JP3124177U - 石鹸箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】石鹸が箱から熱伝導により熱を受けることがなく、また、内部の排水及び換気が良好である石鹸箱を提供する。
【解決手段】身と蓋とからなるプラスチック製の石鹸箱において、身の底を中央部に順次高くなるように広く隆起部を設けるとともに、周囲に側壁に沿って環状低所を形成し、隆起部に先が細い円錐形の起立突起を散在して突設するとともに、その先端が隆起部の中央部に順次低くなるように仮想の湾曲面に沿うように起立突起の高さを形成し、少なくとも環状低所に複数の水抜孔を形成した。
【効果】石鹸が浴室の温度の影響を受けることが少なく、また、水浸しにならなく、水に濡れても乾きやすいので、温度と水との相乗によりべたつくように芯まで柔らかくなるということがなく、石鹸を快適且つ経済的に使用でき、適度な固さに保って汚れも落としやすい。
【選択図】 図1
【解決手段】身と蓋とからなるプラスチック製の石鹸箱において、身の底を中央部に順次高くなるように広く隆起部を設けるとともに、周囲に側壁に沿って環状低所を形成し、隆起部に先が細い円錐形の起立突起を散在して突設するとともに、その先端が隆起部の中央部に順次低くなるように仮想の湾曲面に沿うように起立突起の高さを形成し、少なくとも環状低所に複数の水抜孔を形成した。
【効果】石鹸が浴室の温度の影響を受けることが少なく、また、水浸しにならなく、水に濡れても乾きやすいので、温度と水との相乗によりべたつくように芯まで柔らかくなるということがなく、石鹸を快適且つ経済的に使用でき、適度な固さに保って汚れも落としやすい。
【選択図】 図1
Description
この考案は、浴室や銭湯等で石鹸を使用するためにそれを入れておく石鹸箱に関するものである。
石鹸箱は、一般的に身と蓋とからなるプラスチック製で、身の底には少し高い石鹸受けが設けられ、受けから外れた低い箇所に水抜孔が設けられ、下面の四隅には脚部が突設されている。したがって、水が排出されるけれども、受け部分が低いために、浴室内にこもった熱が箱全体を保温し石鹸に伝導しやすく、しかも、底に水が残りやすく殊にシャワーの下では石鹸が水浸しになりやすかった。
また、石鹸を使用する際には、湯に一旦漬けてからタオルや肌にすり当てられることもあって、石鹸が水に濡れていることが多く、水に濡れたり蒸気に触れたりしたまま浴室の熱を受け、また、風通しも悪いため、石鹸が溶けるように芯まで柔らかくなる。そうなると、無駄に消耗し不経済となるばかりでなく、手や石鹸箱に不快にべとつくことにもなる。また、柔らかくなった石鹸は泡立ちが悪く汚れを落とす機能が低下しているので、これを未然に防止することが必要である。
この考案は、上記のような実情に鑑みて、石鹸が箱から熱伝導により熱を受けることがなく、また、内部の排水及び換気が良好である石鹸箱を提供することを課題とした。
上記の課題を解決するために、この考案は、身と蓋とからなるプラスチック製の石鹸箱において、身の底を中央部に順次高くなるように広く隆起部を設けるとともに、周囲に側壁に沿って環状低所を形成し、隆起部に先が細い円錐形の起立突起を散在して突設するとともに、その先端が隆起部の中央部に順次低くなるように仮想の湾曲面に沿うように起立突起の高さを形成し、少なくとも環状低所に複数の水抜孔を形成したことを特徴とする石鹸箱を提供するものである。
石鹸箱を上記のように構成したから、浴室のように温かい部屋に置かれていても、三角錐に形成された多数の起立突起の上に石鹸が置かれ、それと点接触しているので、熱伝導により石鹸に熱が加わることはほとんどない。また、身の中に水が入ったとしても、隆起部から周囲の環状低所に流れて水抜孔から排水され、また、石鹸が多数の起立突起の上に載っているため、シャワーの下の台のように水浸しのような箇所に石鹸箱が置かれていても、身の中の石鹸までも水浸しになることはない。また、水に濡れても、風通しが良いために直ぐに乾くことにもなる。
以上説明したように、この考案の石鹸箱によれば、石鹸が浴室の温度の影響を受けることが少なく、また、水浸しにならなく、水に濡れても乾きやすいので、温度と水との相乗によりべたつくように芯まで柔らかくなるということがなく、石鹸を快適且つ経済的に使用でき、適度な固さに保って汚れも落としやすいという優れた効果がある。
図面は一実施形態を示し、その石鹸箱は、それぞれプラスチックで成形された身1と蓋3とからなり、そのうち、主に身1に工夫を凝らしたもので、底において、中央部へ順次高くなるように広く底上げ状に隆起させ、隆起部6の周囲に側壁5に沿って環状低所7が設けられる。
そして、隆起部6には、石鹸8を受ける多数の起立突起9,9・・を立設し、各起立突起9が先端に細くなる三角錐形に形成され、その高さの違いにより中央部に低くなるように、仮想の湾曲面に各起立突起9,9,・・の上端が位置するように形成され、こうして石鹸8がずれないように安定して支持されるようになっている。起立突起9,9,・・の配列については、縦列横列となっているが、石鹸8を受けやすくほゞ等間隔に散在する配列であれば、斜めの配列や渦巻き状の位置に沿った配列等であっても良い。
隆起部6では水が周囲の環状低所7に流れるが、環状低所7には、四隅に円い隅部水抜孔11,11,・・が設けられる。また、前後左右にはそれぞれ長孔の側部水抜孔12,12,・・が設けられる。さらに、隆起部6には長孔の高所水抜孔13,13,13が設けられ、こうして排水に完璧が期される。また、図示は省略するが、デザインを兼ねて身1の側壁5や蓋3の外周に通気孔を設けることもある。なお、身1の四隅の下面には脚部10,10,・・が突設される。
起立突起9は細く長いため、浴室にこもった熱で石鹸箱が温められても、その熱が伝導により起立突起9の先端に到達することはほとんどなく、しかも、石鹸8が起立突起9に点接触で受けられるので、たとえ起立突起9の先端まで熱が達していたとしても点接触により石鹸が熱を受けにくく、また、水に漬かるように濡れるということも全くないので、石鹸8がふやけるように柔らかくなることは決してなく、常に泡立ちの良い快適な状態で石鹸8を使用することができる。
1 身
3 蓋
5 側壁
6 隆起部
7 環状低所
8 石鹸
9 起立突起
11,12,13 水抜孔
3 蓋
5 側壁
6 隆起部
7 環状低所
8 石鹸
9 起立突起
11,12,13 水抜孔
Claims (1)
- 身と蓋とからなるプラスチック製の石鹸箱において、身の底を中央部に順次高くなるように広く隆起部を設けるとともに、周囲に側壁に沿って環状低所を形成し、隆起部に先が細い円錐形の起立突起を散在して突設するとともに、その先端が隆起部の中央部に順次低くなるように仮想の湾曲面に沿うように起立突起の高さを形成し、少なくとも環状低所に複数の水抜孔を形成したことを特徴とする石鹸箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006004072U JP3124177U (ja) | 2006-05-29 | 2006-05-29 | 石鹸箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006004072U JP3124177U (ja) | 2006-05-29 | 2006-05-29 | 石鹸箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3124177U true JP3124177U (ja) | 2006-08-10 |
Family
ID=43474131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006004072U Expired - Lifetime JP3124177U (ja) | 2006-05-29 | 2006-05-29 | 石鹸箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3124177U (ja) |
-
2006
- 2006-05-29 JP JP2006004072U patent/JP3124177U/ja not_active Expired - Lifetime
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