JP3121363B2 - 分電システム - Google Patents

分電システム

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JP3121363B2
JP3121363B2 JP03021300A JP2130091A JP3121363B2 JP 3121363 B2 JP3121363 B2 JP 3121363B2 JP 03021300 A JP03021300 A JP 03021300A JP 2130091 A JP2130091 A JP 2130091A JP 3121363 B2 JP3121363 B2 JP 3121363B2
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辰雄 小川
亨 花原
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/50Arrangements for eliminating or reducing asymmetry in polyphase networks

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  • Distribution Board (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幹線から分岐され夫々
分岐用遮断器が挿入された複数の分岐回路に複数のコン
セントが接続された分電システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の分電システムとしての一例を図5
に示す。この図5はビル内分電システムを示すもので、
機械室Eに設置された分電盤F内に、図6に示すよう
に、幹線に挿入された主幹用遮断器1と、幹線から分岐
された分岐回路に夫々挿入された複数の分岐用遮断器2
とを装備し、各区画A〜Dに設置された複数のコンセン
ト3を分岐回路に接続し、負荷機器Lに各コンセント3
を通して給電するようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の分電
システムにおいて、1つの分岐用遮断器2を介して複数
のコンセント31 〜34 を分岐回路に接続し、負荷機器
1 〜L3 を各コンセント31 〜33 に接続した場合の
負荷電流のトータル電流は分岐用遮断器2の定格電流以
下であるものとし、空きコンセント34 に負荷機器L4
を接続すると、上記定格電流を越え、分岐用遮断器2が
動作して分岐回路を遮断することになり、すべての負荷
機器L1 〜L4 を常設する必要がある場合においては、
次のようにして対応していた。分電盤Fに破線で示すよ
うに分岐用遮断器2を新たに増設し、例えば図6中の×
印で示す部分を切断し、コンセント33 ,34 を増設し
た分岐用遮断器2を介して分岐回路に接続していた。
【0004】しかしながら、このようにした場合には、
配線工事を必要とし、しかも配線工事が完了するまで負
荷機器Lを使用できないという問題があった。ところ
で、このように1つの分岐回路が容量を越えて使用され
たとしても、一般的にはすべての分岐回路を容量一杯に
使用している場合は少ない。つまりは、負荷機器Lのレ
イアウトによって、1つの分岐回路に集中して負荷機器
Lが接続され、全体的な容量に余裕があるにもかかわ
ず、上述のような配線工事を必要とするという問題があ
った。また、例えば単相3線式の幹線である場合に、図
7に示すように、幹線のR−N相とS−N相から夫々複
数の分岐回路を分岐し、夫々の分岐回路に接続されたコ
ンセント3に図7中に示す消費電流の負荷機器Lを接続
した場合、R−N相間電流とS−N相間電流とがかなり
非対称となり、相間のバランスがくずれた状態になると
いう問題があった。なお、図7中の分岐用遮断器2のと
ころに付した電流値が各分岐回路のトータル電流を示
し、R−N相間電流は18A,S−N相間電流は38A
となっている。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、配線工事を行うことな
く、1つの分岐回路だけの負荷電流が大きくなることを
防止できる分電システムを提供することにある。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】 求項の発明では、幹
線から分岐され夫々分岐用遮断器が挿入された複数の分
岐回路の夫々に流れるトータル電流を検出する第1の電
流検出手段と、負荷機器が接続された複数のコンセント
に供給される電流を夫々検出する第2の電流検出手段
と、コンセントを任意の分岐回路に接続可能な切換手段
、分岐回路に許容される電流値を設定する電流値設定
手段と、上記第1及び第2の電流検出手段の出力に応じ
て電流値が電流値設定手段による設定電流値よりも多い
分岐回路に接続された適宜コンセントを電流値の少ない
分岐回路に接続するように上記切換手段を制御し接続が
完了した後さらに上記適宜コンセントを電流値が多い分
岐回路から切り離すように切換手段を制御する切換制御
手段とを備えている。
【0008】
【0009】
【作用】 求項の発明では、分岐回路に流れるトータ
ル電流とコンセントに供給される電流と分岐回路に許容
される電流値とを切換制御手段が認識し、この切換制御
手段により電流値が電流値設定手段による設定電流値よ
りも多い分岐回路に接続された適宜コンセントを電流値
の少ない分岐回路に接続するように切換手段を制御し
、接続が完了した後さらに上記適宜コンセントを電流
値が多い分岐回路から切り離すように切換手段を制御す
るので、コンセントへの電源供給状態が一時的にも遮断
されることがなく、設定電流値を適宜値に設定しておく
ことにより、自動的に各分岐回路に流れる電流を均等化
することができ、配線工事を行うことなく、いずれかの
分岐回路だけに大きな電流が流れることを防止するよう
にしたものである。
【0010】
【実施例】まず、本実施例の参考例を説明して、その後
に、本実施例を説明する。 (参考例) 本参考例 の分電システムを図1に示す。本参考例の分電
システムでは、単相3線式の幹線に主幹用遮断器1を挿
入し、幹線のR−N相及びS−N相から分岐された複数
の分岐回路に夫々分岐用遮断器2を挿入してある。そし
て、分岐用遮断器2とコンセント3との間に、分岐回路
に流れる電流を検出する電流検出手段、及びこの電流検
出手段による検出電流値を表示する表示手段を構成する
電流検出表示装置4と、分岐回路の電流供給状況に応じ
てコンセント3を任意の分岐回路に接続可能とする接続
装置5とを設けてある。ここで、接続装置5のコンセン
ト3側のターミナル5aは、各コンセント3毎に端子を
設けてあり、電流検出表示装置4側のターミナル5bは
各分岐回路毎に個別に設け、夫々のターミナル5bに複
数の端子を設けてある。但し、ターミナル5aでは、負
荷機器の消費電流によっては複数のコンセント3に1つ
の端子を設けるようにしてもよいが、1つの端子に接続
されるコンセント3の数は極力少なくまとめることが望
ましい。
【0011】いま、図1中に示す消費電流の負荷機器が
各コンセント3に接続された場合について説明する。こ
の場合にはトータルの負荷電流は56Aとなり、幹線を
6つの分岐回路に分岐してあるので、各分岐回路当たり
約10Aの負荷電流が流れるようにすると、各分岐回路
に流れる負荷電流を均等化できる。そこで、例えば分岐
用遮断器21 が挿入された分岐回路にコンセント31
3 を接続し、分岐用遮断器22 の分岐回路にコンセン
ト37 ,38 ,313を、分岐用遮断器23 の分岐回路に
コンセント34 ,314、分岐用遮断器24 の分岐回路に
コンセント39 ,310、分岐用遮断器25 の分岐回路に
コンセント35 ,36 、分岐用遮断器2 6 の分岐回路に
コンセント312,316、418、413を接続すると、各分
岐回路に流れる負荷電流のトータルは、9A,10A,
10A,10A,8A,10Aとなり、各分岐回路に均
等に負荷電流を流すことができる。なお、コンセント3
11,315,317は使用していない。上述の場合における
相間電流についてみると、R−N相間に流れる負荷電流
のトータルは27A、S−N相間に流れる負荷電流のト
ータルは29Aとなり、相間電流に対してもバランスが
とれた設定管理が可能となる。
【0012】このように本参考例では、各分岐回路に流
れる負荷電流は各分岐回路毎に設けた電流検出表示装置
1〜46で判断できるので、これらの電流検出表示装置
1〜46に表示された電流値がバランスのとれたものと
なるように、負荷機器をいずれの分岐回路に接続するか
を選択すればよい。このようにすれば、各分岐回路や各
相間に流れる負荷電流をバランスさせ、特に大きな負荷
電流が流れる回路部を無くすことができ、このため電圧
降下等によるトラブルを防止できる。しかも、接続装置
5を分電盤F内または独立した個所に設けておけば、従
来のように幹線をさらに分岐して分岐用遮断器2を増設
し、その分岐用遮断器2にコンセント3を配線するとい
った配線工事を必要とせず、レイアウトなどの変更に容
易に対応できる。
【0013】上記接続装置5の具体例を図2に示す。こ
の接続装置5では、両端に接続ピンを備えるコード5c
を用いて、適宜ターミナル5a,5bに設けたピンジャ
ック間を連結するようにしたものである。なお、この図
2の場合には電流検出表示装置4として電流計を用いて
ある。但し、接続装置5は、ピンジャック方式の他に、
ロータリスイッチやマトリックス状に配置したスイッチ
等のスイッチを用いて構成したもの、速結端子やねじ締
め端子等の端子で電線によりターミナル5a,5b間の
接続を行うものなどでもよいことは言うまでもない。
【0014】(実施例) 図3及び図4に本発明の実施例を示す。本実施例の場合
には各分岐回路を任意のコンセント3に切換的に接続可
能な切換装置6を分岐用遮断器2とコンセント3との間
に設けると共に、各分岐回路に流れるトータル電流及び
各コンセント3に供給される電流を夫々検出し、いずれ
かの分岐回路に流れる電流が所定電流値を越えた場合
に、その分岐回路に接続された適宜コンセント3を電流
値の少ない分岐回路に接続するように上記切換装置6を
制御する切換制御装置7を設けてある。
【0015】本実施例の場合には、上記切換装置6とし
て制御接点rをマトリックス状に接続したクロスバー方
式のものを用いてある。そして、切換制御装置7は、各
分岐回路に流れるトータル電流及び各コンセント3に供
給される電流を夫々検出する電流トランスCTと、各分
岐回路に流れるトータル電流を電流トランスCTの出力
から時分割でサイクリックに読み込んで出力するマルチ
プレクサ8と、各コンセント3に供給される電流を電流
トランスCTの出力から時分割でサイクリックに読み込
んで出力するマルチプレクサ9と、夫々のマルチプレク
サ8,9で検出された電流値をディジタル値に変換する
A/D変換回路10,11と、分岐回路に許容される電
流値(分岐回路に流す電流の上限値)を設定する電流設
定手段たるディップスイッチ12と、上記切換装置6の
接点の切換用の制御信号を出力する接点制御回路14
と、分岐回路に流れる電流、コンセント3に供給される
電流、及びディップスイッチ12で設定された電流
(設定電流値)に応じた演算処理を行い、接点制御回路
14の動作制御を行うCPUからなる演算処理回路13
とで構成してある。
【0016】以下、本実施例の動作を説明する。演算処
理回路13は、分岐回路に流れる電流の認識、分岐回路
に流れる電流が上記ディップスイッチ12で設定された
電流値を越えるかどうかの判別、コンセント3に供給さ
れる電流の認識を行っている。いま、いずれの分岐回路
に流れる電流値がディップスイッチ12で設定された電
流値を越えた場合に、演算処理回路13ではその分岐回
路に流れる電流を適当な電流値に引き下げるに必要な適
宜コンセント3を選択し、そのコンセント3を電流値の
少ない分岐回路に接続するように接点制御回路14を制
御する。なお、上記切換装置6の接点切換は、まず電流
値の少ない分岐回路に適宜コンセント3を接続し、その
接続が完了した後に上記コンセント3を電流値が多い分
岐回路から切り離し、コンセント3への電源供給状態が
一時的にも遮断されることがないようにしてある。ま
た、上記ディップスイッチ12に設定された電流値は分
岐用遮断器2が遮断動作を行う場合の電流値よりも小さ
く、且つ上記接点切換を行える電流値に設定してあり、
この設定値を適宜値に設定しておくと、切換制御装置7
が上記分岐電流に流れる電流を均等化することができ
る。さらに、演算処理回路13で相間電流の均等化を図
るように動作させることもできる。
【0017】
【0018】
【発明の効果】求項の発明では、幹線から分岐され
夫々分岐用遮断器が挿入された複数の分岐回路の夫々に
流れるトータル電流を検出する第1の電流検出手段と、
負荷機器が接続された複数のコンセントに供給される電
流を夫々検出する第2の電流検出手段と、コンセントを
任意の分岐回路に接続可能な切換手段と、分岐回路に許
容される電流値を設定する電流値設定手段と、上記第1
及び第2の電流検出手段の出力に応じて電流値が電流値
設定手段による設定電流値よりも多い分岐回路に接続さ
れた適宜コンセントを電流値の少ない分岐回路に接続す
るように上記切換手段を制御し接続が完了した後さらに
上記適宜コンセントを電流値が多い分岐回路から切り離
すように切換手段を制御する切換制御手段とを備えてい
るので、分岐回路に流れるトータル電流とコンセントに
供給される電流と分岐回路に許容される電流値とを切換
制御手段が認識し、この切換制御手段により電流値が電
流値設定手段による設定電流値よりも多い分岐回路に接
続された適宜コンセントを電流値の少ない分岐回路に接
続するように切換手段を制御して、接続が完了した後さ
らに上記適宜コンセントを電流値が多い分岐回路から切
り離すように切換手段を制御するので、コンセントへの
電源供給状態が一時的にも遮断されることがなく、設定
電流値を適宜値に設定しておくことにより、自動的に各
分岐回路に流れる電流を均等化することができ、このた
め配線工事を行うことなく、いずれかの分岐回路だけに
大きな電流が流れることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例の構成図である。
【図2】本発明の参考例の具体的な構成図である。
【図3】本発明の実施例の構成図である。
【図4】同上の切換制御装置の具体構成図である。
【図5】従来例の分電システムの説明図である。
【図6】同上の問題点の説明図である。
【図7】同上の他の問題点の説明図である。
【符号の説明】
2 分岐用遮断器 3 コンセント 4 電流検出表示装置 5 接続装置 6 切換装置 7 切換制御装置 CT 電流トランス L 負荷機器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−311809(JP,A) 特開 昭63−242129(JP,A) 特開 平2−41611(JP,A) 特開 昭55−86335(JP,A) 特開 平3−265430(JP,A) 特開 昭48−88458(JP,A) 特開 平2−273034(JP,A) 実開 昭63−138837(JP,U) 特公 昭44−13329(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 3/00 H02J 3/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幹線から分岐され夫々分岐用遮断器が挿
    入された複数の分岐回路の夫々に流れるトータル電流を
    検出する第1の電流検出手段と、負荷機器が接続された
    複数のコンセントに供給される電流を夫々検出する第2
    の電流検出手段と、コンセントを任意の分岐回路に接続
    可能な切換手段と、分岐回路に許容される電流値を設定
    する電流値設定手段と、上記第1及び第2の電流検出手
    段の出力に応じて電流値が電流値設定手段による設定電
    流値よりも多い分岐回路に接続された適宜コンセントを
    電流値の少ない分岐回路に接続するように上記切換手段
    を制御し接続が完了した後さらに上記適宜コンセントを
    電流値が多い分岐回路から切り離すように切換手段を制
    御する切換制御手段とを備えて成ることを特徴とする分
    電システム
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JP5247850B2 (ja) * 2011-04-18 2013-07-24 三菱電機株式会社 電力制御システム
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