JP7108763B1 - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
Description
また、本発明の電子機器について好適な構成を述べると、前記太陽電池パネルは、前記ベース部の前記電子基板が取り付けられる前記垂直壁の壁面とは反対側の壁面に設置されるとよい。
上記の構成により、ベース部を構成する垂直壁の一方の壁面に太陽電池パネルが、他方の壁面に電子基板が設けられるため、太陽電池パネルと電子基板を並列して配置した場合よりも、内ケースの大きさを小さくすることができ、省スペース化を図ることができる。
ケーブルを外部へ導出する導出口を、内ケースの底壁に設けることで、導出口から雨滴等が侵入することを抑制することができる。また、ケーブルを引き回すことなく、底壁に設けられた導出口を介してケーブルを外部へ導出することができ、省スペース化を図ることができる。
上記の構成により、例えば内ケースの下部に設けられるベース部の底壁を確実に覆うことができ、底壁に設けられるケーブルグランド等の部品に直接水がかかりにくくなるため、電子機器の防水性を高めることができる。
上記の構成により、防水パッキンとしてシール部材、例えばOリングを内ケースと外ケースとの間に介在させることで、内ケースの防水及び防塵が確保される。更に、シール部材が、外ケースにより覆われることで電子機器の外面に露出しないため、直接シール部材に水がかかりにくくなり、シール部材の寿命による電子機器の防水性の低下を抑制することができる。
上記の構成により、外ケース側面の広い表面部分が丸みを帯びるため、外ケースの強度を向上させることができる。
上記の構成により、外ケースの外側面が下方に向かうに従って広がるため、例えば内ケースの下部(より詳しくはベース部の底壁)に設けられたケーブルグランド等の部品を確実に覆うことができる。また、外側面を傾斜させることにより、外側面を伝って流れる雨水が底壁に設けられる部品に水がかかりにくくなるため、電子機器の防水性を高めることができる。
上記の構成により、外部装置を制御する電子基板を収納した電子機器を、外部装置に取り付ける際、簡易に取り付けることができる。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。図1は、本実施形態の電子機器1及び電子機器1を用いたデマンド制御システム100を示す構成図である。
デマンド制御システム100は、オフィスや店舗等で使用される総電力量を監視し、その総電力量が所定の閾値を超えないように、施設内の設備の運転状態を制御するシステムである。本実施形態のデマンド制御システム100は、電子機器1と、空調機7と、無線機器8と、サーバ9と、から構成される。
電子機器1のハードウェア構成について図2を用いて説明する。図2は、電子機器1のハードウェア構成を示す図である。電子機器1は、上述したように、空調機7の室外機7bと接続し、室外機7bを操作することにより、空調機7のON/OFF又は室外機7bの駆動能力を変更する装置である。図2に示すように、電子機器1は、制御回路10と制御回路10に電力を供給する電源回路15とから構成されるコンピュータである。制御回路10は、データの演算・制御処理装置としてCPU11と、記憶装置としてのRAM・ROM12と、無線機器8等との情報データの送受信を行う無線通信装置13と、空調機7を操作する接点回路14と、を備える。
電子機器1の記憶装置には、コンピュータとして必要な機能を果たすメインプログラムに加えて、無線機器8から受信した設定情報を処理するプログラムが記憶されている。記憶されたプログラムがCPU11によって実行されることにより、電子機器1の機能が発揮される。
リチウムイオン二次電池17からの電力が不足する場合であっても、リチウム一次電池18から電力を制御回路10に供給することができ、より長い期間連続して電子機器1を稼働させることができる。
次に電子機器1の筐体について図3から図10を用いて説明する。図3は、電子機器1の外観を示す斜視図である。図4は、電子機器1の分解斜視図であり、電子機器1を背面側斜め上方から見た図である。図5は、電子機器1の正面図及び側面図であり、図6は、電子機器1の背面図である。図7は電子機器1の上面図、図8は底面図である。図5から図8は、電子機器1の内ケース2に外ケース5を被せた状態を示している。図9は図5の部分Aにおいて電子機器1の内ケース2を拡大して示す部分拡大図である。図10は図5のX-X線に沿った断面図である。
内ケース2は、図4に示すように、内部に電子基板4を収納可能なスペースを有している。内ケース2は、電子基板4を取り付けるためのベース部22と、ベース部22に取り付けられた電子基板4を覆う蓋部23と、ベース部22の下端から下方に延出するスカート部24と、から構成される。
なお、内ケース2の上面(内ケース上面20)は、ベース部22の上面と蓋部23の上面とを合わせることで形成される。また、内ケース2の外側面(内ケース外側面21)は、ベース部22の側面と蓋部23の側面とから構成される。
また、Oリング61を設けたスカート部24が、外ケース5に覆われることで、Oリング61が電子機器1の外面に露出しないため、直接Oリング61に水がかかりにくくなり、Oリング61の劣化による防水性の低下を抑制することができる。
また、図7に示すように、ベース部22と蓋部23とから構成される内ケース2は上面視で略楕円形状に形成されている。内ケース外側面21の広い表面部分が丸みを帯びることで、内ケース2の強度を向上させることができる。なお、本実施形態では、内ケース2が上面視で略楕円形状に形成されているが、これに限らず、内ケース2は上面視で長方形や正方形でもよく、丸みを帯びていなくてもよい。
太陽電池パネル3は、上述のように、太陽光で発電を行うためのパネルである。太陽電池パネル3は、矩形状かつ平板状であり、光が入射する受光面3aが電子機器1の外側を向くように設置される。太陽電池パネル3は、受光面3aと、受光面3aの反対面である取付面3bと、太陽電池パネル3から導出されるコード3cと、を有する。図10に示すように、太陽電池パネル3は、取付面3bが垂直壁26の取付凹部26aに嵌め込まれることにより、内ケース2の内ケース外側面21に設置される。コード3cは、上述のように、スリット26bを介して、内ケース2の外側から内側に挿入され、内ケース2の内側に設けられた電子基板4に接続する。
なお、本実施形態では、太陽電池パネル3は、内ケース2の内ケース外側面21に設けられているが、これに限定されない。例えば、太陽電池パネル3は、受光面3aが上方に向くように、内ケース上面20に設置されていてもよい。
電子基板4は、空調機7の室外機7b(外部装置)と接続し、室外機7bを操作することにより、空調機7のON/OFF又は室外機7bの駆動能力を変更する制御回路10及び電源回路15(太陽電池パネル3を除く)が搭載された基板である。電子基板4は、電子基板4と室外機7bとを接続するためのケーブル60を備える。図4に示すように、ケーブル60は、導出口25aに挿通させるためのケーブルグランド60a、シールナット60b、ロックナット60cを有する。
外ケース5は、図3に示すように、内部に内ケース2と太陽電池パネル3を収納可能なスペースを有している。外ケース5は、太陽電池パネル3の受光面3aに太陽光が入射するよう透光性を有する樹脂材料から形成される。透光性を有する樹脂材料としては、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、飽和ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、フルオレン系透明樹脂、スチレン系透明樹脂、透明ABS樹脂、ポリプロピレン樹脂などを用いることが可能である。高強度なポリエチレンテレフタレート(PETG)や熱可塑性エラストマー(TPE)を用いることが好ましい。
なお、本実施形態では、外ケース5は全体が透光性を有しているが、これに限定されず、内ケース2に取り付けられた太陽電池パネル3の受光面3aに太陽光が入射するならば、一部分のみ透光性を有するものでもよい。
また、図7に示すように、外ケース5は、内ケース2と同様に上面視で略楕円形状に形成されている。外ケース外側面51の広い表面部分が丸みを帯びることで、外ケース5の強度を向上させることができる。なお、本実施形態では、外ケース5が上面視で略楕円形状となっているが、これに限らず、外ケース5は上面視で長方形や正方形でもよく、丸みを帯びていなくてもよい。
2 内ケース
20 内ケース上面
21 内ケース外側面
21a 内ケース正面
21b 内ケース右側面
21c 内ケース背面
21d 内ケース左側面
22 ベース部
22a 蓋取付部
23 蓋部
23a 蓋係合部
24 スカート部
24a ネジ貫通孔
24b 溝部
24c スカート端部
25 底壁
25a 導出口
26 垂直壁
26a 取付凹部
26b スリット
26c 基板取付部
3 太陽電池パネル
3a 受光面
3b 取付面
3c コード
4 電子基板
40 取付ネジ孔
41 取付ネジ
5 外ケース
50 外ケース上面
51 外ケース外側面
51a 外ケース正面
51b 外ケース右側面
51c 外ケース背面
51d 外ケース左側面
51e 磁石取付部
51f 磁石取付孔
51g 取付小ネジ
52 外ケース本体部
53 下部開口
54 外ケース端部
54a 内ケース取付部
55 小ネジ
60 ケーブル
60a ケーブルグランド
60b シールナット
60c ロックナット
61 Oリング(シール部材)
62 磁石(取付部材)
62a 磁石孔
63 ベント孔
7 空調機
7a 室内機
7b 室外機(外部装置)
8 無線機器
8a 携帯端末
8b 環境センサ
9 サーバ
10 制御回路
11 CPU
12 RAM・ROM
13 無線通信装置
14 接点回路
15 電源回路
16 充電回路
17 リチウムイオン二次電池
18 リチウム一次電池
100 デマンド制御システム
Claims (9)
- 電子基板を内部に収納する内ケースと、
該内ケースの上面又は外側面に設置される太陽電池パネルと、
前記内ケースと前記太陽電池パネルとを内部に収納する外ケースと、を備え、
前記内ケースは、底壁と該底壁から立設して前記電子基板が取り付けられる垂直壁とを有するベース部と、前記ベース部に接続され前記垂直壁に取り付けられた前記電子基板を覆うことで前記内ケースの内部に前記電子基板を収納する蓋部と、を有し、
前記外ケースは、一体的に形成された前記外ケースの上面と外側面とにより、少なくとも、前記ベース部と前記蓋部との接続箇所と、前記太陽電池パネルとを覆うと共に、前記外ケースの下端は、前記内ケースの前記底壁よりも下方に位置することを特徴とする電子機器。 - 前記外ケースは、前記外側面の下端から側方に向かって延出する鍔状の外ケース端部を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記太陽電池パネルは、前記ベース部の前記電子基板が取り付けられる前記垂直壁の壁面とは反対側の壁面に設置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
- 前記電子基板は、該電子基板に接続されるケーブルを備え、
前記内ケースは、前記ベース部の前記底壁に、前記ケーブルを外部へ導出する導出口を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器。 - 前記内ケースは、前記ベース部の下端から下方に延出するスカート部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器。
- 前記内ケースは、外周に溝部が形成され、
前記溝部にはシール部材が設けられており、
前記外ケースにおいて、前記シール部材と対向する部分が、前記シール部材と密着することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子機器。 - 前記外ケースは、上面視で略楕円形に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子機器。
- 前記外ケースの外側面全体は、上端から下端まで下方に向かうに従って広がるよう傾斜していることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子機器。
- 前記電子基板は外部装置を制御する基板であり、
前記外ケースは、前記外部装置に取り付けるための取付部材を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電子機器。
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WO2017168724A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 本田技研工業株式会社 | 防水ケース |
US10995918B1 (en) * | 2021-01-03 | 2021-05-04 | Metromax America Corporation | Outdoor solar lamp assembly structure |
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