JP3123978U - 使い捨て型おしぼり - Google Patents
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Abstract
【課題】十分な広告情報を提供することを可能とすることによって広告媒体としての価値を高め、より多くの広告収入を得られる使い捨て型おしぼりを提供する。
【解決手段】湿潤させた手拭きシートを袋体内に密封してなる使い捨て型おしぼりにおいて、前記袋体表面に簡潔な広告表示と該広告表示と関連するQRコードを含む2次元バーコードとを提示し、該2次元バーコードに書き込まれたホームページのIPアドレス若しくはURL又は電話番号等の各種情報を携帯電話機に取り付けられたバーコードリーダを介して取得させ、当該取得情報に基づき自動的にインターネットウェブサイト又は電話回線に接続させる。
【選択図】 図2
【解決手段】湿潤させた手拭きシートを袋体内に密封してなる使い捨て型おしぼりにおいて、前記袋体表面に簡潔な広告表示と該広告表示と関連するQRコードを含む2次元バーコードとを提示し、該2次元バーコードに書き込まれたホームページのIPアドレス若しくはURL又は電話番号等の各種情報を携帯電話機に取り付けられたバーコードリーダを介して取得させ、当該取得情報に基づき自動的にインターネットウェブサイト又は電話回線に接続させる。
【選択図】 図2
Description
本考案は、広告媒体としての価値を高めた使い捨て型おしぼりに関する。
平たく折り畳んだ紙、不織布若しくは織布などを湿潤させた手拭きシートをヒートシール可能なプラスチックフィルム製の袋体に封入してなる使い捨て型おしぼりは広く知られているところである。手拭きとしてはタオルなど布製のもの繰り返し使用するのが本来の姿であったが、取扱い性や衛生面あるいは経済性などを考慮し、前記のような使い捨て型のおしぼりが広く用いられるようになった。この種の使い捨て型おしぼりの多くは、飲食店で客に提供されたり、テイクアウト調理品(弁当、サンドイッチ等)に添えて提供されているのが通例である。
このような使い捨て型のおしぼりは、提供者側からすればあくまでも付帯サービスであって極力費用を掛けたくないところである。そこで、広告収入を得ることにより提供コストを削減するため、手拭きシートを封入する袋体面に広告表示をすることが行われている。同様の発想に基づく試みはポケット型ティッシュなどに多く見られるところであるが、使い捨て型おしぼりは、ポケット型ティッシュのように繰り返し使用されるものではなく一回きりの使い捨てであるため有効広告期間がほとんどなく、また、封入されている手拭きシートがウエット状であるため、袋体内に派手な印刷チラシ等の封入ができず、更には、袋体の表面積がそもそも狭く十分な広告情報を提供することができない等の事情から、広告媒体としては価値が低いものとされていた。
本考案は、上記した従来の欠点に鑑みなされたもので、十分な広告情報を提供することを可能とすることによって広告媒体としての価値を高め、より多くの広告収入を得られる使い捨て型おしぼりを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、本考案に係る使い捨て型おしぼりは、湿潤させた手拭きシートを密封する袋体表面に、簡潔な広告表示と該広告表示と関連するQRコードを含む2次元バーコードとを提示し、該2次元バーコードに書き込まれたホームページのIPアドレス若しくはURL又は電話番号等の各種情報を携帯電話機に取り付けられたバーコードリーダを介して取得させ、当該取得情報に基づいて自動的にインターネットウェブサイト又は電話回線に接続させることを特徴とする。
本考案によれば、単位面積当りの記録容量が多く、しかも読み取り方向性についても制約がないQRコードを含む2次元バーコードが袋体表面に提示されているため、広告スペースに制約がありチラシ等の印刷物の封入が困難な使い捨て型おしぼりであっても、携帯電話機(携帯通信端末)により、ターゲットユーザーを広告主所望のインターネットウェブサイトや電話回線等に容易且つ高確率で誘導して多くの広告情報を提供することができ、結果として、当該使い捨て型おしぼりを極めて宣伝効果の高い広告媒体とすることができる。
以下、本考案の使い捨て型おしぼりについて、その一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は完成前の全体斜視図、図2は完成後の表面から見た全体斜視図、図3は同裏面から見た全体斜視図で、本実施形態にかかる使い捨て型おしぼり1は、平面視略方形状の袋体2の中に手拭きシート3が気密的に収納されたものである。
袋体2の素材2’には、主にポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム又はポリプロピレンフィルム等のヒートシール可能で気密性のあるプラスチックフィルム材若しくはプラスチックフィルムでコーティングされた紙材が用いられ、当該素材を所望寸法に裁断しその両側端部を重合し全長にわたってヒートシールを施して筒状体とし、更に、該筒状体の両開口部をヒートシールして密封袋状に形成したものである。
前記袋体2には手拭きシート3が気密的に内包されていて、使用時に際しては、袋体2の裏面部に形成されている長手方向のヒートシール部4及び短手方向のヒートシール部5を強制離間させることによって開封し取り出す。手拭きシート3は、一般的には紙、不織布若しくは織布などの素材が用いられ、該素材を湿潤させ平たく折り畳んだものである。本実施形態では、袋体2の大凡のサイズは、縦180mm、横60mm程度で、また、折り畳んだ手拭きシート3の大凡のサイズは、縦140mm、横50mm程度で、全体の厚みは大凡5mm程度となっているが、これらのサイズは提供目的や好みに応じて適宜選択されるものである。
図2は、本実施形態にかかる使い捨て型おしぼり1を表面から見た斜視図であるが、袋体2の表面部2aには、キャッチコピーや広告主名等の簡潔な広告表示6aと、該広告表示6aと関連するホームページのIPアドレス、URL又は電話番号等の情報が書き込まれた二次元バーコード(QRコード)7aが提示されている。
図3は、本実施形態にかかる使い捨て型おしぼり1を裏面から見た斜視図であるが、裏面部2bにも、前記表面部2aの場合と同様に、キャッチコピーや広告主などの簡潔な広告表示6bと、該広告表示6bと関連するホームページのIPアドレス、URL又は電話番号等の情報が書き込まれた二次元バーコード(QRコード)7bが提示されている。本実施形態にあっては、ホテルの宿泊予約及び無線タクシーの呼び出しのための電話番号情報が書き込まれていて、当該電話番号に自動的に接続されるようになっている。
前記QRコード7a、7bには、広告主のホームページや関連サイトのIPアドレスやURL又は電話番号のみならず、メールアドレスや広告内容を直接携帯電話機のディスプレイに表示するためのテキストデータ等の情報を記録しておいてもよい。これらの情報を携帯電話機に付設されたバーコードリーダにより取得させ、当該取得情報に基づき自動的にインターネットウェブサイトや電話回線等に接続させる。QRコードを含む2次元バーコードは、一次元バーコードと比較して単位面積当りの記録容量が圧倒的に多いので小さな面積に多くのデータを記録することがで、また、読み取り方向性についても制約がないので携帯電話機によるデータ取得操作が容易である。
すなわち、QRコードに記録されている各種情報を携帯電話機のバーコードリーダによって確実且つ簡便に読み取らせることができるので、利用者の情報入力に要する負担が軽減されるのは勿論、QRコードに記録されている情報が例えばURLである場合には、広告主のホームページに確実にアクセスしてもらうことができ、より多くの広告情報を提供することができるのである。
近年における携帯電話機の普及はめざましく、携帯電話機を介しての宣伝広告の効果は非常に高い。また、QRコードを含む二次元バーコードの利用も多く見られ、雑誌や新聞、商品パッケージ、各種カードやシール等に幅広く利用されている。しかし、仮にこれらの商品等に二次元バーコードが提示されていたとしても、利用者が各自の携帯電話機からこの2次元バーコードを読み取ってホームページ等に実際にアクセスしなければ宣伝効果は得られない。そうとすると、二次元バーコードが付されたこれら雑誌や新聞又は商品の購入者のうち何人がこの二次元バーコードを利用したかを考えると、その利用率が極めて低いものであることは容易に想像のつくところである。また、宣伝広告用に頒布されるポケット型ティッシュにおいても同様で、街頭で渡された時又は使用時に、そこに付されている2次元バーコードに関心を持ち、その場で携帯電話機を取り出し2次元バーコードを読み取って当該ホームページにアクセスする可能性は、その時のユーザーの状況(状態)を考えれば皆無に等しく、後にアクセスしたとしてもその確率は極めて僅かである。
これに対し使い捨て型おしぼりは、飲食店で料理が運ばれてくる前に或いは購入したテイクアウト調理品(弁当・サンドイッチ等)と共に客一人一人に渡されるのが通例で、ほぼ確実に使用されるものである。したがって、少なくとも袋体に印刷されたキャッチコピー等の広告表示やQRコードが視認されることは確かであり、加えて、使用時(料理待ちの間又は飲食中)の状況を考えると、該キャッチコピー等の広告表示やQRコードに関心を持ち、その場で携帯電話機を取り出し当該QRコードを読み込ませる可能性は極めて高く、結果として、広告主のホームページや電話番号等にアクセスされる確率は前記他の商品の場合とは比較にならない程高いことは明らかである。
しかも、使い捨て型おしぼりは、販促用のポケットテッシュとは異なり配布するための人員や配布場所を特別用意する必要はなく、また、広告主が例えばホテル業者、飲食店、運転代行業者又は無線タクシー業者等々、ターゲットユーザーがある程度限られた地域にいる業者である場合には、配布エリアを指定することによって確実且つ効果的に配布することが可能である。上述の如く、本考案に係るQRコードを利用した使い捨て型おしぼりは、広告利用面積が限られていても極めて宣伝効果の高い広告媒体とすることができる。
1・・・使い捨て型おしぼり
2・・・袋体
2a・・・袋体表面部
2b・・・袋体裏面部
3・・・手拭きシート、
4・・・長手方向のヒートシール部
5・・・短手方向のヒートシール部
6a,6b・・・広告表示
7a,7b・・・QRコード
2・・・袋体
2a・・・袋体表面部
2b・・・袋体裏面部
3・・・手拭きシート、
4・・・長手方向のヒートシール部
5・・・短手方向のヒートシール部
6a,6b・・・広告表示
7a,7b・・・QRコード
Claims (1)
- 湿潤させた手拭きシートを袋体内に密封してなる使い捨て型おしぼりにおいて、袋体面に簡潔な広告表示と該広告表示と関連するQRコードを含む2次元バーコードとを提示し、該2次元バーコードに記録されたホームページのIPアドレス、URL又は電話番号等の各種情報を携帯電話機に取り付けられたバーコードリーダを介して取得させ、当該取得情報に基づいて自動的にインターネットウェブサイト又は電話回線に接続させることを特徴とする使い捨て型おしぼり。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006003835U JP3123978U (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 使い捨て型おしぼり |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006003835U JP3123978U (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 使い捨て型おしぼり |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3123978U true JP3123978U (ja) | 2006-08-03 |
Family
ID=43473947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006003835U Expired - Fee Related JP3123978U (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | 使い捨て型おしぼり |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3123978U (ja) |
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2006
- 2006-05-22 JP JP2006003835U patent/JP3123978U/ja not_active Expired - Fee Related
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