JP3122677U - こすり傷,当たり傷,掻き傷の生じないブレスレット等の身飾品 - Google Patents
こすり傷,当たり傷,掻き傷の生じないブレスレット等の身飾品 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】着用時にこすったり当たったりしても全く傷がつかず、しかも生体電流を整える働きが強力なチタンを基材としたブレスレット等の身飾品を新規に提供する。
【解決手段】チタンを基材にして形成するブレスレット等の身飾品を真空炉内に入れて酸素と窒素の注入と750〜1000℃の高熱にて窒化反応処理をすることにより、表側20乃至30μm厚を傷のつかない1500Hvの超硬度体層3に変容させることを特徴とするこすり傷,当たり傷,掻き傷の生じないブレスレット1等の身飾品にある。
【選択図】図1
【解決手段】チタンを基材にして形成するブレスレット等の身飾品を真空炉内に入れて酸素と窒素の注入と750〜1000℃の高熱にて窒化反応処理をすることにより、表側20乃至30μm厚を傷のつかない1500Hvの超硬度体層3に変容させることを特徴とするこすり傷,当たり傷,掻き傷の生じないブレスレット1等の身飾品にある。
【選択図】図1
Description
この考案はチタン金属を基材とするブレスレット等の身飾品、詳しくはチタンを主材とするブレスレット,ネックレス,指輪を含む身飾品にこすり傷,当たり傷,掻き傷が生じないように窒化反応処理を加えて超硬度体とする身飾品に関するものである。
近年、金属を基材とする身飾品は着用者との間で皮膚接触による金属アレルギーが問題となって、このアレルギーを引き起こさない金属としてチタン(チタン合金)が注目されている。このチタンは金,白金などに較べて著しく安価であり、しかも2分の1以下の軽さから身飾品の基材として適している。なお、ブレスレット等を着用する着用者の体内には微弱な生体電流が流れて、この生体電流はストレスなどの心的要因や、パソコンなどの電気製品から発する電磁波といった外的要因によって乱されて、頭痛、肩こり、めまい、腰痛、下痢などを起こすことがある。基材としてのチタンはその特殊な電気特性によって体内の電気の量や流れの強弱をバランスよく調整して生体電流を整える効果があって、筋肉をリラックスさせ、血液の循環をスムーズにして、頭痛などを生じさせないほか、疲労,肩こり,自律神経失調によるいろいろな障害を起こさないということが知られている。特に窒化チタンはこの調整作用が著しく高い。
しかしながらチタンの硬度は200Hv(ビッカース硬度)程度であることから、着用によってこすったり当たったりすると簡単に傷がついてしまうという課題がある。
しかしながらチタンの硬度は200Hv(ビッカース硬度)程度であることから、着用によってこすったり当たったりすると簡単に傷がついてしまうという課題がある。
実開平7−33975号公報は、チタンの硬度不足をおぎなうために、製品の表面に窒化チタンのメッキ(PVD法=物理的気相成長法/乾式メッキ)をした腕時計,ピアス,眼鏡を記載している。
実開平7−33975号公報
しかしながら、メッキでは製品表面に1〜5μm程度のごく薄い膜しか形成することができないために、すぐに剥げ落ちてしまってこすったり当たったりすると、すぐに傷がつくという課題がある。また乾式のメッキではブレスレット等に飾り形状の凹凸があったりするとメッキがだれて均一なメッキ皮膜を形成することができないという課題がある。しかもごく薄い窒化チタン膜では生体電流を整える効果の増大も望めないという課題がある。
本考案はチタンを基材にして形成するブレスレット等の身飾品を真空炉内に入れて酸素と窒素の注入と750〜1000℃の高熱にて窒化反応処理をすることにより、表側にメッキではできない20乃至30μmの部厚にて1500Hvの超硬度体層に窒化変容させて、かかる課題を解決するようにしたのである。
本考案は、チタンを基材とするブレスレット等の身飾品を真空炉内に入れて高熱窒化反応処理をすることにより、表側に20乃至30μmという部厚な窒化チタン層を形成して1500Hvという超硬度体とするので、ブレスレット等の身飾品は着用時にこすったり当たったりしても全く傷がつかずして当初の美しい状態のままにて永年使用することができるという効果を生ずる。
真空炉内における高熱窒化反応処理はメッキと違ってブレスレット等の表側の凹凸飾り形状をそのままに保って窒化チタン層を形成することができることになるという効果を生ずる。
製品の表側に電気伝導性の高い窒化チタン層を20乃至30μmという部厚において形成するので、着用者の生体電流は快適に整えられて健康を増進するという効果を生ずる。
身飾品にゲルマニウム粒またはマグネット粒を取付けることにより、着用者の健康増進効果をより高めることができるという効果を生ずる。
本考案は、チタンを基材にして形成するブレスレット等の身飾品を酸素と窒素混入の真空炉内にて750〜1000℃の範囲において時間をかけて高熱窒化反応処理をして表側の20乃至30μm厚を傷のつかない1500Hvの超硬度体層に窒化変容させて、こすり傷,当たり傷,掻き傷の生じないブレスレット,ネックレス,指輪等の身飾品としたのである。
以下ブレスレットによって実施例を説明する。
チタン製の駒1aを連結してなるブレスレット1を750〜1000℃の高熱に耐える真空炉2内に入れる。
真空炉2内に酸素と窒素を混入注入し封止しておいて炉2内を750〜1000℃の高熱にして、数時間持続してブレスレット1の表側を時間をかけて窒化反応処理をするのである。
処理後真空炉2よりブレスレット1を取出すと、ブレスレット1の各駒1aの表側の20〜30μm厚は約1500Hvの超硬強度を有す窒化チタン層3となり、硬いことによりこすったり当たったりしても傷のつかないものとなる。
なお所望厚の窒化チタン層を形成するためには900〜950℃の高熱下にて反応を持続させることが効率的である。メッキによる塗膜処理と違ってブレスレット1の表側に飾り形状の凹凸があっても、凹凸に沿って窒化チタン層3が形成されて凹凸模様が崩れることはない。また窒化チタン層3は高熱による窒化反応の過程で表面粗度がかわることもないので、鏡面,梨地面等に仕上げたブレスレット1の駒1aの仕上げ面はそのままに維持されて、処理後に再研磨等の工程を要しないものである。
チタン製の駒1aを連結してなるブレスレット1を750〜1000℃の高熱に耐える真空炉2内に入れる。
真空炉2内に酸素と窒素を混入注入し封止しておいて炉2内を750〜1000℃の高熱にして、数時間持続してブレスレット1の表側を時間をかけて窒化反応処理をするのである。
処理後真空炉2よりブレスレット1を取出すと、ブレスレット1の各駒1aの表側の20〜30μm厚は約1500Hvの超硬強度を有す窒化チタン層3となり、硬いことによりこすったり当たったりしても傷のつかないものとなる。
なお所望厚の窒化チタン層を形成するためには900〜950℃の高熱下にて反応を持続させることが効率的である。メッキによる塗膜処理と違ってブレスレット1の表側に飾り形状の凹凸があっても、凹凸に沿って窒化チタン層3が形成されて凹凸模様が崩れることはない。また窒化チタン層3は高熱による窒化反応の過程で表面粗度がかわることもないので、鏡面,梨地面等に仕上げたブレスレット1の駒1aの仕上げ面はそのままに維持されて、処理後に再研磨等の工程を要しないものである。
このようにして熱加工処理されたブレスレット1の表側の窒化チタン層3は約1500Hvの超硬強度となるので、こすったり当たったりしても硬いことから全く傷のつかない丈夫な身飾品となる。しかもメッキによる塗膜処理と違って、チタン基材の表側を窒化反応処理して窒化チタン層3に変容するようにしたので窒化チタン層3の剥離等のおそれは全く生じないものとなる。
ブレスレット1を真空炉2内に置き入れるときは、上面と左右側面が反応して窒化チタン層3となり、吊入れ等して空中に浮かし入れるときは全周の表面を窒化チタン層3とすることができる。なお真空炉2内には多数の身飾品を同時に入れて反応処理するのである。
以上のようにして形成したチタンのブレスレット1を装着すると、表側に電気伝導性の格段に高い窒化チタン層を20乃至30μmという部厚、大容量にて設けたので、生体電流を整える作用が著しく向上して装着者の健康を増進するものとなる。
図4はブレスレット1の駒1aの裏面に段落孔1bを設けて、該段落孔1b内にゲルマニウム粒またはマグネット粒4を嵌め接着取付けする実施例を示している。ゲルマニウム粒またはマグネット粒4の血行促進作用が窒化チタンと相乗して着用者の健康増進をさらに増進するものとなる。
本考案は、傷のつかない、また健康を増進する身飾品としてブレスレットのほか、ネックレス,指輪,アンクレットなどに広く利用することができるものである。
1はブレスレット
1aは駒
1bは段落孔
2は真空炉
3は窒化チタン層
4はゲルマニウム粒またはマグネット粒
5はネックレス
6は指輪
1aは駒
1bは段落孔
2は真空炉
3は窒化チタン層
4はゲルマニウム粒またはマグネット粒
5はネックレス
6は指輪
Claims (4)
- チタンを基材にして形成するブレスレット等の身飾品を真空炉内に入れて酸素と窒素の注入と750〜1000℃の高熱にて窒化反応処理をすることにより表側20乃至30μm厚を傷のつかない1500Hvの超硬度体層に変容させることを特徴とするこすり傷,当たり傷,掻き傷の生じないブレスレット等の身飾品。
- ブレスレット等の身飾品にゲルマニウム粒またはマグネット粒を取付ける請求項1に記載の身飾品。
- 身飾品はネックレスである請求項1または2に記載の身飾品。
- 身飾品は指輪である請求項1または2に記載の身飾品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006002595U JP3122677U (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | こすり傷,当たり傷,掻き傷の生じないブレスレット等の身飾品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006002595U JP3122677U (ja) | 2006-04-07 | 2006-04-07 | こすり傷,当たり傷,掻き傷の生じないブレスレット等の身飾品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3122677U true JP3122677U (ja) | 2006-06-29 |
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Family Applications (1)
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2006
- 2006-04-07 JP JP2006002595U patent/JP3122677U/ja not_active Expired - Fee Related
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