JP3119796U - インクジェット記録装置のインク除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回復動作時にノズルから排出されたインクをノズル形成面及び排出インク除去部材から確実に除去し、良好な吐出状態を維持する。
【解決手段】多数のノズル1を有するヘッド2の下面には矩形枠状の保護プレート3がある。クリーニング動作時には、保護プレート3の下面にキヤッピング手段4が取り付けられ、ノズルの近傍に撥水性を有する板状の排出インク除去部材10が配置される。キャッピング手段内を吸引ポンプ6で吸引すると、ノズルから吸い出されたインク7は排出インク除去部材10に回収され、その撥水性により効率良くキャッピング部材4の下部まで流れ落ち、外部に吸い出される。ヘッド2のノズル開口面の清浄性が確保される。
【選択図】図2

Description

本考案は、インクジェット記録装置のインク吐出性能を維持するために、記録動作開始前や記録動作終了後等にノズルからインクを吸引して要所に排出させる機能を備えたインク除去装置に関するものである。
従来のインクジェット記録装置としては、非印字時にヘッドノズル面を封止する箱型のカバーであるキヤッピング手段と、キヤッピング手段内にインクを吸引する吸引ポンプと、吸引ポンプによるインクの吸引排出後にノズル面を清掃するワイピング手段とを有するクリーニング機構を具備したものが一般的である。そして、常に適切なインク吐出状態を維持するため、記録動作開始前や終了後にノズル内のインクを状態に応じて適量排出し、その後にゴム材料などで作られたワイビングブレードでノズルを拭払う回復動作が行われる。
この動作によってノズル形成面に付着したインクや塵などを取り除くことが出来ない場合には、ノズル形成面に残存したインクや塵等が記録動作時にインク飛行曲がりやインク不吐出を発生させる原因となる虞がある。また、ノズル形成面を保護する枠状の部材をノズル形成面の周辺に具備した構造のヘッドが存在するが、この保護部材をキャップ時にキャッピング手段が接触する接触面として利用している場合には、排出インクの残留によりキャッピング手段の汚染や性能の低下が生じていた。
そこで、これらの問題を解決するため、クリーニング動作必要時にはヘッドノズル面の近傍に排出インク除去部材を配置し、排出されたインクを当該部材の毛管力や親水性を利用してノズル形成面から除去する方法が取られていた。
例えば、図5及び図6に示す下記特許文献1記載のインクジェット記録装置においては、多数のノズル1が所定間隔で列設されたヘッド2を有しており、このヘッド2のノズル面には矩形枠状のヘッド表面保護プレート3が設けられている。そして、記録動作開始前等のクリーニング動作時には、クリーニング機構のキヤッピング手段4の開口部がヘッド表面保護プレート3の下面に密着してヘッド2のノズル面を封止し、キヤッピング手段4内ではノズル1の下方に排出インク除去部材5が近接して設けられる。この排出インク除去部材5は、ノズル1の列設方向を長手方向とする矩形板状の部材でノズル1側の上縁部が櫛歯部分Aとされており、ノズル1の径と同等の間隔をおいて一対の排出インク除去部材5,5が平行に配置されている。
そして、吸引ポンプ6が駆動してキヤッピング手段4内を吸引し、インク7をノズル1から引き出すと、引き出されたインク7は前記排出インク除去部材5に移行し、前記排出インク除去部材5の櫛歯部分Aや、一対で配置されたことにより設けられた隙間部分の毛管力により、ノズル形成面から除去されることとなる。
その他、特許文献2においても、インク吸引時にノズルの下方近傍に設ける排出インク除去部材に毛管力を付与するための構造が開示されている。
その他、特許文献3には、ノズルから吸引したインクをノズル形成面から効率的に除去するために、インク吸引時にノズルの下方近傍に設ける排出インク除去部材に親水性を付与するための構造が開示されている。
これらの方式によれば、通常の回復動作時には、ヘッドノズルから排出されたインクをノズル形成面から効率良く除去することが可能であると可能と考えられていた。
特開平11-309871 号公報 特開平11-342632 号公報 特開平2004-106433 号公報
以上説明したように、排出インク除去部材によってノズル面から除去されたインクは、キャッピング手段の下方向からの負圧力などにより効率良く取り除かれなければならないが、前記特許文献1乃至3に記載したような排出インク除去部材に毛管力や親水性を付与した構造では、排出インク除去部材の大きな毛管力や親水性のために排出インク除去部材上にインクが停滞し易くなり、その結果、堆積したインクの溶媒成分が蒸発することで粘度が上昇し、さらに排出が困難になると共に排出インク除去部材の性能が低下し、良好な回復動作の妨げになるという問題があった。
また、未使用状態で長期間放置した後の回復動作では、多量のインクの排出が必要になるが、そのような場合には排出インク除去部材の毛管力や親水性がかえって排出インクの流れの抵抗となり、結果として排出インク除去が十分に行えなかった。
本考案は以上説明したようなインクジェット記録装置における課題を解決するためになされたものであり、回復動作時にノズルから排出されたインク量を問わず、排出インクをノズル形成面より確実に除去し、かつ排出インク除去部材上に排出インクが残留することなく、良好な吐出状態を維持し続けられる排出インク除去部材を具備したインク除去装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載されたインクジェット記録装置のインク除去装置は、
複数のノズルが開口したヘッド本体のノズル形成面に着脱可能に取り付 けられて前記ノズルを封止するキャップ部材と、前記キャップ部材の内部を吸引する吸引手段と、前記キャップ部材の内部に前記ノズル形成面と非接触で設けられて前記ノズルから流出するインクを前記ノズル形成面から前記キャップ部材の底部に導く排出インク除去部材とを有するインクジェット記録装置のインク除去装置において、
前記排出インク除去部材に撥水性を付与したことを特徴としている。
請求項2に記載されたインクジェット記録装置のインク除去装置は、請求項1記載のインクジェット記録装置のインク除去装置において、
前記排出インク除去部材の前記ノズルに対面する上端縁が、前記ノズルの配置方向に沿って連続的な直線的外形を有する単一の板状部材からなることを特徴としている。
請求項3に記載されたインクジェット記録装置のインク除去装置は、請求項1記載のインクジェット記録装置のインク除去装置において、
前記排出インク除去部材が、前記ノズルの配置方向に対して軸線を平行に配置された単一の円柱部材であることを特徴としている。
本発明によれば、インクジェット記録装置の長期間休止後等に、ノズル回復動作時等にノズルの近傍に配置される排出インク除去部材に撥水性を設けたので、ノズル回復動作時等にノズルから吸引されたインクは、排出インク除去部材上での流れがスムーズになり、排出インク除去部材上に停滞することなく容易に取り除かれる。
以下、インクジェット記録装置におけるインク除去装置の第1実施形態(第1例)を図1〜図3を参照して説明する。
第1例のインクジェット記録装置は、多数のノズル1が下面のノズル面に所定間隔で列設された直方体状のヘッド2を有している。このヘッド2のノズル面には矩形枠状のヘッド表面保護プレート3が設けられている。そして、記録動作開始前等のクリーニング動作時には、ヘッド2のノズル面の側(すなわちヘッド表面保護プレート3の下面)にインク除去装置が取り付けられる。このインク除去装置は、非印字時にヘッド表面保護プレート3の下面に密着してヘッド2のノズル面を封止する上面が開口した箱型のカバーであるキヤッピング手段4と、キャッピング手段4内にインク7を吸引する吸引ポンプ6と、キャッピング手段4内においてノズル1の下方に設けられた排出インク除去部材10とを有している。
排出インク除去部材10は板状部材であって、ヘッド2のノズル1の形成面と非接触となるように、かつその厚さ方向がノズル1の径方向と一致して、インクの吐出方向と板面が平行となるように配置されている。特に本例では、排出インク除去部材10は撥水性を有しており、その厚さは0.2mm程度である。
これにより、排出インク量に関係なく(特に、多量のインク排出時においても)、排出インク7をヘッド表面保護プレート3などへ拡散させる事無く、ノズル1の形成面からの確実なインク除去が可能となる。
また、図3(a)〜(c)に示すように、排出インク除去部材10に回収されたインク7は排出インク除去部材10の撥水性により効率良くキャッピング部材4の下部まで流れ落ち、さらに排出インク除去部材10上に排出インク7が僅かに残存した場合でも吸引ポンプ6によりキャッピング部材4内に発生する負圧力で確実に取り除くことができる。いずれにしても、排出インク除去部材10上に残留インクがなく常に清浄な状態を保つことが可能である。また、図3(c)に示すように、ノズル1の開口部から若干内方に入った部分までインク7が吸引除去されてノズル1の開口ではインク7が凹状態となるので、ヘッド2のノズル開口面の清浄性が確保されることとなる。
このように、第1例のインク除去装置の排出インク除去部材10によれば、ヘッド2のノズル形成面、ヘッド表面保護プレート3の下面、排出インク除去部材10、キャッピング部材4のいずれをも常に清浄に保つことが可能となり、ノズル1による良好な吐出状態を持続することができる。
インクジェット記録装置におけるインク除去装置の第2実施形態(第2例)を図4を参照して説明する。
第2例では、排出インク除去部材20の形状、構造が第1例と異なる他、は第1例と同一である。第2例の排出インク除去部材20は、図4に示すように、撥水性を付与した直径0.2mm程度の円柱部材である。第2例によっても第1例と同等の効果が得られる。
第1実施形態の正面図である。 第1実施形態の側面断面図である。 第1実施形態の拡大した側面断面図においてインクの吸引状態を連続して示す図である。 第2実施形態の側面断面図である。 従来例の正面図である。 従来例の側面断面図である。
符号の説明
1 ノズル
2 ヘッド
3 ヘッド表面保護プレート
4 キャッピング手段
6 吸引ポンプ
7 インク
10,20 排出インク除去部材

Claims (3)

  1. 複数のノズルが開口したヘッド本体のノズル形成面に着脱可能に取り付けられて前記ノズルを封止するキャップ部材と、前記キャップ部材の内部を吸引する吸引手段と、前記キャップ部材の内部に前記ノズル形成面と非接触で設けられて前記ノズルから流出するインクを前記ノズル形成面から前記キャップ部材の底部に導く排出インク除去部材とを有するインクジェット記録装置のインク除去装置において、
    前記排出インク除去部材に撥水性を付与したことを特徴とするインクジェット記録装置のインク除去装置。
  2. 前記排出インク除去部材の前記ノズルに対面する上端縁が、前記ノズルの配置方向に沿って連続的な直線的外形を有する単一の板状部材からなることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置のインク除去装置。
  3. 前記排出インク除去部材が、前記ノズルの配置方向に対して軸線を平行に配置された単一の円柱部材であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置のインク除去装置。
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