JP3124144U - 屋外グランド及びコートの構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工された屋外グランドやコートの下方層の透水保水層に貯えられている雨水を、さらに透水保水層の上面に形成されている表層部の内部にまで、毛細管現象により常時均一に保湿でき、屋外グランド等の表面に塵埃が発生するのを著しく抑制する。
【解決手段】屋外グランド及びコートの施工現場において、再生可能な現場の既存土を所定の深さまで鋤取り等を施して所定の深さの凹部を形成し、鋤取り等を施した既存土を一時保管もしくは仮置きし、凹部に所定量の透水保水材の粒状改良土を投入し、投入した前記粒状改良土と、凹部より下方の下層部の現場土とを混合撹拌し、その後転圧処理を施して透水保水層を形成し、透水保水層の上面に、保管又は仮置きしていた既存土を表層材として敷き均し、敷き均した既存土に所定量の天然樹皮系舗装材を混入せしめ転圧処理を施して表層部を形成せしめた屋外グランド及びコートの構造である。
【選択図】 図4

Description

本考案は、屋外グランド及びコートの構造の分野に関するものである。
従来屋外グランド及びコートの構造としては、特許第3409184号の特許公報のものが開示されている。
前記特許公報ものは、屋外グランド及びコートの施工現場の現場土において、所定の深さで形成された凹部に、建設発生土に水溶性のアクリル樹脂製改良剤と生石灰やセメント等の固化剤を添加して強度を向上せしめた粒状改良土を所定量投入し、投入した粒状改良土と前記凹部より下方の下層部の現場土とを混合撹拌し、その後転圧処理を施して透水保水層を形成し、さらに前記透水保水層の上面に表面処理を行って表面部を形成する構造であった。
そのため従来の透水保水層プラス表面部からなる構造の屋外グランド及びコートは、前記した透水保水層の透水性と保水性によって、ほこり立ちを防止し、湿気を漂わせてスポーツ競技者らに爽快さを与える等の利点があった。
しかし、前記した従来開示の特許公報の発明を構成する表層部には、前記表層部を構成する部材が、材質的に前記透水保水層内の水分を毛細管現象により上昇せしめる吸水力が弱かった。
特許第3409184号特許公報
本考案が解決しようとする課題は、施工された屋外グランド及びコートの構造を構成している下方層の透水保水層に貯えられている雨水を、さらに前記透水保水層の上面に形成されている表層部の内部にまで、毛細管現象により常時均一に保湿せしめることができるようにすると共に、屋外グランド及びコートの表面に塵埃が発生するのを従来のグランド及びコートの構造に比し著しく抑制せしめた。
そのため本考案のグランド及びコートの構造は、前述のとおりグランド及びコートの表面に塵埃が発生するのを確実に抑制せしめて、スポーツ競技者の健康の増進に役立たしめた。
また本考案のグランド及びコートの構造は、構成層である前記表層部の構成部材に殺菌性を有する構成資材を使用して雑草を生えにくくした。そのため除草作業は不要となった。
さらに本考案のグランド及びコートの構造は、前記表層部の構成部材として、天然木の樹皮材を加工して形成した樹皮系舗装材(繊維状のもの)もしくは天然材木を2〜3mm程度にカットしたチップ状にしたものを混入せしめて弾力性を著しく高め、スポーツ競技者らのシューズ等による衝撃力を吸収し、前記競技者らの疲労感を減少せしめるようにした。
また本考案の屋外グランド及びコートの構造は、その表層部の構成部材として混入した樹皮系舗装材もしくはチップ材を、天然木の樹皮製もしくは天然木材製にして長時間をかけることによって徐々に腐蝕させ土に帰るようにした。
従って本考案は自然にやさしい限りある地球の資源の再利用に貢献できる利点を有している。
本考案の課題を解決する手段としての請求項1記載の考案は、屋外グランドコートの施工現場における再生可能な現場の既存土が掘り起こされて形成された凹部に所定量の透水保水材の粒状改良土投入され、投入された前記粒状改良土と、前記凹部より下方の下層部の現場土と混合撹拌され転圧されて透水保水層形成されていると共に、前記透水保水層の上面に、前記既存土表層材として敷き均され、敷き均された前記既存土に所定量の天然樹皮系舗装材混入され転圧されて表層部形成されて成ることを特徴とする屋外グランド及びコートの構造である。
さらに本考案の請求項2記載の考案は、屋外グランドコートの施工現場における再生可能な現場の既存土が掘り起こされて形成された凹部に透水保水材である再生砂所定量投入され、投入された前記再生砂と、前記凹部より下方の下層部の現場土と混合撹拌され転圧されて透水保水層形成されていると共に、前記透水保水層の上面に、前記既存土表層材として敷き均され、敷き均された前記既存土に所定量の天然樹皮系舗装材混入され転圧されて表層部形成されて成ることを特徴とする屋外グランド及びコートの構造である。
本考案の請求項3記載の考案は、屋外グランドコートの施工現場における再生可能な現場の既存土が掘り起こされて形成された凹部に透水保水材である再生骨材所定量投入され、投入された前記再生骨材と、前記凹部より下方の下層部の現場土と混合撹拌され転圧されて透水保水層形成されていると共に、前記透水保水層の上面に、前記既存土表層材として敷き均され、敷き均された前記既存土に所定量の天然樹皮系舗装材投入され、敷き均された前記既存土と混合撹拌され転圧されて表層部形成されて成ることを特徴とする屋外グランド及びコートの構造である。
本考案の請求項4記載の考案は、屋外グランドコートの施工現場における再生可能な現場の既存土が掘り起こされて形成された凹部に所定量の木製チップ材投入され、投入された前記木製チップ材と、前記凹部より下方の下層部の現場土と混合撹拌され転圧されて透水保水層形成されていると共に、前記透水保水層の上面に、前記既存土表層材として敷き均され、敷き均された前記既存土に所定量の天然樹皮系舗装材混入され転圧されて表層部形成されて成ることを特徴とする屋外グランド及びコートの構造である。
本考案の請求項5記載の考案は、前記透水保水材の粒状改良土、再生砂、再生骨材及び木製チップ材、複数組合せて使用されて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載の屋外グランド及びコートの構造である。
本考案の請求項6記載の考案は、前記表層材の天然樹皮系舗装材及び木製チップ材、組合せて使用されて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5記載の屋外グランド及びコートの構造である。
請求項1記載の考案は、屋外グランドコートの施工現場における再生可能な現場の既存土が掘り起こされて形成された凹部に所定量の透水保水材の粒状改良土投入され、投入された前記粒状改良土と、前記凹部より下方の下層部の現場土と混合撹拌され転圧されて透水保水層形成されていると共に、前記透水保水層の上面に、前記既存土表層材として敷き均され、敷き均された前記既存土に所定量の天然樹皮系舗装材混入され転圧されて表層部形成されて成ることを特徴とする屋外グランド及びコートの構造なので、前記表層部の構成部材に繊維性の天然樹皮系舗装材をコート等の現場の既存土に混入し使用したことによって、前記透水保水層の中の水分を毛細管現象によってスムーズに吸水せしめ、常時表層部を保湿させる利点がある。
そのため前記保湿作用によって本考案のグランド及びコートの表面のほこり立ちが従来のものに比し著しく減少し、スポーツ競技者らの健康増進に役立つ利点を有している。
さらに本考案の表層部として天然樹皮系舗装材を使用しているので、殺菌性を有し、雑草を生えにくくすることができた。
そのため除草作業を不要にした。
さらに本考案の表層部として天然樹皮系舗装材を使用しているので、緩衝力を有すると共に、衝撃力を吸収しスポーツ競技者らの疲労を著しく減少させた。
また本考案の表層部として天然樹皮系舗装材を使用しているので、長時間かけて徐々に腐蝕して土に帰戻し、地球資源の再利用に貢献できる利点を有している。
さらに本考案の表層部として天然樹皮系舗装材を使用しているので、繊維状のため透水性を十分有しており、そのため雨水が溜ったりしないと共に、照り返しによる気温の上昇を未然に防止する利点を有している。
さらに請求項2記載の考案は、屋外グランドコートの施工現場における再生可能な現場の既存土が掘り起こされて形成された凹部に透水保水材である再生砂所定量投入され、投入された前記再生砂と、前記凹部より下方の下層部の現場土と混合撹拌され転圧されて透水保水層形成されていると共に、前記透水保水層の上面に、前記既存土表層材として敷き均され、敷き均された前記既存土に所定量の天然樹皮系舗装材混入され転圧されて表層部形成されて成ることを特徴とする屋外グランド及びコートの構造なので、前記した請求項1記載の考案と同じ効果を有している。
また請求項3記載の考案は、屋外グランドコートの施工現場における再生可能な現場の既存土が掘り起こされて形成された凹部に透水保水材である再生骨材所定量投入され、投入された前記再生骨材と、前記凹部より下方の下層部の現場土と混合撹拌され転圧されて透水保水層形成されていると共に、前記透水保水層の上面に、前記既存土表層材として敷き均され、敷き均された前記既存土に所定量の天然樹皮系舗装材投入され、敷き均された前記既存土と混合撹拌され転圧されて表層部形成されて成ることを特徴とする屋外グランド及びコートの構造なので、請求項1記載の考案の効果と同じ効果を有している。
さらに請求項4記載の考案は、屋外グランドコートの施工現場における再生可能な現場の既存土が掘り起こされて形成された凹部に所定量の木製チップ材投入され、投入された前記木製チップ材と、前記凹部より下方の下層部の現場土と混合撹拌され転圧されて透水保水層形成されていると共に、前記透水保水層の上面に、前記既存土表層材として敷き均され、敷き均された前記既存土に所定量の天然樹皮系舗装材混入され転圧されて表層部形成されて成ることを特徴とする屋外グランド及びコートの構造なので、透水保水層の透水保水材として天然木の木製チップ材を使用して、長時間かけて徐々に腐蝕し土に帰し、且地球の資源の有効利用に貢献できる。
また本考案の表層部に天然樹皮系舗装材を使用したので、前記請求項1記載の考案の効果と同じ効果を有している。
また請求項5記載の考案は、前記透水保水材の粒状改良土、再生砂、再生骨材及び木製チップ材、複数組合せて使用されて成る屋外グランド及びコートの構造なので、前記請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載の考案の効果と同じ効果を有している。
さらに請求項6記載の考案は、前記表層材の天然樹皮系舗装材及び木製チップ材、組合せて使用されて成る屋外グランド及びコートの構造なので、前記請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5記載の考案の効果と同じ効果を有している。
本考案の請求項1〜6記載の屋外グランド及びコートの構造に係る実施の形態は、共通しているので図面にもとづき以下のとおり一括して説明する。
aは本考案の屋外グランドであり、コートについては図示していないが同様に実施される
1は前記グランドの施工現場である。2は屋外グランドaの施工現場1の既存土7(図14参照)を所定の深さまで鋤取りし掘り起して形成された凹部である。3は透水保水材の一種の粒状改良土である(図15参照)
前記粒状改良土3を前記凹部2に所定量投入する。
しかる後、投入された粒状改良土3と下層部5の土4とを混合撹拌装置(限定しない)を介して程良く混合する。
上記のように混合撹拌した後、所定の厚さに転圧処理して透水保水層6を形成する。
前記のように形成された透水保水層6は、所定の硬度を有し、且投入した粒状改良土3によって透水性と保水性を発揮する。
さらに前記のように形成された透水保水層6の上面にして、且凹部2内に、鋤取りし掘り起した一時保管もしくは仮置きされている既存土7を表層材として敷き均してやる。しかし前記既存土7は敷き均す前に、篩にかけて雑物を除去してから用いても良い。
そして前記のように敷き均した既存土7に、天然樹皮舗装材8を所定量混入し既存土7と撹拌せしめる。
しかる後転圧処理を施して所定厚さの表層部9を形成する。
前記混入の天然樹皮舗装材8は、天然木の杉、檜、もみの木等の厚い樹皮を厳選して精製したもので、細い繊維質を主成分とする(図18及び図1〜4参照)
そして前記舗装材8は、透水性及び保水性が著しく高い性質を有している。
さらに前記舗装材8は、クッション性もあり、また長時間使用すると徐々に腐蝕して土に帰る性質を併有している。
前記の構成からなる本考案のグランドaの前記表層部9の上面に、降雨があると、雨水は前記表層部9を構成している繊維状にして且透水及び保水性を有する天然樹皮舗装材8の性質によって表層部9内に浸透し、次いで前記表層部9より下方の透水保水層6を構成する土中に混合されている天然樹皮舗装材8が適度な空隙を有する安定した土粒子構造を形成するために浸透性がよく、また一度浸透した水分も毛細管現象により上昇し適度な保水状態を維持している。
さらに本考案のグランドaを構成する透水保水層6として、前記粒状改良3に代えて所定量の再生砂10を使用する(図5〜7及び図16参照)
前記再生砂10は、路盤発生材・アスファルトコンクリート発生材から製造した再生資材あるいはこれらを混合した材料に必要に応じて補足材を加え所定の品質が得られるように調整したもので粒径10mm以下のものである。
前記のように形成された再生砂10の所定量を、前記凹部2内に投入する。
しかる後、投入された再生砂10と下層部5の土4とを混合撹拌装置(限定しない)を介して程良く混合する。
上記のようにして混合撹拌後は、所定の厚さに転圧処理して透水保水層6を形成する。
前記のように形成された透水保水層6は、所定の硬度を有し、且構成部材の再生砂10によって透水性と保水性を発揮する。
さらに前記のように形成された透水保水層6の上面にして、且凹部2内に、鋤取りし掘り起した一時保管もしくは仮置きされている既存土7を表層材として敷き均してやる。しかし前記既存土7は敷き均す前に、篩にかけて雑物を除去した後用いても良い。
そして前記のように敷き均した既存土7に、天然樹皮舗装材8を所定量混入し既存土7と撹拌せしめる。
しかる後転圧処理を施して所定厚さの表層部9を形成する。
前記混入の天然樹皮舗装材8は、天然木の杉、檜、もみの木等の厚い樹皮を厳選して精製したもので、細い繊維質を主成分とする。
そして前記舗装材8は、透水性及び保水性が著しく高い性質を有している。
さらに前記舗装材8は、クッション性もあり、また長時間使用すると徐々に腐蝕して土に帰る性質を併有している。
前記の構成からなる本考案のグランドaの前記表層部9の上面に、降雨があっても雨水は前記表層部9を構成している繊維状にして且透水及び保水性を有する天然樹皮舗装材8の特質によって表層部9内に浸透し、次いで前記表層部9より下方の透水保水層6にまで毛細管現象によって透水し、且該層内に保水される。
さらに本考案のグランドaを構成する透水保水層6として、前記再生砂10に代えて、所定量の再生骨材11を使用する(図8〜10及び図17参照)
本考案において使用する前記再生骨材11は、ビル解体等で発生するコンクリート塊や、破砕場で多量に発生する石粉混じりの細い破砕等を容器に適当量入れ、混合撹拌して得られた粒度が0mm〜10mm程度のものである。
しかる後、投入された再生骨材11と下層部5の土4とを混合撹拌装置(限定しない)を介して程良く混合する。
上記のようにして混合撹拌後は、所定の厚さに転圧処理して透水保水層6を形成する。
前記のように形成された透水保水層6は、所定の硬度を有し、且投入した再生骨材11によって透水性と保水性を発揮する。
さらに前記のように形成された透水保水層6の上面にして、且凹部2内に、鋤取りし掘り起した一時保管もしくは仮置きされている既存土7を表層材として敷き均してやる。しかし前記既存土7は敷き均す前に、篩にかけて雑物を除去した後用いても良い。
そして前記のように敷き均した既存土7に、天然樹皮舗装材8を所定量混入し既存土7と撹拌せしめる。
しかる後転圧処理を施して所定厚さの表層部9を形成する。
前記混入の天然樹皮舗装材8は、天然木の杉、檜、もみの木等の厚い樹皮を厳選して精製したもので、細い繊維質を主成分とする。
そして前記舗装材8は、透水性及び保水性が著しく高い性質を有している。
さらに前記舗装材8は、クッション性もあり、また長時間使用すると徐々に腐蝕して土に帰る性質を併有している。
前記の構成からなる本考案のグランドaの前記表層部9の上面に、降雨があっても雨水は前記表層部9を構成している繊維状にして且透水及び保水性を有する天然樹皮舗装材8の特質によって浸透し、次いで前記表層部9の下方の透水保水層6にまで毛細管現象によって透水し、且該層内に保水される。
さらに本考案のグランドの構造の構成部材である透水保水層6として、天然木材のチップ材12を使用する。この場合チップ材12の大きさは2〜3mm程度にカットされたものを使用する(図11〜13及び図19参照)
そして所定量の前記天然木材のチップ材12と下層部5の土4とを混合撹拌し、転圧処理をして形成された透水保水層6も、前記チップ材12の材質によって透水、保水機能を発揮する。
さらに前記透水保水層6の上面にして、しかも凹部2内に、既存土を敷き均してやる。そして所定量の前記天然樹皮舗装材8を混入撹拌し、混入後転圧処理し表層部9を形成する。上記のように形成された表層部9が有する透水、保水及び保湿機能は前述した構成部材を含有する透水保水層6と同じである。
そして前記透水保水層6と前記表層部9に含有されている前記チップ材12と前記天然樹皮舗装材8は、何れも長時間かけて腐蝕し土に戻る。
さらに本考案は、透水保水材としての粒状改良土3、再生砂10、再生骨材11及びチップ材12を単体で使用するが、複数部材として、例えば所定量の粒状改良土3に所定量のチップ材12を、あるいは再生砂10に所定量のチップ材12を、あるいは再生骨材11に所定量のチップ材12を組合せ混合撹拌し、転圧処理を施し透水保水層を形成してもよい。
また本考案の表層部9の材料としては、天然樹皮舗装材8と木材チップ12とを単体で使用する実施例を挙げたが、両部材を所定の混合比率で既存土7に混入せしめてもよい。例えば既存土7を70%と天然樹皮舗装材8を15%、木材チップ12を15%としてもよい。
そして前記の混合比率は、スポーツ競技に必要な一定の硬さを有している。
前記透水保水層6と表層部9に使用する構成部材を、前記のとおり複数の前記部材を組合せて使用しても、透水性と保水性と、さらに保湿性(表層部)をも夫々発揮させることができる。
本考案屋外グランドの構造を形成するために掘り起し凹部を形成した状態の縦断面図である。
図1の状態に形成された凹部内に粒状改良土を投入し、且下層部の現場土と混合撹拌せしめている状態の縦断面図である。
図2によって形成された透水保水層の上面にして、且凹部内に、鋤取りされ保管中の現場土を投入し敷き均し、敷き均した後天然樹皮舗装材を混入した状態の縦断面図である。
図3の状態から転圧処理を施した状態の縦断面図である。
同凹部を形成したグランドに再生砂を投入し、且下層部の現場土と混合撹拌せしめている状態の縦断面図である。
図5の混合撹拌した後転圧処理を施して透水保水層を形成せしめ、且保管中の現場土を投入し敷き均し、敷き均した後天然樹皮舗装材を混入した状態の縦断面図である。
図6の状態から転圧処理を施した状態の縦断面図である。
同凹部を形成したグランドに再生骨材を投入し、且下層部の現場土と混合撹拌せしめている状態の縦断面図である。
図8の混合撹拌した後転圧処理を施して透水保水層を形成せしめ、且保管中の現場土を投入し敷き均し、敷き均した後天然樹皮舗装材を混入した状態の縦断面図である。
図9の状態から転圧処理を施した状態の縦断面図である。
同凹部を形成したグランドにチップ材を投入し、且下層部の現場土と混合撹拌せしめている状態の縦断面図である。
図11の混合撹拌した後転圧処理をして透水保水層を形成せしめ、且保管中の現場土を投入し敷き均し、敷き均した後天然樹皮舗装材を混入した状態の縦断面図である。
図11の状態から転圧処理を施した状態の縦断面図である。
本考案の屋外グランドを形成するため凹部形成時に鋤取りされた既存土を示す図である。
本考案の屋外グランド構成する透水保水材の一種の粒状改良土を示す図である。
同透水保水材の再生砂を示す図である。
同再生骨材を示す図である。
同表層材の天然樹皮舗装材を示す図である。
同表層材のチップ材を示す図である。
符号の説明
a グランド
1 施工現場
2 凹部
3 粒状改良土
4 土
5 下層部
6 透水保水層
7 既存土
天然樹皮舗装材
9 表層部
10 再生砂
11 再生骨材
12 チップ材

Claims (6)

  1. 屋外グランド及びコートの施工現場において、再生可能な現場の既存土を所定の深さまで鋤取り等を施して所定の深さの凹部を形成し、前記鋤取り等を施した前記既存土を一時保管もしくは仮置きし、前記凹部に所定量の透水保水材の粒状改良土を投入し、投入した前記粒状改良土と、前記凹部より下方の下層部の現場土とを混合撹拌し、その後転圧処理を施して透水保水層を形成し、前記透水保水層の上面に、前記の保管もしくは仮置きしていた前記既存土を表層材として敷き均し、敷き均した前記既存土に所定量の天然樹皮系舗装材を混入せしめ転圧処理を施して表層部を形成せしめることを特徴とする屋外グランド及びコートの構造。
  2. 屋外グランド及びコートの施工現場において、再生可能な現場の既存土を所定の深さまで鋤取り等を施して所定の深さの凹部を形成し、前記鋤取り等を施した前記既存土を一時保管もしくは仮置きし、前記凹部に透水保水材である再生砂を所定量投入し、投入した前記再生砂と、前記凹部より下方の下層部の現場土とを混合撹拌し、その後転圧処理を施して透水保水層を形成し、前記透水保水層の上面に、前記の保管もしくは仮置きした既存土を表層材として敷き均し、敷き均した前記既存土に、所定量の天然樹皮系舗装材を混入せしめ転圧処理を施して表層部を形成せしめることを特徴とする屋外グランド及びコートの構造。
  3. 屋外グランド及びコートの施工現場において、再生可能な現場の既存土を所定の深さまで鋤取り等を施して所定の深さの凹部を形成し、前記鋤取り等を施した前記既存土を一時保管もしくは仮置きし、前記凹部に透水保水材である再生骨材を所定量投入し、投入した前記再生骨材と、前記凹部より下方の下層部の現場土とを混合撹拌し、その後転圧処理を施して透水保水層を形成し、前記透水保水層の上面に、前記の保管もしくは仮置きした既存土を表層材として敷き均し、敷き均した前記既存土に所定量の天然樹皮系舗装材を投入し、敷き均した前記既存土と混合撹拌し、転圧処理を施して表層部を形成せしめることを特徴とする屋外グランド及びコートの構造。
  4. 屋外グランド及びコートの施工現場において、再生可能な現場の既存土を所定の深さまで鋤取り等を施して所定の深さの凹部を形成し、前記鋤取り等を施した前記既存土を一時保管もしくは仮置きし、前記凹部に所定量の木製チップ材を投入し、投入した前記木製チップ材と、前記凹部より下方の下層部の現場土とを混合撹拌し、その後転圧処理を施して透水保水層を形成し、前記透水保水層の上面に、前記の保管もしくは仮置きした前記既存土を表層材として敷き均し、敷き均した前記既存土に所定量の天然樹皮系舗装材を混入せしめ転圧処理を施して表層部を形成せしめることを特徴とする屋外グランド及びコートの構造。
  5. 前記透水保水材の粒状改良土、再生砂、再生骨材及び木製チップ材を、複数組合せて使用することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載の屋外グランド及びコートの構造。
  6. 前記表層材の天然樹皮系舗装材及び木製チップ材を、組合せて使用することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5記載の屋外グランド及びコートの構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6278287B1 (ja) * 2017-06-13 2018-02-14 日勝スポーツ工業株式会社 屋内及び屋外グラウンド又は屋内及び屋外コートの粒状舗装材又は粒状改良材と改良施工方法

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JP2019002155A (ja) * 2017-06-13 2019-01-10 日勝スポーツ工業株式会社 屋内及び屋外グラウンド又は屋内及び屋外コートの粒状舗装材又は粒状改良材と改良施工方法

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