JP3125492U - 開閉器操作用ハンドルの引き紐の収納構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】出来るだけ簡単な構成で手間も費用もかからず、第三者に操作される恐れのない開閉器用引き紐の収納構造を提供する。
【解決手段】電柱上に設置されている開閉器の入り切りの操作を地上で行う引き紐12の把手部12aを収納する収納箱Aを設け、収納箱Aは前面に開閉扉2を設け、開閉扉2には鍵機構6を設け、収納箱Aの内部にボルト10を設け、収納箱Aの内部であってボルト10の下方に引き紐12の把手部12aの収納スペース11を設け、収納箱Aを電柱の下部の歩行者の手が届かない位置に取り付け、電柱上の収納箱Aの上方にガイドパイプを取り付け、電柱上の開閉器Aから垂下した引き紐12を、ガイドパイプ内を挿通させて収納箱A内に引き込み、収納箱A内に引き込んだ引き紐12の下端をボルト10に係止し、さらに、引き紐12の把手部12aを収納スペース11内に収納する。
【選択図】図1
【解決手段】電柱上に設置されている開閉器の入り切りの操作を地上で行う引き紐12の把手部12aを収納する収納箱Aを設け、収納箱Aは前面に開閉扉2を設け、開閉扉2には鍵機構6を設け、収納箱Aの内部にボルト10を設け、収納箱Aの内部であってボルト10の下方に引き紐12の把手部12aの収納スペース11を設け、収納箱Aを電柱の下部の歩行者の手が届かない位置に取り付け、電柱上の収納箱Aの上方にガイドパイプを取り付け、電柱上の開閉器Aから垂下した引き紐12を、ガイドパイプ内を挿通させて収納箱A内に引き込み、収納箱A内に引き込んだ引き紐12の下端をボルト10に係止し、さらに、引き紐12の把手部12aを収納スペース11内に収納する。
【選択図】図1
Description
この考案は、架空線配電線路を張架している電柱上に設置されている開閉器において、当該開閉器の開閉操作用のハンドルの両端に取り付けて垂下させ、地上で当該開閉器の入り切りの操作を行う引き紐の下端部を、当該電柱の下部に取り付けて収納する開閉器操作用ハンドルの引き紐の収納構造に関するものである。
従来、電柱を利用して架空線配電線路を張架しており、この様な電柱の上部には開閉器を設置している。そして、当該開閉器を操作するためには、電柱を登って直接開閉器の操作用ハンドルを回して入り切りの操作を行っていた。しかし、地上から電柱上の開閉器を操作することができたならば、作業効率は著しく向上し、作業者の労力も省ける。
そこで、上記操作用ハンドルの両端に各引き紐の一端を夫々取り付け、これらの各引き紐の他端を下方へ垂下させ、地上でこれらの引き紐を引っ張って電柱の開閉器の開閉操作を行っている。そして、これらの引き紐の下端は、通常は地上からかなり離れた位置にある電柱の金具等に巻きつけて固定しており、この場合、引き紐を巻きつけて固定したものが風雨で解けたり、周りの機材に絡まったりしていて使用するときに支障があった。
この様に地上から電柱上の開閉器の操作を行う装置として、電柱の下方に開閉器操作箱を備え、この操作箱の上部には、操作紐のガイドが二本設けられ、内部には水平方向に配置された軸に、回転自在に取り付けられたローラーが設けられ、上記開閉器を操作するための操作紐が、上記操作箱のガイドを介して当該操作箱に導入され、上記ローラーを介して操作紐を手前の水平方向に引くことによって、上記開閉器の開閉を行うというものがある。
実開平5−43445号公報
しかしながら、この様な電柱に取り付けた開閉器操作装置では、操作箱内に水平に軸を設け、この軸に二つのローラーを設け、これらのローラーを介して操作紐を引っ張るなど、この収納箱内に機械的な構成が設けられており、このような構成を設けるには手間と費用がかかる。
そこで、この考案は、出来るだけ簡単な構成で手間も費用もかからず、かつ第三者に操作される恐れのない開閉器操作用ハンドルの引き紐の収納構造を提供するものである。
請求項1の考案は、架空線配電線路を張架している電柱上に設置されている開閉器の入り切りの操作を、地上で行う引き紐を当該開閉器の操作用ハンドルに取り付けて垂下させ、当該引き紐の下端部を当該電柱の下部で係止する構造において、当該引き紐の下端部を収納する収納箱を設け、当該収納箱は前面に開閉扉を設け、当該開閉扉には鍵機構を設け、当該収納箱の内部に係止体を設け、当該収納箱の内部であって当該係止体の下方に上記引き紐の下端部の収納スペースを設け、当該収納箱を上記電柱の下部であって、歩行者の手が届かない位置に取り付ける。
当該電柱上の当該収納箱の上方に一定長のガイドパイプを縦方向に取り付け、上記電柱上の開閉器から垂下した引き紐を、当該ガイドパイプ内を挿通させて上記収納箱内に引き込み、当該収納箱内に引き込んだ引き紐の下端を上記係止体に係止し、さらに、当該引き紐の下端を上記収納スペース内に収納する開閉器操作用ハンドルの引き紐の収納構造とした。
請求項2の考案は、上記開閉扉の鍵機構の鍵は開閉扉が開くと鍵穴から抜けず、開閉扉が閉まると鍵穴から抜けるインターロック機構を有する上記請求項1に記載の開閉器操作用ハンドルの引き紐の収納構造とした。
請求項3の考案は、上記ガイドパイプは上下2箇所で装柱バンドによって取り付ける上記請求項1又は2の何れかに記載の開閉器操作用ハンドルの引き紐の収納構造とした。
請求項4の考案は、上記収納箱の底面には貫通孔を設けた上記請求項1、2、又は3の何れかに記載の開閉器操作用ハンドルの引き紐の収納構造とした。また、請求項5の考案は、上記係止体はボルト頭を設けた突棒である上記請求項1、2、3、又は4の何れかに記載の開閉器操作用ハンドルの引き紐の収納構造とした。
請求項1の考案によれば、収納箱の内部に係止体と引き紐の下端部の収納スペースを設け、電柱上の開閉器から垂らされた引き紐を当該収納箱内の係止体に係止し、収納スペース内に収納するようにしたので、引き紐の取り付け収納、及び取り出しを簡単に、短時間で行うことが出来、作業効率が良い。また、ありふれた、目立たない収納箱を使用して、引き紐をコンパクトに収納出来、収納箱の開閉扉に鍵機構を設け、かつガイドパイプとの併用により、第三者に操作される恐れはない。また、ガイドパイプの中を通して引き紐を垂下させているため、当該引き紐が風雨で絡まることもない。さらに、収納箱やガイドパイプの構成が簡単なため、低コストで製品化することが出来、採用し易いものである。
請求項2の考案によれば、上記開閉扉の鍵機構の鍵は開閉扉が開くと鍵穴から抜けず、開閉扉が閉まると鍵穴から抜けるインターロック機構を有するので、当該鍵を紛失することがなく、作業者が安心して作業を行うことが出来、作業性の向上にもつながる。
請求項3の考案によれば、上記ガイドパイプは市販の装柱バンドによって取り付けることとしたので、ガイドパイプ取り付けのための特別な用具が要らず、コスト削減にも通じ、この考案の取り付け構造を採用し易くするものである。
また、請求項4の考案によれば、上記収納箱の底面には貫通孔を設け、当該収納箱内に浸水しても溜まらないようにしたので、当該収納箱内に湿気がたまらず、微生物の繁殖などを防ぐことが出来、湿気による侵食や腐食を防ぎ、当該収納箱の長期間に亘る使用を可能にするものである。さらに、請求項5の考案によれば、上記係止体はボルト頭を設けた突棒としたので、引き紐を係止し易く、また、一旦係止した後は、無闇に解けにくいものである。
架空線配電線路を張架している電柱上に設置されている開閉器の入り切りの操作を地上で行う引き紐を、当該開閉器の操作用ハンドルに取り付けて垂下させ、当該引き紐の下端部を当該電柱の下部で係止する構造において、当該引き紐の下端部を収納する直方体形状の収納箱を設け、当該収納箱は前面に開閉扉を設け、当該開閉扉には鍵機構を設け、当該収納箱の内部に係止体を設け、当該収納箱の内部であって当該係止体の下方に上記引き紐の下端部の収納スペースを設け、当該収納箱を上記電柱の下部であって、歩行者の手が届かない位置に取り付ける。
当該電柱上の当該収納箱の上方に一定長のガイドパイプを縦方向に取り付け、上記電柱上の開閉器から垂下した引き紐を、当該ガイドパイプ内を挿通させて上記収納箱内に引き込み、当該収納箱内に引き込んだ引き紐の下端を上記係止体に係止し、さらに、当該引き紐の下端を上記収納スペース内に収納する。
これらにより、引き紐の取り付け収納、及び取り出しを簡単に、短時間で行うことが出来、作業効率が良いものである。
以下、この考案の実施例を図に基づいて説明する。
図1は、この考案の実施例の収納箱の中に、開閉器の操作用ハンドルの両端から垂下された引き紐を取り込み、ボルトに巻きまわした後、縛り付けて、引き紐の把手部を収納スペースの中に入れた状態の斜視図であり、図2は、同収納箱の正面図であり、図3は、同収納箱の側面図であり、図4は、同収納箱の平面図であり、図5は、同収納箱の底面図であり、図6は、同収納箱の表面に設けた鍵穴の正面図であり、図7は、同収納箱の鍵穴とこの鍵穴の表面に設けたカバーを180度ずらした状態の正面図である。
図1は、この考案の実施例の収納箱の中に、開閉器の操作用ハンドルの両端から垂下された引き紐を取り込み、ボルトに巻きまわした後、縛り付けて、引き紐の把手部を収納スペースの中に入れた状態の斜視図であり、図2は、同収納箱の正面図であり、図3は、同収納箱の側面図であり、図4は、同収納箱の平面図であり、図5は、同収納箱の底面図であり、図6は、同収納箱の表面に設けた鍵穴の正面図であり、図7は、同収納箱の鍵穴とこの鍵穴の表面に設けたカバーを180度ずらした状態の正面図である。
この考案の実施例の収納箱Aは、これらの図に示すように、扁平な直方体を立設し、この直方体は本体1と本体1の前面に設けた開閉扉2とから成り、当該開閉扉2は右側の上下二個所に設けられた蝶番3によって、本体1に対して開閉自在となっている。開閉扉2の正面の上部左側よりには円形状の枠の中に鍵穴4を設けており、この鍵穴4は略環状に並んだ7個の小穴4aからなる。この鍵穴4の表面には、雨水が浸入しない様に、上記円形状の枠と同大の、スライド自在な回転式のカバー5が設けられている。
さらに、図1及び図4に示すように、この収納箱Aの上面の略中央部から右側よりの位置、すなわち、本体1と開閉扉2の各上面の相対向する各端縁が当接する位置に、上記引き紐12を内側に引き込むための引き込み口14を設け、さらに、図5に示すように、収納箱Aの底面、すなわち、本体1及び開閉扉2の底面に並列した複数個の排水用の貫通孔15を夫々設けている。また、この収納箱Aの本体1の背面には、図3及び図4に示すように、平面略チャネル形状で両側に挟まれた部分が内側方向に湾曲した電柱Bへの当接部16を夫々設けており、この当接部16の両側の上下には貫通孔16aを夫々有している。
図8は、この考案の実施例の収納箱Aの開閉扉2を開けた状態の正面図であり、図9は、同収納箱Aの側面断面図であり、図10は、同収納箱Aの鍵機構6の側面図である。
上記開閉扉2の鍵穴4の裏側、すなわち、これらの図に示すように、鍵穴4の収納箱Aの内側の位置には、鍵機構6を設けており、この鍵機構6は、大小のナット7、開閉扉2を本体1に係止する回転自在な係止片8、パッキン6aなどから成り、この鍵機構6の中央には、上記ナット7や係止片8を貫通して、水平方向に移動自在であって、通常は本体側に付勢されているハンドルインターロックピン9が挿通されており、これにより、インターロック機構を設けている。
上記開閉扉2の鍵穴4の裏側、すなわち、これらの図に示すように、鍵穴4の収納箱Aの内側の位置には、鍵機構6を設けており、この鍵機構6は、大小のナット7、開閉扉2を本体1に係止する回転自在な係止片8、パッキン6aなどから成り、この鍵機構6の中央には、上記ナット7や係止片8を貫通して、水平方向に移動自在であって、通常は本体側に付勢されているハンドルインターロックピン9が挿通されており、これにより、インターロック機構を設けている。
上記インターロック機構は、開閉扉2が閉じられて施錠された状態で、鍵穴4に、後述するハンドル型の鍵を差し込んで施錠を解き、収納箱Aの開閉扉2が開かれると、開閉扉2が閉じられた状態で開閉扉2側に移動していた上記ハンドルインターロックピン9の動きが開放されて本体1側に戻り、ハンドル型の鍵は把持されて当該鍵穴4内から外れない構成になっている。逆に、収納箱Aの開閉扉2を閉めてハンドル型の鍵を回して施錠した場合、上記ハンドルインターロックピン9の一端部が収納箱Aの本体1の内面に当接して押されて移動し、当該ハンドルインターロックピン9を開閉扉2の鍵穴4の方向へ移動させて、この鍵穴4内に差し込まれていたハンドル型の鍵の挿入部(ピン)を押圧し、当該挿入部の把持を解除して当該鍵穴4内を後退させるようになっている。
また、図8に示すように、この収納箱Aの本体1の内面のやや上方右側よりの位置に、後述する引き紐を括りつけるボルト10を水平方向に突出させ、このボルト10の下方には平面四角形状の枡型の枠体を突出させて、後述する引き紐12の把手部12aの収納スペース11を設けている。
この収納スペース11の底面は、一部に、傾斜底面を有し、他は開口している。また、本体1の底面及び天井面の対向する位置に夫々受け舌片21を設けており、これらの各受け舌片21により、開閉扉2を本体1に閉じた際、確実に閉じられるように、また、一旦閉じた後は不用意に開放しないようになっている。さらに、本体1の左側の内側面の上部に、上記回転自在な係止片8を係止する、平面鈎型の被係止片13を突出させて設けている。
図11は、この考案の実施例の収納箱Aのハンドル型の鍵17の側面図である。
この収納箱Aの鍵機構6を開閉する鍵17は、この図に示すように、略T字型のハンドル型であって、T字型の垂直部の基部には端面円形状であってその内側には上記鍵穴4の7個の小穴4aのうちの何れか3個の小穴4aの配置に合致したピン(図示省略)を設けた被冠部17aを設けている。鍵機構6の開閉の際には、この被冠部17aを鍵穴4に被せて各ピンを鍵穴4の中に挿入し合致すると、鍵機構6が開き、鍵17を回転させると上記係止片8が回転して被係止片13から外れて、開閉扉2を引っ張ると本体1から開く。
この収納箱Aの鍵機構6を開閉する鍵17は、この図に示すように、略T字型のハンドル型であって、T字型の垂直部の基部には端面円形状であってその内側には上記鍵穴4の7個の小穴4aのうちの何れか3個の小穴4aの配置に合致したピン(図示省略)を設けた被冠部17aを設けている。鍵機構6の開閉の際には、この被冠部17aを鍵穴4に被せて各ピンを鍵穴4の中に挿入し合致すると、鍵機構6が開き、鍵17を回転させると上記係止片8が回転して被係止片13から外れて、開閉扉2を引っ張ると本体1から開く。
図12は、この考案の実施例のガイドパイプ18の一部省略正面図であり、図13は、同ガイドパイプ18の側面図である。
また、これらの図に示すように、別途設けられたガイドパイプ18は、円筒状の本体18aとこの本体18aを両端付近で支持する二つの支持脚18bからなる。本体18aは約1mの長さを有し、両端の開口部の内側の端縁は、後述する開閉器の操作用ハンドルの引き紐12がこのガイドパイプ18の内側に挿通されるために、当該引き紐12を傷めないようにアールが取られている(図示省略)。上記支持脚18bは、約10cmの高さを夫々有し、各支持脚18bの下端部を一定長、一方に略直角に曲げて屈曲片18cとしている。
また、これらの図に示すように、別途設けられたガイドパイプ18は、円筒状の本体18aとこの本体18aを両端付近で支持する二つの支持脚18bからなる。本体18aは約1mの長さを有し、両端の開口部の内側の端縁は、後述する開閉器の操作用ハンドルの引き紐12がこのガイドパイプ18の内側に挿通されるために、当該引き紐12を傷めないようにアールが取られている(図示省略)。上記支持脚18bは、約10cmの高さを夫々有し、各支持脚18bの下端部を一定長、一方に略直角に曲げて屈曲片18cとしている。
次に、この収納箱A及びガイドパイプ18を使用して、電柱Bの上部に設置されている開閉器(図示省略)の操作用ハンドル(図示省略)の両端から垂下された引き紐12を電柱Bの下部に取り付け収納する。
図14は、この考案の実施例の収納箱A及びガイドパイプ18を電柱Bに取り付け、開閉器から垂下された引き紐12をガイドパイプ18の中を通して、収納箱A内に引き込み収納した状態の正面図であり、図15は、その側面図である。
図14は、この考案の実施例の収納箱A及びガイドパイプ18を電柱Bに取り付け、開閉器から垂下された引き紐12をガイドパイプ18の中を通して、収納箱A内に引き込み収納した状態の正面図であり、図15は、その側面図である。
これらの図に示すように、収納箱Aを立設させ、歩行者等のおよそ手が届かない、電柱Bの地上から約2.5mの位置に、当該収納箱Aの背面の湾曲した当接部16を電柱Bに当て、各当接部16の両側上下の貫通孔16a内に二つのステンレス自在バンド19を夫々通して、電柱Bに巻きまわして固定し取り付ける。
その後、この収納箱Aから真上の若干離れた位置に、上記ガイドパイプ18をこの電柱Bの側面に沿って、上記二つの支持脚18bにより夫々当接する。そして、これらの支持脚18bの各屈曲片18cを市販の装柱バンド20に予め設けられた複数の貫通孔の一つに夫々嵌め入れて、これらの各屈曲片18cを装柱バンド20を介して電柱Bに夫々当接させ、当該装柱バンド20をボルト(図示省略)で強く締め付けて当該ガイドパイプ18を当該電柱Bに立設して取り付ける。
そして、図14及び図15に示すように、電柱Bの上部の開閉器の操作用ハンドルから垂下された2条の引き紐12の下端を上記ガイドパイプ18の上部の開口部から内側に導き入れ、下部の開口部から出して、さらに、図1に示すように、収納箱Aの開閉扉2を開けて、当該引き紐12を当該収納箱Aの上面の本体側の引き込み口14を通して当該収納箱Aの内側に引き込み、2条の引き紐12をボルト10の周りに巻きまわして縛って固定し、当該各引き紐12の把手部12aを当該収納箱A内の収納スペース11の中に入れて収納する。さらに、当該収納箱Aの開閉扉2を閉めて、ハンドル型の鍵17を回して施錠し、当該鍵17を鍵穴4から抜く。
その後、上記電柱B上の開閉器の開閉が必要になった時には、ハンドル型の鍵17を使って収納箱Aの開閉扉2を開き、2条の引き紐12の縛りを解き、当該引き紐12をフリーの状態にし、地上において、上記ガイドパイプ18を通して引き紐12のどちらかの把手部12aを引いて上記開閉器を開閉する。
なお、上記実施例においては、収納箱Aに、略環状に並んだ7個の小穴4aからなる鍵穴4とハンドル型の鍵17を採用しているが、鍵穴4や鍵17はこれらの構成に限るものではなく、当該収納箱Aを安全に保ち、かつ確実に開閉できるものであれば良い。また、鍵機構6に用いているインターロック機構は、既存の構成のものを使用しており、この考案の必須要件ではない。
また、開閉器のハンドルから垂らす引き紐12の下端には把手部12aを設けているが、この把手部12aは、必ずしも必要とするものではない。さらに、ガイドパイプ18として、また、このガイドパイプ18を電柱Bに取り付ける方法として具体的に述べているが、ガイドパイプ18の構成、及び取り付け方としては、必ずしも、これらに限るものではなく、内部に引き紐12を挿通出来、不都合無く、電柱Bに取り付けられるものであれば、どの様な構成でも良い。また、上記実施例では、引き紐12を係止する係止体としてボルト10を使用しているが。係止体としては適宜のもので良い。
A 収納箱 B 電柱
1 本体 2 開閉扉
4 鍵穴 9 ハンドルインターロックピン
10 ボルト 11 収納スペース
12 引き紐 15 貫通孔
17 鍵 18 ガイドパイプ
20 装柱バンド
1 本体 2 開閉扉
4 鍵穴 9 ハンドルインターロックピン
10 ボルト 11 収納スペース
12 引き紐 15 貫通孔
17 鍵 18 ガイドパイプ
20 装柱バンド
Claims (5)
- 架空線配電線路を張架している電柱上に設置されている開閉器の入り切りの操作を地上で行う引き紐を、当該開閉器の操作用ハンドルに取り付けて垂下させ、当該引き紐の下端部を当該電柱の下部で係止する構造において、
当該引き紐の下端部を収納する収納箱を設け、当該収納箱は前面に開閉扉を設け、当該開閉扉には鍵機構を設け、当該収納箱の内部に係止体を設け、当該収納箱の内部であって当該係止体の下方に上記引き紐の下端部の収納スペースを設け、当該収納箱を上記電柱の下部であって、歩行者の手が届かない位置に取り付け、
当該電柱上の当該収納箱の上方に一定長のガイドパイプを縦方向に取り付け、上記電柱上の開閉器から垂下した引き紐を、当該ガイドパイプ内を挿通させて上記収納箱内に引き込み、当該収納箱内に引き込んだ引き紐の下端を上記係止体に係止し、さらに、当該引き紐の下端を上記収納スペース内に収納することを特徴とする、開閉器操作用ハンドルの引き紐の収納構造。 - 上記開閉扉の鍵機構の鍵は開閉扉が開くと鍵穴から抜けず、開閉扉が閉まると鍵穴から抜けるインターロック機構を有することを特徴とする、上記請求項1に記載の開閉器操作用ハンドルの引き紐の収納構造。
- 上記ガイドパイプは上下2箇所で装柱バンドによって取り付けることを特徴とする、上記請求項1又は2の何れかに記載の開閉器操作用ハンドルの引き紐の収納構造。
- 上記収納箱の底面には貫通孔を設けたことを特徴とする、上記請求項1、2、又は3の何れかに記載の開閉器操作用ハンドルの引き紐の収納構造。
- 上記係止体はボルト頭を設けた突棒であることを特徴とする、上記請求項1、2、3、又は4の何れかに記載の開閉器操作用ハンドルの引き紐の収納構造。
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