JP3123969U - 合成樹脂製味噌容器の変形防止装置 - Google Patents

合成樹脂製味噌容器の変形防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内圧で容器本体及びトップシール材が変形しない味噌容器を提供する。
【解決手段】成形容器本体1内に味噌2を充填したのち、前記容器本体1の上口にトップシール材3を用いてトップシールを行って前記容器本体1を密封する味噌の包装形態において、前記トップシール材3に内圧の変化を吸収するための凹部6と凸部7から成る凹凸部5を形成する。このようにすると、温度変化により容器本体の内圧が変化したとき、トップシール材3の凹凸部5の変形により内圧を吸収することができる。この結果、容器本体1が変形して、商品価値が低下したりしない。
【選択図】図2

Description

本考案は、深絞り成形された合成樹脂製味噌容器内に味噌を充填密封した商品において、保管あるいは流通過程、商品の販売過程において、気圧や気温あるいは保管温度の変化により味噌容器が変形するのを防止する装置に関する。
深絞り成形された合成樹脂製の味噌容器内に味噌を充填してその上口にトップシール材をヒートシールすることにより、容器の口を密封した商品形態の場合、味噌の製造工場が標高の高い、例えば信州地方にあり、ここより標高の低い、例えば東京地方で販売するようになると、販売地では気圧が高くなるために、トップシール材あるいは容器に凹みが発生し、反対に標高が低い地方で製造されたものを標高の高い地方で販売するようになると、販売地では気圧が低くなるために、トップシール材あるいは容器に膨らみが発生したりする。これと同じことは、流通過程や保管あるいは商品販売過程において気温や保管場所の温度条件が変わると、容器内に残留した空気が膨張したり、収縮する内圧の変化によって、トップシール材又は容器本体が膨らんだり、凹んだりするという現象が発生する。
このような現象は、商品価値を著しく低下させるため、ある程度変形しない強度を持った容器本体やトップシール材を採用しているが、それでも変形が生じているのが現状である。
また、このように強度を持った容器本体やトップシール材を採用すると、商品コストが高くなるという欠点もある。
現在、炭酸飲料やお茶を充填した所謂ペットボトルにおいては、その胴部や底部にリブ形状あるいは花弁状の凹凸を形成することにより、内圧の変化を吸収できるように工夫している。例えば特開平08−053120号、同09−039934号、特開2001−072032号、同2003−175940号。
しかし、このようなペットボトルと称される自立容器の場合は、胴体部や底部に内圧の変化を吸収するための凹凸を形成しても、液体であることから、内容物が減って来たり、中が空になっても、この凹凸部に内容物が付着して残ることはない。
一方、味噌のように粘着性のある物の場合、仮に容器側に凹凸部を形成すると、あとでこの凹凸部に味噌が付着して残り、もったいない、あるいは容器を分別廃棄するときにいちいち洗浄したりする手間がかかることから、味噌容器の場合は、できるだけ凹凸部をつけないようにしている。この結果、上記のように、内圧の変化を吸収できないために、容器本体やトップシール材に変形が生じてしまうという不都合が発生している。
特開平08−053120号公報 特開平09−039934号公報 特開2001−072032号公報 特開2003−175940号公報
本考案の目的は、叙上の如き味噌容器又はトップシール材全体に発生する変形問題を、ペットボトル等とは違った手法で解消することである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の考案においては、合成樹脂製味噌容器の変形防止装置において、成形容器本体内に味噌を充填したのち、前記容器本体の上口にトップシールを行って前記容器本体を密封する味噌の包装形態において、前記トップシール材に内圧の変化を吸収するための凹凸部を形成したことを特徴とするものである。
本考案によると、温度変化により容器本体やトップシール材が変形して味噌の商品価値が低下するのを防止できる。
また、トップシール材は、開封時に剥がし取るため、凹凸部に味噌が付着することはない。
更に、請求項2に記載の考案においては、請求項1に記載の合成樹脂製味噌容器の変形防止装置において、前記凹凸部は、トップシール材を平面的にみて円又は四角形状を呈していることを特徴とするものである。
更に、請求項3に記載の考案においては、請求項1に記載の合成樹脂製味噌容器の変形防止装置において、前記凹凸部は、断面山と谷又は波形形状を呈していることを特徴とするものである。
更に、請求項4に記載の考案においては、請求項1に記載の合成樹脂製味噌容器の変形防止装置において、前記凹凸部は、平面的にみて平行な線形状を呈していることを特徴とするものである。
更に、請求項5に記載の考案においては、請求項1に記載の合成樹脂製味噌容器の変形防止装置において、前記凹凸部は、平面的にみてエンボス形状を呈していることを特徴とするものである。
更に、請求項6に記載の考案においては、請求項1に記載の合成樹脂製味噌容器の変形防止装置において、前記凹凸部は、平面的にみて格子形状又は綾形状を呈していることを特徴とするものである。
更に、請求項7に記載の考案においては、請求項1乃至6の何れか1項に記載の合成樹脂製味噌容器の変形防止装置において、前記凹凸部は、平面的にみてトップシール材の一部又は全面に形成されていることを特徴とするものである。
請求項2乃至7に記載の本考案によると、容器形状にマッチした凹凸模様を選択してデザインの向上を図ることができる。
上記味噌容器の場合、味噌容器内において内圧が高い方向に変化すると、トップシール材において、容器内側に変形した凸部が内圧に影響されて上方に変形して内圧を吸収する。一方、内圧が低い方向に変化すると、容器の外側に変形した凸部が内圧に影響されて内方に一部変形する。この結果、内圧が高い方向、あるいは低い方向に変化しても、いずれにおいてもこの内圧の変化を吸収して、容器本体及びトップシール材全体が変形するのを防止できる。
なお、上記のように、トップシール材側に変形が生じるが、この変形は凹凸部全体に分散するため、従来のようにトップシール材全体が円弧状に膨らんだり、凹んだりするということがない。
よって、本考案によると、気圧や温度変化により容器が変形し、商品価値の低下した味噌が商品市場に出廻ることがない。
本考案の実施例を図1〜図5(A)〜(E)に基づいて詳細に説明する。図1は、本考案を実施した味噌容器の外観図、図2はA−A´断面図、図3はトップシール材の平面図、図4はトップシール材の説明図、図5(A)〜(E)は、トップシール材に対して内圧吸収用に形成した凹凸模様の形状例の説明図である。
上記実施例図において、1は合成樹脂材を用いて深絞りにより成形された味噌容器本体、2はこの味噌容器本体1に充填された味噌、3は前記味噌容器本体1の周縁1aにヒートシールすることにより、味噌容器本体1を密封している合成樹脂フィルム製のトップシール材、4は前記トップシール材3を覆うようにして味噌容器本体1に被冠されたトップカバーであって、このトップカバー4の上面には、メーカー名や商標等が印刷されたり、シールが貼られたりしている。
5は前記トップシール材3に成形された凹凸部であって、この凹凸部5は、図2、図3に示すように、四角環状の凹部6とこの中に形成された四角形状の凸部7とから成り、味噌容器本体1内の空間8内の空気の熱膨張があったときは、矢印aに示すように凹部6に内側から内圧がかかり、凹部6は一点鎖線a´に示すように変位して内圧を吸収する。一方、空間8内の空気が熱収縮すると、差圧により凸部7に矢印bに示す負圧がかかり、凸部7は一点鎖線b´に示すように内側に変位して負圧を吸収する。
この結果、味噌容器本体1及びトップシール材3全体に内圧が作用しないため、全体としての変形は起らない。
なお、本実施例において、トップシール材3の断面形状を、図4に示すように波形形状としてもよく、本考案において、この断面形状は特に限定されない。
本考案において、凹凸部5の模様は自由であるが、図5(A)〜(E)にその例を挙げる。(A)は円形の凹凸部5、(B)は平行な線状の凹凸部5、(C)はエンボス状の凹凸部5、(D)は格子状の凹凸部5、(E)は綾形状の凹凸部5の説明図である。
なお、味噌容器本体1は深絞り成形法で成形されたものであるが、その他の成形法で成形されたものを含み、材質は樹脂である。トップシール材3については、アルミ箔を含めた多層のものを含む。
本考案に係る味噌容器の外観図 A−A′線断面図 トップシール材の平面図 トップシール材の断面を波形に形成した例の説明図 (A)乃至(E)は、トップシール材の凹凸模様の例を示す説明図
符号の説明
1 味噌容器本体
3 トップシール材
5 凹凸部

Claims (7)

  1. 成形容器本体内に味噌を充填したのち、前記容器本体の上口にトップシールを行って前記容器本体を密封する味噌の包装形態において、前記トップシール材に内圧の変化を吸収するための凹凸部を形成したことを特徴とする合成樹脂製味噌容器の変形防止装置。
  2. 前記凹凸部は、トップシール材を平面的にみて円又は四角形状を呈していることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製味噌容器の変形防止装置。
  3. 前記凹凸部は、断面山と谷又は波形形状を呈していることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製味噌容器の変形防止装置。
  4. 前記凹凸部は、平面的にみて平行な線形状を呈していることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製味噌容器の変形防止装置。
  5. 前記凹凸部は、平面的にみてエンボス形状を呈していることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製味噌容器の変形防止装置。
  6. 前記凹凸部は、平面的にみて格子形状又は綾形状を呈していることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製味噌容器の変形防止装置。
  7. 前記凹凸部は、平面的にみてトップシール材の一部又は全面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の合成樹脂製味噌容器の変形防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018070184A (ja) * 2016-10-25 2018-05-10 フジモリプラケミカル株式会社 味噌収納用ガゼット袋

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