JP3123934U - パップ剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】腰痛、各種筋肉痛、各関節痛、その他骨折などの重度の患者に貼付するパップ剤で、長時間貼り続けてもかぶれを生じないか、それを最小限に抑えることが可能なものを提供する。
【解決手段】パップ剤Pの構成において、基布層1の表面に薬剤層2を設け、その薬剤層2と表面剥離フィルム4との間にガーゼ3を介在させ、4層一体化させたパップ剤とする。
【選択図】図1

Description

人体の各部、即ち、頸部、肩、腰部、各筋肉、各関節部の痛み、及び骨折その他の重傷患者等の患部に貼付して、それを治癒させるためのパップ剤に関する。
従来、頸部、肩、腰部、各筋肉、各関節部の痛みに貼付して、その痛みを治癒せしめるためのパップ剤は市場を見ても数多く存在し、医院もしくは治療院等骨折などの重傷患者においても広範囲に利用されている。
しかしながら、パップ剤の種類としてはその範囲も広く、混合使用されている化学物質もまた、各種千差万別である。それらには、各メーカーにおいて種々工夫が成され特徴を有して患部への治癒効果を向上せしめるための努力が払われている。
それらパップ剤は、大概においてL−メントール、尿素、エデト酸ナトリウム、繊維素グリコール酸ソーダ、ポリアクリル酸部分中和物、D−ソルビトール、酸化チタン、カオリン、ポリビニルアルコール、その他数成分からなる混合物を主剤とし、なかにはインドメタシンなどを配合したものなどから作成されている。
基布層としては、伸縮性を有する不織布及び多重編み物、その他織物類がベースとして使用されている。その表面に前記パップ剤を塗布して、表面にパップ剤保護のための剥離フィルム層を重ね合わせ、使用に際してはその剥離フィルムを剥がして患部に貼着させることを常としている。
そのような従来市場で流通されているパップ剤は、各メーカーの各混合成分ならびに混合量による相違は有るにしても、ともすると肌の弱めの人及びアレルギー体質の人にあっては、従来品では貼付後20分程経過すると赤みを帯びてかゆみを生じたり、かぶれを起こすことが多々ある。
貼付後そのように痒みなど、かぶれ現象が生ずる原因は定かではないが、本考案者の治療上の経験から、特定の手段を施したパップ剤を使用することによって、従前パップ剤でかぶれを起こしていた患者が、全く炎症を起こさなくなったこと、及び長時間に亙ってかぶれが生ずるのを抑えることが可能となった。かぶれは俗に接触性皮膚炎と言われている。
本考案者は、前記の事情に鑑み、種々試行錯誤の結果、繊維の標準規格のガーゼ又はそれに準ずる布帛を、パップ剤と人体の肌の間に介在させることにより、顕著にかぶれを防止する方法を案出した。該パップ剤の効力と貼着力は、二律背反的性格のものであり、その範囲を如何に設定するか苦心したところである。
本考案は、次の通りの構成を有する。即ち、パップ剤の積層構造において、基布層1の表面に薬剤層2を設け、その薬剤層2と表面剥離フィルム4との間にガーゼ3を介在させ、4層一体化させたことを特徴とするパップ剤である。
痒み、かぶれの原因は定かではないが、人体の皮膚面は常時呼吸しており、新陳代謝が行なわれていることは一般に知られていることであるが、パップ剤を全面密着させてしまうと皮膚面は全く呼吸不可能な状態になって呼吸機能は減殺され、皮膚面に異常をきたすものと考えられ、皮膚と薬剤層との間に若干でも空気の流通を行なわせればよいことを知見した。
肌の弱い患者は、パップを貼って約20分程経過するとがぶれが生じてしまうが、本考案の薬剤層と皮膚の間に空気の流通層、ガーゼを介在させることによって6時間経っても全くかぶれることがなくなる。通常パップ剤の効能は平均して6時間といわれる。骨折や重度の障害をもつ患者は、数週間という長い時間湿布固定していなければならず、このかぶれの問題は深刻である。
特別に肌の弱くない人でも長時間の湿布必要性のある人についてはがぶれに留意する必要が有る。そのような実情に立ってみるとき前記ガーゼの存在がきわめて重要視される。
本考案者の、過去における患部の治癒経験に関して、このパップ剤に関してガーゼ即ち空気の流通層がかぶれを防ぐ大切な作用効果を呈する要素となっている。
まず、本考案において使用するパップ剤は従来市販されている薬剤を塗布した基布層を用いるもので、薬剤としては前記したように、L−メントール、尿素、エデト酸ナトリウム、繊維素グリコール酸ソーダ、ポリアクリル酸部分中和物、D−ソルビトール、酸化チタン、カオリン、ポリビニルアルコール、カンフル、サリチル酸グリコールその他数成分などからなる混合物を用い、基布層としては伸縮性を有する不織布及び多重編み物、その他織物類を使用する。
ガーゼは、人体に直接接触させる生地となるので、医療ガーゼが使用され日本薬局方で定められた特定の種子の毛から得た純綿糸を平織した原布を脱脂、漂白したものである。
定められたガーゼは、経緯糸とも30〜42番単糸を用い、密度は2.54cm間で、経糸30〜45本、緯糸30〜40本位の目の粗い薄手の織物を前記の如く精製したものである。
本考案において、実質上前記したガーゼを使用することが多いが、基布層に塗布されているパップ剤の粘着力が低めで有る場合、ガーゼのメッシュのやや大きいものを使用する。そのいずれを利用するかはパップ剤の粘着力とその効力とによって組合せ的に決める。したがって、荒目の場合は経緯糸とも20〜30本を織り込んだ平織布を用いる。通常ガーゼの織り幅は、1〜4段階に決められ目的に応じて適宜選択使用する。
前記したが、パップ剤の効能とガーゼのメッシュの大小は二律背反的な性格を持つが、比較的目の細かい布帛は接着力が減殺されるので動きの多い部分に貼着する際は包帯で止める方法をとる。かぶれの程度との関係から言えば、織り幅の大きいものの方がパップ剤の接着力が高いことはいうまでもない。剥離フイルムは通常ポリエチレレンなどポリオレフィン系のプラスチックからなる。
実施例として、図面との対比において説明すると、図1は本考案のパップ剤の斜視図で、1は基布層、2はパップ剤、3がガーゼ、4は剥離フィルムを示す。図2はパップ剤の積層の一実施形態を示した説明図で、5はドクターナイフ、6は混合薬剤で、7はヒーターで有る。Pパップ剤は次の工程で切断包装に回される。
技術的な面から見れば比較的簡単な構成からなっているが、実態上の腰痛、肩こり、各関節痛に貼付する場合はもとより、骨折その他重傷の患者で長期に亙ってパップ剤によって治療している患者にとっては福音であり、その需要においては多々必要に迫られるものである。
本考案に係るパップ剤の斜視図 本考案に係るパップ剤の積層工程の説明図
符号の説明
1 基布層
2 薬剤層
3 ガーゼ
4 剥離フィルム
5 ドクターナイフ
6 薬剤
7 ヒーター
P パップ剤

Claims (1)

  1. パップ剤の構成において、基布層1の表面に薬剤層2を設け、その薬剤層2と表面剥離フィルム4との間にガーゼ3を介在させ、4層一体化させたことを特徴とするパップ剤。
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