JP3120916U - 水質改善システム - Google Patents

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久美 宮田
正修 江口
直博 高畠
和夫 佐藤
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山九株式会社
北栄建設株式会社
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Abstract

【課題】 貝殻を用いた水質改善システムにおいて、貝殻の搬送を効果的に行い、システム全体を以って使用性の高い水質改善システムを提供する。
【解決手段】 貝殻を受け入れる受入部10と、受入部10に充填された前記貝殻を負圧を利用して吸い込む吸込部11と、吸込部11に吸い込まれた前記貝殻を貯蔵する貯蔵部16と、スラリー送給用の流路管の一部と連通したケーシング内にインペラを内蔵する送給装置100とを有し、貯蔵部16から送給装置100に前記貝殻を供給し、前記インペラを作動することで水と前記供給された貝殻とを攪拌して、スラリー状として貯水池24へ送給する。
【選択図】図1

Description

本考案は、貝殻を用いて水の酸性度を中和して、pH値を高めるようにした水質改善システムに関する。
水道水の原水として、地下水や川から汲み上げた水等が使用されている。原水から水道水として供給される浄水処理の過程においては、ろ過、消毒等の複数の処理が行われており、最近では、通常の浄水処理過程にオゾン処理と生物活性炭吸着処理を加えた高度浄水処理施設を導入する浄水場もある。この高度浄水処理施設によれば、効果的な水質改善が可能であり、特にカビ臭を抑え、より安全でおいしい水を提供することが可能である。
また、この種の水質改善に関する技術として、粉砕した天然のかきの貝殻(シェルビーズ)を利用した浄化処理方法が特許文献1に開示されている。この方法は、かきの貝殻に含まれる炭酸カルシウムの成分を利用し、酸性の成分を含む原水にシェルビーズを浸すことで中和させる技術である。この技術によれば、特にpH値の改善に効果的であり、原水のpH値を高めることで水道施設の劣化を防ぎ、安全な水の確保が可能となる。
特公昭55−49553号公報
本考案は、上記の貝殻を用いた水質改善システムにおいて、貝殻の搬送を効果的に行い、システム全体を以って使用性の高い水質改善システムを提供することを目的とする。
本考案の水質改善システムは、貯水池に貯留された貯水の水質を改善する水質改善システムであって、貝殻搬送部において、貝殻と水とを攪拌してスラリー状とし、これを前記貯水池へ送給する送給装置を備え、添加された貝殻成分によって、前記貯水の酸性度を中和して、pH値を高めるようにしたことを特徴とする。
また、前記送給装置は、スラリー送給用の流路管の一部と連通したケーシング内にインペラを内蔵し、前記インペラの作動により、それぞれ供給された前記貝殻と前記水を攪拌することを特徴とする。
また、前記貝殻搬送部に、前記貝殻を受け入れる受入部と、前記受入部に充填された前記貝殻を負圧を利用して吸い込む吸込部と、前記吸込部に吸い込まれた前記貝殻を貯蔵する貯蔵部とを備え、前記貯蔵部から前記送給装置に前記貝殻を供給することを特徴とする。
また、前記貝殻は粉砕された所定サイズのかきの貝殻であることを特徴とする。
また、本考案の貝殻搬送システムは、貝殻を受け入れる受入部と、前記受入部に充填された前記貝殻を負圧を利用して吸い込む吸込部と、前記吸込部に吸い込まれた前記貝殻を貯蔵する貯蔵部と、前記貝殻と水とを攪拌してスラリー状とし、送給する送給装置とを備えた貝殻搬送システムであって、前記貯蔵部は、前記送給装置に前記貝殻を供給し、前記送給装置は、スラリー送給用の流路管の一部と連通したケーシング内にインペラを内蔵し、前記インペラの作動により、それぞれ供給された前記貝殻と前記水を攪拌することを特徴とする。
本考案の水質改善システムによれば、水質改善効果を効率良く貯水池に搬送することが可能であり、使用性の高い水質改善システムを提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、図面を基に本考案の水質改善システムの第1の実施の形態について説明する。図1は、水質改善システム1の基本構成を示す図である。
図1において、10は粉砕されたかきの貝殻(以下、シェルビーズと称す)が充填される受入ホッパである。本実施の形態で用いられるシェルビーズは、好適には1〜5mm角程度の麟片状の所定サイズに粉砕処理されたものを使用し、粉砕処理後にフレコンバッグ等に包まれて、ホイスト等を介して受入ホッパ10に充填される。
11は吸込ホッパであり、受入ホッパ10と吸込ホッパ11とは配管12を介し連通している。また、13はブロワであり、吸込ホッパ11と配管14を介し連通している。このブロワ13を作動させることで、吸込ホッパ11内に負圧を発生させ、受入ホッパ10のシェルビーズが配管12を通り吸込ホッパ11まで吸引される。ブロワ13は本実施の形態では2台配設され、いずれか1台は予備として設けられる。
吸込ホッパ11に吸引されたシェルビーズは、ダブルフラップバルブ15を介し貯蔵ホッパ16に貯蔵される。ダブルフラップバルブ15は、上下2段に2つのダンパを有し、吸込ホッパ11内のシェルビーズをダンパの切替によって所定量毎に定量して貯蔵ホッパ16に貯蔵するように構成される。また、このようにダンパの2段構造とすることで、ブロワ13による負圧の影響が貯蔵ホッパ16内に及ばないように構成されている。また、貯蔵ホッパ16は受入ホッパ10に対して大容量であり、複数回のシェルビーズの受入、吸込、貯蔵作業を繰り返すことで貯蔵ホッパ16が充填される。
貯蔵ホッパ16にシェルビーズが充填されると、貯蔵ホッパ16の下部に設けられた2方向切替ダンパ17のいずれかを開放してロータリーバルブ18を作動させることで一定量ずつ定量され、送給装置100にシェルビーズが供給される。また、本実施の形態において送給装置100は2台配設されており、いずれか1台は予備として設けられる。予備の送給装置100を使用する際は、2方向切替ダンパ17を切り替えてシェルビーズを供給する。
また、送給装置100には貯水槽19からポンプ等で汲み上げられた水が配管20を通って流入する。配管20は送給装置100までの流入過程において、2方向に分岐し、それぞれの送給装置100において、主管21を流れる水が後述するケーシング102側に流入され、補助管22を流れる水が後述するホッパ101に流入される。また、流入過程においては複数のバルブ、流量計が配設され所定の量の水が流入されるように制御される。
ここで、図2に送給装置100の詳細説明図を示す。送給装置100はその上部に貯蔵ホッパ16のシェルビーズを受け入れるホッパ101を有する。また、ホッパ101は前述したように補助管22からの補助管水が流入されるように構成される(図2(a)、矢印)。
さらに、送給装置100は、ホッパ101の下部と連通したケーシング102を有し、ケーシング102内にシェルビーズが供給されるように構成される。ケーシング102は、回転自在に軸支されたインペラ103を内蔵しており、さらに、貯水槽19と貯水池24とを結ぶ水の流路管の一部を形成する流路管部102aと連通して一体形成されている(図2(b))。
インペラ103をモータ等で駆動することで、流路管部102aの一方(配管21側)から他方(配管23側)へ流れる水の中に、ホッパ101を通って供給されたシェルビーズと補助管水とをケーシング102内において攪拌して、スラリー状としたシェルビーズを吐出する。吐出されたシェルビーズは配管23を通って、貯水池24へと搬送され、所望の量が充填されるまで本システムを作動させる。
なお、補助管22からホッパ101に水を流入することで、ホッパ101の出口付近にシェルビーズが固着すること(例えばブリッジ等)を防ぐと共に、シェルビーズがスラリー状となるため、流路管部102a側へ吐出されやすくなる。
以上のように送給装置100を用いて、シェルビーズと水との攪拌を行い、スラリー状として送給するため、効率良くシェルビーズを搬送することができる。さらに、貯水池24の貯水は、シェルビーズの炭酸カルシウムの成分によって、水の酸性度が中和され、pH値が高められ、理想的には弱アルカリ性の安全でおいしい水を提供することが可能となる。
(第2の実施の形態)
次に、本考案の第2の実施の形態に係る水質改善システム2を図3を用いて説明する。なお、第1の実施の形態に係る水質改善システム1との共通部分に関しては同符号を用い、説明を省く。
本実施の形態の水質改善システム2は、図3に示すように、吸込ホッパ11以下の基本構成は第1の実施の形態のものと同様であるが、吸込みホッパ11以下のシステムを2機並列して備えた構成となっている。また、それに対し、受入ホッパ10は1台のままであり、受入ホッパ10と吸込ホッパ11とを連通する配管12が分岐している構成となっている。
配管12は2方向切替バルブ25によってシェルビーズを分岐させることができ、いずれかの吸込ホッパ11にシェルビーズを導くかを選択的に切り替えることができる。また、吸込み時に負圧を発生させるブロワ13も1台のままであり、ブロワ13から設けられた配管26を分岐させ、それぞれの吸込ホッパ11と連通させている。本第2の実施の形態による水質改善システム2は、大規模な施設に適用する際に好適である。
本考案の第1の実施の形態に係る水質改善システムの構成を示す図である。 本考案の実施の形態に係る水質改善システムの要部を示す図である。 本考案の第2の実施の形態に係る水質改善システムの構成を示す図である。
符号の説明
1 水質改善システム
2 水質改善システム
10 受入ホッパ
11 吸込ホッパ
12 配管
13 ブロワ
14 配管
16 貯蔵ホッパ
19 貯水槽
20 配管
23 配管
24 貯水池
100 送給装置
101 ホッパ
102 ケーシング
102a 流路管部
103 インペラ

Claims (5)

  1. 貯水池に貯留された貯水の水質を改善する水質改善システムであって、
    貝殻搬送部において、貝殻と水とを攪拌してスラリー状とし、これを前記貯水池へ送給する送給装置を備え、
    添加された貝殻成分によって、前記貯水の酸性度を中和して、pH値を高めるようにしたことを特徴とする水質改善システム。
  2. 前記送給装置は、スラリー送給用の流路管の一部と連通したケーシング内にインペラを内蔵し、前記インペラの作動により、それぞれ供給された前記貝殻と前記水を攪拌することを特徴とする請求項1に記載の水質改善システム。
  3. 前記貝殻搬送部に、前記貝殻を受け入れる受入部と、前記受入部に充填された前記貝殻を負圧を利用して吸い込む吸込部と、前記吸込部に吸い込まれた前記貝殻を貯蔵する貯蔵部とを備え、前記貯蔵部から前記送給装置に前記貝殻を供給することを特徴とする請求項1又は2に記載の水質改善システム。
  4. 前記貝殻は粉砕された所定サイズのかきの貝殻であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の水質改善システム。
  5. 貝殻を受け入れる受入部と、
    前記受入部に充填された前記貝殻を負圧を利用して吸い込む吸込部と、
    前記吸込部に吸い込まれた前記貝殻を貯蔵する貯蔵部と、
    前記貝殻と水とを攪拌してスラリー状とし、送給する送給装置とを備えた貝殻搬送システムであって、
    前記貯蔵部は、前記送給装置に前記貝殻を供給し、
    前記送給装置は、スラリー送給用の流路管の一部と連通したケーシング内にインペラを内蔵し、前記インペラの作動により、それぞれ供給された前記貝殻と前記水を攪拌することを特徴とする貝殻搬送システム。
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