JP3124362U

JP3124362U - 電気オーブン

Info

Publication number: JP3124362U
Application number: JP2006003454U
Authority: JP
Inventors: 明宗李
Original assignee: 明宗李
Priority date: 2006-05-09
Filing date: 2006-05-09
Publication date: 2006-08-17
Anticipated expiration: 2010-02-13

Abstract

【課題】調理物が平均して焼け、また多層設置した回転装置によって、異なる調理物を同時に焼くことができる電気オーブンを提供する。
【解決手段】箱体に納置スペースが形成され、前面には開閉ドア、底部にはモータが設置される。回転装置は箱体内に設置され、上、下枠、車輪台、ギア盤、伝動軸及び伝動ギアから構成される。網プレートは回転装置のギア盤上に設置される。使用時、モータが伝動軸及び伝動ギアを回転させ、同時に伝動ギアと噛み合ったギア盤を駆動して回転させ、網プレートが回転する電気オーブンである。
【選択図】図２

Description

本考案は、電気オーブンに関するもので、調理物が平均して焼け、また多層設置した回転装置によって、異なる調理物を同じオーブンで同時に焼くことができるものに関する。

従来の電気オーブンは、例えば、特許文献１等に開示されているが、一般のオーブン1構造は、図１に示すとおり、オーブン１の底部もしくは内側面に電熱装置が設置され、調理物をオーブンプレート１０上に置き、電気が発する熱によって焼ける仕組みになっている。しかしながら、公知のオーブン１構造であるオーブンプレート１０は固定設置であるため、オーブンプレート上の調理物もまた固定されている。このため電熱装置１１の温度が高いと、調理物内外の温度は異なり、焙り焼き効果がよくない。このため、焼く時には必ずオーブン１を常に開けて焼きたい物を裏返さなければならない。更に焼きたい物が異なったり、厚みが異なる場合…など、焼き時間及び温度もまたそれぞれ異なるため、公知のオーブン１ではオーブンプレート１０上で異なる調理物を同時に焼くことは出来ず、それぞれ別に焼くことになり、面倒で時間もかかるという問題点があった。
特開２００１−１４８９９８

このように従来のオーブンの問題点は、先ず調理物が平均して焼けない点であり、一つのオーブンで同時に異なる調理物を焼けない点であり、更に使用範囲が狭く実用的でない点である。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、調理物は平均して焼け、異なる調理物や、厚みの異なるもの等が焼け、異なる調理時間に対応しうる電気オーブンを提供することである。

上記課題を解決するために、請求項１の考案は、箱体、回転装置、網プレートから構成された電気オーブンにおいて、
前面に開閉ドアが枢設され、内部には納置スペースが形成されるもので、別に底部にモータが設置される箱体と、
箱体内に設置し、上枠、下枠、複数の車輪台、ギア盤、伝動軸及び伝動ギアから構成される回転装置と、
回転装置のギア盤上に設置する網プレートから構成され、
稼働時、モータの始動によって伝動軸及び伝動ギアが回転し、同時に伝動ギアと噛み合ったギア盤が駆動し、網プレートを回転させ、それによって調理物が平均して焼け、また多層設置した回転装置によって、異なる調理物を同じオーブンで同時に焼くことができるとともに、
前記箱体の上方に上蓋が設置され、また上層の回転装置ギア盤上に受盤を設置することによって油焼き、焙り焼き、煮る、揚げるの異なる用途で使用できることを特徴とする電気オーブンである。
請求項２の考案は、前記回転装置の上枠と下枠は、それぞれ相対して伝動軸孔及び複数の組立孔が穿設され、車輪台は下枠内に設置され、車輪台には車輪槽が成形されて、そこに車輪が設置され、更に各車輪台には支持柱が設置されて上枠と下枠の組立孔と対応することによって、上枠と下枠とが固定した距離を保ち、
また、ギア盤にはレールが成形されて車輪台の車輪と対応し、
また、下枠底面には電熱部品が設置され、伝動軸は上枠と下枠に通し、モータの始動によって回転し、伝動ギアは伝動軸上で固定し、ギア盤と噛み合うことを特徴とする請求項１に記載の電気オーブンである。

すなわち、本考案は、箱体に納置スペースが形成され、前面には開閉ドア、底部にはモータが設置される。回転装置は箱体内に設置され、上、下枠、車輪台、ギア盤、伝動軸及び伝動ギアから構成される。網プレートは回転装置のギア盤上に設置される。使用時、モータが伝動軸及び伝動ギアを回転させ、同時に伝動ギアと噛み合ったギア盤を駆動して回転させ、網プレートが回転することを最も主要な特徴とするものである。

本考案の電気オーブンは、次ぎのような利点がある。
（１）先ず、モータが回転装置を動かし、架設したギア盤上の網プレート若しくは受盤を同時に回転させるので、網プレート、または受盤上の調理物は平均して焼ける。
（２）開閉ドアは、透視窓なので、外から回転している調理物の様子を見ることができる。
（３）箱体最上端の回転装置には受盤を設置し、更に箱体上方には開けやすい上蓋を設置しているため、油焼き、焙り焼き、煮る、揚げる等の多様な異なる用途で使用できる。
（４）複数の回転装置が多層構造で設置されるため、異なる調理物、厚みの異なるもの等、異なる調理時間に対応し、同じオーブン内で同時に異なる調理物を調理でき、実用的である。

本考案の好適な実施例を図面に沿って説明する。
図２〜図５に示すとおり、主に箱体２、回転装置３、網プレート４、受盤５から構成され、そのうち、箱体２は、底部に底台２０が設置され、前面には開閉ドア２１が設置され、その内部は納置スペース２２が形成され、上方は突き抜けており、そこに上蓋２３が枢設される。
また、別に箱体２底部にモータ２４が設置され、モータ２４からは軸心２４０が伸びている。

前記複数の回転装置は、箱体２内に設置され、回転装置３のうち、上、下枠３０、３１は、箱体２内に固定され、上、下枠３０，３１にはそれぞれ対応位置に伝動軸孔３００、３１０、複数の組立孔３０１，３１１が穿設され、別に下枠３１には電熱部品３１２が設置される。この電熱部品３１２の熱は、中段部分がやや弱く、両端に向かうほど強くなるように設定してある。
前記下枠３１上に複数の車輪台３２が設置され、各車輪台３２上には車輪槽３２０が成形される。また、この車輪槽３２０内には車輪３２１が納置され、更に車輪台３２の一側面には少なくとも一つの支持柱３２２が設置される。各支持柱３２２は上、下枠３０,３１の組立孔３０１、３１１に対応して組み立てられ、上枠３０と下枠３１とが常に一定の距離を保つようにしている。
この下枠３１上にギア盤３３を架設し、このギア盤３３にはレール３３０が設置されて車輪台３２上の車輪３２１と対応し、またギア盤３３中空内側縁には唇縁３３１が成形され、その唇縁３３１の内側端には停止辺３３２が設置され、ちょうど下枠３１の内側縁に当たるようになっている。
モータ２４によって回転する伝動軸３４は、上枠３０と下枠３１の伝動軸孔３００、３１０に挿入し、この伝動軸３４上の適する位置に伝動ギア３５が固定され、ギア盤３３と噛み合い、伝動ギア３５には軸孔３５０が穿設される。

網プレート４は、前記回転装置３のギア盤３３上に設置されるが、この網プレート４周辺縁はちょうどギア盤３３の唇縁３３１上に乗り、網プレートに調理物を乗せる。

この網プレート４の他に、最上層の回転装置３ギア盤上には受盤５が設置され、その受盤５で油焼き、焙り焼き、煮る、揚げる…等異なる用途として使用する。

これらの構成を組み立て手順に沿って説明すると、組立時、回転装置３の車輪台３２を先ず下枠３１の予定位置に組み立て、次にギア盤３３を下枠３１上に架設し、且つ車輪台３２の車輪３２１の端をギア盤３３のレール３３０内に正しく置き、伝動ギア３５の軸孔３５０と下枠３１の伝動軸孔３１０を合わせて伝動軸３４を差し込む。そして、ギア盤３３と噛み合わせた後、上枠３０を下枠３１及びギア盤３３上に被せて設置し、支持柱３２２と螺合する。
次ぎに、箱体２内に組み入れる回転装置３は、支持柱３２２によって上枠３０と下枠３１との間に固定した距離が保たれ、ギア盤３３を上枠３０と下枠３１の間で回転させる。更に、上枠３０と下枠３１と箱体２を固定設置し、伝動軸３４と箱体２底部のモータ２４軸心２４０を連接する。
そして、網プレート４若しくは受盤５を回転装置３のギア盤３３上に置き、その上に調理物を置いて調理する。

したがって、使用時、モータ２４を稼働すると、回転装置３の伝動軸３４が回転し、伝動軸３４に固定した伝動ギア３５も回転し、伝動ギア３５と噛み合うギア盤３３を回転させる。
回転するギア盤３３には網プレート４若しくは受盤５が載せられているので、ギア盤３３上の網プレート４若しくは受盤５が回転し、焼き物はまんべんなく焼ける。

公知のオーブン構造である。本考案の実施例の立体外観図である。本考案の実施例の立体断面図である。本考案の実施例の回転装置立体分解図である。本考案の実施例の回転装置の組立俯瞰断面図である。

符号の説明

１オーブン
１０オーブンプレート
１１電熱装置
２箱体
２０底台
２１開閉ドア
２２納置スペース
２３上蓋
２４モータ
２４０軸心
３回転装置
３０上枠
３００伝動軸孔
３０１組立孔
３１下枠
３１０伝動軸孔
３１１組立孔
３１２電熱部品
３２車輪台
３２０車輪槽
３２１車輪
３２２支持柱
３３ギア盤
３３０レール
３３１唇縁
３３２停止辺
３４伝動軸
３５伝動ギア
３５０軸孔
４網プレート
５受盤

Claims

箱体、回転装置、網プレートから構成された電気オーブンにおいて、
前面に開閉ドアが枢設され、内部には納置スペースが形成されるもので、別に底部にモータが設置される箱体と、
箱体内に設置し、上枠、下枠、複数の車輪台、ギア盤、伝動軸及び伝動ギアから構成される回転装置と、
回転装置のギア盤上に設置する網プレートから構成され、
稼働時、モータの始動によって伝動軸及び伝動ギアが回転し、同時に伝動ギアと噛み合ったギア盤が駆動し、網プレートを回転させ、それによって調理物が平均して焼け、また多層設置した回転装置によって、異なる調理物を同じオーブンで同時に焼くことができるとともに、
前記箱体の上方に上蓋が設置され、また上層の回転装置ギア盤上に受盤を設置することによって油焼き、焙り焼き、煮る、揚げるの異なる用途で使用できることを特徴とする電気オーブン。
前記回転装置の上枠と下枠は、それぞれ相対して伝動軸孔及び複数の組立孔が穿設され、車輪台は下枠内に設置され、車輪台には車輪槽が成形されて、そこに車輪が設置され、更に各車輪台には支持柱が設置されて上枠と下枠の組立孔と対応することによって、上枠と下枠とが固定した距離を保ち、
また、ギア盤にはレールが成形されて車輪台の車輪と対応し、
また、下枠底面には電熱部品が設置され、伝動軸は上枠と下枠に通し、モータの始動によって回転し、伝動ギアは伝動軸上で固定し、ギア盤と噛み合うことを特徴とする請求項１に記載の電気オーブン。