JP3124572U - ハードディスクデジタルオーディオにおけるスイッチ類の配置と操作方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯ハードディスクデジタルプレーヤーにおいて、単純明快な使用感となお且つ利便性をもったオーディオ機器を提供する。
【解決手段】ハードディスク内臓型オーディオプレーヤーの正面下部の両脇へ、図に示す1、2の二箇所のタッチパッド的操作部を同じ機能部として設ける。液晶移動方向をタッチパッド方向とは関係なく単一化することで、無限数検索を可能とする。そして、その操作にクリック操作を組み合わせることで機能を完全化させる。また機器の大きさを基準に、それを扱う人間の手の大きさと形状に合致させた操作部位置とする。
【選択図】図1
【解決手段】ハードディスク内臓型オーディオプレーヤーの正面下部の両脇へ、図に示す1、2の二箇所のタッチパッド的操作部を同じ機能部として設ける。液晶移動方向をタッチパッド方向とは関係なく単一化することで、無限数検索を可能とする。そして、その操作にクリック操作を組み合わせることで機能を完全化させる。また機器の大きさを基準に、それを扱う人間の手の大きさと形状に合致させた操作部位置とする。
【選択図】図1
Description
オーディオ機器に関わる
携帯用デジタルハードディスクプレーヤーの分野で最も一般的になっている方法が、操作部において親指を円状に動かしながら操作する方式を取っている。
なし
小型オーディオツールでの操作部の利便性と快適性の向上
携帯用ハードディスクオーディオ機器を手のひら内に入れ、その親指のみで操作する行為を必然と踏まえた上で、人間の生理学的に抵抗なく受け入れられる方法で、限られた位置の中に快適かつ確実な操作の出来る構造を提示する。操作部中央上部に曲スタートスイッチ、中央下部にメニューセレクトスイッチ、その両脇の左右2箇所に同じ機能のノートパソコン用タッチパッドに近い操作部を縦長の形状にし設ける。
従来人気機種では操作における指の動作と、視覚で確認する液晶上の方向の性質が完全に異なるものであり、そこには常に使用者のストレスが付随する。視覚で望む方向とは、常に全く別の性質で身体へと指令しなくてはならない。また、親指で丸を描くという行為はほとんど日常で現れる機会はなく使用者が受け入れづらい性質もあり、曲選択の他、ボリューム調整などでも常に要求されるその円形を指で描く行為は、指関節部を形状的にかなり変化させる動作を強いている。操作上で重要な曲再生スイッチの位置も、指の不自然な格好を強いられる位置に設定されている。そのあたりの問題の根本的解決と、日常ごく身近に存在するツールを、さらに使用者に受け入れやすいものとする。
図面1の1,2は上下方向に動かすタッチスクロールパネルで、両者とも同じ機能を与える。右手で本体を持つ場合、その親指は本体左側の1のスクロール部を、左手で持つ場合は本体右側の2を上下に動かすことが、標準的HD内蔵型プレーヤーの大きさだともっとも自然な位置関係で成り立つ。そしてノートパソコン内臓のタッチパッドと違う点は、実際の画面の移動方向とスクロール部を扱う親指の動作性質にある。常にパソコン用タッチパッドは、画面上で目標が操作する指と左右上下の同方向へ追従するのに対して、このスクロール部は指の上下方向の動作共に、それを本体側では同一の値を算出させる仕組と受けいれ、結果的に表示上で単一方向に移動させる。スクロール部が通常の状態では、その場所を指で上に移動しても下に移動しても、液晶表示は上から下へとしか動くことが出来ない。つまり、操作する指の移動距離のみによって、表示側を一定方向への移動としてコントロールすることになる。その変動はあくまでもスクロール部を指で移動する距離に基づくものであり、指を離したりする必要がない。故に、回転スクロール式と同じ動作行為数である1回の、つまり、「I」の字を上下にこする動作のみで、結果的に従来の機種最大の特徴である、無限に曲目リスト選択がひとつの動作で可能という事柄に、同格に対峙することが出来るのである。そして、この上下スクロール方式だと、回転式に比べ格段に親指の移動範囲が小さい。手のひらへ向け親指を普通に下ろす行為と殆ど同じになる。移動距離3cm程の所を上下方向に指を撫でつづけることで、回転式スクロールと同様に、表示される一覧の全ての場所に到達することが可能である。回転スクロール式では、親指がその付け根位置へ移動する際に、かなりの移動距離と指の不自然な格好を強いられることになる。要するに一番付け根に近い位置に親指が移動した場合、その第一関節が角度にして90度に折れることは避けられない。しかし、この上下スクロール方式はタッチ部が一番下となった場合でさえ、第一関節が30度から45度ほどが、最大の親指の折れ曲がり角度である。
画面表示を逆に、上方向に移動させたい場合は、一度そのスクロール部の任意位置を奥へクリックさせる方法を取る。本体側に違う認識を与えた後に、同じ様に指を上下に動かす。その方向切り替え操作の際に親指が選択する行為は、同じスクロール部の無作為な部分を軽く押すという1回で済む。それは、クリック位置とスクロール部の同居により、まったくの距離感の発生しないダイレクトなオペレーションであり、クリック行為から使用者は即座に方向転換を実行出来る。また、そのクリック行為を行う指がパソコンの一般的マウスの使用法と絶対的に混同しないため、このスクロール法とパソコン側との相互間悪影響も考えられない。そして曲が選択されスタートした後は、このスクロール部をボリューム調整する操作部としての役割に切り替える。その部分に関しては(0009)で説明する。
機能選択画面を要求する際使うスイッチは図面上の4とし、曲のスタートを実行するスイッチは3とする。この3の位置はサイズ上、本体を手にした時、初期段階で意識せずにも自然に親指が届く場所である。もっともイージーオペレーションにあたる場所に、曲のスタートや、他の決定行為などを兼ね備えるスイッチとして配置することによって、ストレスのない操作感をユーザーへ提示する。操作上、そして感覚上でもっとも重要な行為が、ストレスの発生しない場所と結びついている事柄は、店頭などで本体を手にした時の初期段階で使用者へ直感的に訴えかける。それは、オーナーとなっても常に確証され続ける事柄である。それに比べ、4のメニュー選択スイッチはそれほど使用する頻度も少なく、行為自体は事務的なものである。音楽リスニングの行為に対する重要性は3の方が格段に高い。また、それらの操作部をスクロール部から独立させることによって、スクロール行為の際に誤って押すような誤操作を阻止出来る。
曲あるいは機能選択で用いる図面上1,2のタッチスクロールパネルを、ボリューム調整用にも流用する。しかしその使用法は異なる。曲リスト検索で用いる上下の撫でるスタイルの移動方法に対して、ボリューム調整はクリック方式に切り替える。つまり、曲選択の際には液晶表示方向の反転に用いるスクロール部のクリック行為自体を、曲を再生している動作中になるとボリューム調整用へと切り替える。機能的には、右側のスクロール部分2に音量を増すための段階的な変化、左側1に音量減衰の段階的変化をもたらす役割をつける。普段、リスナーがヘッドフォンを装着して音楽を鑑賞する時の音量は、基本的にそれほど変わらない位置を選択していることが予想される。音量を液晶上で数字表示にし、それをワンクリックごとの段階的変化にさせる方法を取った方が、ユーザー側は音量設定を安定かつ確実に調節することが出来る。このことは、群集や交通機関内での個人使用に際し必要不可欠なマナー向上にも繋がっている。
外観上の視覚的アピールと、商品コンセプトに基づく軽快感の強調にあたって、操作部スイッチ類の簡素化は必要不可欠である。この操作部の形数だと、曲の前後スキップの役割を持たせるスイッチが足りない。そこで左右スクロール部を利用してその役割を担わせる。ポイントクリックではボリューム調整の機能として働くが、再生中ある一定のスクロール距離を感知した段階で、曲のスキップ用意画面を表示させる。そしてそのままの状態でクリックすることによって、前後曲のスキップを可能とする。次曲へのスキップを右側に、曲の頭出しスキップは左側になるように左右使い分けにする。この行為はそれほど使用頻度が多くなく、行動のスピード感も要求しない。また複数曲のスキップに関しては、その動作を繰り返すのではなく、曲のリスト単位で大幅にスキップを行うことも可能である。ちなみに、曲の早送りと巻き戻しに関しては、メニュースイッチからの展開で可能になる。
さらなる操作部スイッチの簡素化の為に、本体電源スイッチに関しては3に共用させることで、例えば使用者が右手で持つ場合、本体を最初に手にした時点から3と1の上下部を移動する距離だけで、曲再生をするためのあらゆる行為が可能になる。アルバムもしくはアーテイスト選択、曲選択、曲再生の操作はこの三角形の移動距離に帰結している。この移動距離は回転スクロール式に比べ、実質で1/4の距離になる。また、全ての親指の動作が直線を基調としたものとなり、それはユーザーへ明快な使用感を訴えかけるものとなる。
これらの操作部は本体から突起することなく正面部での完璧な平面加工が可能である。それに加え、左右側面そして上下面も含めた平面加工の為に、ホールドスイッチに関しても正面に配置することが望ましい。そのために4のスイッチに継続プッシュ操作の設定を作り、その認識後に操作部ホールドへの移行と解除を行うことを可能とする。
この4スイッチの継続プッシュの検知について、ホールド命令の初動でメニュー機能へ移行しないように、この4の操作部のみ、クリックの最初のタイミングで操作が実行されずに、その押す動作が検知部から離れた時に、ソフトが認識するように設定する。つまり、メニュー画面に変わるのはボタン接触が離れた瞬間であり、ホールド機能が働くのは数秒の接触持続時間を検知した時である。そうすることで、この4スイッチだけはクリック的な感触とスピード感が損なわれるが、前述した通りこの部分だけは、それほど操作上の頻度もなく、また4にまつわる全ての行為については、操作のスピード感をあまり必要としない。
音楽を鑑賞する行為において必要にもなる、再生中の停止操作についても、4のメニュースイッチを活用する。一時停止ではない完全停止の行為は、回転スクロール方式の機種の場合、方式自体が存在していない。その行為を要求する場合には、本体の電源自体を落とすことを余儀なく強制される。これは操作上では、ハードディスクが動作している最中にコンピュータ機器の主電源を落とすことと同じ行為になる。その行為自体に、音楽に対してのタブー的感覚がユーザーの間で発生していると思われる。この事柄を解決するために、曲のストップ機能を4のメニュースイッチに取り入れる。そして、メニューウインドウ内の検索に手間取らない位置に出現するようにして、敏速に曲停止が行えるようにする。今までの結果から、使用時のあらゆる全てのコントロール動作が、正面の親指操作に集結することになる。
本考案のものが製品化され、一般に流通することによる。
携帯型HDDオーディオプレーヤーを正面から示した平面図である。
図1中の1,2が曲検索、またはボリューム調整を行う左右タッチスクロール部、3が曲再生と決定スイッチ、4が機能画面選択スイッチとキーホールドスイッチになる。なお、5は本体液晶部分にあたる。
図1中の1,2が曲検索、またはボリューム調整を行う左右タッチスクロール部、3が曲再生と決定スイッチ、4が機能画面選択スイッチとキーホールドスイッチになる。なお、5は本体液晶部分にあたる。
Claims (2)
- 同じ機能を持たせた左右スクロール部と、中央スイッチによる個々の役割を備える操作部の位置関係とそれにまつわる操縦案をもったデジタルオーディオ機器
- 指のスクロール操作方向を正負の方向性を用いながらも、画面表示の動きを単一方向とさせるタッチスクロール操作をする携帯用電子ツール
Priority Applications (1)
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JP2006003768U JP3124572U (ja) | 2006-05-18 | 2006-05-18 | ハードディスクデジタルオーディオにおけるスイッチ類の配置と操作方式 |
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JP2006003768U JP3124572U (ja) | 2006-05-18 | 2006-05-18 | ハードディスクデジタルオーディオにおけるスイッチ類の配置と操作方式 |
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