JP3124779U - 大シリンジと小シリンジで成るエア圧送式液体吐出装置 - Google Patents

大シリンジと小シリンジで成るエア圧送式液体吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液体の微量を吐出するには出来るだけ小容量、小径のシリンジを使用すると、高精度の微量吐出が確保できる。シリンジ内の液を全量吐出すると液の補給が必要であるが、小容量のシリンジは液の補給頻度が多くなり面倒であった。本考案は、薬品、接着剤、ペースト等を充填したシリンジの液体を分析、液送、塗布に使用するエア圧送式液体吐出装置を提供する。
【解決手段】大シリンジと小シリンジを2位値の三方弁のポートに継ぎ手で直結したエア圧送式液体吐出装置。
【選択図】図1

Description

薬品、接着剤、ペースト等を充填したシリンジの液体を分析、液送、塗布に使用するエア圧送式液体吐出装置に関する。
ペーストやエポキシ樹脂等を充填したシリンジに時間と圧力を制御した加圧エアをシリンジ内に導入し、シリンジ吐出口に装着したノズルより液を吐出するエア圧送式液体吐出装置は
▲1▼吐出を続け液量が減少するに連れ吐出量が減少する。(水頭差による吐出量の増減)
▲2▼液の粘度変化により吐出量が増減する。(冷凍保存している液は室温になるまで粘度変化が大)
▲3▼シリンジは液の容器であると同時に液を圧送吐出するため、肉厚を厚くしたり、精度よく成形するので高価である。しかもほとんどの場合液を使い切ると廃却してしまう。
この問題を解決するために現状では圧力センサー、液面センサー等を設けて種々の補正手段をとっている。しかしながらこの手段は技術的に難易度が大で高価になっている。
課題
シリンジの大きさを小さくすると必要空気量が少量になり、液量の多少に関わらず瞬時に圧力が設定値に達する。また粘度も速やかに常温に達する。
しかしながらシリンジの大きさを小さくすると液がすぐ無くなり、シリンジ交換頻度が多くなり作業効率が悪くなる。液の量より容器の量が多くなり廃棄物が増える、等の問題がある。
解決手段
液を充填した大シリンジと、小シリンジを2位値の三方弁で連結する。三方弁の3個のポートには大シリンジ、小シリンジ、エア管路を連結する。三方弁の1の位置では大シリンジと小シリンジが連結され、エア管路は閉止する。2の位置では小シリンジとエア管路が連結され、大シリンジ管路は閉止する。
大シリンジと小シリンジは三方弁のポートに着脱容易な連結具で直結する。
三方弁の1の位置で大シリンジ内をエアで加圧すると、大シリンジ内の液は小シリンジ内に流入し充填する。次に三方弁を2の位置に変えると小シリンジとエア管路が連結し、エア管路から圧力と時間を制御したエアを導入すると小シリンジ内の液がノズルより吐出する。小シリンジ内の液を数十回から数百回に分けて分注し、小シリンジ内の液が無くなると再び三方弁を1の位置にし、大シリンジの液を小シリンジ内に移す。すなわち大シリンジの液を小シリンジに少しずつ移して使用する。
大シリンジのエア加圧、三方弁の切り換え、小シリンジのエア加圧を関連さして制御する制御装置を設けてスムースな作業を確保する。制御の具体的な手順は、三方弁を切換えて加圧エアを一定時間(小シリンジに液が充満する時間)大シリンジに供給し、次に三方弁を切換えて加圧エアを一定時間(小シリンジ内の液がノズルより所要量吐出する時間)を小シリンジに供給する。小シリンジ内の液が無くなるまで加圧エアを供給することを繰り返す。再び大シリンジのエア加圧、三方弁の切り換えを行う。
大シリンジ1は広く流通している市販品で、ペースト、樹脂等を充填して供給される。大シリンジ1の開放端は加圧エア導入具2を連結する。他端は三方弁7に連結する。
三方弁7は大シリンジ1のとの連結具8、小シリンジ9との連結具10、加圧エア配管11との連結具12を設け、三方弁7のローター13は回転位置により大シリンジ1と小シリンジ9を連結する1の位置と、小シリンジ9と加圧エア配管11とを連結する2の位置の2位置を選択する管路15を刻設している。ローター13はエア駆動回転装置14で回転位置決めする。
小シリンジ9は先端に吐出ノズル5を装着し、後端は連結具10と着脱容易な連結部16を設けている。小シリンジ9の容積は、大シリンジ1の容積より充分小さくする。実用的には5分の1より小さくするのが良い。
制御盤25は2位置のソレノイドバルブ20とソレノイドバルブ21と、圧力調整部22と、それらの動きを制御する制御部23と、付属機能部24を一つの筐体に収めている。
加圧エア配管11はソレノイドバルブ20に連結し、小シリンジ9の加圧又は大気開放の2位置を制御する。加圧エア導入具2はソレノイドバルブ21に連結し大シリンジ1の加圧又は大気開放の2位置を制御する。エア駆動回転装置14はソレノイドバルブ21に連結し、三方弁7の位置を決める。
作用
ソレノイドバルブ21の、1の位置のときの圧力配管26を加圧エア導入具2と連結しておき、三方弁7の管路15が大シリンジ1と小シリンジ9を連通する1の位置に切換えたとき、同時に大シリンジ1内に加圧エアを導入し、大シリンジ1内の液を小シリンジ9内に送り出し、小シリンジ9に液を充填する。液が充填できたらソレノイドバルブ21を切換え、大シリンジ1への加圧を停止すると共に三方弁7の位置を次に切換える。
三方弁7の管路15を小シリンジ9と加圧エア配管11とを連通する2の位置に切換えたとき、圧力調整部22で加圧力を調整し、制御部23で加圧時間を設定された電気信号をソレノイドバルブ20に付加し、加圧エアを小シリンジ9内に導入する。小シリンジ9内の空間は小容積のため、加圧エアは瞬時に設定圧まで上昇し、設定加圧時間だけ小シリンジ9内の液を吐出ノズル5より吐出する。電気信号が無くなるとソレノイドバルブ20は元の位置に切換り吐出を終了する。小シリンジ9内の液を分注し液がなくなったら再びソレノイドバルブ21を切換え、三方弁7をエア駆動回転装置14で駆動し、大シリンジ1内の液を小シリンジ9内に充填する。
実施例1の利点
小シリンジ9の空間体積変化が小さいので水頭差による吐出量変化をほとんど無視できる。
小シリンジ9の外径や体積が小さいので、冷凍保存されていた液は速やかに常温に戻る。またヒーターや液面センサー等の設置が容易になる。
大シリンジ1は液の貯蔵のみの役割なので、吐出機能への配慮不要。すなわちチュウブ状の容器でも適応でき、安価に提供できる。
大シリンジ1、小シリンジ9共に三方弁7と連結具8、連結具10で直結しているから液の流れがスムースで、かつ流れ抵抗が変わらない。
従来大シリンジは液量毎に多くの容量のものを取り揃えているが、単純化することが可能になる。
従来シリンジ交換毎にノズルの位置調整を必要としたが、大シリンジ1のみの交換で済み、ノズル調整の必要がない。
エポキシ樹脂液の様に反応の進行と共に粘度変化の成ずる液の場合、従来は加圧エアの圧力、時間を調整する時期が難しかった。実施例1の場合だと小シリンジ9への液充填毎に加圧エアの調整を行うことで調整の単純化を計れる。
大シリンジ1内に攪拌羽根を挿入する、液循環のポートを設置するなどの応用が容易にできる。
小シリンジ9で吐出している間に大シリンジ1を交換できる。
Figure 0003124779
路を刻設した2位置の三方ボールバルブを使用する例を述べる。この場合実施例1の三方弁7と三方ボールバルブを置き換えるのみなので作用、効果の詳述は省略する。また制御盤25はそのまま使用する。
三方ボールバルブ30のポート31は大シリンジ1と、ポート32は小シリンジ9と、ポート33は加圧エア配管11と夫々連結する。
Figure 0003124779
ート31とポート32が連通し、2の位置ではポート33とポート32が連通する。すなわち1の位置では大シリンジ1と小シリンジ9が連通し、2の位置では小シリンジ9と加圧エア配管11が連通する。
三方ボールバルブ30はエア駆動回転装置34で位置決めされ、エア駆動回転装置34はソレノイドバルブ21で駆動制御される。
実施例2の利点
実施例1と同じ利点がある。実施例1より若干剛性があるので大シリンジ1に大きなサイズを選定できる。チュウブに入れた液体を吐出するためのカートリッジディスペンサーなどの装着ができる。
大シリンジと小シリンジを一体成形した2段シリンジの中間に2位置の切換えバルブを内蔵した実施例3を詳述する。
2段シリンジ40は、大容量のタンク部41と小容量の分注部42を一体成形し、分注部42の先端にノズル部44を形成し、タンク部41の開放端に加圧エア導入具48を装着する。
分注部42の上部に円筒状の切換えバルブ43を、分注部42の壁面で切換えバルブ43の円周を半分程度包み込んで回転自在に設置する。分注部42の内径に露出する切換えバルブ43の胴部に液送路45と、この液送路45の直角位置にエア導入路46を刻設し、さらに外部端へ導通さす。エア導入路46の露出端にエア継ぎ手ポート47を刻設する。
切換えバルブ43の回転位置決め機構49を設置する。切換えバルブ43と回転位置決め機構49の連結は簡単に着脱可能(例えば分離形のカップリング)にする。
切換えバルブ43は1の位置でタンク部41と分注部42を液送路45で連通し、90度回転した2の位置で分注部42とエア継ぎ手ポート47をエア導入路46で連通する。液送路45とエア導入路46は分注部42に連通しないとき分注部42の壁面で閉止される。
実施例1同様に制御盤25を連結して操作する。
実施例3の利点
一体成形した2段シリンジ40は安価に製造でき、切換えバルブ43と組付けて供給ができ、複雑な段差や接合部の無い吐出装置は液の流れがスムースで洗浄も容易である。色、薬液、血液等汚染で再使用が出来ない液の吐出装置に適応容易。
切換えバルブ43は回転により位置を変えているが、直線往復運動で位置を変える構造のものも容易に提供できる。この場合液送路をシリンジの壁面で閉止するのに壁面の肉厚を要する。
実施例1の正面図 実施例2の正面図 実施例3の断面図 実施例3のA断面図
符号の説明
1、大シリンジ 7、三方弁 9、小シリンジ 25、制御盤 40、2段シリンジ 41、タンク部 42、分注部 43、切換えバルブ

Claims (4)

  1. 1:大シリンジと小シリンジを2位値の三方弁で連結する。
    2:三方弁の3個のポートには大シリンジ、小シリンジ、エア管路を連結する。
    3:三方弁の1の位置では大シリンジと小シリンジが連結され、エア管路は閉止し、2の位置では小シリンジとエア管路が連結され、大シリンジ管路は閉止する。
    4:大シリンジの開放端に加圧エア導入具を設置する。
    5:制御盤は大シリンジに加圧エアを供給するソレノイドバルブと、小シリンジに加圧エアを供給するソレノイドバルブと、三方弁の駆動用ソレノイドバルブと、加圧エアの圧力調整機構と、複数のソレノイドバルブの駆動タイミングを制御する制御装置と、電源、コネクター等の付属機構を組み込む。
    6:制御装置は、三方弁の1の位置で大シリンジ内をエアで加圧すると、大シリンジ内の液は小シリンジ内に流入し充填し、次に三方弁を1の位置に変えると小シリンジとエア管路が連結し、エア管路から圧力と時間を制御したエアを導入すると小シリンジ内の液がノズルより吐出し、分注を繰り返し、小シリンジ内の液が無くなると再び三方弁を1の位置にし、大シリンジの液を小シリンジ内に移す様にプログラムする。
    7:以上の構成を特徴とするエア圧送式液体吐出装置。
  2. 大シリンジと小シリンジを2位値の三方弁で直結したエア圧送式液体吐出装置。
  3. 大シリンジに加圧エアを供給するソレノイドバルブと、小シリンジに加圧エアを供給するソレノイドバルブと、三方弁の駆動用ソレノイドバルブと、加圧エアの圧力調整機構と、複数のソレノイドバルブの駆動タイミングを制御するプログラムを組み込んだ制御装置と、電源、コネクター等の付属機構を組み込んだエア圧送式液体吐出装置の制御盤。
  4. 大シリンジと小シリンジを一体成形した2段シリンジの中間に2位置の切換えバルブを内蔵したエア圧送式液体吐出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106415236A (zh) * 2014-04-11 2017-02-15 电流感应器公司 粘度计和使用该粘度计的方法

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