JP3119437U - 除雪汎用プラウのブレード部の素材 - Google Patents
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Abstract
【課題】除雪作業における、ブレード部の雪面との滑り効果の向上、氷塊との摩擦による損傷を軽減、また、冬季の道路上に凍結防止を目的とする、氷解剤(塩化カルシウム)散布による、ブレード排雪面側に生じる腐食を抑えることができ、維持管理費用が軽減できる。
【解決手段】ブレード部の素材に着目し、従来の単一圧延鋼板からステンレスクラッド鋼板(複合クラッド鋼板)を加工し、ブレード素材とする除排雪用プラウのブレード。
【選択図】図3
【解決手段】ブレード部の素材に着目し、従来の単一圧延鋼板からステンレスクラッド鋼板(複合クラッド鋼板)を加工し、ブレード素材とする除排雪用プラウのブレード。
【選択図】図3
Description
本考案は、除雪汎用プラウの前進方向先端部に取付ける、アタッチメントである、ブレードの素材に関するものである。
従来、除雪汎用プラウの前進方向先端には、目的別に各種アタッチメントが用意されるが、その中でも、除雪ブレードは冬季において、多用されるアタッチメントであり、その素材は単一素材であり、圧延鋼板材を基に羽状に左右対称に加工製作される。
しかし、ブレード部は雪面との摩擦、氷塊との摩擦、道路上に散布される氷解剤(塩化カルシューム)により、徐々に摩滅、損傷、腐食を生じ、一シーズンの使用の結果、翌年の冬季にはブレード板としての、機能の維持、剛性に影響がでるばかりか、安全な除排雪には問題がある。
冬季の除雪作業に際し、前述の課題を解決するため、種々の提案がなされているが、いずれもブレード部に、耐腐食性に優れた塗料の塗布が主流であり、ブレード圧延鋼板材への一過的な保護皮膜の生成を目的として、汎用塗布されているが、塗料の厚さ、塗料の塗布量、塗料の材質、塗料の品質により、ブレード部の保護という点において、大きなバラツキがあり、ブレード部の耐久性に支障をきたすなど欠点がある。
前記、課題を解決するため、本考案に係る技術的手段として、ブレード部の素材に着目し、従来の単一圧延鋼板からステンレスクラッド鋼板(複合クラッド鋼板)を加工し、ブレード素材とする製作方法を特徴とする。
ステンレスクラッド鋼板は、二層になっており、片面はステンレス素材、もう一方の面は圧延鋼板を素材としており、二層構造により形成されて、JIS規格を準拠した、ステンレス面では、圧延鋼材に比較して、耐薬品性、耐摩滅性又、排雪面の滑り効果の向上を獲得できる特徴を有する。
なお、ステンレスクラッド鋼板の特徴を活かし、ブレード排雪面側をステンレス素材が面し、排雪に関与しない裏面側を圧延鋼板素材になるように加工製作する。
本考案によると、除雪汎用プラウのブレード排雪側面に、ステンレス素材が接することから、除雪作業における、ブレード部の雪面との滑り効果の向上、氷塊との摩擦による損傷を軽減、また、冬季の道路上に凍結防止を目的とする、氷解剤(塩化カルシューム)散布による、ブレード排雪面側に生じる腐食を抑えることができる。
また、従来、ブレード部には毎年冬季除雪シーズン前に施す、塗料の塗布作業は必要としなくなり、維持管理費用が軽減できた。
以下、本考案の実施形態を図を参照して説明する。図1には、本考案に係る、除雪汎用プラウ車両の全体側面Xが示されており、前進方向前部に除雪ブレード部Yが装着されており、本考案はこのブレード部に関する考案である。
また、図2には、本考案、ブレード部の正面図1、側面図2の全体図が示されており、左右対称のブレード11、12があることを示すものである。
本考案に係る、ブレード素材構造であるが、図3により説明すると、ステンレスクラッド鋼板(複合クラッド鋼板)は、左右のブレード11、12の全体素材を構成し、素材断面の拡大図Aにみるように、排雪面となる面はステンレス素材33、裏面は圧延鋼材44の二層構造となっている。
本考案における、除雪汎用プラウのブレード部素材構造に、ステンレスクラッド鋼板(複合クラッド鋼板)を取入ることにより、加工製作したブレード部は、耐摩滅、耐薬品効果等が獲得でき、維持管理が簡便であり、しかも、管理コスト削減が確実に獲得実現できる。
なお、従来の単一圧延鋼板のみにて加工・製作するブレードと、ステンレスクラッド鋼板(複合クラッド鋼板)による加工・製作を比較しても、その製作過程、加工時間いずれも変わらず、製作作業時間に変化はなかった。
A ブレード素材構造を示す拡大断面図
X 除雪汎用プラウの車両全体側面図
Y 除雪汎用プラウに装着されたブレード部の側面図
1 ブレード部の正面図
2 ブレード部の側面図
11 前進方向左側ブレード
12 前進方向右側ブレード
33 ブレード複合クラッド鋼板素材のステンレス素材
44 ブレード複合クラッド鋼板素材の圧延鋼板素材
X 除雪汎用プラウの車両全体側面図
Y 除雪汎用プラウに装着されたブレード部の側面図
1 ブレード部の正面図
2 ブレード部の側面図
11 前進方向左側ブレード
12 前進方向右側ブレード
33 ブレード複合クラッド鋼板素材のステンレス素材
44 ブレード複合クラッド鋼板素材の圧延鋼板素材
Claims (1)
- 作業用車両を除雪汎用プラウとして使用する際、除排雪ブレード部において、左右のブレード排雪板に付着する雪及び氷に対して、付着しにくい滑面機能の獲得、及び冬季路面に使用する氷解剤から、耐腐食の高い機能を有することを特徴とした、ステンレスクラッド鋼板を素材とするブレード部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005007717U JP3119437U (ja) | 2005-08-23 | 2005-08-23 | 除雪汎用プラウのブレード部の素材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005007717U JP3119437U (ja) | 2005-08-23 | 2005-08-23 | 除雪汎用プラウのブレード部の素材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3119437U true JP3119437U (ja) | 2006-03-02 |
Family
ID=43469664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005007717U Expired - Fee Related JP3119437U (ja) | 2005-08-23 | 2005-08-23 | 除雪汎用プラウのブレード部の素材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3119437U (ja) |
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2005
- 2005-08-23 JP JP2005007717U patent/JP3119437U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
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