JP3122683B2 - ビデオカメラ - Google Patents
ビデオカメラInfo
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- JP3122683B2 JP3122683B2 JP03321462A JP32146291A JP3122683B2 JP 3122683 B2 JP3122683 B2 JP 3122683B2 JP 03321462 A JP03321462 A JP 03321462A JP 32146291 A JP32146291 A JP 32146291A JP 3122683 B2 JP3122683 B2 JP 3122683B2
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- Japan
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- white balance
- control data
- control
- color
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等の信号
処理方法、及び操作方法にかかり、容易にシーンに応じ
た映像表現の変更が可能な装置に関する。
処理方法、及び操作方法にかかり、容易にシーンに応じ
た映像表現の変更が可能な装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のビデオカメラにおいては、撮影環
境や撮影者の好みに応じて撮影条件を変えることができ
るようにしたものがある。このために、白バランスや、
例えばテレビジョン学会技術報告 Ｖｏｌ．１４，Ｎ
ｏ．１６，ｐｐ．１〜６に記載されるように露光（シャ
ッタスピード、絞り）等の設定を撮影者が手動で調節可
能としている。夕方の撮影や晴天時のスキー場での撮影
等異なる種々の環境の下で撮影する場合も、その環境に
応じた撮影条件を撮影者が手動調節によって設定するこ
とにより、その環境に影響されない良好な撮影が可能と
なる。また、ポートレートの撮影（人物を主体とした撮
影）等では、撮影者の好みにより、影を付ける、背景を
ぼやかす等特殊な撮影方法もあるし、同じく撮影者の好
みにより、画面全体に赤みや青みを持たせるようにした
撮影方法もあり、このような場合でも、撮影条件を撮影
者が手動調節によって設定することにより、可能として
いる。
境や撮影者の好みに応じて撮影条件を変えることができ
るようにしたものがある。このために、白バランスや、
例えばテレビジョン学会技術報告 Ｖｏｌ．１４，Ｎ
ｏ．１６，ｐｐ．１〜６に記載されるように露光（シャ
ッタスピード、絞り）等の設定を撮影者が手動で調節可
能としている。夕方の撮影や晴天時のスキー場での撮影
等異なる種々の環境の下で撮影する場合も、その環境に
応じた撮影条件を撮影者が手動調節によって設定するこ
とにより、その環境に影響されない良好な撮影が可能と
なる。また、ポートレートの撮影（人物を主体とした撮
影）等では、撮影者の好みにより、影を付ける、背景を
ぼやかす等特殊な撮影方法もあるし、同じく撮影者の好
みにより、画面全体に赤みや青みを持たせるようにした
撮影方法もあり、このような場合でも、撮影条件を撮影
者が手動調節によって設定することにより、可能として
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、このような撮影環境や撮影者の好みに応じた撮
影をする場合、一般には、光学フィルタを用いたり、複
数の調整項目について操作する必要がある。例えば、ポ
ートレートの撮影の撮影の場合、肌色をきれいに出すた
めには、白バランスの調整も必要であるし、色相や色濃
度の調整も必要である。従って、これらの手動調整をし
なければならない。このため、操作が複雑になって手間
がかかり、効果を想定しながら操作するにはある程度の
慣れが必要となるし、操作をし残してしまうあそれもあ
る。また、近年では、初心者でもビデオカメラを使用す
るようになってきているが、このようなカメラ撮影には
ある程度の知識を必要とするものであるから、初心者が
すぐに使いこなせるというものではない。
術では、このような撮影環境や撮影者の好みに応じた撮
影をする場合、一般には、光学フィルタを用いたり、複
数の調整項目について操作する必要がある。例えば、ポ
ートレートの撮影の撮影の場合、肌色をきれいに出すた
めには、白バランスの調整も必要であるし、色相や色濃
度の調整も必要である。従って、これらの手動調整をし
なければならない。このため、操作が複雑になって手間
がかかり、効果を想定しながら操作するにはある程度の
慣れが必要となるし、操作をし残してしまうあそれもあ
る。また、近年では、初心者でもビデオカメラを使用す
るようになってきているが、このようなカメラ撮影には
ある程度の知識を必要とするものであるから、初心者が
すぐに使いこなせるというものではない。
【０００４】本発明の目的は、かかる問題を解消し、取
扱いに不慣れな撮影者でも容易に操作でき、意図した映
像効果を得ることができるようにしたビデオカメラを提
供することにある。
扱いに不慣れな撮影者でも容易に操作でき、意図した映
像効果を得ることができるようにしたビデオカメラを提
供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、夫々が１または複数の該制御手段や該信
号処理手段の特性が異なる状態の各種撮影モードを設定
するための制御データを１まとめにして格納した第１の
手段と、手動によって操作され該制御データの１つを選
択する電源スイッチも兼ねた第２の手段とを設け、該第
２の手段によって選択された該制御データに応じて該制
御手段や該信号処理手段の特性を制御するようにする。
に、本発明は、夫々が１または複数の該制御手段や該信
号処理手段の特性が異なる状態の各種撮影モードを設定
するための制御データを１まとめにして格納した第１の
手段と、手動によって操作され該制御データの１つを選
択する電源スイッチも兼ねた第２の手段とを設け、該第
２の手段によって選択された該制御データに応じて該制
御手段や該信号処理手段の特性を制御するようにする。
【０００６】また、本発明は、各種撮像モード毎に、該
白バランス制御手段に設定する白バランス特性であっ
て、該撮像モードに応じて中心が特定の色の方向にオフ
セットされた白バランス特性を表わすデータを含む制御
データを格納した第１の手段と、手動によって操作され
て該制御データの１つを選択し、選択した該制御データ
に応じた白バランス特性を該白バランス制御手段に設定
する第２の手段とを設け、該第２の手段の１回の操作で
該撮影モードの任意の１つを設定可能とする構成とし
た。 本発明は、さらに、上記の制御データによって白バ
ランス制御手段に上記の中心が特定の色の方向にオフセ
ットされた白バランス特性が設定されているとき、高輝
度の部分の色成分をこの特定の色の色成分と置換する手
段を設けた構成とする。
白バランス制御手段に設定する白バランス特性であっ
て、該撮像モードに応じて中心が特定の色の方向にオフ
セットされた白バランス特性を表わすデータを含む制御
データを格納した第１の手段と、手動によって操作され
て該制御データの１つを選択し、選択した該制御データ
に応じた白バランス特性を該白バランス制御手段に設定
する第２の手段とを設け、該第２の手段の１回の操作で
該撮影モードの任意の１つを設定可能とする構成とし
た。 本発明は、さらに、上記の制御データによって白バ
ランス制御手段に上記の中心が特定の色の方向にオフセ
ットされた白バランス特性が設定されているとき、高輝
度の部分の色成分をこの特定の色の色成分と置換する手
段を設けた構成とする。
【０００７】
【作用】設定希望の撮影モードに応じて第２の手段を手
動操作すると、電源がオンして、この撮影モードに対す
る制御データが第１の手段から読み取られ、これによっ
て所定の制御手段や信号処理手段が制御される。これら
制御手段や信号処理手段の特性はかかる撮影モードで撮
影できるように設定される。これにより、第２の手段を
１回操作するだけで希望する撮影モードが設定されるこ
とになり、いかなる環境においても、それに応じた撮影
モードが簡単に設定できるし、撮影者の好みの効果を奏
する撮影も間違いなく簡単にできるようになる。
動操作すると、電源がオンして、この撮影モードに対す
る制御データが第１の手段から読み取られ、これによっ
て所定の制御手段や信号処理手段が制御される。これら
制御手段や信号処理手段の特性はかかる撮影モードで撮
影できるように設定される。これにより、第２の手段を
１回操作するだけで希望する撮影モードが設定されるこ
とになり、いかなる環境においても、それに応じた撮影
モードが簡単に設定できるし、撮影者の好みの効果を奏
する撮影も間違いなく簡単にできるようになる。
【０００８】また、設定希望の撮影モードに応じて白バ
ランス制御手段に設定される白バランス特性が、この撮
像モードに応じた特定の色の方向に中心がオフセットさ
れているものであるから、この撮像モードに応じた色合
いの画像が得られることになる。 さらに、このように白
バランス特性が設定された状態では、高輝度部分がこの
特定の色に置き換えられるものであるから、この部分が
強調されることになる。
ランス制御手段に設定される白バランス特性が、この撮
像モードに応じた特定の色の方向に中心がオフセットさ
れているものであるから、この撮像モードに応じた色合
いの画像が得られることになる。 さらに、このように白
バランス特性が設定された状態では、高輝度部分がこの
特定の色に置き換えられるものであるから、この部分が
強調されることになる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図１は本発明によるビデオカメラの一実施例を示す
ブロック図であって、１はレンズ、２は絞り、３は撮像
素子、４は信号分離回路、５は輝度信号処理回路、６は
色信号処理回路、７は色差信号処理回路、８は白バラン
ス制御回路、９はシャッタ制御回路、１０は絞り制御回
路、１１はＡＦ（自動焦点）制御回路、１２はモード選
択スイッチ、１３は電源、１４はＲＯＭ（リードオンリ
メモリ）、１５は伝送路である。
る。図１は本発明によるビデオカメラの一実施例を示す
ブロック図であって、１はレンズ、２は絞り、３は撮像
素子、４は信号分離回路、５は輝度信号処理回路、６は
色信号処理回路、７は色差信号処理回路、８は白バラン
ス制御回路、９はシャッタ制御回路、１０は絞り制御回
路、１１はＡＦ（自動焦点）制御回路、１２はモード選
択スイッチ、１３は電源、１４はＲＯＭ（リードオンリ
メモリ）、１５は伝送路である。
【００１０】図１において、レンズ１を通過した被写体
（図示しない）からの光は、絞り２により適正光量に調
節されて撮像素子３に入射され、撮像素子３上に被写体
像が結像される。この撮像素子３は、この被写体像を走
査して読み取ることによって電気信号を出力する。この
電気信号は信号分離回路４に供給され、輝度信号と色信
号（例えば、原色信号Ｒ、Ｇ、Ｂ）とに分離される。輝
度信号は輝度信号処理回路５で輪郭補正等の処理がなさ
れ、色信号は色信号処理回路６で色差信号に変換され、
これら色差信号が色差信号処理回路７で処理されて、夫
々外部に出力、もしくは受像機等に供給される。
（図示しない）からの光は、絞り２により適正光量に調
節されて撮像素子３に入射され、撮像素子３上に被写体
像が結像される。この撮像素子３は、この被写体像を走
査して読み取ることによって電気信号を出力する。この
電気信号は信号分離回路４に供給され、輝度信号と色信
号（例えば、原色信号Ｒ、Ｇ、Ｂ）とに分離される。輝
度信号は輝度信号処理回路５で輪郭補正等の処理がなさ
れ、色信号は色信号処理回路６で色差信号に変換され、
これら色差信号が色差信号処理回路７で処理されて、夫
々外部に出力、もしくは受像機等に供給される。
【００１１】ここで、白バランス制御回路８は、色信号
処理回路６での色信号もしくは色差信号のレベルから白
ずれ（光源の色温度変化による色再現の変化）の量を検
出し、その検出量に応じて色信号処理回路６での信号利
得を制御して白バランスを調整する。これにより、白ず
れが補正される。また、シャッタ制御回路９及び絞り制
御回路１０は、意図する特性（前画面平均、中央部重
点、シャッタスピード等）に基ずいて輝度信号が所定の
レベルとなるように、撮像素子３のシャッタスピードや
絞り２を制御する。ここで、絞り制御回路１０は、輝度
信号処理回路５からの輝度信号から所定範囲内の部分を
抽出し、その部分から絞り制御信号を生成する。なお、
ここでは、自動焦点制御方式等については特に限定しな
いが、ＡＦ制御回路１１はレンズ１を駆動してフォーカ
シングを自動的に行なう。
処理回路６での色信号もしくは色差信号のレベルから白
ずれ（光源の色温度変化による色再現の変化）の量を検
出し、その検出量に応じて色信号処理回路６での信号利
得を制御して白バランスを調整する。これにより、白ず
れが補正される。また、シャッタ制御回路９及び絞り制
御回路１０は、意図する特性（前画面平均、中央部重
点、シャッタスピード等）に基ずいて輝度信号が所定の
レベルとなるように、撮像素子３のシャッタスピードや
絞り２を制御する。ここで、絞り制御回路１０は、輝度
信号処理回路５からの輝度信号から所定範囲内の部分を
抽出し、その部分から絞り制御信号を生成する。なお、
ここでは、自動焦点制御方式等については特に限定しな
いが、ＡＦ制御回路１１はレンズ１を駆動してフォーカ
シングを自動的に行なう。
【００１２】かかる構成において、この実施例において
は、ＲＯＭ１４に種々の撮影モードに対する制御データ
が格納されており、電源スイッチを兼ねたモード選択ス
イッチ１２を操作することにより、その操作に応じた制
御データが読み出されて伝送路を介し伝送され、この制
御データに応じて図示の各回路が制御され、この制御デ
ータに応じた撮影モードが設定される。これにより、種
々の撮影モードを設定することができる。図２はモード
選択スイッチ１２の操作で設定される撮影モードを示
す。ここで設定される撮影モードは、図示するように、
例えば、「Ａｕｔｏ」、「Ｐｏｒｔｒａｉｔ」、「Ｓｕ
ｎ ｓｅｔ」、「Ｂｌｕｅ Ｓｋｙ」、「Ｓｋｉ」等の
モードが考えられる。但し、これ以外の撮影モードであ
ってもよいし、また、これら以外の撮影モードを付加し
てもよい。
は、ＲＯＭ１４に種々の撮影モードに対する制御データ
が格納されており、電源スイッチを兼ねたモード選択ス
イッチ１２を操作することにより、その操作に応じた制
御データが読み出されて伝送路を介し伝送され、この制
御データに応じて図示の各回路が制御され、この制御デ
ータに応じた撮影モードが設定される。これにより、種
々の撮影モードを設定することができる。図２はモード
選択スイッチ１２の操作で設定される撮影モードを示
す。ここで設定される撮影モードは、図示するように、
例えば、「Ａｕｔｏ」、「Ｐｏｒｔｒａｉｔ」、「Ｓｕ
ｎ ｓｅｔ」、「Ｂｌｕｅ Ｓｋｙ」、「Ｓｋｉ」等の
モードが考えられる。但し、これ以外の撮影モードであ
ってもよいし、また、これら以外の撮影モードを付加し
てもよい。
【００１３】図３はこの実施例の動作を示すフローチャ
ートであり、これをもとにこの実施例の動作を説明す
る。モード選択スイッチ１２を操作して上記の撮影モー
ドのいずれかを設定する（ステップ３０１）と、これに
応じてＲＯＭ１４から制御データが読み出され（ステッ
プ３０２）、この制御データが図１における所望の回路
に供給される（ステップ３０３）。これにより、この撮
影モードに応じた撮影動作（信号処理）が行なわれる。
ートであり、これをもとにこの実施例の動作を説明す
る。モード選択スイッチ１２を操作して上記の撮影モー
ドのいずれかを設定する（ステップ３０１）と、これに
応じてＲＯＭ１４から制御データが読み出され（ステッ
プ３０２）、この制御データが図１における所望の回路
に供給される（ステップ３０３）。これにより、この撮
影モードに応じた撮影動作（信号処理）が行なわれる。
【００１４】次に、各撮影モードについて説明する。先
ず、モード選択スイッチ１２を操作して図２に示す状態
にすると、電源が投入されたことになり、このときに
は、モード選択スイッチ１２は自動的に「Ａｕｔｏ」モ
ードを選択設定することになる。この「Ａｕｔｏ」モー
ドはビデオカメラを通常の撮影状態にするモードであ
り、図１において、ＲＯＭ１４に格納されている制御デ
ータ群の中から通常撮影動作を行なわせる制御データ
（図示の「Ｆｕｌｌ Ａｕｔｏ（Ｎｏｒｍａｌ）」デー
タ）が読み出され、伝送路１５を介して図示の各回路に
供給される。これにより、ビデオカメラは、何ら特徴的
な効果を生じさせない通常の撮影動作を行なう。このよ
うに電源が投入されると、モード選択スイッチ１２を
「Ｐｏｗｅｒ Ｏｆｆ」接点に切り替えない限り、電源
が投入されたままとなる。この「Ａｕｔｏ」モードでの
白バランス制御回路８の色再現（白バランス制御）関係
の特性例を図４（ａ）に示す。「未制御」として一点鎖
線で示す特性は、ＲＯＭ１４からの制御データで制御さ
れないときの特性である。
ず、モード選択スイッチ１２を操作して図２に示す状態
にすると、電源が投入されたことになり、このときに
は、モード選択スイッチ１２は自動的に「Ａｕｔｏ」モ
ードを選択設定することになる。この「Ａｕｔｏ」モー
ドはビデオカメラを通常の撮影状態にするモードであ
り、図１において、ＲＯＭ１４に格納されている制御デ
ータ群の中から通常撮影動作を行なわせる制御データ
（図示の「Ｆｕｌｌ Ａｕｔｏ（Ｎｏｒｍａｌ）」デー
タ）が読み出され、伝送路１５を介して図示の各回路に
供給される。これにより、ビデオカメラは、何ら特徴的
な効果を生じさせない通常の撮影動作を行なう。このよ
うに電源が投入されると、モード選択スイッチ１２を
「Ｐｏｗｅｒ Ｏｆｆ」接点に切り替えない限り、電源
が投入されたままとなる。この「Ａｕｔｏ」モードでの
白バランス制御回路８の色再現（白バランス制御）関係
の特性例を図４（ａ）に示す。「未制御」として一点鎖
線で示す特性は、ＲＯＭ１４からの制御データで制御さ
れないときの特性である。
【００１５】電源投入後、モード選択スイッチ１２を操
作すると、この操作に応じた制御データがＲＯＭ１４が
読み出され、この制御データに応じて図示する各回路が
動作することにより、夫々異なる特徴的な効果を生じせ
しめる撮影モードが設定される。
作すると、この操作に応じた制御データがＲＯＭ１４が
読み出され、この制御データに応じて図示する各回路が
動作することにより、夫々異なる特徴的な効果を生じせ
しめる撮影モードが設定される。
【００１６】例えば、ＲＯＭ１４における「ＭｏｄｅＩ
（Ｓｕｎ ｓｅｔ）」データは夕焼けのイメージを表現
するための撮影モードの制御データであり、モード選択
スイッチ１２を操作して「Ｓｕｎ ｓｅｔ」モード（図
２）に切り替ると、ＲＯＭ１４からこの制御データが読
み出される。この「ＭｏｄｅＩ（Ｓｕｎ ｓｅｔ）」デ
ータにより、図４（ｂ）で「Ｓｕｎ Ｓｅｔ」として実
線で示すように、白バランス制御回路８が制御されて白
バランスの中心が赤色側にオフセットされ、また、必要
に応じて色信号処理回路６や色差信号処理回路７が制御
され、色相の操作が行なわれて全体の色調を整える等の
処理が行なわれる。
（Ｓｕｎ ｓｅｔ）」データは夕焼けのイメージを表現
するための撮影モードの制御データであり、モード選択
スイッチ１２を操作して「Ｓｕｎ ｓｅｔ」モード（図
２）に切り替ると、ＲＯＭ１４からこの制御データが読
み出される。この「ＭｏｄｅＩ（Ｓｕｎ ｓｅｔ）」デ
ータにより、図４（ｂ）で「Ｓｕｎ Ｓｅｔ」として実
線で示すように、白バランス制御回路８が制御されて白
バランスの中心が赤色側にオフセットされ、また、必要
に応じて色信号処理回路６や色差信号処理回路７が制御
され、色相の操作が行なわれて全体の色調を整える等の
処理が行なわれる。
【００１７】また、ＲＯＭ１４における「ＭｏｄｅIIＰ
ｏｒｔｒａｉｔ）」データは人物撮影に重点を置いた撮
影モードの制御データであり、モード選択スイッチ１２
を操作して「Ｐｏｒｔｒａｉｔ」モード（図２）に切り
替えると、ＲＯＭ１４からこの制御データが読み出され
る。この「ＭｏｄｅIIＰｏｒｔｒａｉｔ）」データによ
り、白バランス制御回路８が制御されて肌色をきれいに
発色させるための白バランス特性が設定され、同じく、
色信号処理回路６や色差信号処理回路７が制御されて肌
色の発色のための色相や色濃度が設定され、輝度信号処
理回路５が制御されて画面をソフトに仕上げるために輪
郭補正量や周波数特性が設定され、さらに、必要に応じ
て、ＡＦ制御回路１１が制御されてフォーカスを若干ぼ
かすような特性が設定されるし、また、シャッタ制御回
路９や絞り制御回路１０が制御されて撮影する人物を強
調し背景をぼかすために、例えば被写界深度を浅くする
ような露光特性（シャッタスピードを早めにする、輝度
信号処理回路５の回路利得を小さめにする等により、露
光量を保ちつつ絞りを開ける）が設定される。さらにま
た、絞り制御回路１０での露出制御信号を生成するため
の輝度信号の検出範囲（画面上での位置、面積）を変え
ることにより、平均測光と中央部重点測光との切替えを
行ない、画面での明暗状態を所望にすることもできる。
ｏｒｔｒａｉｔ）」データは人物撮影に重点を置いた撮
影モードの制御データであり、モード選択スイッチ１２
を操作して「Ｐｏｒｔｒａｉｔ」モード（図２）に切り
替えると、ＲＯＭ１４からこの制御データが読み出され
る。この「ＭｏｄｅIIＰｏｒｔｒａｉｔ）」データによ
り、白バランス制御回路８が制御されて肌色をきれいに
発色させるための白バランス特性が設定され、同じく、
色信号処理回路６や色差信号処理回路７が制御されて肌
色の発色のための色相や色濃度が設定され、輝度信号処
理回路５が制御されて画面をソフトに仕上げるために輪
郭補正量や周波数特性が設定され、さらに、必要に応じ
て、ＡＦ制御回路１１が制御されてフォーカスを若干ぼ
かすような特性が設定されるし、また、シャッタ制御回
路９や絞り制御回路１０が制御されて撮影する人物を強
調し背景をぼかすために、例えば被写界深度を浅くする
ような露光特性（シャッタスピードを早めにする、輝度
信号処理回路５の回路利得を小さめにする等により、露
光量を保ちつつ絞りを開ける）が設定される。さらにま
た、絞り制御回路１０での露出制御信号を生成するため
の輝度信号の検出範囲（画面上での位置、面積）を変え
ることにより、平均測光と中央部重点測光との切替えを
行ない、画面での明暗状態を所望にすることもできる。
【００１８】モード選択スイッチ１２を操作して「Ｂｌ
ｕｅ Ｓｋｙ」モード（図２）に切り替えると、ＲＯＭ
１４からこの撮影モードに対する制御データが読み出さ
れる。これにより、図４（ｂ）で「Ｂｌｕｅ Ｓｋｙ」
として実線で示すように、上記の「Ｓｕｎ ｓｅｔ」モ
ードはとは逆に、白バランス制御回路８で白バランスの
中心が青色側にオフセットされる。さらにまた、晴天下
の青空を強調するために、高輝度部を青色に置き換えて
しまってもよい。
ｕｅ Ｓｋｙ」モード（図２）に切り替えると、ＲＯＭ
１４からこの撮影モードに対する制御データが読み出さ
れる。これにより、図４（ｂ）で「Ｂｌｕｅ Ｓｋｙ」
として実線で示すように、上記の「Ｓｕｎ ｓｅｔ」モ
ードはとは逆に、白バランス制御回路８で白バランスの
中心が青色側にオフセットされる。さらにまた、晴天下
の青空を強調するために、高輝度部を青色に置き換えて
しまってもよい。
【００１９】モード選択スイッチ１２を操作して「Ｓｋ
ｉ」モード（図２）に切り替えると、ＲＯＭ１４からこ
の撮影モードに対する制御データが読み出される。これ
により、晴天時のスキー場のように色温度が高い環境に
おいても、良好な撮影ができるようにする。晴天時のス
キー場では、普通の太陽光下に比べ色温度が高く、場合
によっては１００００゜Ｋにまで達することもあり得
る。このため、図４（ｃ）で「Ｓｋｉ」として実線で示
すように、図４（ａ）の「Ａｕｔｏ」撮影モードに比
べ、高色温度側の制御範囲を広げるようにする。
ｉ」モード（図２）に切り替えると、ＲＯＭ１４からこ
の撮影モードに対する制御データが読み出される。これ
により、晴天時のスキー場のように色温度が高い環境に
おいても、良好な撮影ができるようにする。晴天時のス
キー場では、普通の太陽光下に比べ色温度が高く、場合
によっては１００００゜Ｋにまで達することもあり得
る。このため、図４（ｃ）で「Ｓｋｉ」として実線で示
すように、図４（ａ）の「Ａｕｔｏ」撮影モードに比
べ、高色温度側の制御範囲を広げるようにする。
【００２０】以上のように、この実施例では、各撮影モ
ードが夫々のモード毎に予めプログラム設定されている
から、所定撮影モードを選択するのに、複数の操作を必
要とせず、１つの操作で行なうことができるし、しか
も、誤操作の危険もない。
ードが夫々のモード毎に予めプログラム設定されている
から、所定撮影モードを選択するのに、複数の操作を必
要とせず、１つの操作で行なうことができるし、しか
も、誤操作の危険もない。
【００２１】また、自動制御系の特性を変更することで
種々の映像効果を得るようにしているので、設定が行な
われた環境下だけでなく、他の環境下でも設定し直す必
要がなく、環境が変化してもその都度設定し直さずにそ
のまま撮影を続けることができ、さらに使い勝手が向上
する。
種々の映像効果を得るようにしているので、設定が行な
われた環境下だけでなく、他の環境下でも設定し直す必
要がなく、環境が変化してもその都度設定し直さずにそ
のまま撮影を続けることができ、さらに使い勝手が向上
する。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
夫々が１または複数の機能からなる各種撮影モードが個
別に予め設定されるから、これまでは各機能毎に操作を
しなければ得られなかった効果を奏する所望の撮影モー
ドを選択するにも、１回の操作だけで済むことになり、
操作が簡単となるとともに、誤操作が防止できる。ま
た、選択スイッチと電源スイッチとを複合したことによ
り、撮影開始時の設定ミスを防ぐこともできる。
夫々が１または複数の機能からなる各種撮影モードが個
別に予め設定されるから、これまでは各機能毎に操作を
しなければ得られなかった効果を奏する所望の撮影モー
ドを選択するにも、１回の操作だけで済むことになり、
操作が簡単となるとともに、誤操作が防止できる。ま
た、選択スイッチと電源スイッチとを複合したことによ
り、撮影開始時の設定ミスを防ぐこともできる。
【図１】本発明によるビデオカメラの一実施例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】図１におけるモード選択スイッチを示す図であ
る。
る。
【図３】図１に示した実施例の動作を示すフローチャー
トである。
トである。
【図４】図１に示した実施例で設定される各撮影モード
での白バランス制御回路の白バランス制御関係の特性例
を示す図である。
での白バランス制御回路の白バランス制御関係の特性例
を示す図である。
１ レンズ ２ 絞り ３ 撮像素子 ５ 輝度信号処理回路 ６ 色信号処理回路 ８ 白バランス制御回路 ９ シャッタ制御回路 １０ 絞り制御回路 １１ ＡＦ制御回路 １２ モード選択スイッチ １４ ＲＯＭ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今出 宅哉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像メディア研 究所内 (56)参考文献 特開 平３−181279（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−178086（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−29191（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−141732（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−56334（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−64062（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−97177（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 5/222 - 5/253 H04N 9/04 - 9/11 H04N 9/64 - 9/78
Claims (3)
- 【請求項１】 焦点調節を行なう手段や絞りの絞り値を
制御する手段等の制御手段や撮像手段，該撮像手段の出
力信号を輝度成分と色成分とに分離し夫々を処理する信
号処理手段等からなり、露光、色再現、輪郭補正、画面
の拡大／縮小等の画質調整（設定）機能を有するビデオ
カメラにおいて、 夫々が該画質調整（設定）機能の異なる組合せによる各
種撮影モードを設定するための制御データを格納した第
１の手段と、 手動によって操作され、電源をオン，オフするととも
に、該制御データの１つを選択する第２の手段とを設
け、該第２の手段によって選択された該制御データに応
じて該制御手段や該信号処理手段の特性を制御し、該第
２手段の１回の操作で該撮影モードの任意の１つを設定
可能としたことを特徴とするビデオカメラ。 - 【請求項２】 焦点調節を行なう手段や絞りの絞り値を
制御する手段等の制御手段や撮像手段，該撮像手段の出
力信号を輝度成分と色成分とに分離し夫々を処理する信
号処理手段，白バランス特性に基づいて白バランスを調
整する白バランス制御手段等からなり、露光、色再現、
輪郭補正、画面の拡大／縮小等の画質調整（設定）機能
を有するビデオカメラにおいて、 夫々が該画質調整（設定）機能の異なる組合せによる各
種撮影モード毎に、該白バランス制御手段に設定する白
バランス特性であって、該撮像モードに応じて中心が特
定の色の方向にオフセットされた白バランス特性を表わ
すデータを含む制御データを格納した第１の手段と、 手動によって操作されて該制御データの１つを選択し、
選択した該制御データに応じた白バランス特性を該白バ
ランス制御手段に設定する第２の手段とを設け、 該第２の手段の１回の操作で該撮影モードの任意の１つ
を設定可能とした ことを特徴とするビデオカメラ。 - 【請求項３】 請求項２において、前記制御データによって前記白バランス制御手段に前記
中心が特定の色の方向にオフセットされた白バランス特
性が設定されているとき、高輝度の部分の色成 分を前記
特定の色の色成分と置換する手段を設けた ことを特徴と
するビデオカメラ。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP03321462A JP3122683B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | ビデオカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03321462A JP3122683B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | ビデオカメラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05137147A JPH05137147A (ja) | 1993-06-01 |
| JP3122683B2 true JP3122683B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=18132841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03321462A Expired - Lifetime JP3122683B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | ビデオカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3122683B2 (ja) |
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| US6948794B2 (en) | 1997-07-15 | 2005-09-27 | Silverbrook Reserach Pty Ltd | Printhead re-capping assembly for a print and demand digital camera system |
| AUPQ056099A0 (en) | 1999-05-25 | 1999-06-17 | Silverbrook Research Pty Ltd | A method and apparatus (pprint01) |
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-
1991
- 1991-11-11 JP JP03321462A patent/JP3122683B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JPH05137147A (ja) | 1993-06-01 |
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