JP3120443U - スライド式カッター - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時における安全性を向上させると共に、刃先端部での使用を可能とし、さらには、カッター刃を効率よく使用することができるスライド式カッターを提供する。
【解決手段】カッター刃2を折り取る場合、カッター刃2を係止部材7部分より折溝3に沿って折り取る。すると、カッター刃2′とカバー10′が一体的に折り取られる。この際、カバー10′には、第二切れ目13部分に沿った突片14が形成される。また本体部分のカバー10の先端は突片14により切欠され、かかる切欠部分には、カッター刃2の刃先端部4が露出される。
【選択図】図3

Description

本考案は、使用時における安全性を向上させることができるスライド式カッターに関する。
従来、カッター刃出し入れ式のカッターにおいて、簡単な改良を加えることにより使用時の安全性を高めるカッターがある(例えば特許文献1参照)。
上掲特許文献1のカッターは、カッター刃と、カッター刃を出し入れ可能に保持する枠体と、カッター刃に連結され、枠体に相対移動可能に係合する、カッター刃を出し入れし所定の位置でカッター刃を固定する移動操作部を有するカッターにいて、カッター刃が突き出る枠体の先端に、カッター刃を覆うカバー部材を設け、カバー部材にカッター刃の刃先側に開放する切り込みを設けたことを特徴とする。
実開平6−66570号公報(第1−2頁、図1)
しかしながら、上掲特許文献のカッターは、切り込みがカッターの刃先側に設けられているため、刃先端部での使用が不可能であった。また、カッター刃にカバー部材が被覆されているため、刃先が劣化した刃を折溝に沿って折り取ることができなかった。
そこで本考案は上記の点に鑑み、使用時における安全性を向上させると共に、刃先端部での使用を可能とし、さらには、カッター刃を効率よく使用することができるスライド式カッターを提供することにある。
解決を解決するための手段
上記課題を解決するために、カッター刃をスライド自在に形成したスライド式カッターにおいて、前記カッター刃に、カッター刃を折り取った際、カッターの刃先端部のみを露出させるカバーを被覆させたことを特徴とする。また前記カバーの切れ目は、カッター刃の折溝に沿って設けられる第一切れ目と、かかる第一切れ目に連設された、カッターの刃先端部のみを露出させる第二切れ目とで構成されている。
考案の効果
カッター刃を折り取った際、カッターの刃先端部のみを露出させるカバーを被覆したことにより、カッター刃を折り取った際、露出した箇所は刃先端部のみとなり、使用時における安全性を向上させることができる。また前記カバーの切れ目は、カッター刃の折溝に沿って設けられる第一切れ目と、かかる第一切れ目に連設された、カッターの刃先端部のみを露出させる第二切れ目とで構成されているため、使用中に刃先端部の切れ味が劣化した場合、通常のように刃を折り取ることで、自動的に新しい刃先端部のみが露出される。
以下、本考案のスライド式カッターにおける実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すスライド式カッター1は、スライド式に出し入れ可能なカッター刃2と、かかるカッター刃2をスライドさせる操作部6と、カッター刃2の折溝3に係止される係止部材7と、カッター刃2、操作部6、係止部材7を保持するカッター本体8とで構成されている。
また特に、前記カッター刃2には、図示するように、ナイロン、ビニール、プラスチック等の合成樹脂で形成されているカバー10が被覆されている。前記カバー10は、接着剤、もしくは熱融着等の手法によりカッター刃2に装着されている。なお前記カバー10は、カッター刃2の全体を被覆するものであるが、特に怪我の元になる刃先5周囲を覆うものでもよい。
また前記カバー10には、カッター刃2を折溝3に沿って折り取った際、カッターの刃先端部4のみを露出させる切れ目11が設けられている。前記切れ目11は、カッター刃2の折溝3に沿って設けられる第一切れ目12と、かかる第一切れ目12に連設された、カッターの刃先端部4のみを露出させる第二切れ目13とで構成されている。前記切れ目11は、カッター刃2を折溝3に沿って折り取った際、同時にカバー10が離脱できる状態に施されている。また第一切れ目12は、折溝3に沿って設けられており、カッター刃2の刃先5の略2〜5mm前まで施されている。また第二切れ目13は、任意角度でカッター本体8方向に折曲されており、刃先5の先方まで施されている。
前記カッター刃2を折り取る場合、図3に示すように、カッター刃2を係止部材7部分より折溝3に沿って折り取る。すると、カッター刃2′とカバー10′が一体的に折り取られる。この際、カバー10′には、第二切れ目13部分に沿った突片14が形成される。また本体部分のカバー10の先端は突片14により切欠され、かかる切欠部分には、カッター刃2の刃先端部4が露出される。
本考案のスライド式カッターを使用する場合、図4に示すように、露出した刃先端部4で通常のようにカット作業を行う。なおこの際、怪我のもとになる鋭利な部分は、カッター刃2の先端に露出した刃先端部4のみなので、刃先5により切り傷を負う心配がない。
本考案のスライド式カッターの全体斜視図である。 カッター刃の全体図である。 カッター刃を折り取る状態を示す。 本考案のスライド式カッターの使用状態を示す。
符号の説明
1 スライド式カッター
2 カッター刃
2′ カッター刃
3 折溝
4 刃先端部
5 刃先
6 操作部
7 係止部材
8 カッター本体
10 カバー
10′ カバー
11 切れ目
12 第一切れ目
13 第二切れ目
14 突片

Claims (2)

  1. カッター刃をスライド自在に形成したスライド式カッターにおいて、前記カッター刃に、カッター刃を折り取った際、カッターの刃先端部のみを露出させるカバーを被覆させたことを特徴とするスライド式カッター。
  2. 前記カバーの切れ目は、カッター刃の折溝に沿って設けられる第一切れ目と、かかる第一切れ目に連設された、カッターの刃先端部のみを露出させる第二切れ目とで構成されている請求項1記載のスライド式カッター。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019044210A1 (ja) * 2017-08-29 2019-03-07 オルファ株式会社 カッターナイフ用のブレード

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