JP3120453U - 静電防止吸着シート - Google Patents

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貴久 小山
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Abstract

【課題】精密機械を内蔵する航空機などを整備する際、外面が傷付くことを防止すると同時に、内部の精密機械を電気的要因から保護することが可能な,静電防止吸着シートを提供すること。
【解決手段】所望する素材の一部または全体と吸着する静電防止吸着シートであって、帯電体に滞留している電荷を除電,放電する静電気防止シート14と、一面は上記静電気防止布と接着され,他面は上記素材と吸着できるような吸着機構を有する吸着シート12とを含む。
【選択図】図1

Description

本考案は,所望する素材の一部または全体を覆うシートに関し,より詳細には,静電防止機能を有する静電防止吸着シートに関する。
従前より,航空機などを整備する際,機体を傷付けないような保護機能を有するカバーが必要とされていた。また、上記カバーは,高い摩擦係数を有する必要もあった。例えば,傾斜している機翼部分などを整備する場合、作業者がすべって転落する危険性があるからである。このような要請を満たす保護カバーとして、通常、ゴム製のラバーが用いられている。
一方、航空機の機体の大部分はIC(Integrated Circuit)などの精密機械で構成されているため、静電気など外的に電圧が負荷されることを防止する必要性も高かった。
しかし、上記ゴム製のラバーは一人で持ち運べないほど重いため、取り扱いが煩雑であった。また、上記ラバーは、機体と密着せず剥離してしまう部分もあった。さらに、上記静電気などの電気的要因から保護する機構は備えていという問題もあった。
そこで,本考案は,上記問題に鑑みてなされたものであり,本考案の目的とするところは,精密機械を内蔵する航空機などを整備する際、外面が傷付くことを防止すると同時に、内部の精密機械を電気的要因から保護することが可能な,新規かつ改良された静電防止吸着シートを提供することにある。
上記課題を解決するために,本考案のある観点によれば,所望する素材の一部または全体と吸着するシートであって:帯電体に滞留している電荷を除電,放電する静電気防止シートと;一面は上記静電気防止布と接着され,他面は上記素材と吸着できるような吸着機構を有する吸着シートと;を含むことを特徴とする、静電防止吸着シートが提供される。
係る構成において、上記静電防止吸着シートは、軽量でありかつ複数の保護機能を備えるため、精密機械を内蔵する航空機などを整備する際、準備に手間取ることなく、また作業を安全に遂行することができるよう作用する。
以上説明したように本考案によれば,精密機械を内蔵する航空機などを整備する際、外面が傷付くことを防止すると同時に、内部の精密機械を外部からの電気的要因から保護することが可能な,新規かつ改良された静電防止吸着シートを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら,本考案の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本実施形態にかかる静電防止吸着シートの斜視図である。静電防止吸着シート10は、吸着シート12と、静電気防止シート14を含む。
図2は,本実施形態による静電防止吸着シート10の使用状態を示した図である。航空機20の機翼22に吸着シート12が吸着している。このように使用することで、機翼表面が傷付くことを防止し、かつ内部の精密機械を外部からの電気的要因から保護することができる。
吸着シート12は、アクリルスポンジにより構成されるとしてもよい。アクリルスポンジは柔軟性が高いため、平面だけでなく曲面にも適合することができる。
吸着シート12は、表面に多数の微細孔を有するとしてもよい。上記微細孔を有する吸着シート12が、通気性のない素材に押し付けられると、上記微細孔内に含まれていた空気が排気される。すると、上記微細孔内はほぼ真空状態となり、上記吸着シート12は大気圧により上記素材と吸着することができる。
上記構成により、一度吸着した吸着シート12は、吸着シート12と水平方向に所定の力が加えられても吸着力を維持することができる。したがって、上述したような傾斜を有する面上にも使用可能である。
一方、吸着シート12の鉛直方向に所定の力が加えられると、上記素材と簡単に引き離される。上記微細孔に空気が流入することにより、大気圧による上記吸着力が失われるからである。すなわち、当該吸着シート12は、容易に着脱可能であるといえる。
なお、アルミ、アクリルおよび銅に長時間(72時間)当該シート吸着させても、アルミ、アクリルおよび銅は劣化しないことを試験により確認している。
静電気防止シート14は、帯電体同士が接触することにより生じる放電(静電放電)を防止すべく、吸着シート12の一面に接着されている。現実には、人間が感知できない程度の放電電圧で静電放電が生じる場合がある。しかし、上記静電放電は、ICなど電子部品に致命的な影響(静電破壊など)を与えることも少なくないので、これを防止することは重要である。
静電気防止シート14には導電糸が含まれるとしてもよい。係る構成により,帯電体に滞留した電荷を吸収し、空気中にコロナ放電することができる。すなわち、静電気防止シート14に接触すると、静電気は除去されるので上記静電破壊などを防止することができる。
また、静電気防止シート14に接着された吸着シート12も当然に除電されるので、上記多数の微細孔が塵や埃を寄せ付け、劣化することを防止することもできる。さらに、吸着シートのみでは不十分だった強度を補強することもできる。
なお、上記接着は、接着剤などを用いた接着層を設けることにより実現されるとしてもよい。また、静電気防止シート14は、上記吸着シート12の柔軟性を損なわない程度に変形可能となるよう形成されてもよい。
図3は、他の本実施形態による静電防止吸着シートの斜視図である。上記静電防止吸着シート30は、弾力層36と、保護シート38とをさらに備える。
上記弾力層36は、衝撃に対する緩衝性および/または静電防止吸着シートの鉛直方向に対する柔軟性を有するため、例えば吸着シート12と同様にアクリルスポンジで構成される。
上記弾力層36が衝撃に対する緩衝性を有することにより、接着した素材が物理的に傷付くことから一層保護できる。例えば、工具などの金属が当たっても、損傷を防ぐことができる。また、静電防止吸着シートの鉛直方向に対する柔軟性を有することにより、上記素材表面に多少の凹凸があっても、その凹凸に対応して素材全体に適合できる。
上記保護シート38は、上記微細孔が不使用時に劣化することを防止するためのものである。すなわち、不使用時に吸着シートに吸着させ、使用時に剥がすものである。上記保護シート38は、PET(Polyethylene Terephthalate)で構成されるとしてもよい。PETは、帯電防止性に優れるため塵などを寄せ付けないという点でも有効である。
以上,添付図面を参照しながら本考案の好適な実施形態について説明したが,本考案は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本考案の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,吸着シートの吸着機構は、上述したような多数の微細孔を有する機構に限られず、肉眼で確認できるような吸盤が含まれてもよい。
また、静電防止吸着シートの使用場面は航空機に限らず、特にPC(Personal Computer)など電子機器を包含する機器に有用である。
さらに、電子機器を扱う場面に限らず、体内に静電気が滞留している状態は好ましくないので、部屋のシートなど日常生活のあらゆる場面において使用可能である。
もちろん、強化された保護シートとして、素材の運搬時に包装するために用いるとしてもよい。
本考案は,所望する素材の一部または全体を覆うシートに適用可能である。
本考案の第1の実施形態にかかる静電防止吸着シートの斜視図である。 本実施形態にかかる静電防止吸着シートの使用状態を示した説明図である。 他の本実施形態にかかる静電防止吸着シートの斜視図である。
符号の説明
10、30 静電防止吸着シート
12 吸着シート
14 静電気防止シート
20 航空機
22 機翼
36 弾力層
38 保護シート

Claims (1)

  1. 所望する素材の一部または全体と吸着するシートであって:
    帯電体に滞留している電荷を除電した後,空気中に放電する静電気防止シートと;
    一面は前記静電気防止布と接着され,他面は前記素材と吸着できるような吸着機構を有する吸着シートと;
    を含むことを特徴とする、静電防止吸着シート。
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