JP3122557U

JP3122557U - 防水型電池パック

Info

Publication number: JP3122557U
Application number: JP2006002558U
Authority: JP
Inventors: 和明豊田
Original assignee: トーカドエナジー株式会社
Priority date: 2006-04-06
Filing date: 2006-04-06
Publication date: 2006-06-15
Anticipated expiration: 2016-04-06

Abstract

【課題】この考案の課題は屋外でも屋内でも全天候型の防水を施した防水型電池パックを提供するものである。
【解決手段】箱型の筐体内部に電池及び保護回路等他の電子機器と電力の受給電できる電池機能を備える電池パックにおいて、前記筐体を被覆する電気的絶縁性のシートと、該シートに周囲の一部を被覆され、残りの部分は前記他の電子機器との電気的に接続される電極と、前記シートと一体的で電極の該当箇所を導電性とした導電性部とからなり前記電極の一部をシートで被覆し残りは導電性部として電池パックを防水構造にした防水型電池パック。
【選択図】図１

Description

この考案は、例えば電子機器本体に取り付けられ電子機器本体に電力を受給電する防水型電池パックに関する。

携帯型電子機器、例えば携帯電話機は充電タイプの電池が内蔵された電池パックが採用されている。この電池パックは設計段階で各種の条件テストを行うが、防水テストは重要な要件になっている。又小型化されしかも屋外で使用する等の使用形態が変化し全天候型が望まれている。

特に、水たまりに落とした場合、或いは雨降り、或いは台所での水仕事など防水型の携帯電話が市場から要請されている。携帯電話に使用される電池パックは内部に電池を収納しているので一層防水構造が要求されるが従来のものは防水構造としては不十分なものであった。特に電池パックが上蓋と下蓋との嵌合構造を採用するためにこの嵌合構造の箇所から浸水することが多く、また他の電子機器と受給電を行う為の電極が外に露出するためこの箇所の浸水が多く認められる。

そして多く採用される構造はそれぞれの部材が組み合わされる箇所での組み合わせ密度を高くして浸水の防止を図る傾向が大多数で従って、特に防水といった特別な部材を用いた防水構造は採用されていない。従って、電池パックの防水構造の実現が早急に望まれている。
特願平４−１３９３５８号公報

この考案の課題は屋外でも屋内でも全天候型の防水を施した防水型電池パックを提供するものである。

上記の課題を解決するために電池パック本体のほぼ全域を塩ビなどのシートで覆い、外部との受給電となる電極部分はシートと導電部材を一体化し、電池パック本体を構成する上蓋と下蓋との嵌合部分は勿論のこと電極部分でも確実に密閉できるようにして内部への浸水を防止できる防水型電池パックを提供するものである。

請求項1〜4によれば筐体の全体をシートで覆うから筐体内部への水分の浸入は防止できる従って、電池が水分で浸水することがなくなる。又、電極はシートと一体化した導電部材が該当するので他の電子機器との電極箇所での受給電にも支障がないものである。

（実施形態1）
以下この考案実施例を図面1及び図2に基づいて説明する。1はプラスチック等で形成された電池パック本体で、この電池パック本体１は上蓋と下蓋とから構成され両者は嵌合構造で組み合わされている。

この電池パック本体1の内部にはリチューム二次電池及び保護回路等が内蔵され、他の電子機器に電力の受給電を行うのに十分な機能を構成している。２は筐体１の端面に露出した3個の電極で、該電極２は＋、−、アース極で他の電子機器との電力の受給電ができるようになっている。

該電極２は電池パック本体１の内側から予め電池パック本体1に形成された前記電極2より僅かに小さい孔から露出している。勿論この電極2は内部のリチュームなどの二次電池に電気的に接続されている。

このように構成した電池パック本体1は塩ビなど電気的絶縁性のシート３で被覆する。
この場合シート３は熱収縮性のものを採用し、電池パック本体1に被覆して熱収縮を計ることで密着でき、又、前記シート３は電極2に該当する箇所で導電部材４が前記シート３と一体的に形成され、この導電箇所が電極2と位置合わせされている。これによって、先ず電池パック本体1の上蓋と下蓋との嵌合わせ箇所での浸水は防止でき、又、電極２の箇所でも防水できる。

尚、電極２の箇所でのシート３と導電部材４とは予め一体的に形成して此れを用いて被覆してもよく、また、シート３の電極２に該当する箇所に孔を開け、此れに導電部材４を接着して被覆してもよいことはもちろんである。此れによって電子機器の他の電極５に対して導電部材４を通して電極２に導通することができる。図中導電部材４は斜線で現している。導電部材４はカーボンを含有したビニールであってもよく、此れをシート３と一体的に形成するか、接着剤などで縁を接着してもよい。

此れによって電極２へは導電部材４で他の電極から導電でき、しかも電極箇所及び上蓋、下蓋の嵌合箇所での浸水も無くなるものである。

この考案に係わる防水電池パックの斜視図。図1の電極箇所の拡大図。

符号の説明

１電池パック本体
２電極
３シート
４導電部材
５他の電極

Claims

箱形の筐体内部に電池及び保護回路等他の電子機器と電力の受給電できる電池機能を備える電池パックにおいて、前記筐体を被覆する電気的絶縁性のシートと、該シートに周囲の一部を被覆され、残りの部分は前記他の電子機器と電気的に接続される電極と前記シートと一体的で電極の該当箇所を導電性とした導電性部とからなり前記電極の一部をシートで被覆し残りは導電性部として電池パックを防水構造にした防水型電池パック。
前記電極部分でのシートと導電部とを接着材で接着してなる請求項1記載の防水型電池パック。
前記電池部分でのシートと導電部の面積は電極より導電部を大にしてなる請求項1記載の防水型電池パック。
前記導電部とシートは熱溶着してなる請求項1記載の防水型電池パック。