JP3125039U - モップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水を吸込んだモップの切り作業を楽に行うことができるモップ装置を提供する。
【解決手段】清掃部3と、握り棒2と、握り棒に遊嵌している内スリーブ41及び該内スリーブの下端部に形成された内歯歯車を備えた受け座と、受け座に遊嵌し、第1の中心歯車が形成された第1のカム対偶5と、第1のカム対偶に遊嵌していて第1のカム対偶の長手沿いに摺動すると第1のカム対偶を回転駆動させるスリーブ状第2のカム対偶9と、握り棒に外嵌され、受け座が選択的に握り棒に対して回転をしないように係止することができる定位部材8と、清掃部の上部が固定された歯車セット61を有する連動手段6と、からなり、該内歯歯車が内歯太陽歯車、該第1の中心歯車が外歯太陽歯車として、歯車セットと併せて遊星歯車機構を構成し、水切りをしたいときは定位部材が受け座を回転不能に係止すると、該遊星歯車機構が第1のカム対偶の回転に伴って受け座に対して回転する。
【選択図】図2

Description

本考案は、床面などの清掃用モップ装置に関し、特に、ヘッド部の水を吸い込んだ繊維のモップを手を濡らさずに水気を絞り取ることができるモップ装置に関する。
従来、多数布条繊維をゆるく束ねたモップであるヘッド部を水に浸し、水を吸ったヘッド部を手を濡らさずに堅絞りし、床の塵などの汚れを拭取るモップ装置として、例えば図11、図12に示す脱水機能付きモップ装置100がある。(特許文献1参照)
モップ装置100は、図示の如く、細長な握り棒120の長手沿い上端部に握り部110を一体に固定し、下端部に第1の連結部材150が固定され、第1の連結部材150にヘッド部160が取り巻くと共にその下部を連結してなる。外周面に複数のカム突起141、141、・・・が螺旋状配置に突設されたカム筒140が握り棒120に遊嵌され、カム筒140の下端部に第2の連結部材170が設けられ、ヘッド部160の上部が第2の連結部材170に固定されている。滑り管130はカム筒140に遊動可能に外嵌され、その内周面にカム突起141、141、・・・が滑り自在に嵌まる螺旋状カム溝131が形成されている。
使用時、片手で握り部110を握り、他方の手で常時自重でカム筒140の下部に落ちている滑り管130を長手方向に沿って引き上げて、カム突起141、141、・・・をカム溝131沿いに滑り移動させ、カム筒140を長棒120周りに回転させる。したがって、ヘッド部160は上部を下部に対して捩ることにより吸取った水を切ることができる。
台湾実用新案M284353号公報
しかしながら、上記モップ装置100によれば手を濡らさずにヘッド部の水を絞り取る作業を行うことができるが、握り部110をしっかり握り、且つ滑り管130を力強く引き上げるために力を入れなければならず、作業者が疲れ易く、清掃作業を効率的に行えない。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、水を吸込んだモップの切り作業を楽に行うことができるモップ装置を提供することを目的とする。
本考案のモップ装置は、繊維性モップで構成されて吸水性を有する清掃部と、棒状に延伸して長手方向の下端部に清掃部の下部が固定されている握り棒と、握り棒に外周から入れ子状に遊嵌している内スリーブ及び該内スリーブの下端部に所定間隔をおいて外周を囲むように形成された内歯歯車を備えた受け座と、スリーブ状をして受け座に外から入れ子状に遊嵌し、その下端部に第1の中心歯車が形成されている第1のカム対偶と、第1のカム対偶に外から入れ子状に遊嵌していて第1のカム対偶の前記長手沿いに摺動すると第1のカム対偶を回転駆動させるスリーブ状の第2のカム対偶と、握り棒に外嵌され、受け座が選択的に握り棒に対して回転をしないように係止することができる定位部材と、その上端部に清掃部の上部が固定されている歯車セットを有している連動手段と、からなり、該内歯歯車が内歯太陽歯車、該第1の中心歯車が外歯太陽歯車として、歯車セットと併せて遊星歯車機構を構成し、水切りをしたいときは定位部材が受け座を回転不能に係止すると、該遊星歯車機構が前記第1のカム対偶の回転に伴って前記受け座に対して回転するモップ装置を提供することができる。
また、前記受け座は内スリーブの下端から径方向の外側へ円板状つばが張出され、円板状つばの周縁に環状フェンスが上方に立ち上がり設けられ、歯車セットが、内スリーブを中心として円板状つばとフェンスとからなる空間内に収容され、内歯歯車は環状フェンスの内周面に形成されているように構成することが好ましい。
また、前記歯車セットは、浅い皿状の第1の歯車座と、第1の歯車座の下方に配置されている第2の歯車座と、該第2の歯車座の下側に枢設されて第1のカム対偶の第1の中心歯車と受け座の内歯歯車間に介在し、且つ両方と噛み合う少なくとも一つの第1の遊星歯車と、第2の歯車座と一体且つ該第2の歯車座の上側の中央部に形成されている第2の中心歯車と、該第1の歯車座の下側に枢設されて前記第2の歯車座の第2の中心歯車及び受け座の内歯歯車間に介在し、かつ両方と噛み合う少なくとも一つの第2の遊星歯車とにより構成することもできる。
上記モップ装置において、受け座の第1のカム対偶の上端より伸出している上端外周部に輪歯車をした第1の制限部が形成され、第1のカム対偶の上端外周部につめ歯車が形成された第1の歯止部が形成され、定位部材はその中空内腔が上、中、下段に分けられ、該上段は小径部を有し前記握り棒にスプラインと溝の嵌合などの形で回転不能に構成されており、該下段は大径部で受け座及び第1のカム対偶の上端部が挿入できるように下方に開口し、更に該中段の内表面には第1の制限部と噛み合って受け座を回転不能に係止する内歯歯車状をした第2の制限部が形成されており、そして該下段には第1の歯止部に対応していて第1のカム対偶を通常所定方向に回転させるように構成される第2の歯止部が設けられていることが好ましい。
上記モップ装置において、握り棒には定位部材が摺動できる案内部が設けられ、該案内部は円形以外の断面形状をし、定位部材の上段には案内部の断面形状に対応する断面形状をして上端に開口が形成されていることが好ましい。
上記構成によって、本考案のモップ装置は、水を含んだ掃除部の水切り作業を楽に行うことができるモップ装置を提供することを目的とする。
本考案のモップ装置の第1の及び第2の実施形態について、図示を参照に次のように説明する。
まず図1と図2を用いて、本考案のモップ装置の第1の実施形態の構成について説明する。図1は本考案のモップ装置の第1の実施形態の分解立体図で、図2はそのモップ装置の局部縦断側面図である。
図示のように、モップ装置は清掃部3と、握り棒2と、固定手段7と、受け座4と、第1のカム対偶5と、第2のカム対偶9と、定位部材8と、連動手段6と、から構成されている。
握り棒2と掃除部3と固定手段7がモップの本体を構成し、受け座4と、第1のカム対偶5と、第2のカム対偶9と、定位部材8と、連動手段6とが水絞り手段として構成する。
握り棒2は、棒状に延伸して本考案のモップ装置の中心となる部材で、その上端部22に握り70が固定されている。また固定手段7の第2の固定部72、73は握り棒2の下端部21に固定され、掃除部3の下端32は第2の固定部72、73により挟まれることで握り棒2に固定されている。また、握り棒2の上端に近い位置の表面には環状の凹部24が環設されており、凹部24以下の部分は定位部材8が摺動できる案内部23となる。ちなみに、案内部23は円形以外の断面をしている。
掃除部3は、通常木綿や不織布などの繊維材料からなり、この実施形態では複数の木綿糸が撚りで構成された複数のモップ糸を束ねてなったものを使用する。
受け座4は、握り棒2に入れ子状に遊嵌されている内スリーブ41と、内スリーブ41の下端から径方向の外側へ張出された円板状つば421と、円板状つば421の周縁上方へ立ち上がり設けられている環状フェンス422とからなったものである。また、内スリーブ41の上端外周面には第1の制限部43としてのスプラインが形成され、内スリーブ41を中心として円板状つば421とフェンス422とからなる空間内に連動手段6が収容されている。更に、環状フェンス422の内周面には内歯歯車622が形成されている。
第1のカム対偶5は、受け座4上に可動的に入れ子状に嵌められているスリーブ状の外スリーブ51が本体として、その表面には互いに平行して螺旋状延伸の一対のカム溝53、53と、その上端にはつめ歯車を環設させてなる第1の歯止部54及び環状の輪溝541と、その下端には第1の中心歯車621が形成されている。この外スリーブ51の長さは内スリーブ41の長さに対応して、その下端にある第1の中心歯車621が受け座4の円板状つば421に当接し、その上端にある第1の歯止部54は受け座4の第1の制限部43のすぐ下に階段状になり、そして外スリーブ51は内スリーブ41対して摺動不能に構成されている。
第2のカム対偶9は、外スリーブ51上に入れ子状に嵌められていてその内周面に突設されている一対のカム突起91、91がカム溝53、53に嵌め込んでおり、第1のカム対偶5に対する前記長手方向上の摺動が第1のカム対偶5を回転駆動させることができる。
定位部材8についての説明は、更に図3と図4をも参照して行う。図3は図1中、要部の定位部材近傍、握り棒2及び受け座4、第1のカム対偶5との関係を拡大して示す図である。図4は図2におけるIV−IV線に沿った横断面図、第2の歯止部の構成を示す図である。
定位部材8は、小径部と大径部を有している両方開口の中空スリーブ体で、握り棒2により挿通され受け座4より上方の位置に取付けられており、その中空内腔が上、中、下段に分けられることができる。その上段は、小径部で案内部23の断面に対応する円形でない断面をした開口811が形成されているので、握り棒2に対して回転不能になっているが、前記長手方向に沿った摺動は可能である。更に、開口811の内表面には、固定突起84が突設されており、この固定突起84が握り棒2の表面にある凹部24と係合すれば、定位部材8の前記摺動をも制止することができる。その下段は、大径部で内スリーブ41及び外スリーブ51の上端はこの大径部の開口に挿入することができる。また、前記中段の内表面には、第1の制限部43のスプラインと噛み合うことで内スリーブ41の回転を不能に係合する内歯歯車状をした第2の制限部82が形成されており、そして前記下段、即ち第2の制限部82のすぐ下には第1の歯止部54に対応していて外スリーブ51を前記所定方向の反対方向に回転させるように構成される第2の歯止部83が設けられている。定位部材8の中、下段の第2の制限部82及び第2の歯止部83は、第1の制限部43及び第1の歯止部54に対応して、階段状に配置構成されている。
定位部材8の下段に設けられた第2の歯止部83は、図3に示すように、定位部材8の表面に形成されている開口830と、その開口830に枢設されているラチェット831と、その両端がそれぞれラチェット831の一端の内表面と定位部材8の内表面に当接して付勢力を与えているばね手段832とを有している。開口830は、定位部材8の表面を貫通するように開けられており、開口830に枢設されているラチェット831の一端(一部分)はばね手段832の付勢力の作用によって定位部材8の外表面に突出し、他端はそれに従って開口830の内側に突入している。ラチェット831の他端には第1の歯止部54のつめ歯車と噛み合って外スリーブ51を前記所定方向の反対方向に回転させる直歯833と、係止突起834が突設されている。直歯833によって、ラチェット831は常時に第1の歯止部54の前記つめ歯車と噛み合って外スリーブ51の前記所定方向の反対方向への回転を制止し、そしてラチェット831の突出している一端が押されるとばね手段831が圧縮され、ラチェット831の直歯832が形成されている他端は引き上げられて第1の歯止部54のつめ歯車との噛み合いは解除される。また、係止突起834によって、ラチェット831の直歯832が前記輪歯車と噛み合う時に係止突起834も第1の歯止部54の下にある輪溝541に嵌め込んで外スリーブ51の定位部材8に対し前記長手方向における移動を制止することができる。
定位部材8は、この構成によって、内スリーブ41の第1の制限部43及び外スリーブ51の第1の歯止部54が定位部材8に挿入してそれぞれの第2の制限部82及び第2の歯止部83と噛み合うと、外スリーブ51の定位部材8及び握り棒2に対して回転不能に係合され、そして内スリーブ41も外スリーブ51に対し長手方向での摺動が不能になっているので、定位部材8に対して移動不能になり、そして、外スリーブ51の定位部材8に対する回転は第1の歯止部54及び第2の歯止部83の噛み合いによって制止され、第2のカム対偶9が前記長手方向に沿って下方から上方へ摺動する時に作動される所定の回転方向のみが可能である。
連動手段6についての説明は、図1、図2及び図5を併せて参照して行う。図5は図2におけるV−V線に沿った横断面図である。
図1に示すように、連動手段6は浅い皿状の第1の歯車座611と、第2の歯車座612、第1の遊星歯車613と、第2の遊星歯車614と、第2の中心歯車615とからなる歯車セット61により構成されている。また、歯車セット61全体は外スリーブ51と内歯歯車622の間に配置されてギアケース(収容空間)42内に収容されている。その構成を図2を参照して更に詳しく説明すると、第1の、第2の歯車座611、612の中心部には外スリーブ51に対応しそれを経由して外スリーブ51により挿通されることが出来る開口が形成されている。第2の歯車座612は遊星キャリアとして三つの第1の遊星歯車613、613、613をその下側で枢設し、第1の歯車座611も遊星キャリアとして三つの第2の遊星歯車614、614、614をその下側で枢設し、第2の中心歯車615は第2の歯車座612の上側に、且つ第2の歯車座612の中心部にある開口の周縁に沿って形成されている。第1の歯車座611及び第2の歯車座612の中心部にある開口は外スリーブ51により回転できるように挿通され、外スリーブ51の下端に形成されている第1の中心歯車621は外歯太陽歯車として三つ第1の遊星歯車613、613、613と噛み合い、三つ第1の遊星歯車613、613、613は更に内歯太陽歯車としての内歯歯車622と噛み合っている。更に、第2の中心歯車615は外歯太陽歯車として第1の歯車座611に枢設されている三つの第2の遊星歯車614、614、614と噛み合い、また三つ第2の遊星歯車614、614、614も内歯太陽歯車としての内歯歯車622と噛み合っている。即ち、第1の歯車座611と、第2の歯車座612、第1の遊星歯車613と、第2の遊星歯車614と、第2の中心歯車615とからなる歯車セット61に内歯歯車622及び第1の中心歯車621を加えると、二重の遊星歯車機構となる。
ちなみに、第1の固定部71も外スリーブ51により回転できるように挿通され、第1の歯車座611より上の位置で第1の歯車座611と共に掃除部3の上端31を挟んで固定する。
ここで、図5を用いて二重の遊星歯車機構の外歯太陽歯車としての第1の中心歯車621、遊星キャリアとしての第2の歯車座612、第1の遊星歯車613、そして内歯太陽歯車としての内歯歯車622からなる遊星歯車機構の作動関係について詳しく説明する。
上記のように、第2のカム対偶9が前記長手方向に沿って下方から上方へ摺動すると、外スリーブ51は所定方向に回転する。外スリーブ51が回転すると第1の中心歯車621も同じく所定方向に回転する。三つの第1の遊星歯車613、613、613は第1の中心歯車621の回転に連動して前記所定方向の逆方向に回転し、そしてもし内歯歯車622は上記のように第1の制限部43と第2の制限部82の噛み合いによって回転できないようにされると、三つの第1の遊星歯車613、613、613は第1の中心歯車621を中心として公転運動して遊星キャリアとしての第2の歯車座612を回転させる。
この構成によって、作業者による第1の中心歯車621からの入力トルクは連動手段6の2段の遊星歯車機構によって増強されてより強力なトルクで掃除部3の上端31を回転駆動するので、より省力的に掃除部3の水切りを行うことができる。
続いて、図6〜図8を用いてこの第1の実施形態のモップ装置の使用法についてまとめて説明する。図6〜図8はこの第1の実施形態のモップ装置の一連の水切り作業を示す説明図である。図6は第1の実施形態のモップ装置の水切り前の状態を概略に示し、図7は図6に続き、水切り作業始めた状態を示し、最後に図8は図7に続き、第2のカム対偶を上昇させた水切り作業の状態を示している。
図6に示すように、通常このモップ装置を使用して床などの掃除をする時、受け座4及び第1のカム対偶5は重力によって握り棒2の下端部に落ち、掃除部3の上下両端も接近し、モップが自然に周囲に展開して掃除に適する状態となっている。ちなみに、この時定位部材8はその固定突起84を握り棒2の表面に形成されている凹部24に嵌め込んでいるので、定位部材8の前記長手方向に沿う摺動が制止されて掃除を妨げることはない。
このモップ装置をの水切りを行う時、まずは図7に示すように、受け座4及び第1のカム対偶5だけ持ち上げると、握り棒2は自重で下方に落ちる。そして掃除部3の上下両端はそれぞれ受け座4及び第1のカム対偶5の間にある連動手段6と握り棒2の下端部に固定されているので、掃除部3を構成する複数のモップは引き伸ばされ握り棒2と略平行の状態となる。
それから、定位部材8を下へ移動し、受け座4の第1の制限部43を第2の制限部82内に挿入させて、第1のカム対偶5の第1の歯止部54を第2の歯止部83内に挿入し係止突起834を輪溝541に嵌め込ませて係合させる。これによって、該当のモップ装置は図8に示す状態となり、受け座4は定位部材8に対して摺動も回転もできないように固定され、第1のカム対偶5は定位部材8に対して摺動ができなくなりその所定方向の回転しかできないようになっている。
ここで、作業者は片手で握り70を握り、他方の手で常時自重で第1のカム対偶5の下部に落ちている第2のカム対偶9を長手方向に沿って引き上げて、カム突起91、91を一対のカム溝53内に移動させ、第1のカム対偶5を握り棒2に対して回動させて連動手段を回転駆動し、入力したトルクより増強されたトルクで掃除部3の上端31を回転駆動して掃除部3の水切りを行う。
この作業において、本考案の第1のカム対偶5は定位部材8に対して所定方向の回転しかできないようになっているので、作業者は掃除部3の回復力に対抗して掃除部3のねじり具合を保持する必要がなくなり、休みを取りながら掃除部3を少しずつ絞っていくことができる。また、もし第2のカム対偶9のカム突起91がカム溝53の上死点に到達しても、カム溝53に沿って第2のカム対偶9を下死点に戻し、また引き上げて第1のカム対偶5を回転させることもできる。
掃除部3に含んでいた水を絞り取った後、ラチェット831の突出している一端を押せば、第2の歯止部83にあるばね手段832が圧縮されて直歯833と第1の歯止部54のつめ歯車との噛み合いは解除され、係止突起834も輪溝541から引き抜けられたので、定位部材8と受け座4及び第1のカム対偶5の係合が解除され、第1のカム対偶5及び第1のカム対偶5に連動する連動手段6は自由に握り棒2に対して回転できるようになり、掃除部3はその回復によって図6に示す掃除できる展開状態に戻される。
続いて、図9を用いて本考案のモップ装置の第2の実施形態の構成について説明する。図9はこの第2の実施形態のモップ装置の縦断面図である。
図示する通り、この第2の実施形態のモップ装置は第1の実施形態とほぼ同じ構成をしており、第1の実施形態との違いは、定位部材8Aと握り棒2Aの係合、そして連動手段6Aの構成にある。また、第1の実施形態と同じ構成を有する箇所は、同じ符号をつけてその説明を省略する。
この実施形態における握り棒2Aは第1の実施形態における握り棒2と違って、丸棒であってその全長に渡って円形の断面をしており、環状の凹部24下側の案内部の表面には前記長手方向に沿って上下延伸している摺動溝831を有している。定位部材8Aの上段は第1の実施形態における定位部材8と同じく小径部であるが、内腔及び上端の開口811Aは握り棒2Aに対応して円形断面をしている。開口811Aの内表面には同じく凹部24に嵌め込むことができる固定突起24が形成されており、摺動溝831に挿入することができる摺動ピン85に挿通されている。定位部材8Aの上段を挿通して摺動溝831に挿入する摺動ピン85は定位部材8Aの握り棒2Aに対する回転を制止するが、その長手沿いの摺動はまだ摺動溝831の範囲内にできるので、第1の実施形態における握り棒2の案内部23及び開口811の円形でない断面形状の対応と同じ役割を果たしている。
連動手段6Aの構成は連動手段6を簡略化して一段だけの遊星歯車機構をなしている。詳しく説明すると、第2の歯車座と第2の遊星歯車と第2の中心歯車は省かれており、第1のカム対偶5の下端に形成されている浅い皿状の第1の中心歯車621は第1の歯車座611に枢設されている三つの第1の遊星歯車613A、613A、613Aと噛み合って遊星キャリアである第1の歯車座611を回転駆動する。ちなみに、第1の固定部71は同じく第1の歯車座611より上の位置で第1の歯車座611と共に掃除部3の上端31を挟んでいる。
また、図10に示すのは本考案のモップ装置の第1、第2の制限部、及び第1、第2の歯止部のもう一つの構成例である。本考案において、受け座の第1の制限部と定位部材の第2の制限部の対応、そして第1のカム対偶の第1の歯止部と定位部材の第2の歯止部の対応は、図10に示すように、第1、第2の制限部を、第1の制限部43Bに形成されたスプラインと、第2の制限部82Bに形成されたスプライン溝とを形成することによって構成し、第1、第2の歯止部の対応は、全て同一方向へ斜めに突出している複数のつめ車54Bからなる第1の歯止部と、定位部材8Bの下段の内周面に形成された輪歯車83Bからなる第2の歯止部との噛み合いによって構成されることもできる。この場合、第1のカム対偶は、上記第1、第2の実施形態と違って、定位部材8Bと係合している際もまだ定位部材8Bに対して摺動できるが、定位部材8Bに対し所定方向へ回転不能に係合されていることは上記第1の、第2の実施形態と同じである。
更に、第1のカム対偶の外表面にカム突起を設け、そして第2のカム対偶内表面に該カム突起に対応するカム溝を設けることもできる。
上記構成による本考案のモップ装置は、連動手段及び第1の、第2の歯止部からなる戻り止め手段を備えているので、より省力的に掃除部の水切りを行うことができる上、作業者の操作によって回転した第1のカム対偶の回復運動(逆回転)は戻り止め手段によって制止されるので、作業者が両手とも離しても絞った掃除部は回復できないので、水を吸ったモップの水切り作業を楽に行うことができるモップ装置を提供することができる。
本考案のモップ装置の第1の実施形態の分解立体図である。 本考案のモップ装置の第1の実施形態の局部縦断側面図である。 図1中、要部の定位部材近傍で握り棒2及び受け座4、第1のカム対偶5との関係を拡大して示す。 図2におけるIV−IV線に沿った横断面図、第2の歯止部の構成を示す。 図2におけるV−V線に沿った横断面図である。 第1の実施形態のモップ装置の水切り前の状態を概略に示す側面図である。 第1の実施形態のモップ装置の図6に続き水切り作業始めた状態を示す側面図である。 第1の実施形態のモップ装置の図7に続き第2のカム対偶を上昇させた水切り作業の状態を示す側面図である。 第2の実施形態のモップ装置の縦断面図である。 本考案のモップ装置の第1の、第2の歯止部のもう一つの構成例である。 従来の絞り装置付きモップ装置例の分解立体図である。 同従来の絞り装置付きモップ装置例の側面図である。
符号の説明
2、2A...握り棒
21...握り棒の下端部
22...握り棒の上端部
23...案内部
231...摺動溝
24...凹部
3...掃除部
31...掃除部の上端
32...掃除部の下端
4...受け座
41...内スリーブ
42...ギアケース
421...円板状つば
422...環状フェンス
43...第1の制限部
5...第1のカム対偶
51...外スリーブ
53...カム溝
54...第1の歯止部
541...輪溝
54B...つめ車
6、6A...連動手段
61...歯車セット
611...第1の歯車座
612...第2の歯車座
613、613A...第1の遊星歯車
614...第2の遊星歯車
615...第2の中心歯車
622...内歯歯車
621...第1の中心歯車
7...固定手段
70...握り
71...第1の固定部
72、73...第2の固定部
8、8A...定位部材
811、811A...開口
82、82B...第2の制限部
83...第2の歯止部
83B...輪歯車
830...開口
831...ラチェット
832...ばね手段
833...直歯
834...係止突起
84...固定突起
85...摺動ピン
9...第2のカム対偶
91...カム突起

Claims (5)

  1. 吸水性を有する清掃部と、
    棒状に延伸してなり、長手沿いの下端部に前記清掃部の下部が固定されている握り棒と、
    前記握り棒に外周から入れ子状に遊嵌している内スリーブ及び該内スリーブの下端部に所定間隔をおいて外周を囲むように形成された内歯歯車を備えた受け座と、
    スリーブ状をして前記受け座に外から入れ子状に遊嵌し、その下端部に第1の中心歯車が形成されている第1のカム対偶と、
    前記第1のカム対偶に外から入れ子状に遊嵌していて前記第1のカム対偶の前記長手沿いに摺動すると前記第1のカム対偶を回転駆動させるスリーブ状第2のカム対偶と、
    前記握り棒に外嵌され、前記受け座が選択的に前記握り棒に対して回転をしないように係止することができる定位部材と、
    その上端側に前記清掃部の上部が固定されている歯車セットを有している連動手段と、からなり、
    該内歯歯車が内歯太陽歯車、該第1の中心歯車が外歯太陽歯車として、前記歯車セットと併せて遊星歯車機構を構成し、水切りをしたいときは前記定位部材が前記受け座を回転不能に係止すると、該遊星歯車機構が前記第1のカム対偶の回転に伴って前記受け座に対して回転するモップ装置。
  2. 前記受け座は、前記内スリーブの下端から径方向の外側へ円板状つばが張出され、
    前記円板状つばの周縁に、環状フェンスが上方に立ち上がり設けられ、
    前記歯車セットが、前記内スリーブを中心として前記円板状つばと前記フェンスとからなる空間内に収容され、前記内歯歯車は前記環状フェンスの内周面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のモップ装置。
  3. 前記歯車セットは、浅い皿状の第1の歯車座と、前記第1の歯車座の下方に配置されている第2の歯車座と、該第2の歯車座の下側に枢設されて前記第1のカム対偶の前記第1の中心歯車と前記受け座の前記内歯歯車間に介在し、且つ両方と噛み合う少なくとも一つの第1の遊星歯車と、前記第2の歯車座と一体且つ該第2の歯車座の上側の中央部に形成されている第2の中心歯車と、該第1の歯車座の下側に枢設されて前記第2の歯車座の前記第2の中心歯車及び前記受け座の前記内歯歯車間に介在し、かつ両方と噛み合う少なくとも一つの第2の遊星歯車とにより構成することを特徴とする請求項2に記載のモップ装置。
  4. 前記受け座の前記第1のカム対偶の上端側より伸出している上端外周部に輪歯車をした第1の制限部が形成され、前記第1のカム対偶の上端外周部につめ歯車が形成された第1の歯止部が形成され、
    前記定位部材は、その中空内腔が上、中、下段に分けられ、
    該上段は小径部を有し、前記握り棒に嵌合で回転不能に構成されており、
    該下段は、大径部で前記受け座及び前記第1のカム対偶の上端部が挿入できるように下方に開口し、
    該中段の内表面には、前記第1の制限部と噛み合って前記受け座を回転不能に係止する内歯歯車状をした第2の制限部が形成され、
    該下段には、前記第1の歯止部に対応して前記第1のカム対偶を通常所定方向に回転させる第2の歯止部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のモップ装置。
  5. 前記握り棒には、前記定位部材が摺動できる案内部が設けられ、該案内部は円形以外の断面形状をし、前記定位部材の上段には該案内部の断面形状に対応する断面形状をして上端に開口が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のモップ装置。
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