JP3124882U - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】視線をずらしたり、表示装置の装着位置を多少ずらしても、虚像を視認すことが可能であり、かつ、観察者の眼の疲労を軽減する表示装置を実現する。
【解決手段】表示器1と、前記画像表示光を虚像として観察者の眼に導く光学系2と、アパーチャ付きコンタクトレンズ3によって表示装置を構成する。第1光路変更面21aに入射光を発散させる凸曲面形状をもたせ、第2光路変更面22aに入射光を収束させる凹曲面形状をもたせて光学系2の出射光束サイズを十分大きくするとともに、アパーチャ付きコンタクトレンズ3の光束透過部Aの径を瞳孔の径より小さくする。光学系2の出射光束のサイズが大きいため、虚像の視認性は高く確保される。また、眼への入射光束が瞳孔径未満に制限されるため、観察者の眼の疲労が軽減される。
【選択図】 図1

Description

本考案は、腰のベルトや装身具等を介して身体に纏うウェアラブルコンピュータや、ナップサックやポケットに入れて携帯できる携帯電話器等の通信機器等、卓上以外の環境でも利用可能な情報機器のためのモニタに適した表示装置に関する。
身体に纏う形態の情報機器用の表示装置としては、頭部に装着する形態が主流である。図3に示す第1従来例の表示装置は、ケーシング(図示省略)により覆われる画像表示光出射機構100と接眼光学系200とを備え、観察者の頭部や腕等の身体や、身体に装着されるヘルメットや眼鏡等に、ヘッドセット、ベルト、バンド、クリップ等を介して装着されたり、携帯電話や腕時計等の各種携帯機器に装着されたり、手に持った状態で使用される。画像表示光出射機構100は、光源110と、光源110の光L′によって照明される反射型液晶などの表示器120と、ビームスプリット機能を有する光学素子130によって構成され、画像表示光Lを出射する。接眼光学系200は、観察者の眼Eの前方に配置される第1光学素子210と、この第1光学素子210の前方に空間を介して配置される第2光学素子220によって構成される。
画像表示光L、第1光学素子210における第2光学素子220との対向面である第1光路変更面210aにおいて、第2光学素子220における第1光学素子210との対向面である第2光路変更面220aに向かうように光路変更された後に、第2光路変更面220aにおいて第1光路変更面210aに向かうように光路変更される。しかる後に画像表示光Lが第1光学素子210を透過するように、その第1光学素子210は、入射光の一部を光路変更すると共に一部を透過させるビームスプリット機能を有する。これによって観測者は、観察対象の虚像を視認できると共に、第2光学素子220を透過する光により前方実在物も視認できる。この第1従来例の表示装置は、小型軽量、広視野、シースルー機能を持つ表示装置であり、接眼光学系200からの出射光束のサイズが十分大きく、視線をずらせたり、表示装置の装着位置が多少ずれても、観測者は虚像を視認できる利点を有する(特許文献1参照)。
図4に示す第2従来例は光源10と、映像板20と、接眼レンズ30とを含む。光源10は、複数の点光源の集合からなり、図4では、例えば、縦方向に3つの点光源が並置されている。光源10から出た光40は、光軸90の周囲に広がりながら映像板20に入射する。映像板20には、例えば液晶パネルやフィルム板が用いられる。映像板20を透過した光40は、接眼レンズ30で集光されて観察者の眼球50に入射する。眼球50に入射した光40は、瞳孔80から水晶体60を介して網膜70上で結像する。これにより、観察者は、映像板20の上に表示された映像を視覚を通して認識する。また、映像板20の映像を見ている状態から、観察者が僅かに眼球50を動かすだけで、光40の一部又は全体が瞳孔80を通過しなくなる。
このため、眼球50の位置を動かすだけで、容易に外界の様子を観察することができる。接眼レンズ30を通った光40の光束が、瞳孔80と略同一の大きさに収束されて瞳孔を通るように、光源10の大きさ、接眼レンズ30の焦点距離、光源10と接眼レンズ30との距離、および接眼レンズ30と瞳孔80との距離が調整されている。また、光40は光軸90の周囲に略均等に広がり、瞳孔80を通過する際の光40の光束は、光軸90に略垂直な方向において、瞳孔80と略同一の直径の略円形断面を有する。第2従来例に示す画像表示装置では、水晶体60で光40が一点に収束しないため、長時間使用における眼球50の負担が軽減される(特許文献2参照)。
特開2001−188194号公報 特開2002−365586号公報
上述の第1実施例は、光学系からの出射光束サイズが十分大きく、観測者の視線の移動や表示装置の移動によって虚像が視界から消える危険は小さい利点を持っているが、光学系の出射光束のサイズが観測者の瞳孔のサイズより大きいため、観測者が眼の焦点調節を行って、光学系からの出射光を網膜上に結像させなくてはならない。このため長時間の使用によって眼が疲労する問題がある。
一方、第2従来例は、眼への入射光束のサイズを瞳孔のサイズと同等にして、眼への負担を軽減させているが、光学系の出射光束のサイズ自体が小さいため、視線のわずかな移動や、表示装置の装着位置のわずかな移動によって、光学系の出射光束が眼の瞳孔から外れて、虚像の視認が不可能となる問題がある。
本考案は、観測者の視線のずれや、表示装置の装着位置の多少のずれが生じた場合においても、虚像の視認性が確保され、かつ、観測者の眼の疲労を軽減すことが可能な表示装置を提供することを目的としており、画像表示光を出射する表示器と、前記画像表示光を虚像として観察者の眼に導く光学系と、前記眼への入射光束サイズを瞳孔の径より小さいサイズに制限する機能を有するアパーチャ付きコンタクトレンズにより構成されることを特徴としている。より具体的には、前記アパーチャ付きコンタクトレンズにおいて、光束を透過させるアパーチャの径を瞳孔の径より小さくすることによって、眼への入射光束サイズを瞳孔の径より小さいサイズに制限する機能を実現する。
また、本考案の目的は、前記アパーチャ付きコンタクトレンズのアパーチャを透明かつ光学的な度を持たない形状・材質の物質で充填し、その周辺を不透明物質で構成することによっても実現可能である。さらに、近視あるいは遠視等の観測者のために、アパーチャを光学的な度を有する材質・形状の物質で充填して視力補正効果を持たせることも可能である。
観測者が視線をずらしたり、表示装置の装着位置にずれが生じた場合でも、虚像は正しく認識される。また、表示装置を長時間使用しても、観測者の眼の疲労は最小限に抑えられる。
本考案の表示装置は、観察者のヘルメットや眼鏡等に装着される表示器と光学系と、観測者の一方の眼球に装着されるアパーチャ付きコンタクトレンズによって構成される。
図1および図2に本考案の1実施例を示す。表示器1としては液晶パネルやフィルム版などが利用される。表示器1と光学系2は、図1では省略されているケーシングに覆われて、ヘルメットあるいは眼鏡等に付属して観測者の頭部に装着される。一方アパーチャ付きコンタクトレンズ3は、観測者の一方の眼に、市販の一般的なコンタクトレンズと同様な方法で装着される。
光学系2は、観測者の眼の前方に配置される第1光学素子21と、この第1光学素子21の前方に空間を介して配置される第2光学素子22とを有する。また、その第1光学素子21と第2光学素子22とは、それぞれハーフミラーやホログラム素子により構成されるコンバイナとされ、これにより、入射光の一部を光路変更すると共に一部を透過させるビームスプリット機能を有する。
その第1光学素子21における第2光学素子22との対向面は第1光路変更面21aとされ、その第2光学素子22における第1光学素子21との対向面は第2光路変更面22aとされている。両光路変更面21a、22aの間が上記空間とされる。各光路変更面21a、22aへの入射光は、各光学素子21、22がハーフミラーにより構成される時は反射により光路変更され、ホログラム素子により構成される時は回折により光路変更される。また、本実施例においては、第1光路変更面21aが入射光を発散させる凸曲面形状を有し、第2光路変更面22aが入射光を収束させる凹曲面形状を有する。
表示器1から出射された画像表示光は、第1光路変更面21aにおいて第2光路変更面22aに向かうように光路変更された後に第2光路変更面22aにおいて第1光路変更面21aに向かうように、両光路変更面21a、22aの相対位置が定められている。その第1光学素子21は上記のように入射光の一部を光路変更すると共に一部を透過させるビームスプリット機能を有することから、その第1、第2光路変更面21a、22aにおいて光路変更された画像表示光は第1光学素子21を透過する。
観察者の眼球上に配置されたアパーチャ付きコンタクトレンズ3の形状を図2に示す。図2(a)はアパーチャ付きコンタクトレンズ3の正面図であり、図2(b)はその断面図である。図2に示すように、アパーチャ付きコンタクトレンズ3は、中心に光束通過部Aと、その周囲に光束遮蔽部Bを有する。光束透過部Aの径を瞳孔4の径より小さくすることが望ましいが、瞳孔4の径は入射する光の明るさによって、2mm〜7mmの間で変化するため、光束透過部Aの径は最小0.01mmから、最大7mm未満の間で選択される。なお光束遮蔽部の外径は瞳孔径以上とする。
第1光学素子21を透過した画像表示光がアパーチャ付きコンタクトレンズ3に導かれ、画像表示光の一部が光束通過部Aを通過し、瞳孔4を介して網膜5に達する。これによって観察対象の虚像が視認される。また、第2光学素子22は、上記のように入射光の一部を光路変更すると共に一部を透過させるビームスプリット機能を有することから、光学系2の前方からの光が第1、第2光学素子21、22を透過することで観察者は前方実在物を視認できる。
上記の構成の表示装置は、光学系の出射光束のサイズが大きいため、視線のずれや表示装置の装着位置のずれがある場合でも、虚像の視認性は高く確保される。しかもアパーチャ付きコンタクトレンズ3の使用によって眼への入射光束が瞳孔径未満に制限されるため、眼の焦点距離調整の負荷が軽減されて、観察者の眼の疲労が軽減される。
本考案の第1の変形実施例として、アパーチャ付きコンタクトレンズ3の光束透過部Aを開孔にするのではなく、光束透過部Aを透明かつ光学的度を持たない形状・材質で形成する例が挙げられる。また、さらに第2の変形実施例として、光束透過部Aを、観察者の視力に合わせて、光学的な度を持たせた視力矯正機能を持たせる例も挙げられる。
また、第3の変形実施例として、光束透過部Aの形状は丸型に限らず、瞳孔径未満の大きさの4角形や8角形など、自由な形状にしてもよい。さらに第4の変形実施例として、ヘッドセット、ヘルメット、眼鏡などで直接頭部に装着する以外に、手で持って使用したり、携帯電話、腕時計等の各種携帯端末に組み込むことも可能である。
本考案は、腰のベルトや装身具等を介して身体に纏うウェアラブルコンピュータや、ナップサックやポケットに入れて携帯できる携帯電話器等の通信機器のような、卓上以外の環境でも利用可能な情報機器のためのモニタに適した表示装置に関する。
本考案に係る表示装置の構成図である。 アパーチャ付きコンタクトレンズの概観図である。 第1従来例の表示装置の構成図である。 第2従来例の表示装置の構成図である。
符号の説明
1、120 表示器
2 光学系
3 アパーチャ付きコンタクトレンズ
4、80 瞳孔
5 網膜
10、110 光源
20 映像板
21、210 第1光学素子
21a、210a 第1光路変更面
22、220 第2光学素子
22a、220a 第2光路変更面
30 接眼レンズ
40 光
50 眼球
60 水晶体
70 網膜
90 光軸
100 画像表示光出射機構
110 光源
130 光学素子
200 接眼光学系

Claims (1)

  1. 画像表示光を出射する表示器と、前記画像表示光を虚像として観察者の眼に導く光学系と、前記眼への入射光束サイズを瞳孔の径より小さいサイズに制限する機能を有するアパーチャ付きコンタクトレンズにより構成される表示装置。
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