JP3124909U

JP3124909U - バンド

Info

Publication number: JP3124909U
Application number: JP2006004877U
Authority: JP
Inventors: 勇松沢
Original assignee: ジーエスケー販売株式会社
Priority date: 2006-06-21
Filing date: 2006-06-21
Publication date: 2006-08-31
Anticipated expiration: 2016-06-21

Abstract

【課題】構造が簡単でしかも壊れ難い本当の意味での美錠一体型の安価なバンドを提供する。
【解決手段】一半バンド１ａの端部に形成した他半バンド１ｂ挿脱用の美錠孔２と、該美錠孔２の内周縁部であって一半バンド１ｂ端側から内側に向けて凹設した凹部５と、筒状の取付基部３ａの中央からつく棒３ｂが一体突出して成る美錠金具３と、該取付基部３ａを前記凹部５に嵌込み、美錠孔２の両側から取付基部３ａの筒孔３ｃにかけて嵌挿するスプリングピン６とを備える。
【選択図】図１

Description

本考案は、バンドと美錠を一体化したバンドに関するものである。

従来、ウレタンにて形成する一半のバンドの端部に他半のバンドを挿脱するための美錠孔を有する美錠部を一体形成し、該美錠部の美錠孔を囲む裏側の部分に凹部を設けて、つく棒を有するメタル製または強化ブラスチック製の美錠金具を外視されないように嵌込み取り付けする技術が存在する。
実用新案登録第３０６８０７１号公報

しかしながら、従来においては、美錠部の美錠孔を囲む裏側の部分に凹部を設け、つく棒を有する美錠金具をこの凹部に嵌込み取り付けるものであるため、美錠部の表側のみでバンドと一体となったものとなり、本当の意味で美錠一体型のバンドとはいえないものである。また、従来では、美錠部をバンド裏側の凹部に取り付けるため、構造が複雑なものとなり、したがって、コスト高となり且つ壊れ易いものとなる等の問題点を有していた。

そこで、本考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、構造が簡単で、しかも壊れ難い本当の意味での美錠一体型の安価なバンドを提供することを目的とする。

上述した課題を解決するため、本考案にあっては、一半バンドの端部に形成された他半バンド挿脱用の美錠孔と、該美錠孔の内周縁部であって一半バンド端側から内側に向けて凹設された凹部と、筒状の取付基部の中央からつく棒が一体突出して成る美錠金具と、該取付基部を前記凹部に嵌込み、美錠孔の両側から取付基部の筒孔にかけて嵌挿されるスプリングピンとを備えたことを特徴とする。

本考案によれば、構造が簡単で、しかも壊れ難い本当の意味での美錠一体型の安価なバンドを提供することができる。すなわち、従来は、表面のみバンドと美錠とが一体となっているが、本考案では、表・裏面ともバンドと美錠とが一体となっており、外視されないという効果を有する。

以下、図面を参照して本考案を実施するための最良の一形態を説明する。
図において示される符号１は、例えば、コイン型ＩＣチップもしくはガラス管ＩＣチップ等を内装したＩＣタグホルダーＰ（図１参照）に取り付けられたバンド本体である。
尚、バンド本体１をＩＣタグホルダーＰに使用する替わりに、時計ケース（図示せず）やその他のアクセサリーケース等に使用しても良い。

バンド本体１は、図１に示すように、一半バンド１ａと、他半バンド１ｂとから成り、共に例えば硬度９５°の弾力性を有するウレタン樹脂等にて形成されている。そして、一半バンド１ａの端部に他半バンド１ｂを挿脱するための美錠孔２を形成し、他半バンド１ｂには、美錠孔２に取り付けられたつく棒３ｂが刺し止めされる複数の止孔４が長手方向に沿って等間隔に並設されている。また、美錠孔２の内周縁部であって一半バンド１ａ端側から内側に向けて、略矩形状の凹部５が凹設される。

組み付けに際し、図２に示すように、筒状の取付基部３ａの中央からつく棒３ｂが一体突出して成る、例えばポリアセタール等の硬質合成樹脂製による美錠金具３の当該取付基部３ａを、前記した凹部５に嵌込み、長手方向にジグザグ状の割溝を有する、例えばステンレス製等のスプリングピン６を、美錠孔２の両側から凹部５にかけて貫通形成した挿通孔７に回動自在に挿通すると共に、凹部５に嵌込まれている取付基部３ａの筒孔３ｃとに嵌挿固定することで、美錠孔２に対しスプリングピン６と共に美錠金具３が回動自在に装着される。

次に、以上のように構成された最良の形態についての使用の一例について説明する。
ＩＣタグホルダーＰを挟んで連結するバンド本体１の他半バンド１ｂ端部を一半バンド１ａの美錠孔２に通してから、止孔４につく棒３ｂを差し込むことで締結固定される。また、止孔４からつく棒３ｂによる止めを解いて美錠孔２から他半バンド１ｂの端部を抜き外して解くのである。

本考案を実施するための最良の形態を示すもので、（ａ）は平面図、（ｂ）は側面図、（ｃ）は背面図、（ｄ）は（ａ）のＸ−Ｘ断面図である。同じく美錠孔に美錠金具を取り付ける状態を示す一部切欠分解斜視図である。

符号の説明

ＰＩＣタグホルダー
１バンド本体
１ａ一半バンド
１ｂ他半バンド
２美錠孔
３美錠金具
３ａ取付基部
３ｂつく棒
３ｃ筒孔
４止孔
５凹部
６スプリングピン
７挿通孔

Claims

一半バンドの端部に形成された他半バンド挿脱用の美錠孔と、該美錠孔の内周縁部であって一半バンド端側から内側に向けて凹設された凹部と、筒状の取付基部の中央からつく棒が一体突出して成る美錠金具と、該取付基部を前記凹部に嵌込み、美錠孔の両側から取付基部の筒孔にかけて嵌挿されるスプリングピンとを備えたことを特徴とするバンド。