラメータとが分離してい
ることを特徴とする。
【0009】このコンピュータシステムにおいて、前記
パラメータ生成手段は、前記制御パラメータの内容を特
定するための入力指定画像を前記オブジェクトモジュー
ルの種類毎に保持する画像保持手段と、前記画像保持手
段から個々のオブジェクトモジュールに対応する入力指
定画像を読み出して所定の画面上に切換表示させる表示
手段と、各入力指定画像の表示に基づいて入力された情
報に基づいて前記制御パラメータの内容を特定する手段
とを含んで構成する。
【0010】第2構成のコンピュータシステムは、複数
のオブジェクトプログラムを切換実行する中央処理部
と、プログラム実行環境及び後続処理を定める制御パラ
メータが該当領域に埋め込まれた場合にそれぞれ前記中
央処理部に於いて前記オブジェクトプログラムとして認
識される複数種類のオブジェクトモジュールと、前記制
御プログラムを保持する制御プログラム保持手段と、前
記制御プログラム保持手段で保持されている制御プログ
ラムを所定順序で読み出してそれぞれ該当オブジェクト
モジュールの該当箇所に埋め込むモジュール制御手段
と、を備え、所定の通信機器との間の通信制御を行う通
信制御手段と、少なくとも前記通信機器との間で行った
通信制御の履歴を表す履歴情報及び前記通信機器への出
力対象情報を読出自在に蓄積するデータ記憶手段とをさ
らに備え、前記通信制御手段による制御処理と、前記デ
ータ記憶手段への情報蓄積及びその読出処理とが、前記
複数のオブジェクトプログラムのいずれかを通じて実行
されるように構成されており、前記通信制御手段は、複
数の通信回線の各々に接続された通信機器との間の通信
制御を個別的に行うように構成され、前記データ記憶手
段は、少なくとも個々の通信機器についての前記履歴情
報及び出力対象情報を読出自在に蓄積するように構成さ
れている。
【0011】この場合、前記通信制御手段は、複数の通
信回線の各々に接続された通信機器との間の通信制御を
個別的に行うように構成し、前記データ記憶手段は、少
なくとも個々の通信機器についての前記履歴情報及び出
力対象情報を読出自在に蓄積するように構成する。
【0012】さらに、前記データ記憶手段は、前記出力
対象情報を同一内容で2系統蓄積し、一方の系統の出力
対象情報の読み出し中に他方の系統の出力対象情報を更
新し、更新終了を契機に、読み出すべき出力対象情報の
系統を自動的に切り換えるように構成する。
【0013】より好ましくは、前記オブジェクトプログ
ラムの実行状態を含むシステム動作状況及びシステム動
作環境を監視するとともに異常発生時に異常情報を生成
して所定の通信端末へ通知する動作監視手段とをさらに
備えてコンピュータシステムを構成する。この場合の通
信端末は、公衆通信回線を介して接続された特定の携帯
型無線端末、例えばポケットベル端末とする。
【0014】本発明は、また、汎用のコンピュータによ
って上記コンピュータシステムを構築することを可能に
する記録媒体を提供する。
【0015】第1記録媒体は、プログラム実行環境及び
後続処理を定める制御パラメータが埋め込まれた場合に
それぞれ前記オブジェクトプログラムとして機能する複
数のオブジェクトモジュールを形成する処理と、前記オ
ブジェクトモジュールへの埋め込み対象となる制御パラ
メータをインタラクティブに生成する処理と、生成され
た各制御パラメータを対応するオブジェクトモジュール
に埋め込み可能な形態で実体化する処理と、をコンピュ
ータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体である。第2記録媒体は、
複数のオブジェクトプログラムを切換実行して所要の処
理を実現するコンピュータに於いて、プログラム実行環
境及び後続処理を定める制御パラメータが埋め込まれた
場合にそれぞれ前記オブジェクトプログラムとして認識
される複数のオブジェクトモジュールを形成する処理
と、実体化された複数の前記制御プログラムを取得して
それぞれ該当オブジェクトモジュールの該当領域に埋め
込む処理と、を前記コンピュータに実行させるためのプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体である。
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明のコンピュ
ータシステムをオンライン式のサービス情報提供システ
ムに適用した場合の実施の形態を示す構成図である。こ
のサービス情報提供システムは、中央処理部(CPU)
4、表示装置6、データ入力装置7、及び図示しない記
憶装置、通信ポートを備えたコンピュータが所定のサー
ビス提供プログラムを読み取って実行することによって
形成される、ボックス保持部1、ボックス制御部2、制
御パラメータ管理部3、動作監視部41、データ記憶部
5、データ入力装置7、及び通信制御部8の各機能ブロ
ックを具備して構成される。本発明の発明特定要素との
関係では、オブジェクトモジュールの保持手段がボック
ス保持部1、モジュール制御手段がボックス制御部2、
制御プログラム保持手段が制御パラメータ管理部3、動
作監視手段が動作監視部41、データ記憶手段がデータ
記憶部5、通信制御手段がCPU4及び通信制御部8に
相当する。なお、上記各機能ブロックを実現するための
サービス提供プログラムは、通常、上記記憶装置に記録
され、随時読み出されて実行されるようになっている
が、コンピュータとは分離した可搬性記録媒体、例えば
CD−ROM(コンパクトディスク型ROM)やDVD
(ディジタルビデオディスク)等にコンピュータ可読の
形態で記録され、システム構築時に上記記憶装置にイン
ストールされるものであってもよい。また、上記サービ
ス提供プログラムの始点と終点とが明確な場合は、構内
ネットワーク等の動的な媒体に記録したものであっても
よい。
【0016】次に、各機能ブロックや装置の内容を具体
的に説明する。ボックス保持部1は、例えばデータ収集
や情報格納、あるいはアナウンスのように、オブジェク
ト毎の機能を実現するための複数のオブジェクトモジュ
ール(以下、BOXと称する)10を保持するものであ
る。各BOX10は、使用言語またはOS(オペレーテ
ィングシステム)によっても異なるが、通常は、オブジ
ェクト単位の処理機能を実現するための1または複数の
関数によって形成され、所定の制御パラメータが埋め込
まれたとき、つまり制御パラメータが関数のパラメータ
として付加されたときに、それぞれCPU4にオブジェ
クトプログラムとして認識されるようになっている。な
お、ボックス保持部1は、BOX10の追加、内容変
更、削除が可能となるように構成されている。
【0017】ボックス制御部2は、制御パラメータ管理
部3からの制御パラメータを解析して個々のBOX10
のつながりや各BOX10の使用順序等を判別し、判別
結果に基づいてボックス保持部1から所要のBOX10
を随時特定し、特定したBOX10の該当領域に必要な
制御パラメータを埋め込んでCPU4に通知するもので
ある。この時点でオブジェクトプログラムを形成してC
PU4に送出するようにしてもよい。
【0018】制御パラメータ管理部3は、複数の制御プ
ログラムを所定順序でボックス制御部2に伝えるととも
に、必要に応じてCPU4にシステム環境情報等を送出
するものである。本実施形態では、制御パラメータ及び
システム環境情報として使用する情報、すなわちシステ
ム情報31,モニタ情報32,バージョン情報33,ス
ケジュール管理情報34,各種機能動作定義情報35
を、それぞれ制御パラメータ管理部3の該当ファイル内
に保持している。システム情報31は、本システムによ
り制御可能なハードウエア資源の構成(FAXボードの
有無等)、本システムの通信ポートに接続される回線毎
の電話番号、着呼リング数、着呼があった回線に割り当
てるサービスの種別、CPU4における起動時のプログ
ラムの実行位置等の情報である。モニタ情報32は、表
示装置6においてモニタする各種項目情報である。バー
ジョン管理情報33は、参照ないし作成ファイル(デー
タ)のバージョン、格納ディレクトリ、ファイル形式等
の情報である。スケジュール管理情報34は、サービス
の提供開始または終了の時刻やサービス開始時に最初に
使用するBOX10の識別情報等である。機能動作定義
情報35は、各BOXの動作定義(実行環境)や後続の
BOXを定めた情報である。
【0019】CPU4は、上記機能ブロックの形成その
他のシステム全体の統括制御機能のほか、複数のオブジ
ェクトプログラムを切換実行して所要の処理機能を実現
させるものである。
【0020】動作監視部41は、CPU4によるオブジ
ェクトプログラムの実行状態を含むシステム動作状況
や、データ記憶部6における記憶容量等のシステム動作
環境を監視するもので、異常発生時に異常情報の一例で
ある警告メッセージを生成して所定の通信端末へ通知す
るための通知処理部42を含んで構成されている。通知
処理部42には、通信端末、例えば管理者のポケットベ
ル端末の電話番号が登録されており、異常発生を契機に
通信制御部8を通じてポケットベル端末へ警告メッセー
ジを自動的に通知するようにしている。
【0021】データ記憶部5は、上記記憶装置に形成さ
れた音声データファイル51、FAXデータファイル5
2、ログデータファイル53、ユーザファイル54への
データ蓄積やその読み出しを制御するものである。音声
データファイル51、FAXデータファイル52、ログ
データファイル53は、それぞれ同一内容のものが2系
統存在し、一方の系統のファイルの読み出し中に他方の
系統のファイルを更新し、更新終了を契機に、読み出す
べきファイルを自動的に切り換えるように構成されてい
る。この切換は、サービス稼働中であるかどうかに拘わ
らずに行われる。このように、ファイルを2系統もつこ
とで、サービスを継続したまま、新しいバージョンのサ
ービスに切り換えることができるようになる。また、稼
働中のサービスを継続したまま、自動的に新しい新しい
サービスへの切り換える。システムの再起動が必要とな
くなるため、サービスの停止時間が最小限で済むように
なる。音声データファイル51は音声メッセージを再生
する上で必要となるデータをファイル単位に格納するも
のであり、FAXデータファイル52はFAXサービス
を行う場合に用いられるFAXデータをファイル単位に
格納するものであり、ログデータファイル53は通信履
歴を格納するものである。ユーザファイル54は、電話
番号や会員番号等のユーザ固有のデータを格納するもの
である。なお、各データファイルは、任意に追加、変
更、削除が可能に構成されている。
【0022】表示装置6は、必要に応じて本システムの
動作状態をモニタするディスプレイであり、データ入力
装置7は本システムへのデータ入力を行うキーボードや
ポインティングデバイス、CD−ROMやDVD等の記
録媒体の読取装置である。
【0023】通信制御部8は、公衆網Lを通じて接続さ
れる有線通信機器T1、例えば電話機やFAX装置、移
動型無線通信端末T2、例えば携帯電話端末やポケット
ベル端末との間の通信を確立するとともに、通信確立後
の通信情報の流れを制御するものである。この通信制御
部8は、複数の通信回線の各々に接続された有線通信機
器T1との間の通信制御を個別的に行うように構成され
ている。これらの回線を管理するのが回線管理部81で
あり、個々の回線を通じて1つの情報を通信できるよう
にしたり、特定の情報の通信に関しては第1〜第3回
線、他の情報の情報の通信に関しては第4〜第8、ない
し第8〜第12のように、同一内容の情報を複数回線を
用いて通信できるようにしている。
【0024】上記構成のサービス情報提供システムにお
ける動作は以下のようになる。まず、通信制御部8が通
信機器T1からの着呼を認識し、CPU4に伝える。C
PU4は、着呼があった回線に対応するサービス名等の
情報を、制御パラメータ管理部3の該当ファイルより取
得し、そのサービスを制御するためのプログラムのメイ
ン部分へジャンプする。また、当該回線を識別するとと
もにサービスを実現する際の先頭BOXを、制御パラメ
ータ管理部3を通じてボックス制御部2に伝える。
【0025】ボックス制御部2は、ボックス保持部1か
ら先頭BOX(実際にはBOX名に対応する関数ないし
ファイル)を呼び出すとともに、そのBOXに関わる制
御パラメータ、例えば公衆網Lに接続された通信機器T
1への出力対象となる音声データやFAXデータのファ
イル名、ログファイル出力の有無、ログファイル有りの
場合の出力項目、ユーザ指定条件、次の跳び先情報(後
続処理の情報)等を制御パラメータ管理部3の該当ファ
イルより取得して当該BOXに埋め込み、CPU4に通
知する。また、通信履歴をCPU4を通じてログデータ
ファイル53へ出力する。
【0026】CPU4は、ボックス制御部2からの通知
に基づき、BOXをオブジェクトプログラムとして認識
し、それを実行する。つまり、制御パラメータに基づい
て該当関数が所要の処理を行うようにする。また、後続
BOXに関する情報が規定されている場合はその後続B
OX名をボックス制御部2に伝える。ボックス制御部2
は、この後続BOXについて上記同様の処理を行う。こ
れを、制御パラメータにおいて後続BOXが規定されて
いる間繰り返す。この間、動作監視部41がシステム動
作状況等を監視している。なお、図示していないが、シ
ステムリクエスト、例えばサービス情報の提供中に特別
な割込処理が発生した場合、CPU4は、現在の処理に
優先させて割込処理を実行する。また、上記ログデータ
とは別に、サービス提供過程の全体を保持する必要があ
る場合は、データ記憶部5のグローバル領域(図示省
略)にその全体の内容を識別情報と共に保存しておく。
例えば、通信機器T1からのプッシュボタン入力履歴を
個々の識別情報と共に保持しておく。
【0027】このように、本実施形態のサービス情報提
供システムでは、複数のBOXを備えておき、別途規定
した制御パラメータを該当BOXに埋め込んでCPU4
に通知し、必要な処理を行わせるようにしているので、
制御パラメータを入れ替えるだけで新たなコンピュータ
システムとして動作させることができる。また、制御パ
ラメータは、それが該当するBOXに埋め込まれてCP
U4で実行されている状態以外は独立の状態で存在して
いるので、本システムのメンテナンスが極めて容易とな
り、しかも稼働中にプログラムの一部やデータを修正し
ても暴走することがなくなる。
【0028】次に、制御パラメータの生成手法について
説明する。図2は、例えば上記サービス情報提供システ
ムに付加される制御パラメータ生成部9の構成図であ
る。この制御パラメータ生成部9は、画像保持部91、
画像選択部92、表示制御部93、入力情報識別部9
4、及び制御パラメータ実体化部95を備えて構成され
る。
【0029】画像保持部91は、制御パラメータの内容
を決定するために形成された入力指定画像をBOXの種
類毎に保持するものである。各入力指定画像には、それ
ぞれ各BOXに予定される機能別に入力領域が形成され
ており、また、それぞれの入力領域には入力要領のガイ
ダンス情報が記されている。画像保持部91は、さら
に、あるBOXが特定されたときに該入力領域への制御
パラメータの入力指示をインタラクティブに行うために
必要な画像も併せて保持している。
【0030】画像選択部92は、制御パラメータが埋め
込まれるべきBOXの入力指定画像を画像保持部91よ
り選択するものである。画像選択の手法は任意である
が、例えばマルチウインドウによって画像保持部91の
内容とその案内画像を表示し、それぞれ特定の領域を指
定することによって対応する入力指定画像が得られるよ
うにすることが便利である。この手法自体は公知の技術
を採用することができる。
【0031】表示制御部93は、画像選択部92により
選択された入力指定画像を取得して表示装置6上で切換
表示するものである。入力情報識別部94は、表示装置
6に表示されている入力指定画像の入力領域に新規に入
力された情報、ないし入力領域において特定された情報
(データ入力装置7による)を、制御パラメータの内容
として識別するものである。
【0032】識別された制御パラメータの内容は、制御
パラメータ実体化部95において実体化、すなわちコン
ピュータ可読の形態でファイル化される。このようにし
て生成されたのが前述の機能動作定義情報35である。
この制御パラメータ生成部9では、また、前述のシステ
ム情報31、モニタ情報32、バージョン管理情報3
3、及びスケジュール情報34も実体化する。なお、制
御パラメータ生成部9がサービス情報提供システムに付
加される場合は、実体化された各種情報31〜35をそ
のまま前述の制御パラメータ管理部3に保持させること
ができるが、制御パラメータ生成部9をサービス情報提
供システムと独立に構成する場合は、制御パラメータを
フレキシブルディスクM1や図示しないハードディスク
上に記録する。そして、このフレキシブルディスクM1
等をサービス情報提供システムのデータ入力装置7(媒
体の読取装置)を通じて制御パラメータ管理部3に複写
するようにする。
【0033】また、図1に示したサービス情報提供シス
テムや図2の制御パラメータ生成部9のうち、ソフトウ
エアにより実現される機能部分、すなわちコンピュータ
システムを構築するための命令群を汎用のコンピュータ
システムが読み取り可能な形態でフレキシブルディス
ク、ハードディスク、あるいはコンパクトディスク型R
OMに実体化させ、これを本発明のコンピュータシステ
ムの部品として取り扱うようにすることもできる。ま
た、上記命令群が、その始点と終点とが明確で、取引単
位となる場合は、通信媒体上にて実体化させることもで
きる。
【0034】
【実施例】次に、本発明の実施例を詳細に説明する。こ
こでは、オンラインによる資料請求サービスを実現する
ためのコンピュータシステムを構築する場合の例を説明
する。
【0035】資料請求サービスの手順は図3に示す通り
であり、まず、着呼の検知(ステップS101)を契機
にサービス案内、使用方法のガイダンスを、電話をかけ
てきた者に対して行う(ステップS102)。次いで、
電話番号入力を促すガイダンスを行う(ステップS10
3)。このガイダンスにより電話番号が入力されたこと
を検出すると(ステップS104)、それが新規に電話
をかけた者かどうかをユーザファイル54を参照してチ
ェックする(ステップS105)。新規に電話をかけた
者である場合は(ステップS105:No)、住所及び
氏名を録音してもらうためのガイダンスを行う(ステッ
プS106)。電話機を通じて入力された住所及び氏名
の録音を実行し(ステップS107)、録音が終了した
場合、あるいは録音を要しない場合、すなわち新規に電
話をかけた者でない場合は、資料請求番号入力に関する
ガイダンスを行う(ステップS108)。このガイダン
スに基づいて資料請求番号が入力されたことを検出した
場合は(ステップS109)、それを電話をかけた者に
対応して設けられたファイルに格納し、終了のガイダン
スを行う(ステップS110)。
【0036】本実施例において、上記資料請求サービス
を実現するうえで使用するBOXは、「データ収集BO
X」、「アクションBOX」、「DB検索格納BO
X」、「音声登録BOX」、「アナウンスBOX」、及
び「EXIT BOX」である。
【0037】「データ収集BOX」は、指定された項目
およびSAVE−ID(処理の便宜上設けた上記グロー
バル領域での識別情報)をCSV形式(カンマ区切形
式)でロギングするためのBOXであり、「アクション
BOX」は、例えば通信制御部8より入力されたDTM
F(ダイヤルトーン)値を該当SAVE−IDへ格納す
るとともに、処理終了後は、後続処理である次の跳び先
BOXへ移行する(跳ぶ)ためのBOXである。「DB
検索格納BOX」は、CSVファイル群を有するユーザ
DB24を指定検索条件に従って評価し、「真」の場合
は検索結果と検索個数を該当SAVE−IDへ格納して
真の跳び先BOXへ移行するとともに、「偽」の場合は
偽の跳び先BOXへ移行するためのBOXである。「音
声登録BOX」は、電話機からの音声データを指定され
た出力種別(ファイル名/SAVE−ID)に従って該
当のファイルへ保存するとともに、音声登録が正常に済
んだときの跳び先BOXと異常終了したときの跳び先B
OXを指定するBOXである。「アナウンスBOX」
は、指定された出力種別に従って該当の音声を再生する
とともに、音声を完全に再生した後の跳び先BOX、音
声再生の際に異常を検出した場合の跳び先BOX、ある
いは音声再生を中断した場合の跳び先BOXを指定する
BOXである。「EXIT BOX」は、ボックス制御
部2やCPU4の動作を終了させ、電話機をオンフック
ためのBOXである。
【0038】図3のサービス手順に対応する各BOXの
使用手順を図4に示す。また、図4の各使用手順(ステ
ップS210〜ステップS213)で使用される各BO
Xにおいて、制御パラメータの規定用に用いられる入力
指定画像の例を図5〜図14に示す。以下、これらの図
面をも参照して本実施例の動作を具体的に説明する。
【0039】システム構築に際しては、まず、電源オン
等によってサービスが開始されるようにする(ステップ
S201)。そして、着呼の検知を契機に「データ収集
BOX」を用いてログデータの取得が開始されるように
する(ステップS202)。図5は「データ収集BO
X」の入力指定画像であり、A1は「データ収集BO
X」をログデータ取得に用いる場合のファイル名等を規
定する領域、A2はシステムからの別途のリクエストを
有効にするか否か、あるいはログオンの時間に制限をつ
けるか否かなどの詳細内容を指定するためのオプション
指定領域、A3は該当する音声の再生を指定するための
音声再生指定領域、A4はログファイルの環境変数名や
取得ファイル名を指定する領域、A5はログデータの出
力先となる出力ファイルの環境変数名や出力ファイル名
を指定する領域、A6は各指定ファイルの属性を詳細に
指定するためのファイル詳細指定領域、A7は後続処理
への跳び先の指定領域である。各領域は連携しており、
共通の情報についてはいずれかの領域に入力されたとき
に該当領域に同時に入力されるようになっている。図
中、網掛け領域が情報の入力領域であり、各入力領域に
入力された情報が制御パラメータとなる。そして、この
制御パラメータが埋め込まれた「データ収集ボックス」
がログデータ収集用のオブジェクトプログラムとして機
能するようになっている。図示の例では、A1領域にロ
グデータ収集(Datacollect)を内容とするファイル「s
ampdat00.pgm」を設定するとともに、正常にログデータ
取得を完了した場合の跳び先(後続処理)として「アク
ションBOX」のファイル「smpact00.pgm」を指定す
る。
【0040】上述のようにしてログデータの取得開始機
能のための指定ないし設定が終了した後は、サービス案
内等及び電話番号入力に関するガイダンスと入力された
電話番号の桁数チェックの機能を実現するための指定等
を行う(ステップS203)。上記機能は「アクション
BOX」を用いて実現する。「アクションBOX」の入
力指定画像の例を図6に示す。ここでは、まず、入力指
定画像を通じてアクション開始(ActionStart)を内容
とするファイル「smpact00.pgm」を設定する。このファ
イルは、図5のA7の領域において、ログデータの取得
が正常終了した場合の跳び先として指定されたものであ
る。また、入力された電話番号を“S001”のSAV
E−IDに格納する。B1,B2,B3,B5,B7の
各領域は、それぞれ前述のA1,A2,A3,A5,A
7の領域と実質的に同一の内容を指定する領域であり、
アクション内容に応じて種々の条件を指定できるように
なっている。B4はユーザ入力エラーを検出する場合の
条件とエラー時の跳び先BOXを規定する領域である。
B6はDTMF(ダイヤル)入力パターンに応じた跳び
先BOX(図示の場合はファイル「smpdbs.pgm」)を指
定するものであり、「ドルマーク」は“0”〜“9”の
任意の数値である。B6の領域では、DTMF入力パタ
ーン(桁数)に応じて次の跳び先が決まる。なお、図5
のA7の領域において、正常終了後の跳び先としてこの
ファイル「smpact00.pgm」が指定されていた場合は「VO
X00100.VOX」、「VOX00222.VOX」、「VOX00400.VOX」の
ファイルが順次読み出されて再生されるようにする。こ
の場合に再生される音声内容は図3のステップS10
2,ステップS103に対応するもの(「このサービス
は・・・」,「電話番号を・・・」,「メッセージ終了
音」)である。なお、異常の場合には、B4の領域で指
定されたユーザ入力条件に従って操作のやり直し(リト
ライ)が行われる。
【0041】電話番号が入力された場合は、それが登録
された電話番号か否かを判定する機能を実現するための
指定等を行う(ステップS204,ステップS20
5)。この機能は「DB検索格納BOX」を用いて実現
する。図7は「DB検索格納BOX」の入力指定画像で
ある。まず、この入力指定画像を通じてDB検索(DB
Seach)を内容とするファイル「smpdbs00.pgm」を設定
する。このファイルは図6の「アクションBOX」の入
力指定画像において次の跳び先として指定されたもので
ある。また、C1,C2,C3,C4,C9の各領域
は、それぞれ前述のA1,A2,A3,A5,A7の領
域と実質的に同一の内容を指定する領域であり、このボ
ックスにおいて必要な条件を指定する。C5〜C8は、
DB検索条件と検索後の跳び先を指定する領域である。
なお、図中,「TEL.log」は電話番号のログファイルで
あり、S001,S002,S009,S010は、前
述のSAVE−IDである。DB検索結果が「真」であ
る場合、つまりステップS205において登録された電
話番号であることが判明した場合(ステップS205:
Yes)の跳び先には「アクションBOX」のファイル
「smpact01.pgm」を指定する。一方、DB検索結果が
「偽」である場合、つまりステップS205において登
録された電話番号でないことが判明した場合(ステップ
S205:No)の跳び先には「データ収集BOX」のフ
ァイル「smpdat02.pgm」を指定する。
【0042】入力された電話番号が登録されていない場
合は、その電話番号の登録機能を実現するための指定等
を行う(ステップS206)。この機能は「データ収集
BOX」を用いて実現する。この「データ収集BOX」
の入力指定画像の例を図8に示す。ここでは、まず、電
話番号収集(TEL.NO.collect)を内容とするファイル
「sampdat02.pgm」を設定する。このファイルは、図7
の「DB検索格納BOX」の入力指定画像において、偽
の跳び先として指定されたファイルである。また、D1
〜D7の領域は前述のA1〜A7の領域と同一であり、
ログファイルや出力ファイル、並びに必要に応じてファ
イルの詳細指定を行う。そして上記設定ないし指定が正
常終了した場合の跳び先として、「音声登録BOX」の
ファイル「smpreg00.pgm」を指定する。
【0043】次いで、郵便番号、住所、氏名の音声入力
に関するガイダンスと入力された音声の録音の機能を実
現するための指定等を行う(ステップS207)。この
機能は「音声登録BOX」を用いて実現する。図9は
「音声登録BOX」の入力指定画像である。ここでは、
まず、音声録音(Voice Rec)を内容とするファイル
「smpreg00.pgm」を設定する。このファイルは、図8の
「データ収集BOX」の入力指定画像において次の跳び
先として指定されたものである。E1,E2,E3,E
4,E7の領域は前述のA1,A2,A3,A4,A7
の領域と実質的に同一内容の領域であり、音声録音に必
要な指定、例えば「VOX00226.VOX」,「VOX00400.VOX」
のファイルによる音声メッセージ(図3のステップS1
06に対応する音声内容のメッセージ:「住所、氏名を
・・・」,「メッセージ終了音」)を再生するための指
定を行う。E5はメッセージの出力先等を指定する出力
種別領域であり、E6は最大音声登録時間の指定領域で
ある。出力種別領域E5には、例えば先に入力された電
話番号を格納したSAVE−ID(S001)を指定す
る。
【0044】電話番号の登録に関する上記処理が行われ
ると、資料請求番号入力に関するガイダンスと入力され
た資料請求番号のチェックを行う機能を実現するための
指定等を行う(ステップS208)。これらの機能は
「アクションBOX」を用いて実現する。この「アクシ
ョンBOX」の入力指定画像の例を示したのが図10で
ある。ここでは、まず、入力指定画像を通じてアクショ
ン(Action)を内容とするファイル「smpact01.pgm」を
設定する。このファイルは上記「音声登録BOX」にお
いて録音等が正常終了した場合の跳び先として指定され
たものである。入力された資料請求番号は“S002”
のSAVE−IDに格納する。F1〜F7の領域は、図
6に示した「アクションBOX」の場合と同一の内容を
指定する領域であるが、F7の領域では、DTMF入力
パターンが正常の場合(「0とドルマ−ク」(ドルマー
ク:“1”〜“9”の任意の数)の場合)と異常の場合
(「11」)とで跳び先BOX名を区別するようにして
いる。また、音声再生指定領域F3において、資料請求
コードの入力に関する音声を格納したファイル「VOX002
23.VOX」を指定し、図3のステップS108に対応する
音声メッセージ(「ご希望の資料・・・」)を再生する
ようにする。
【0045】資料請求番号に関する上記処理が終了する
と、再度ログデータを取得する機能を実現するための指
定等を行う(ステップS209)。これは、ステップS
202のログデータ収集が電話コール数を検知するもの
であるのに対し、ステップS208までの処理を要した
有効な着呼数を知る場合に必要とされる。この機能は
「データ収集BOX」を用いて実現する。図11は、こ
の場合の「データ収集BOX」の入力指定画像である。
ここでは、データ収集(datacollect)を内容とするフ
ァイル「sampdat01.pgm」を設定する。このファイル
は、図10の「アクションBOX」の入力指定画像にお
いて正常入力パターンの場合の跳び先として指定された
ファイルである。また、G1〜G7の領域は前述のA1
〜A7の領域と同一であり、ログファイルや出力ファイ
ル、並びに必要に応じてファイルの詳細指定を行う。そ
して上記設定ないし指定が正常終了した場合の跳び先と
して、「アナウンスBOX」のファイル「smpano00.pg
m」を指定する。
【0046】以上の一連の処理が正常に終了した場合
は、サービス終了のガイダンス機能を実現するための指
定等を行う(ステップS210)。この機能は「アナウ
ンスBOX」を用いて実現する。この「アナウンスBO
X」の入力指定画像の例が図12である。ここではアナ
ウンス(anounce)を内容とするファイル「smpano00.pg
m」を設定する。このファイルは、図11の「データ収
集BOX」の入力指定画像において正常終了時の跳び先
として指定されたものである。H1,H2,H3,H
4,H7の領域は前述のA1,A2,A3,A4,A7
の領域と実質的に同一内容の領域であり、アナウンスに
必要な指定、例えば「VOX00228.VOX」のファイルによる
音声メッセージ(図3のステップS110に対応する音
声内容のメッセージ:「ご利用ありがとうございまし
た」)を再生するための指定等を行う。H5は音声再生
中断時の跳び先や音声再生DTMFの指定を行う領域、
H6はメッセージの出力先等を指定する出力種別領域で
ある。出力種別領域H6には、例えば先に入力された電
話番号を格納したSAVE−ID(S001)を指定す
る。
【0047】サービス終了の場合は、その旨を表すメッ
セージを出力するとともに、回線断の制御の機能を実現
するための指定等を行う(ステップS213)。この機
能は「EXIT BOX」を用いて行う。この「EXI
T BOX」の入力指定画像の例を図13に示す。ここ
では終了(exit)を内容とするファイル「smpext00.pg
m」を設定する。このファイルは、図12の「アナウン
スBOX」の入力指定画像において正常終了時の跳び
先、音声再生中断時の跳び先として指定されたものであ
る。I1,I2,I3,I4,I6の領域は前述のA
1,A2,A3,A4,A7の領域と実質的に同一内容
の領域であり、正常終了処理に必要な指定、例えば音声
再生指定領域I3において「e02.VOX」のファイルによ
る音声メッセージ(回線を断にします等)を再生するた
めの指定等を行う。I5は回線切断時のログを格納する
ためのSAVE−ID(図示の場合は“S005”)を
指定する領域である。
【0048】一方、データ入力時の異常が発生した場合
は、データが読みとれない旨のガイダンスを実現するた
めの指定等を行う(ステップS211,ステップS21
2)。この機能も「EXIT BOX」を用いて実現す
る。図14はこの場合の「EXIT BOX」の入力指
定画像である。ここでは異常終了(iligal exit)を内
容とするファイル「smpext99.pgm」を設定する。このフ
ァイルは、図5〜図13の各BOXの入力指定画像にお
いて異常終了した場合の跳び先として指定されたもので
ある。J1〜J6の領域は図13のI1〜I6の領域と
同一内容の領域であり、異常終了処理に必要な指定、例
えば音声再生指定領域J3において「VOX00306.VOX」の
ファイルによる音声メッセージ(データが読みとれませ
ん等)を再生するための指定等を行う。J5は回線切断
時のログを格納するためのSAVE−ID(図示の場合
は“S005”)を指定する領域である。
【0049】このようにして設定ないし指定された情報
をそれぞれのファイルに順次格納し、これを図1の制御
パラメータ実体化部21に組み込む。また、回線とサー
ビスとの関連や起動時の先頭BOX等をシステム情報定
義部3に記録する。このようにすれば、図1に示したサ
ービス情報提供システムを、オンラインによる資料請求
サービスシステムとして動作させることができる。な
お、以上は、サービス情報提供システムの例であるが、
本発明は、事務処理システムのようなアプリケーション
システムについても同様に適用が可能であることは勿論
である。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、複数のオブジェクトモジュールを用意してお
き、コンピュータシステムを新規に構築するときは各オ
ブジェクトモジュールへ制御パラメータを埋め込んでオ
ブジェクトプログラムとして機能させるようにしたの
で、ソフトウエア資産が有効に活用され、コンピュータ
システムの構築を効率的に行うことができるという特有
の効果が得られる。また、制御パラメータの規定を各オ
ブジェクトモジュールに対応する入力指定画像を通じて
共通様式ないし手順により行うようにしたので、大規模
なシステムを構築する場合であっても複数の設計者によ
るスキル合わせをする必要がなくなり、汎用性も高ま
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るサービス情報提供シ
ステムの構成図。
【図2】本実施形態による制御パラメータ生成部の構成
図。
【図3】資料提供サービスの手順説明図。
【図4】資料提供サービスを実現するコンピュータシス
テムを構築する場合のオブジェクトBOXの使用手順を
示す説明図。
【図5】ログデータ収集に用いる「データ収集BOX」
の入力指定画像。
【図6】サービス案内等及び電話番号入力に関するガイ
ダンスと入力された電話番号の桁数チェックに用いる
「アクションBOX」の入力指定画像。
【図7】入力された電話番号が登録された電話番号か否
かを判定するための「DB検索格納BOX」入力指定画
像。
【図8】登録されていない電話番号の登録に用いる「デ
ータ収集BOX」の入力指定画像。
【図9】郵便番号、住所、氏名の音声入力に関するガイ
ダンスと入力された音声の録音に用いる「音声登録BO
X」の入力指定画像。
【図10】資料請求番号入力に関するガイダンスと入力
された資料請求番号のチェックに用いる「アクションB
OX」の入力指定画像。
【図11】ログデータの再収集に用いる「データ収集B
OX」の入力指定画像。
【図12】サービス終了のガイダンスを行うために用い
る「アナウンスBOX」の入力指定画像。
【図13】サービス終了の場合にその旨を表すメッセー
ジを出力するために用いる「EXIT BOX」の入力
指定画像。
【図14】データ入力時の異常が発生した場合にデータ
が読みとれない旨のガイダンスを行うために用いる「E
XIT BOX」の入力指定画像。
【符号の説明】
1 ボックス保持部 2 ボックス制御部 3 制御パラメータ管理部 4 中央処理部(CPU) 5 データ記憶部 6 表示装置 7 データ入力装置 8 通信制御部 9 制御パラメータ生成部 10 オブジェクトモジュール(BOX) 31 システム定義情報 32 モニタ情報 33 バージョン管理情報 34 スケジュール管理情報 35 機能動作定義情報 91 画像保持部 92 画像選択部 93 表示制御部 94 入力情報識別部 95 制御パラメータ実体化部 T1 有線通信機器 T2 移動型無線端末 L 公衆網
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−227357(JP,A) 国際公開95/29564(WO,A1) 諏訪裕一,緑川正弘,”双方向音声応 答機能を用いた高度INサービス実現方 法の検討”,電子情報通信学会技術研究 報告(SSE95−165),(1996/03 /14),Vol.95,No.576,pp. 19−24 小山稔,田中公紀,平松幸男,金克 能,”新ノードシステム”,NTT R &D,(1996/06/10)),Vol. 45,No.6,pp.535−542 日野浩志,西田竹志,”オブジェクト 操作による通信サービス定義環境”,N EC技報,(1995/09/11)),Vo l.48,No.8,pp.1−6 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 - 9/44 H04Q 3/545

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム実行環境及び後続処理を定め
    る制御パラメータが埋め込まれた場合にそれぞれ前記オ
    ブジェクトプログラムとして機能する複数のオブジェク
    トモジュールを形成する処理と、前記オブジェクトモジ
    ュールへの埋め込み対象となる制御パラメータをインタ
    ラクティブに生成する処理と、生成された各制御パラメ
    ータを対応するオブジェクトモジュールに埋め込み可能
    な形態で実体化する処理と、 実体化された複数の前記制御プログラムを取得してそれ
    ぞれ該当オブジェクトモジュールの該当領域に埋め込む
    処理と、をコンピュータに実行させることでコンピュー
    タシステムを構築する方法。
  2. 【請求項2】 前記制御パラメータの内容を特定するた
    めの入力指定画像を前記オブジェクトモジュールの種類
    毎に保持しておき、各入力指定画像を所定の表示装置に
    切換表示させるとともに、該表示に基づいて入力された
    前記制御パラメータの内容を特定してコンピュータ可読
    の形態で実体化する過程を含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記実体化された制御パラメータが、対
    応する前記オブジェクトモジュールと分離して存在する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 個々のオブジェクトモジュールがオブジ
    ェクト単位の処理を実行するための少なくとも1つの関
    数から成り、前記制御パラメータが当該オブジェクトモ
    ジュールにおける前記関数の実行条件及び当該関数によ
    る処理を引きがせる次の関数の指定を含む動作情報であ
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの項記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 予め用意された複数種類のオブジェクト
    モジュールの各々の所定領域に埋め込まれてプログラム
    実行環境及び後続処理を定めることにより当該オブジェ
    クトモジュールをオブジェクトプログラムとして機能さ
    せるための制御パラメータを、複数種類のオブジェクト
    モジュールの使用手順に従ってインタラクティブに生成
    するパラメータ生成手段と、このパラメータ生成手段に
    より生成された各制御パラメータをコンピュータ可読の
    形態で実体化するパラメータ実体 化手段とを備え、 更に、前記オブジェクトプログラムを切換実行する中央
    処理部と、前記制御パラメータが該当領域に埋め込まれ
    た場合にそれぞれ前記中央処理部に於いて前記オブジェ
    クトプログラムとして認識される複数種類のオブジェク
    トモジュールと、前記制御プログラムを保持する制御プ
    ログラム保持手段と、前記制御プログラム保持手段で保
    持されている制御プログラムを所定順序で読み出してそ
    れぞれ該当オブジェクトモジュールの該当箇所に埋め込
    むモジュール制御手段と、を有し、 個々のオブジェクトモジュールと実体化された前記制御
    パラメータとが分離していることを特徴とするコンピュ
    ータシステム。
  6. 【請求項6】 前記パラメータ生成手段は、前記制御パ
    ラメータの内容を特定するための入力指定画像を前記オ
    ブジェクトモジュールの種類毎に保持する画像保持手段
    と、前記画像保持手段から個々のオブジェクトモジュー
    ルに対応する入力指定画像を読み出して所定の画面上に
    切換表示させる表示手段と、各入力指定画像の表示に基
    づいて入力された情報に基づいて前記制御パラメータの
    内容を特定する手段とを含んで構成されていることを特
    徴とする請求項5記載のコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 複数のオブジェクトプログラムを切換実
    行する中央処理部と、プログラム実行環境及び後続処理
    を定める制御パラメータが該当領域に埋め込まれた場合
    にそれぞれ前記中央処理部に於いて前記オブジェクトプ
    ログラムとして認識される複数種類のオブジェクトモジ
    ュールと、前記制御プログラムを保持する制御プログラ
    ム保持手段と、前記制御プログラム保持手段で保持され
    ている制御プログラムを所定順序で読み出してそれぞれ
    該当オブジェクトモジュールの該当箇所に埋め込むモジ
    ュール制御手段と、を備え、 所定の通信機器との間の通信制御を行う通信制御手段
    と、少なくとも前記通信機器との間で行った通信制御の
    履歴を表す履歴情報及び前記通信機器への出力対象情報
    を読出自在に蓄積するデータ記憶手段とをさらに備え、
    前記通信制御手段による制御処理と、前記データ記憶手
    段への情報蓄積及びその読出処理とが、前記複数のオブ
    ジェクトプログラムのいずれかを通じて実行されるよう
    に構成され ており、 前記通信制御手段は、複数の通信回線の各々に接続され
    た通信機器との間の通信制御を個別的に行うように構成
    され、前記データ記憶手段は、少なくとも個々の通信機
    器についての前記履歴情報及び出力対象情報を読出自在
    に蓄積するように構成されていることを特徴とするコン
    ピュータシステム。
  8. 【請求項8】 前記データ記憶手段は、前記出力対象情
    報を同一内容で2系統蓄積し、一方の系統の出力対象情
    報の読み出し中に他方の系統の出力対象情報を更新し、
    更新終了を契機に、読み出すべき出力対象情報の系統を
    自動的に切り換えるように構成されていることを特徴と
    する請求項7記載のコンピュータシステム。
  9. 【請求項9】 複数のオブジェクトプログラムを切換実
    行する中央処理部と、プログラム実行環境及び後続処理
    を定める制御パラメータが該当領域に埋め込まれた場合
    にそれぞれ前記中央処理部に於いて前記オブジェクトプ
    ログラムとして認識される複数種類のオブジェクトモジ
    ュールと、前記制御プログラムを保持する制御プログラ
    ム保持手段と、前記制御プログラム保持手段で保持され
    ている制御プログラムを所定順序で読み出してそれぞれ
    該当オブジェクトモジュールの該当箇所に埋め込むモジ
    ュール制御手段と、を備え、 前記オブジェクトプログラムの実行状態を含むシステム
    動作状況及びシステム動作環境を監視するとともに異常
    発生時に異常情報を生成して所定の通信端末へ通知する
    動作監視手段とをさらに備えたコンピュータシステム。
  10. 【請求項10】 前記通信端末が公衆通信回線を介して
    接続された特定の携帯型無線端末であることを特徴とす
    る請求項記載のコンピュータシステム。
  11. 【請求項11】 前記携帯型無線端末がポケットベル端
    末であることを特徴とする請求項10記載のコンピュー
    タシステム。
  12. 【請求項12】 プログラム実行環境及び後続処理を定
    める制御パラメータが埋め込まれた場合にそれぞれ前記
    オブジェクトプログラムとして機能する複数のオブジェ
    クトモジュールを形成する処理と、前記オブジェクトモ
    ジュールへの埋め込み対象となる制御パラメータをイン
    タラクティブに生成する処理と、生成された各制御パラ
    メータを対応するオブジェクトモジュールに埋め込み可
    能な形態で実体化する処理と、をコンピュータに実行さ
    せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 複数のオブジェクトプログラムを切換
    実行して所要の処理を実現するコンピュータに於いて、
    プログラム実行環境及び後続処理を定める制御パラメー
    タが埋め込まれた場合にそれぞれ前記オブジェクトプロ
    グラムとして認識される複数のオブジェクトモジュール
    を形成する処理と、実体化された複数の前記制御プログ
    ラムを取得してそれぞれ該当オブジェクトモジュールの
    該当領域に埋め込む処理と、を前記コンピュータに実行
    させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
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小山稔,田中公紀,平松幸男,金克能,"新ノードシステム",NTT R&D,(1996/06/10)),Vol.45,No.6,pp.535−542
日野浩志,西田竹志,"オブジェクト操作による通信サービス定義環境",NEC技報,(1995/09/11)),Vol.48,No.8,pp.1−6
諏訪裕一,緑川正弘,"双方向音声応答機能を用いた高度INサービス実現方法の検討",電子情報通信学会技術研究報告(SSE95−165),(1996/03/14),Vol.95,No.576,pp.19−24

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