JP3123539B2 - 携帯情報端末及び記録媒体 - Google Patents

携帯情報端末及び記録媒体

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JP3123539B2
JP3123539B2 JP11061994A JP6199499A JP3123539B2 JP 3123539 B2 JP3123539 B2 JP 3123539B2 JP 11061994 A JP11061994 A JP 11061994A JP 6199499 A JP6199499 A JP 6199499A JP 3123539 B2 JP3123539 B2 JP 3123539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着脱可能な電源供
給装置が装着される携帯情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯情報端末の小型化や軽量化に伴い、
携帯情報端末を移動時や外出先で利用する機会が増えて
いる。持ち運ぶ機会が多ければ、それだけ紛失/盗難の
危険性も多くなり、正当と認められない(悪意のある)ユ
ーザに携帯情報端末を不正使用されないために、不正使
用に対する対策が必要となる。
【0003】携帯情報端末を、正当と認められない第三
者の不正使用から防止するために、携帯情報端末を使用
する前に、使用者の認証が行われるべきである。
【0004】この使用者認証には、携帯情報端末上のシ
ステムによる、パスワードを使ったユーザ認証がある。
しかし、計算機の計算能力が向上したこと、人間が覚え
ておくことができるパスワードの長さには制限があるこ
と、などからパスワードによるユーザ認証は意味をなさ
ないものになりつつある。
【0005】このような状況において、新たなユーザ認
証の手段として、ユーザ認証情報をIDカードなどの外
部記憶装置に記憶させ、該外部記憶装置が携帯情報端末
に装着(挿入)されていない場合には、携帯情報端末を
利用できなくする方法が用いられてきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、上記
従来の使用者認証方法は、外部記憶装置を携帯情報端末
に装着(電気的に接続)し、使用者(ユーザ)がパスワ
ード等の認証情報を入力することにより、正当な使用者
であることを認証している。
【0007】ICカードなどの外部装置は常に携帯する
ことを前提にしている場合が多いので、利用者がICカ
ードなどの外部装置を所持しているということが、使用
者認証の中で大きな割合を占めている。このため、IC
カードなどの外部記憶装置が、携帯情報端末の近傍に放
置されると、不正利用者によって、その外部記憶装置が
使用されて、携帯情報端末に不正にアクセスされる可能
性があり、携帯情報端末の不正使用に対する安全性が著
しく低下してしまう、という問題がある。
【0008】 さらに、外部記憶装置等の認証装置は携
帯情報端末の構成要素には含まれていないため、その認
証装置の取扱いに慣れていなければ、その使用方法を誤
る可能性もあり、よって、携帯情報端末を使用すること
ができない可能性もある。
【0009】そこで、本発明の目的は、安全性及び操作
性を向上させることのできる携帯情報端末及び記録媒体
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る携帯情報端末は、着脱可
能な電源供給装置と、該電源供給装置が装着されて電源
電圧が供給される装置本体とを有し、所定の情報処理を
実行する携帯情報端末において、前記電源供給装置は、
前記装置本体を使用する使用者が適正者であるというこ
とを認証するための複数の認証方法を示す情報と、該複
数の認証方法毎に、所定の使用者を示す使用者情報を含
む認証のための認証用データとを記憶する第1の記憶手
段を備え、前記装置本体は、認証時に自己装置本体を使
用する使用者を示す使用者情報を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された使用者情報を記憶する第
2の記憶手段と、自己装置本体に装着された前記電源供
給装置の前記第1の記憶手段に記憶されている前記複数
の認証方法を示す情報のうち、所定の情報に基づく認証
方法に従って、前記第2の記憶手段に記憶されている使
用者情報と、前記第1の記憶手段に記憶されている当該
認証方法に対応する認証用データとを照合し、照合の結
果に従って、前記使用者を認証する認証手段と、を備え
ることを特徴とする。前記認証手段は、例えば、前記複
数の認証方法のうち、前記入力手段により選択された認
証方法に従って、前記第2の記憶手段に記憶されている
使用者情報と、前記第1の記憶手段に記憶されている当
該認証方法に対応する認証用データとを照合し、前記使
用者情報が前記認証用データに含まれている場合に、前
記使用者は適正者であると認証する手段とから構成され
る。
【0011】上記携帯情報端末では、着脱可能な電源供
給装置の第1の記憶手段に複数の認証方法を示す情報、
及び認証方式毎に予め登録される使用者情報(例えばパ
スワード)を含む認証用データを記憶させておく。そし
て、その電源供給装置を装置本体に装着して、使用者の
認証時に、認証手段が、前記複数の認証方式のうちの所
定の認証方法に従って、使用者からの使用者情報(例え
ばパスワード)と、認証用データとに基づいて、実際に
装置本体(つまり携帯情報端末)を使用する使用者につ
いての認証処理を実行する。
【0012】従って、上記携帯情報端末によれば、着脱
可能な電源供給装置が装置本体に装着されて初めて、電
源供給装置に記憶されている認証方法を示す情報、及び
認証用データに基づいて、認証処理が実行されることと
なり、従来の如くICカード等の外部記憶装置を常時携
帯する必要がなく、一度、電源供給装置を装置本体に装
着した後は、使用者についての認証処理を実行すること
ができる。
【0013】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る携帯情報端末は、着脱可能な電源供給装置
と、該電源供給装置が装着されて電源電圧が供給される
装置本体とを有し、所定の情報処理を実行する携帯情報
端末において、前記電源供給装置は、自己装置を識別す
るための識別情報を記憶する第1の記憶手段と、前記装
置本体を使用する使用者が適正者であるということを認
証するための所定の使用者を示す使用者情報を含む認証
用データを記憶する第2の記憶手段と、を備え、前記装
置本体は、前記電源供給装置を識別するための識別情報
を予め記憶する第3の記憶手段と、認証時に自己装置本
体を使用する使用者を示す使用者情報を入力する入力手
段と、前記入力手段により入力された使用者情報を記憶
する第4の記憶手段と、自己装置本体に装着された前記
電源供給装置の前記第1の記憶手段に記憶されている識
別情報と、前記第3の記憶手段に記憶されている識別情
報とが一致するか否かを判断することにより装着された
電源供給装置の正当性を判断する判断手段と、前記判断
手段により識別情報が一致すると判断されて、装着され
た電源供給装置の正当性が判断された場合に、自己装置
本体に装着された前記電源供給装置における前記第2の
記憶手段の記憶内容と、前記第4の記憶手段の記憶内容
とに基づいて、前記使用者についての認証処理を実行す
る認証手段と、を備え、電源供給装置の正当性と電源供
給装置の記憶内容に基づいた使用者の正当性とをチェッ
クすることを特徴とする。前記第2の記憶手段は、例え
ば、前記装置本体を使用する使用者が適正者であるとい
うことを認証するための複数の認証方法を示す情報と、
該複数の認証方法毎に、所定の使用者を示す使用者情報
を含む認証のための認証用データとを記憶し、 前記認証
手段は、例えば、前記判断手段により識別情報が一致す
ると判断された場合に、自己装置本体に装着された前記
電源供給装置における前記第2の記憶手段に記憶されて
いる前記複数の認証方法を示す情報のうち、所定の認証
方法を示す情報に基づく認証方法に従って、前記第4の
記憶手段に記憶されている使用者情報と、前記第2の記
憶手段に記憶されている当該認証方法に対応する認証用
データとを照合し、照合結果に従って、前記使用者を認
証する。
【0014】上記携帯情報端末では、装置本体に電源供
給装置が装着された状態において、電源供給装置の識別
情報が第3の記憶手段に記憶されている識別情報と一致
した場合に、認証手段が、認証方法を示す情報に基づく
認証方法に従って、入力手段により入力された使用者情
報(例えばパスワード)と、所定の使用者を示す使用者
情報(例えばパスワード)を含む認証用データとを照合
して、実際に装置本体(つまり携帯情報端末)を使用す
る使用者についての認証処理を実行する。
【0015】従って、上記携帯情報端末によれば、不正
者が所持する電源供給装置が装置本体に装着された場合
であっても、電源供給装置の識別情報と装置本体に予め
記憶されている識別情報とが一致しない限り、使用者に
ついての認証処理が実行されないので、携帯情報端末の
不正使用に対するセキュリティを向上させることができ
る。
【0016】また、不正な使用者が、第1の携帯情報端
末の装置本体から当該電源供給装置を取り外して、第2
の携帯情報端末の装置本体に装着した場合には、電源供
給装置の識別情報と、第2の携帯情報端末の装置本体に
記憶されている識別情報とが一致しないので、使用者に
ついての認証処理が実行されないこととなり、携帯情報
端末の不正使用に対するセキュリティを向上させること
ができる。
【0017】上記第2の観点に係る携帯情報端末におい
て、前記第3の記憶手段は、複数の電源供給装置それぞ
れを識別するための識別情報を記憶する記憶領域を備
え、前記認証手段は、自己装置本体に装着された電源供
給装置の第1の記憶手段に記憶されている識別情報が、
前記記憶領域の記憶内容に含まれているか否かを判断す
る手段と、前記判断する手段により識別情報が含まれて
いると判断された場合に、前記第2及び第4の記憶手段
の記憶内容に基づいて、前記使用者についての認証処理
を実行する手段と、を備えるようにしても良い。
【0018】この場合は、電源供給装置の識別情報が第
3の記憶手段に予め記憶されている複数の識別情報中に
含まれている場合に、認証手段が、実際に装置本体(つ
まり携帯情報端末)を使用する使用者についての認証処
理を実行する。
【0019】従って、上記携帯情報端末によれば、電源
供給装置それぞれを各自が所持している複数の使用者が
1台の装置本体を共有する場合においては、実際に装置
本体に装着された電源供給装置が適正な使用者のもので
あると判断された場合に、その使用者についての認証処
理が実行されることとなり、携帯情報端末の不正使用に
対するセキュリティを向上させることができる。
【0020】また、不正な使用者が、他の携帯情報端末
から取り外した電源供給装置を、上記共有の携帯情報端
末に装着した場合であっても、電源供給装置の識別情報
が、共有する携帯情報端末の装置本体に記憶されている
複数の識別情報に含まれていないので、使用者について
の認証処理が実行されないこととなり、携帯情報端末の
不正使用に対するセキュリティを向上させることができ
る。
【0021】上記第2の観点に係る携帯情報端末におい
て、認証手段は、自己装置本体に装着された前記電源供
給装置の前記第1の記憶手段に記憶されている情報が示
す前記複数の認証方法のうち、前記入力手段により指定
された所定の認証方法に従って、前記第2の記憶手段に
記憶されている使用者情報と、前記第1の記憶手段に記
憶されている当該認証方法に対応する認証用データとを
照合し、前記使用者情報が前記認証用データに含まれて
いる場合に、前記使用者は適正者であると認証する手段
から構成されても良い。
【0022】この場合、認証手段は、認証方法(例えば
パスワード認証)に従って、実際に装置本体(つまり携
帯情報端末)を使用する使用者の使用者情報(例えばパ
スワード)が、所定の使用者を示す使用者情報(例えば
パスワード)を含む認証用データに含まれている場合に
は、使用者は適正者であると認証する。
【0023】したがって、適正な使用者が所持する電源
供給装置が装置本体に装着された携帯情報端末を、不正
な使用者が略奪して使用するような場合であっても、不
正な使用者は適正な使用者の使用者情報を知らない限
り、認証処理は実施されないこととなり、携帯情報端末
の不正使用に対するセキュリティを向上させることがで
きる。
【0024】また、不正な使用者が例えばパスワード認
証であるということを知り得たとしても、例えば、4桁
のパスワード認証、又は8桁のパスワード認証、又はユ
ーザIDとパスワードとを組み合わせた認証、のいずれ
かの認証方法であるかを知り得ない限り、適正な使用者
であると認証されないこととなり、携帯情報端末の不正
使用に対するセキュリティを向上させることができる。
【0025】また、この発明のの観点に係る携帯情
報端末は、着脱可能な電源供給装置と、該電源供給装置
が装着されて電源電圧が供給される装置本体とを有し、
所定の情報処理を実行する携帯情報端末において、前記
電源供給装置は、自己装置を識別するための識別情報を
記憶する第1の記憶手段と、前記装置本体を使用する使
用者が適正者であるということを認証するための複数の
認証方法を示す情報と、該複数の認証方法毎に、所定の
使用者を示す使用者情報を含む認証のための認証用デー
タとを記憶する第2の記憶手段と、を備え、前記装置本
体は、前記電源供給装置を識別するための識別情報を予
め記憶する第3の記憶手段と、認証時に自己装置本体を
使用する使用者を示す使用者情報を入力する入力手段
と、前記入力手段により入力された使用者情報を記憶す
る第4の記憶手段と、自己装置本体に装着された前記電
源供給装置の前記第1の記憶手段に記憶されている識別
情報と、前記第3の記憶手段に記憶されている識別情報
とが一致するか否かを判断する判断手段と、前記判断手
段により識別情報が一致すると判断された場合に、自己
装置本体に装着された前記電源供給装置における前記第
2の記憶手段の記憶内容と、前記第4の記憶手段の記憶
内容とに基づいて、前記使用者についての認証処理を実
行する認証手段と、自己装置本体を使用する使用者が適
正者であるということを認証するための複数の認証方法
を示す情報と、認証方法毎に、所定の使用者を示す使用
者情報を含む認証のための認証用データとを記憶する第
5の記憶手段と、前記認証手段による認証が成功した場
合に、前記第5の記憶手段に記憶されている複数の認証
方法を提示する提示手段と、前記提示手段により提示さ
れた複数の認証方法中から所望の認証方法を指定す る指
定手段と、前記指定手段により指定された認証方法を示
す情報、及び当該認証方法に対応する認証用データを前
記第5の記憶手段から読み出して、前記電源供給装置の
第2の記憶手段に書き込む手段と、を備える。
【0026】この場合、前記電源供給装置の第2の記憶
手段には、指定手段によって指定された認証方法(例え
ば、4桁のパスワード認証、又は8桁のパスワード認
証、又はユーザIDとパスワードとを組み合わせた認
証、又は指紋による認証)を示す情報、及び当該認証方
法に対応する認証用データが格納される。そして、認証
手段は、その電源供給装置の第2の記憶手段の記憶内容
と、前記第4の記憶手段に記憶されている使用者情報と
に基づいて、実際に装置本体(つまり携帯情報端末)を
使用する使用者についての認証処理を実行する。
【0027】上記携帯情報端末によれば、使用場所に応
じて認証方法を指定して、認証処理を実施することがで
きる。例えば、認証の厳密性を必要とする使用場所に応
じて、例えば、外出企業先でのプレゼンテーション時
に、携帯情報端末を使用するときには、指紋による認
証、また、家族のいる自宅で携帯情報端末を使用すると
きには、ユーザIDとパスワードとを組み合わせた認
証、また、自分一人のみ自宅で携帯情報端末を使用する
ときには、4桁のパスワード認証、という具合に、認証
方法を指定して、認証処理を実施することができる。
記第3の記憶手段は、例えば、複数の電源供給装置それ
ぞれを識別するための識別情報を記憶する記憶領域を備
え、前記認証手段は、例えば、自己装置本体に装着され
た電源供給装置の第1の記憶手段に記憶されている識別
情報が、前記記憶領域の記憶内容に含まれているか否か
を判断する手段と、前記判断する手段により識別情報が
含まれていると判断された場合に、前記第2及び第4の
記憶手段の記憶内容に基づいて、前記使用者についての
認証処理を実行する手段と、を備える。 この場合は、電
源供給装置の識別情報が第3の記憶手段に予め記憶され
ている複数の識別情報中に含まれている場合に、認証手
段が、実際に装置本体(つまり携帯情報端末)を使用す
る使用者についての認証処理を実行する。また、前記認
証手段は、例えば、前記第2の記憶手段の記憶内容に基
づく認証方法に従って、前記第4の記憶手段に記憶され
ている使用者情報と、前記第2の記憶手段に記憶されて
いる認証用データとを照合する照合手段と、前記使用者
情報が前記認証用データに含まれている場合に、前記使
用者は適正者であると認証する手段と、を備える。
【0028】上記第の観点に係る携帯情報端末におい
て、前記電源供給装置の第1の記憶手段に記憶されてい
る識別情報が、自己装置本体の第3の記憶手段の記憶内
容に含まれていない場合は、自己装置本体の使用を不許
可とする不許可手段を更に備えるようにしても良い。
【0029】この場合は、実際に装置本体(つまり携帯
情報端末)を使用する使用者についての認証処理に先立
って、不許可手段は、電源供給装置の識別情報が適正な
ものであるか否か、すなわち、適正な使用者が所持する
電源供給装置であるか否かを判断し、その識別情報が第
3の記憶手段の記憶内容に含まれていない場合は、装置
本体(つまり携帯情報端末)の使用を許可しない(不許
可とする)。
【0030】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る携帯情報端末は、使用者が適正者であるとい
うことを認証するための複数の認証方法を示す情報と、
該複数の認証方法毎に、使用者を示す使用者情報を含む
認証用データとを記憶する第1の記憶手段を備える電源
供給装置が装着されて、電源電圧が供給され、所定の情
報処理を実行する携帯情報端末であって、認証時に使用
者を示す使用者情報を入力する入力手段と、前記入力手
段により入力された使用者情報を記憶する第2の記憶手
段と、装着された前記電源供給装置の前記第1の記憶手
段に記憶されている前記複数の認証方法を示す情報のう
ち、所定の情報に基づく認証方法に従って、前記第2の
記憶手段に記憶されている使用者情報と、前記第1の記
憶手段に記憶されている当該認証方法に対応する認証用
データとを照合し、照合の結果に従って、前記使用者を
認証する認証手段と、を備えることを特徴とする。
【0031】また、本発明の第5の観点に係る携帯情報
端末は、自己装置を識別するための識別情報を記憶する
第1の記憶手段と、使用者を示す使用者情報を含む認証
用データを記憶する第2の記憶手段とを備える電源供給
装置が装着されて電源電圧が供給されて、情報処理を実
行する携帯情報端末であって、前記電源供給装置を識別
するための識別情報を予め記憶する第3の記憶手段と、
認証時に、使用者を示す使用者情報を入力する入力手段
と、前記入力手段により入力された使用者情報を記憶す
る第4の記憶手段と、装着された前記電源供給装置の前
記第1の記憶手段に記憶されている識別情報と、前記第
3の記憶手段に記憶されている識別情報とが一致するか
否かを判断することにより装着された電源供給装置の正
当性を判断する判断手段と、前記判断手段により識別情
報が一致すると判断されて、装着された電源供給装置の
正当性が判断された場合に、自己装置本体に装着された
前記電源供給装置における前記第2の記憶手段の記憶内
容と、前記第4の記憶手段の記憶内容とに基づいて、前
記使用者についての認証処理を実行する認証手段と、を
備え、電源供給装置の正当性と電源供給装置の記憶内容
に基づいた使用者の正当性とをチェックすることを特徴
とする。
【0032】また、本発明の第6の観点に係る携帯情報
端末は、自己装置を識別するための識別情報を記憶する
第1の記憶手段と、使用者を認証するための複数の認証
方法を示す情報と、該複数の認証方法毎に、使用者を示
す使用者情報を含む認証用データとを記憶する第2の記
憶手段と、を備える電源供給装置が装着されて電源電圧
が供給され、情報処理を実行する携帯情報端末であっ
て、前記電源供給装置を識別するための識別情報を予め
記憶する第3の記憶手段と、認証時に使用者を示す使用
者情報を入力する入力手段と、前記入力手段により入力
された使用者情報を記憶する第4の記憶手段と、装着さ
れた前記電源供給装置の前記第1の記憶手段に記憶され
ている識別情報と、前記第3の記憶手段に記憶されてい
る識別情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により識別情報が一致すると判断された場
合に、自己装置本体に装着された前記電源供給装置にお
ける前記第2の記憶手段の記憶内容と、前記第4の記憶
手段の記憶内容とに基づいて、前記使用者についての認
証処理を実行する認証手段と、使用者が適正者であると
いうことを認証するための複数の認証方法を示す情報
と、認証方法毎に、使用者を示す使用者情報を含む認証
用データとを記憶する第5の記憶手段と、前記認証手段
による認証が成功した場合に、前記第5の記憶手段に記
憶されている複数の認証方法を提示する提示手段と、前
記提示手段により提示された複数の認証方法中から所望
の認証方法を指定する指定手段と、前記指定手段により
指定された認証方法を示す情報、及び当該認証方法に対
応する認証用データを前記第5の記憶手段から読み出し
て、前記電源供給装置の第2の記憶手段に書き込む手段
と、を備えることを特徴とする
【0033】上記目的を達成するため、本発明の第7の
観点に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コ
ンピュータを、使用者が適正者であるということを認証
するための複数の認証方法を示す情報と、該複数の認証
方法毎に、使用者を示す使用者情報を含む認証用データ
とを記憶する第1の記憶手段を備える電源供給装置が装
着されて、電源電圧が供給され、所定の情報処理を実行
する携帯情報端末であって、認証時に使用者を示す使用
者情報を入力する入力手段、前記入力手段により入力さ
れた使用者情報を記憶する第2の記憶手段と、装着され
た前記電源供給装置の前記第1の記憶手段に記憶されて
いる前記複数の認証方法を示す情報のうち、所定の情報
に基づく認証方法に従って、前記第2の記憶手段に記憶
されている使用者情報と、前記第1の記憶手段に記憶さ
れている当該認証方法に対応する認証用データとを照合
し、照合の結果に従って、前記使用者を認証する認証手
段と、を備える携帯情報端末として機能させるためのプ
ログラムを記録している。
【0034】また、本発明の第8の観点に係るコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータを、 自己
装置を識別するための識別情報を記憶する第1の記憶手
段と、使用者を示す使用者情報を含む認証用データを記
憶する第2の記憶手段とを備える電源供給装置が装着さ
れて電源電圧が供給されて、情報処理を実行する携帯情
報端末であって、前記電源供給装置を識別するための識
別情報を予め記憶する第3の記憶手段と、認証時に、使
用者を示す使用者情報を入力する入力手段と、前記入力
手段により入力された使用者情報を記憶する第4の記憶
手段と、装着された前記電源供給装置の前記第1の記憶
手段に記憶されている識別情報と、前記第3の記憶手段
に記憶されている識別情報とが一致するか否かを判断す
ることにより装着された電源供給装置の正当性を判断す
る判断手段と、前記判断手段により識別情報が一致する
と判断されて、装着された電源供給装置の正当性が判断
された場合に、自己装置本体に装着された前記電源供給
装置における前記第2の記憶手段の記憶内容と、前記第
4の記憶手段の記憶内容とに基づいて、前記使用者につ
いての認証処理を実行する認証手段と、を備え、電源供
給装置の正当性と電源供給装置の記憶内容に基づいた使
用者の正当性とをチェックする携帯情報端末として機能
させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0035】本発明の第9の観点に係るコンピュータ読
み取り可能な記録媒体は、コンピュータを、自己装置を
識別するための識別情報を記憶する第1の記憶手段と、
使用者を認証するための複数の認証方法を示す情報と、
該複数の認証方法毎に、使用者を示す使用者情報を含む
認証用データとを記憶する第2の記憶手段と、を備える
電源供給装置が装着されて電源電圧が供給され、情報処
理を実行する携帯情報端末であって、前記電源供給装置
を識別するための識別情報を予め記憶する第3の記憶手
段と、認証時に使用者を示す使用者情報を入力する入力
手段と、前記入力手段により入力された使用者情報を記
憶する第4の記憶手段と、装着された前記電源供給装置
の前記第1の記憶手段に記憶されている識別情報と、前
記第3の記憶手段に記憶されている識別情報とが一致す
るか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により識
別情報が一致すると判断された場合に、自己装置本体に
装着された前記電源供給装置における前記第2の記憶手
段の記憶内容と、前記第4の記憶手段の記憶内容とに基
づいて、前記使用者についての認証処理を実行する認証
手段と、使用者が適正者であるということを認証するた
めの複数の認証方法を示す情報と、認証方法毎に、使用
者を示す使用者情報を含む認証用データとを記憶する第
5の記憶手段と、前記認証手段による認証が成功した場
合に、前記第5の記憶手段に記憶されている複数の認証
方法を提示する提示手段と、前記提示手段により提示さ
れた複数の認証方法中から所望の認証方法を指定する指
定手段と、前記指定手段により指定された認証方法を示
す情報、及び当該認証方法に対応する認証用データを前
記第5の記憶手段から読み出して、前記電源供給装置の
第2の記憶手段に書き込む手段と、 を備える携帯情報端
末として機能させるためのプログラムを記録したことを
特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して説明する。
【0037】図1は、本発明に実施の形態に係る電源供
給装置の構成を示すブロック図である。
【0038】同図に示すように、電源供給装置100
は、携帯情報端末に装着にされると共に、着脱可能な構
造になっており、読み取り専用データ記憶部110と、
読み書き可能データ記憶部120と、電源供給部130
と、を備えている。
【0039】読み取り専用データ記憶部110には、電
源供給装置100を識別するための識別情報(電池I
D)を記憶する記憶領域111が設けられている。この
読み取り専用データ記憶部110は、例えばROM(Re
ad Only Memory)等の記録媒体で構成されている。
【0040】読み書き可能データ記憶部120には、使
用者を認証するための認証方式を示すデータ(以下、認
証方式データという)を記憶する記憶領域121と、使
用者を認証するために使用される認証用データを記憶す
る記憶領域122と、が設けられている。この読み書き
可能データ記憶部120は、例えばRAM(Random Acc
ess Memory)等の記録媒体で構成されている。
【0041】認証方式には、例えば、PIN(Personal
Identification Number:個人識別番号)によるPIN
認証、指紋による指紋認証、ユーザIDによるユーザI
D認証、パスワード(4桁程度、8桁程度等)によるパ
スワード認証、等が含まれている。
【0042】従って、記憶領域121には、上記複数の
認証方式のうちの、1つ又は任意の複数の認証方式デー
タが、暗号化(例えば、秘密鍵によるDES方式等)さ
れて記憶されている。
【0043】認証用データには、例えば、PIN(個人
識別番号)認証用の予め登録された個人識別番号情報、
指紋認証用の予め登録された利用者の指紋情報、ユーザ
ID認証用の予め登録されたユーザID情報、パスワー
ド認証用の予め登録されたパスワード情報、等が含まれ
ている。
【0044】従って、記憶領域122には、記憶領域1
21に記憶されている認証方式データに対応して、認証
用データが符号化(例えば、MD5など逆関数が存在しな
いとされる関数の処理結果)され、内容を推測できない
形式で記憶されている。
【0045】電源供給部130は、携帯情報端末に電源
供給装置100が装着されたときにその端末に所定の電
源電圧を供給する。
【0046】次に、電源供給装置100が装着された携
帯情報端末の構成を示す構成図を、図2に示す。
【0047】同図に示すように、携帯情報端末10は、
上述した電源供給装置100と、電源制御部200と、
第1内部記憶装置300と、第2内部記憶装置310
と、データ処理部400と、入出力処理部500と、を
備えている。これらの構成要素は、バスBUSを介して
それぞれが接続されている。
【0048】電源供給装置100は、携帯情報端末10
に所定の電源電圧を供給する。
【0049】電源制御部200は、携帯情報端末10の
電源制御を行う。この電源制御部200は、例えばCP
U(Central Processing Unit)で構成されている。
【0050】第1内部記憶装置300には、記憶領域3
01〜303が設けられている。この第1内部記憶装置
300は、例えばROM(Read Only Memory)等の記録
媒体で構成されている。記憶領域301には、電源供給
装置100を識別するための識別情報(電池ID)を含
む複数の電源供給装置を示す識別情報(電池ID)のリ
ストが暗号化されて予め記憶されている。
【0051】記憶領域302には、データ処理部400
の制御に従って電源供給装置100の読み取り専用デー
タ記憶部110、及び読み書き可能データ記憶部120
にアクセスする機能を有するサブシステムが記憶されて
いる。
【0052】このサブシステムは、データ処理部400
に読み出されて起動されることにより、読み書き可能デ
ータ記憶部120に記憶されている認証方式データ及び
認証用データ、記憶領域301に記憶されている電池I
Dリストの各データの暗号化と復号化の処理を実施す
る。
【0053】記憶領域303には、電池IDリストの運
用管理を実行する電池ID管理プログラムが記憶されて
いる。
【0054】この電池ID管理プログラムは、電源供給
装置100内の記憶領域121に記憶されている認証方
式データに基づく認証方式(1つ又は複数の認証方式)
を実現できる機能と、認証方式に必要な認証用データ
(1つ又は複数の認証用データ)を格納する機能とを有
している。
【0055】従って、電池ID管理プログラムは、電池
IDリスト内の電池IDを登録したり削除したりする権
利を有すると共に、電源供給装置100の読み書き可能
データ記憶部120に記憶されている認証方式データ及
び認証用データを変更する権利を有している。
【0056】すなわち、電池ID管理プログラムのみ
が、電池IDリスト、認証方式データ及び認証用データ
を変更することができ、しかも、電池ID管理プログラ
ムは、自己内のデータと、使用者から入力されるパスワ
ードとを照合して、使用者の認証に成功した場合でなけ
れば、前記各データを変更することができない。
【0057】なお、電池ID管理プログラム内のデータ
とは、パスワードをある逆関数が存在しないような関数
で加工した文字列のことである。使用者(ユーザ)によ
り入力されるパスワードを関数に通すことにより、前記
文字列と使用者からのパスワードとが照合され、一致す
るか否かの判断が行われる。
【0058】第2内部記憶装置310には、使用者の認
証に成功した場合に起動されるシステムが記憶されてい
る記憶領域311が設けられている。この第2内部記憶
装置310は、例えば、ROM(Read Only Memory)等
の記録媒体で構成されている。
【0059】このシステムは、データ処理部400に読
み出され起動されることにより機能を遂行するものであ
り、使用者からの処理要求に応答して、例えば、電子メ
ール、スケジュール管理等の所定の情報処理を実行す
る。
【0060】データ処理部400は、上記各記憶領域に
記憶されているサブシステム、電池ID管理プログラム
及びシステムを、必要に応じて読み出して起動させる。
このデータ処理部400は、例えばCPU(Central Pr
ocessing Unit)で構成されている。
【0061】なお、サブシステム、電池ID管理プログ
ラム及びシステムは、データ処理部400に読み出され
起動されて、各構成要素の機能を遂行するようになって
いるが、実際には、それらの構成要素の機能を遂行する
ためのプログラムをCPUが実行することにより実現さ
れる。
【0062】入出力処理部500は、指紋読み取り装置
と、認証方式の種類の選択又は指定、パスワード等の使
用者を示す使用者情報(すなわち識別情報)の入力、情
報処理の種類(例えば、電子メール、スケジュール管理
等)の指示等の入力操作を行う入力部と、認証方式の種
類、所定の情報処理の種類、その処理結果等の出力を行
う出力部と、から構成されている。
【0063】なお、使用者は、認証方式を指定する際
に、入出力処理部500を操作して、登録済みの1つ又
は任意の複数の認証方式を指定するものとする。
【0064】次に、携帯情報端末による使用者の認証処
理について、図3に示すフローチャートを参照して説明
する。
【0065】使用者は、携帯情報端末10を利用するた
め、電源をON状態にし(ステップS601)、入出力
処理部500を操作して、所望の認証方式の指定、例え
ばユーザID認証、又はパスワード認証、又はユーザI
D認証とパスワード認証の組み合わせの認証の何れかを
指定し(ステップS602)、更に、認証のための入力
情報(使用者情報)、例えばユーザIDやパスワード等
を入力する(ステップS603)。
【0066】データ処理部400が、第1内部記憶装置
300の記憶領域302に記憶されているサブシステム
を読み出して起動すると、このサブシステムは、電源供
給装置100内の記憶領域111に記憶されている電池
IDを、データ処理部400に読み出す(ステップS6
04)。
【0067】サブシステムは、読み出した電池IDが、
第1内部記憶装置300の記憶領域301に記憶されて
いる電池IDリストに登録されているか否かを判断する
(ステップS605)。
【0068】ステップS605において、電池IDリス
ト内に電池IDが登録されている場合、サブシステム
は、電源供給装置100内の読み書き可能データ記憶部
120に記憶されている認証方式データ及び認証用デー
タを、データ処理部400に読み出し(ステップS60
6)、この認証方式データで識別できる認証方式に従っ
て、認証用データに基づいて、入出力装置500を通し
て入力されるユーザからの使用者情報(例えばパスワー
ド等)を処理し、携帯情報端末10の使用者の認証を行
う(ステップS607)。
【0069】すなわち、認証方式に従って、使用者情報
と認証用データとの照合が実施され、使用者情報が認証
用データに含まれている場合は、当該使用者は適正な使
用者であると認証される。つまり、認証が成功したこと
になる。
【0070】サブシステムは、使用者の認証は成功した
か否かを判断し(ステップS608)、認証が失敗した
場合には、第2内部記憶装置310に記憶されているシ
ステムをデータ処理部400に読み出すことができない
ので、処理を終了し、一方、認証に成功した場合は、そ
のシステムをデータ処理部400に読み出して起動させ
る(ステップS609)。この起動されたシステムは、
利用者からの処理要求に応答して、電子メールや表計算
等の所定の情報処理を実行する。
【0071】上記ステップS605において、電池ID
が電池IDリストに登録されていない場合、サブシステ
ムは、記憶領域303に記憶されている電池ID管理プ
ログラムをデータ処理部400に読み出して起動させる
(ステップS610)。
【0072】起動された電池ID管理プログラムは、使
用者に対しパスワードの入力を催促し、この使用者から
のパスワードと、自己プログラム内のデータとを照合し
て、使用者の認証を実行し(ステップS611)、その
認証が成功したか否か、つまり、パスワードが一致する
か否かを判断する(ステップS612)。
【0073】ステップS612において、パスワードが
一致する場合、電池ID管理プログラムは、電池IDを
電池IDリストに登録する(ステップS613)。この
ステップS613が終了した後は、ステップS607に
進む。
【0074】ステップS612において、パスワードが
不一致の場合は、この処理が終了される。
【0075】次に、携帯情報端末10による認証方式の
変更処理について、図4に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0076】使用者は、携帯情報端末10を利用するた
め、電源をON状態にし(ステップS701)、入出力
処理部500を操作して、認証方式の変更を指示し(ス
テップS702)、変更後の認証方式の指定、例えばユ
ーザID認証とパスワード認証の組み合わせの認証を指
定し(ステップS703)、更に、認証方式の変更時に
必要な認証のための使用者情報、例えばパスワードを入
力する(ステップS704)。
【0077】データ処理部400が、第1内部記憶装置
300の記憶領域302に記憶されているサブシステム
を読み出して起動すると、このサブシステムは、電源供
給装置100内の記憶領域111に記憶されている電池
IDを、データ処理部400に読み出す(ステップS7
05)。
【0078】サブシステムは、読み出した電池IDが、
第1内部記憶装置300の記憶領域301に記憶されて
いる電池IDリストに登録されているか否かを判断する
(ステップS706)。
【0079】サブシステムは、電池IDリスト内に電池
IDが登録されている場合には、記憶領域303に記憶
されている電池ID管理プログラムをデータ処理部40
0に読み出して起動させる(ステップS707)。
【0080】起動された電池ID管理プログラムは、使
用者に対しパスワードの入力を催促し、この使用者から
のパスワードと、自己プログラム内のデータとを照合し
て、使用者の認証を実行し(ステップS708)、その
認証が成功したか否か、つまり、パスワードが一致する
か否かを判断する(ステップS709)。
【0081】ステップS709において認証に成功した
場合、電池ID管理プログラムは、使用者からの認証方
式の指定要求に応答して、自己に格納されている認証用
データに基づいて、電源供給装置100内の読み書き可
能データ記憶部120の記憶内容を更新し(ステップS
710)、その後、処理を終了する。
【0082】この実施の形態では、ステップS710に
おいては、ユーザID認証の認証方式に対応する認証用
データと、パスワード認証の認証方式に対応する認証用
データとが、読み書き可能データ記憶部120の記憶領
域122に書き込まれると共に、記憶領域122にユー
ザID認証とパスワード認証の組み合わせによる認証方
式を示すデータが、読み書き可能データ記憶部120の
記憶領域121に書き込まれる。
【0083】ステップS709において認証に失敗した
場合、電池ID管理プログラムは、認証方式の変更は不
可能であるとして(ステップS711)、何もせずに、
処理を終了する。
【0084】上記ステップS706において、電池ID
が電池IDリストに登録されていない場合、電池ID管
理プログラムは、電池IDリスト更新処理を実施する
(ステップS712)。すなわち、図3に示したステッ
プS610〜S613の処理が実施される。
【0085】次に、認証方式を変更して携帯情報端末を
使用する場合における、その使用場所と認証方式(認証
方法)の具体例を説明する。
【0086】例えば、外出先の企業で、プレゼンテーシ
ョンなどに携帯情報端末を用いる場合には、外出先の企
業の従業員にキー入力を盗み見られる可能性が有る。こ
のため、厳密な認証をする必要があるときは、次のよう
な認証方式を採用する。すなわち、 場所 :外出先の企業。 認証方式:指紋読み取り装置と連動させ、指紋による認
証。
【0087】また、携帯情報端末を自宅に持ち帰り自宅
で操作する場合には、家族を信頼するという観点で、そ
れほど厳密な認証をする必要がないときは、次のような
認証方式を採用する。すなわち、 場所 :自宅(家族がいる場合)。 認証方式:ユーザIDとパスワード(8桁程度)による
認証。あるいは、 場所 :自宅(一人暮らしの場合)。 認証方式:ユーザIDと、PIN(個人識別番号)やパ
スワード(4桁程度)による認証。
【0088】以上説明したように、この実施の形態の携
帯情報端末によれば、携帯情報端末10に装着される電
源供給装置100に電池IDデータ、認証方式データ、
及び認証用データを記憶させておき、これらのデータ
と、使用者から入力される認証のための使用者情報(例
えばパスワード)とに基づいて、使用者についての認証
処理を実行することができる。
【0089】また、認証方式データと認証用データを変
更することにより、認証時に、1つの認証方式で使用者
の認証をすることができることは勿論のこと、複数の認
証方式を組み合わせて使用者の認証をすることができる
ので、使用場所や目的に応じて認証方式を選択すること
ができる。すなわち、使用者の認証の厳密性、重要性に
応じて認証方法(認証方式)を変更して使用者について
の認証処理を実施することができる。
【0090】また、複数の認証方式を組み合わせて使用
者の認証をすることができるので、携帯情報端末の不正
使用に対するセキュリティを向上させることができる。
【0091】更に、電源供給装置を電池と見倣すことが
できるので、携帯情報端末の扱いに不慣れな者でも、電
源供給装置(電池と見倣す)を携帯情報端末に装着(挿
入)するだけで、使用者認証を実施させることが可能と
なり、携帯情報端末の操作性を向上させることができ
る。
【0092】上記実施の形態では、複数の認証方式毎の
認証用データを、電池IDプログラムが格納するように
しているが、これを、次のようにしても良い。すなわ
ち、電源供給装置100の読み書き可能データ記憶部1
20の記憶領域121に複数の認証方式データを格納し
ておくと共に、記憶領域122に複数の認証用データを
格納しておく。
【0093】そして、サブシステムは、入出力処理部5
00からの使用者の選択情報に応答した電池IDプログ
ラムにより指定された認証方式データ、及び認証用デー
タを、読み書き可能データ記憶部120からデータ処理
部400へ読み込んで、認証処理を実行するようにして
も良い。
【0094】また、上記実施の形態では、使用者は、入
出力処理部500を操作して、認証方式を指定する際
に、登録済みの1つ又は任意の複数の認証方式を指定す
るものとしているが、これを次のようにしても良い。
【0095】すなわち、登録済みの1つ又は複数の認証
方式を全て指定するようにしても良い。また、登録済み
の1つの認証方式に加えて、新たな認証方式を追加登録
するようにしても良い。更に、登録済みの複数の認証方
式に対して、1部の認証方式について追加/削除を行う
ようにしても良い。
【0096】更に、上記実施の形態では、認証方式の変
更時に必要な認証のための使用者情報を、例えばパスワ
ードとしているが、これを、パスワードとユーザIDの
組み合わせの情報としても良い。
【0097】この実施の形態において、携帯情報端末1
0の各機能を実現し、上記処理の各手順を実行するため
のプログラムは、CD−ROMなどのコンピュータ読み
取り可能な記録媒体に格納して配布しても良い。
【0098】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態について図5を参照して説明する。図5は、本発
明の第2の実施の形態に係る携帯情報端末の構成を示す
ブロック図である。
【0099】図5に示す携帯情報端末は、図2に示した
構成において、第1内部記憶装置300、第2内部記憶
装置310を削除し、内部記憶装置320を追加した構
成になっている。なお、同図において、図2に示した構
成要素と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付し
ている。
【0100】基本的な処理動作は上述した実施の形態に
係る携帯情報端末と同様であるが、認証処理が少し異な
っている。
【0101】内部記憶装置320には、使用者の認証処
理を実施する機能、及び所定の情報処理を実施する機能
を有するシステムが記憶されている記憶領域321が設
けられている。この内部記憶装置320は、例えばRO
M(Read Only Memory)等の記録媒体で構成されてい
る。
【0102】このシステムは、電源供給装置100の読
み書き可能データ記憶部120に記憶されている認証方
式データに基づく認証方式(1つ又は複数の認証方式)
を実現する機能と、認証方式に必要な認証用データ(1
つ又は複数の認証用データ)を格納する機能とを有して
いる。
【0103】また、このシステムは、認証に成功した使
用者(適正な使用者)からの変更指示に応答して、自己
に記憶されているデータに基づいて、読み書き可能デー
タ記憶部120に記憶されている認証方式データ及び認
証データを変更する。また、このシステムは、認証方式
データ及び認証データの暗号化、復号化の処理を実施す
る。
【0104】この実施の形態に係る携帯情報端末の認証
処理について説明する。
【0105】使用者が、携帯情報端末10の電源をON
にすると、データ処理部400は、内部記憶装置320
に記憶されているシステムを、読み込んで起動させる。
【0106】この起動されたシステムは、使用者が、入
出力処理部500を操作して、認証のための使用者情報
(例えばパスワード)を入力すると、電源供給装置10
0の読み書き可能データ記憶部120に記憶されている
認証方式データ及び認証用データを参照し、これらのデ
ータと、前記使用者情報とを照合し、前記使用者につい
ての認証処理を実施する。
【0107】この認証処理の結果、使用者の認証が成功
した場合、システムは、使用者からの処理要求に応答し
て、例えば電子メールやスケジュール管理等の所定の情
報処理を実行すると共に、使用者からの認証方式の変更
指示に応答して、読み書き可能データ記憶部120に記
憶されている認証方式データ及び認証データを変更す
る。
【0108】これにより、携帯情報端末10の電源供給
装置100の読み書き可能データ記憶部120の記憶内
容を変化させることによって、システムを変更すること
なく、使用者の認証の厳密さを変化させることができ
る。
【0109】この実施の形態によれば、上述した実施の
形態の作用効果と同様に、使用者認証の厳密性、重要性
に応じて認証方法(認証方式)を変更して認証処理を実
行することができ、また、複数の認証方式を組み合わせ
て認証処理を実行することができるので、携帯情報端末
の不正使用に対するセキュリティを向上させることがで
きる。
【0110】更に、電源供給装置を電池と見倣して取り
扱えばよいので、携帯情報端末の操作性を向上させるこ
とができる。
【0111】この実施の形態においても、携帯情報端末
10の各機能を実現し、上記処理の各手順を実行するた
めのプログラムは、CD−ROMなどのコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に格納して配布しても良い。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯情報端末の不正使用に対するセキュリティを向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に実施の形態に係る電源供給装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る携帯情報端末の構成
を示すブロック図である。
【図3】図2に示した携帯情報端末による認証処理動作
を示すフローチャートである。
【図4】図2に示した携帯情報端末による認証方式変更
処理動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る携帯情報端末
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 携帯情報端末 100 電源供給装置 110 読み取り専用データ記憶部 120 読み書き可能データ記憶部 130 電源供給部 200 電源制御部 300 第1内部記憶装置 310 第2内部記憶装置 320 内部記憶装置 400 データ処理部 500 入出力処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/00 370 G06F 1/26 G06F 12/14 320 G06F 15/00 330

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着脱可能な電源供給装置と、該電源供給装
    置が装着されて電源電圧が供給される装置本体とを有
    し、所定の情報処理を実行する携帯情報端末において、 前記電源供給装置は、 前記装置本体を使用する使用者が適正者であるというこ
    とを認証するための複数の認証方法を示す情報と、該複
    数の認証方法毎に、所定の使用者を示す使用者情報を含
    む認証のための認証用データとを記憶する第1の記憶手
    段を備え、 前記装置本体は、 認証時に自己装置本体を使用する使用者を示す使用者情
    報を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された使用者情報を記憶する第
    2の記憶手段と、 自己装置本体に装着された前記電源供給装置の前記第1
    の記憶手段に記憶されている前記複数の認証方法を示す
    情報のうち、所定の情報に基づく認証方法に従って、前
    記第2の記憶手段に記憶されている使用者情報と、前記
    第1の記憶手段に記憶されている当該認証方法に対応す
    る認証用データとを照合し、照合の結果に従って、前記
    使用者を認証する認証手段と、 を備えることを特徴とする携帯情報端末。
  2. 【請求項2】前記認証手段は、前記複数の認証方法のう
    ち、前記入力手段により選択された認証方法に従って、
    前記第2の記憶手段に記憶されている使用者情報と、前
    記第1の記憶手段に記憶されている当該認証方法に対応
    する認証用データとを照合し、前記使用者情報が前記認
    証用データに含まれている場合に、前記使用者は適正者
    であると認証する手段とから構成される、ことを特徴と
    する請求項1に記載の携帯情報端末。
  3. 【請求項3】着脱可能な電源供給装置と、該電源供給装
    置が装着されて電源電圧が供給される装置本体とを有
    し、所定の情報処理を実行する携帯情報端末において、 前記電源供給装置は、 自己装置を識別するための識別情報を記憶する第1の記
    憶手段と、 前記装置本体を使用する使用者が適正者であるというこ
    とを認証するための所定の使用者を示す使用者情報を含
    む認証用データを記憶する第2の記憶手段と、 を備え、 前記装置本体は、 前記電源供給装置を識別するための識別情報を予め記憶
    する第3の記憶手段と、 認証時に自己装置本体を使用する使用者を示す使用者情
    報を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された使用者情報を記憶する第
    4の記憶手段と、 自己装置本体に装着された前記電源供給装置の前記第1
    の記憶手段に記憶されている識別情報と、前記第3の記
    憶手段に記憶されている識別情報とが一致するか否かを
    判断することにより装着された電源供給装置の正当性を
    判断する判断手段と、 前記判断手段により識別情報が一致すると判断されて、
    装着された電源供給装置の正当性が判断された場合に、
    自己装置本体に装着された前記電源供給装置における前
    記第2の記憶手段の記憶内容と、前記第4の記憶手段の
    記憶内容とに基づいて、前記使用者についての認証処理
    を実行する認証手段と、 を備え、電源供給装置の正当性と電源供給装置の記憶内
    容に基づいた使用者の正当性とをチェックすることを特
    徴とする携帯情報端末。
  4. 【請求項4】前記第2の記憶手段は、前記装置本体を使
    用する使用者が適正者であるということを認証するため
    の複数の認証方法を示す情報と、該複数の認証方法毎
    に、所定の使用者を示す使用者情報を含む認証のための
    認証用データとを記憶し、 前記認証手段は、前記判断手段により識別情報が一致す
    ると判断された場合に、自己装置本体に装着された前記
    電源供給装置における前記第2の記憶手段に記憶されて
    いる前記複数の認証方法を示す情報のうち、所定の認証
    方法を示す情報 に基づく認証方法に従って、前記第4の
    記憶手段に記憶されている使用者情報と、前記第2の記
    憶手段に記憶されている当該認証方法に対応する認証用
    データとを照合し、照合結果に従って、前記使用者を認
    証する、 ことを特徴とする請求項3に記載の携帯情報端末。
  5. 【請求項5】前記第3の記憶手段は、 複数の電源供給装置それぞれを識別するための識別情報
    を記憶する記憶領域を備え、 前記認証手段は、 自己装置本体に装着された電源供給装置の第1の記憶手
    段に記憶されている識別情報が、前記記憶領域の記憶内
    容に含まれているか否かを判断する手段と、 前記判断する手段により識別情報が含まれていると判断
    された場合に、前記第2及び第4の記憶内容に基づい
    て、前記使用者についての認証処理を実行する手段と、 を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の携帯
    情報端末。
  6. 【請求項6】前記認証手段は、 自己装置本体に装着された前記電源供給装置の前記第1
    の記憶手段に記憶されている情報が示す前記複数の認証
    方法のうち、前記入力手段により指定された所定の認証
    方法に従って、前記第2の記憶手段に記憶されている使
    用者情報と、前記第1の記憶手段に記憶されている当該
    認証方法に対応する認証用データとを照合し、前記使用
    者情報が前記認証用データに含まれている場合に、前記
    使用者は適正者であると認証する手段から構成される、 ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載
    の携帯情報端末。
  7. 【請求項7】着脱可能な電源供給装置と、該電源供給装
    置が装着されて電源電圧が供給される装置本体とを有
    し、所定の情報処理を実行する携帯情報端末において、 前記電源供給装置は、 自己装置を識別するための識別情報を記憶する第1の記
    憶手段と、 前記装置本体を使用する使用者が適正者であるというこ
    とを認証するための認証方法を示す情報と、所定の使用
    者を示す使用者情報を含む認証のための認証用データと
    を記憶する第2の記憶手段と、 を備え、 前記装置本体は、 前記電源供給装置を識別するための識別情報を予め記憶
    する第3の記憶手段と、 認証時に自己装置本体を使用する使用者を示す使用者情
    報を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された使用者情報を記憶する第
    4の記憶手段と、 自己装置本体に装着された前記電源供給装置の前記第1
    の記憶手段に記憶されている識別情報と、前記第3の記
    憶手段に記憶されている識別情報とが一致するか否かを
    判断する判断手段と、 前記判断手段により識別情報が一致すると判断された場
    合に、自己装置本体に装着された前記電源供給装置にお
    ける前記第2の記憶手段の記憶内容と、前記第4の記憶
    手段の記憶内容とに基づいて、前記使用者についての認
    証処理を実行する認証手段と、 自己装置本体を使用する使用者が適正者であるというこ
    とを認証するための複数の認証方法を示す情報と、認証
    方法毎に、所定の使用者を示す使用者情報を含む認証の
    ための認証用データとを記憶する第5の記憶手段と、 前記認証手段による認証が成功した場合に、前記第5の
    記憶手段に記憶されている複数の認証方法を提示する提
    示手段と、 前記提示手段により提示された複数の認証方法の中から
    所望の認証方法を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された認証方法を示す情報、及
    び当該認証方法に対応する認証用データを前記第5の記
    憶手段から読み出して、前記電源供給装置の第2の記憶
    手段に書き込む手段と、 を備える ことを特徴とする携帯情報端末。
  8. 【請求項8】前記第3の記憶手段は、 複数の電源供給装置それぞれを識別するための識別情報
    を記憶する記憶領域を備え、 前記認証手段は、 自己装置本体に装着された電源供給装置の第1の記憶手
    段に記憶されている識別情報が、前記記憶領域の記憶内
    容に含まれているか否かを判断する手段と、 前記判断する手段により識別情報が含まれていると判断
    された場合に、前記第2及び第4の記憶手段の記憶内容
    に基づいて、前記使用者についての認証処理を実行する
    手段と、 を備えることを特徴とする請求項に記載の携帯情報端
    末。
  9. 【請求項9】前記認証手段は、 前記第2の記憶手段の記憶内容に基づく認証方法に従っ
    て、前記第4の記憶手段に記憶されている使用者情報
    と、前記第2の記憶手段に記憶されている認証用データ
    とを照合する照合手段と、 前記使用者情報が前記認証用データに含まれている場合
    に、前記使用者は適正者であると認証する手段と、 を備えることを特徴とする請求項又はに記載の携帯
    情報端末。
  10. 【請求項10】前記電源供給装置の第1の記憶手段に記
    憶されている識別情報が、自己装置本体の第3の記憶手
    段の記憶内容に含まれていない場合は、自己装置本体の
    使用を不許可とする不許可手段を更に備えることを特徴
    とする請求項乃至のいずれか1項に記載の携帯情報
    端末。
  11. 【請求項11】使用者が適正者であるということを認証
    するための複数の認証方法を示す情報 と、該複数の認証
    方法毎に、使用者を示す使用者情報を含む認証用データ
    とを記憶する第1の記憶手段を備える電源供給装置が装
    着されて、電源電圧が供給され、所定の情報処理を実行
    する携帯情報端末であって、 認証時に使用者を示す使用者情報を入力する入力手段
    と、 前記入力手段により入力された使用者情報を記憶する第
    2の記憶手段と、 装着された前記電源供給装置の前記第1の記憶手段に記
    憶されている前記複数の認証方法を示す情報のうち、所
    定の情報に基づく認証方法に従って、前記第2の記憶手
    段に記憶されている使用者情報と、前記第1の記憶手段
    に記憶されている当該認証方法に対応する認証用データ
    とを照合し、照合の結果に従って、前記使用者を認証す
    る認証手段と、 を備えることを特徴とする携帯情報端末。
  12. 【請求項12】自己装置を識別するための識別情報を記
    憶する第1の記憶手段と、使用者を示す使用者情報を含
    む認証用データを記憶する第2の記憶手段とを備える電
    源供給装置が装着されて電源電圧が供給されて、情報処
    理を実行する携帯情報端末であって、 前記電源供給装置を識別するための識別情報を予め記憶
    する第3の記憶手段と、 認証時に、使用者を示す使用者情報を入力する入力手段
    と、 前記入力手段により入力された使用者情報を記憶する第
    4の記憶手段と、 装着された前記電源供給装置の前記第1の記憶手段に記
    憶されている識別情報と、前記第3の記憶手段に記憶さ
    れている識別情報とが一致するか否かを判断することに
    より装着された電源供給装置の正当性を判断する判断手
    段と、 前記判断手段により識別情報が一致すると判断されて、
    装着された電源供給装置の正当性が判断された場合に、
    自己装置本体に装着された前記電源供給装置における前
    記第2の記憶手段の記憶内容と、前記第4の記憶手段の
    記憶内容とに基づいて、前記使用者についての認証処理
    を実行する認証手段と、 を備え、電源供給装置の正当性と電源供給装置の記憶内
    容に基づいた使用者の正当性とをチェックすることを特
    徴とする携帯情報端末。
  13. 【請求項13】自己装置を識別するための識別情報を記
    憶する第1の記憶手段と、使用者を認証するための認証
    方法を示す情報と、使用者を示す使用者情報を含む認証
    用データとを記憶する第2の記憶手段と、を備える電源
    供給装置が装着されて電源電圧が供給され、情報処理を
    実行する携帯情報端末であって、 前記電源供給装置を識別するための識別情報を予め記憶
    する第3の記憶手段と、 認証時に使用者を示す使用者情報を入力する入力手段
    と、 前記入力手段により入力された使用者情報を記憶する第
    4の記憶手段と、 装着された前記電源供給装置の前記第1の記憶手段に記
    憶されている識別情報と、前記第3の記憶手段に記憶さ
    れている識別情報とが一致するか否かを判断する判断手
    段と、 前記判断手段により識別情報が一致すると判断された場
    合に、自己装置本体に装着された前記電源供給装置にお
    ける前記第2の記憶手段の記憶内容と、前記第4の記憶
    手段の記憶内容とに基づいて、前記使用者についての認
    証処理を実行する認証手段と、 使用者が適正者であるということを認証するための複数
    の認証方法を示す情報と、認証方法毎に、使用者を示す
    使用者情報を含む認証用データとを記憶する第5の記憶
    手段と、 前記認証手段による認証が成功した場合に、前記第5の
    記憶手段に記憶されている複数の認証方法を提示する提
    示手段と、 前記提示手段により提示された複数の認証方法中から所
    望の認証方法を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された認証方法を示す情報、及
    び当該認証方法に対応する認証用データを前記第5の記
    憶手段から読み出して、前記電源供給装置の第2の記憶
    手段に書き込む手段と、 を備えることを特徴とする携帯情報端末。
  14. 【請求項14】コンピュータを、 使用者が適正者であるということを認証するための複数
    の認証方法を示す情報と、該複数の認証方法毎に、使用
    者を示す使用者情報を含む認証用データとを記憶する第
    1の記憶手段を備える電源供給装置が装着されて、電源
    電圧が供給され、所定の情報処理を実行する携帯情報端
    末であって、 認証時に使用者を示す使用者情報を入力する入力手段、 前記入力手段により入力された使用者情報を記憶する第
    2の記憶手段と、 装着された前記電源供給装置の前記第1の記憶手段に記
    憶されている前記複数の認証方法を示す情報のうち、所
    定の情報に基づく認証方法に従って、前記第2の記憶手
    段に記憶されている使用者情報と、前記第1の記憶手段
    に記憶されている当該認証方法に対応する認証用データ
    とを照合し、照合の結果に従って、前記使用者を認証す
    る認証手段と、 を備える携帯情報端末として機能させるためのプログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】コンピュータを、 自己装置を識別するための識別情報を記憶する第1の記
    憶手段と、使用者を示す使用者情報を含む認証用データ
    を記憶する第2の記憶手段とを備える電源供給装置が装
    着されて電源電圧が供給されて、情報処理を実行する携
    帯情報端末であって、 前記電源供給装置を識別するための識別情報を予め記憶
    する第3の記憶手段と、 認証時に、使用者を示す使用者情報を入力する入力手段
    と、 前記入力手段により入力された使用者情報を記憶する第
    4の記憶手段と、 装着された前記電源供給装置の前記第1の記憶手段に記
    憶されている識別情報と、前記第3の記憶手段に記憶さ
    れている識別情報とが一致するか否かを判断することに
    より装着された電源供給装置の正当性を判断する判断手
    段と、 前記判断手段により識別情報が一致すると判断されて、
    装着された電源供給装置の正当性が判断された場合に、
    自己装置本体に装着された前記電源供給装置における前
    記第2の記憶手段の記憶内容と、前記第4の記憶手段の
    記憶内容とに基 づいて、前記使用者についての認証処理
    を実行する認証手段と、 を備え、電源供給装置の正当性と電源供給装置の記憶内
    容に基づいた使用者の正当性とをチェックする携帯情報
    端末として機能させるためのプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】コンピュータを、自己装置を識別するた
    めの識別情報を記憶する第1の記憶手段と、使用者を認
    証するための認証方法を示す情報と、使用者を示す使用
    者情報を含む認証用データとを記憶する第2の記憶手段
    と、を備える電源供給装置が装着されて電源電圧が供給
    され、情報処理を実行する携帯情報端末であって、 前記電源供給装置を識別するための識別情報を予め記憶
    する第3の記憶手段と、 認証時に使用者を示す使用者情報を入力する入力手段
    と、 前記入力手段により入力された使用者情報を記憶する第
    4の記憶手段と、 装着された前記電源供給装置の前記第1の記憶手段に記
    憶されている識別情報と、前記第3の記憶手段に記憶さ
    れている識別情報とが一致するか否かを判断する判断手
    段と、 前記判断手段により識別情報が一致すると判断された場
    合に、自己装置本体に装着された前記電源供給装置にお
    ける前記第2の記憶手段の記憶内容と、前記第4の記憶
    手段の記憶内容とに基づいて、前記使用者についての認
    証処理を実行する認証手段と、 使用者が適正者であるということを認証するための複数
    の認証方法を示す情報と、認証方法毎に、使用者を示す
    使用者情報を含む認証用データとを記憶する第5の記憶
    手段と、 前記認証手段による認証が成功した場合に、前記第5の
    記憶手段に記憶されている複数の認証方法を提示する提
    示手段と、 前記提示手段により提示された複数の認証方法中から所
    望の認証方法を指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された認証方法を示す情報、及
    び当該認証方法に対応 する認証用データを前記第5の記
    憶手段から読み出して、前記電源供給装置の第2の記憶
    手段に書き込む手段と、 を備える携帯情報端末として機能させるためのプログラ
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