JP3121071U - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 個人情報などを取り扱う表示装置において、利用者の目以外の方角から情報が読みとられないように、特定の方角に対して目隠しの機能を持たせることが課題である。
【解決手段】本考案の表示装置は特定の方角に対して目隠しができる遮光板を表示ユニットの前面に配置して対処するもので、遮光板には全反射を応用した無数のプリズムを使って可視範囲と不可視範囲に分割することを特徴とした表示装置で、現金自動支払機や携帯電話、信号機などに広く応用できる。
【選択図】図1
【解決手段】本考案の表示装置は特定の方角に対して目隠しができる遮光板を表示ユニットの前面に配置して対処するもので、遮光板には全反射を応用した無数のプリズムを使って可視範囲と不可視範囲に分割することを特徴とした表示装置で、現金自動支払機や携帯電話、信号機などに広く応用できる。
【選択図】図1
Description
本考案は、液晶パネルなどを使った表示装置の改良に関するものである。
例えば、実用されている一般的な現金自動支払機は、テーブル表面に上向きに設置された表示装置の画面表示に従って画面上に配置されたタッチパネルに触れて金銭の出し入れなどを行うように構成されている。しかし、これらの表示装置は一般に周囲からも読みとれるため、個人情報を取り扱う表示装置としては覗き見や盗み撮りをされる不都合な欠点であった。このため周囲から画面の情報が覗き見されないように表示装置の左右に衝立を設けるなどの対策が施されているが、画面の上方から隠しカメラで盗み撮りされるなどの不都合があった。
また、太陽の直射光から防眩したり、特定の方角に対して目隠しをする方法としてブラインドや格子が広く実用されているが、2枚のプリズムシートを噛み合わせ、全反射を使って遮光する方法や、透明板の表裏にストライプを印刷して光の屈折を利用して遮光する方法なども提案されている。
特開2004−004734
特願2005−109285
また、太陽の直射光から防眩したり、特定の方角に対して目隠しをする方法としてブラインドや格子が広く実用されているが、2枚のプリズムシートを噛み合わせ、全反射を使って遮光する方法や、透明板の表裏にストライプを印刷して光の屈折を利用して遮光する方法なども提案されている。
本考案はこの点に鑑み、利用者の視線以外の方角には読みとりができないように可視範囲と不可視範囲に分割する遮光板を表示ユニットの画面とタッチパネルの間に挟み込むことで、表示装置手前の利用者からは普通に画面が読みとれて、真上や前方の壁面からは読みとることができない表示装置を提供することにある。
個人情報などを取り扱う表示装置において、利用者の目以外の方角に情報が読みとられないように、可視範囲と不可視範囲に分割する機能を持たせて、特定の方角に対して目隠しできるようにすることが課題である。
本考案の表示装置は特定の方角に対して目隠しができる遮光板を表示画面の前面に配置して対処するもので、遮光板には無数に並べたプリズムの全反射を応用するものである。
利用者の目以外の方角から情報が読みとれないように目隠しできるので個人情報を取り扱う表示装置としての安全性を高めることができる。
実用されている一般的な現金自動支払機は、テーブル表面に上向きに設置された表示画面の指示に従って画面上のタッチパネルに触れて金銭の出し入れなどを行うように構成されている。周囲の人から画面の内容が覗き見されないように左右には衝立が設けられているが、画面の上方からは隠しカメラで情報をを盗み撮りすることもできる。本考案の表示装置は目隠し用の遮光板を表示ユニットの画面とタッチパネルの間に挟み込むことで、手前の利用者からは普通に画面を読みとったり入力したりできるが、画面の真上や前方の壁面からは画面を読みとることができないようにするものである。
図1は本考案による表示装置の一例でその断面を示している。1は表示装置全体を示し、液晶パネルなどを使った表示ユニット2と、利用者が入力するための透明なタッチパネル3、並びにその中間に遮光板4を重ね合わせた構成にある。また、遮光板4は同じ向きに揃えた無数の三角形プリズム4a(efg)の底辺efを並列に連続させてプリズムシートのように形成したもので、各プリズム4aの底角eと底角fを90度以下に形成するとともに、残り2辺のうち、同じ側の1辺fgは透視することのできない不透明辺6として、残りの1辺egは透視できる透明辺5として構成されている。4bは各プリズム4aを底辺efで相互につなぐためにプリズムと一体に形成された連結板である。
図2および図3は遮光板4のプリズム4aを示している。なお、遮光板4に入射する光線の方角を表すために、時計の文字盤と同様に真上から右回りに360度の角度で表示し、例えば右斜め上方20度から入射する光線をh20と表記している。入射光線の方角は画面を見る利用者の視線の方角にも相当するので、一般的な表示装置における可視範囲は0度〜90度と、270度〜360度の範囲であると表現することもできる。従って本考案の表示装置において、天井や前方の壁面に対して目隠しをするためには、例えば20度〜80度程度の範囲を可視範囲とし、それ以外を不可視範囲とするように機能させる必要がある。
図面において右側から利用者が画面を見るものとして本考案の動作を説明すると、h20やh60の光線は遮光板4に入射すると所定の角度で屈折してプリズム4aを透過して表示ユニット2の画面に到達することになるから、同じ光線経路を逆にたどって画面の情報が利用者に見えることになる。一方、光線h300やh340などの逆方向からの光線はプリズムの透明辺5で全反射して不透明辺6に到達するが、不透明辺6が光線を遮断するために吸収されたり散乱して消滅する。このため逆の経路でも同様に光線が遮断されて表示画面の情報を見ることはできないことになる。
全反射で遮りたい光線の範囲を調整するにはプリズムの透明辺5の角度を選択すればよい。一般的な透明プラスチックの屈折率はほぼ1.5程度であるから、図2で示すように真上からの光線h0を全反射させるには底角eを48度以上に設定すればよいことになる。さらに利用者の側へ傾斜した上方からも目隠ししたい場合は、その分に応じて底角eを拡大すればよい。一方、底角fについては、角度を少なく設定すると、図2における光線h10aのように不透明辺6に遮られて消滅することになり、それだけ画面が見えにくくなるから90度近くに設定することで消滅を最小限に留めることができる。しかし、反面でプリズムの透明辺5を透過した後の一部の光線が不透明辺6の裏側に当たって消滅することにもなるから、底角fは利用者の視点を考慮に入れて90度以下の角度に設定する方が実用的である。このことは遮光板を成型する際のアンダーカットがなくなる点でも好都合となる。
なお、入射光線は遮光板4を透過してプリズムを出る際に個々のプリズム4aにおいて入射光線の方角よりも幾分集光される。逆に表示画面の情報は遮光板の上面から利用者の目に入る際には幾分プリズムの並び方向に拡大されて映ることになるが、画面の文字などの細かさに比べてより細分された無数のプリズムで形成することで支障なく実用できる。また、情報を選択したり入力するためのタッチパネル3は遮光板4の上に設けることで利用者は従来と同様に表示装置を操作することができるが、例えば、画像認識方式などタッチパネルの方式によってはタッチパネルの上に遮光板を配置しても支障なく入力操作ができる場合もある。
プリズムの不透明辺6を不透明にするには、製品の金型に梨地処理でその部分だけをすりガラス状に荒らせばよいが、遮光板の成型後に塗装や印刷あるいは金属薄膜を蒸着するなどの方法で不透明膜を形成してもよい。
前述の2枚のプリズムシートを噛み合わせて特定な方角を全反射で遮光する方法は、ガラス窓のように屋内外が透視でき、しかも直射光を遮光したい場合のように、離れた物体に対して遮光する場合には適当であるが、2枚のプリズムシートを重ねることになるため、液晶パネルのように表示ユニットに接して設けられる表示装置では、透視画面の鮮明度が低下することや、構造に精度を要するため高価になるなどの欠点が考えられる。しかし、本考案の表示装置は1枚の遮光板であるため、表面反射による損失も少なく、画面の明るさを低下させる恐れが少ないうえ、組み合わせる必要がないため個々のプリズムをより小型化でき、その結果、表示画面の微細な文字なども読みとりやすくできるなどの特徴を有するものである。
図4は遮光板を2枚重ねて表示画面の真正面からだけ情報を見ることができるようにした本考案による表示装置の別の応用例を示している。例えば、図3における遮光板で全反射する光線の範囲を270度以上340度までに設定すると、340度から360度(図2において真上から20度左上方)と、0度から90度(右水平方向)の光線を透過する遮光板ができるが、この遮光板を図4の如く逆向きに2枚重ねると、両方の遮光板の可視範囲が重なる範囲、つまり真上から左右に20度、合計40度の範囲だけが可視範囲の遮光板となり、これを組み合わせた表示装置は真正面からだけ見ることができることになる。
以上のごとく本考案の表示装置は表示ユニットの画面の上に目隠し用の遮光板を配置した構成であるため、利用者からは表示装置の手前から普通に画面の情報を読みとったり入力したりできるが、画面の真上や正面の壁部分からは画面を読みとることができないため、覗き見されたり壁面から盗み撮りされることを防止できるものである。
本考案の表示装置は現金自動支払機や携帯電話、パソコンなど個人情報を取扱う表示装置のほか、信号機や案内板、標識など必要な方角に限って表示したり案内をする各種の表示装置に応用できるものである。
1 表示装置
2 表示ユニット
3 タッチパネル
4 遮光板
4a プリズム
4b 連結板
5 透明辺eg
6 不透明辺fg
2 表示ユニット
3 タッチパネル
4 遮光板
4a プリズム
4b 連結板
5 透明辺eg
6 不透明辺fg
Claims (1)
- 同じ向きに揃えた無数のプリズムの底辺を並列に連続させて形成した遮光板の各プリズムの底角を90度以下に形成するとともに、各プリズムの残りの2辺のうち同じ側の1辺を不透明に形成した遮光板を表示ユニットの前面に配置したことを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006000502U JP3121071U (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006000502U JP3121071U (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3121071U true JP3121071U (ja) | 2006-04-27 |
Family
ID=43471204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006000502U Expired - Fee Related JP3121071U (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3121071U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009258242A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-05 | Toyobo Co Ltd | 表示画面用光学フィルター |
CN112965228A (zh) * | 2021-03-19 | 2021-06-15 | 重庆京东方显示照明有限公司 | 一种防窥膜、显示面板及显示装置 |
-
2006
- 2006-01-30 JP JP2006000502U patent/JP3121071U/ja not_active Expired - Fee Related
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