JP3123273B2 - アクティブマトリクス型液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

アクティブマトリクス型液晶表示装置およびその製造方法

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JP3123273B2
JP3123273B2 JP34793592A JP34793592A JP3123273B2 JP 3123273 B2 JP3123273 B2 JP 3123273B2 JP 34793592 A JP34793592 A JP 34793592A JP 34793592 A JP34793592 A JP 34793592A JP 3123273 B2 JP3123273 B2 JP 3123273B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、量産性が良好で低コス
トのアクティブマトリクス型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアクティブマトリクス型液晶表示
装置では、液晶層を駆動する電極としては2枚の基板界
面上に形成し相対向させた透明電極を用いていた。これ
は、液晶に印加する電界の方向を基板界面にほぼ垂直な
方向とすることで動作する、ツイステッドネマティック
表示方式を採用していることによる。一方液晶に印加す
る電界の方向を基板界面にほぼ平行な方向とする方式
は、櫛型電極対を用いた方式が、例えば特開平1−12052
8 号により提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の従来ツ
イステッドネマティック表示方式を用いた技術において
は、液晶に電圧を印加し、かつ、光を透過させる必要が
あるので、ITOに代表される透明電極を形成する必要
が有った。その為に、透明電極を形成するためのスパッ
タリング装置等の真空系製造設備が必要で、設備コスト
が巨額になっていた。また、真空系製造設備の使用は、
スループットの低下を引き起こし、このことがアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置の製造コストを著しく引き
上げている。また、一般に透明電極はその表面に数10
nm程度の凹凸があり、薄膜トランジスタのような微細
なアクティブ素子の加工を困難にしている。さらに、透
明電極の凸部はしばしば離脱し電極等の他の部分に混入
し、点状或いは線状の表示欠陥を引き起こし、歩留まり
を著しく低下させていた。これらの為に、マーケットニ
ーズに対応した低価格の液晶表示装置を安定的に提供す
ることが出来ずにいた。また、前記の従来技術において
は、画質面でも多くの課題を有していた。特に、視角方
向を変化させた際の輝度変化が著しく、中間調表示を困
難にしていた。それに対して、基板面にほぼ平行な方向
の電界を液晶に印加する方法は、マトリクス型表示装置
に用いた場合、不要な電界の影響を受けやすく、クロス
トークが発生しやすいことから、従来の公知例において
は、アクティブマトリクス型表示装置に用いた例はな
い。
【0004】本発明はこれらの課題を同時に解決するも
ので、その目的とするところは、第一に、透明電極がな
くとも高コントラストで、低価格の設備で高い歩留まり
で量産可能な低コストのアクティブマトリクス型液晶表
示装置を提供することにある。第二に、視角特性が良好
で多階調表示が容易であるアクティブマトリクス型液晶
表示装置を提供することにある。第三に不要な電界の影
響を受けにくく、クロストークが発生しないアクティブ
マトリクス型表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明はアクティブ素子からなる駆動手段とを備え
たマトリクス型液晶表示装置において、液晶層に対して
主として基板面に平行な電界を印加する電極構造を有す
ると共に、映像信号をアクティブ素子に伝達する信号配
線の液晶層に面する部分の一部が、絶縁物を介して導電
体で覆われており、前記導電体が、前記液晶層に対して
主として基板面に平行な電界を印加する電極の一方であ
るソース電極と電気的に接続されていることを特徴とす
る液晶表示装置を構成したものである。あるいはアクテ
ィブ素子からなる駆動手段とを備えたマトリクス型液晶
表示装置において、液晶層に対して主として基板面に平
行な電界を印加する電極構造を有すると共に、映像信号
をアクティブ素子に伝達する信号配線の液晶層に面する
部分の一部が、絶縁物を介して導電体で覆われており、
前記導電体が、前記液晶層に対して主として基板面に平
行な電界を印加する電極の一方である共通電極と電気的
に接続されていることを特徴とする液晶表示装置を構成
したものである。
【0006】さらに本発明は、アクティブ素子からなる
駆動手段とを備えたマトリクス型液晶表示装置におい
て、液晶層に対して主として基板面に平行な電界を印加
する電極構造を有すると共に、映像信号をアクティブ素
子に伝達する信号配線の液晶層に面する部分のほとんど
が、絶縁物を介して導電体で覆われていることを特徴と
する液晶表示装置を構成したものである。また、前記ア
クティブ素子が正スタガ構造の薄膜トランジスタである
ことを特徴とする液晶表示装置を構成したものである。
【0007】さらに、前記導電体が、走査配線から信号
配線の長編方向に突き出した突起からなることを特徴と
する液晶表示装置を構成したものである。
【0008】さらに、前記導電体が、薄膜トランジスタ
のソース(ドレイン)電極と電気的に接続されているこ
とを特徴とする液晶表示装置を構成したものである。
【0009】さらに、前記導電体が、液晶層に対して主
として基板面に平行な電界を印加する電極の一方である
共通電極と電気的に接続されていることを特徴とする液
晶表示装置を構成したものである。
【0010】さらに、液晶層に対して主として基板面に
平行な電界を印加する電極と共通電極とゲート絶縁膜で
蓄積容量を構成したことを特徴とする液晶表示装置を構
成したものである。
【0011】さらに、アクティブ素子からなる駆動手段
とを備えたマトリクス型液晶表示装置において、液晶層
に対して主として基板面に平行な電界を印加する電極構
造を有し、前記アクティブ素子が正スタガ構造の薄膜ト
ランジスタであることを特徴とする液晶表示装置を構成
したものである。
【0012】さらに、不透明な導電体、n+ 型半導体の
順に成膜し、一括にパターニングして、信号配線(ドレ
イン電極)および画素電極(ソース電極)を形成し、i
型半導体,絶縁体,不透明な導電体の成膜し、一括にパ
ターニングして、走査配線(ゲート電極)および薄膜ト
ランジスタを形成することを特徴とする液晶表示装置の
製造方法を採用したものである。
【0013】さらに、前記不透明な導電体がNiまたは
Niを含む合金であり、パターニングした後、電気メッ
キしてn+ 型半導体を形成し、信号配線(ドレイン電
極)および画素電極(ソース電極)を形成することを特
徴とする液晶表示装置の製造方法を採用したのであ
る。
【0014】さらに、120μΩ・cm以下の抵抗率を有
する不透明の導電体からなる単層の信号配線を有するこ
とを特徴とする液晶表示装置を構成したものである。
【0015】さらに、12.5 型以上かつ1024×7
68ドット以上の第8の装置を有するパーソナルコンピ
ュータまたはワークステーションを構成したものであ
る。
【0016】
【作用】次に本発明の作用を図16を用いて説明する。
【0017】図16(a),(b)は本発明の液晶パネル
内での液晶の動作を示す側断面を、図16(c),(d)
はその正面図を表す。図16ではアクティブ素子を省略
してある。また、本発明ではストライプ状の電極を構成
して複数の画素を形成するが、ここでは一画素の部分を
示した。電圧無印加時のセル側断面を図16(a)に、
その時の正面図を図16(c)に示す。透明な一対の基
板203の内側に線状の電極201,202が形成さ
れ、その上に配向制御膜204が塗布及び配向処理され
ている。間には液晶組成物が挟持されている。棒状の液
晶分子205は、電界無印加時にはストライプ状の電極
の長手方向に対して若干の角度、即ち45度≦|電界方
向に対する界面近傍での液晶分子長軸(光学軸)方向の
なす角|<90度、をもつように配向されている。上下
界面上での液晶分子配向方向はここでは平行を例に説明
する。また、液晶組成物の誘電異方性は正を想定してい
る。次に、電界207を印加すると図16(b),(d)
に示したように電界方向に液晶分子がその向きを変え
る。偏光板206の偏光透過軸を所定角度209に配置
することで電界印加によって光透過率を変えることが可
能となる。したがって、光を電極の間を透過し変調され
るので、電極は透明でなくとも良い。このように、本発
明によれば透明電極がなくともコントラストを与える表
示が可能となる。コントラストを付与する具体的構成と
しては、上下基板上の液晶分子配向がほぼ平行な状態を
利用したモード(複屈折位相差による干渉色を利用する
ので、ここでは複屈折モードと呼ぶ)と、上下基板上の
液晶分子配向方向が交差しセル内での分子配列がねじれ
た状態を利用したモード(液晶組成物層内で偏光面が回
転する旋光性を利用するので、ここでは旋光性モードと
呼ぶ)とがある。複屈折モードでは、電圧印加により分
子長軸(光軸)方向が基板界面にほぼ平行なまま面内で
その方位を変え、所定角度に設定された偏光板の軸との
なす角を変えて光透過率を変える。旋光性モードでも同
様に電圧印加により分子長軸方向の方位のみを変える
が、こちらの場合はら線がほどけることによる旋光性の
変化を利用する。
【0018】また、本発明の表示モードでは液晶分子の
長軸は基板と常にほぼ平行であり、立ち上がることがな
く、従って視角方向を変えた時の明るさの変化が小さい
ので、視角依存性がなく、視角特性が大幅に向上する。
本表示モードは従来のように電圧印加で複屈折位相差を
ほぼ0にすることで暗状態を得るものではなく、液晶分
子長軸と偏光板の軸(吸収あるいは透過軸)とのなす角
を変えるもので、根本的に異なる。従来のTN型のよう
に液晶分子長軸を基板界面に垂直に立ち上がらせる場合
だと、複屈折位相差が0となる視角方向は正面即ち基板
界面に垂直な方向のみであり、僅かでも傾斜すると複屈
折位相差が現れる。ノーマリオープン型では光が漏れ、
コントラストの低下や階調レベルの反転を引き起こす。
【0019】更に、電極201を画素電極として用い、
電極202を共通電極として用いると、図16では省略
してあるが、電極201にアクティブ素子を通して、電
圧を供給するための信号配線が必要である。本表示モー
ドでは、基板面に平行な電界を印加するため、電極20
1と電極202との間の電圧による電界の他に、信号配
線と電極201および信号配線と電極202との間の電
圧による不要な電界が加算される。信号配線の電位は画
像信号であるので、その影響で、電極201と電極20
2との間の電界もふらつき、パターンによって変動す
る。それの結果クロストークが発生し、表示不良とな
る。しかし、電位の安定している導電体で信号配線を覆
うことによって、信号配線と電極201および信号配線
と電極202との間の電圧による不要な電界がシールド
され、電極201と電極202との間の電界のふらつき
もなくなり、クロストークが発生しなくなる。ここで、
正スタガ構造の薄膜トランジスタを用いれば、信号配線
が最下層になるので、走査配線等の他の電極で覆うこと
が可能になる。
【0020】さらに、本表示モードと正スタガ構造を組
み合わせれば、信号配線と画素電極を同時に、不透明な
低抵抗の金属材料で形成することができ、製造工程の簡
略化ができ、かつ、信号配線が低抵抗てあるため、大型
で精細度高い液晶表示装置にも応用できる。
【0021】
【実施例】本発明を実施例により具体的に説明する。
【0022】〔実施例1〕基板としては厚みが1.1mm
で表面を研磨したガラス基板を2枚用いる。これらの基
板間に誘電率異方性Δεが正でその値が4.5であり、
複屈折Δnが0.072(589nm,20℃)のネマチッ
ク液晶組成物を挟む。基板表面に塗布したポリイミド系
配向制御膜をラビング処理して、3.5 度のプレチルト
角とする。上下界面上のラビング方向は互いにほぼ平行
で、かつ印加電界方向とのなす角度を85度とした。ギ
ャップdは球形のポリマビーズを基板間に分散して挾持
し、液晶封入状態で4.5μmとした。よってΔn・d
は0.324μmである。2枚の偏光板〔日東電工社製
G1220DU〕でパネルを挾み、一方の偏光板の偏光
透過軸をラビング方向にほぼ平行(85°)とし、他方を
それに直交、即ち(−5°)とした。これにより、ノーマ
リクローズ特性を得た。
【0023】画素の構成を図1に示す。走査配線1(ゲ
ート電極と共通)と信号配線2(ドレイン電極と共通)
は直交し、画素電極3(ソース電極と共通)と共通電極
4は平行で、画素電極3と共通電極4間で電界がかか
り、かつその方向が基板界面にほぼ平行となるようにし
た。薄膜トランジスタの活性層にはアモルファスシリコ
ン4,ゲート絶縁膜には窒化シリコンを用いたが特に限
定はない。また電極および配線はいずれもクロムからな
るが、電気抵抗の低い金属性のものであれば特に材料の
制約はなく、アルミニウム,タンタル,タングステン等
でもよい。画素数は40(×3)×30(即ち、n=1
20,m=30である。)で、画素ピッチは横方向は8
0μm,縦方向は240μmである。信号配線2,画素
電極3,共通電極4の幅は8μmで、信号配線2と画素
電極3の間隙も8μmとし、画素電極3と共通電極4の
間隙の48μmとし、高い開口率を確保した。図2に図
1のA線における断面図を示す。薄膜トランジスタはド
レイン電極2,ソース電極3が最下層にあり、アモルフ
ァスシリコン4,窒化シリコン7,ゲート電極の順に積
み上げられた正スタガ構造を有している。薄膜トランジ
スタ上には透明樹脂からなる保護膜8を形成し、液晶を
配向されるために保護膜8をラビングした。また薄膜ト
ランジスタを有する基板に相対向する基板上にストライ
プ状のR,G,B3色のカラーフィルタ12を備えた。
カラーフィルタ12の上には表面を平坦化する透明樹脂
10を積層し、ラビングした。透明樹脂の材料としては
エポキシ樹脂を用いた。このエポキシ樹脂は平坦化と液
晶分子の配向制御の両方の機能を兼ね備えている。界面
での液晶分子の傾き角は0.5 度であった。また、画素
電極3と共通電極4の間の液晶制御領域以外の光を遮光
し、コントラストを上げるために遮光層11を形成し
た。
【0024】図3に図1のB線における断面図を示す。
ここで、信号配線2を前段の走査配線1aから信号配線
の長辺方向に突き出した突起で覆い、信号配線2と画素
電極3または共通電極5との間にかかる電界をシールド
する。走査配線の電位は走査期間以外は一定電位である
ので、画素電極3または共通電極5との間にかかる電界
をふらつかせることはない。これにより、映像信号によ
り変化する信号配線の電位の変化による画素電極3また
は共通電極5との間にかかる電界のふらつきがなくな
り、安定した表示を得ることができる。また、図4に図
1のC線における断面図を示す。画素電極3の電位を安
定するために蓄積容量を画素電極3と前段の走査配線1
aとゲート絶縁膜7で構成している。
【0025】本実施例では透明電極が無いため、製造プ
ロセスが簡単化できかつ歩留まりも向上し、著しくコス
トが低減できる。特に、透明電極を形成するための真空
炉を有する極めて高価な設備の1つが不要になり、製造
設備投資額の大幅低減とそれによる低コスト化が可能と
なる。本実施例における画素への印加電圧実効値と明る
さの関係を示す電気光学特性を図5に示す。コントラス
ト比は7V駆動時に150以上となり、視角を左右、上
下に変えた場合のカーブの差は従来方式(比較例1に示
す)に比べて極めて小さく、視角を変化させても表示特
性はほとんど変化しなかった。また、信号配線2とのク
ロストークによる画質不良もほとんど確認できず、高品
質の画像を得ることができた。
【0026】〔比較例〕従来方式であるツイステッドネ
マチック(TN)型を比較例とする。実施例1に比べ透
明電極があるため、構造が複雑かつ製造工程が長い。ネ
マチック液晶組成物としては、実施例1と同一の誘電異
方性Δεが正でその値が4.5 で、屈折率異方性Δnが
0.072 (589nm,20℃)のものを用い、ギャ
ップは7.3μm、ツイスト角は90度とした。よって
Δn・dは0.526μmである。
【0027】電気光学特性を図6に示す。視角方向で激
しくカーブが変化した。また、信号配線とのクロストー
クによるスミア等(画像がすじをひく現象)の画質不良
が生じた。
【0028】〔実施例2〕本実施例の構成は下記の要件
を除けば、実施例1と同一である。
【0029】本実施例の画素の構成を図7に示す。ま
た、図8に図7のB線における断面図を示す。ここで、
信号配線2を画素電極3と電気的に接続された導電体3
aで覆い、信号配線2と画素電極3または共通電極5と
の間にかかる電界をシールドする。信号配線2を覆う導
電体3aは、走査配線1と同一材料で、走査配線と同時
にパターニングしたものである。画素電極3とコンタク
トをとるためにゲート絶縁膜である窒化シリコンにスル
ーホール8aを開け、画素電極3とコンタクトを取っ
た。また、共通電極5も、導電体3aと同層の走査配線
1と同一材料で、走査配線と同時にパターニングした導
電体5aとコンタクトを取った。したがって、液晶には
導電体3aの導電体5a間の電界が印加される。画素電
極3の電位は走査期間以外は一定電位であるので、画素
電極3または共通電極5との間にかかる電界をふらつか
せることはない。これにより、映像信号により変化する
信号配線2の電位の変化による画素電極3または共通電
極5との間にかかる電界のふらつきがなくなり、安定し
た表示を得ることができる。
【0030】電気光学特性を測定したところ、実施例1
と同様に、視角を左右,上下に変えた場合のカーブの差
が極めて小さく、また、表示特性も実施例1と同等な高
品質の表示特性を得た。
【0031】〔実施例3〕本実施例の構成は下記の要件
を除けば、実施例1と同一である。
【0032】本実施例の画素の構成を図9に示す。ま
た、図10に図9のB線における断面図を示す。ここ
で、信号配線2を共通電極5と電気的に接続された導電
体5bで覆い、信号配線2と画素電極3または共通電極
5との間にかかる電界をシールドする。信号配線2を覆
う導電体5bは、走査配線1と同一材料で、走査配線と
同時にパターニングしたものである。共通電極5とコン
タクトをとるためにゲート絶縁膜である窒化シリコンに
スルーホール8aを開け、共通電極5とコンタクトを取
った。また、画素電極3も、導電体5bと同層の走査配
線1と同一材料で、走査配線と同時にパターニングした
導電体3bとコンタクトを取った。したがって、液晶に
は導電体3bの導電体5b間の電界が印加される。共通
電極5の電位は一定電位であるので、画素電極3または
共通電極5との間にかかる電界をふらつかせることはな
い。これにより、映像信号により変化する信号配線2の
電位の変化による画素電極3または共通電極5との間に
かかる電界のふらつきがなくなり、安定した表示を得る
ことができる。
【0033】電気光学特性を測定したところ、実施例1
と同様に、視角を左右,上下に変えた場合のカーブの差
が極めて小さく、また、表示特性も実施例1と同等な高
品質の表示特性を得た。
【0034】〔実施例4〕本実施例の構成は下記の要件
を除けば、実施例3と同一である。
【0035】本実施例の画素の構成を図11に示す。画
素電極3の電位を安定するために蓄積容量を画素電極3
と電気的に接触している導電体3cと共通電極5とゲー
ト絶縁膜7で構成した。この構成にすると、共通電極5
の電位が変化しても、同時に画素電極3および画素電極
3と電気的に接触している導電体3cの電位が同じだけ
変化するので、導電体3cと導電体5bとの間にかかる
電界が常に一定に保たれる。これにより、信号配線2に
画像信号を印加すると共に、共通電極に8.0Vの交流
波形を印加し、信号配線2に供給する電圧の低電圧化
(7.2V⇒3.2V)が実現した。
【0036】ここで、蓄積容量を画素電極3と電気的に
接触している導電体3cと共通電極5との間に構成する
ことは、実施例1および実施例2でも同様にできる。蓄
積容量を画素電極3と前段の走査配線1aとゲート絶縁
膜7で構成しても、信号配線2に供給する電圧の低電圧
化は可能であるが、走査配線に電位を与える走査側駆動
回路の出力レベルがオンレベルとオフレベルの2値以外
のレベルが必要になり、走査側駆動回路の回路規模が増
大し、コストが上がる。本実施例の構成は走査側駆動回
路のコストアップさせることなく、信号配線2に供給す
る電圧の低電圧化し、信号配線に電位を与える信号側駆
動回路の耐圧を下げ、信号側駆動回路の低コスト化がで
きる効果を得た。
【0037】(従来のツイステッドネマティック型の方
式では共通電極が薄膜トランジスタを有する基板と対向
する基板に形成されているので、共通電極と画素電極の
間、直接蓄積容量を形成することができず、本実施例の
ような低電圧化をするためには、薄膜トランジスタを有
する基板に別の配線を形成しなければならず歩留まりを
低下させる)。
【0038】〔実施例5〕本実施例の構成は下記の要件
を除けば、実施例1と同一である。
【0039】本実施例では、薄膜トランジスタを2マス
クで作成した。第1に、図12(a)に示すように、ガラ
ス基板上に、クロムをスパッタリングで成膜し、その上
にn+ 型のアモルファスシリコンをプラズマCVD(Ch
emical Vapor Deposition)で成膜した後、第1のマスク
を用いて、ホトレジスト加工技術で、信号配線2(ドレ
イン電極),画素電極3(ソース電極)および共通電極
5のパターンを形成し、第2に、図12(b)に示すよ
うに、i型のアモルファスシリコンおよび窒化シリコン
をプラズマCVDで連続成膜し、その上に、クロムをス
パッタリングで成膜した後、第2のマスクを用いて、ホ
トレジスト加工技術で、走査配線8(ゲート電極)、i
型のアモルファスシリコン4および窒化シリコン7のパ
ターンを形成し、走査配線1,信号配線2,共通電極5
および薄膜トランジスタを形成する。
【0040】正スタガ構造の薄膜トランジスタ構成を用
い、本実施例の製造方法を用いることによって、2マス
クで、走査配線1,信号配線2,共通電極5および薄膜
トランジスタのパターニングを行なうことができ、製造
工程の大幅な短縮を行なうことができた。
【0041】〔実施例6〕本実施例の構成は下記の要件
を除けば、実施例5と同一である。
【0042】本実施例では、ガラス基板上に、ニッケル
をスパッタリングで成膜した後、その上にn+ 型のアモ
ルファスシリコンを電気メッキで構成した。これによ
り、図13に示すようにニッケルの側面にもn+ 型のア
モルファスシリコンが成長し、信号配線2と画素電極3
の段差で、i型のアモルファスシリコンが段切れして
も、ニッケルの側面で、i型のアモルファスシリコンと
のコンタクトがとれる。したがって、i型のアモルファ
スシリコンの膜厚を薄くすることができ、これにより、
i型のアモルファスシリコンの光吸収によるホトコンダ
クティビティによるリーク電流を抑えることができる。
その結果、画素電極電位の保持率がアップし、リーク電
流に起因する表示むらを改善することができた。
【0043】〔実施例7〕本実施例の構成は下記の要件
を除けば、実施例5と同一である。
【0044】本実施例では、信号配線2として、アルミ
ニウムを用いた。従来のツイステッドネマティック型の
方式でも実施例5と同様に2マスクで形成することがで
きるが、画素電極にITOなど透明電極を用いなければ
ならないので、信号配線もITOを用いなければならな
い。ITOは、200nm程度の薄膜では約200〜3
00μΩ・cmの抵抗率がある。図14にITOを信号配
線として用いた場合の各製品仕様と信号電圧(ドレイン
電圧)の立上り時間および1ラインの走査時間の関係を
示す。図14に示すように256階調(1670万色)
を表示する場合はドレイン電圧の立上り時間は6τ必要
である。しかし12.5型 1024×768ドット以上
のパネルでは、立上り時間より、1ライン走査時間が短
くなり、信号電圧が立ち上がる前にトランジスタが切れ
てしまい、映像信号が書き込まれない。したがって、I
TOを信号配線として用いた場合は12.5 型1024
×768ドット以上の製品では、階調の均一性が保たれ
ず表示むらが発生する。図15に信号配線(ドレイン)
に許容される最大のシート抵抗を示す。図15のように
12.5 型1024×768ドット以上の製品では、シ
ート抵抗は4Ω/ロ以下が必要である。信号配線は開口
率30%以上を保つためには20μm以下、膜厚は凹凸
を少なくするために300nm以下が適当であるので、
抵抗率は120μΩ・cm以下が必要である。本実施例で
用いたアルミニウムは2〜5μΩ・cmであり、上記の条
件を充分満足する。したがって、12.5 型1024×
768ドット以上のディスプレイを用いるパーソナルコ
ンピュータまたはワークステーションは上記条件を満た
す配線材料を用いることができる製造方法でなければな
らず、本実施例はその中の最も簡便な方法である。
【0045】本実施例のように低抵抗の金属を、実施例
5の製造方法で、信号配線2に用いることによって、階
調性の良い高品質の表示特性を得ることができ、かつ、
高スループットで製造することができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
透明電極がなく、低価格の設備で高い歩留まりで量産可
能な低価格のアクティブマトリクス型液晶表示装置が得
られる。また、視角特性が良好で多階調表示が容易であ
るアクティブマトリクス型液晶表示装置も得られる。ま
た、信号配線の電圧変動による不要な電界変動の影響を
受けることなく、クロストークの発生がなく階調均一性
の高い、高品質な表示特性を有するアクティブマトリク
ス型液晶表示装置も得られる。また、画素電極が透明で
ある必要がなく、導電性の高い金属材料を用いることが
できるので、簡単な方法で大型で精細度の高いアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置を製造することができ、高
スループットで量産可能な低価格の大型で精細度の高い
アクティブマトリクス型液晶表示装置およびそれを用い
たシステムも得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の画素構成を示す図。
【図2】図1A線における断面構造を示す図。
【図3】図1B線における断面構造を示す図。
【図4】図1C線における断面構造を示す図。
【図5】本発明の液晶表示装置の視角依存性を示す図。
【図6】従来の液晶表示装置の視角依存性を示す図。
【図7】本発明の実施例2の画素構成を示す図。
【図8】図7B線における断面構造を示す図。
【図9】本発明の実施例3の画素構成を示す図。
【図10】図9B線における断面構造を示す図。
【図11】本発明の実施例4の画素構成を示す図。
【図12】本発明の実施例5の各パターン形成工程での
断面構成を示す図。
【図13】本発明の実施例6の各パターン形成工程での
断面構成を示す図。
【図14】ITOを信号配線として用いた場合の各製品
仕様と信号電圧(ドレイン電圧)の立上り時間および1
ラインの走査時間の関係を示す図。
【図15】信号配線に許容される最大のシート抵抗を示
す図。
【図16】本発明の液晶表示装置における液晶動作を示
す図。
【符号の説明】
1…走査配線、2…信号配線、3…画素電極、4…半導
体活性層、5…共通電極、7…ゲート絶縁膜、8…保護
膜、9…液晶層、10…平坦化膜、11…遮光膜、12
…カラーフィルタ、13…液晶分子、207…電界方
向、208…界面上の分子長軸配向方向、207…偏光
板偏光軸。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−91277(JP,A) 特開 平4−362923(JP,A) 特開 昭64−72121(JP,A) 特開 昭64−24232(JP,A) 特開 平4−195122(JP,A) 特開 平4−265945(JP,A) 特開 昭64−29821(JP,A) 特開 平4−307520(JP,A) 特表 昭62−500745(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1343 G02F 1/136

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクティブ素子からなる駆動手段とを備え
    たマトリクス型液晶表示装置において、 液晶層に対して主として基板面に平行な電界を印加する
    電極構造を有すると共に、 映像信号をアクティブ素子に伝達する信号配線の液晶層
    に面する部分の一部が、絶縁物を介して導電体で覆われ
    おり、 前記導電体が、前記液晶層に対して主として基板面に平
    行な電界を印加する電極の一方であるソース電極と電気
    的に接続されて いることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】アクティブ素子からなる駆動手段とを備え
    たマトリクス型液晶表示装置において、 液晶層に対して主として基板面に平行な電界を印加する
    電極構造を有すると共に、 映像信号をアクティブ素子に伝達する信号配線の液晶層
    に面する部分の一部が、絶縁物を介して導電体で覆われ
    ており、 前記導電体が、前記液晶層に対して主として基板面に平
    行な電界を印加する電極の一方である共通電極と電気的
    に接続されていることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記ソース電極と前記共通電極は、ゲート
    絶縁膜を介して蓄積容量を構成したことを特徴とする請
    求項1または2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記マトリクス型液晶表示装置は、ノーマ
    リークローズ特性を有することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記マトリクス型液晶表示装置は少なくと
    も一対の基板に前記液晶層が挟持さ れており、該一対の
    基板のそれぞれの表面には、偏光軸が直交して配置され
    た偏光板が設けられていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記少なくとも一対の基板の一方の側に前
    記ソース電極と前記共通電極が形成され、他方の側にカ
    ラーフィルタおよびブラックマトリクスが形成されてい
    ることを特徴とする請求項5記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】12.5 型以上かつ1024×768ドッ
    ト以上の請求項1または2記載の液晶表示装置を有する
    パーソナルコンピュータまたはワークステーション。
  8. 【請求項8】 前記不透明な導電体がNiまたはNiを含
    む合金であり、パターニングした後、電気メッキしてn
    + 型半導体を形成し、信号配線および画素電極を形成す
    ることを特徴とする請求項7記載の液晶表示装置の製造
    方法。
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