JP3122089B1 - トルクレンチテスタ用アダプタ - Google Patents
トルクレンチテスタ用アダプタInfo
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- JP3122089B1 JP3122089B1 JP11304041A JP30404199A JP3122089B1 JP 3122089 B1 JP3122089 B1 JP 3122089B1 JP 11304041 A JP11304041 A JP 11304041A JP 30404199 A JP30404199 A JP 30404199A JP 3122089 B1 JP3122089 B1 JP 3122089B1
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- torque wrench
- torque
- tester
- input shaft
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Abstract
【要約】
【課題】 トルクレンチテスタに設けられている一定サ
イズの測定入力軸に対し、太さ（サイズ）の異なる複数
種サイズのトルクレンチの角ドライブ軸を容易かつ確実
に嵌入係合させることができるように構成したトルクレ
ンチテスタ用アダプタの提供。 【解決手段】 トルクレンチテスタの測定入力軸に形成
されているテスタ角孔内に嵌合係止される外形と、トル
クレンチの角ドライブ軸が嵌合される角孔を形成してい
るアダプタであって、該アダプタは、上記角孔の各対角
線上でしかもアダプタの軸線と平行する切断線で等分割
された複数個のアダプタ構成部材の組み合せにより構成
されかつ複数個のアダプタ構成部材が環ばねにより結合
保持されている。
イズの測定入力軸に対し、太さ（サイズ）の異なる複数
種サイズのトルクレンチの角ドライブ軸を容易かつ確実
に嵌入係合させることができるように構成したトルクレ
ンチテスタ用アダプタの提供。 【解決手段】 トルクレンチテスタの測定入力軸に形成
されているテスタ角孔内に嵌合係止される外形と、トル
クレンチの角ドライブ軸が嵌合される角孔を形成してい
るアダプタであって、該アダプタは、上記角孔の各対角
線上でしかもアダプタの軸線と平行する切断線で等分割
された複数個のアダプタ構成部材の組み合せにより構成
されかつ複数個のアダプタ構成部材が環ばねにより結合
保持されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクレンチテス
タの測定入力軸に、トルクレンチの角ドライブに嵌入係
合するに使用するアダプタであって、特にそのトルクレ
ンチテスタに設けられている一定サイズの測定入力軸に
対し、太さ（サイズ）の異なる複数種サイズのトルクレ
ンチの角ドライブ軸を容易かつ確実に嵌入係合させるこ
とができるように構成したトルクレンチテスタ用アダプ
タに関するものである。
タの測定入力軸に、トルクレンチの角ドライブに嵌入係
合するに使用するアダプタであって、特にそのトルクレ
ンチテスタに設けられている一定サイズの測定入力軸に
対し、太さ（サイズ）の異なる複数種サイズのトルクレ
ンチの角ドライブ軸を容易かつ確実に嵌入係合させるこ
とができるように構成したトルクレンチテスタ用アダプ
タに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えばラチエット付きトルクレンチのト
ルク特性（トルク値）を測定（検定）するためには、例
えば図１０で示すようにトルクレンチテスタ１の水平面
に対して垂直方向の角孔軸心を有している測定入力軸２
内に、測定すべきラチエット付きトルクレンチ３の角ド
ライブ軸４を嵌合させ、さらにこのラチエット付きトル
クレンチ３の柄部５を、ローディングレバー６に係合さ
れているハンドル支持体７によって測定すべきラチエッ
ト付きトルクレンチ３の水平位置を保持させて、トルク
レンチテスタ測定入力軸２の軸心と、ラチエット付きト
ルクレンチ３の角ドライブ軸の軸心とが一致するように
位置規制する。その状態でハンドル８を駆動（回動）し
て、ラチエット付きトルクレンチ３の柄部５に回動負荷
を作用させ、このときのラチエット付きトルクレンチ３
内に内装されているトグルリンクの動作時におけるトル
ク値の検定又は表示目盛の精度を検出するものである。
ルク特性（トルク値）を測定（検定）するためには、例
えば図１０で示すようにトルクレンチテスタ１の水平面
に対して垂直方向の角孔軸心を有している測定入力軸２
内に、測定すべきラチエット付きトルクレンチ３の角ド
ライブ軸４を嵌合させ、さらにこのラチエット付きトル
クレンチ３の柄部５を、ローディングレバー６に係合さ
れているハンドル支持体７によって測定すべきラチエッ
ト付きトルクレンチ３の水平位置を保持させて、トルク
レンチテスタ測定入力軸２の軸心と、ラチエット付きト
ルクレンチ３の角ドライブ軸の軸心とが一致するように
位置規制する。その状態でハンドル８を駆動（回動）し
て、ラチエット付きトルクレンチ３の柄部５に回動負荷
を作用させ、このときのラチエット付きトルクレンチ３
内に内装されているトグルリンクの動作時におけるトル
ク値の検定又は表示目盛の精度を検出するものである。
【０００３】ところが、上記トルクレンチテスタ１に設
けられている角孔形状の測定入力軸２の形状、大きさは
一定であるために、このトルクレンチテスタ１の測定入
力軸２に適合（マッチング）するラチエット付きトルク
レンチの角ドライブ軸４の形状、大きさが自と決められ
てしまい、一機種のトルクレンチテスタ１で、角ドライ
ブ軸の大きさが異なる複数種のラチエット付きトルクレ
ンチのトルクチェックを行なうことが不可能であった。
けられている角孔形状の測定入力軸２の形状、大きさは
一定であるために、このトルクレンチテスタ１の測定入
力軸２に適合（マッチング）するラチエット付きトルク
レンチの角ドライブ軸４の形状、大きさが自と決められ
てしまい、一機種のトルクレンチテスタ１で、角ドライ
ブ軸の大きさが異なる複数種のラチエット付きトルクレ
ンチのトルクチェックを行なうことが不可能であった。
【０００４】従って従来では各種大きさの異なるラチエ
ット付きトルクレンチのトルクチェックを行なうために
は、それぞれの角ドライブ軸に適合する測定入力軸２を
有する複数種のトルクレンチテスタ１を予め用意する必
要があり、このために設備経済性の点で不具合があっ
た。
ット付きトルクレンチのトルクチェックを行なうために
は、それぞれの角ドライブ軸に適合する測定入力軸２を
有する複数種のトルクレンチテスタ１を予め用意する必
要があり、このために設備経済性の点で不具合があっ
た。
【０００５】また従来では、各種ラチエット付きトルク
レンチのトルクチェックを、一機種のトルクレンチテス
タによりチェックすることを可能ならしめるために、例
えば図１１で示すように、トルクレンチテスタ１に設け
られている測定入力軸２の角孔２Ａ内に嵌合される角軸
９Ａと一体の頭部９Ｂに、トルク測定すべき所定のラチ
エット付きトルクレンチの角ドライブ軸が嵌合係止され
る嵌合係止孔９Ｃを形成してなるアダプタ９を用意し、
このアダプタ９を使用することでトルク測定すべき上記
ラチエット付きトルクレンチの角ドライブ軸の外径がト
ルクレンチテスタに設けられている測定入力軸２の内径
よりも小さい場合は、上記アダプタ９を使用することで
ラチエット付きトルクレンチの角ドライブ軸をトルクレ
ンチテスタの測定入力軸２に係合させることができるよ
うにしたものがある。
レンチのトルクチェックを、一機種のトルクレンチテス
タによりチェックすることを可能ならしめるために、例
えば図１１で示すように、トルクレンチテスタ１に設け
られている測定入力軸２の角孔２Ａ内に嵌合される角軸
９Ａと一体の頭部９Ｂに、トルク測定すべき所定のラチ
エット付きトルクレンチの角ドライブ軸が嵌合係止され
る嵌合係止孔９Ｃを形成してなるアダプタ９を用意し、
このアダプタ９を使用することでトルク測定すべき上記
ラチエット付きトルクレンチの角ドライブ軸の外径がト
ルクレンチテスタに設けられている測定入力軸２の内径
よりも小さい場合は、上記アダプタ９を使用することで
ラチエット付きトルクレンチの角ドライブ軸をトルクレ
ンチテスタの測定入力軸２に係合させることができるよ
うにしたものがある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このアダプ
タ９を形成する場合、その嵌合係止孔９Ｃの内径と、角
軸９Ａの外径との寸法差が大であるときは、その嵌合係
止孔９Ｃを角軸９Ａの軸心内部に形成することが可能で
あるので、敢て頭部９Ｂを設ける必要はないが、嵌合係
止孔９Ｃの内径を角軸９Ａの外径よりも例えば２ｍｍ程
度の差がない寸法の嵌合係止孔９Ｃを形成しようとすれ
ばその嵌合係止孔９Ｃの内径と角軸９Ａの外径との間の
肉厚が１ｍｍとなり肉厚の薄いアダプタとなってしまい
アダプタとしての強度不足が生じる。
タ９を形成する場合、その嵌合係止孔９Ｃの内径と、角
軸９Ａの外径との寸法差が大であるときは、その嵌合係
止孔９Ｃを角軸９Ａの軸心内部に形成することが可能で
あるので、敢て頭部９Ｂを設ける必要はないが、嵌合係
止孔９Ｃの内径を角軸９Ａの外径よりも例えば２ｍｍ程
度の差がない寸法の嵌合係止孔９Ｃを形成しようとすれ
ばその嵌合係止孔９Ｃの内径と角軸９Ａの外径との間の
肉厚が１ｍｍとなり肉厚の薄いアダプタとなってしまい
アダプタとしての強度不足が生じる。
【０００７】そこでこのような場合、頭部９Ｂを角軸９
Ａと一体に形成し、この頭部９Ｂの内部軸心上に嵌合係
止孔９Ｃを形成することになるが、このような係止孔９
Ｃを形成するための頭部９Ｂの高さＨ１を確保しなけれ
ばならず、このためにアダプタ９の大きさが大きくなっ
てその取扱いに不便を起すのみでなく、上記頭部９Ｂの
高さＨ１が大きいアダプタにあっては、該アダプタ９
を、トルクレンチテスタ１の測定入力軸２とラチエット
付きトルクレンチの角ドライブ軸との間に介在使用する
とき、上記しているように、ラチエット付きトルクレン
チ３の柄部５軸心がローディングレバー６と平行となる
ように位置させるための位置調整作業が余分に必要とな
り、またその位置調整作業を怠れば精度の高いトルク測
定が不可能となる等の不具合が生じる。
Ａと一体に形成し、この頭部９Ｂの内部軸心上に嵌合係
止孔９Ｃを形成することになるが、このような係止孔９
Ｃを形成するための頭部９Ｂの高さＨ１を確保しなけれ
ばならず、このためにアダプタ９の大きさが大きくなっ
てその取扱いに不便を起すのみでなく、上記頭部９Ｂの
高さＨ１が大きいアダプタにあっては、該アダプタ９
を、トルクレンチテスタ１の測定入力軸２とラチエット
付きトルクレンチの角ドライブ軸との間に介在使用する
とき、上記しているように、ラチエット付きトルクレン
チ３の柄部５軸心がローディングレバー６と平行となる
ように位置させるための位置調整作業が余分に必要とな
り、またその位置調整作業を怠れば精度の高いトルク測
定が不可能となる等の不具合が生じる。
【０００８】本発明は、かかる従来の不具合に着目して
なされたもので、一機種のトルクレンチテスタ測定入力
軸の角孔に対して、角ドライブ軸の太さの異なる各種ラ
チエット付きトルクレンチの角ドライブ軸を嵌合係止さ
せることができるアダプタであり、しかも該アダプタ
は、その大きさの大型化を抑止してそのアダプタの取扱
い作業性を高めると共に精度の高い測定を可能ならしめ
ることができる構成をなし、さらには、アダプタとして
の強度を十分に保有させて耐久性にも優れたトルクレン
チテスタ用アダプタの提供を目的とする。
なされたもので、一機種のトルクレンチテスタ測定入力
軸の角孔に対して、角ドライブ軸の太さの異なる各種ラ
チエット付きトルクレンチの角ドライブ軸を嵌合係止さ
せることができるアダプタであり、しかも該アダプタ
は、その大きさの大型化を抑止してそのアダプタの取扱
い作業性を高めると共に精度の高い測定を可能ならしめ
ることができる構成をなし、さらには、アダプタとして
の強度を十分に保有させて耐久性にも優れたトルクレン
チテスタ用アダプタの提供を目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１では、トルクレンチテスタの測定
入力軸に形成されているテスタ角孔内に嵌合係止される
外形と、トルクレンチの角ドライブ軸が嵌合される角孔
を形成しているアダプタであって、該アダプタは、上記
角孔の各対角線上でしかもアダプタの軸線と平行する切
断線で等分割された複数個のアダプタ構成部材の組み合
せにより構成されかつ複数個のアダプタ構成部材が環ば
ねにより結合保持されているトルクレンチテスタ用アダ
プタであることを特徴としている。
に、本発明の請求項１では、トルクレンチテスタの測定
入力軸に形成されているテスタ角孔内に嵌合係止される
外形と、トルクレンチの角ドライブ軸が嵌合される角孔
を形成しているアダプタであって、該アダプタは、上記
角孔の各対角線上でしかもアダプタの軸線と平行する切
断線で等分割された複数個のアダプタ構成部材の組み合
せにより構成されかつ複数個のアダプタ構成部材が環ば
ねにより結合保持されているトルクレンチテスタ用アダ
プタであることを特徴としている。
【００１０】このような構成としたアダプタは、トルク
レンチテスタの測定入力軸の先端面より軸方向へ突出す
る頭部の形成を必要とせず、そのために小型のアダプタ
を構成することができる。またトルクレンチのトルクテ
スト時において、アダプタ及び測定入力軸に作用する測
定荷重は、主として面圧として作用するために、アダプ
タは小型であっても十分なトルク伝達強度を有しその上
十分な耐久性を有するアダプタの提供が可能である。
レンチテスタの測定入力軸の先端面より軸方向へ突出す
る頭部の形成を必要とせず、そのために小型のアダプタ
を構成することができる。またトルクレンチのトルクテ
スト時において、アダプタ及び測定入力軸に作用する測
定荷重は、主として面圧として作用するために、アダプ
タは小型であっても十分なトルク伝達強度を有しその上
十分な耐久性を有するアダプタの提供が可能である。
【００１１】また上記のように、単一形状である複数の
アダプタ構成部材の組み合せでアダプタを構成するもの
であるから、従来のアダプタは鍛造加工で製作していた
のに対し、この発明では精密鋳造（ロストワックス）で
製作することができるので、アダプタの製作経済性が大
幅に向上する。
アダプタ構成部材の組み合せでアダプタを構成するもの
であるから、従来のアダプタは鍛造加工で製作していた
のに対し、この発明では精密鋳造（ロストワックス）で
製作することができるので、アダプタの製作経済性が大
幅に向上する。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下に本発明よりなるアダプタの
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【００１３】図１乃至図９は、本発明の第１の実施の形
態を示すもので、１１は、単一形状である４個のアダプ
タ構成部材１１Ａを周方向に組み合せてなる本発明のア
ダプタであって、各アダプタ構成部材の形状は次の如く
である。即ちアダプタ構成部材１１Ａは、例えば四角筒
体をその対角線に沿って４等分した中の１個であって、
その平面形状は扇形を呈している。
態を示すもので、１１は、単一形状である４個のアダプ
タ構成部材１１Ａを周方向に組み合せてなる本発明のア
ダプタであって、各アダプタ構成部材の形状は次の如く
である。即ちアダプタ構成部材１１Ａは、例えば四角筒
体をその対角線に沿って４等分した中の１個であって、
その平面形状は扇形を呈している。
【００１４】１２は平面が２等辺三角形に形成されてい
る底面部であり、この底面部１２の底辺から直角に起立
する起立壁１３が形成されており、さらにこの起立壁の
上端からは、水平方向外側に向って張り出す平面扇形の
鍔部１４が一体に形成されている。
る底面部であり、この底面部１２の底辺から直角に起立
する起立壁１３が形成されており、さらにこの起立壁の
上端からは、水平方向外側に向って張り出す平面扇形の
鍔部１４が一体に形成されている。
【００１５】上記底面部１２の外側には、図７で示す小
径の環ばね１５を嵌合保持せしめるためのばね環合溝１
６が形成されており、また鍔部１４の外側周面には、図
６で示す大径の環ばね１７を嵌合保持せしめるためのば
ね環合溝１８が形成されている。さらに上記起立壁１３
の外側面には、図９で示すようにトルクレンチテスタに
設けられている測定入力軸２の角孔２Ａにおける各角部
２Ｂに嵌合される平面三角形状の突部１９が形成されて
いる。
径の環ばね１５を嵌合保持せしめるためのばね環合溝１
６が形成されており、また鍔部１４の外側周面には、図
６で示す大径の環ばね１７を嵌合保持せしめるためのば
ね環合溝１８が形成されている。さらに上記起立壁１３
の外側面には、図９で示すようにトルクレンチテスタに
設けられている測定入力軸２の角孔２Ａにおける各角部
２Ｂに嵌合される平面三角形状の突部１９が形成されて
いる。
【００１６】上記形状であるアダプタ構成部材１１Ａは
精密鋳造（ロストワックス）によりその多数個が生産さ
れており、この単一形状であるアダプタ構成部材１１Ａ
の４個を円方向へ組み合せることにより図１及び図２で
示す如きアダプタ１１が組み合せ形成される。さらに４
個のアダプタ構成部材１１Ａにより組み合されたアダプ
タ１１にあっては、それら各アダプタ構成部材１１Ａが
分離しないようにばね環合溝１６と１８のそれぞれに環
ばね１５と１７を嵌合させることで４個のアダプタ構成
部材１１Ａが一体となってアダプタ１１が構成される。
精密鋳造（ロストワックス）によりその多数個が生産さ
れており、この単一形状であるアダプタ構成部材１１Ａ
の４個を円方向へ組み合せることにより図１及び図２で
示す如きアダプタ１１が組み合せ形成される。さらに４
個のアダプタ構成部材１１Ａにより組み合されたアダプ
タ１１にあっては、それら各アダプタ構成部材１１Ａが
分離しないようにばね環合溝１６と１８のそれぞれに環
ばね１５と１７を嵌合させることで４個のアダプタ構成
部材１１Ａが一体となってアダプタ１１が構成される。
【００１７】かくして構成されたアダプタ１１における
角孔２０の内径ｒは、図８、図９で示すようにトルクレ
ンチテスタにおける測定入力軸の角孔２Ａの内径Ｒより
も小さく形成されているので、そのアダプタ１１の角孔
２０の内径ｒに適合する外径の角ドライブ軸を有するト
ルクレンチ（ラチエット付きトルクレンチでも可）のト
ルク値測定を行なうことが可能である。
角孔２０の内径ｒは、図８、図９で示すようにトルクレ
ンチテスタにおける測定入力軸の角孔２Ａの内径Ｒより
も小さく形成されているので、そのアダプタ１１の角孔
２０の内径ｒに適合する外径の角ドライブ軸を有するト
ルクレンチ（ラチエット付きトルクレンチでも可）のト
ルク値測定を行なうことが可能である。
【００１８】このトルクレンチのトルク測定を行なうに
は、先ずは上記構成のアダプタ１１をトルクレンチテス
タにおける測定入力軸２の角孔２Ａ内に嵌合する。この
アダプタ１１の外径（外形）は、測定入力軸２の角孔２
Ａの内径（内形）と適合するように形成されているので
角孔２Ａ内に嵌合されたアダプタ１１は、その角孔２Ａ
内で嵌合される。そこでその角孔２Ａ内に嵌合されたア
ダプタ１１の角孔２０内にトルク測定すべきトルクレン
チの角ドライブ軸を嵌合させ、該トルクレンチをそのね
じ締め方向へ回動させると、そのねじ締トルク伝達は、
トルクレンチの角ドライブ軸を経て各アダプタ構成部材
１１Ａの起立壁１３面及び各アダプタ構成部材１１Ａの
外側突部１９の外面を経てトルクレンチテスタの測定入
力軸２の角孔２Ａ内面に伝達され、これによって測定入
力軸２にはトルクレンチの回動トルクが伝達されてトル
ク値測定がなされる。
は、先ずは上記構成のアダプタ１１をトルクレンチテス
タにおける測定入力軸２の角孔２Ａ内に嵌合する。この
アダプタ１１の外径（外形）は、測定入力軸２の角孔２
Ａの内径（内形）と適合するように形成されているので
角孔２Ａ内に嵌合されたアダプタ１１は、その角孔２Ａ
内で嵌合される。そこでその角孔２Ａ内に嵌合されたア
ダプタ１１の角孔２０内にトルク測定すべきトルクレン
チの角ドライブ軸を嵌合させ、該トルクレンチをそのね
じ締め方向へ回動させると、そのねじ締トルク伝達は、
トルクレンチの角ドライブ軸を経て各アダプタ構成部材
１１Ａの起立壁１３面及び各アダプタ構成部材１１Ａの
外側突部１９の外面を経てトルクレンチテスタの測定入
力軸２の角孔２Ａ内面に伝達され、これによって測定入
力軸２にはトルクレンチの回動トルクが伝達されてトル
ク値測定がなされる。
【００１９】このような構成のアダプタ１１を使用する
ことで、トルクレンチ角ドライブ軸の回動トルクが測定
入力軸角孔の各面で受けることができてトルクの受圧面
積が従来のアダプタによる受圧面積と比して、大幅に拡
げられ、このためにアダプタと測定入力軸相互間での集
中応力が分散されて変形等を生じることなく耐久性にも
優れたアダプタの提供が可能となる。
ことで、トルクレンチ角ドライブ軸の回動トルクが測定
入力軸角孔の各面で受けることができてトルクの受圧面
積が従来のアダプタによる受圧面積と比して、大幅に拡
げられ、このためにアダプタと測定入力軸相互間での集
中応力が分散されて変形等を生じることなく耐久性にも
優れたアダプタの提供が可能となる。
【００２０】
【発明の効果】以上のように本発明のアダプタ構成によ
れば、トルクレンチテスタにおける測定入力軸の角孔内
に嵌合されるアダプタの軸方向寸法（高さ）を、その測
定入力軸の先端面より大幅に突出させることがないよう
に構成することができ、上記実施の形態では、測定入力
軸の先端面より突出する部分が鍔部１４の厚さＨ寸法以
下でよいので、そのアダプタの軸方向寸法を大幅に小型
化することができ、取扱いの容易性及び測定作業の容易
性を高めることができる。
れば、トルクレンチテスタにおける測定入力軸の角孔内
に嵌合されるアダプタの軸方向寸法（高さ）を、その測
定入力軸の先端面より大幅に突出させることがないよう
に構成することができ、上記実施の形態では、測定入力
軸の先端面より突出する部分が鍔部１４の厚さＨ寸法以
下でよいので、そのアダプタの軸方向寸法を大幅に小型
化することができ、取扱いの容易性及び測定作業の容易
性を高めることができる。
【００２１】また発明のアダプタ構成によれば、アダプ
タ構成部材が複数個に分割されているので該アダプタを
使用するトルクレンチのトルクテスト時において各アダ
プタ構成部材に作用する測定荷重は主として面圧として
作用、即ち圧縮応力が主であって、各アダプタ構成部材
相互間での捩れ応力、引張り応力等の作用が生じないた
めに該アダプタは、小型であっても十分なトルク伝達強
度を有し、その上十分な耐久性を有している。
タ構成部材が複数個に分割されているので該アダプタを
使用するトルクレンチのトルクテスト時において各アダ
プタ構成部材に作用する測定荷重は主として面圧として
作用、即ち圧縮応力が主であって、各アダプタ構成部材
相互間での捩れ応力、引張り応力等の作用が生じないた
めに該アダプタは、小型であっても十分なトルク伝達強
度を有し、その上十分な耐久性を有している。
【図１】本発明よりなるアダプタの実施の形態を示した
平面図。
平面図。
【図２】図１におけるII−II線断面図。
【図３】本発明のアダプタを構成するアダプタ構成部材
の斜視図。
の斜視図。
【図４】本発明のアダプタを構成するアダプタ構成部材
の平面図。
の平面図。
【図５】本発明のアダプタを構成するアダプタ構成部材
の正面図。
の正面図。
【図６】本発明のアダプタに使用される環ばねの平面
図。
図。
【図７】本発明のアダプタに使用される環ばねの平面
図。
図。
【図８】図２におけるXIII−XIII線断面図。
【図９】本発明のアダプタを測定入力軸に嵌合した状態
の断面説明図。
の断面説明図。
【図１０】トルクレンチテスタによりラチエット付きト
ルクレンチのトルク値を測定する説明平面図。
ルクレンチのトルク値を測定する説明平面図。
【図１１】従来のアダプタを示した断面説明図。
１１…アダプタ １１Ａ…アダプタ構成部材 １２…底面部 １３…起立壁 １４…鍔部 １５…環ばね １６…ばね環合溝 １７…環ばね １８…ばね環合溝 １９…突部 ２０…角孔
Claims (1)
- 【請求項１】 トルクレンチテスタの測定入力軸に形成
されているテスタ角孔内に嵌合係止される外形と、トル
クレンチの角ドライブ軸が嵌合される角孔を形成してい
るアダプタであって、該アダプタは、上記角孔の各対角
線上でしかもアダプタの軸線と平行する切断線で等分割
された複数個のアダプタ構成部材の組み合せにより構成
されかつ複数個のアダプタ構成部材が環ばねにより結合
保持されていることを特徴とするトルクレンチテスタ用
アダプタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11304041A JP3122089B1 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | トルクレンチテスタ用アダプタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11304041A JP3122089B1 (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | トルクレンチテスタ用アダプタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3122089B1 true JP3122089B1 (ja) | 2001-01-09 |
| JP2001121443A JP2001121443A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17928350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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