JP3122630B2 - ホースの案内構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、仕切体を通してホ
ースを導くホースの案内構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般家屋では、通常、浴室と脱衣室とが
隣接して設けられ、これら両室を仕切るために仕切体と
しての扉が設けられている。そして、脱衣室にて脱いだ
衣類を洗濯するために、この脱衣室に洗濯機を設ける家
庭が多い。このように洗濯機を設けると、脱いだ衣類を
直ぐに洗濯することができ、また洗濯機からの排水も容
易となる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにしたときには、次のとおりの解決すべき問題が存在
する。脱衣室に排水口が設けられている場合には、この
排水口が利用され、洗濯機の排水ホースの先端部がこの
排水口に挿入される。このように排水ホースを接続する
ことによって、洗濯機からの排水を排水口を通して排水
することができる。ところが、脱衣室に排水口が設けら
れていない場合には、洗濯機の排水ホースを浴室側に導
き、浴室側の排水口（浴室の排水用口）を通して排水し
なければならない。したがって、洗濯機の水を排水する
際には、扉を開放して排水ホースを脱衣室側から浴室側
に導かなければならず、扉の開閉操作、排水ホースの導
出操作が煩雑となる問題が存在する。また、排水時に
は、排水ホースが脱衣室側から浴室側に延びているた
め、扉を完全に閉じた状態に保つことができず、入浴中
などは洗濯機の使用が制限される。さらに、排水時には
扉が開放された状態となるので、排水ホースからの排水
の一部が開放された扉による開口を通して脱衣室側に飛
散するそれがある。

【０００４】本発明の目的は、扉の開閉操作に実質上関
係なくホースを所要のとおり導くことができるホースの
案内構造を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、仕切体を通し
てホースを導くホースの案内構造であって、前記仕切体
に取付けられる案内部材を備え、前記案内部材は、前記
仕切体を通して延びる案内空間を規定し、上部に排水ホ
ースの形状に対応して上方に突出する突出部が設けられ
る筒状の案内本体を有し、前記案内本体の突出部には、
案内空間から後退する後退位置と、案内空間に突出する
突出位置との間で、ピンによって旋回自在に係止部材が
設けられ、この係止部材が前記後退位置に配置された状
態では、排水ホースの挿入方向および離脱方向への移動
を許容し、前記係止部材が突出位置に配置された状態で
は、排水ホースの離脱方向への移動を阻止することを特
徴とするホースの案内構造である。

【０００６】本発明に従えば、案内部材は扉などの仕切
体に設けられ、排水ホースは、案内部材の案内本体によ
って規定される案内空間内に挿通され、仕切体を開閉す
ることなく排水ホースを導くことができる。このような
案内部材には突出部が設けられ、この突出部には係止部
材がピンによって旋回自在に設けられる。前記係止部材
が後退位置に配置された状態では、案内本体の案内空間
が開放され、排水ホースの挿入方向および離脱方向への
移動が許容され、排水ホースの案内部材への取付けおよ
び取外しを容易に行なうことができる。また前記係止部
材が突出位置に配置された状態では、排水ホースに係止
部材が作用して、排水ホースの離脱方向への移動が阻止
されるため、予期しない排水ホースの離脱が確実に防止
される。

【０００７】また本発明は、前記係止部材は、前記案内
本体の前記案内空間内に突出可能な係止部と、前記係止
部材の前記突出位置を越える移動を阻止する移動阻止部
とを備えており、前記係止部材が前記突出位置まで移動
すると前記移動阻止部が前記案内部材に当接し、また前
記移動阻止部は前記係止部材を前記突出位置から前記後
退位置に移動させるための操作部として機能することを
特徴とする。

【０００８】本発明に従えば、係止部材は係止部と移動
阻止部とを備えている。係止部材が突出位置まで移動す
ると、移動阻止部が案内部材に当接し、これによって係
止部材の突出位置を越える移動が確実に阻止され、この
係止部材が案内空間内に没入することが防止される。ま
た、係止部材の移動阻止部が操作部として機能するの
で、この移動阻止部を操作することによって係止部材を
突出位置から後退位置に容易に移動させることができ
る。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従う案内構造の一実施形態について説明する。図１
は、本発明に従う案内構造の一実施形態を装備した親子
開き扉の構造を示す正面図であり、図２は、図１におけ
るＩＩ−ＩＩ線による拡大断面図である。

【００１０】まず、図１を参照して親子開き扉の構造を
概説すると、親子開き扉の構造２は、浴室４と脱衣室６
との間を仕切るためにこれら両室の間に配置される（図
２参照）。この親子開き扉の構造２は、両室を仕切る壁
（図２において下壁部８と、この下壁部８に取付けられ
た敷居１０を示す）の開口に設けられる枠体１２と、こ
の枠体１２に装着された子扉１４および親扉１６とから
構成され、これら子扉１４および親扉１６は両室４，６
を仕切る仕切体として作用する。枠体１２は、図１に示
すとおり、両室を仕切る壁に形成された上記開口の上縁
および下縁に設けられた上枠部材１８および下枠部材２
０（下枠部材は図２にも示す）と、上記開口の両側縁に
設けられた一対の縦枠部材２２，２４とを有し、これら
上、下および縦枠部材１８，２０，２２，２４によって
矩形状の開口を規定する枠体１２を構成する。

【００１１】この実施形態では、子扉１４は比較的小さ
く、通常は閉じ固定扉となり、図１において左側に配置
されている。親扉１６は比較的大きく、通常は開閉扉と
なり、図１において右側に配置されている。子扉１４
は、その上縁に設けられる上框２６と、その下縁に設け
られる下框２８とを有し、上框２６および下框２８の両
端部が、それぞれ、子扉１４の両側縁に設けられる竪框
３０，３２によって接続されている。竪框３０，３２の
上下方向中間部は中框３４を介して接続され、上框２
６、中框３４および竪框３０，３２によって規定される
開口に上ガラス３６が取付けられ、下框２８、中框３４
および竪框３０，３２によって規定される開口に下ガラ
ス３８が取付けられている。

【００１２】子扉１４は、図１に示すとおりに枠体１２
に装着される。この子扉１４には、ホースを導くための
案内構造４０が後述する如く装着されている。

【００１３】また、親扉１６は、その基本的構造は子扉
１４と実質上同一であり、その上縁に設けられる上框４
２と、その下縁に設けられる下框４４とを有し、上框４
２および下框４４の両端部が、それぞれ、親扉１６の両
側縁に設けられる竪框４６，４８によって接続されてい
る。竪框４６，４８の上下方向中間部は中框５０を介し
て接続され、上框４４、中框５０および竪框４６，４８
によって規定される開口に上ガラス５２が取付けられ、
下框４４、中框５０および竪框４６，４８によって規定
される開口に下ガラス５４が取付けられている。

【００１４】この親扉１６においては、片方の竪框４８
は、上下方向に間隔を置いて配設された一対の蝶番５６
を介して縦枠部材２４に旋回自在に装着されている。ま
た、親扉１６の中框５０の一端部（蝶番５６が設けられ
ている側とは反対側の部位）には、開閉ノブ５８が設け
られている。このように構成されているので、脱衣室６
（または浴室４）側から開閉ノブ５８を操作して親扉１
６を浴室４側に押す（または引く）ことによって、親扉
１６は開方向に旋回され、開放された親扉１６による開
口を通して浴室４（または脱衣室６）側へ移動すること
ができる。また、脱衣室６（または浴室４）側から開閉
ノブ５８を把持して脱衣室６側に引く（または押す）こ
とによって、親扉１６は閉方向に旋回され、これによっ
て、親扉１６を閉状態に保持することができる。

【００１５】次に、図２とともに図３および図４を参照
して、案内構造４０について説明する。なお、図３は、
案内構造における案内部材および係止部材を示す背面図
であり、図４は、案内部材および係止部材を示す平面図
である。

【００１６】主として図２を参照して、図示の案内構造
４０は、子扉１４の下框２８の所定部位に装着される案
内部材６２を備えている。この案内部材６２は、筒状の
案内本体６４を有し、この案内本体６４の外周面には、
半径方向外方に突出する楕円形状の取付フランジ６６が
設けられている。一方、子扉１４の下框２８には、案内
本体６４の外形状に対応した開口が形成され、案内部材
６２は、案内本体６４の一端部（図２において右端部）
をこの開口を通して挿入することによって、子扉１４の
下框２８に装着される。図３に示すように、案内部材６
２の取付フランジ６６の両端部には、それぞれ、取付孔
６８が形成され、また子扉１４の下框２８には、上記取
付孔６８に対応して雌ねじ（図示せず）が形成され、固
定ねじ（図示せず）を取付孔を通して上記雌ねじに螺着
することによって、案内部材６２は、その取付フランジ
６６が下框２８に当接した状態で固定される。この実施
形態では、図２および図３から理解されるとおり、案内
本体６４は、上記一端から他端に向けて幾分下方に傾斜
して形成されており、このように形成することによっ
て、後述する如く排水ホースを挿入したとき挿入された
排水ホースは先端部が浴室４側に向けて幾分下方に傾斜
するように保持され、これによって洗濯機からの排水が
確実に行われる。

【００１７】案内本体６４には、案内空間を通して挿入
される排水ホースの形状に対応して、その上部には、上
方に突出する突出部７２が設けられている。突出部７２
は、案内本体６４の一端（図２において右端）からその
他端（図２において左端）まで延び、一対の突出壁部７
２ａと、これら突出部７２ａの上端を接続する上壁部７
２ｂを有している（図３参照）。上壁部７２ｂには、矩
形状の開口７４が形成されている。また、一対の突出壁
部７２ａにおける、取付フランジ６６との接続部には、
それぞれ、上方に突出する突出支持壁部７６が設けら
れ、かかる突出支持壁部７６にピン７８を介して係止部
材８０が旋回自在に装着されている。

【００１８】図２〜図４を参照して、図示の係止部材８
０は、扇形状の係止部８２と、この係止部８２の一側縁
に設けられた移動阻止部８４とを有している。係止部８
２は、突出部７２に形成された開口７４を通して案内本
体６４の案内空間内に突出することができる。また、移
動阻止部８４は、係止部８２の一側縁から図２において
紙面に垂直な方向（図３において左右方向、図４におい
て上下方向）に両側に上記開口７４を越えて突出してい
る。このように構成されているので、係止部材８０は、
図２に示すとおり、係止部８２が案内本体６４の案内空
間から後退する後退位置、図２に破線８０Ａで示す位置
と、係止部８２が上記案内空間内に突出する突出位置、
図２に一点鎖線８０Ｂで示す位置との間をピン７８を中
心として旋回自在である。係止部材８０が上記後退位置
にあるときには、案内本体６４の案内空間が開放され、
後述する如く、排水ホースの取付、取外しが許容され
る。一方、係止部材８０が上記突出位置にあるときに
は、係止部８２が案内本体６４に挿入された排水ホース
の一部に作用し、排水ホースの案内部材６２からの離脱
が防止される。なお、係止部材８０が上記突出位置にあ
るときには、移動阻止部８４が案内部材６２の突出部７
２の突出壁部７２ａに当接し、これによって、係止部材
８０の上記突出位置を越える旋回動が阻止され、この係
止部材８０が案内部材６２の案内空間内に没入すること
が防止される。

【００１９】案内部材６２の一端側、図２において右側
には、シール部材８６が配設されている。子扉１４の下
框２８は、図２において左右方向に間隔を置いて配設さ
れた一対のプレート部８８，９０（片方のプレート部８
８は浴室４に面し、他方のプレート部９０は脱衣室６に
面している）を有し、これらプレート部８８，９０が接
続部９２を介して接続され、これらプレート部８８，９
０および接続部９２は一体の型材として構成されてい
る。シール部材８６は、プレート部９０に形成された開
口部に装着されている。シール部材８６は、たとえばゴ
ム材料から形成され、比較的大きく弾性変形可能であ
り、その中央部を通しての排水ホースの挿入を許容する
ために、半径方向に延びるスリット（図示せず）が周方
向に複数個形成されている。この実施形態では、シール
部材８６の外周部には、その全周に渡って凹部が形成さ
れ、この凹部にプレート部９０の開口部をはめ込むこと
によって、下框２８のプレート部９０に着脱自在に装着
される。

【００２０】この案内構造４０には、たとえば、図２に
示すとおりの排水ホース９４が着脱自在に取付けられ
る。排水ホース９４は、脱衣室６に設置された洗濯機
（図示せず）から延びており、洗濯機の水（洗濯水、脱
水時の水）はこの排水ホース９４を通して外部に排水さ
れる。排水ホース９４は、可撓性の蛇腹部９６を有し、
この蛇腹部９６の先端部に収納係止部９８が設けられ、
収納係止部９８には係止爪部１００が一体的に設けられ
ている。この収納係止部９８は、排水ホース９４を使用
しないときには、係止爪部１００が洗濯機に設けられた
収納部（図示せず）に引掛けられ、このようにして排水
ホース９４は不使用時に洗濯機に所要のとおりに収納さ
れる。

【００２１】主として図２を参照して上述した案内構造
４０の作用を説明すると、次のとおりである。洗濯機
（図示せず）からの排水ホース９４を脱衣室６側から浴
室４側に導くときには、排水ホース９４の収納係止部９
８を洗濯機から外し、収納係止部９８の係止爪部１００
を案内部材６２の突出部７２に整合するように位置付け
る。そして、このように位置付けた状態にて、排水ホー
ス９４の先端部をシール部材８６および案内部材６２の
案内空間を通して浴室４側に挿入すればよい。排水ホー
ス９４を挿入すると、挿入される排出ホース９４の蛇腹
部９６によって、シール部材８６の中央部が挿入方向に
曲げられ、このシール部材８６によって案内本体６４と
排水ホース９４との間隙がシールされ、浴室４側からの
排水等の水が脱衣室６側に飛散、侵入するのが確実に防
止される。排出ホース９４をさらに挿入すると、排出ホ
ース９４の先端部および収納係止部９８が上記突出位置
にある係止部材８０の係止部８２に順次作用してこれを
図２において上方に、すなわち時計方向に旋回する。そ
して、上記収納係止部９８が係止部材８０を通過する
と、係止部材８０はその自重によって図２において下方
に、すなわち反時計方向に上記突出位置に向けて旋回さ
れ、係止部８２の下端部が排水ホース９４の蛇腹部９６
に当接することによって、その旋回動が阻止される。こ
の状態においては、係止部材８０の係止部８２が案内部
材６２の案内空間内に突出し、排水ホース９４の収納係
止部９８の係止爪部１００の移動空間部に上記係止部８
２が位置する。それ故に、排水ホース９４を図２におい
て右方に離脱方向に移動させると、この収納係止部９８
の係止爪部１００が係止部材８０の係止部８２に当接
し、排水ホース９４の離脱方向の移動が阻止され、予期
しない排水ホース９４の離脱が防止される。

【００２２】上記案内構造４０を上述したように子扉１
４に設けた場合には、排水ホース９４の先端部を案内部
材６２の案内空間を通して浴室４側に導くのみでよく、
このように導くことによって洗濯機からの排水を浴室４
側に排水することができる。また排水ホース９４を子扉
１４を通して導いているので、親扉１６を自由に開閉操
作にすることができる。

【００２３】案内構造４０から排水ホース９４を外す場
合には、係止部材８０の移動阻止部８４を持ってこれを
上記後退位置に向けて移動し、しかる後排水ホース９４
を離脱方向に引張ればよい。係止部材８０を上記後退位
置に移動させる際には、移動阻止部８４が操作部として
機能するので、この係止部材８０を容易に後退位置に移
動させることができる。係止部材８０を後退位置に移動
させると、その係止部８２が案内部材６２の案内空間か
ら後退し、排水ホース９４の離脱方向の移動が許容さ
れ、かくして排出ホース９４を引張ることによって、案
内部材６２から外すことができる。

【００２４】以上、本発明に従う案内構造の一実施形態
について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種
々の変形、修正が可能である。

【００２５】たとえば、図示の実施形態では、係止部材
８０を自重によって突出位置に向けて移動する構成であ
るが、上記突出位置に向けての移動力を大きくするため
に、この係止部材８０を突出位置に向けて付勢するばね
部材を設けることもできる。

【００２６】

【００２７】また、図示の実施形態では、係止部材８０
の係止部８２を排水ホース９４の収納係止部９８の係止
爪部１００に係止する構成であるが、蛇腹部９６の凹凸
形状が充分に大きい場合には、この係止部８２を蛇腹部
９６の凸部に係止させるようにすることもできる。

【００２８】また、図示の実施形態では、係止部材８０
は自重によって自由に旋回動する構成であるが、必要に
応じて、係止部材８０を後退位置にロック保持するため
のロック手段を設けることもできる。かかる場合には、
排水ホース９４を案内本体６４を通して挿入、離脱する
ときにこのロック手段によって係止部材８０を後退位置
にロック保持し、そして排水ホース９４を挿入した後ロ
ック手段によるロックを解除して係止部材８０を突出位
置に向けて付勢するようにすればよい。

【００２９】さらに、図示の実施形態では、上述した案
内構造４０を親子開き扉の構造に適用して説明したが、
これに限定されることなく、開閉引戸構造にも同様に適
用することができ、かかる場合には、開閉引戸構造の固
定戸に案内構造４０を設けるのが望ましい。

【００３０】さらにまた、実施形態では、洗濯機からの
排水ホース９４を浴室４側に導く例に適用して説明した
が、洗濯機以外の排水ホースを浴室４側に導く場合にも
同様に適用することができる。さらに仕切体としての壁
に案内構造を設けて排水用ホースを浴室４内へ、または
室内からベランダ等へ導くようにすることもできる。ま
た、排水用ホースに代えて給水用ホースを導くようにす
ることもできる。

【００３１】

【発明の効果】本発明の請求項１の案内構造によれば、
案内部材は仕切体に取付けられ、ホースは、案内部材の
案内本体に規定された案内空間を通して導かれる。した
がって、仕切体を開閉することなくホースを導くことが
できる。また、係止部材は、後退位置と突出位置との間
を移動自在であり、排水ホースを案内本体を通して導
き、係止部材を突出位置に向けて案内空間に突出させる
ことによって、この係止部材がホースの一部に作用し、
ホースの案内部材からの離脱が確実に防止される。

【００３２】また本発明の請求項２の案内構造によれ
ば、係止部材は係止部と移動阻止部とを備えている。係
止部材が突出位置まで移動すると、移動阻止部が案内部
材に当接し、これによって係止部材の突出位置を越える
移動が確実に阻止され、この係止部材が案内空間内に没
入することが防止される。また、係止部材の移動阻止部
が操作部として機能するので、この移動阻止部を操作す
ることによって係止部材を突出位置から後退位置に容易
に移動させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に従う案内構造の一実施形態が設けられ
た親子開き扉の構造の一例を示す正面図である。

【図２】図１におけるＩＩ−ＩＩ線による拡大断面図で
ある。

【図３】図２の案内構造における案内部材および係止部
材を示す背面図である。

【図４】図３の案内部材および係止部材を示す正面図で
ある。

【符号の説明】

２ 親子開き扉の構造 １２ 枠体 １４ 子扉 １６ 親扉 ４０ 案内構造 ６２ 案内部材 ６４ 案内本体 ７２ 突出部 ８０ 係止部材 ８２ 係止部 ８４ 移動阻止部 ８６ シール部材 ９４ 排水ホース

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 仕切体を通してホースを導くホースの案
   内構造であって、前記仕切体に取付けられる案内部材を
   備え、前記案内部材は、前記仕切体を通して延びる案内
   空間を規定し、上部に排水ホースの形状に対応して上方
   に突出する突出部が設けられる筒状の案内本体を有し、
   前記案内本体の突出部には、案内空間から後退する後退
   位置と、案内空間に突出する突出位置との間で、ピンに
   よって旋回自在に係止部材が設けられ、この係止部材が
   前記後退位置に配置された状態では、排水ホースの挿入
   方向および離脱方向への移動を許容し、前記係止部材が
   突出位置に配置された状態では、排水ホースの離脱方向
   への移動を阻止することを特徴とするホースの案内構
   造。
2. 【請求項２】 前記係止部材は、前記案内本体の前記案
   内空間内に突出可能な係止部と、前記係止部材の前記突
   出位置を越える移動を阻止する移動阻止部とを備えてお
   り、前記係止部材が前記突出位置まで移動すると前記移
   動阻止部が前記案内部材に当接し、また前記移動阻止部
   は前記係止部材を前記突出位置から前記後退位置に移動
   させるための操作部として機能することを特徴とする請
   求項１記載のホースの案内構造。