JP3121420U - 種芋用分割器 - Google Patents

Abstract

【課題】 種芋の分割作業の労力を軽減することができる種芋用分割器を提供する。
【解決手段】 アングル材で矩形状に組まれた外枠本体１に、３個の円環状内枠体２を並列して、各々の外周を内接して取り付ける。そして、これら３個の円環状内枠体２内に、各々これに内接すると共に、放射状の任意等角に区画形成された切断刃３を設ける。ここでは、その放射角度θ１が１２０度、θ２が９０度、θ３が７２度の少なくとも３種の切断刃３を備える。すなわち、種芋（じゃがいも）５をこれらの切断刃３に下方に向けて押圧することで、三つ割、四つ割、五つ割等に分割できる。
【選択図】 図１

Description

本考案は、種芋用のじゃがいもを適当な大きさに分割切断する際に使用される種芋用分割器に関するものである。

従来、種芋用のじゃがいもを適当な大きさに分割切断する際は、包丁を使用して人手により行われていた。すなわち、種芋の大きさに応じて逐次作業者が判断し、三つ割、四つ割、五つ割等に切断していた。

一方、大型のコンニャ芋を適当な大きさに切断する装置（特許文献１参照。）や野菜類の芯を自動的に抜き取りカットする装置（特許文献２参照。）。また、包丁を使わずに、胡瓜、人参、セロリ等の野菜をスティック状に切断する野菜スティックカッター（特許文献３。）等が提案されている。

特開平７−２３６４５０号公報 実開平５−８０２９２号公報 特開２００２−６６９８５号公報

しかしながら、種芋の分割は、未だに包丁を使用した手作業により行われているのが一般的であり、この作業は多大な労力を要するものであった。本考案は上記のような課題に鑑み、種芋の分割作業の労力を軽減することができる種芋用分割器を提供することを目的とする。

このため本考案の種芋用分割器は、環状枠体に内接すると共に、放射状の任意等角に区画形成された切断刃を有することを第１の特徴とする。また、放射角度が１２０度、９０度、７２度の少なくとも３種の切断刃を有することを第２の特徴とする。

（１）種芋を器具に押圧する作業だけで、迅速且つ正確に所望の割り数に種芋を分割することができる。
（２）種芋の大きさに応じて、三つ割、四つ割、五つ割等に容易に分割できる。

以下、本考案の実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図１は本考案に係る種芋用分割器を示す斜視図、図２は種芋用分割器の平面図、図３は種芋用分割器の側面図、図４は種芋用分割器の使用状態を示す斜視図である。

図１乃至図３に示すように、本考案に係る種芋用分割器は、アングル材で矩形状に組まれた外枠本体１に、３個の円環状内枠体２が並列して、各々の外周が内接して取り付けられている。そして、これら３個の円環状内枠体２内には、各々これに内接すると共に、放射状の任意等角に区画形成された切断刃３を設ける。ここでは、その放射角度θ１が１２０度、θ２が９０度、θ３が７２度の少なくとも３種の切断刃３を備える。すなわち、人手により種芋（じゃがいも）５をこれらの切断刃３に下方に向けて押圧することで、三つ割、四つ割、五つ割等に分割できるようにされている。

外枠本体１の前後両端には、垂下した係止片１ａが設けられ、収納箱４の上縁に固定できるようにされている。また、切断刃３の上端は円環状枠体２の上縁よりも若干（距離ｄ）凹んで設けられており、切断刃３による作業者の怪我を防止するようにされている。

そして、図４に示すように、作業者は、種芋５の大きさに応じて、分割後の種芋片５ａが所望する大きさになるように分割数を決め、選択した任意の切断刃３に種芋を下方に押圧して切断する。切断された種芋片５ａは落下して収容箱４に収容される。

尚、本実施例では、円環状内枠体２内に放射状の切断刃を設けているが、内枠体２は円環状に限定されるものではなく、例えば楕円形や矩形の環状であってもよい。また、切断刃の放射角度及び枚数はとくに制限されない、すなわち、本器具により種芋の分割数が制限されるものではない。

本考案に係る種芋用分割器を示す斜視図である。 種芋用分割器の平面図である。 種芋用分割器の側面図である。 種芋用分割器の使用状態を示す斜視図である。

符号の説明

１ 外枠本体
１ａ 係止片
２ 環状内枠体
３ 切断刃
４ 収容箱
５ 種芋（じゃがいも）
５ａ 種芋片

Claims (2)

1. 環状枠体に内接すると共に、放射状の任意等角に区画形成された切断刃を有することを特徴とする種芋用分割器。
2. 放射角度が１２０度、９０度、７２度の少なくとも３種の切断刃を有することを特徴とする請求項１記載の種芋用分割器。

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