JP3119111B2 - Dc/dcコンバータ - Google Patents

Dc/dcコンバータ

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JP3119111B2 JP07083961A JP8396195A JP3119111B2 JP 3119111 B2 JP3119111 B2 JP 3119111B2 JP 07083961 A JP07083961 A JP 07083961A JP 8396195 A JP8396195 A JP 8396195A JP 3119111 B2 JP3119111 B2 JP 3119111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DC/DCコンバータ
に係わる。
【0002】
【従来の技術】DC/DCコンバータは、ある直流の入
力電圧を異なる直流電圧に変換して出力する装置であ
り、様々な用途に使用されている。この出力電圧は、所
定値に安定している必要があり、また、携帯端末などへ
搭載する場合を考慮すると、その消費電力を出来るだけ
小さくすることが要求される。
【0003】図5は、従来のDC/DCコンバータの一
例の概略構成図である。同図に示すDC/DCコンバー
タは、入力電圧Vinを出力電圧Vout に変換する。パル
ス周波数変調器101は、出力電圧Vout をフィードバ
ック信号として受信し、その電圧に基づいた周波数でオ
ン時間一定のパルス信号を出力する。ドライバ102
は、パルス周波数変調器101から受信したパルス信号
に従ってオン・オフ制御信号を出力する。スイッチング
素子103は、ドライバ102が出力するオン・オフ制
御信号によりスイッチングを行う。
【0004】スイッチング素子103をオン状態にする
と、スイッチング素子103を流れる電流はコイルLを
介して流れ、コンデンサCおよび出力側に電力が供給さ
れて出力電圧Vout が上昇する。したがって、出力電圧
out が低下した場合には、パルス周波数変調器101
は、スイッチング素子103をオン状態にするような制
御信号を出力して出力電圧Vout を一定に保つように制
御する。
【0005】図6は、パルス周波数変調器101の出力
を示す図である。この例では、パルス信号(H状態とな
っている部分)がスイッチング素子103をオン状態に
するものとする。
【0006】DC/DCコンバータの出力電圧Vout
基準値を保っている期間は、パルス周波数変調器101
は、図6(a) に示すように、比較的低い周波数でパルス
を出力するか、あるいは全くパルスを出力しない状態で
ある。一方、出力電圧Voutが基準値以下になると、パ
ルス周波数変調器101は、図6(b) に示すように、パ
ルス周波数を高くして、スイッチング素子103がオン
状態となる頻度を増加させることによって出力電圧V
out を上昇させようとする。DC/DCコンバータはこ
のようにして出力電圧Vout を一定の値に保つ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、DC/DC
コンバータを例えば携帯端末等に搭載して使用する場合
には、端末の動作時間を長くするために、その消費電力
を出来るだけ小さくすることが要求される。しかしなが
ら、上述した従来のDC/DCコンバータでは、低消費
電力化が十分でなかった。
【0008】すなわち、携帯端末を考慮すると、必然的
にDC/DCコンバータを小型化することになるが、こ
の場合、上記コンデンサCおよびコイルLを小型化しな
ければならない。この結果、スイッチング素子103を
制御するための発振器の動作周波数を高くする必要が生
じる。特に、出力電圧Vout が基準値以下になり、図6
(b) に示すように、パルス周波数を高くする場合には、
その周波数は発振器の動作周波数と同じ数100KHz 程
度になる。このように、発振器の動作周波数を高くする
と、1つのパルスで供給できる電力量が小さくなるの
で、所定量の電力を供給するために多数回のスイッチン
グが行われるが、このスイッチング動作(スイッチング
素子103をオン・オフさせること)は損失が大きく変
換効率を悪化させる。
【0009】また、上記構成では、DC/DCコンバー
タに対して発振器(パルス周波数変調器101)が不可
欠となるが、この発振器は常に動作状態にあるので、こ
のことも消費電力の低下を妨げている。
【0010】さらに、上述のようにパルス周波数を変動
させると、出力電圧Vout のリップルが不定となり、放
射ノイズやこのDC/DCコンバータに接続される負荷
の電源系ノイズの帯域が広がってしまうので、その除去
が困難になる。
【0011】このように、従来のDC/DCコンバータ
は、低消費電力化が十分ではなく、また、ノイズ帯域が
広いという問題があった。本発明は、上記問題を解決す
るものであり、DC/DCコンバータを低消費電力化し
て変換効率を向上することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のDC/DCコン
バータは、スイッチング手段を制御することによってコ
イル電流を変化させ出力を制御する構成を前提とし、以
下の手段を有する。
【0013】出力値監視手段は、例えばコンパレータで
あり、DC/DCコンバータの出力値の1つとして例え
ば出力電圧を監視し、その値が基準値になったときに第
1の信号を出力する。
【0014】電流監視手段は、コイル電流を監視し、そ
のコイル電流が第1の電流値になったときに第2の信号
を出力し、そのコイル電流が第2の電流値になったとき
に第3の信号を出力する。第2の電流値は、第1の電流
値よりも小さく、例えば0である。また、電流監視手段
は、たとえば、ヒステリシスコンパレータまたは2個の
コンパレータで構成する。
【0015】制御手段は、上記第1の信号を受信したと
きに上記スイッチング手段をオン状態とするとともに上
記出力値監視手段の出力を受け付けないようにし、上記
第2の信号を受信したときに上記スイッチング手段をオ
フ状態とし、上記第3の信号を受信したときに上記出力
値監視手段の出力を受け付けるようにする。
【0016】
【作用】本発明のDC/DCコンバータは、出力値監視
手段がDC/DCコンバータの出力値(出力電圧)を監
視し電力供給を必要とするか否かを判断する。そして、
電力供給が必要である場合は、その旨を第1の信号を用
いて制御手段へ通知し、制御手段がスイッチング手段を
オン状態にすることで出力側へ電力を供給する。このと
き、制御手段は、出力値監視手段の出力を受け付けない
モードに移る。
【0017】スイッチング手段がオン状態となるとコイ
ル電流が増加してゆく。そして、このコイル電流が第1
の電流値に達すると、電流監視手段がその旨を第2の信
号を用いて制御手段へ通知し、制御手段がスイッチング
手段をオフ状態にする。その後、コイル電流が減少して
第2の電流値に達すると、制御手段は、出力値監視手段
の出力を受け付けるモードに戻り、電力供給が必要が否
かを示す信号の入力を待つ。
【0018】このように、電力供給サイクルは、出力値
が基準値に達したときに開始され、コイル電流が第1の
電流値まで上昇した後に第2の電流値に戻ったときに終
了するが、このサイクル期間は、制御手段が出力値監視
手段の出力を受け付けないモードになっているので、出
力値が変化した場合においてもこのサイクルが中断され
ることはない。
【0019】上記電力供給サイクルの周期は、電流監視
手段に対して設定する第1および第2の電流値等をパラ
メータとして決めることができる。したがって、最小限
のスイッチング回数で必要な電力を供給するようにその
周期を決めることができる。また、上記サイクルは自励
発振であり、発振器を設ける必要はない。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は、本発明の一実施例のDC/D
Cコンバータの構成図である。同図に示すDC/DCコ
ンバータは、直流入力電圧Vinを出力電圧Vout に変換
する。
【0021】スイッチング素子1は、pチャネルのパワ
ーMOSトランジスタであり、そのゲート端子に「H」
が入力されたときにオン状態となる。そして、一方の端
子に入力電圧Vinが接続され、他方の端子にダイオード
DのカソードおよびコイルLが接続されている。ダイオ
ードDのアノードは接地されている。コイルLの他端は
抵抗Rsensを介して出力端子に接続される。また、出力
端子は、コンデンサを介して接地されている。
【0022】コンパレータ2は、その+入力に基準電圧
ref が印加され、その−入力には出力電圧Vout を抵
抗R1 およびR2 で分圧した比較電圧V1 が印加され
る。そして、その比較結果を制御回路4に対して出力す
る。
【0023】コンパレータ3は、比較レベルを2つ持つ
ヒステリシスコンパレータ(またはウィンドウコンパレ
ータ)であり、抵抗Rsensにおける電圧降下をモニタす
る。ここで、抵抗Rsensを流れる電流は、コイルLを流
れるコイル電流IL であるので、コンパレータ3は、コ
イル電流IL をモニタすることになる。コンパレータ3
の2つの比較レベルは、コイル電流に換算してILPおよ
びILB(ILP>ILB)として設定する。そして、コイル
電流IL が増加してILPを越えると「H」を出力し、そ
の後、コイル電流IL がILBまで減少すると「L」を出
力する。この出力は、制御回路4に転送される。なお、
上記2つの比較レベルの設定は、設定電圧VS を用いて
コンパレータ3内で行うが、コンパレータ3の外部で2
つの比較電圧を生成するようにしてもよい。
【0024】制御回路4は、コンパレータ2および3か
ら受信する信号に基づいてスイッチング素子1のオン・
オフ状態を制御する。具体的には、以下の手順でスイッ
チング素子1を制御する。 コンパレータ2の出力が「L」から「H」に変化し
たときにスイッチング素子1をオン状態にする。 上記の後に、コンパレータ2の出力信号を受け付
けないモードに切り換える。すなわち、ゲート回路、ラ
ッチ回路等を用い、コンパレータ2の出力が変化したと
しても、その変化が制御回路自身に影響を及ぼさないよ
うに設定する。 上記の後に、コンパレータ3の出力が「L」から
「H」に変化したときにスイッチング素子1をオフ状態
にする。 上記の後に、コンパレータ3の出力が「H」から
「L」に変化したときにコンパレータ2の出力信号を受
け付けるモードに切り換える。
【0025】上記構成のDC/DCコンバータの動作を
図2のタイムチャートを参照しながら説明する。尚、こ
こでは、コンパレータ3の比較レベルILBを0として説
明する。したがって、コンパレータ3は、コイル電流I
L がILPから減少して0になったときに、その出力を
「H」から「L」へ変化させる。
【0026】出力電圧Vout が所定の値以上である期間
は、比較電圧V1 は基準電圧Vrefよりも高く、コンパ
レータ2の出力は「L」となり、制御回路4の出力も
「L」となるので、スイッチング素子1はオフ状態とな
っている。このとき、コイル電流IL は流れていない。
【0027】出力電圧Vout が低下し、時刻T1 におい
て比較電圧V1 が基準電圧Vref よりも低くなると、コ
ンパレータ2の出力は「L」から「H」へと変化する。
制御回路4は、この信号を受信すると、上記および
の動作を行う。すなわち、制御回路4は、「H」を出力
してスイッチング素子1をオン状態にするとともに、以
後のコンパレータ2の出力信号を受け付けないようにす
る。
【0028】スイッチング素子1がオン状態になると、
コイル電流IL が流れはじめる。このコイル電流I
L は、dIL /dt=(Vin−Vout )/Lに従ってラ
ンプアップしていく。そして、時刻T2 において、コイ
ル電流IL がコンパレータ3の比較レベルILPに達する
と、コンパレータ3の出力は、「L」から「H」へ変化
する。
【0029】制御回路4は、この信号を受信すると、上
記の動作を行う。すなわち、制御回路4は、「L」を
出力してスイッチング素子1をオフ状態にする。スイッ
チング素子1がオフ状態になると、入力側からの電力の
供給が停止するので、コイル電流IL は、dIL /dt
=−Vout /Lに従ってランプダウンしていく。そし
て、時刻T3 において、コイル電流IL がコンパレータ
3の比較レベルILBに達すると、すなわちコイル電流I
L が0になると、コンパレータ3の出力は「H」から
「L」へ変化する。制御回路4は、この信号を受信する
と、上記の動作を行う。すなわち、制御回路4は、コ
ンパレータ2の出力信号を受け付けるモードに戻る。こ
のようにして、時刻T1 〜T3 において1周期の電力供
給サイクルが実行される。
【0030】制御回路4は、上記電力供給サイクルが終
了すると、さらに電力供給をする必要があるか否かをチ
ェックする。すなわち、コンパレータ2の出力信号に基
づいて、出力電圧Vout が所定値に回復したか否かを調
べる。ここでは、時刻T3 において、出力電圧Vout
所定値まで回復せず、比較電圧V1 が基準電圧Vref
りも低く、コンパレータ2の出力が「H」のままである
ので、上記電力供給サイクルを繰り返す。
【0031】時刻T3 〜T5 において、時刻T1 〜T3
と同じ上記電力供給サイクルを実行すると、制御回路4
は、時刻T5 で再びさらに電力供給をする必要があるか
否かをチェックする。時刻T5 では、出力電圧Vout
所定値まで回復し、比較電圧V1 が基準電圧Vref より
も高くなり、コンパレータ2の出力が「L」に戻ってい
るので、上記電力供給サイクルは実行しない。したがっ
て、コイル電流IL は以後0となる。
【0032】このように、この実施例のDC/DCコン
バータは、出力電圧Vout が所定値よりも低下したとき
に電力供給サイクルを実行するが、各サイクルは中断さ
れることはなく、コイル電流IL が0になった後に次の
サイクルを実行するか否かが決定される。この電力供給
サイクルの周期Tは、(1) 式によって算出される。
【0033】
【数1】
【0034】(1) 式に示すように、電力供給サイクルの
周期Tは、コンパレータ3の比較レベルILP、コイルL
の定数、入力電圧Vin、出力電圧Vout によって決ま
る。ここで、出力電圧Vout は負荷によって変動する
が、その変動は出力電圧Vout の値に比べれば小さいの
で、上記(1) 式においてほぼ定数とみなすことができ
る。したがって、上記パラメータを適切に選ぶことによ
って周期Tを任意に設定することができる。
【0035】周期Tを長くすれば、1サイクルで供給す
る電力量が増加するので、出力電圧の低下を補うために
所定量の電力を供給するときに、少ない回数の電力供給
サイクルでよく、スイッチング素子1のオン・オフ動作
の回数が減るので、スイッチング素子1における損失が
小さくなり、変換効率が向上する。ただし、周期Tをさ
らに長くした場合には、出力電圧のリップルが大きくな
ってしまうので好ましくない。したがって、周期Tは、
変換効率と出力電圧のリップルの大きさとの兼合いで決
められる。
【0036】ところで、従来技術として示したPFM (パ
ルス周波数変調)方式によるDC/DCコンバータで
は、出力側に軽負荷から重負荷までが接続されることを
考慮すると、重負荷に対応するために周波数を高くする
必要があるので、1パルスの時間は非常に短い。そし
て、軽負荷のときには、パルス発生頻度(パルス周波
数)は低下するものの、1パルスの時間は重負荷のとき
と同じである。したがって、1パルスによって供給され
る電力は小さい。
【0037】一方、本実施例のDC/DCコンバータで
は、電力供給サイクルの周期を任意に決定できるので、
接続される負荷が軽く、出力電圧Vout が所定値以下に
なったときに、少ない回数(たとえば、1回)の電力供
給サイクルを実行することによって出力電圧Vout を回
復できるように各パラメータを選べば、必要な電力を供
給するために発生するスイッチング回数を少なくするこ
とができ、損失が小さくなる。
【0038】図3は、所定電力を供給する場合に、本実
施例の方式と従来のPFM 方式とを比較した図である。同
図に示すように、本実施例のDC/DCコンバータは、
PFM方式と比べて、少ないスイッチング回数で同じ電力
を供給している。
【0039】このように、本実施例のDC/DCコンバ
ータは、特に、出力電圧Vout が所定値以下になったと
きに、少ない回数の電力供給サイクルを実行することに
よって出力電圧Vout を回復できるような軽負荷が接続
される場合に変換効率の点で有利である。したがって、
軽負荷に対して本実施例の方式で電圧変換を行い、重負
荷に対しては、PWM (パルス幅変調)方式で変換を行う
DC/DCコンバータへの応用が有用となる。
【0040】また、上述したように、電力供給サイクル
の周期を予め設定することができ、そのサイクルは中断
されることはなく、コイル電流IL は各サイクルの終了
時に所定値(上述の例では0)に戻るので、コイル電流
L の波形(供給電流波形)は、図2または図3に示す
ように、常に一定である。このため、出力電圧Vout
リップルは一定となり、ノイズ帯域は狭くなる。したが
って、ノイズの除去が容易である。
【0041】さらに、本実施例のDC/DCコンバータ
は、上記パラメータによって定まる固有の周期で自励発
振するので、発振器を設ける必要がない。この点におい
ても消費電力を低下させることができ、変換効率の向上
に寄与する。
【0042】また、上記実施例のDC/DCコンバータ
においては、供給可能な最大負荷電流は、ILP/2とな
る。ただし、コンパレータ3の比較レベルとしてILB
0以外の値に設定した場合には、最大負荷電流は、(I
LP+ILB)/2となる。このように、コンパレータ3の
比較レベルILP(およびILB)を設定することによっ
て、最大負荷電流が一意に決まるので、負荷に異常が発
生するなどして過電流状態になったときに、スイッチン
グ素子1およびコイルLなどの破壊を防ぐことができ
る。すなわち、別回路を設けることなく、垂下型の過電
流保護機能を実現できる。
【0043】図4は、本発明の他の実施例のDC/DC
コンバータの構成図である。図4において、図1で使用
した符号と同じ符号は、同じものを示す。図4におい
て、コンパレータ5および6は、それぞれ比較レベルI
LP、ILBが設定されている。そして、コンパレータ5
は、コイル電流IL が比較レベルILPよりも大きくなっ
たときに「H」レベルを出力し、コンパレータ6は、コ
イル電流IL が比較レベルILBよりも小さくなったとき
に「L」レベルを出力する。
【0044】制御回路7は、コンパレータ2、5、6か
ら受信する信号に基づいてスイッチング素子1のオン・
オフ状態を制御する。具体的には、下記〜による制
御を実行する。 上記およびの動作を行う。 上記の後に、コンパレータ5の出力が「L」から
「H」に変化したときにスイッチング素子1をオフ状態
にする。 上記の後に、コンパレータ6の出力が「H」から
「L」に変化したときにコンパレータ2の出力信号を受
け付けるモードに切り換える。
【0045】図4に示す構成では、ヒステリシスコンパ
レータを用いる必要はない。また、ダイオードDのかわ
りに、MOSトランジスタ等のスイッチング素子を用い
る同期整流型のDC/DCコンバータの場合は、そのス
イッチング素子を制御するための信号をとして、コンパ
レータ6の出力を利用することができる。
【0046】なお、上記実施例においては、一実施例と
して降圧型のDC/DCコンバータを採り上げて説明し
たが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、た
とえば、昇圧型DC/DCコンバータおよび反転型DC
/DCコンバータにも適用することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、電力供給サイクルの周
期を所望の値に設定することによって最低限のスイッチ
ング回数で必要な電力を供給することができるので、損
失が小さくなり、変換効率が向上する。また、発振器が
不要なので、さらに消費電力が小さくなる。
【0048】供給電流波形が一定となるので、出力電圧
のリップルも一定となり、ノイズの帯域が狭くなるの
で、その除去が容易になる。さらに、供給電流の最大値
が自動的にきまるので、負荷に過電流が流れる状態にな
ったときに、DC/DCコンバータの各素子を保護する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のDC/DCコンバータの構
成図である。
【図2】本実施例のDC/DCコンバータの動作を説明
するタイムチャートである。
【図3】所定電力を供給する場合に、本実施例の方式と
従来のPFM 方式とを比較する図である。
【図4】本発明の他の実施例のDC/DCコンバータの
構成図である。
【図5】従来のDC/DCコンバータの一例の概略構成
図である。
【図6】図5のDC/DCコンバータのパルス周波数変
調器の出力を示す図である。
【符号の説明】
1 スイッチング素子 2 コンパレータ 3 コンパレータ(ヒステリシスコンパレータ) 4 制御回路 5 コンパレータ 6 コンパレータ 7 制御回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング手段、該スイッチング手段
    に接続するコイル、および出力端子を含み、上記スイッ
    チング手段を制御することにより上記コイルを介して流
    れるコイル電流を変化させて上記出力端子に生成される
    出力電圧を制御するDC/DCコンバータであって、 上記出力電圧がある基準電圧よりも低くなっている期間
    に第1の信号を出力する電圧監視手段と、 上記コイル電流が増加して第1の電流値に達したときに
    第2の信号を出力し、そのコイル電流が上記第1の電流
    値よりも低い第2の電流値にまで低下したときに第3の
    信号を出力する電流監視手段と、 上記第1〜第3の信号に基づいて上記スイッチング手段
    を制御する制御手段とを有し、 上記制御手段は、 上記第1の信号を受信したときは、上記第2の信号を受
    信するまで上記スイッチング手段を継続的にオン状態に
    制御すると共に、以降、上記第3の信号を受信するまで
    の期間は上記電圧監視手段の出力を無視する動作モード
    で動作し、 上記第2の信号を受信したときは、上記第3の信号を受
    信するまで上記スイッチング手段を継続的にオフ状態に
    制御し、 上記第3の信号を受信したときは、上記電圧監視手段の
    出力を受け付ける動作モードに戻ることを特徴とするD
    C/DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 上記電流監視手段を、ヒステリシスコン
    パレータで構成することを特徴とする請求項1に記載の
    DC/DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 上記電流監視手段を、2つのコンパレー
    タで構成することを特徴とする請求項1に記載のDC/
    DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 上記第2の電流値を0とすることを特徴
    とする請求項1に記載のDC/DCコンバータ。
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